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2004/10/12のBlog
[ 18:17 ]
最後まで残ったアパレンティス(見習いさん)がトランプ事業団中の一事業の責任者として仕事をまかされる米のTV就職リアリティショウ番組、「アパレンティス」Apprenticeの第五回目は久しぶりにまともな、だけど残念な気持ちの残るエピソードだった。
五回目に入る前に、第四回目のエピソードを簡単に紹介すると、テーマはレストラン。両チームともニューヨーク市内にある空っぽのレストランをあてがわれ、一日で内装を整えてメニューを決定、翌日の営業で、雰囲気、サービス、食べ物の三点についてお客様に採点してもらい、総合得点の高い方が勝ち。
女性グループはジェニファーがマネージャーを務めるが、彼女の判断のミスが敗因。まず「なるべく簡単な食べ物を選ぶ」という意見に耳を貸さず、難しいグルメフードを選んだ事。第二点は、重役のキャロリンが指摘したように、レストランを取り囲む環境を無視。シックな黒いイブニングドレスでお客様相手をしたメンバーはぞくぞくするほど美しかったが、普段着で入ってくるの近所のおばさん達としっくりゆかず、サービス、店の雰囲気の点数で伸び悩む。ジェニファーはメンバーの関係を改善できず、ギスギスとした雰囲気が続く。そんなこんなで、先週はジェニファーが解雇された。
第五回目の課題は、電子販売ではアメリカの大手、QVCでのプロジェクト。各グループが好きな商品を選び、テレビショップでプリゼン販売を行い、売上げを多く出した方が勝ち、負けたチームから解雇者が出る。
今回の最初の「出来事」は、トランプがグループの再編成を行ったことだ。「内輪もめといがみ合いが絶えない女子グループは最悪」なので、パメラを男子グループから呼び戻し、女子グループのプロジェクトリーダーに指名する。
パメラはQVCに向かうバスの中ですぐに会議を開く。「私のやり方が今までとは違うという文句は言わないでね。今までのやり方ではグループがうまく機能できなかったから、それを変えなくてははだめなの… 私は皆の個性、過去のいがみ合いについても何も知らない。だけどそんな事、全然関係ないわ。…今までのことはすべて忘れてこれから24時間だけ、私の言う事を聞いてね。…誰かが発言しているときは注意を払い、最後まで黙って聞くようにしてね。」
負け癖がつき、「まとまる」ということに自信がなくなって来たグループに、いつもの通りの明瞭なしゃべり方ではっきりと自分の意志を伝え、グループの基調を設定するパメラのやり方が、新風を吹き込んだのだとおもう。皆の行動がきびきびとし、雰囲気が明るくなった。
女性グループが選んだ商品は「イッツワークス!」という無公害の家庭クリーニング用のスポンジ。会議中に自己申告した自己の長所をもとに、パメラが全員に仕事を割り当てる。
サンディがプレゼンテーションに使うデスクや背景等の装飾、マリアとジェニファーがテレビ出演して商品の実際のプロモーション、イバンナとエリザベスがシナリオ担当、弁護士のステイシーは商品ラベル等の法律関係と製品の値段設定を担当。
リサーチの結果、似たようなスポンジが一つ1ドル見当で販売されているのがわかるが、ステイシーはスポンジ30個入りの商品を1パック、19ドル99セントで販売するようパメラに進言。イバンナも賛成。「もっと高くても売れるわよ。」とパメラは主張、メンバーは反対したが、27ドル25セントという値段に決める。「これで売れなければ、責任者は誰だかはっきりしてるわ」とはイバンナの陰の声。
値段付けでは男子チームももめる。ワッフルなどを作る電気グリルを選んだのだが、70ドルを超える値段は消費者に「高い」という心理的障壁を作ってしまうと主張するラジと、儲けを出すには71ドル以上で売るべきというケリーが対立。結局、マネージャのクリスの決断で71ドル25セントと決定。
