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2004/07/20のBlog
[ 13:55 ]
[ シバレイな日々 ]
今日、イラク関係でお世話になっている友人達との飲み会に行ってくる。イラクじゃ結局、お酒は全然飲まなかったからなー(イラク人は昼間から飲んでいたが。それでいいのかイスラム教徒!?)。今日は、私のお帰りパーティーなのだが、同時にこれからイラクに向かう友人の壮行会でもある。彼は、非常にしっかりしているので心配は無用だろうが、役に立つ情報を提供できればいいと思っている。
ということで続きは、帰ってきてから。
・・・・ということで、帰ってきました。昨日の飲み会の面子は内緒ですが、某新聞の記者、某NPO代表、某このblogの読者、あと、某桃色ゲリラ代表も最初だけ顔出したね。
飲み会では、この間、blogや新聞、雑誌で書かなかったイラク裏話もした。あとでわかったことだが、橋田さん・小川さんがサマワ行きの際、最初はGMC*に乗るつもりはなかったが、それまで橋田さんのドライバーをしていたラアド氏が怒鳴りこんできて、ドライバー兼通訳と仕事の取り合いでケンカになり、それで橋田さんはGMCに乗る羽目になったとか。
*イラクでマスコミ、米軍関係者が好んで乗る4輪駆動車。故障が少なく、乗り心地も快適だが、とにかく目立ち、武装勢力のターゲットになりやすいので、私はほとんど乗らない。
イラクで取材していた大手マスコミ記者らは、皆、高遠さんに貴重な情報を提供してもらっていたくせに、彼女が拘束され「自己責任論」が吹き荒れた時は、社内で声を十分に上げず(上げたかもしれないけど力及ばず)でマスコミは恩知らずだとか。
自己責任論が吹き荒れた中で、いかに多くのフリージャーナリストの仕事が吹っ飛び、危険な取材を敢行して得た情報を発信しづらくなったとか。良心的な編集者や記者が会社の中で闘って、フリーを助けてくれたとか。
ファルージャに4回行ったが、その内2回、ムジャヒディンが誘拐したり、車を止めて尋問したりしているの見かけて怖かったとか。
いやいや、他にも結構いろいろあったのよ。他の人のプライバシーや企業秘密に関わることは、公の場ではベラベラ喋るつもりはないのだが。
昨日は結局、内輪の話で盛り上がって、イラクに行く友人にあまりアドバイスができなかったのが心残りだが、まあ、彼はイラクでの経験も豊かだし、そのくせ警戒は怠っていないので、大丈夫でしょう。彼は彼で、私がイラクで取材していた時は、けっこう心配していたようだが、「皆、自分のことは置いておいて、人のことは心配するんだね」と笑う。情勢は日ごとに変わるので本当に油断禁物だが、友人の帰国後、また同じメンバーで飲みたいものだ。
P.S. どうでもいいことだが、私には、海外取材から帰ってきたあと、何故かCDを衝動買いするというクセがある。昨日も予定より早く新宿についたが、フラフラと足はタワレコへとむかい、気がついたらBLACK SABBATHとFRANZ FERDINANDのアルバムを買っていた。FRANZ~の曲"Take me out"は「筑紫哲也のNEWS23」の選挙特集の中でBGMとしてつかわれていたらしい。そういえば、今年のフジロックにも来るらしいが、JETやTHE WHITE STRIPES も来るようだし、ちょっと行きたいかも>仕事あるから無理だけどさ。
ということで続きは、帰ってきてから。
・・・・ということで、帰ってきました。昨日の飲み会の面子は内緒ですが、某新聞の記者、某NPO代表、某このblogの読者、あと、某桃色ゲリラ代表も最初だけ顔出したね。
飲み会では、この間、blogや新聞、雑誌で書かなかったイラク裏話もした。あとでわかったことだが、橋田さん・小川さんがサマワ行きの際、最初はGMC*に乗るつもりはなかったが、それまで橋田さんのドライバーをしていたラアド氏が怒鳴りこんできて、ドライバー兼通訳と仕事の取り合いでケンカになり、それで橋田さんはGMCに乗る羽目になったとか。
*イラクでマスコミ、米軍関係者が好んで乗る4輪駆動車。故障が少なく、乗り心地も快適だが、とにかく目立ち、武装勢力のターゲットになりやすいので、私はほとんど乗らない。
