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2005/05/22のBlog
[ 22:40 ]
[ 番外編 ]
金曜夜に「アナコンダ」という映画を見ていると、悪役を演じるジョン・ヴォイドさんという
男優さんが出ておられた。
その人相の悪い顔を見ていると、ある人を思い出してしまった。
昨年の12月末になって突如、東京地裁外野席に帰ってきた「あの男」のことを。
新宿のデパート?のかばんを提げて、だれかかれやとなれなれしく声をかけて近づき、
なぜかいっしょに傍聴することを求める「あの男」を。
「強かん」の裁判はすべて見たと豪語する「あの男」を。
「ああ、あのオヤジか」とわかる人は結構いらっしゃるはず。
私が最後に見かけたのは2月初旬、地下鉄駅の通路上だった。
さてはどこに消えたか。
答えは私の、あなたの想像の一致するところで間違いないらしい。
男優さんが出ておられた。
その人相の悪い顔を見ていると、ある人を思い出してしまった。
昨年の12月末になって突如、東京地裁外野席に帰ってきた「あの男」のことを。
新宿のデパート?のかばんを提げて、だれかかれやとなれなれしく声をかけて近づき、
なぜかいっしょに傍聴することを求める「あの男」を。
「強かん」の裁判はすべて見たと豪語する「あの男」を。
「ああ、あのオヤジか」とわかる人は結構いらっしゃるはず。
私が最後に見かけたのは2月初旬、地下鉄駅の通路上だった。
さてはどこに消えたか。
答えは私の、あなたの想像の一致するところで間違いないらしい。
2005/05/21のBlog
[ 02:52 ]
[ 保守の砦 ]
飲み会に参加した男性は酔っ払い、めいていした。深夜になって、友人がタクシーで送
ってあげたところ、下車してから突然男は友人に怒り出し、暴行をはたらいた。
騒ぎを聞きつけた付近の住民が110番通報し、警察官が駆けつけた。
男は仲裁に入ったその警察官のひざを蹴り、「公務執行妨害」で連行された。
男は罪状認否で「よく覚えていない」と答えた。
要領を得なかったのだろう。裁判官がもう一度同じ質問をすると、また「よく覚えていな
い」と返答した。
男が覚えているのは「2軒目の店でカウンターに座り、テキーラを飲んだところまで」だ
そうだ。
気づいたら、留置場の中だったという。
ところが男は検察官の取り調べや裁判官の勾留質問で、蹴ったかどうかなんて覚えて
いないのにもかかわらず、素直に認めた。「やりました」と言うと、すぐに外に出られた。
「被告人は法廷で本当のことを言うか、うそをつき続けるか、今朝まで迷っていた」と弁
護人が言う。
迷った挙句、男が出した結論は「法廷では本当のことを言う」だった。
だから、認否で「よく覚えていない」という珍しい迷答が導き出された。
一方で、検察官提出の証拠についてはすべて異議なしとし、争うわけでもなかった。
「当時のことはよく覚えていないが、警察官が言うのだからそうなのだろう」とし、「反省
している」と述べた。
最後に女性弁護人が国選とは思えぬほど熱心な弁論で締めくくった。
「~~被告人は無罪である。もしも被告人が心神耗弱でないと判断されるならば、減刑されるべきである」
やる気のある弁護人に恵まれて、「覚えていないことは覚えていない」と自己主張した
被告人の姿がちょっぴりかっこよく見えた。
しかし日がたつに連れ、どうも中途半端だよなあと思うようになった。
「やった」とも「やらなかった」とも言わず、無罪を主張するのもなんか変だよなあ。
「覚えていない」と法廷で記憶のままに述べるのなら、争えばよかったのではないか。
いつものように目撃者ゼロなのだから、蹴られた警察官を呼んでほしかった。
争っても争わなくても、おそらく「懲役1年猶予3年」が結論だから、認めなくないなら認
めないでいいのではないか。
もし争う気がないのなら、うそをつき通し、さっさとケリをつけたほうが得だ。
ただし争った場合、「訴訟費用は被告人の負担とする」と裁判官が判決の最後にわざ
わざ付け加える可能性は存分にあるだろう。
その点を考慮すると、争うことを外野席からはやし立てるのも少々気が引ける。
判決言い渡しまで裁判官が日時をあけた。
男性被告人にも判決にもこれ以上の関心はない。
歯切れのいい、じょう舌な弁護人の横顔をもう一度見られることを楽しみとしたい。
ってあげたところ、下車してから突然男は友人に怒り出し、暴行をはたらいた。
騒ぎを聞きつけた付近の住民が110番通報し、警察官が駆けつけた。
男は仲裁に入ったその警察官のひざを蹴り、「公務執行妨害」で連行された。
男は罪状認否で「よく覚えていない」と答えた。
要領を得なかったのだろう。裁判官がもう一度同じ質問をすると、また「よく覚えていな
い」と返答した。
男が覚えているのは「2軒目の店でカウンターに座り、テキーラを飲んだところまで」だ
そうだ。
気づいたら、留置場の中だったという。
ところが男は検察官の取り調べや裁判官の勾留質問で、蹴ったかどうかなんて覚えて
いないのにもかかわらず、素直に認めた。「やりました」と言うと、すぐに外に出られた。
「被告人は法廷で本当のことを言うか、うそをつき続けるか、今朝まで迷っていた」と弁
護人が言う。
迷った挙句、男が出した結論は「法廷では本当のことを言う」だった。
だから、認否で「よく覚えていない」という珍しい迷答が導き出された。
一方で、検察官提出の証拠についてはすべて異議なしとし、争うわけでもなかった。
「当時のことはよく覚えていないが、警察官が言うのだからそうなのだろう」とし、「反省
している」と述べた。
最後に女性弁護人が国選とは思えぬほど熱心な弁論で締めくくった。
「~~被告人は無罪である。もしも被告人が心神耗弱でないと判断されるならば、減刑されるべきである」
やる気のある弁護人に恵まれて、「覚えていないことは覚えていない」と自己主張した
被告人の姿がちょっぴりかっこよく見えた。
しかし日がたつに連れ、どうも中途半端だよなあと思うようになった。
「やった」とも「やらなかった」とも言わず、無罪を主張するのもなんか変だよなあ。
「覚えていない」と法廷で記憶のままに述べるのなら、争えばよかったのではないか。
いつものように目撃者ゼロなのだから、蹴られた警察官を呼んでほしかった。
争っても争わなくても、おそらく「懲役1年猶予3年」が結論だから、認めなくないなら認
めないでいいのではないか。
もし争う気がないのなら、うそをつき通し、さっさとケリをつけたほうが得だ。
ただし争った場合、「訴訟費用は被告人の負担とする」と裁判官が判決の最後にわざ
わざ付け加える可能性は存分にあるだろう。
その点を考慮すると、争うことを外野席からはやし立てるのも少々気が引ける。
判決言い渡しまで裁判官が日時をあけた。
男性被告人にも判決にもこれ以上の関心はない。
歯切れのいい、じょう舌な弁護人の横顔をもう一度見られることを楽しみとしたい。
2005/05/19のBlog
[ 23:22 ]
[ 番外編 ]
2月に大阪地裁へ日帰り遠征したときのこと。
朝一番でその日の開廷表の中で最も凶悪な罪名の並ぶ法廷へ行ってみた。
「強盗致傷、逮捕監禁致傷、窃盗等」。
6部の水島裁判長が指揮する法廷だ。
冒頭で被告人4名のうち1名に対し検察官が追起訴状を読み上げ、被告人は「名誉毀
損」の罪を認めた。
その後「証拠調べ」が終了したのが10時30分前。それから各法廷を回り、12時前に
戻ってくるとまだ審理中だったため、再度入室した。
すると、弁護人が「オーマエケンイチさん、オーマエケンイチさん」と人名を連呼してい
た。証人として、次々回以降にオーマエケンイチさんという方を呼びたいようなのだ。
まさかあの、大前研一さん? 違いますよねぇ?
その後どうなったか、関西在住なら続編を見たかったところ。
上記「名誉毀損」の審理中、ひとりも新聞屋さんはいなかった。
その17日後、同罪に問われた残る共犯者2名の初公判が東京であった。警備法廷が
使われ、報道記者席のカバー分だけ新聞屋さんも来ていた。初公判の模様を伝えるか
どうか注目していたが、どこも報道しなかった。4月になって罰金刑を伝える報道のみ
がなされた。
実現不可能な妄想を少しだけ記す。
大阪地裁でその被告人に対し、「名誉毀損」の罪だけ取り上げ個別に判決を言い渡す
ことができれば、各裁判官のとらえ方の違いがあらわになって興味深かったことと思
う。大阪と東京の空気の違いも表に出ていたのではないか。
はたして東京と同じく、罰金刑で済んでいたかどうか。
微妙なところだと思う。
朝一番でその日の開廷表の中で最も凶悪な罪名の並ぶ法廷へ行ってみた。
「強盗致傷、逮捕監禁致傷、窃盗等」。
6部の水島裁判長が指揮する法廷だ。
冒頭で被告人4名のうち1名に対し検察官が追起訴状を読み上げ、被告人は「名誉毀
損」の罪を認めた。
その後「証拠調べ」が終了したのが10時30分前。それから各法廷を回り、12時前に
戻ってくるとまだ審理中だったため、再度入室した。
すると、弁護人が「オーマエケンイチさん、オーマエケンイチさん」と人名を連呼してい
た。証人として、次々回以降にオーマエケンイチさんという方を呼びたいようなのだ。
まさかあの、大前研一さん? 違いますよねぇ?
その後どうなったか、関西在住なら続編を見たかったところ。
上記「名誉毀損」の審理中、ひとりも新聞屋さんはいなかった。
その17日後、同罪に問われた残る共犯者2名の初公判が東京であった。警備法廷が
使われ、報道記者席のカバー分だけ新聞屋さんも来ていた。初公判の模様を伝えるか
どうか注目していたが、どこも報道しなかった。4月になって罰金刑を伝える報道のみ
がなされた。
実現不可能な妄想を少しだけ記す。
大阪地裁でその被告人に対し、「名誉毀損」の罪だけ取り上げ個別に判決を言い渡す
ことができれば、各裁判官のとらえ方の違いがあらわになって興味深かったことと思
う。大阪と東京の空気の違いも表に出ていたのではないか。
はたして東京と同じく、罰金刑で済んでいたかどうか。
微妙なところだと思う。
2005/05/18のBlog
[ 22:34 ]
[ 番外編 ]
ネット上の中日新聞と毎日新聞愛知版に毎日チェックを入れている。
だが、お目当ての記事は現れない。
※※人武装すりGの面々が中部地方に遠征して、悪さをしていないのだろうか。
何も被害が発生していなければ、もちろんそれでよし。
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
Gウイークの間だったと思う。NHKの夜10時台のニュース番組でいつもの男性キャスタ
ーが大阪万博の話題に触れ、その当時訪れたときに「月の石」を見たようなことを話し
ていた。
んん?
アポロは月には到着していないと思うのですが。
大国ぶるアメリカさんの猿芝居でなくて?
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
検察官「あえて言うが、一生電車に乗らないことはできないか」
4月下旬のある法廷。被告人は68歳の男。痴漢行為をしたらしい。
外野席の奥さんがずっとうなだれていた。
何年か前にも同様の行為をして一度は執行猶予をもらったのに、その猶予期間が終わ
って数日後、捕まった。
一流大学を出て、一流会社の営業部長を経(弁護人)、毎朝早朝から痴漢に精を出し
(検察官)、いまは東京拘置所でいじめられる毎日(被告人本人)だそうだ。
求刑1年。
再度、猶予がつけられたかどうか。
だが、お目当ての記事は現れない。
※※人武装すりGの面々が中部地方に遠征して、悪さをしていないのだろうか。
何も被害が発生していなければ、もちろんそれでよし。
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Gウイークの間だったと思う。NHKの夜10時台のニュース番組でいつもの男性キャスタ
ーが大阪万博の話題に触れ、その当時訪れたときに「月の石」を見たようなことを話し
ていた。
んん?
アポロは月には到着していないと思うのですが。
大国ぶるアメリカさんの猿芝居でなくて?
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検察官「あえて言うが、一生電車に乗らないことはできないか」
4月下旬のある法廷。被告人は68歳の男。痴漢行為をしたらしい。
外野席の奥さんがずっとうなだれていた。
何年か前にも同様の行為をして一度は執行猶予をもらったのに、その猶予期間が終わ
って数日後、捕まった。
一流大学を出て、一流会社の営業部長を経(弁護人)、毎朝早朝から痴漢に精を出し
(検察官)、いまは東京拘置所でいじめられる毎日(被告人本人)だそうだ。
求刑1年。
再度、猶予がつけられたかどうか。
[ 00:36 ]
[ 番外編 ]
静岡地裁で先週11日水曜日に、あの「強盗殺人事件」で起訴された静岡大生の被告
人の初公判が予定されていたはずなのだが、全く報道がない。
また取消???
起訴されたのはかなりかなり前のこと。いったいいつになったら、初公判?