11歳の時からビジネスをしていたクリスは、現在30才、ニューヨークで上位に入っている証券会社の社長。アパレンティスの中ではただ一人の高卒者だ。
女性グループがリハーサルに入る。主役ホストのマリアと脇役ホストのジェニファーがカメラの前に立つ。手を振り回し、瞬きしながらスポンジの説明をするマリアのテレビ映りが良くないとパメラが判断、同感のエリザベすがジェニファーにマリアと主役ホストを交代するように指示。
本番に入ると注文電話数をリアルタイムで表示するモニターが作動開始。テレビ画面の横に置いてある。壁のいたずら書きをきれいに消すと、電話数を示す折れ線グラフがスクリーン上方へ向けてズズーンと急上昇、スポンジが売れてるからだ。
男子チームも電話数モニターを見ながら、エプロン姿でグリルを使った料理をして見せるウェスとジョンに、「今のせりふは消費者に効果有りだから繰り返して」とフィードバックを送る。「言葉使いだけで電話数がゼロになったりするんだからすごいよ」とアンディー。
15分のテレビ販売の結果、女子チームは1万7千9百44ドル57セント、男子チームは 1万7千9百55ドル。ああ、残念、女子チーム、10ドルの差で黒星。
勝ちチームへのご褒美は、USオープンの行われたテニスコートで、ジョン・マッケンローとアンナ・クルニコワからテニスのレッスン。マッケンローのファンであるアンディは大喜び。ラジ君はアンナをデートに誘おうとするが、彼女のサーブを一発も打ち返せなかったので、望み果たせず!
女子チームはトランプの待っている理事会室へ。トランプは商品選択が良くないとまず主張。それに対してイバンナは、男であるトランプには身近に感じられない商品なのではと指摘。これにはトランプも一本取られる。自分の感じ方を自由に発言するのをイバンナの長所とトランプは見てるようだ。
敗因は何かと言うトランプの質門に対して、ジェニファーはスポンジが高価すぎたと指摘、パネラを除いたグループ全員が同意する。パメラが「もっと高く売るべきだったわ」と言うと、重役のキャロリンが、「スポンジは消耗品よ。もっと安かったらたくさん売れて男子チームなんか目じゃなかったわ。」「QVCからは値段が高すぎたと聞いているが」とトランプも言う。
トランプがパメラに、パメラ以外に解雇候補者を選ぶように言うと、ステイシーとマリアを指名。それを合図に全メンバーが理事会室から退場。
理事会室に残ったトランプは、「パメラはリーダーとしてあまりに強すぎるんじゃないか」という感想を述べる。「バラバラだったチームをうまく一つにまとめ、引っ張ったパメラのリーダーシップは素晴らしかった」と重役ジョージは評価。キャロリンもパメラのリーダーシップを評価するが、値段が高すぎたのが敗因であることを指摘。
三人の解雇候補者が理事会室へ呼び戻されると、トランプはパメラに、ステイシーとマリアを解雇候補に選んだ理由を尋ねる。「ステイシーは弁護士としては優れているが、弁護士に徹するあまり、ビジネスという視点が欠ける」ため、またマリアは「スピーチが上手だと本人が言ったのでホストに選んだが、ぜんぜんだめだった」と理由を述べる。
これに対してトランプは「適材適所ができなかったのは君の責任」と厳しい批判。「バメラ、君を解雇する。」
ムムー、あれだけグループの雰囲気を変えるのに成功したのにと、ちょっとがっかりだが、トランプに指摘されて「ごもっとも」と思ったのは、パメラの人選だ。例えば、ハーバード出の弁護士ステイシーを商品ラベルの表示の法的チェックに任命したのは、彼女が弁護士に徹してしまう機会をわざわざ作ったようなもの。またマリアはあまりに洗練されすぎていて、ダイヤモンド販売には向いていても、ただの掃除用スポンジではイメージが合わなすぎる。
また例えばサンディ。キャロリンにサンディの事を聞かれて、パメラは「装飾係にしておけば誰の邪魔にもならないから」と答えた。
