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サンフランシスコ発: XYZ digitalogue
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2004/09/10のBlog
年齢や経歴の様々な男女、9人づつ、全部で18人が応募者の中から最終選抜され、チームで毎回、新しい課題をこなす競争をし、最後まで首きられずに残った人が、ドナルド トランプ事業団のうちの一事業の責任者として本当に採用されるという、就職リアリティ ショウ番組、「アパレンティス」Apprenticeが今日から始まった。

今年の春に放映されたのが大ヒット、今回が2シリーズ目だ。

ニューヨークのトランプタワーにチェックイン後、本社理事会室へ全員集合してトランプとその重役、キャロリンとジョージに面会するところから番組が始まる。顔合わせが済むとすぐホテルに戻って男女別チームに分かれた後、シャンペンとキャビアの豪華歓迎パーティ中に、自薦、他薦でチームマネージャを選ぶ。

オッケー、決まったねと思いきや、マネージャは自分のチームを離れて、他のチームのマネージャになるところがひねりがあって面白い。

翌朝、電話で入った指示に従って、市内の子供のおもちゃやさん、トイザラアスで朝8時に全員集合。そこで6歳ぐらいの男の子にうけるおもちゃを翌朝まに考案、作成すること、負けたチームから最初の「解雇者」を出すとドナルド トランプが言い渡す。

女性グループのマネージャはブラッドフォード君という33歳の弁護士。解体可能な車をデザインしようという女性チームを押し切り、賛同者ゼロのフットボール人形の作成を決定。第一印象は専制的マネージャでいやな感じ。男とは違うコミュニケーションスタイルを持っているチームメンバーに面食らったように感じられる。

チームは直ちにバービー人形で有名なマッテル本社のデザイン室に集合。アメフト人形のアイデアの有効性をマッテルのデザイナーに尋ねた結果、平凡という答えが返ってくると、その案をスグに捨て、女性たちの「解体可能な車」に変更。「Good!」というデザイナーの反応ですぐ設計に入る。ブラッドフォード君のこの切り替え能力、よさそうなマネージャじゃないですか。

本職のデザイナーはすごい、たちまち試作品が出来上がってゆく。

男性チームのマネージャはパメラというインベストメントバンカーから出発した、ハーバードのMBA。会議室に入って席につくなり、「これから子供のおもちゃのデザインをするんだから、ネクタイなんて外しちゃって」とチームに指示、さすが、今まで2企業を創設、上場しただけの事はある、仕事の雰囲気を作るのが上手だ。全員リラックスして会議に入る。

翌朝両チーム、子供を使って試作品の人気度テスト。マッテルの重役(なおこれは男二人と女一人)がトランプの到着を待って優勝チームを発表。「女性グループ? これはぎりぎりの勝利かい?」とトランプが聞くとマッテル側が、「ノー、雲一点ない勝利です。」

勝利チームはトランプ夫婦との豪勢なディナーに招待され、「ワーオ、すごい料理!」

一方負けたチームはブスっとして定食ディナーをつっついてから、ホテルのフロアでつまらなそうにバスケットボールのショット練習したり、しなかったり。翌朝、全員、トランプの理事室へ「出頭」。これからのディスカッションがアメリカビジネスの心髄の一部が見られる見所だ。

トランプは明らかに男性グループが最初の白星をとる予測していたようだ。「男の子のおもちゃなのになんで負けたんだよ、子供時代を思い出さなかったのか?」

突然、マネージャーに向かって「誰を首切る?」と質門。あせった彼女、負けた言い訳が返答になって、「質門が違うでしょ」と指摘した重役キャシーに食ってかかる。トランプの質門に隙をつかれたのだ。いくらゲームであっても、彼女はマネージャなのだ。

次にトランプはチームメンバーに向き直って君だったら誰を首切るかと質門。ハーバードを卒業したばかりの23歳のアンディがパメラを解雇すると最初に発言。返答そのものは論理だってるが、パメラの長所が見えてないので、どちらかというと感情的発言、内容がない。

次に発言した三人は、会議で発言しなかった32歳のロブ君を、チームに貢献しなかったという理由で解雇すると口々に主張。ロブは「僕はチームワークに力を注いだし、チームに貢献できなかったのは僕には役割が割り当てられなかったせい」と反論。すると「役割が与えられなかったからといって私があなたを見てないという事ではないのよ」とパメラ。

トランプがパメラに「こういう質門はしたことがないけども」と前置きし、「あなたを含めて3から4人解雇するといったら、どの人を道連れにする?」と聞く。パメラはすぐに、「ロブとアンディ」と名指す。