イラクで取材していた大手マスコミ記者らは、皆、高遠さんに貴重な情報を提供してもらっていたくせに、彼女が拘束され「自己責任論」が吹き荒れた時は、社内で声を十分に上げず(上げたかもしれないけど力及ばず)でマスコミは恩知らずだとか。
自己責任論が吹き荒れた中で、いかに多くのフリージャーナリストの仕事が吹っ飛び、危険な取材を敢行して得た情報を発信しづらくなったとか。良心的な編集者や記者が会社の中で闘って、フリーを助けてくれたとか。
ファルージャに4回行ったが、その内2回、ムジャヒディンが誘拐したり、車を止めて尋問したりしているの見かけて怖かったとか。
いやいや、他にも結構いろいろあったのよ。他の人のプライバシーや企業秘密に関わることは、公の場ではベラベラ喋るつもりはないのだが。
昨日は結局、内輪の話で盛り上がって、イラクに行く友人にあまりアドバイスができなかったのが心残りだが、まあ、彼はイラクでの経験も豊かだし、そのくせ警戒は怠っていないので、大丈夫でしょう。彼は彼で、私がイラクで取材していた時は、けっこう心配していたようだが、「皆、自分のことは置いておいて、人のことは心配するんだね」と笑う。情勢は日ごとに変わるので本当に油断禁物だが、友人の帰国後、また同じメンバーで飲みたいものだ。
P.S. どうでもいいことだが、私には、海外取材から帰ってきたあと、何故かCDを衝動買いするというクセがある。昨日も予定より早く新宿についたが、フラフラと足はタワレコへとむかい、気がついたらBLACK SABBATHとFRANZ FERDINANDのアルバムを買っていた。FRANZ~の曲"Take me out"は「筑紫哲也のNEWS23」の選挙特集の中でBGMとしてつかわれていたらしい。そういえば、今年のフジロックにも来るらしいが、JETやTHE WHITE STRIPES も来るようだし、ちょっと行きたいかも>仕事あるから無理だけどさ。
2004/07/17のBlog
[ 20:15 ]
[ イラク ]
本日、約2ヶ月ぶりに帰国しました。イラクは非常に乾燥しているのですが、日本は蒸し暑いですね。特に大事件がなければ、多分、明日18日の東京新聞の朝刊にモハマドくん記事が載るんじゃないかと思います。>載りました☆(18日朝刊)
あと東京で24日と30日に開催されるシンポにパネリストとして参加しますので、良かったら見に来てください。
-------------------------------------------------
◆◇7.24 ATTACオープンカフェ◆◇
トーク&ディスカッション ////////////////////////
『主権移譲』 『多国籍軍』 『人道支援』
こ れ で イ ラ ク は 平 和 に な る の ?
~イラク戦争とグローバリゼーション~
///////////////////////////////////////////
◎7月24日(土) 17時半会場、18時開始
◎渋谷勤労福祉会館(渋谷駅徒歩5分) ◎資料代:500円
東京都渋谷区神南1丁目19-8
JR山手線渋谷駅・ハチ公口を出る。 公園通りをNHK方面
へ歩く渋谷パルコPart2の筋向い
≪ゲストスピーカー≫
◆志葉玲さん(ジャーナリスト)から
『イラク現地リポート 5~7月』
◆武藤一羊さん(ピープルズ・プラン研究所)から
『グローバリゼーションの暴力』としてのブッシュの戦争を考える
◎主 催:ATTAC Japan反戦部会【ATTAC-PEACE】
----------------------------------------------------
\_\_\_\_\_\_\_\_\_\_\_\_\_\_\_\_\_\_\_\_\_
『人質』解放、そしてイラク抵抗運動の今
アル・リカービさん(イラク民主化国民潮流)に聞く 7.30集会
http://www.worldpeacenow.jp
\_\_\_\_\_\_\_\_\_\_\_\_\_\_\_\_\_\_\_\_\_
◎「人質」解放に尽力したリカービさんが来日
さる4月、日本の市民運動とイラクの占領に対する現地の抵抗運動のネットワークを結び、「人質」となった日本人の仲間たちの解放に尽力した、イラク民主的国民潮流(CONDI)のアブデル=アミール・アル・リカービさんが7月下旬に来日します。
◎「主権移譲」後のイラクは?
