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2005/03/18のBlog
[ 00:21 ]
[ 熊本県 ]
今日は雨。1日中、雨。昨日植えた種が流れていないといいけど…。
春一番と重なって、軽い台風のような天気でした。
「晴耕雨読」
これって、多くの人が憧れながら、なかなか実現できないことの一つではないでしょうか。我が家はまさしく晴耕雨読。別に自慢してるわけじゃないです。でも、幸せだなぁと心から感じています。雨の日は、朝ご飯の後にエスプレッソを入れる。そしてゆっくりとした時間を楽しんでから、本を読んだりパソコンで仕事をしたり。そして息抜きにはダーツをしたりピアノを弾いたり。そんな我が家の「百笑生活写真館」も覗いてみてください。
春一番と重なって、軽い台風のような天気でした。
「晴耕雨読」
これって、多くの人が憧れながら、なかなか実現できないことの一つではないでしょうか。我が家はまさしく晴耕雨読。別に自慢してるわけじゃないです。でも、幸せだなぁと心から感じています。雨の日は、朝ご飯の後にエスプレッソを入れる。そしてゆっくりとした時間を楽しんでから、本を読んだりパソコンで仕事をしたり。そして息抜きにはダーツをしたりピアノを弾いたり。そんな我が家の「百笑生活写真館」も覗いてみてください。
農作業のない日は、着物を着ています。私のおばあちゃんやひいおばあちゃんが着ていた着物。引き取り手がいないので、ほとんど全部もらってきました。桐箪笥を7竿も持って引っ越してきたもんだから、どこのお姫様が嫁に来たかと思われたほどでした(笑)。
夕食は、隣に住んでいる耕太(旦那)のおじいちゃん夫婦&おじさんと一緒に。80歳から晩酌を始めたおじいちゃんのエピソードは尽きないのですが、あの時代の農家は本当にすごい。ローカルジャンクション21の事務局のお二人とは「地元学」を生んだ吉本さんとの会食でお会いしたのですが、おじいちゃんとおばあちゃんと過ごす時間は、私たち夫婦にとって「地元学」の授業そのものです。おじいちゃんやおばあちゃんの「知恵袋」をできるだけ引き継ぎたいと思い、できる限りご飯を一緒に食べています。
夕食は、隣に住んでいる耕太(旦那)のおじいちゃん夫婦&おじさんと一緒に。80歳から晩酌を始めたおじいちゃんのエピソードは尽きないのですが、あの時代の農家は本当にすごい。ローカルジャンクション21の事務局のお二人とは「地元学」を生んだ吉本さんとの会食でお会いしたのですが、おじいちゃんとおばあちゃんと過ごす時間は、私たち夫婦にとって「地元学」の授業そのものです。おじいちゃんやおばあちゃんの「知恵袋」をできるだけ引き継ぎたいと思い、できる限りご飯を一緒に食べています。
2005/03/17のBlog
[ 08:26 ]
[ 熊本県 ]
今日はポカポカ春の陽気でした。阿蘇に住み始めてから、春が来るのが前より待ち遠しくなりました。九州といっても阿蘇は高原。実はかなり寒いんです。
寒いと、体もよく動くようになります。人も外に出てきます。「こんなに人がいたっけ?」と思うくらい、田んぼや畑で人を見かけるようになります。
我々はというと、午前中はあんまり天気がいいので、テーブルを庭の真ん中に出して、日向ぼっこ。私たちは農閑期になると、語学や専門知識を活かした「副業」をしています。普段はパソコンで作業をするのですが、今日は「打ち合わせ」などと称して、庭でお茶を飲みながら延々と過ごしていました。目下やっている仕事は、「バイオマス情報ヘッドクオーター」というホームページの海外情報提供です。
寒いと、体もよく動くようになります。人も外に出てきます。「こんなに人がいたっけ?」と思うくらい、田んぼや畑で人を見かけるようになります。
我々はというと、午前中はあんまり天気がいいので、テーブルを庭の真ん中に出して、日向ぼっこ。私たちは農閑期になると、語学や専門知識を活かした「副業」をしています。普段はパソコンで作業をするのですが、今日は「打ち合わせ」などと称して、庭でお茶を飲みながら延々と過ごしていました。目下やっている仕事は、「バイオマス情報ヘッドクオーター」というホームページの海外情報提供です。
お昼ごはんも、もちろん庭で。外で食べると、何でもおいしく感じますよね!