トランプはパメラに「あなたの角あるところ」が弱点というが、私はパメラには感心した。最初誰を解雇するかと聞かれた時は返答できなかった彼女が、二回目は迷わず即答したのはお見事! トランプがマネージャに何を求めてるのかを理解したのだろう。第二点は、自分を非難した、それも無意味な批判をしたアンディを迷わず道連れに選択。理由は「経験不足」だからと説明。アンディはしょぼんとしていた。

全員を理事室から一端出した後、トランプは重役達に意見を聞く。キャロリンはパメラには良いところがあるので保持を推薦。トランプはアンディの経験不足なのは確かだが、どこまでできるか見るとして、「ロブを解雇する」と宣言して、第一夜終了。

パメラが元気づけるようにロブの背中を軽く叩く。こういう気遣いのできるパメラはさすがベテランのビジネスパーソン。彼女が落ち着いた後、全体として彼女の発言どおりに理事会が進んだというのが私の印象。

この番組の面白いのは、アメリカのトップビジネスマンが判断を下すそのやり方がリアルタイムで見れる事だ。判断を着々と下して前に進んでゆく仕事のやり方、お見事です。

この番組は二千70万人の視聴者が毎週みていたNBCテレビの春のトップ番組で、制作責任者はトランプ。

トランプの会社そのものは9月に破産宣告宣言をしたが、この番組で収入はあるし、トランプホテルやリゾートの宣伝にはなるし、難しいビジネス状況を切り抜けられる超優秀な人材が見つかる可能性が高いので、この番組は一石三鳥のグッドアイデアだ。

「アパレンティス」とは「見習い」という意味で、トランプおじさんの見習いさんを探すのが番組のテーマ。

なお最初に首切られたロブ君はテキサス在住、自分で起業した大会社の現役社長。現役割では、一歩下がって他の人たちのよさを引き出すのがメインの仕事なんでしょうね。しかしこの番組で探してるのはこれから起業するゾっていうタイプ。そういう意味では適切なチョイスだったと思う。

蛇足: 上記は私が思い出して書いたので誤りもモチ有り。番組の要約は明日頃までにはサイトに発表されると思うので、興味のある人はそっちを見てください。

蛇々足: この番組、変なビジネススクールに行くよりよっぽど勉強になる。

写真は億万長者のトランプおじさん。
2004/09/07のBlog
今日はLabor Day (労働記念日)という休日。

だけどサンフランはすごい暑さだ。東京に7月に行った時猛暑にあい、チラッと日焼けして返って来たが、それと負けず劣らず、午後4時になっても太陽がチリチリと皮膚細胞や角膜を攻撃する日が、8月の下旬から続いている。

毎年二日くらい、午前中からジリジリと、夜も寝られぬ暑さの日が訪れることはあるが、こんなに続くのは異常。サンフラン上空でオゾン層に穴が開いたのじゃないだろうか。

地球の温度が上昇し、北極、南極の氷が解け始めると、始めはゆっくり進行していた地球温暖化の気温上昇速度が、ある日突然、ものすごい勢いで上昇し、生物がバタバタと死滅するという話しを二、三ヶ月前に読んだが、そのある点を超してしまう「ある日突然」が近づいているのではないでしょうか。

まさに「テロより地球温暖化の方が大きな脅威」だ。地球温暖化の原因にはいろいろ論議があって、誰もが納得する説はまだないようだが、車の排気ガスが大きな役割を果たしているのは、ほぼ一致した見解だ。

今のアメリカを考えると、ホワイトハウスや米議会のあるワシントンDC、またテキサス上空のオゾン層にでっかい穴が開かない限り、「それはカリフォルニアの問題」と片付けられてしまう。

将来何になろうかと迷っているこのブログの読者さん、エネルギー源に焦点を当てた地球や気候、植物や生物の研究を行い、地球を救うスーパーウーマン、スーパーマンになりませんか。

写真: ロスは昔は砂漠。サンフランもこうなるの?! サハラ砂漠の写真。日本のitourismo.comサイトから。
2004/09/03のBlog
前のブログで紹介したサイト

http://nyc.indymedia.org/feature/display/114761

では、ニュースや意見、危険なのでドコソコは避けるよう等の情報がブログ形式を使って交換・表示され、ニューヨークで開催中の共和党大会中に行われている反ブッシュデモ参加者の連絡ブリテンボードとして使われていると共に、毎日の様子を伝えていたようです。

そのページの右下はしの1,2,3などの数字をクリックすると、過去の日付へゆけます。そこで面白い写真をみてクリックすると、その写真、またはその日付のブログが表示されます。

また同ページの左横、上の photo をクリックすると、写真ギャラリーへゆけます。またサウンド・ファイルも開けます。

押収された自転車が500台とか、自転車乗りの人を逮捕している写真がありましたが、どこだかわからなくなりました。投稿記事をチラ読みしてると、どうも自転車愛好会が「クリティカル・マス」作戦を行ったようです。