私たちは、この4月、市民運動の国際的な連携によって日本人「人質」の解放を実現することができました。私たちの声をイラクの人々に届けるために、リカービさんたちが果たした役割を忘れることはできません。この機会に、リカービさんたちの「人質」解放の活動と、「主権移譲」後のイラクの人々の反占領・民主化の運動について話を聞く集会を開きます。ぜひ参加してください。
■日時:7月30日(金)18:00開場 18:30開会
■場所:在日本韓国YMCAアジア青少年センター地下ホール(千代田区猿楽町2-5-5
/℡03-3233-0611/JR水道橋駅徒歩5分/
地図→http://www.ymcajapan.org/ayc/jp/map1.htm)
■参加費:1,000円
■発言:アブデル=アミール・アル・リカービ
志葉玲(フリージャーナリスト)
☆シバレイのblog☆イラク取材日記
http://www.doblog.com/weblog/myblog/10644/
◆リカービさん来日基金を開設しました。ご協力をお願いします。
☆賛同金:1口2000円以上
☆郵便振込口座番号:00160-3-612549 口座名称:リカービさん来日基金
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あと東京で24日と30日に開催されるシンポにパネリストとして参加しますので、良かったら見に来てください。
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◆◇7.24 ATTACオープンカフェ◆◇
トーク&ディスカッション ////////////////////////
『主権移譲』 『多国籍軍』 『人道支援』
こ れ で イ ラ ク は 平 和 に な る の ?
~イラク戦争とグローバリゼーション~
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◎7月24日(土) 17時半会場、18時開始
◎渋谷勤労福祉会館(渋谷駅徒歩5分) ◎資料代:500円
東京都渋谷区神南1丁目19-8
JR山手線渋谷駅・ハチ公口を出る。 公園通りをNHK方面
へ歩く渋谷パルコPart2の筋向い
≪ゲストスピーカー≫
◆志葉玲さん(ジャーナリスト)から
『イラク現地リポート 5~7月』
◆武藤一羊さん(ピープルズ・プラン研究所)から
『グローバリゼーションの暴力』としてのブッシュの戦争を考える
◎主 催:ATTAC Japan反戦部会【ATTAC-PEACE】
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『人質』解放、そしてイラク抵抗運動の今
アル・リカービさん(イラク民主化国民潮流)に聞く 7.30集会
http://www.worldpeacenow.jp
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◎「人質」解放に尽力したリカービさんが来日
さる4月、日本の市民運動とイラクの占領に対する現地の抵抗運動のネットワークを結び、「人質」となった日本人の仲間たちの解放に尽力した、イラク民主的国民潮流(CONDI)のアブデル=アミール・アル・リカービさんが7月下旬に来日します。
◎「主権移譲」後のイラクは?