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
4月下旬のこと、判決直前の2分間撮影がある法廷で行われ、中央に座るひとりの判
事の姿をその日の夜になってテレビで見た。
その翌日、たまたまその判事を法廷で見た。なぜか、黒装束からのぞく衣装に視線が
吸い寄せられた。
ムム。
昨日と同じ柄のネクタイだ。
忙しさのあまり、裁判所で寝泊りしているのか。
5月17日火曜日、またその判事を法廷で見た。
ネクタイのことなどすっかり忘れていたのに、また視線が首下に集まってしまった。
オオッ。
そう、4月下旬と同じネクタイだった。
よほど、そのタイをお気に入りなのでしょう。
映えるスーツ姿をぜひ拝見してみたい。
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
やっとピンときた。
千葉地裁松戸支部の伊藤判事は全日本プロレスの故大熊元司さんにそっくりだ。
人の初公判が予定されていたはずなのだが、全く報道がない。
また取消???
起訴されたのはかなりかなり前のこと。いったいいつになったら、初公判?
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4月下旬のこと、判決直前の2分間撮影がある法廷で行われ、中央に座るひとりの判
事の姿をその日の夜になってテレビで見た。
その翌日、たまたまその判事を法廷で見た。なぜか、黒装束からのぞく衣装に視線が
吸い寄せられた。
ムム。
昨日と同じ柄のネクタイだ。
忙しさのあまり、裁判所で寝泊りしているのか。
5月17日火曜日、またその判事を法廷で見た。
ネクタイのことなどすっかり忘れていたのに、また視線が首下に集まってしまった。
オオッ。
そう、4月下旬と同じネクタイだった。
よほど、そのタイをお気に入りなのでしょう。
映えるスーツ姿をぜひ拝見してみたい。
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やっとピンときた。
千葉地裁松戸支部の伊藤判事は全日本プロレスの故大熊元司さんにそっくりだ。
2005/05/16のBlog
[ 22:00 ]
[ 千葉 ]
審理半ばで入室すると、証言台に着席した女性が弁護人からの質問に答えていた。
その後、検察官からの質問を経て、裁判官が口を開き、「保釈金の支払いに関して、説
明を求める」趣旨の質問をその女性に投げかけた。
「裁判所の窓口に聞いたら、『前例から100~150万くらい』と言われ、弁護士からは『200万くらい』と聞き……」
「そんなことを聞いているんじゃない」
女性の正面に陣取る裁判官の口がとんがっていた。
「保釈金の金額については裁判所が決めることですよ。窓口で言われた金額が優先するようなことを言って……。どう思っておられるのか」
「子どもをふたり抱えて生活が大変で……」
裁判官が納得する、満足する返答を体格の良すぎるその女性はしなかった。
「職員から聞いている話といま(あなたが)話していることは違う。冗談じゃない。保釈金の金額については私が決めることですよ。(あなたに)とやかく言われることじゃない。心外ですよ」
裁判官が一気に心情をまくしたて、最後は女性のほうが折れた。
どうやら最初に窓口で聞いた見込み額を盾にして、裁判官が決めた250万の保釈保
証金にブー垂れていたようなのだ。
大きな顔をした裁判官が被告人の妻に怒りの気持ちをあらわにしたことで、千葉地裁
本庁302法廷の空気が引き締まった。
目の前にいる裁判官がおっかないことがわかると、引き続き行われた被告人質問に
て、被告人計3名の返答がえらくハキハキしていましたもの。
この判事が武闘派の側面を持ち合わせていることが判明したいま、対被告人におい
て、ある組み合わせをぜひぜひ見てみたいと空想する。同じく千葉の項で以前記した
「傷害致死、贈賄、詐欺等」被告事件を担当していれば、おもしろさ格別だっただろうと
想像してしまう。
どちらがどちらを口でやりこめるか。
「東京高裁」でいずれぶつかる可能性が全くないではないのだが、実現してもしなくても
何年も先のことで、もう上記のような空想をしたことを忘れているかもしれない。
その後、検察官からの質問を経て、裁判官が口を開き、「保釈金の支払いに関して、説
明を求める」趣旨の質問をその女性に投げかけた。
「裁判所の窓口に聞いたら、『前例から100~150万くらい』と言われ、弁護士からは『200万くらい』と聞き……」
「そんなことを聞いているんじゃない」
女性の正面に陣取る裁判官の口がとんがっていた。
「保釈金の金額については裁判所が決めることですよ。窓口で言われた金額が優先するようなことを言って……。どう思っておられるのか」
「子どもをふたり抱えて生活が大変で……」
裁判官が納得する、満足する返答を体格の良すぎるその女性はしなかった。
「職員から聞いている話といま(あなたが)話していることは違う。冗談じゃない。保釈金の金額については私が決めることですよ。(あなたに)とやかく言われることじゃない。心外ですよ」
裁判官が一気に心情をまくしたて、最後は女性のほうが折れた。
どうやら最初に窓口で聞いた見込み額を盾にして、裁判官が決めた250万の保釈保
証金にブー垂れていたようなのだ。
大きな顔をした裁判官が被告人の妻に怒りの気持ちをあらわにしたことで、千葉地裁
本庁302法廷の空気が引き締まった。
目の前にいる裁判官がおっかないことがわかると、引き続き行われた被告人質問に
て、被告人計3名の返答がえらくハキハキしていましたもの。
この判事が武闘派の側面を持ち合わせていることが判明したいま、対被告人におい
て、ある組み合わせをぜひぜひ見てみたいと空想する。同じく千葉の項で以前記した
「傷害致死、贈賄、詐欺等」被告事件を担当していれば、おもしろさ格別だっただろうと
想像してしまう。
どちらがどちらを口でやりこめるか。
「東京高裁」でいずれぶつかる可能性が全くないではないのだが、実現してもしなくても
何年も先のことで、もう上記のような空想をしたことを忘れているかもしれない。
[ 03:05 ]
[ 保守の砦 ]
高裁の警備法廷725へ。
2002年2月、都内文京区の病院で暴力団幹部が射殺された事件などで、「殺人、銃
刀法~、窃盗、窃盗教唆」の罪に問われた新居久三雄被告の控訴審判決が刑事12
部で言い渡された。
「本件控訴を棄却する。当審における未決勾留日数のうち、120日を算入する」
事件の首謀者でない点などが考慮されて、原審で懲役16年に落ち着いたようである。
しかし被告人は「強盗致死」罪で懲役13年の刑に処せられた前科もあるようで、詳しい
事情は全く知らない立場の私が短絡的に物を申すならば、いささか甘い刑に思えた。
初めて見る光景あり。
内野と外野がアクリル?のような透明の高さ2mくらい?の板で分離され、被告人を生
かしたまま次のステップに送致する措置が取られていた。
______裁判官3名
弁_看______________検
_______証言台
_______被告人
_____看_____看
↑内野______________板
↓外野
看守3名態勢。被告人は当初から裁判長のほうを向いていた。
2002年2月、都内文京区の病院で暴力団幹部が射殺された事件などで、「殺人、銃
刀法~、窃盗、窃盗教唆」の罪に問われた新居久三雄被告の控訴審判決が刑事12
部で言い渡された。
「本件控訴を棄却する。当審における未決勾留日数のうち、120日を算入する」
事件の首謀者でない点などが考慮されて、原審で懲役16年に落ち着いたようである。
しかし被告人は「強盗致死」罪で懲役13年の刑に処せられた前科もあるようで、詳しい
事情は全く知らない立場の私が短絡的に物を申すならば、いささか甘い刑に思えた。
初めて見る光景あり。
内野と外野がアクリル?のような透明の高さ2mくらい?の板で分離され、被告人を生
かしたまま次のステップに送致する措置が取られていた。
______裁判官3名
弁_看______________検
_______証言台
_______被告人
_____看_____看
↑内野______________板
↓外野
看守3名態勢。被告人は当初から裁判長のほうを向いていた。
[ 01:08 ]
[ 保守の砦 ]
あれっ、また消えてる……。
「次回は5月10日です」。
ご託宣を疑うことなく受け入れて裁判所に行くと、開廷表から見事に消されていること
がある。
数えてみると3月に一回、4月に二回あった。
また、だまされちゃったよ。
気を取り直して、社会保険庁職員が「国家公務員法違反」の罪に問われている事案
へ。
昨年の7月20日に初公判が開かれ、いまだ継続中のようだ。
104法廷に足を踏み入れて驚かされたことは異様なほどの弁護人の多さ。被告人の
後ろに机といすを設け、各列7人くらい×3列でおおよそ20名が被告人の弁護にあたっ
ている。共産党の全面支援なのだろう。
この日なされていたことは検察側証人/公安部の警察官=公安部のテラダ警部の部
下への弁護人からの質問。2時間以上延々と続いた。
その後、弁護人がまっすぐに竹刀を振り下ろした。
弁護人「被告人のしていたことは休日の、中央区における、私的な行為。身分的属性と全く関係のないところで行われた政治的行為が、公務の中立性をどう損なうのか。また国民の信頼がいかに損なわれたのか。
公務の中立性を侵害しているとして捜査しているはずなのに、被告人の私生活ばかりチェックしている」
16時30分前にやっと初めての休憩が入り、腰が痛くなっていた私は退出。
その後の進行は不明。
前記証人の返答にはもどかしい面もややあり、外野席から時々失笑が漏れていた。
その笑い声がなんとも重かった。
100%被告人の応援団のおっちゃん、おばちゃんが外野席の多数を占めているため、
はつらつとしたところの全くない、嫌味な笑いが証人に浴びせかけられるのだ。
別におかしくもなんともないから一切笑わなかった私にとっては、少々苦痛なものだっ
た。
「次回は5月10日です」。
ご託宣を疑うことなく受け入れて裁判所に行くと、開廷表から見事に消されていること
がある。
数えてみると3月に一回、4月に二回あった。
また、だまされちゃったよ。
気を取り直して、社会保険庁職員が「国家公務員法違反」の罪に問われている事案
へ。
昨年の7月20日に初公判が開かれ、いまだ継続中のようだ。
104法廷に足を踏み入れて驚かされたことは異様なほどの弁護人の多さ。被告人の
後ろに机といすを設け、各列7人くらい×3列でおおよそ20名が被告人の弁護にあたっ
ている。共産党の全面支援なのだろう。
この日なされていたことは検察側証人/公安部の警察官=公安部のテラダ警部の部
下への弁護人からの質問。2時間以上延々と続いた。
その後、弁護人がまっすぐに竹刀を振り下ろした。
弁護人「被告人のしていたことは休日の、中央区における、私的な行為。身分的属性と全く関係のないところで行われた政治的行為が、公務の中立性をどう損なうのか。また国民の信頼がいかに損なわれたのか。
公務の中立性を侵害しているとして捜査しているはずなのに、被告人の私生活ばかりチェックしている」
16時30分前にやっと初めての休憩が入り、腰が痛くなっていた私は退出。
その後の進行は不明。
前記証人の返答にはもどかしい面もややあり、外野席から時々失笑が漏れていた。
その笑い声がなんとも重かった。
100%被告人の応援団のおっちゃん、おばちゃんが外野席の多数を占めているため、
はつらつとしたところの全くない、嫌味な笑いが証人に浴びせかけられるのだ。
別におかしくもなんともないから一切笑わなかった私にとっては、少々苦痛なものだっ
た。
2005/05/15のBlog
[ 04:22 ]
[ 保守の砦 ]
刑事15部合議体の組み合わせが裁判長岡田、右河村だったため、つまりNo.1と No.2
のタッグだったため何かあるのかなと思い、419法廷をのぞいてみた。
被告人はチャイニーズ男。2月中旬、上野駅構内のコーヒーショップに知人女と入店し
た被告人が近くの席にいたジャパニーズ女性の手提げバッグの中に手を差し入れた
が、持ち主に気づかれた。
店員3名によって外へ連れ出された男はかみついて、店員に加療3週間のけがを負わ
せ、警備員2名が加勢し、計5人がかりで押さえつけられたときに(?の)親指にかみつ
いた。
⇔強盗傷人
2004年6月下旬、被告人はサイパン旅行の帰りに成田に降り立ち、3日間の寄港地
上陸の許可を得たところ、そのままトンズラ。本年2月中旬まで不法滞在。
⇔出入国管理~~
被告人は不法滞在を認めたうえで、以下のように述べた。
裁判長「金品を盗もうとしたことはあるか」
被告人「はい」
裁判長「かみついたことはあるか」
被告人「はい」
裁判長「何のために?」
被告人「逃げるためではない。逮捕を免れるためではない。言葉が通じず、3人がかりで押さえつけられて、圧迫されて無意識にかんだ」
弁護人「窃盗未遂と傷害にあたる」
被告人質問より、被告人の言い分を簡潔に。