食後に「薫炭」と呼ばれる籾殻の炭(写真)を作っていると、隣に住んでいる旦那の「ばあちゃん」が、菜園の手伝いをしてくれといってきました。選ばれたのは耕太(旦那)。ジャガイモを植えたので、土をかぶせて畝を作って欲しいんだそうです。すると今度は「じいちゃん」がやってきて、去年台風で折れた竹を運び出すから手伝って欲しい、と。耕太が引っ張りだこなので、私は家のお掃除。窓を全開にして、掃いたゴミはそのまま庭へ。これが、田舎のいいところ。
夕方から、隣町の中学生が英語と数学を習いに来ました。「百姓」というのは、本当に何でも屋さんなのです。百姓を名乗るには半人前の私たちは、自分たちのことを「百笑」と呼んでいます。農業って、いいですよ~っ!
食後に「薫炭」と呼ばれる籾殻の炭(写真)を作っていると、隣に住んでいる旦那の「ばあちゃん」が、菜園の手伝いをしてくれといってきました。選ばれたのは耕太(旦那)。ジャガイモを植えたので、土をかぶせて畝を作って欲しいんだそうです。すると今度は「じいちゃん」がやってきて、去年台風で折れた竹を運び出すから手伝って欲しい、と。耕太が引っ張りだこなので、私は家のお掃除。窓を全開にして、掃いたゴミはそのまま庭へ。これが、田舎のいいところ。
夕方から、隣町の中学生が英語と数学を習いに来ました。「百姓」というのは、本当に何でも屋さんなのです。百姓を名乗るには半人前の私たちは、自分たちのことを「百笑」と呼んでいます。農業って、いいですよ~っ!
2005/03/15のBlog
[ 23:55 ]
[ 熊本県 ]
今日は、「九州米粉食品普及推進セミナー」とやらに参加してきました。率直な感想。「あれじゃぁ米粉は普及せんなー」。
昨日も書きましたが、我が家は「おあしす米」という無農薬のお米を作っています。
お米を作り始めて思うのですが、稲って棄てるところが無いんです。ほんとは。お米はもちろん、ワラや籾殻にもそれぞれ使い道があって、日本は本当に循環型社会だったんだなぁと改めて感じます。ワラは牛のエサにもなるし、牛舎に敷いて堆肥にもなります。籾殻は炭にすれば土壌改良材になるし、ワラ同様牛舎に敷くこともできます。玄米を白米にするときに出るヌカだっていろんな用途があることは皆さんご承知の通り。
砕けたお米や小粒のお米を粉にすると、「上新粉」ができます。これ、なんにでも使えるんです。天ぷらの衣やホワイトソース、ケーキやクッキーだって焼けます。こうなると、「どうしても小麦じゃなきゃいけない」ってことはないわけです。日本は今や田んぼの4割を「減反」していますが、お米や米粉の用途が増えれば、農家はもっとお米を作ることができるのに、と思うわけです。
我が家の前の水田を見ていると、「やっぱり日本は米だなぁ」と思わざるを得ません。
昨日も書きましたが、我が家は「おあしす米」という無農薬のお米を作っています。
お米を作り始めて思うのですが、稲って棄てるところが無いんです。ほんとは。お米はもちろん、ワラや籾殻にもそれぞれ使い道があって、日本は本当に循環型社会だったんだなぁと改めて感じます。ワラは牛のエサにもなるし、牛舎に敷いて堆肥にもなります。籾殻は炭にすれば土壌改良材になるし、ワラ同様牛舎に敷くこともできます。玄米を白米にするときに出るヌカだっていろんな用途があることは皆さんご承知の通り。
砕けたお米や小粒のお米を粉にすると、「上新粉」ができます。これ、なんにでも使えるんです。天ぷらの衣やホワイトソース、ケーキやクッキーだって焼けます。こうなると、「どうしても小麦じゃなきゃいけない」ってことはないわけです。日本は今や田んぼの4割を「減反」していますが、お米や米粉の用途が増えれば、農家はもっとお米を作ることができるのに、と思うわけです。
我が家の前の水田を見ていると、「やっぱり日本は米だなぁ」と思わざるを得ません。
[ 09:50 ]
[ 熊本県 ]
はじめまして、吉田愛梨(えり)といいます。
実名は大津愛梨。夫婦別姓を目指して旧姓を使っています。ドイツ生まれの東京育ち。夫とは東京の大学で知り合い、結婚後すぐに二人でドイツの大学院へ進学。2002年の秋に帰国し、2003年の4月から南阿蘇で農業をしながら、冬場は環境に関わる仕事をしています。九州バイオマスフォーラムというNPO法人の理事長なんかしています。
さて、自己紹介はこれくらいにして、今週は南阿蘇の生活をちょっとだけお届けしたいと思います。農作業もぼちぼち始まっていますが、まだ農繁期というほどでもない。ウォーミングアップ中ってとこです。