アメリカのCNNによると、(かといってCNNニュースを私がいつも信用しているということではありません。アメリカのメディアの問題は国内で取り上げられている大きな連邦レベルの問題の一つです。)、8月29日までにデモで1万8千人が逮捕され、一晩は警察に拘置されているようです。

デモが衰える様子を見せないのは、「テロリストがニューヨークを襲撃しようとしている情報が入っている」とのブッシュ政権の情報をうけて、ニューヨーク警察が、市民を共和党大会のそばに近づけないようにしたこと、共和党大会に関係のない人は、共和党大会中は市から離れるよう、さらにダウンタウンで仕事をしている人たちには、出勤せず、自宅で仕事するよう呼びかけたこと、自転車に乗ってデモに参加するか、ダウンタウンへ行く事のどちらかを禁止したという背景があるからです。先日の写真に「ニューヨークの自由はどこへ行ったのか。」の看板が見えていたのはこのためです。

テロリスト襲撃注意警告が、マイケル ムーアの華氏9/11封切り前後からひんぱんに発せられるようになり、国連から、人々に必要以上の恐怖感を与えるとしてやたらに警告を発するのを控えるようにという勧告が出たほどです。(ソースにブックマークを付けておいたのですが、時間切れで消えたようです。)

なお華氏9/11公開日前のテロ警告は、ショッピングセンターや映画館が襲撃される恐れがあるというものでした。ショッピングセンターには映画館が入っているところが多いので警告に入っていたのでしょう。

緊張が高まっているのは、ニューヨーク警察が、何かが起こる前に防止するという、アメリカのイラク攻撃と同じ論理を使用したことに起因するようです。イラクの場合は、サダムフセイン元大統領が、世界破壊兵器を持っているのでその使用を未然に防ぐために攻撃するというものでした。しかし実際は何もありませんでした。これと同様の論理をニューヨーク警察がデモ隊に応用したため、むやみな衝突と大きな逮捕者がでている模様です。この作戦を英語ではプリエンプティブストライクといいますが、このような考え方について、ディスカッションが必要と思います。共和党大会中の全体の逮捕者数はわかりません。

私は、民主党がイラク戦争反対の候補者を立てて、真っ向からブッシュと対立すべきだったと思います。民主党を支持するからというより、アメリカはあまりにも大きい国なので、大きな集団でなければブッシュ支持の共和党にたち向けできないからです。お相撲で言えば、関取には関取をということです。

アメリカには民主党、共和党の他に、ラルフ ネーダーの率いる政党があります。グリーン党というのもこの56年出て来て、ベイエリアで活発です。先日の選挙でついに一人をカリフォルニア州議会に送りましたが、その程度のサイズです。

蛇足: プリエンプティブストライクですが、日本語ではなんと言うか、ご存知の方、教えてください。

写真: ニューヨーク、チャイナタウンのデモ隊だ。
2004/09/02のBlog
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天才相場師、哲人28号さんから、「高校の文化祭って感じがするんですが、やっている人たちはどの程度本気なんでしょうか。本気の人たちも沢山いると思うのですが、どの程度の人たちがパーティー感覚なんでしょうか。なんか、党大会なんか見ても楽しそうなんですよね。」というコメントをいだだきました。

哲人28号さん、いつもサイバージョットで一っ飛びして来てくれてどうもありがとう。哲人さんと同感の方もあると思い、ブログを書く事にしました。

哲人さんのご観察のとおり、アメリカのデモは街頭で行われる大パーティのようなところがあります。おそろいの衣装を着たり、顔料でお化粧したり、子連れで参加したり、踊ったり、楽器をひきながら行進したり、ペットを散歩させながら参加する人がたくさんいます。友達と久しぶりに会う約束して、話しながらデモに参加したりする人もいます。一輪車に載ったり、高下駄をはいてサーカス並みの行進をする人もいます。

アメリカ人は、もともとパレードの好きな国民です。感謝祭、独立記念日というと、楽団を先頭に、いろいろな衣装をつけて、町ぐるみでパレードを行います。京都の葵祭が住民レベルで行われるというと、イメージがわくかもしれません。小中学校の子供たちも、クラスの共同プロジェクトとして衣装を工夫したり、笛を吹いたりしながらパレードに参加します。

加えてハロウィーンというお祭りの伝統もあります。ハロウィーンでは、数ヶ月かけてアイデアを練り、各自、各グループで衣装をそろえ、厚化粧をほどこして祝います。その日はハロウィーン衣装と化粧をつけたまま会社に出勤、退社後パーティに行ったり、子供のいる人は子供と学校で落ち合って校内パレードに出ます。小学校では顔料を塗るのが授業の題材なこともあるくらいなので、「非日常」の自分になることに、小さいときから慣れているのかもしれませんね。