被告人「『落とした物を拾いたい』と言ったが聞いてもらえず、店員に後ろから羽交い絞めにされ、息ができないため無意識にかんだ」
窃盗の被害に遭いかけた女性とは金5万円で示談成立。
検察官「逮捕当時、≪39万円と商品券≫を所持。働いてもいないのに、どうしてこんなに?」
被告人「妹や親せきから援助を受けていた」
検察官は被告人が所持していたコートについて、外から入れた手が中から出るように
細工されていたことを明かした。
次回、結審まで。
もどかしく感じられたことが二つあった。ひとつはチャイニーズ男のしたことがどうして
「強盗傷人」の罪にあたるのか。私はさっぱりわからなかった。そもそも「強盗致傷」と
「強盗傷人」の明確な違いがどうしても理解できない。
もうひとつは外野席でのこと。裁判長の意識が外野席に向かう。
「傍聴席は静かにしてください」
しばらくして再度、裁判長から注意が飛んだ。
「傍聴席で飲食は禁止ですから。通訳人、伝えてください」
女性通訳人が裁判長の意を北京語で伝えた。
何度もペットボトルに入った飲料を口にしていた外国人女がなんと後ろを振り向いて確
認する。
外国人女が見やった後方に複数の傍聴人はいたが、だれも飲食なんかしていない。
(あんただよ、あんたしかいないよ。外野席はあんたら以外、全員ジャパニーズだよ)
注意を契機に女は飲食をやめたが、連れの女とのおしゃべりをやめることはなかった。
北京語で注意がなされたのは「飲食」についてだけだったからと思われる。
おそらく、女は次回もやってくる。
かなりうっとうしい存在だったので、岡田裁判長には注意以上の命令を下すことを求め
たい。
上記事案の審理終了後、引き続き「殺人」の罪に問われた被告人の初公判があった。
3月1日に都内杉並区高円寺で発生した事件のようだ。
被告人は「殺意」を否認し、「結果的にそうなった。ナイフが刺さったかどうかわからな
い」などと述べ、弁護人も「暴行、傷害の実行行為なし」と言葉を添えた。
一方で外野席の空気が悪い。さすがに今回は飲食やおしゃべりをしている者はいない
が、暴力が暴力を呼びかねない雰囲気だ。
見るからに柄の悪い男が最前列に着席し、被告人の罪状認否のさなか、ボキボキと指
を鳴らしていた。「殺意」を認めなかった被告人を威嚇する目的は明らかだろう。
閉廷時に岡田裁判長が傍聴人を先に法廷から出したことから、不穏な空気を感じ取っ
ていたのは私だけではないことがわかろうというもの。
「次回も419法廷で審理をする」と裁判長はしたが、次々回はどうだろうか。
こうした案件にこそ、警備法廷を活用しなきゃ。
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
【追 記】
その次回より警備法廷429使用に変更されていた。
のタッグだったため何かあるのかなと思い、419法廷をのぞいてみた。
被告人はチャイニーズ男。2月中旬、上野駅構内のコーヒーショップに知人女と入店し
た被告人が近くの席にいたジャパニーズ女性の手提げバッグの中に手を差し入れた
が、持ち主に気づかれた。
店員3名によって外へ連れ出された男はかみついて、店員に加療3週間のけがを負わ
せ、警備員2名が加勢し、計5人がかりで押さえつけられたときに(?の)親指にかみつ
いた。
⇔強盗傷人
2004年6月下旬、被告人はサイパン旅行の帰りに成田に降り立ち、3日間の寄港地
上陸の許可を得たところ、そのままトンズラ。本年2月中旬まで不法滞在。
⇔出入国管理~~
被告人は不法滞在を認めたうえで、以下のように述べた。
裁判長「金品を盗もうとしたことはあるか」
被告人「はい」
裁判長「かみついたことはあるか」
被告人「はい」
裁判長「何のために?」
被告人「逃げるためではない。逮捕を免れるためではない。言葉が通じず、3人がかりで押さえつけられて、圧迫されて無意識にかんだ」
弁護人「窃盗未遂と傷害にあたる」
被告人質問より、被告人の言い分を簡潔に。
被告人「『落とした物を拾いたい』と言ったが聞いてもらえず、店員に後ろから羽交い絞めにされ、息ができないため無意識にかんだ」
窃盗の被害に遭いかけた女性とは金5万円で示談成立。
検察官「逮捕当時、≪39万円と商品券≫を所持。働いてもいないのに、どうしてこんなに?」
被告人「妹や親せきから援助を受けていた」
検察官は被告人が所持していたコートについて、外から入れた手が中から出るように
細工されていたことを明かした。
次回、結審まで。
もどかしく感じられたことが二つあった。ひとつはチャイニーズ男のしたことがどうして
「強盗傷人」の罪にあたるのか。私はさっぱりわからなかった。そもそも「強盗致傷」と
「強盗傷人」の明確な違いがどうしても理解できない。
もうひとつは外野席でのこと。裁判長の意識が外野席に向かう。
「傍聴席は静かにしてください」
しばらくして再度、裁判長から注意が飛んだ。
「傍聴席で飲食は禁止ですから。通訳人、伝えてください」
女性通訳人が裁判長の意を北京語で伝えた。
何度もペットボトルに入った飲料を口にしていた外国人女がなんと後ろを振り向いて確
認する。
外国人女が見やった後方に複数の傍聴人はいたが、だれも飲食なんかしていない。
(あんただよ、あんたしかいないよ。外野席はあんたら以外、全員ジャパニーズだよ)
注意を契機に女は飲食をやめたが、連れの女とのおしゃべりをやめることはなかった。
北京語で注意がなされたのは「飲食」についてだけだったからと思われる。
おそらく、女は次回もやってくる。
かなりうっとうしい存在だったので、岡田裁判長には注意以上の命令を下すことを求め
たい。
上記事案の審理終了後、引き続き「殺人」の罪に問われた被告人の初公判があった。
3月1日に都内杉並区高円寺で発生した事件のようだ。
被告人は「殺意」を否認し、「結果的にそうなった。ナイフが刺さったかどうかわからな
い」などと述べ、弁護人も「暴行、傷害の実行行為なし」と言葉を添えた。
一方で外野席の空気が悪い。さすがに今回は飲食やおしゃべりをしている者はいない
が、暴力が暴力を呼びかねない雰囲気だ。
見るからに柄の悪い男が最前列に着席し、被告人の罪状認否のさなか、ボキボキと指
を鳴らしていた。「殺意」を認めなかった被告人を威嚇する目的は明らかだろう。
閉廷時に岡田裁判長が傍聴人を先に法廷から出したことから、不穏な空気を感じ取っ
ていたのは私だけではないことがわかろうというもの。
「次回も419法廷で審理をする」と裁判長はしたが、次々回はどうだろうか。
こうした案件にこそ、警備法廷を活用しなきゃ。
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
【追 記】
その次回より警備法廷429使用に変更されていた。
2005/04/30のBlog
[ 02:58 ]
[ 保守の砦 ]
2月19日、男が都内港区台場のビルに車で突っ込み、バットを持って車外に出、駆けつけた警察官を追っ払った。その後、パトカーを強奪しようとしたところ、「窃盗未遂」で
やっと逮捕された。
その一部始終がフジテレビで放送されたため、22日になって小泉首相が「~~逃げるとは何事か。~~」と一喝。
24日、警察庁漆間長官「警察官は時に蛮勇をふるってでも立ち向かうべきで、~~弁解の余地はない」
4月28日、「覚せい剤取締法違反(使用、所持)」の罪を認めた小柄な男に判決が下りた。
懲役2年猶予3年。裁判官「今後の人生、やり直してください」
2005/04/28のBlog
[ 01:35 ]
[ 横浜 ]
1月23日と3月7日に記した、横浜市内で多数発生した≪監禁&強盗致傷≫被告事
件の追起訴審理が行われた。
被告人3名は認めて、30分で審理終了。
裁判長「終局のめどは? いままでやってきたくらいあるの?」
検察官「あと6つか7つくらい」
あと最低2回は追起訴審理が開かれそう。
終わりそうで終わらないということは、被告人らが散々悪行を重ねてきた証拠である。
同じく3月7日に記した、上記事件の共犯者にあたる女性被告人の第2回公判もあっ
た。
ところがきょうで結審するはずだったのに、前へと進まない。
検察官「追起訴が間に合わない」
情状証人を調べて、10分で終了した。
裁判長「(検察官に対して)二度、約束を破った形ですよ」
裁判長「(次回期日を入れた後、被告人に対して)今度こそ、結審をいたしましょう」
上の合議体裁判長はおなじみの山崎さん、右陪席は家裁からスライドの深見さん。山
崎さんの両隣はともに女性である。
そのトリオで午後から1階101法廷を使って、三菱自動車の「業務上過失致死」事案の
審理が開かれた。
入廷に際し、ゲートは使わずに、丸輪だけを用いて傍聴希望者へのボディチェックあり。
初めて入室した101法廷は外野席84席の立派な造り。南関4場で最も雰囲気のある
法廷と言っていいだろう。
さいたま地裁に例えると、新館の105法廷風。東京、千葉地裁においては比較対照に
なる法廷がない。
正面を見据えると、右陪席深見さんのヘアスタイルが午前中とは一変。よりおしゃれな
それに。
101法廷が内野席の住人の気持ちを高ぶらせるのか、それとも……?
ただひとつ疑問を感じさせるのは上記ボディチェックの必要性だ。もはや三菱関係者の
被告人4名が立派な人物だなんてだれも思っていないだろうし、その他4階刑事法廷
の被告人とV I P度はなんら変わりない。
ボディチェックをやりたければ、入庁者全員にするべきだろう。
******************************************************************
404法廷の新裁判官は静岡地裁富士支部長から異動の倉沢氏。
属する第5刑事部はおじさまの落ち着く先か。
進行する様を拝見していると、氏を形容する言葉が4つほど、浮かんできた。
裁判官らしい、信頼できそう、かつ引き締まった顔をされ、疲れていない方だ。
******************************************************************
407法廷の新裁判官は川崎支部から栗田さん。日のあたる場所の居心地はいかに?
******************************************************************
地下食堂の名称が変更されていた。提供されるメニューがこれまでとは違い、動きに無
駄がある従業員の姿も少々目に付く。したがって運営する会社がチェンジされたものと
思われる。
公道弁当売りへの対抗策、当然ありか。
件の追起訴審理が行われた。
被告人3名は認めて、30分で審理終了。
裁判長「終局のめどは? いままでやってきたくらいあるの?」
検察官「あと6つか7つくらい」
あと最低2回は追起訴審理が開かれそう。
終わりそうで終わらないということは、被告人らが散々悪行を重ねてきた証拠である。
同じく3月7日に記した、上記事件の共犯者にあたる女性被告人の第2回公判もあっ
た。
ところがきょうで結審するはずだったのに、前へと進まない。
検察官「追起訴が間に合わない」
情状証人を調べて、10分で終了した。
裁判長「(検察官に対して)二度、約束を破った形ですよ」
裁判長「(次回期日を入れた後、被告人に対して)今度こそ、結審をいたしましょう」
上の合議体裁判長はおなじみの山崎さん、右陪席は家裁からスライドの深見さん。山
崎さんの両隣はともに女性である。
そのトリオで午後から1階101法廷を使って、三菱自動車の「業務上過失致死」事案の
審理が開かれた。
入廷に際し、ゲートは使わずに、丸輪だけを用いて傍聴希望者へのボディチェックあり。
初めて入室した101法廷は外野席84席の立派な造り。南関4場で最も雰囲気のある
法廷と言っていいだろう。
さいたま地裁に例えると、新館の105法廷風。東京、千葉地裁においては比較対照に
なる法廷がない。
正面を見据えると、右陪席深見さんのヘアスタイルが午前中とは一変。よりおしゃれな
それに。
101法廷が内野席の住人の気持ちを高ぶらせるのか、それとも……?
ただひとつ疑問を感じさせるのは上記ボディチェックの必要性だ。もはや三菱関係者の
被告人4名が立派な人物だなんてだれも思っていないだろうし、その他4階刑事法廷
の被告人とV I P度はなんら変わりない。
ボディチェックをやりたければ、入庁者全員にするべきだろう。
******************************************************************
404法廷の新裁判官は静岡地裁富士支部長から異動の倉沢氏。
属する第5刑事部はおじさまの落ち着く先か。
進行する様を拝見していると、氏を形容する言葉が4つほど、浮かんできた。
裁判官らしい、信頼できそう、かつ引き締まった顔をされ、疲れていない方だ。
******************************************************************
407法廷の新裁判官は川崎支部から栗田さん。日のあたる場所の居心地はいかに?
