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京浜運河の野鳥通信(大井ふ頭の野鳥通信)
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2007/09/12のBlog
秋雨前線活発

毎年秋雨前線活発なこの季節。干潟を写すと独特の雰囲気になる。空気が灰色がかり、干潟を埋め尽くすカワウ(黒)やカモメ類(白)が強烈なアクセントになる。11日は81羽のカワウに白黒ツートンカラーのセイタカシギが加わり、この季節の典型的な風景になった。

カワウが81羽と今年最高個体数を記録、総個体数も2月15日の353羽に続く2番目の341羽となった。もっともその7割はカワウとスズメが占める。
スズメの巣立ちは3サイクル目?

スズメの巣立ち雛が明らかに増えている。大井ふ頭のみならず先週から品川~川崎間で何度も巣立ち雛とその親を見かける。これまでスズメの出現個体数が大きくキックした観察日がある。

5月23日(61羽)
7月27日(77羽)
9月11日(133羽)←今回

大井ふ頭においてもスズメは留鳥筆頭。現地で繁殖を繰り返し増加した分に加え、おそらく寒冷地のスズメが渡来し始めている。よって明確に3サイクル目のキックとはいえないが、感覚的には明らかに「3サイクル目の巣立ち」。

5月、7月と異なるのは家族単位(3・4羽)で活動しているスズメと同時に、30~40羽の小群がふ頭の各所に形成されていること。



セイタカシギが10日間

セイタカシギは2007年度定期カウントの上では初認だが、9月1日、9月7日と散歩途中に見かけている。キアシシギが去ってしまった今干潟で一番元気に鳴いている野鳥。

台風で水辺が増えてカワセミ復活

4月29日以来姿を消していたカワセミが、大井ふ頭各所で見られる。京浜運河干潟や大井中央海浜公園の淡水池など。大井ふ頭緑道公園の水路も台風のおかげで水路に水がたまったせいか、お気に入りの止まり木にカワセミと思われる糞が残っていた。

9月11日の大井ふ頭
気温:26℃
天候:小雨

出現種類数:21
出現個体数:341
2007/09/07のBlog
*タイトルで台風を誤って”10号”としていたのを訂正しました。ただしくは”9号”です・・・2007/09/08 02:26


ツバメ40羽以上が京浜運河へ
9月1日の定期カウントでツバメの減少傾向を記したが、台風9号の風雨を避けるためか一挙に40羽を超えるツバメが現れる。河原が浸水した多摩川河口(大師橋付近)の葦原から避難したのだろうか。

1カットだけで8羽を同時に収めることができる(赤丸がツバメ)。

すべては公園の松林上空に

この時期のツバメといえば、水辺環境の大規模な葦原。今日のツバメは違う。公園の松林を所狭しと飛び回る。その目的といえば・・・
松に巣くう昆虫を食べる

程なくして多数のツバメが何に惹かれているのかわかった。突風が吹くたびに松の樹から一斉に飛び立つ羽虫がいる。この羽虫目指してツバメが乱舞している。

その様子はさながらオリンピックのライフル競技のようだ。飛び出す端からことごとくツバメに撃墜される(ついばまれる)。

スズメも同じ羽虫を食べる

この羽虫を食べるのはツバメだけではない。スズメも羽虫めがけて一斉にジャンプ(スズメの口元に写っている白点が羽虫)。

この技は幼鳥にはまだ無理。おとなしく地面からその様子を観察している。
幼鳥はどうするか

ただし幼鳥が羽虫にありつけないかといえばそんなことはない。この羽虫はトベラの樹、地面の芝にもいくらでもいる。スズメは落ち着いて地面の羽虫を啄ばめばよい。

2004年台風16号がクロサギを運んできたように迷鳥を期待したが、セイタカシギが6羽入っている他通常と変わらぬ京浜運河。ツバメ40羽超の乱舞が今回の台風がもたらした珍事だった。
2007/09/01のBlog
干潟を白く染めるカモメ類
8月最後の定期カウント。小雨降る干潟は灰色の空気に包まれる。そこにいるのはウミネコ56羽(夏鳥)とユリカモメ38羽(冬鳥)。5羽のコサギ、1羽のダイサギが加わり干潟は白色の競演。

ユリカモメは8月中旬から1羽、2羽と迷い込む姿が確認され、9月のある日に突然大群で現れる。今年は少々早い。ユリカモメは冬鳥ということになっている(谷津干潟の2006年度鳥相記録を見ると9月には1羽も観察されていない)が、実は東京湾に浮かぶごみ処分場などに1年中生息しているのではないかと考えている。