イラク戦争反対のデモは、アメリカではすでに3年もの伝統があります。ですから衣装などもハロウィーン並みに工夫されている感じです。イラク戦争反対のデモの特徴は、家族連れの参加が多い事、また、いままでデモに参加したことない人が参加したり、自分達のコミュニティーで生まれて初めてデモの呼びかけを行ったことです。

サンフランの南にハイテク関係の人が多く住んでいるマウンテンビューという町があります。ここで2002年に20人ぐらいの市民がイラク戦争反対のデモをしました。市の歴史初めてのことでコミュニティー新聞に載ったと、興奮した友人が電話で知らせてきました。

当時、私の住んでいたオークランドの丘の上でもイラク戦争に反対する住民のデモがありました。木立の中を点在する家を結ぶ丘の道でのキャンドルデモで、もし観客があるとしたら、近所の住民と森に住む動物だけです。私も電子メールで誘われたのですが、「こんなところでデモするなんて、どういうことだろう?」と、ついつい思ってしまいました。

余談ですが、驚いたのは、政治にはまるで関係ないという顔をしていた隣の夫婦がサンフランで行われた2002年の大デモに参加したらしいことです。翌日ガレージに放り出してあった二つの手作りサインでわかりました。

デモというのは、観客を意識した、意志表示です。それでもマウンテンビューやオークランドの丘の上で小さいデモが行われるというのは、観客を意識しての意思表示より、自分の生活圏で、自分なりの方法で、自分の意見表示をするのがアメリカ人にとって大事なのではないかと思います。すると自分が楽しく思う方法が一番よいとなるのではないでしょうか。

<大事な注>: このブログはあくまでデモについてのコメントで、党大会という「ドラマ」についてのものではありません。共和党大会にも共通項は見られるでしょうが、党大会は始めから終わりまで演出された、「新撰組」や「夏ソナ」同様のドラマです。

写真: 家族参加の部分写真です。これはネットで30日に拾ってきたので多分日曜日に撮られた写真だと思います。ベイビーの着ているシャツには「ブッシュがワッチを泣かせるの」と書いてあります。このようなユーモアもアメリカのデモの特徴です。

2004/09/01のBlog
今、朝日新聞オンライン版をちらっとチェックしたが、共和党大会とブッシュ大統領に反対を表明する大デモンストレーションの話しはあまり報道されてないようだ。(もし間違いだったらすいません。)

「米政府発表のニュースはきちんと報道するのに、庶民の意志を伝えるデモのニュースがいつも無視されるのはどういうわけ!」というわけで、デモの様子が手早く見られるサイトをご案内いたします。

共和党大会が今日から始まったニューヨークでは、大会が始まる前の先週の土曜日から毎日大きなデモが続いている。これから紹介するのは8月29日、日曜日の6時間にわたるデモの写真、500万人が集まり、街道がびっしりと埋め尽くされているのがよくわかる。ジェッシー ジャクソン、マイケル ムーアの姿も見られる。

共和党大会はマジソンスクェアで行われている。私もラジオで開催の模様を聞いたが、正直言ってあまり元気が入っていないようだった。ニューヨークは共和党員を歓迎してないというのが、毎日あちこちに起こるデモでわかるからでしょうねェ。アメリカでは、各自が思い思いのサインを作ってデモ行進に参加、一番上の写真のサインは「ホントの大ウソつき」、ブッシュの事だ。三番目の写真は、誰かがタイムマガジンの表紙をもじって「ブッシュ辞任、悪夢の終焉」と書いてある。

「Four More Months」- あと四ヶ月 - という単刀率直のがあったが、残念、ここの写真の中では見当たらない。

もっと他の写真が見たい人はここをクリックしてください。写真はページ目一杯に入っているので、下までずっずーと完全にスクロールすると全部見られます。

その後同ページのトップに戻り、英文記事のすぐ下を見ると、Photos and commentary:とある。その下に写真のページへのリンクがリストになって載っているので、そちらをクリックすると、ビデオも含めて見られます。ではエンジョイ!

なお写真ギャラリーは、nyc.indymedia.orgの提供です。ゲッティイメージも入っていますが、ゲッティの写真はコピーをするとお金をとられるのでご注意ください。

写真: クリックして大きくすると、アメリカ国旗に覆われたお棺がたくさん運ばれているのが見える。アメリカの死を悼んでいると共に、実際にイラク戦争で亡くなったアメリカ兵を弔っているのでしょう。