******************************************************************
地下食堂の名称が変更されていた。提供されるメニューがこれまでとは違い、動きに無
駄がある従業員の姿も少々目に付く。したがって運営する会社がチェンジされたものと
思われる。
公道弁当売りへの対抗策、当然ありか。
2005/04/27のBlog
[ 01:29 ]
[ 保守の砦 ]
月に一度ほど、継続事案と新件複数が同時刻に激しくぶつかり合う日がある。
泣く泣く取捨選択をした結果、そのいずれかを捨てざるをえなくなる。
26日火曜日は今月唯一の≪継続×新件≫が激しくクロスした日。
そうした日を「特異日」と呼ぶことにしている。
すべての事案が午後に集中し、なんとも悩ましい連休前の特異日となった。
断念したもの少なからず。
① 1時15分からの懲戒免職処分を受けた警察官への判決
② 1時30分からのマル秘特注事案
③ 同じく1時30分からの衆議院事務局を舞台にした「贈収賄」事案初公判
④ 2時からのマル秘特注事案
その他、3時30分から予定されていたはずの刑事4部「監禁、強盗傷人等」の事案は
開廷表から見事に消されていた。
午前中に均等に振り分けてくれれば、ここにおもしろいレポートを記述できたのに。
あーあ。
泣く泣く取捨選択をした結果、そのいずれかを捨てざるをえなくなる。
26日火曜日は今月唯一の≪継続×新件≫が激しくクロスした日。
そうした日を「特異日」と呼ぶことにしている。
すべての事案が午後に集中し、なんとも悩ましい連休前の特異日となった。
断念したもの少なからず。
① 1時15分からの懲戒免職処分を受けた警察官への判決
② 1時30分からのマル秘特注事案
③ 同じく1時30分からの衆議院事務局を舞台にした「贈収賄」事案初公判
④ 2時からのマル秘特注事案
その他、3時30分から予定されていたはずの刑事4部「監禁、強盗傷人等」の事案は
開廷表から見事に消されていた。
午前中に均等に振り分けてくれれば、ここにおもしろいレポートを記述できたのに。
あーあ。
2005/04/25のBlog
[ 17:30 ]
[ 八王子 ]
1月24日に記したひったくりで生活する男の追起訴審理が行われ、被告人質問後、結
審した。
****** ******
弁護人(以下、Q)「2001年の9月に会社をやめた」
被告人(以下、A)「鉄骨の溶接をしていたが、人間関係でやめた。やめたときは生活費のことは考えていなかった」
Q「以前もひったくりで捕まり、刑務所に行った。繰り返せば、罪が重くなることがわかっているか」
A「はい」
Q「仕事をして、金を稼ぐ気にはならなかったか」
A「そのときは何も考えていなかった」
Q「3年間にわたってひったくり。どのくらいやったか」
A「だいたい200件」
Q「原付で近づき、後ろからひったくるのか」
A「はい」
Q「被害者は女性ばかりか」
A「そうではない。起訴されたのは年配の方ばかり。実際には男もいるし、若い人もいる」
Q「まだ日が明るいときもやっていたのか」
A「一昨年くらいから所持金がなく、切羽詰まって昼間もやるようになった。最初の事件で結構な金額になったので……」
Q「やめようと思ったことは?」
A「何度かあった。まとまって手に入ったとき、仕事を探そうとは思ったが、しなかった。~~うまく言えないがやってるうちにどんどん深みにはまっていくのがわかった」
Q「2004年8月下旬、車いすの女性からもひったくりをした」
A「やったときは何も考えずにやったが、一番後悔している事件」
Q「起訴されている以外の件について」
A「上申書を書いて、被害届をさがしてもらって、処理してもらっている」
Q「全部を話したのはなぜ?」
A「これで最後にしたい。隠してもしょうがない」
Q「ひったくりをした原因がどこにあったか」
A「仕事をやめたこと。やめるときに辛抱が足りなかったこと。付き合っていた女に『仕事を続けている』と言って、お金のある振りをしていたこと」
Q「出所したら仕事をどうするか」
A「留置場に前の仕事の社長が来てくれて、『戻ってこい』と言ってくれた。頭を下げてお願いしたいと思っている」
Q「もう二度とやらないと誓えるか」
A「はい」
検察官「200件やったうち、男女の割合は?」
A「7、8割が女性。若い人、年配の割合は五分五分。女性の場合は自転車のかごにバッグを入れているので取りやすい。男性は財布をポケットに入れているし、男性の手からひったくったことはない」
****** ******
検察官「常習的、職業的犯行。起訴10件、被害金額200万、何ら弁償なし。懲役6年に処するを相当」
ラスト陳述「起訴された以外にたくさんの被害者がいると思う。申し訳なく思う」
この男なら、立ち直り可能と信じたい。
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
■強盗殺人、強盗殺人未遂/被告人佐藤光徳
いつ、どこで発生した事件か、不明。
◆論告/求刑◆
「被告人はパチンコ景品交換所を襲撃し、勤務していたおばあちゃん(=大正生まれ)の心臓めがけて千枚通しで突き刺した。被害者は死亡。約115万円強奪。
→強盗殺人
なおも被告人は追跡してきた人の胸部めがけて数回、千枚通しで突き刺した。
→強盗殺人未遂
犯行後、被告人は気を静めるため、4時間にわたりパチンコに興じ、即20万円浪費。
被告人は「殺意」を否認しているが、捜査段階では「殺意」を認めていた。
遺族は「極刑」を望む。
被告人に慰謝の措置なく、永久に隔離するのが相当。無期懲役に」
被告人ラスト陳述「本当に申し訳ありませんでした」
判決は6月に。
……………………………………………………………………………………………
【追 記】
6月に求刑どおり、「無期懲役」が言い渡された。
審した。
****** ******
弁護人(以下、Q)「2001年の9月に会社をやめた」
被告人(以下、A)「鉄骨の溶接をしていたが、人間関係でやめた。やめたときは生活費のことは考えていなかった」
Q「以前もひったくりで捕まり、刑務所に行った。繰り返せば、罪が重くなることがわかっているか」
A「はい」
Q「仕事をして、金を稼ぐ気にはならなかったか」
A「そのときは何も考えていなかった」
Q「3年間にわたってひったくり。どのくらいやったか」
A「だいたい200件」
Q「原付で近づき、後ろからひったくるのか」
A「はい」
Q「被害者は女性ばかりか」
A「そうではない。起訴されたのは年配の方ばかり。実際には男もいるし、若い人もいる」
Q「まだ日が明るいときもやっていたのか」
A「一昨年くらいから所持金がなく、切羽詰まって昼間もやるようになった。最初の事件で結構な金額になったので……」
Q「やめようと思ったことは?」
A「何度かあった。まとまって手に入ったとき、仕事を探そうとは思ったが、しなかった。~~うまく言えないがやってるうちにどんどん深みにはまっていくのがわかった」
Q「2004年8月下旬、車いすの女性からもひったくりをした」
A「やったときは何も考えずにやったが、一番後悔している事件」
Q「起訴されている以外の件について」
A「上申書を書いて、被害届をさがしてもらって、処理してもらっている」
Q「全部を話したのはなぜ?」
A「これで最後にしたい。隠してもしょうがない」
Q「ひったくりをした原因がどこにあったか」
A「仕事をやめたこと。やめるときに辛抱が足りなかったこと。付き合っていた女に『仕事を続けている』と言って、お金のある振りをしていたこと」
Q「出所したら仕事をどうするか」
A「留置場に前の仕事の社長が来てくれて、『戻ってこい』と言ってくれた。頭を下げてお願いしたいと思っている」
Q「もう二度とやらないと誓えるか」
A「はい」
検察官「200件やったうち、男女の割合は?」
A「7、8割が女性。若い人、年配の割合は五分五分。女性の場合は自転車のかごにバッグを入れているので取りやすい。男性は財布をポケットに入れているし、男性の手からひったくったことはない」
****** ******
検察官「常習的、職業的犯行。起訴10件、被害金額200万、何ら弁償なし。懲役6年に処するを相当」
ラスト陳述「起訴された以外にたくさんの被害者がいると思う。申し訳なく思う」
この男なら、立ち直り可能と信じたい。〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
■強盗殺人、強盗殺人未遂/被告人佐藤光徳
いつ、どこで発生した事件か、不明。
◆論告/求刑◆
「被告人はパチンコ景品交換所を襲撃し、勤務していたおばあちゃん(=大正生まれ)の心臓めがけて千枚通しで突き刺した。被害者は死亡。約115万円強奪。
→強盗殺人
なおも被告人は追跡してきた人の胸部めがけて数回、千枚通しで突き刺した。
→強盗殺人未遂
犯行後、被告人は気を静めるため、4時間にわたりパチンコに興じ、即20万円浪費。
被告人は「殺意」を否認しているが、捜査段階では「殺意」を認めていた。
遺族は「極刑」を望む。
被告人に慰謝の措置なく、永久に隔離するのが相当。無期懲役に」
被告人ラスト陳述「本当に申し訳ありませんでした」
判決は6月に。
……………………………………………………………………………………………
【追 記】
6月に求刑どおり、「無期懲役」が言い渡された。
2005/04/24のBlog
[ 13:58 ]
[ 保守の砦 ]
◆407法廷にて◆
清涼感のある、サッパリ顔のいい男が被告人。とにかく裁判所の被告人席など全く似
つかわしくない男性だった。
検察官「被告人は遅くとも2005年1月下旬から、眠気を覚ます目的で覚せい剤を路上で購入し、ライターであぶり、気化させてストローで吸引。常にポケットに入れて持ち歩く。2005年2月9日、渋谷区路上で密売人から覚せい剤を購入した際、大麻樹脂を譲り受け、自宅机の引き出しに所持。被告人は内偵を察知し、尾行をまいたりしていた」
2月19日逮捕。
被告人「深夜、クワガタの世話をするため、眠気を覚ましたかった」
流れ落ちる涙を何度も手でぬぐいながら、被告人は反省の弁を語った。
被告人「父の姿を見て、物心ついたころから、お巡りさんになりたいと思った。(悪い奴らを)捕まえることが人のためになると思って。~~現場の警察官に迷惑を掛けた。自分自身が交番にいたとき警察官不祥事があり、文句を言われたことがあったのに~~」
弁護人「深夜まで起きていて、よかったか」
被告人「よかったと思うことはひとつもない。何ひとつできたように思えて、できたことはなかった。集中できたように思えて、集中できたことはなかった」
検察官「クワガタの世話が本当に覚せい剤使用の理由か」
被告人「仕事に不満はない。周りからよくしてもらっていた。自分の時間がなかったから。目を閉じるともう朝→だから起きていたい→覚せい剤へ」
裁判官「初めての覚せい剤使用はいつか」
被告人「1月の終わり」
裁判官「どういういきさつで覚せい剤使用がわかったか」
被告人「周囲の者はよく私を見てくれていた。『○○田、きょうは眠そうだな』と声をかけてくれた~~」
おそらく廷内のだれもが知りたいと思ったことは、1月下旬に覚せい剤使用を開始して、
なぜ翌月すぐに捕まったのかということ。やはり、直感で見抜かれてしまうものなのか。
ラスト陳述「~~取り返しのつかない迷惑をかけた。申し訳ありませんでした」
求刑2年。猶予判決へ。
定刻前に入室したのにすでに開始され、起訴状朗読すら聞くことができなかった。時間
前に始めないでくれ~~。
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
◆411合議法廷にて◆
ある見逃したくない事案の初公判へ。
ところが検察官の読み上げる冒頭陳述が早口のため、さっぱり聞き取れないのだ。
とても体格のいい検事さん、もう少しゆっくりお願いしたい。
清涼感のある、サッパリ顔のいい男が被告人。とにかく裁判所の被告人席など全く似
つかわしくない男性だった。
検察官「被告人は遅くとも2005年1月下旬から、眠気を覚ます目的で覚せい剤を路上で購入し、ライターであぶり、気化させてストローで吸引。常にポケットに入れて持ち歩く。2005年2月9日、渋谷区路上で密売人から覚せい剤を購入した際、大麻樹脂を譲り受け、自宅机の引き出しに所持。被告人は内偵を察知し、尾行をまいたりしていた」
2月19日逮捕。
被告人「深夜、クワガタの世話をするため、眠気を覚ましたかった」
流れ落ちる涙を何度も手でぬぐいながら、被告人は反省の弁を語った。
被告人「父の姿を見て、物心ついたころから、お巡りさんになりたいと思った。(悪い奴らを)捕まえることが人のためになると思って。~~現場の警察官に迷惑を掛けた。自分自身が交番にいたとき警察官不祥事があり、文句を言われたことがあったのに~~」
弁護人「深夜まで起きていて、よかったか」
被告人「よかったと思うことはひとつもない。何ひとつできたように思えて、できたことはなかった。集中できたように思えて、集中できたことはなかった」
検察官「クワガタの世話が本当に覚せい剤使用の理由か」
被告人「仕事に不満はない。周りからよくしてもらっていた。自分の時間がなかったから。目を閉じるともう朝→だから起きていたい→覚せい剤へ」
裁判官「初めての覚せい剤使用はいつか」
被告人「1月の終わり」
裁判官「どういういきさつで覚せい剤使用がわかったか」
被告人「周囲の者はよく私を見てくれていた。『○○田、きょうは眠そうだな』と声をかけてくれた~~」
おそらく廷内のだれもが知りたいと思ったことは、1月下旬に覚せい剤使用を開始して、
なぜ翌月すぐに捕まったのかということ。やはり、直感で見抜かれてしまうものなのか。
ラスト陳述「~~取り返しのつかない迷惑をかけた。申し訳ありませんでした」
求刑2年。猶予判決へ。
定刻前に入室したのにすでに開始され、起訴状朗読すら聞くことができなかった。時間
前に始めないでくれ~~。
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