サンディがいつも装飾係のような役に任命されるのは、彼女に何ができるのか、誰にもよくわからないからだ。ご本人もアパレンティス(見習いさん)にはなったものの、未だに何をしていいかわからずうろうろしているというのが本当の所だと思う。だからもしサンディを「チームのうちで一番弱いメンバー」という理由で解雇者候補者に挙げたなら、サンディが切られ、パメラが生き残り、女性グループの力が強化されたと思う。
32才のパメラはインベストメントバンカーを経て、シリコンバレーのハイテク会社を経営、その後資産運用管理畑を歩き、現在はサンフランシスコでヘッジファンドの社長をしている。そんな彼女がこの番組に応募したのは、今までとはまったく違った仕事という冒険がしてみたかったからだと思う。
このように仕事を変えるのは日本では考えられないと思うが、米東西海岸の都市部では結構普通。たとえ同じ仕事に就いても、会社を変えれば仕事のやり方も内容も仕事のミックスも変わる。だから仕事の経験を広げたい人は積極的に仕事を変える。
「値段付けはサイエンスというよりアート」というパメラ、各自の能力を信じて仕事を任せるという仕事の仕方をしてきたパメラ、同じシリコンバレーで働いた経験のある私には彼女の発想がよくわかる。
だけと所かわれば品変わるで、シリコンバレーのやり方がどこでも通用するとは限らない。
パメラと会話する時、トランプおじさんは他の見習いさんには見せない笑顔を安心して見せる。同じワートン・スクール・オブ・ビジネスの卒業生として(パメラはその後、ハーバードのビジネススクールへ進むが)、居住する産業界は異うけれど、一応見習い生とはいえ、同じリーダー格として対応してしまう瞬間があったのだと私は思う。
パメラには既にリーダーシップのスタイルがゆるぎなく出来上がっている。そしてそれを変更する必要を感じてない。
トランプは白紙の人間、もしくは白紙になれる経験豊かな人を探しているのだと思う。初めは失敗してもよいから、毎回確実に成長する人だ。この番組に出場中にパメラに何かがひらめき、彼女の爪の垢ほどの経験もないアパレンティスから彼女がヒントを得て何かが変わっていたら、ただの一事業だけでなく、トランプ王国を継ぐ人になったのかもしれない。
蛇足: 第三回目に解雇されたモデルのステイシーを覚えているだろうか。ニューヨークデイリーニュース新聞によると、破産したトランプホテルとカジノを40億ドルで入札しているカジノフォーチュン社が、ステイシーを会社のスポークスパーソン兼アドバイザーとして採用したいという申し出をしていることを公表。ステイシーが応じるかどうかは知らないが、さすがステイシー! よかったね。
蛇々足: もしかしてQVCで使用した電話数モニターと似たような装置をこの番組で使用し、誰が画面に出ると一番視聴率が上がるのかを測定しており、それを参考にして「解雇」してるという可能性だって考えられないではない。
写真はパワフルなパメラ。彼女のようなリーダーシップが求められている場所はたくさんあると思う。
五回目に入る前に、第四回目のエピソードを簡単に紹介すると、テーマはレストラン。両チームともニューヨーク市内にある空っぽのレストランをあてがわれ、一日で内装を整えてメニューを決定、翌日の営業で、雰囲気、サービス、食べ物の三点についてお客様に採点してもらい、総合得点の高い方が勝ち。
女性グループはジェニファーがマネージャーを務めるが、彼女の判断のミスが敗因。まず「なるべく簡単な食べ物を選ぶ」という意見に耳を貸さず、難しいグルメフードを選んだ事。第二点は、重役のキャロリンが指摘したように、レストランを取り囲む環境を無視。シックな黒いイブニングドレスでお客様相手をしたメンバーはぞくぞくするほど美しかったが、普段着で入ってくるの近所のおばさん達としっくりゆかず、サービス、店の雰囲気の点数で伸び悩む。ジェニファーはメンバーの関係を改善できず、ギスギスとした雰囲気が続く。そんなこんなで、先週はジェニファーが解雇された。