2004年9月のユリカモメ渡来について

増加した鳥・減少した鳥

シギ・チドリの渡り

新たにオグロシギとアオアシシギが加わる(写真は2004年のもの)。しぐさは毎年同様で一列に並びひたすら干潟をつついて回る。アオアシシギは比較的南方への渡りが遅く、11月下旬まで滞在する予定。


スズメの群れ形成が進む

家族単位の活動が徐々に群れ単位へと変わってきた。今日は最大33羽の群れで活動。一方JR大井町付近ではいまだ電柱で子育てが行われている。図鑑で確認すると留鳥の中でもスズメの子育て期間は特別長く、9月までと記されている。

ツバメ類が減る

みなとが丘ふ頭公園に続き、大井ふ頭中央海浜公園のイワツバメも姿が見えない。ツバメも干潟・池・原っぱいずれにもいない。ツバメは京浜運河でも10羽程度の小群になるが、南方へ渡る直前の大群の形成に向けて移動したかもしれない。

8月31日の大井ふ頭
天候:小雨
気温:24℃

出現種類数:23種類
出現個体数:305羽
2007/08/21のBlog
[ 17:57 ] [ 観察記録 ]
ヒメアマツバメ戻る
前回8月8日に確認できなかったヒメアマツバメ6羽が戻った。場所は相変わらずJR貨物業務棟。このビルでヒメアマツバメと小群を構成するイワツバメは前回1羽、今回ついにゼロとなった。イワツバメは引き続き大井ふ頭中央海浜公園の広場上空で見ることができる。

引き続きアブラゼミ隆盛
私はカウントをノートではなくボイスレコーダーに吹き込み記録している。それを帰宅後PCで集計する。前回8月8日は少々困った。なぜならボイスレコーダーが背後のアブラゼミの声を拾い自分の声が聞き取れなかったから。今回はその反省から大きな声で録音した。米国の17年ゼミ発生やクマゼミのファイバーケーブル断線被害など、今年はセミの話題が多い。さる7月28日に行われた調査では、大井ふ頭中央海浜公園でもクマゼミの抜け殻が4つ発見されたそうだ。

スズメ・ムクドリの群れ形成
スズメは巣立ち後しばらくは4羽前後の小群で活動していたが、徐々に小群が合流し始めている。今日は16羽、12羽の群れに遭遇。ムクドリは営巣も集団だが巣立ち後もただちに大きな群れを形成する。

8月21日の大井ふ頭

天候:晴れ
気温:32度

出現種類数:21種類
出現個体数:234
2007/08/17のBlog
[ 23:00 ] [ カモメ類 ]
砂浜のハゼを狙うコアジサシ。
2007/08/14のBlog
[ 18:34 ] [ コラム ]
ほんの2時間で

前回8月8日のカウント後の話。2時間程度屋外にいただけで、突然手の甲に多数の湿疹が現れた。見た目も悪いが無性にかゆい。放っておいたが手の甲となると何かに触れないわけにいかず、そのたびにかゆみがぶり返す。
診断は「日光湿疹」

数日たっても湿疹とかゆみが引かず、たまらず土曜日に皮膚科へ。診断は「日光湿疹」。アンテベートクリームという塗り薬を処方された。

男性も忘れず日焼け止めを

私は小学2年生で野球チーム加盟以後、大学を卒業するまで1週間のうち4日以上屋外でスポーツ活動をしていた。しかし「日光湿疹」とは無縁。会社勤めで屋内生活を送るうちに肌が弱体化したのかもしれない。

この季節、水辺でシギ・チドリを観察する男性諸氏も日焼け止めクリームは必ず塗ったほうがよい。



2007/08/08のBlog
8月第1回目のカウント

梅雨明け後8月最初のカウント。PLフィルタで反射を除けばまさに夏の高気圧そのものの天気。9時段階ですでに32℃、暑さに報われないカウントとなることは予想された

9:00~11:00に実施するという私の都合は野鳥たちの知ったことではない。冬(12月)と比べれば日の出時刻は2時間以上早い4時54分。野鳥の行動も2時間以上早く始まっているわけで、すでに採餌もひと段落、木陰に入り休んでいるためだ。特にシジュウカラはその気配が強い。