◆411合議法廷にて◆
ある見逃したくない事案の初公判へ。
ところが検察官の読み上げる冒頭陳述が早口のため、さっぱり聞き取れないのだ。
とても体格のいい検事さん、もう少しゆっくりお願いしたい。
2005/04/23のBlog
[ 18:19 ]
[ 保守の砦 ]
昼に千葉から都内へ移動。
開廷予定時刻より45分近く遅れて、高裁718法廷へ入室した。
昨年5月23日と本年1月17日に記した「麻薬密輸えん罪?事件」の審理だ。
4月を迎えて左→右へ山内裁判官、新しく左に前橋から吉井裁判官。
裁判長は引き続き、田尾さん。
いつもどおり、≪考え中≫という顔つきに変わりない。
午前中、千葉地裁でひと仕事を終えた弁護人が定位置に。
同氏がどれだけハイレベルの英語力をお持ちか、外野席から容易におわかりいただけ
るはず。
検察官からねちっこい被告人質問が続いた。次回はまた弁護人からの被告人質問だ
そうだ。
弁護人「?の再現写真を撮りたい」
その次回は6月初旬。いつまで審理をするのか。
もうそろそろ最終的な判断をすべきだろう。
長すぎるプロ野球の試合を見ているのと同じような気分になってきた。
外野席の見苦しい光景にも一言。審理中に飲食をしている外国人に注意を下すなり、
退廷命令を出されたい。何のために廷吏が控えているのか。
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
上記終了後、開廷予定時刻より50分近く遅れて、高裁805法廷へ。
3月22日に≪被告人が怪人ザ・シークみたい≫と記した事案の審理だ。
再度検察側証人のイラン人を呼んで、弁護人が質問を続けていた。
被告人、証人にそれぞれ看守を3名配置していることは前回同様だ。
証人の発言からわかったことは、以下のとおり。
① 原審で被告人が懲役4年、証人が懲役10年の判決を受け、両名ともに控訴していること。
② 「被告人は無罪だ」と検察側証人であるにもかかわらず、主張していること。
質問や日本語訳が途切れた際に、証人は何度も後方上部を振り返っていた。
その動作の意味がやがて明らかとなる。
弁護人からの質問が終了し、再度検察官からの質問へと移行したときのこと。
時計の針は4時30分近くを指していた。
証人が大きな声を張り上げて、裁判長に向かって自己の言い分をニホン語で述べ始め
た。
証人「(裁判長は前回、尋問時間は)1時間30分と言った。1分もできない。時間終わったヨ。1分も待てない」
裁判長須田「黙りなさい! 裁判所の指揮に従いなさい!」
証人「私、証人だヨ。本人じゃない」
裁判長「証人尋問は長くなったり、短くなったりすることがある」
証人「ダメだったら、ダメで終わり。終わったら、終わり」
裁判長「言うことを聞きなさい!」
一般傍聴人のように見えた外野席の男性がひとり、いつの間にか腕章を巻いて立ち上
がっていた。
証人は両手を胸元に上げて、手錠をかけろとポーズを取る。
裁判長「あと15~20分」
証人「1分も待てない。私のほうからダメ。ダメだったら、ダメ!」
裁判長「証人には答える義務がある」
証人「黙れ(という裁判長の)、言葉悪いヨ。ここ、裁判所だヨ」
裁判長「証言台の前に立ちなさい」
証人「汚い言葉、話さない(=裁判長は汚い言葉を話さないでの意)。~~いいじゃない、終わった。1時間
30分終わった」
裁判長が苦笑いを浮かべて、右陪席井口に話しかける。井口裁判官もまた、困った表
情を浮かべている。
その後、証人の説得をあきらめた裁判長は、すでに予約済みの2日後午後3時の出頭
を証人に命じた。
すると、また証人の大きな声が響き渡った。
証人「3時ダメ。午前じゃないと、ダメ」
裁判長「朝もあるから」
証人「私、来ない。私、行かない」
裁判長「じゃあ、あと15分くらい」
証人はまた手を上げて、手錠をかけろと看守に促す。
裁判長「どうして3時に来れない?」
証人「朝からここに呼ばれてきている。立つことも横になることもできない。8時に来ていた。3時までどう待て? もう三回も(証人として)来た」
そこで裁判長が朝10時前のかなり早い時刻を提示したが、看守のひとりが応じなかっ
た。
裁判長「わかった。それでは来月5月、10時に来てください」
当初は証人のわけのわからぬわがままとしか見えなかったが、次回でもう四回目の召
喚になることが決め手になって、証人が午前10時の証言開始を勝ち取った。
残念なことに、形勢が逆転していたのは事実だろう。イラン人証人>>>裁判所。
「あなた(=証人)が余計なことを言うから長くなる」(裁判長)のは確かで、きょうのうち
にすべてを終わらせたほうが楽だと思えるのだが、イラン人男はとにかく大きな声で自
己主張して、言い分を通した。
勘ぐると、時間を引き伸ばすと何かしら被告人、もしくは証人自身に有利な事情がある
のかも。
これ以上、日本人が押し負ける場面を見るのは辛い。
検察側イラン人証人に証言をさせないと、イラン人被告人の懲役4年が維持できないと
いうことでもないでしょうに。
開廷予定時刻より45分近く遅れて、高裁718法廷へ入室した。
昨年5月23日と本年1月17日に記した「麻薬密輸えん罪?事件」の審理だ。
4月を迎えて左→右へ山内裁判官、新しく左に前橋から吉井裁判官。
裁判長は引き続き、田尾さん。
いつもどおり、≪考え中≫という顔つきに変わりない。
午前中、千葉地裁でひと仕事を終えた弁護人が定位置に。
同氏がどれだけハイレベルの英語力をお持ちか、外野席から容易におわかりいただけ
るはず。
検察官からねちっこい被告人質問が続いた。次回はまた弁護人からの被告人質問だ
そうだ。
弁護人「?の再現写真を撮りたい」
その次回は6月初旬。いつまで審理をするのか。
もうそろそろ最終的な判断をすべきだろう。
長すぎるプロ野球の試合を見ているのと同じような気分になってきた。
外野席の見苦しい光景にも一言。審理中に飲食をしている外国人に注意を下すなり、
退廷命令を出されたい。何のために廷吏が控えているのか。
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
上記終了後、開廷予定時刻より50分近く遅れて、高裁805法廷へ。
3月22日に≪被告人が怪人ザ・シークみたい≫と記した事案の審理だ。
再度検察側証人のイラン人を呼んで、弁護人が質問を続けていた。
被告人、証人にそれぞれ看守を3名配置していることは前回同様だ。
証人の発言からわかったことは、以下のとおり。
① 原審で被告人が懲役4年、証人が懲役10年の判決を受け、両名ともに控訴していること。
② 「被告人は無罪だ」と検察側証人であるにもかかわらず、主張していること。
質問や日本語訳が途切れた際に、証人は何度も後方上部を振り返っていた。
その動作の意味がやがて明らかとなる。
弁護人からの質問が終了し、再度検察官からの質問へと移行したときのこと。
時計の針は4時30分近くを指していた。
証人が大きな声を張り上げて、裁判長に向かって自己の言い分をニホン語で述べ始め
た。
証人「(裁判長は前回、尋問時間は)1時間30分と言った。1分もできない。時間終わったヨ。1分も待てない」
裁判長須田「黙りなさい! 裁判所の指揮に従いなさい!」
証人「私、証人だヨ。本人じゃない」
裁判長「証人尋問は長くなったり、短くなったりすることがある」
証人「ダメだったら、ダメで終わり。終わったら、終わり」
裁判長「言うことを聞きなさい!」
一般傍聴人のように見えた外野席の男性がひとり、いつの間にか腕章を巻いて立ち上
がっていた。
証人は両手を胸元に上げて、手錠をかけろとポーズを取る。
裁判長「あと15~20分」
証人「1分も待てない。私のほうからダメ。ダメだったら、ダメ!」
裁判長「証人には答える義務がある」
証人「黙れ(という裁判長の)、言葉悪いヨ。ここ、裁判所だヨ」
裁判長「証言台の前に立ちなさい」
証人「汚い言葉、話さない(=裁判長は汚い言葉を話さないでの意)。~~いいじゃない、終わった。1時間
30分終わった」
裁判長が苦笑いを浮かべて、右陪席井口に話しかける。井口裁判官もまた、困った表
情を浮かべている。
その後、証人の説得をあきらめた裁判長は、すでに予約済みの2日後午後3時の出頭
を証人に命じた。
すると、また証人の大きな声が響き渡った。
証人「3時ダメ。午前じゃないと、ダメ」
裁判長「朝もあるから」
証人「私、来ない。私、行かない」
裁判長「じゃあ、あと15分くらい」
証人はまた手を上げて、手錠をかけろと看守に促す。
裁判長「どうして3時に来れない?」
証人「朝からここに呼ばれてきている。立つことも横になることもできない。8時に来ていた。3時までどう待て? もう三回も(証人として)来た」
そこで裁判長が朝10時前のかなり早い時刻を提示したが、看守のひとりが応じなかっ
た。
裁判長「わかった。それでは来月5月、10時に来てください」
当初は証人のわけのわからぬわがままとしか見えなかったが、次回でもう四回目の召
喚になることが決め手になって、証人が午前10時の証言開始を勝ち取った。
残念なことに、形勢が逆転していたのは事実だろう。イラン人証人>>>裁判所。
「あなた(=証人)が余計なことを言うから長くなる」(裁判長)のは確かで、きょうのうち
にすべてを終わらせたほうが楽だと思えるのだが、イラン人男はとにかく大きな声で自
己主張して、言い分を通した。
勘ぐると、時間を引き伸ばすと何かしら被告人、もしくは証人自身に有利な事情がある
のかも。
これ以上、日本人が押し負ける場面を見るのは辛い。
検察側イラン人証人に証言をさせないと、イラン人被告人の懲役4年が維持できないと
いうことでもないでしょうに。
2005/04/21のBlog
[ 19:39 ]
[ 千葉 ]
■14(わ)1855号 「恐喝、詐欺、贈賄、傷害致死、傷害」 被告事件/被告人 K
◆スモール法廷101◆
__右_長_左
___書
検男__|つ|○
検女__|く |●
検女__|え|○
_○_○_○_○_吏
○=看守計6名
●=被告人
裁判長古田 「差し支えのない範囲で打ち合わせを」
裁判長が被告人に 「弁護人が本日出頭できないことをわかっていますか」 と振る。す
ると被告人は待ってましたとばかり、弁舌を振るった。その間、右陪席はずっと視線を
はずしたまま。単独審理で非常に丁寧な進行をする右の裁判官鈴木が被告人に視線
を送ろうとしない。
被告人 「傷害致死について、全面的に無罪を争っているわけではない」
被告人は一方的に意を述べ続けた。
F弁護人を解任したことやM弁護人を主任弁護人にした旨を述べた後、 「傷害致死事件
では、現場共謀を認めざるをえない」 とのF弁護人の考えに納得したことから、 「同弁
護人を再選任の可能性が高い」 などとした。
50代とおぼしき男性検察官が立ち上がる。
「検察官の立証が終了し、(昨年の?)12月14日から被告人の反証が始まった。本日まで7回の公判はすべて空転した。本日、公判手続きの更新ができない。被告人の思惑どおりに進展し、半年間空転している。
第1回公判から5年数か月が過ぎ、結審の見込みすら立っていない。年明けから裁判所は国選弁護人の選任を通知したが、弁護士会は国選を拒否。被告人と弁護人の良心に期待するしかない状況。
被告人は詐病を駆使、弁護人解任を繰り返し、また私選弁護人は被告人の言いなりになっている。
???例外措置の発動以外にない」
裁判長 「~~誠実な対応がなければ、反証を打ち切る。~~裁判所だけでなく、世間も納得しない。きちっとした対応を取るように」
拘置されている千葉刑務所で看守の携帯を用い、当時の鎌ケ谷市助役の家族から金
をだまし取ったとして、詐欺や贈賄罪で起訴されている男が被告人。
東京地裁で民事の開廷表を見ていると、国を相手取り訴訟を起こしている同姓同名の
人物が散見される。おそらく原告はこの男ではないかと思っている。
前記贈収賄事件で収賄側の看守には2003年の3月中旬に判決が下りていることか
ら、審理の長期化が容易にわかるところだ。
2004年2月中旬、千葉地裁でこの被告人の公判に遭遇したことがあった。
霞ヶ関から呼び寄せられた、緑の制服を着た警備担当者が法廷前で待機し、傍聴人を
厳重にチェック。今回同様にスモール101合議法廷の扉を開けると、かなり異様な場
面を目にすることになった。
ひとりの男が証言台近くに立ち、九州から召喚した証人に質問を連発。話の内容から、
「傷害致死」 の審理をしていることが明らかとなった。
弁護人席でずっと下を向いて書類に目を通していたのは30代らしき男性。その男性に
お構いなく、ひとりの男が延々と証人に質問を繰り出していた。また再三再四、その男
が異議を唱える場面が繰り広げられていた。グイグイと言葉をたたみかけ、対象に口を
はさませないのが大きな特徴だ。
私の隣に着席していた老齢の傍聴人がさかんに首をかしげる。
どうやら被告人自身が質問をしているのか。事態がのみこめてくると、押して押して、と
にかく押しまくり、ひとりでいきり立つ被告人の姿が一層、奇異に感じられた。被告人ひ
とりでここまでできるのかと驚嘆させられた反面、現在では法廷で見せる独特の押しの
強さは厚かましさと表裏一体だと受け取っている。
対する検察側も30代らしき男性検察官がひとりで応戦していた。
検察官 「異議に名を借りた不規則発言です。退廷命令が相当と思料いたします」
「不規則発言です。発言禁止命令、退廷命令を求めます」
「訴訟遅延、混乱が目的です」
裁判長加登屋が右の裁判官鈴木の意見を聞いたうえで、最終的に被告人の言い分を
却下する。
裁判長 「(被告人は)発言しないでね」
とても優しい言い方で被告人の発言を退けるのだ。
果たして加登屋裁判官はどの被告人に対しても、このような物言いをするのだろうか。
その部分を検証したくて、加登屋裁判長指揮する法廷に足を運びたかったが、結局重
い腰を上げぬままにしていたところ、今月中旬になり加登屋判事は横浜地裁川崎支部
に異動、東京高裁から古田判事が刑事2部No.1として着任した。
この人事はな ・ に?