第五回目の課題は、電子販売ではアメリカの大手、QVCでのプロジェクト。各グループが好きな商品を選び、テレビショップでプリゼン販売を行い、売上げを多く出した方が勝ち、負けたチームから解雇者が出る。
今回の最初の「出来事」は、トランプがグループの再編成を行ったことだ。「内輪もめといがみ合いが絶えない女子グループは最悪」なので、パメラを男子グループから呼び戻し、女子グループのプロジェクトリーダーに指名する。
パメラはQVCに向かうバスの中ですぐに会議を開く。「私のやり方が今までとは違うという文句は言わないでね。今までのやり方ではグループがうまく機能できなかったから、それを変えなくてははだめなの… 私は皆の個性、過去のいがみ合いについても何も知らない。だけどそんな事、全然関係ないわ。…今までのことはすべて忘れてこれから24時間だけ、私の言う事を聞いてね。…誰かが発言しているときは注意を払い、最後まで黙って聞くようにしてね。」
負け癖がつき、「まとまる」ということに自信がなくなって来たグループに、いつもの通りの明瞭なしゃべり方ではっきりと自分の意志を伝え、グループの基調を設定するパメラのやり方が、新風を吹き込んだのだとおもう。皆の行動がきびきびとし、雰囲気が明るくなった。
女性グループが選んだ商品は「イッツワークス!」という無公害の家庭クリーニング用のスポンジ。会議中に自己申告した自己の長所をもとに、パメラが全員に仕事を割り当てる。
サンディがプレゼンテーションに使うデスクや背景等の装飾、マリアとジェニファーがテレビ出演して商品の実際のプロモーション、イバンナとエリザベスがシナリオ担当、弁護士のステイシーは商品ラベル等の法律関係と製品の値段設定を担当。
リサーチの結果、似たようなスポンジが一つ1ドル見当で販売されているのがわかるが、ステイシーはスポンジ30個入りの商品を1パック、19ドル99セントで販売するようパメラに進言。イバンナも賛成。「もっと高くても売れるわよ。」とパメラは主張、メンバーは反対したが、27ドル25セントという値段に決める。「これで売れなければ、責任者は誰だかはっきりしてるわ」とはイバンナの陰の声。
値段付けでは男子チームももめる。ワッフルなどを作る電気グリルを選んだのだが、70ドルを超える値段は消費者に「高い」という心理的障壁を作ってしまうと主張するラジと、儲けを出すには71ドル以上で売るべきというケリーが対立。結局、マネージャのクリスの決断で71ドル25セントと決定。
11歳の時からビジネスをしていたクリスは、現在30才、ニューヨークで上位に入っている証券会社の社長。アパレンティスの中ではただ一人の高卒者だ。
女性グループがリハーサルに入る。主役ホストのマリアと脇役ホストのジェニファーがカメラの前に立つ。手を振り回し、瞬きしながらスポンジの説明をするマリアのテレビ映りが良くないとパメラが判断、同感のエリザベすがジェニファーにマリアと主役ホストを交代するように指示。
本番に入ると注文電話数をリアルタイムで表示するモニターが作動開始。テレビ画面の横に置いてある。壁のいたずら書きをきれいに消すと、電話数を示す折れ線グラフがスクリーン上方へ向けてズズーンと急上昇、スポンジが売れてるからだ。
男子チームも電話数モニターを見ながら、エプロン姿でグリルを使った料理をして見せるウェスとジョンに、「今のせりふは消費者に効果有りだから繰り返して」とフィードバックを送る。「言葉使いだけで電話数がゼロになったりするんだからすごいよ」とアンディー。
15分のテレビ販売の結果、女子チームは1万7千9百44ドル57セント、男子チームは 1万7千9百55ドル。ああ、残念、女子チーム、10ドルの差で黒星。
勝ちチームへのご褒美は、USオープンの行われたテニスコートで、ジョン・マッケンローとアンナ・クルニコワからテニスのレッスン。マッケンローのファンであるアンディは大喜び。ラジ君はアンナをデートに誘おうとするが、彼女のサーブを一発も打ち返せなかったので、望み果たせず!