シジュウカラは過去最低の出現数

過去シジュウカラの出現個体数最低は気温6℃を下回った1月20日当日の記録はこちら)の12羽。今日はそれを下回る今年最低の9羽

スズメは暑さに強い

その点同じ留鳥のスズメは暑さに強く、出現個体数に大きな変動はない。真の都市鳥となるには、ヒートアイランド現象(温暖化ではなく)への耐性も要求されることになる。

植物性の食性と思われがちなスズメも、エネルギー消費が多いこの季節は昆虫も食べる。これまで甲虫を含む昆虫を捕まえるスズメを何度か目撃したが、もてあそんでいるのか実際に食べるのかはっきりしなかった(食べる前に放置して飛び去ってしまうから)。今日のスズメはカマキリと思われる昆虫を食べた

8月8日の大井ふ頭

天候:快晴
気温:32℃

出現種類数:18種
出現個体数:153
2007/07/29のBlog
今年生まれのオオヨシキリたち

を紹介します。大井ふ頭中央海浜公園では、5月に2羽のオオヨシキリがなわばりを構えました。

渡来当初は盛んに鳴き声をあげるため、姿は見えずともその存在は容易にわかります。しかしなわばりが確定後は鳴き声を控えるため、気配を消してしまいます(定期カウントでも5月以降カウントがありません)。

オオヨシキリ(Great Reed Warbler)
英名が示すとおり葦原(Reed)で強烈に(Great)歌う下手な歌手(Warbler)。


そして夏本番を迎えた頃、葦の茂みをもつれるように飛び回る幼鳥たちが姿を現します。

そして今日、茂みの中からひょっこり1羽。
合計3羽

続いて2羽が登場。合計3羽の幼鳥です。今は生まれた葦原からなかなか出てきませんが、近いうちに行動範囲を広げ近くで見れると思います。

Youtubeに掲載したオオヨシキリの生態映像へのリンク
2007/07/27のBlog
京浜運河とイソヒヨドリ

今日の定期カウント、移動中にイソヒヨドリを見つけた。海岸の岩場を好み神奈川県城ヶ島が東京湾の生息地として有名。秋から春にかけて、まれに京浜運河で目撃される。私は4~5回見たことがあるが、いずれも幼鳥。

残念ながら定期カウントのコースからわずかに外れている。よって記録に残すことはできない。しかし今年の秋にはきっと大井ふ頭中央海浜公園でカウントできると思う。

過去の記録
2006年10月25日
2005年04月18日
2004年10月09日
2004年09月12日


距離が近い

これまで目撃したときは、あまり人なれしている印象を受けなかった。こちらに気づけば100mの向こう岸へ逃げてしまう。

ところが今日のイソヒヨドリときたら、ごらんのとおり私の目の前で余裕の頭掻き。
理由は「食」

しばらくしてなぞが解けた。イソヒヨドリはセミを食べている途中だったのだ。大きいため一度に食べれず分解して食べていた。ところが途中で私が現れ、そのそばに居座ったようだ。

足元のセミに気づき少し離れてみる。無神経な私に相当いらいらしたことだろう。すぐに降りてきてパクッと一飲み。食事さえ済めば私のそばになどいる理由はない、あっという間に去っていった。

[ 11:37 ] [ 観察記録 ]
シギ・チドリ南下の渡り

7月20日にコチドリで幕を開けたシギ・チドリの渡り。今日はキアシシギ・ソリハシシギ・メダイチドリを確認。 キアシシギは5月の北上時に見られたものに比べ、いかにも若い(北上時のキアシシギ写真はこちら)。
南下の渡りは4ヶ月以上続く

繁殖地の獲得レースがない越冬地への渡りは場合によっては4ヶ月、時には11月まで続く。出発時期がばらける(1腹目・2腹目)のに加え、中継時点で長居する。 写真は2006年8月29日の北海道能取湖。チュウシャクシギやオグロシギの幼鳥。2~3週間後大井ふ頭にも現れる。

アオサギの日光浴

今年初めての日光浴スタイル。体の向きは太陽に正対している。 このポーズをとったアオサギを上高地で見たのが野鳥観察をはじめたきっかけ。当時上高地で撮影した写真を見ると、野鳥の知識がゼロにも関わらずキバシリ・ゴジュウカラ・カワガラス・オシドリの雛が写っていた。今夏は4年ぶりに再び上高地へ。前回よりは多くの野鳥が見つけられるのではと期待。
チョウトンボがたくさん

野鳥となんら関係ないが(誰も捕食しないので)みなとが丘ふ頭公園にはチョウトンボが多い。最初に気づいたのはネムノキが咲いたころ。1匹2匹と飛んでいたのがここに来て一気に増加。軽く10匹を超える。

ヒヨドリもトンボは食べない。ツバメ類も食べない。食べるのはアオサギ・ダイサギ・チュウサギ。

7月27日の大井ふ頭

天候:晴れ
気温:28℃

出現個体数:245
出現種類数:22