私たちは、この4月、市民運動の国際的な連携によって日本人「人質」の解放を実現することができました。私たちの声をイラクの人々に届けるために、リカービさんたちが果たした役割を忘れることはできません。この機会に、リカービさんたちの「人質」解放の活動と、「主権移譲」後のイラクの人々の反占領・民主化の運動について話を聞く集会を開きます。ぜひ参加してください。
■日時:7月30日(金)18:00開場 18:30開会
■場所:在日本韓国YMCAアジア青少年センター地下ホール(千代田区猿楽町2-5-5
/℡03-3233-0611/JR水道橋駅徒歩5分/
地図→http://www.ymcajapan.org/ayc/jp/map1.htm)
■参加費:1,000円
■発言:アブデル=アミール・アル・リカービ
志葉玲(フリージャーナリスト)
☆シバレイのblog☆イラク取材日記
http://www.doblog.com/weblog/myblog/10644/
◆リカービさん来日基金を開設しました。ご協力をお願いします。
☆賛同金:1口2000円以上
☆郵便振込口座番号:00160-3-612549 口座名称:リカービさん来日基金
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2004/07/15のBlog
[ 03:06 ]
[ イラク ]
取材地を離れる時、いつも何か後ろめたさを感じる。私は、安全で意心地の良い自分の家に帰るが、現地で親しくなった人々は、様々な危険や問題の中に残されているのだ。最近、戦地取材が多いせいか、よく「勇敢ですね」と言われるが、私は戦場に向かう兵士達や、ジャーナリストらではなく、戦場となった故郷で生き続ける人々こそ、勇敢で強い人々なのではないかと思う。
だが同時に、日本で生まれ、育ち、暮らしている以上、私のなすべきことは、日本にこそあると思う。イラクに限らず、今日のグローバル化した国際社会の中で日本が世界に与える影響は我々の思っている以上に大きい。少なくとも自分が見聞きしたことを日本の人々に伝えることが私の仕事であり、果たすべき役割だと思うのだ。いろいろややこしく、面倒なことも多いのだが、それはそれで、意義のあることだとは思う。
今回の取材はかつて無い程、セキュリティー面で神経をとがらされたものだったが、そこで学んだものも大きかった。まだまだ駆け出しながら、それなりにいい仕事が出来たのではないかとも思っている。
明日、私はイラクを発ち、帰国の途につく。多分、またイラクに来ることになるだろうが、いつか戦地取材で来ないですむようにとも願っている。願うだけでは、物事は何も解決しないことも、非力ながら自分がなすべきことも、承知している上で。
追記:時間がなく、取材の中で見聞きしたことに関して、まだまだ書いてないことがたくさんもあります。非常に多くの方々がこのblogを見ていただいたことは、とても嬉しく思っています。blog自体は帰国後も更新していくので、ご興味があれば時々のぞきに来てください。
だが同時に、日本で生まれ、育ち、暮らしている以上、私のなすべきことは、日本にこそあると思う。イラクに限らず、今日のグローバル化した国際社会の中で日本が世界に与える影響は我々の思っている以上に大きい。少なくとも自分が見聞きしたことを日本の人々に伝えることが私の仕事であり、果たすべき役割だと思うのだ。いろいろややこしく、面倒なことも多いのだが、それはそれで、意義のあることだとは思う。
今回の取材はかつて無い程、セキュリティー面で神経をとがらされたものだったが、そこで学んだものも大きかった。まだまだ駆け出しながら、それなりにいい仕事が出来たのではないかとも思っている。
明日、私はイラクを発ち、帰国の途につく。多分、またイラクに来ることになるだろうが、いつか戦地取材で来ないですむようにとも願っている。願うだけでは、物事は何も解決しないことも、非力ながら自分がなすべきことも、承知している上で。
追記:時間がなく、取材の中で見聞きしたことに関して、まだまだ書いてないことがたくさんもあります。非常に多くの方々がこのblogを見ていただいたことは、とても嬉しく思っています。blog自体は帰国後も更新していくので、ご興味があれば時々のぞきに来てください。
[ 02:19 ]
[ イラク ]