女子チームはトランプの待っている理事会室へ。トランプは商品選択が良くないとまず主張。それに対してイバンナは、男であるトランプには身近に感じられない商品なのではと指摘。これにはトランプも一本取られる。自分の感じ方を自由に発言するのをイバンナの長所とトランプは見てるようだ。
敗因は何かと言うトランプの質門に対して、ジェニファーはスポンジが高価すぎたと指摘、パネラを除いたグループ全員が同意する。パメラが「もっと高く売るべきだったわ」と言うと、重役のキャロリンが、「スポンジは消耗品よ。もっと安かったらたくさん売れて男子チームなんか目じゃなかったわ。」「QVCからは値段が高すぎたと聞いているが」とトランプも言う。
トランプがパメラに、パメラ以外に解雇候補者を選ぶように言うと、ステイシーとマリアを指名。それを合図に全メンバーが理事会室から退場。
理事会室に残ったトランプは、「パメラはリーダーとしてあまりに強すぎるんじゃないか」という感想を述べる。「バラバラだったチームをうまく一つにまとめ、引っ張ったパメラのリーダーシップは素晴らしかった」と重役ジョージは評価。キャロリンもパメラのリーダーシップを評価するが、値段が高すぎたのが敗因であることを指摘。
三人の解雇候補者が理事会室へ呼び戻されると、トランプはパメラに、ステイシーとマリアを解雇候補に選んだ理由を尋ねる。「ステイシーは弁護士としては優れているが、弁護士に徹するあまり、ビジネスという視点が欠ける」ため、またマリアは「スピーチが上手だと本人が言ったのでホストに選んだが、ぜんぜんだめだった」と理由を述べる。
これに対してトランプは「適材適所ができなかったのは君の責任」と厳しい批判。「バメラ、君を解雇する。」
ムムー、あれだけグループの雰囲気を変えるのに成功したのにと、ちょっとがっかりだが、トランプに指摘されて「ごもっとも」と思ったのは、パメラの人選だ。例えば、ハーバード出の弁護士ステイシーを商品ラベルの表示の法的チェックに任命したのは、彼女が弁護士に徹してしまう機会をわざわざ作ったようなもの。またマリアはあまりに洗練されすぎていて、ダイヤモンド販売には向いていても、ただの掃除用スポンジではイメージが合わなすぎる。
また例えばサンディ。キャロリンにサンディの事を聞かれて、パメラは「装飾係にしておけば誰の邪魔にもならないから」と答えた。
サンディがいつも装飾係のような役に任命されるのは、彼女に何ができるのか、誰にもよくわからないからだ。ご本人もアパレンティス(見習いさん)にはなったものの、未だに何をしていいかわからずうろうろしているというのが本当の所だと思う。だからもしサンディを「チームのうちで一番弱いメンバー」という理由で解雇者候補者に挙げたなら、サンディが切られ、パメラが生き残り、女性グループの力が強化されたと思う。
32才のパメラはインベストメントバンカーを経て、シリコンバレーのハイテク会社を経営、その後資産運用管理畑を歩き、現在はサンフランシスコでヘッジファンドの社長をしている。そんな彼女がこの番組に応募したのは、今までとはまったく違った仕事という冒険がしてみたかったからだと思う。
このように仕事を変えるのは日本では考えられないと思うが、米東西海岸の都市部では結構普通。たとえ同じ仕事に就いても、会社を変えれば仕事のやり方も内容も仕事のミックスも変わる。だから仕事の経験を広げたい人は積極的に仕事を変える。
「値段付けはサイエンスというよりアート」というパメラ、各自の能力を信じて仕事を任せるという仕事の仕方をしてきたパメラ、同じシリコンバレーで働いた経験のある私には彼女の発想がよくわかる。
だけと所かわれば品変わるで、シリコンバレーのやり方がどこでも通用するとは限らない。