ほんとは昨日の晩にアップしなければいけなかったのですが、すっかり忘れていました。ごめんなさい。
昨日は、ジャガイモを植えました。メークインと男爵。晴れてはいたけど、風が吹くとちょっと肌寒いくらい。夫と交代でクワを振り、4列も植えました。「そんなに植えて、どうすると?」と近所の人に笑われました。
実名は大津愛梨。夫婦別姓を目指して旧姓を使っています。ドイツ生まれの東京育ち。夫とは東京の大学で知り合い、結婚後すぐに二人でドイツの大学院へ進学。2002年の秋に帰国し、2003年の4月から南阿蘇で農業をしながら、冬場は環境に関わる仕事をしています。九州バイオマスフォーラムというNPO法人の理事長なんかしています。
さて、自己紹介はこれくらいにして、今週は南阿蘇の生活をちょっとだけお届けしたいと思います。農作業もぼちぼち始まっていますが、まだ農繁期というほどでもない。ウォーミングアップ中ってとこです。
ほんとは昨日の晩にアップしなければいけなかったのですが、すっかり忘れていました。ごめんなさい。
昨日は、ジャガイモを植えました。メークインと男爵。晴れてはいたけど、風が吹くとちょっと肌寒いくらい。夫と交代でクワを振り、4列も植えました。「そんなに植えて、どうすると?」と近所の人に笑われました。
我が家は、築120年を越す古民家を借りて住んでいます。
冬の間はキツかったけど、それももうすぐ終わり。どうにか薪が足りて、ホッとしています。薪割りは夫の仕事。前は炊事や洗濯をしてくれないと不満なこともありましたが、薪割や家の修繕をしてくれるようになってから、それぞれの分担ができ、円満にやっております。
そうそう。昨日は田んぼに撒く肥料が届きました。うちは無農薬のお米を作っているので、肥料も有機質のものばかりです。赤牛も飼っていますから、その糞尿でできた堆肥もあります。もうすぐ肥料を撒いて、畔塗りして、代掻きして、田植えの準備をします。良かったら、我が家のHPも覗いてください。
です。それでは今週1週間、よろしくお願いします。
ERI
冬の間はキツかったけど、それももうすぐ終わり。どうにか薪が足りて、ホッとしています。薪割りは夫の仕事。前は炊事や洗濯をしてくれないと不満なこともありましたが、薪割や家の修繕をしてくれるようになってから、それぞれの分担ができ、円満にやっております。
そうそう。昨日は田んぼに撒く肥料が届きました。うちは無農薬のお米を作っているので、肥料も有機質のものばかりです。赤牛も飼っていますから、その糞尿でできた堆肥もあります。もうすぐ肥料を撒いて、畔塗りして、代掻きして、田植えの準備をします。良かったら、我が家のHPも覗いてください。
です。それでは今週1週間、よろしくお願いします。
ERI
2005/03/13のBlog
[ 19:35 ]
[ 東京都 ]
宮部です
今回は、せっかくのお話をいただきながら、今年最悪の体調不良とかさなってしまい、これだけしか書けなかったことを最初におわびします。
さてさて、相根さんの話しがとても面白いので続きです。彼は、シックハウスの空気汚染の重要性をさかんに訴えていまして、それは食品の農薬汚染よりもむしろ深刻だといいます。なぜなら、食品は体内に入ってからいろんな臓器のフィルターを通りますが、空気は肺から直接脳に影響を与えるからです。ですから、無農薬の玄米を炊いても、それがシックハウスの中だったら、お釜の蓋を開けたとたんにごはんが化学物質に汚染されてしまうので、せっかくの無農薬有機食品もダメになっています。そこで、彼はコーデックスとかなんとかという外圧団体に、しかるべき食品は、しかるべき空間環境にしかおいてはいけないという提案をしたところ、それが今年採択されて、日本政府も遵守することになったそうです。
また、食のトレーサビリティも重要だが、建材のトレーサビリティも重要とかで、有機JAS法と森林認証を組み合わせて、日本の林業を活性化できるとも言っていました。すみません、このへん僕が素人なんで、ちゃんと理解していなくて。たぶん語弊だらけなんで、詳しい人は怒らないで下さい。
いずれにしても、彼が言っていたのは、「建築は農業だ」ということ。建築も農業も素材は、田や畑や海や山からくるというのです。なるほどです。
(写真は相根さんです)
今回は、せっかくのお話をいただきながら、今年最悪の体調不良とかさなってしまい、これだけしか書けなかったことを最初におわびします。