日本でも報道されているだろうが、現地時間14日の朝、「ドーン」という大きな音がしたので、窓から外を見ると、バグダッド中心のグリーンゾーンといわれる、政府関係やアメリカ絡みの建物が集中する地区の方できのこ雲のような煙があがっている。早速、現場へ向かうが、米軍と新イラク軍の封鎖が厳しく、現場近くまでには行けたものの、他の報道陣同様、遠巻きに爆発した車の写真を撮ることくらいしかできなかった(画像)。現場はアメリカ大使館で働くイラク人を募集していたところで、少なくとも11人が死亡、40人が負傷したらしい。
気の毒だったのは、現場に隣接して、貧しい人々が住むスラムがあるのだが、爆発が非常に強力だったために、ケガをしたり、家の中が滅茶苦茶になったりしたりという被害があったことだ。私はテロという言葉は簡単には使わないようにしているが、罪のないイラク市民を傷つけるような行為はやはりテロと言われても仕方ないかと思う。もっとも、最大のテロは侵略戦争なのだが。
気の毒だったのは、現場に隣接して、貧しい人々が住むスラムがあるのだが、爆発が非常に強力だったために、ケガをしたり、家の中が滅茶苦茶になったりしたりという被害があったことだ。私はテロという言葉は簡単には使わないようにしているが、罪のないイラク市民を傷つけるような行為はやはりテロと言われても仕方ないかと思う。もっとも、最大のテロは侵略戦争なのだが。
2004/07/14のBlog
[ 18:32 ]
[ イラク ]
橋田さんと小川さんの呼びかけで日本に招かれ、4月のファルージャ包囲攻撃の際に負傷した左目の視力回復のための手術を受けた、モハマド・ハイサム・サレハくん(10)。彼がファルージャに戻ってきていると聞いたので、会いにいった。
モハマドくんの家は、米軍による包囲攻撃で最も被害が大きかったジョラン地区近くにあるが、攻撃で破壊されたために、今は少し離れたアルハドラ地区に、部屋を借りて住んでいる。玄関のところで、ちょうどモハマドくんと会った。私が日本人だとわかると「ハイ、ボク、モハマドデス」と日本語で挨拶をしてきた。モハマドくんは日本にいる間、いろいろな言葉を覚えたらしく、これからも日本語の勉強を続けたいと思っているそうだ。気になる目のことだが、モハマドくん曰く、「ダイジョウブ」。術後の経過は良好なようである。
ただ、問題もある。お父さんのハイサムさんは、失業中。ただでさえ、破壊された家の修復にお金がかかるのに、現在借りている部屋の家賃も払わなくてはいけない。ファルージャでは成人男性の70%が失業しているが、ハイサムさんも職につけないでいる。
失業が深刻なのは、他のイラクの各地域と同様に、フセイン政権崩壊で、公務員が大勢失職したり、国営工場が閉鎖されたりしたせいもあるが、今年4月の包囲攻撃で、多くの商店が閉店し、企業が業務を停止したことも大きいのだという。
さらに、このblogでも何度か書いたように、依然、ファルージャ周辺の情勢は不安定なため、復興が進まないのが現状だ。
来日した際、モハマドくんに多くの人々が関心をもち、マスコミもアイドルでも追っかけるかのように、モハマドくんの動向を追ったようだが、「目を治療してイラクに帰っていきました。めでたし、めでたし」ではないということは、日本の人々に知ってもらいたいと思う。今、モハマドくん一家はファルージャの人々に「日本の人々は誰もが優しく、親切だった。とてもいい国だったよ」と話してまわっている。そんな彼らの将来も日本やアメリカの動向が大きく左右するのだから。
モハマドくんの家は、米軍による包囲攻撃で最も被害が大きかったジョラン地区近くにあるが、攻撃で破壊されたために、今は少し離れたアルハドラ地区に、部屋を借りて住んでいる。玄関のところで、ちょうどモハマドくんと会った。私が日本人だとわかると「ハイ、ボク、モハマドデス」と日本語で挨拶をしてきた。モハマドくんは日本にいる間、いろいろな言葉を覚えたらしく、これからも日本語の勉強を続けたいと思っているそうだ。気になる目のことだが、モハマドくん曰く、「ダイジョウブ」。術後の経過は良好なようである。
ただ、問題もある。お父さんのハイサムさんは、失業中。ただでさえ、破壊された家の修復にお金がかかるのに、現在借りている部屋の家賃も払わなくてはいけない。ファルージャでは成人男性の70%が失業しているが、ハイサムさんも職につけないでいる。
