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Heart Captor
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2004/12/28のBlog
チアリーディング部の練習風景から始まります。さくらはなぜチアリーディング部なのでしょうか?大方の想像通り私も魔法の杖を使うためだと思います。もしそうだとしたらなかなか見事な設定ですね。

さくらたちは友枝町のクイズラリーに参加することになります。千春ちゃんと山崎君ペア、さくらと雪兎ペア、苺鈴と小狼ペアの3組が出場します。

山崎君はうそも多いけれど物知りなようですのでクイズには向いてそうです。スタート前にもさくらに怪しいうんちくとともにクイズを出します。「朝は4本、昼は2本、夜は3本、これは何だ?」という問いです。この問いは本当に有名で、山崎君の話はうそじゃないのかもしれません。古代ギリシャのオイディプス神話の中でスフィンクスが出題しています。雪兎さんも言うとおり答えは人間です。この問いはスフィンクスが解答者に対してお前は誰だ?と問うているとも言われています。この場合も答えは人間ですから。

第一問目はマッチ棒を10本使って星を作るというもの。雪兎さんはすぐに正解します。星條高校に通っている雪兎さんにとっては簡単だったかもしれません。

苺鈴もがんばるのですが正解ではありません。しかしその発想の柔軟さは素晴らしいものがあります。しかも夜になっても考えているという根気も持ち合わせています。

その後も雪兎さんは次々とクイズに正解してゆきます。そりゃあさくらもさらに好きになりますね。何でも知っていて自分のことを大切にしてくれる。難しく言えば、知を想定された絶対的な主体で無条件に自分の存在を引き受けてくれる。さらに崖から落ちたときもかばってくれましたし。

今年もあと少しですが、ケロちゃんにおまかせのコーナーが終わってしまいました。悲しいことです。


[リンク] カードキャプターさくらリンク集
2004/12/25のBlog
前の記事([コラム] アニメ等における大きな物語の有無)で、最近ではアニメ等において大きな物語の重要性が低下していると書きました。

今回はそのことと萌えとの関係を考えていきます。

私は萌えとは「現実感のない好きみたいな感情」だと簡単に定義します。(詳しくは[コラム] 萌えという言葉を参照)

魔法少女、特定の口癖(はにゃーん、~だにょ等)、めがねっ娘、といった「萌え要素」が存在するのもそのためです(東浩紀著 『動物化するポストモダン : オタクから見た日本社会』を参照)。

ある特徴に萌えるということができるので、萌えるために時間や物語性はそれほど必要ないのです。一目ぼれならぬ一目萌えといったところでしょうか。

よって萌えを売りにする作品では萌える特徴やシチュエーションを盛り込むことこそが重要で、背景のストーリーや主人公の成長といった大きな物語はそれほど重要になりません。

一つ最近の例を挙げましょう。ToHeartという作品はご存知でしょうか。いわゆるギャルゲーのさきがけで2度アニメ化されています。1度目はゲーム本編を基礎としているハーレムアニメとでも呼ぶべき作品で、大きな物語はなく萌えを前面に出していました。一方、2度目の作品で現在放送中のToHeart ~Remember my memories~は序盤から一貫してメイドロボであるマルチの物語を扱っています。それゆえほとんど出番のないヒロインも多数います。大きな物語を重視するあまり萌えがおろそかになって失敗しているように私は思います。

大きな物語が低下したから萌えが盛んになったのか、あるいは萌えが盛んになったから大きな物語が低下したのかはわかりません。ともかく萌えで売って大きな物語には力を入れていない作品が増えているのは事実でしょう。この傾向がいつまで続くかわかりませんが、定着しつつあるようにも思われます。
2004/12/20のBlog
暖かかった今年の冬もようやく寒くなってきました。友枝町も氷が張るくらいさむいようです。例によってこれが話の内容の伏線にしっかりとなっているわけですね。

さくらたちは学校でスケート教室に行くことになります。クラスの全員が話を聞いて返事もしっかりして規律が行き届いています。今時珍しいのではないでしょうか。

家に帰ると雪兎さんが泊まりに来ています。試験勉強のためだそうです。次の日の朝、桃矢と雪兎はさくらの分もお弁当を作ってくれます。この作品にはよく料理のシーンが出てきますね。しかも男の人もよくやっています。家事は女性がするものだという既成概念にもかかわらず。その他にもほのめかされているだけですが先生と生徒の恋愛関係や、大げさに言えば同性愛なども垣間見え、社会の常識を打ち破ろうとしているようにも思われます。