単純に素直に、そのまま解釈していいのだろうか。
いずれにせよ、裁判長古田の今後の指揮が大いに注目される。
【追 記】
>>東京地裁で民事の開廷表を見ていると、国を相手取り訴訟を起こしている同姓同名の人物が散見される。
2005年4月22日金曜日に被告人と同姓同名の男性が国に対して損害賠償を求めた
訴訟の判決が民事16部で言い渡された。
≪原告の請求を棄却する。訴訟費用は原告の負担とする≫
☆★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★☆★
◆ スモール法廷102◆
上の審理より30分先行して、お隣の法廷で 「偽造通貨行使」 被告事件の初公判が開
かれた。
法廷前の開廷表には宮本裁判官の名前のみ。ふつう 「偽造通貨~~」 の審理は合議
体ではないのか。宮本さんが黒マント軍団の中央に座るところなんて見たことないし、
単独?
入室すると、ちょっぴりびっくり。宮本さんが裁判長を務め、右陪席内山、左女性の構成
となっていた。土屋判事が長野地裁に転出したため席がひとつ空き、宮本さんの位が
ワンランクアップしたのだろう。
したがって、千葉地裁 HP の≪刑事第一部B合議係=金谷 暁:宮本 孝文:内山 孝
一:村井 志帆≫なる法廷担当の表記は、金谷さんの名をはずせばわかりやすくなると
いうことだ。
また、法廷内の検察官と弁護人の配置が逆になっていた。検察官が一般的な並びにし
たがい向かって左側、弁護人が右側に着席し、従来とは異なる配置に。
☆★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★☆★
◆ ビッグ法廷301◆
102法廷と同時刻に1時間枠で、外国人を被告人とする判決公判が開かれていた。
裁判長山口、右山田、左若手の構成。この組み合わせも初めて見る。
途中、建物が揺れた。私が顔を上げると、山田さんも気づいて 「地震だ」 という顔をさ
れていた。鳥島近海を震源地とする震度1の揺れとのことだった。
聞こえてくる通訳人の使用言語は英語。ところが訳文を読み上げるのにスピードがな
い。
その場で判決文を訳している?
被告人の弁護人はその日午後、東京地裁で重要な事件の弁護を受け持っている方。
リスリングの達人である弁護人はその通訳に納得したのだろうか。
◆スモール法廷101◆
__右_長_左
___書
検男__|つ|○
検女__|く |●
検女__|え|○
_○_○_○_○_吏
○=看守計6名
●=被告人
裁判長古田 「差し支えのない範囲で打ち合わせを」
裁判長が被告人に 「弁護人が本日出頭できないことをわかっていますか」 と振る。す
ると被告人は待ってましたとばかり、弁舌を振るった。その間、右陪席はずっと視線を
はずしたまま。単独審理で非常に丁寧な進行をする右の裁判官鈴木が被告人に視線
を送ろうとしない。
被告人 「傷害致死について、全面的に無罪を争っているわけではない」
被告人は一方的に意を述べ続けた。
F弁護人を解任したことやM弁護人を主任弁護人にした旨を述べた後、 「傷害致死事件
では、現場共謀を認めざるをえない」 とのF弁護人の考えに納得したことから、 「同弁
護人を再選任の可能性が高い」 などとした。
50代とおぼしき男性検察官が立ち上がる。
「検察官の立証が終了し、(昨年の?)12月14日から被告人の反証が始まった。本日まで7回の公判はすべて空転した。本日、公判手続きの更新ができない。被告人の思惑どおりに進展し、半年間空転している。
第1回公判から5年数か月が過ぎ、結審の見込みすら立っていない。年明けから裁判所は国選弁護人の選任を通知したが、弁護士会は国選を拒否。被告人と弁護人の良心に期待するしかない状況。
被告人は詐病を駆使、弁護人解任を繰り返し、また私選弁護人は被告人の言いなりになっている。
???例外措置の発動以外にない」
裁判長 「~~誠実な対応がなければ、反証を打ち切る。~~裁判所だけでなく、世間も納得しない。きちっとした対応を取るように」
拘置されている千葉刑務所で看守の携帯を用い、当時の鎌ケ谷市助役の家族から金
をだまし取ったとして、詐欺や贈賄罪で起訴されている男が被告人。
東京地裁で民事の開廷表を見ていると、国を相手取り訴訟を起こしている同姓同名の
人物が散見される。おそらく原告はこの男ではないかと思っている。
前記贈収賄事件で収賄側の看守には2003年の3月中旬に判決が下りていることか
ら、審理の長期化が容易にわかるところだ。
2004年2月中旬、千葉地裁でこの被告人の公判に遭遇したことがあった。
霞ヶ関から呼び寄せられた、緑の制服を着た警備担当者が法廷前で待機し、傍聴人を
厳重にチェック。今回同様にスモール101合議法廷の扉を開けると、かなり異様な場
面を目にすることになった。
ひとりの男が証言台近くに立ち、九州から召喚した証人に質問を連発。話の内容から、
「傷害致死」 の審理をしていることが明らかとなった。
弁護人席でずっと下を向いて書類に目を通していたのは30代らしき男性。その男性に
お構いなく、ひとりの男が延々と証人に質問を繰り出していた。また再三再四、その男
が異議を唱える場面が繰り広げられていた。グイグイと言葉をたたみかけ、対象に口を
はさませないのが大きな特徴だ。
私の隣に着席していた老齢の傍聴人がさかんに首をかしげる。
どうやら被告人自身が質問をしているのか。事態がのみこめてくると、押して押して、と
にかく押しまくり、ひとりでいきり立つ被告人の姿が一層、奇異に感じられた。被告人ひ
とりでここまでできるのかと驚嘆させられた反面、現在では法廷で見せる独特の押しの
強さは厚かましさと表裏一体だと受け取っている。
対する検察側も30代らしき男性検察官がひとりで応戦していた。
検察官 「異議に名を借りた不規則発言です。退廷命令が相当と思料いたします」
「不規則発言です。発言禁止命令、退廷命令を求めます」
「訴訟遅延、混乱が目的です」
裁判長加登屋が右の裁判官鈴木の意見を聞いたうえで、最終的に被告人の言い分を
却下する。
裁判長 「(被告人は)発言しないでね」
とても優しい言い方で被告人の発言を退けるのだ。
果たして加登屋裁判官はどの被告人に対しても、このような物言いをするのだろうか。
その部分を検証したくて、加登屋裁判長指揮する法廷に足を運びたかったが、結局重
い腰を上げぬままにしていたところ、今月中旬になり加登屋判事は横浜地裁川崎支部
に異動、東京高裁から古田判事が刑事2部No.1として着任した。
この人事はな ・ に?
単純に素直に、そのまま解釈していいのだろうか。
いずれにせよ、裁判長古田の今後の指揮が大いに注目される。
【追 記】
>>東京地裁で民事の開廷表を見ていると、国を相手取り訴訟を起こしている同姓同名の人物が散見される。
2005年4月22日金曜日に被告人と同姓同名の男性が国に対して損害賠償を求めた
訴訟の判決が民事16部で言い渡された。
≪原告の請求を棄却する。訴訟費用は原告の負担とする≫
☆★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★☆★
◆ スモール法廷102◆
上の審理より30分先行して、お隣の法廷で 「偽造通貨行使」 被告事件の初公判が開
かれた。
法廷前の開廷表には宮本裁判官の名前のみ。ふつう 「偽造通貨~~」 の審理は合議
体ではないのか。宮本さんが黒マント軍団の中央に座るところなんて見たことないし、
単独?
入室すると、ちょっぴりびっくり。宮本さんが裁判長を務め、右陪席内山、左女性の構成
となっていた。土屋判事が長野地裁に転出したため席がひとつ空き、宮本さんの位が
ワンランクアップしたのだろう。
したがって、千葉地裁 HP の≪刑事第一部B合議係=金谷 暁:宮本 孝文:内山 孝
一:村井 志帆≫なる法廷担当の表記は、金谷さんの名をはずせばわかりやすくなると
いうことだ。
また、法廷内の検察官と弁護人の配置が逆になっていた。検察官が一般的な並びにし
たがい向かって左側、弁護人が右側に着席し、従来とは異なる配置に。
☆★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★☆★
◆ ビッグ法廷301◆
102法廷と同時刻に1時間枠で、外国人を被告人とする判決公判が開かれていた。
裁判長山口、右山田、左若手の構成。この組み合わせも初めて見る。
途中、建物が揺れた。私が顔を上げると、山田さんも気づいて 「地震だ」 という顔をさ
れていた。鳥島近海を震源地とする震度1の揺れとのことだった。
聞こえてくる通訳人の使用言語は英語。ところが訳文を読み上げるのにスピードがな
い。
その場で判決文を訳している?
被告人の弁護人はその日午後、東京地裁で重要な事件の弁護を受け持っている方。
リスリングの達人である弁護人はその通訳に納得したのだろうか。
2005/04/18のBlog
[ 23:52 ]
[ 保守の砦 ]
ゴルフ場を舞台にしたキャッシュカードのスキミング事件で、主犯格とされる男らの初公
判が18日にあったことは各新聞屋さん既報のとおり。
開廷10時のところ先着順で傍聴券交付のため、気合を入れて朝9時着で裁判所へ行
ってみると、並んでいた人ゼロ。その後も出足は鈍く、詳しい報道があった割にはあま
り関心が持たれていないようだった。
刑事3部のホームグラウンドは522法廷だが、今回なぜか刑事5部の531法廷を使用
していた。記者席14席。
被告人F…主犯格。職業/会社役員。特徴らしき特徴なし。
被告人T…元ゴルフ場支配人。刈り込み、短髪に。顔はやや下膨れ気味。精気感じられず。
被告人S…3人のなかではふてぶてしい感じ。
次回、次々回ともに追起訴審理の予定。
判が18日にあったことは各新聞屋さん既報のとおり。
開廷10時のところ先着順で傍聴券交付のため、気合を入れて朝9時着で裁判所へ行
ってみると、並んでいた人ゼロ。その後も出足は鈍く、詳しい報道があった割にはあま
り関心が持たれていないようだった。
刑事3部のホームグラウンドは522法廷だが、今回なぜか刑事5部の531法廷を使用
していた。記者席14席。
被告人F…主犯格。職業/会社役員。特徴らしき特徴なし。
被告人T…元ゴルフ場支配人。刈り込み、短髪に。顔はやや下膨れ気味。精気感じられず。
被告人S…3人のなかではふてぶてしい感じ。次回、次々回ともに追起訴審理の予定。
2005/04/16のBlog
[ 19:50 ]
[ 千葉 ]
2月7日に記した「殺人未遂」事件の第2回公判が11日、千葉地裁松戸支部で開かれ
た。
初公判のときとは一変し、外野席閑散。
事件の被告人は I、B、M の3名。うち M は分離され、その他事件にかかわった少年
F の処分がどうなったのかは不明。つまり、その日被告人席に着席していたのは被告
人 I、B の2名。
当日は橋から被害者2名を投げ落とした男 I の被告人質問が行われた。
☆★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★☆★
弁護人(以下、Q)「事件の現場を覚えているか」
被告人 I (以下、A)「はい」
Q「強かんをする前に2回、車外に出た」
A「1回目は F、M さんとトイレへ。2回目は B さんと」
Q「B と何の話をしたか」
A「ふたりを強かんするかどうか」
Q「どっちが言葉を最初に発したか」
A「私です」
Q「どういう言い方をしたか」
A「強かんするかどうかの意味で、『これからどうしますか』と言った。B は『(強かんしても)大丈夫』と言った」
Q「それから?」
A「車に戻って、ふたりを強かんした」
Q「強かんについて、B は何をしたか」
A「じょしこぅこぅせぃ I さんを押さえるだけ」
Q「だれのために?」
A「僕です」
Q「それ以外は?」
A「何もしていない」
Q「じょしこぅこぅせぃ S さんに対して、B は何もしていないのか」
A「はい」
Q「車の中で B との間で、殺してしまおうとの話が出た」
A「僕が運転席にいて、B が助手席、Fとじょしこぅこぅせぃ I さん が一番後ろの席、M とじょしこぅこぅせぃ S さんが真ん中の席にいた」
Q「どういうやりとりがあったか」
A「会社名がふたりにわかっていたので、ふたりを???することになって、B に『どうしますか』と聞いて、B 『どうしようか』ということになって、私は『筑波山に行きますか』と言って、結局、橋から落とすことになった」
Q「どっちが最初に言ったか」
A「私から」
Q「何と言ったか」
A「僕『これからどうしますか』 B『ふたりを帰さない』 僕『筑波山にでも行きますか』 B『遠い』。その後に橋から落とすことを B が提案した」
Q「あなたは『これからどうしますか』と B に聞いたとき、どうしようと思っていたか」
A「わからない」
Q「そのときの気持ちを忘れたのか」
A「……」
Q「どうして B に聞いたか」
A「一番頼れる人だったから」
Q「年上だったから? 会社でも先輩だから?」
A「はい」
Q「B が『このままじゃあ、帰せないよな』と言って、あなたは同意したか」
A「はい」
Q「どう理解したか」
A「殺すという意味に理解した」
Q「そのときの声の大きさは?」
A「普通」
Q「ほかの者に聞こえていたか」
A「聞こえていなかったと思う」
Q「なぜ?」
A「M、F ともにふたりを強かんしていたから」
Q「B は橋からどうすると言ったか」
A「落とすだけだと思う」