さてさて、相根さんの話しがとても面白いので続きです。彼は、シックハウスの空気汚染の重要性をさかんに訴えていまして、それは食品の農薬汚染よりもむしろ深刻だといいます。なぜなら、食品は体内に入ってからいろんな臓器のフィルターを通りますが、空気は肺から直接脳に影響を与えるからです。ですから、無農薬の玄米を炊いても、それがシックハウスの中だったら、お釜の蓋を開けたとたんにごはんが化学物質に汚染されてしまうので、せっかくの無農薬有機食品もダメになっています。そこで、彼はコーデックスとかなんとかという外圧団体に、しかるべき食品は、しかるべき空間環境にしかおいてはいけないという提案をしたところ、それが今年採択されて、日本政府も遵守することになったそうです。
また、食のトレーサビリティも重要だが、建材のトレーサビリティも重要とかで、有機JAS法と森林認証を組み合わせて、日本の林業を活性化できるとも言っていました。すみません、このへん僕が素人なんで、ちゃんと理解していなくて。たぶん語弊だらけなんで、詳しい人は怒らないで下さい。
いずれにしても、彼が言っていたのは、「建築は農業だ」ということ。建築も農業も素材は、田や畑や海や山からくるというのです。なるほどです。
(写真は相根さんです)
2005/03/11のBlog
[ 18:13 ]
[ 東京都 ]
宮部です。風邪でダウンしてお休みしていました。
先日、日本の健康住宅の先駆者である。相根さんの取材をしました。ここでの化学物質過敏症の方の現状があまりにもインパクトが大きかったので、ご紹介します。
建築家・相根昭典さんの設計したエコハウスが、施主のIさん家族へ引き渡されるというので、同行取材をさせていただいた。化学物質過敏症の方の新居を訪問するにあたり、相根さんから事前に注意されたことは、整髪料を含め化粧品類は一切使用禁止。クリーニングしたての衣類はダメ、できれば一週間ほど部屋乾しした衣類を着用。喫煙者の同行はもっての他、携帯電話は必ず切ること、等々。つまり、ありとあらゆる刺激物が、ほんの微量でも持ち込めない。逆に言えば、これほどまでに過敏症の人を廻る現代の空間環境は過酷なものとなっているのだ。
しかしこの症例は、もはや特別な人の病気とはいえない時代になってきている。日本では、潜在者層を含め、10人に一人はなんらかの化学物質過敏症であるという。私たちは、こういう過酷な時代を今生きていているのだ。
Iさん邸に一歩足を踏み入れたとたん、新築の家にもかかわらず何とも懐かしい感覚が、身体の奥深くから湧き上がっているのを感じた。地方の古民家を訪れたときに感じる、無垢の木肌や白い漆喰から皮膚感覚で伝わるあのぬくもり。神社の拝殿に対座する時のような隣とした空気の清々しさ。日常生活でどことなくざわついていた気がいつのまにかスーッとお腹の下におさまり、深いところで安堵感がある。居住空間というものがこれほどまでに生身の人間の五感に影響するのだということを、はじめて体感できた思いがした。「奇抜な建物をつくる必要はありません。そこにいるだけで、なぜか落ち着く。もっとここに居たいと感じさせる建物こそ本当にいい建築なのです。」相根さんは、こうした細胞の一つひとつが喜ぶ空間づくりを常に心がけているという。
そして二階に上がり、節目の目立つ無垢の杉材のフローリングを歩くと、昔懐かしいキュキュっという床鳴りの音が微かに響いた。「今の住宅の床が何故鳴らないのか知っていますか?」と逆に相根さん。聞けば現代的な工法では、建材の隙間は全て合成ボンドでガチガチに固められ、その量は家一軒につき、なんとドラム缶一本分以上にのぼるそうだ。これではシックハウスになるのも当然。「すべて自然素材で作った本物の床は、鳴ってあたりまえ。逆に鳴らない床は危険な床なのです。この音を耳障りと感じるか、心地よいと感じるかはまさに住み手の意識しだいですね」と相根さん。住まいが奏でる囁きをを楽しんで暮らす生活こそ、すっかり心が疲弊してしまった今の私たちに必要なスローライフではないだろうか。
先日、日本の健康住宅の先駆者である。相根さんの取材をしました。ここでの化学物質過敏症の方の現状があまりにもインパクトが大きかったので、ご紹介します。