さくらは李君と協力してフリーズのカードを封印します。どうも李君はさくらのことを意識し始めたようです。前回ケロちゃんと入れ替わってさくらの部屋にお泊りした効果でしょうか。フリーズのカードなのに熱いですね。


[リンク] カードキャプターさくらリンク集
2004/12/12のBlog
なんともギャグっぽいお話です。

チェンジのカードを捕まえるときにケロちゃんと李君の精神が入れ替わってしまったのです。さくらはすぐに事態が飲み込めなかったようです。まさか悪口を言い合っているあの二人が入れ替わってしまうなんて。

しゃべりかたも替わってしまうのですが李君の関西弁のイントネーションは怪しいです。ケロちゃんの関西弁はとてもうまいだけに気になります。

それぞれ姿に合った家へと帰ることになります。李君になったケロちゃんはスープを作りますがこれがものすごくまずい。食へのこだわりが強いわりには作るのは下手なのですね。食べるの専門ってことですか。

学校ではゲームの話につい盛り上がって失態をさらしてしまいます。ケロちゃんになった李君が「最悪だ」とつぶやくのももっともです。日頃はまじめですからね。

知世はさすがにこのことに気づきます。しかも楽しんでいます。笑ってにらまれるのはさくらですが。

一方苺鈴はあれほど怪しくてもなかなか気づきません。ケロちゃんのドラマから得たという演技にすっかりだまされてしまいます。恋は盲目ということでしょうか。

知世がさくらのことが好きなのは、さくらが爪を切っただけでもわかるので( 第25話「さくらともう一人のさくら」を参照)、また違った好きなのかもしれません。

ケロちゃんになった李君もじっとはしていません。寺田先生のぬいぐるみと取り違えられてしまいます。しかし知世が羽がないと気づくまでケロちゃんの姿だと信じて疑わないさくらたちはちょっとひどいですね。ずっといっしょにいるのに。

結局クレーンゲームからケロちゃんになった李君を救出して無事に元に戻りました。性格というものはなかなか変わらないからこそ、このように精神が入れ替わるという話をおもしろく感じるのでしょうねぇ。


[リンク] カードキャプターさくらリンク集
2004/12/06のBlog
いつものように桃矢に小さいとからかわれ、「いつか電柱より大きくなって、絶対踏んでやる~」と思うさくら。まさかその日のうちに実際に大きくなるとは思わなかったことでしょう。

学校の帰りにクロウカードの気配がしますが、人が多いので夜に出直すことにします。自分の作った服を着て活躍するさくらを撮影することが至上の幸せだと語る知世にとっては、服を着てもらえてよかったでしょうね。さくらは照れていますが。

そうこうしているうちに小狼と苺鈴が来ます。そして苺鈴に「遊びに来てるの?」と指摘されます。なるほど、すごい力をもつクロウカードと戦うにしてはお気楽ですよね。これも時代性の表れでしょうか。ひたすらまじめにがんばるよりも楽しくやろうというような。

ビッグのカードは簡単に封印できました。しかし、帰りに幽霊のようなものを目撃します。魔力も霊力もない知世と苺鈴にも見えたことからクロウカードのようです。ケロちゃんによるとクリエイトのカードだそうです。実は奈緒子ちゃんが使っていました。クリエイトのカードは書いたことが全部本当になるのです。

そもそも言葉というものは万能感と関わっています。英語のスペル(spell)という単語にはつづりと呪文という二つの意味があります。まだしゃべれない赤ちゃんになったつもりで考えると、大人たちが言葉によって動いたりしているのを見たら魔法のようだと考えてもおかしくはありません。

さくらはとても恥ずかしがりながらも、ビッグのカードで大きくなってクリエイトによって創り出された怪獣と戦います。結局奈緒子ちゃんが話を書くのをやめて助かりました。

こうしてさくらの大きくなって桃矢を踏むという想像が現実味を帯びたわけです。


[リンク] カードキャプターさくらリンク集