Q「≪ひもなしバンジー≫と言ったか」
A「はい、少し大きい声で言った」
Q「何回言ったか」
A「B と1回言った。橋へ向かう途中、何回か言った。後ろにも聞こえるくらいの声で」
Q「検察官の調べで、あなたは『落とせば間違いなく死ぬな』と言ったか」
A「はい」
Q「どうして死ぬと思っていたか」
A「下の水がコンクリートぐらいになっているんじゃないかと思って」
Q「ふたりとも君が落としたのか」
A「はい」
Q「車中で話し合って決まったのか」
A「いいえ」
Q「橋の上で車の外へ出たのはだれか」
A「記憶では全員」
Q「M は車の中にいたんじゃないの?」
A「全員が出たと思う」
Q「最初に出たのはだれ?」
A「僕。次は助手席から B とじょしこぅこぅせぃふたり」
Q「ふたりを引きずり出したのか、自分から出たのか」
A「僕がドアを開けて『降りるよ』と言って、降りてきた」
Q「その後?」
A「F」
Q「M は?」
A「いっしょに出てきたと思う」
Q「あなたが落としたのは自分の意思で決めたのか」
A「はい」
Q「いつ決めたか」
A「車を走らせる前に、僕と B でしゃべっていたとき」
Q「どうして自分でやろうと思ったか」
A「そうするしかないと思った」
Q「B には相談していないのか」
A「はい」
Q「『そうするしかない』と思った理由は?」
A「まず僕が一番年下で、できるのが僕しかいなかった。それだけです」
Q「F が年下でしょう?」
A「はい」
Q「B、M と比べると、年下の意味か」
A「はい」
Q「『できるのが僕しかいなかった』の意味は?」
A「B、M、F もできないと思った」
Q「どうしてできないと思ったか」
A「B、M も先輩で、絶対に嫌がるというか、断られると思ったから」
Q「最初に落としたのはだれ?」
A「じょしこぅこぅせぃ S さん。順番に理由はない」
Q「S さんが近くにいたのか」
A「はい」
Q「S さんを抱え上げたとき、3人のうち近くにいたのはだれか」
A「B さん」
Q「一番遠くにいたのは?」
A「M さん」
Q「F は?」
A「そんなに離れていなかった」
Q「落とそうとしたとき、3人は声を出したか」
A「なかったと思う」
Q「『やめろ』とか言わなかったか」
A「はい」
Q「落とした後、水に落ちる音が聞こえたか」
A「はい」
Q「いまでも覚えているか」
A「はい」
Q「じょしこぅこぅせぃ I さんを抱えるまでに時間があったか」
A「すぐに」
Q「 I さんを落とすとき、一番近くにいたのはだれか」
A「F」
Q「B は?」
A「同じくらいの位置」
Q「M は外にいたか」
A「はい」
Q「落としたとき、音が聞こえたか」
A「その瞬間に橋の上に車が通りかかり、すぐ出発した」
Q「2秒足らずで落ちた。近づく車に気を取られたのか」
A「はい、聞こえなかった」
Q「すぐに現場を離れたのか」
A「はい」
Q「ふたりのお金を取ったのか」
A「はい」
Q「どの段階で取る話が出たか」
A「B と話していたとき」
Q「だれが言い出したか」
A「僕から『物を取っちゃいますか』と」
Q「B は?」
A「わかったみたいな感じだった」
以降、省略。
その後、被告人 B の弁護人から被告人 I に質問が続いた。省略。
☆★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★☆★
空虚な話の連続だった。橋からホイっと人を投げ落とす神経がわからない。
被害者を単なる物扱い、すなわち「公衆便所」扱いしているとしか思えない。
☆★☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆★
別の公判で右陪席伊藤裁判官が被告人に質問を発するのを見た。チョイ驚いた。
た。
初公判のときとは一変し、外野席閑散。
事件の被告人は I、B、M の3名。うち M は分離され、その他事件にかかわった少年
F の処分がどうなったのかは不明。つまり、その日被告人席に着席していたのは被告
人 I、B の2名。
当日は橋から被害者2名を投げ落とした男 I の被告人質問が行われた。
☆★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★☆★
弁護人(以下、Q)「事件の現場を覚えているか」
被告人 I (以下、A)「はい」
Q「強かんをする前に2回、車外に出た」
A「1回目は F、M さんとトイレへ。2回目は B さんと」
Q「B と何の話をしたか」
A「ふたりを強かんするかどうか」
Q「どっちが言葉を最初に発したか」
A「私です」
Q「どういう言い方をしたか」
A「強かんするかどうかの意味で、『これからどうしますか』と言った。B は『(強かんしても)大丈夫』と言った」
Q「それから?」
A「車に戻って、ふたりを強かんした」
Q「強かんについて、B は何をしたか」
A「じょしこぅこぅせぃ I さんを押さえるだけ」
Q「だれのために?」
A「僕です」
Q「それ以外は?」
A「何もしていない」
Q「じょしこぅこぅせぃ S さんに対して、B は何もしていないのか」
A「はい」
Q「車の中で B との間で、殺してしまおうとの話が出た」
A「僕が運転席にいて、B が助手席、Fとじょしこぅこぅせぃ I さん が一番後ろの席、M とじょしこぅこぅせぃ S さんが真ん中の席にいた」
Q「どういうやりとりがあったか」
A「会社名がふたりにわかっていたので、ふたりを???することになって、B に『どうしますか』と聞いて、B 『どうしようか』ということになって、私は『筑波山に行きますか』と言って、結局、橋から落とすことになった」
Q「どっちが最初に言ったか」
A「私から」
Q「何と言ったか」
A「僕『これからどうしますか』 B『ふたりを帰さない』 僕『筑波山にでも行きますか』 B『遠い』。その後に橋から落とすことを B が提案した」
Q「あなたは『これからどうしますか』と B に聞いたとき、どうしようと思っていたか」
A「わからない」
Q「そのときの気持ちを忘れたのか」
A「……」
Q「どうして B に聞いたか」
A「一番頼れる人だったから」
Q「年上だったから? 会社でも先輩だから?」
A「はい」
Q「B が『このままじゃあ、帰せないよな』と言って、あなたは同意したか」
A「はい」
Q「どう理解したか」
A「殺すという意味に理解した」
Q「そのときの声の大きさは?」
A「普通」
Q「ほかの者に聞こえていたか」
A「聞こえていなかったと思う」
Q「なぜ?」
A「M、F ともにふたりを強かんしていたから」
Q「B は橋からどうすると言ったか」
A「落とすだけだと思う」
Q「≪ひもなしバンジー≫と言ったか」
A「はい、少し大きい声で言った」
Q「何回言ったか」
A「B と1回言った。橋へ向かう途中、何回か言った。後ろにも聞こえるくらいの声で」
Q「検察官の調べで、あなたは『落とせば間違いなく死ぬな』と言ったか」
A「はい」
Q「どうして死ぬと思っていたか」
A「下の水がコンクリートぐらいになっているんじゃないかと思って」
Q「ふたりとも君が落としたのか」
A「はい」
Q「車中で話し合って決まったのか」
A「いいえ」
Q「橋の上で車の外へ出たのはだれか」
A「記憶では全員」
Q「M は車の中にいたんじゃないの?」
A「全員が出たと思う」
Q「最初に出たのはだれ?」
A「僕。次は助手席から B とじょしこぅこぅせぃふたり」
Q「ふたりを引きずり出したのか、自分から出たのか」
A「僕がドアを開けて『降りるよ』と言って、降りてきた」
Q「その後?」
A「F」
Q「M は?」
A「いっしょに出てきたと思う」
Q「あなたが落としたのは自分の意思で決めたのか」
A「はい」
Q「いつ決めたか」
A「車を走らせる前に、僕と B でしゃべっていたとき」
Q「どうして自分でやろうと思ったか」
A「そうするしかないと思った」
Q「B には相談していないのか」
A「はい」
Q「『そうするしかない』と思った理由は?」
A「まず僕が一番年下で、できるのが僕しかいなかった。それだけです」
Q「F が年下でしょう?」
A「はい」
Q「B、M と比べると、年下の意味か」
A「はい」
Q「『できるのが僕しかいなかった』の意味は?」
A「B、M、F もできないと思った」
Q「どうしてできないと思ったか」
A「B、M も先輩で、絶対に嫌がるというか、断られると思ったから」
Q「最初に落としたのはだれ?」
A「じょしこぅこぅせぃ S さん。順番に理由はない」
Q「S さんが近くにいたのか」
A「はい」
Q「S さんを抱え上げたとき、3人のうち近くにいたのはだれか」
A「B さん」
Q「一番遠くにいたのは?」
A「M さん」
Q「F は?」
A「そんなに離れていなかった」
Q「落とそうとしたとき、3人は声を出したか」
A「なかったと思う」
Q「『やめろ』とか言わなかったか」
A「はい」
Q「落とした後、水に落ちる音が聞こえたか」
A「はい」
Q「いまでも覚えているか」
A「はい」
Q「じょしこぅこぅせぃ I さんを抱えるまでに時間があったか」
A「すぐに」
Q「 I さんを落とすとき、一番近くにいたのはだれか」
A「F」
Q「B は?」
A「同じくらいの位置」
Q「M は外にいたか」
A「はい」
Q「落としたとき、音が聞こえたか」
A「その瞬間に橋の上に車が通りかかり、すぐ出発した」
Q「2秒足らずで落ちた。近づく車に気を取られたのか」
A「はい、聞こえなかった」
Q「すぐに現場を離れたのか」
A「はい」
Q「ふたりのお金を取ったのか」
A「はい」
Q「どの段階で取る話が出たか」
A「B と話していたとき」
Q「だれが言い出したか」
A「僕から『物を取っちゃいますか』と」
Q「B は?」
A「わかったみたいな感じだった」
以降、省略。
その後、被告人 B の弁護人から被告人 I に質問が続いた。省略。
☆★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★☆★
空虚な話の連続だった。橋からホイっと人を投げ落とす神経がわからない。
被害者を単なる物扱い、すなわち「公衆便所」扱いしているとしか思えない。
☆★☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆★
別の公判で右陪席伊藤裁判官が被告人に質問を発するのを見た。チョイ驚いた。
2005/04/09のBlog
[ 01:30 ]
[ 横浜 ]
横浜地裁川崎支部にて。
「業務上過失致死傷」の事案。
夜何時に発生したことなのかわからない。女の子を後ろに乗せて、制限速度40キロの
ところ少なくとも40キロオーバーでバイクを運転していた男が、前方に「黒い塊」を見
た。女の子もまた「黒い物」を見ていた。
気づいたとき遅く、走行中の原付に後方から突っ込んだ。
「テールランプがついていなかった」とは男の言い分。
原付を運転していたのは飲酒運転をしていた20代前半の女性だった。
その原付の女性が死亡し、同乗女性がけがを負った。
きょうの被告人質問で遺族と示談が成立したことが告げられた。
示談金は大金だった。
両親、親せきからかき集めて6500万円を支払ったという。
今後、残る1100万円を月10万ずつ分割で支払っていくのだそうだ。
求刑/執行猶予を付けることなく、懲役3年に
被告人「一生かけて、償う」
加害者にも、被害者にもなりたくないものだ。
☆★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★☆★
2月24日に記した「強制わいせつ」事件の(おそらく)第4回公判があり、弁護人からの
被告人質問が行われた。以下、書きとめた範囲内で。
前半部分はスピードについていけず、上手に言葉を拾うことができなかった。
***********************************
冒頭に弁護人が被告人の言い分を再確認した。すなわち、被告人が電車の中で被害
者とされる女の子の横にいたことは認めているものの、スカートの上から手を押し当て
たり下着の中に手を入れてもてあそぶ行為、また陰部に接触などはしていないことを確
認した。
弁護人「7月12日に逮捕された。弁解録取で何を話したか」
被告人「もてあそんだとされる手を調べてくれとお願いした」
弁護人「やったと言ったのか」
被告人「『私は無実です』と言った。まず目視して、次に科学的な検査をしてほしいと言った。触っていれば、体液が付着しているはず。していなければ無実だから」
弁護人「検査をされたか」
被告人「何もついていないという結果が出ている」
弁護人「7月13日に川崎地検で取り調べがあった」
被告人「警察の逮捕が間違いであり、公平な判断で~~私の無実がはっきりすると、お願いを兼ねて話そうと思っていた」
弁護人「なぜ、無実が判明すると思っていたか」
被告人「当時は、警察の不祥事が多発していた。マスコミ対策で逮捕を報告しないと、警察官が処罰される情勢にあった。取り調べもなく、逮捕まで短い時間でなされ、間違い以外の何物でもない。検事ならマスコミ対策など考えていないし、~~」
弁護人「検事はあなたの期待どおりだったか」
被告人「いいえ。『あなたは女の子の陰部をもてあそんだ。それは女の子を侮辱していると思いませんか』と頭ごなしにしかりつけられた。いきなり最初に犯人と決め付けて、質問をぶつけてきた。この検事は調書を疑うことなく信じている。これでは公平な判断はしてくれないと疑念を感じた。『私は無実なんです。女の子の私への仕打ちが侮辱なのではないか』と言い返した」