失業が深刻なのは、他のイラクの各地域と同様に、フセイン政権崩壊で、公務員が大勢失職したり、国営工場が閉鎖されたりしたせいもあるが、今年4月の包囲攻撃で、多くの商店が閉店し、企業が業務を停止したことも大きいのだという。
さらに、このblogでも何度か書いたように、依然、ファルージャ周辺の情勢は不安定なため、復興が進まないのが現状だ。
来日した際、モハマドくんに多くの人々が関心をもち、マスコミもアイドルでも追っかけるかのように、モハマドくんの動向を追ったようだが、「目を治療してイラクに帰っていきました。めでたし、めでたし」ではないということは、日本の人々に知ってもらいたいと思う。今、モハマドくん一家はファルージャの人々に「日本の人々は誰もが優しく、親切だった。とてもいい国だったよ」と話してまわっている。そんな彼らの将来も日本やアメリカの動向が大きく左右するのだから。
[ 03:29 ]
[ イラク ]
昨日、サマワからバグダッドに帰ってきた。最近、どうも私のパソコンとイラクのインターネットの相性が悪いみたいで、更新に苦労する。
doblogのサーバーもしょっちゅうダウンするので、改善を求めているところだ。一般回線で見に来ている方々、すみません。サーバーの調子がいい時はすぐ見れるんですけど。
で、サマワでは、対米最強硬派のサドル派の事務所に行ってきた。以前、私の通訳がアポ取りのためにサマワのサドル派支部を訪れた時は、「自衛隊を送った日本人は全て我々の敵だ。さっさと帰れ。自衛隊員らもいつか殺してやるから覚悟しろ」とすごまれたのだが、今回は、バグダッドのサドル派支部を通しサマワの支部の代表にインタビューすることに成功した。詳しい内容は、多分、またどこかの媒体に書くことになるだろうが、サドル派サマワ支部代表であるフセイン・ガジ・ザルガニ師(33)の物腰は予想に反し柔らかで、彼は「日本から来る企業やNGO、医者や技術者など、本当にイラク復興のために来る民間人となら、良好な関係を作れると思う」とも語った。
サドル派の、特に同派民兵組織マハディ軍に参加している若者らの攻撃性から考えて、ザルガニ師の言葉を100%真に受けるわけにいかないにしても、米軍のように、頭から「テロリスト」と決め付け対話を断つことは、結局、双方が血を流すことになるし、少なくとも市街地に強力な爆弾を落とすような米軍の横暴に対し、イラクの人々が抵抗する権利を我々日本人が否定できる筋合いはない。サドル派とそれを支持する人々もまたイラク人であり、我々が武器を持たずに訪れれば、或いは対話も可能なのかもしれない。状況は大分ややこしくなったが、イラク復興を真剣に考えるならば、どういう方法が現実的なのか、本格的に見直す時期に来ている気がする。
画像は、フセイン・ガジ・ザルガニ師。サドル派サマワ支部前で。
doblogのサーバーもしょっちゅうダウンするので、改善を求めているところだ。一般回線で見に来ている方々、すみません。サーバーの調子がいい時はすぐ見れるんですけど。
で、サマワでは、対米最強硬派のサドル派の事務所に行ってきた。以前、私の通訳がアポ取りのためにサマワのサドル派支部を訪れた時は、「自衛隊を送った日本人は全て我々の敵だ。さっさと帰れ。自衛隊員らもいつか殺してやるから覚悟しろ」とすごまれたのだが、今回は、バグダッドのサドル派支部を通しサマワの支部の代表にインタビューすることに成功した。詳しい内容は、多分、またどこかの媒体に書くことになるだろうが、サドル派サマワ支部代表であるフセイン・ガジ・ザルガニ師(33)の物腰は予想に反し柔らかで、彼は「日本から来る企業やNGO、医者や技術者など、本当にイラク復興のために来る民間人となら、良好な関係を作れると思う」とも語った。
サドル派の、特に同派民兵組織マハディ軍に参加している若者らの攻撃性から考えて、ザルガニ師の言葉を100%真に受けるわけにいかないにしても、米軍のように、頭から「テロリスト」と決め付け対話を断つことは、結局、双方が血を流すことになるし、少なくとも市街地に強力な爆弾を落とすような米軍の横暴に対し、イラクの人々が抵抗する権利を我々日本人が否定できる筋合いはない。サドル派とそれを支持する人々もまたイラク人であり、我々が武器を持たずに訪れれば、或いは対話も可能なのかもしれない。状況は大分ややこしくなったが、イラク復興を真剣に考えるならば、どういう方法が現実的なのか、本格的に見直す時期に来ている気がする。
画像は、フセイン・ガジ・ザルガニ師。サドル派サマワ支部前で。