建築家・相根昭典さんの設計したエコハウスが、施主のIさん家族へ引き渡されるというので、同行取材をさせていただいた。化学物質過敏症の方の新居を訪問するにあたり、相根さんから事前に注意されたことは、整髪料を含め化粧品類は一切使用禁止。クリーニングしたての衣類はダメ、できれば一週間ほど部屋乾しした衣類を着用。喫煙者の同行はもっての他、携帯電話は必ず切ること、等々。つまり、ありとあらゆる刺激物が、ほんの微量でも持ち込めない。逆に言えば、これほどまでに過敏症の人を廻る現代の空間環境は過酷なものとなっているのだ。
しかしこの症例は、もはや特別な人の病気とはいえない時代になってきている。日本では、潜在者層を含め、10人に一人はなんらかの化学物質過敏症であるという。私たちは、こういう過酷な時代を今生きていているのだ。
Iさん邸に一歩足を踏み入れたとたん、新築の家にもかかわらず何とも懐かしい感覚が、身体の奥深くから湧き上がっているのを感じた。地方の古民家を訪れたときに感じる、無垢の木肌や白い漆喰から皮膚感覚で伝わるあのぬくもり。神社の拝殿に対座する時のような隣とした空気の清々しさ。日常生活でどことなくざわついていた気がいつのまにかスーッとお腹の下におさまり、深いところで安堵感がある。居住空間というものがこれほどまでに生身の人間の五感に影響するのだということを、はじめて体感できた思いがした。「奇抜な建物をつくる必要はありません。そこにいるだけで、なぜか落ち着く。もっとここに居たいと感じさせる建物こそ本当にいい建築なのです。」相根さんは、こうした細胞の一つひとつが喜ぶ空間づくりを常に心がけているという。
そして二階に上がり、節目の目立つ無垢の杉材のフローリングを歩くと、昔懐かしいキュキュっという床鳴りの音が微かに響いた。「今の住宅の床が何故鳴らないのか知っていますか?」と逆に相根さん。聞けば現代的な工法では、建材の隙間は全て合成ボンドでガチガチに固められ、その量は家一軒につき、なんとドラム缶一本分以上にのぼるそうだ。これではシックハウスになるのも当然。「すべて自然素材で作った本物の床は、鳴ってあたりまえ。逆に鳴らない床は危険な床なのです。この音を耳障りと感じるか、心地よいと感じるかはまさに住み手の意識しだいですね」と相根さん。住まいが奏でる囁きをを楽しんで暮らす生活こそ、すっかり心が疲弊してしまった今の私たちに必要なスローライフではないだろうか。
2005/03/08のBlog
[ 11:53 ]
[ 東京都 ]
はじめまして。宮部浩司といいます。東京の文京区でグラフィックデザインをやっているのですが、たまにライターもやります。
僕のクライアントで「栄養と料理」という女子栄養大学出版部さんが発行している料理&栄養学の雑誌があります。
先週の土曜日に「日本産原木乾しいたけを守る会」(乾しいたけの業界団体?)が主催して「栄誉と料理」が開催した、乾しいたけのセミナーにカメラマンとして取材してきました。
参加者は、埼玉県内の学校給食関係者が多かったのですが、学校給食の現場の人たちの食の安心・安全に関する意識の高さには驚きました。
一般主婦の参加者が「日本産原木乾しいたけは、中国産人工ほだ木栽培乾しいたけに比べて価格が高いのでなんとかして欲しい」と発言してるのに対して、
給食関係者の方は「児童に中国産を食べさせるのには納得がいかなない。日本産にするようにと何度自治体に訴えてもらちがあかないから、国レベルでなんとかして欲しい」と訴えていました。
これが一例ですが、「地産・地消」の考え方は、家庭からよりも給食の教育現場の方が先行しているのだなあという印象をうけた一日でした。
僕のクライアントで「栄養と料理」という女子栄養大学出版部さんが発行している料理&栄養学の雑誌があります。
先週の土曜日に「日本産原木乾しいたけを守る会」(乾しいたけの業界団体?)が主催して「栄誉と料理」が開催した、乾しいたけのセミナーにカメラマンとして取材してきました。
参加者は、埼玉県内の学校給食関係者が多かったのですが、学校給食の現場の人たちの食の安心・安全に関する意識の高さには驚きました。
一般主婦の参加者が「日本産原木乾しいたけは、中国産人工ほだ木栽培乾しいたけに比べて価格が高いのでなんとかして欲しい」と発言してるのに対して、
給食関係者の方は「児童に中国産を食べさせるのには納得がいかなない。日本産にするようにと何度自治体に訴えてもらちがあかないから、国レベルでなんとかして欲しい」と訴えていました。
これが一例ですが、「地産・地消」の考え方は、家庭からよりも給食の教育現場の方が先行しているのだなあという印象をうけた一日でした。