弁護人「体液の調査について」
被告人「なじるような言い方で質問してきた」
検事「調べてくれと言ったそうですね」
被告人「当然のことです」
検事「体液はこすれば取れてしまう」
≪私は返答をやめた。私は被害者として警察へ行ったのに、私が痴漢をしたとして、加害者にされていることに気づいた。私はトイレにも行っていないし、手をぬぐったりもしていない。被害者がそんなことをすることはない≫
13日。
被告人は被疑事実について裁判所で勾留尋問を受けた。
被告人「私は被害者です。この勾留は不当です」
裁判官「検察官から請求が来ているからね。接見禁止も付いてるよ」
被告人は知り合いの弁護士がいなかったので、当番弁護士をお願いした。
O弁護士(=男性)という。
14日。
被告人は弁護士に接見した。
被告人「強制わいせつで逮捕されて、身分は警察官である。私は無実である」
その後の流れについてO弁護士にたずねた。
O弁護士「否認事件か。結審まで1年くらいかかるな。否認していると保釈がきかない。1年くらい拘置所暮らしじゃないか」
弁護士は事件にあまり関心をもっていなかった。この時点において、被告人は事件の内容について、弁護人に詳しい説明をしていない。
被告人「電車の中で痴漢の被害に遭った。加害者になってしまって留置されている」
O弁護士「起訴になってからにしてくれ。書類が回ってこないから……」
弁護士は被告人の説明を遮った。
被告人は家族への伝言を頼んだ。
①無実であること
②家族は被告人の健康状態を心配しているはずだが、いまは大丈夫であること
など。
15日。
O弁護士と接見した際に、家族からの伝言のメモを見せられた。
伝言「お父さんを信じています。争うのなら、徹底的に争ってください」
逮捕の報道があって、実名どころか、住所まで出た。家族が白い目で見られていると
思い、被告人は大泣きした。
被告人は弁護士の選任届を出した。
その2日後ぐらい。
またO弁護士に接見した。
被告人「私は起訴になるかもしれない」
O弁護士「※※さん、あなたは警察官ですね。警察組織を仲間だと思っているんじゃないですか。それは大きな間違いですよ。あなたをこのようにしているのは川崎警察の警察官ですよ」
弁護士は被告人をたしなめた。
≪彼女を調べてもらえれば、彼女は特異行動をしていたので、私の言っていることが正しいとわかってもらえると楽観的に思っていた一方で、なぜ私の言っていることがわからないのか、警察のメンツで起訴まで持ち込むのではないかと思っていた。警察を信じたいという気持ちと、信じてはいけないという2つの思いが交錯していた。
結局、私は弁護人の話を聞いて、警察を信じてはいけないと考えた≫
この時点においても、被告人は事件の内容について、弁護人に説明をしていない。
≪警察官は法律を守ることが要求される。その執行官が起訴されて署に戻ると、警察全体が困る。失職が怖かった≫
被告人「起訴にならない方法はないか」
O弁護士「強制わいせつは和解すれば、事件がなくなる。でも、否認しているしなぁ。警察は被害者の住所を教えてくれないしなぁ」
被告人「私は無実なのに、どうして和解をしないといけないのか。和解以外に不起訴になる方法はないか」
O弁護士「そんなことできるわけない」
≪和解の気持ちは全くなかった。~~私の意見が通らない弁護士だと思った。真剣にやってくれるかなあ。どこまで私のことを思ってくれてるのかなあ。不信感がわいてきた≫
17~19日の3連休前の取り調べ。
≪T刑事が私の被害の話を聞いてくれた。私は彼女の行動を確認してくれとお願いした。(時間経過不明)T刑事が電車の中で3日間、女の子の跡をつけたことを教えてくれた≫
被告人「女性が少ないから、安心して乗車している」
T刑事「そのとおり」
T刑事は女の子が首を後ろから前にガクンガクン動かす癖を確認していた。
弁護人「調書になったか」
被告人「メモ用紙に記入するだけで終わった。調書にはならなかった」
17~19日、取り調べなし。
≪その間、不起訴になる方法を考えていた。そのほか、借金の支払方法、健康、職場の人の感情のこと……。孤独感にさいなまれて、髪の毛がバラバラと落ちた。味方がいないことがストレスだった。獄中で死ぬ可能性が高いと思った。私に有利な証拠はないかなと考えたが、結局思いつかなかった。~~職場のことを考えたとき、警察の集団だから何らかの手を打ってくれると甘く考えた。川崎警察が私に有利な証拠を集めようとしないことはわかっていたから、団結してくれると期待していた。ところが妻が署長室に呼ばれた。『みんなで信じている』と言ってくれるかと思ったら、『何でこんなことをするんだ!!』となじられた。上司のやることではない。川崎警察以上に署長を恨んでいる。許せない。~~若いおにいさん(=前回の証人であり、目撃者)が『ざまあ見ろ、てめえもこれで終わりだ!』と言ったのを思い出して悔しい思いをした≫
20日、取り調べ。
被告人「突然死するかもしれない」
T刑事「それじゃあ、死体解剖をしないといけないね」
≪T刑事に軽く受け流され、非常に腹が立った≫
T刑事「自宅付近を聞き込みに歩き、近所の2、3人に聞いてみた。でも奥さんには会わなかった」
≪家宅捜索を
「業務上過失致死傷」の事案。
夜何時に発生したことなのかわからない。女の子を後ろに乗せて、制限速度40キロの
ところ少なくとも40キロオーバーでバイクを運転していた男が、前方に「黒い塊」を見
た。女の子もまた「黒い物」を見ていた。
気づいたとき遅く、走行中の原付に後方から突っ込んだ。
「テールランプがついていなかった」とは男の言い分。
原付を運転していたのは飲酒運転をしていた20代前半の女性だった。
その原付の女性が死亡し、同乗女性がけがを負った。
きょうの被告人質問で遺族と示談が成立したことが告げられた。
示談金は大金だった。
両親、親せきからかき集めて6500万円を支払ったという。
今後、残る1100万円を月10万ずつ分割で支払っていくのだそうだ。
求刑/執行猶予を付けることなく、懲役3年に
被告人「一生かけて、償う」
加害者にも、被害者にもなりたくないものだ。
☆★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★☆★
2月24日に記した「強制わいせつ」事件の(おそらく)第4回公判があり、弁護人からの
被告人質問が行われた。以下、書きとめた範囲内で。
前半部分はスピードについていけず、上手に言葉を拾うことができなかった。
***********************************
冒頭に弁護人が被告人の言い分を再確認した。すなわち、被告人が電車の中で被害
者とされる女の子の横にいたことは認めているものの、スカートの上から手を押し当て
たり下着の中に手を入れてもてあそぶ行為、また陰部に接触などはしていないことを確
認した。
弁護人「7月12日に逮捕された。弁解録取で何を話したか」
被告人「もてあそんだとされる手を調べてくれとお願いした」
弁護人「やったと言ったのか」
被告人「『私は無実です』と言った。まず目視して、次に科学的な検査をしてほしいと言った。触っていれば、体液が付着しているはず。していなければ無実だから」
弁護人「検査をされたか」
被告人「何もついていないという結果が出ている」
弁護人「7月13日に川崎地検で取り調べがあった」
被告人「警察の逮捕が間違いであり、公平な判断で~~私の無実がはっきりすると、お願いを兼ねて話そうと思っていた」
弁護人「なぜ、無実が判明すると思っていたか」
被告人「当時は、警察の不祥事が多発していた。マスコミ対策で逮捕を報告しないと、警察官が処罰される情勢にあった。取り調べもなく、逮捕まで短い時間でなされ、間違い以外の何物でもない。検事ならマスコミ対策など考えていないし、~~」
弁護人「検事はあなたの期待どおりだったか」
被告人「いいえ。『あなたは女の子の陰部をもてあそんだ。それは女の子を侮辱していると思いませんか』と頭ごなしにしかりつけられた。いきなり最初に犯人と決め付けて、質問をぶつけてきた。この検事は調書を疑うことなく信じている。これでは公平な判断はしてくれないと疑念を感じた。『私は無実なんです。女の子の私への仕打ちが侮辱なのではないか』と言い返した」
弁護人「体液の調査について」
被告人「なじるような言い方で質問してきた」
検事「調べてくれと言ったそうですね」
被告人「当然のことです」
検事「体液はこすれば取れてしまう」
≪私は返答をやめた。私は被害者として警察へ行ったのに、私が痴漢をしたとして、加害者にされていることに気づいた。私はトイレにも行っていないし、手をぬぐったりもしていない。被害者がそんなことをすることはない≫
13日。被告人は被疑事実について裁判所で勾留尋問を受けた。
被告人「私は被害者です。この勾留は不当です」
裁判官「検察官から請求が来ているからね。接見禁止も付いてるよ」
被告人は知り合いの弁護士がいなかったので、当番弁護士をお願いした。
O弁護士(=男性)という。
14日。被告人は弁護士に接見した。
被告人「強制わいせつで逮捕されて、身分は警察官である。私は無実である」
その後の流れについてO弁護士にたずねた。
O弁護士「否認事件か。結審まで1年くらいかかるな。否認していると保釈がきかない。1年くらい拘置所暮らしじゃないか」
弁護士は事件にあまり関心をもっていなかった。この時点において、被告人は事件の内容について、弁護人に詳しい説明をしていない。
被告人「電車の中で痴漢の被害に遭った。加害者になってしまって留置されている」
O弁護士「起訴になってからにしてくれ。書類が回ってこないから……」
弁護士は被告人の説明を遮った。
被告人は家族への伝言を頼んだ。
①無実であること
②家族は被告人の健康状態を心配しているはずだが、いまは大丈夫であること
など。
15日。O弁護士と接見した際に、家族からの伝言のメモを見せられた。
伝言「お父さんを信じています。争うのなら、徹底的に争ってください」
逮捕の報道があって、実名どころか、住所まで出た。家族が白い目で見られていると
思い、被告人は大泣きした。
被告人は弁護士の選任届を出した。
その2日後ぐらい。またO弁護士に接見した。
被告人「私は起訴になるかもしれない」
O弁護士「※※さん、あなたは警察官ですね。警察組織を仲間だと思っているんじゃないですか。それは大きな間違いですよ。あなたをこのようにしているのは川崎警察の警察官ですよ」
弁護士は被告人をたしなめた。
≪彼女を調べてもらえれば、彼女は特異行動をしていたので、私の言っていることが正しいとわかってもらえると楽観的に思っていた一方で、なぜ私の言っていることがわからないのか、警察のメンツで起訴まで持ち込むのではないかと思っていた。警察を信じたいという気持ちと、信じてはいけないという2つの思いが交錯していた。
結局、私は弁護人の話を聞いて、警察を信じてはいけないと考えた≫
この時点においても、被告人は事件の内容について、弁護人に説明をしていない。
≪警察官は法律を守ることが要求される。その執行官が起訴されて署に戻ると、警察全体が困る。失職が怖かった≫
被告人「起訴にならない方法はないか」
O弁護士「強制わいせつは和解すれば、事件がなくなる。でも、否認しているしなぁ。警察は被害者の住所を教えてくれないしなぁ」
被告人「私は無実なのに、どうして和解をしないといけないのか。和解以外に不起訴になる方法はないか」
O弁護士「そんなことできるわけない」
≪和解の気持ちは全くなかった。~~私の意見が通らない弁護士だと思った。真剣にやってくれるかなあ。どこまで私のことを思ってくれてるのかなあ。不信感がわいてきた≫
17~19日の3連休前の取り調べ。≪T刑事が私の被害の話を聞いてくれた。私は彼女の行動を確認してくれとお願いした。(時間経過不明)T刑事が電車の中で3日間、女の子の跡をつけたことを教えてくれた≫
被告人「女性が少ないから、安心して乗車している」
T刑事「そのとおり」
T刑事は女の子が首を後ろから前にガクンガクン動かす癖を確認していた。
弁護人「調書になったか」
被告人「メモ用紙に記入するだけで終わった。調書にはならなかった」
17~19日、取り調べなし。≪その間、不起訴になる方法を考えていた。そのほか、借金の支払方法、健康、職場の人の感情のこと……。孤独感にさいなまれて、髪の毛がバラバラと落ちた。味方がいないことがストレスだった。獄中で死ぬ可能性が高いと思った。私に有利な証拠はないかなと考えたが、結局思いつかなかった。~~職場のことを考えたとき、警察の集団だから何らかの手を打ってくれると甘く考えた。川崎警察が私に有利な証拠を集めようとしないことはわかっていたから、団結してくれると期待していた。ところが妻が署長室に呼ばれた。『みんなで信じている』と言ってくれるかと思ったら、『何でこんなことをするんだ!!』となじられた。上司のやることではない。川崎警察以上に署長を恨んでいる。許せない。~~若いおにいさん(=前回の証人であり、目撃者)が『ざまあ見ろ、てめえもこれで終わりだ!』と言ったのを思い出して悔しい思いをした≫
20日、取り調べ。被告人「突然死するかもしれない」
T刑事「それじゃあ、死体解剖をしないといけないね」
≪T刑事に軽く受け流され、非常に腹が立った≫
T刑事「自宅付近を聞き込みに歩き、近所の2、3人に聞いてみた。でも奥さんには会わなかった」
≪家宅捜索を