パメラと会話する時、トランプおじさんは他の見習いさんには見せない笑顔を安心して見せる。同じワートン・スクール・オブ・ビジネスの卒業生として(パメラはその後、ハーバードのビジネススクールへ進むが)、居住する産業界は異うけれど、一応見習い生とはいえ、同じリーダー格として対応してしまう瞬間があったのだと私は思う。
パメラには既にリーダーシップのスタイルがゆるぎなく出来上がっている。そしてそれを変更する必要を感じてない。
トランプは白紙の人間、もしくは白紙になれる経験豊かな人を探しているのだと思う。初めは失敗してもよいから、毎回確実に成長する人だ。この番組に出場中にパメラに何かがひらめき、彼女の爪の垢ほどの経験もないアパレンティスから彼女がヒントを得て何かが変わっていたら、ただの一事業だけでなく、トランプ王国を継ぐ人になったのかもしれない。
蛇足: 第三回目に解雇されたモデルのステイシーを覚えているだろうか。ニューヨークデイリーニュース新聞によると、破産したトランプホテルとカジノを40億ドルで入札しているカジノフォーチュン社が、ステイシーを会社のスポークスパーソン兼アドバイザーとして採用したいという申し出をしていることを公表。ステイシーが応じるかどうかは知らないが、さすがステイシー! よかったね。
蛇々足: もしかしてQVCで使用した電話数モニターと似たような装置をこの番組で使用し、誰が画面に出ると一番視聴率が上がるのかを測定しており、それを参考にして「解雇」してるという可能性だって考えられないではない。
写真はパワフルなパメラ。彼女のようなリーダーシップが求められている場所はたくさんあると思う。
2004/10/05のBlog
[ 05:26 ]
10月1日、ワシントン州の結構大きな活火山であるセントヘレナ山が18年ぶりに噴火活動を開始。今のところ、小振りの噴火に止まっているが、いづれは大爆発をするのではないかと言われている。
このサイトへ行くと画面が5分ごとに自動的にリフレッシュするので、"セミリアルタイム"で火山活動が観察できる。ただし夜は見られません。
写真:10月4日、米西海岸時間9時54分に突然、白い蒸気がムワーっと出た。しかし爆発ではなかった模様。
インターネットは本当に便利です。インターネットを管理しているコンソーティウムの皆さんに大感謝してます。
このサイトへ行くと画面が5分ごとに自動的にリフレッシュするので、"セミリアルタイム"で火山活動が観察できる。ただし夜は見られません。
写真:10月4日、米西海岸時間9時54分に突然、白い蒸気がムワーっと出た。しかし爆発ではなかった模様。
インターネットは本当に便利です。インターネットを管理しているコンソーティウムの皆さんに大感謝してます。
2004/09/30のBlog
[ 14:35 ]
最後まで残った「アパレンティス」が本当にトランプ事業団中の一事業の責任者として採用される、米のTVリアリティショウ番組、「アパレンティス」Apprenticeの第三回目の遅ればれながらのご報告。
今回は、洗剤やパーソナルケア製品で有名な米を代表する会社の一つであるプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)からの出題で、練り歯磨きの新フレーバーを紹介するイベント創造が課題。予算は各グループ、5万ドル。予算を支給するP&Gの重役二人(女性と男性)が審査員で、負け組から解雇者が出るのはいつものとおり。
「大きく考えろ」というのがトランプ氏のアドバイスだ。
男性グループのマネージャーは抽選でケビン。「地下鉄路線を新フレーバーの匂いでいっぱいにしたら?」「川をフレーバーの色の泡で覆う!」等の大きなアイデアがでる。
「100万ドルが当たるチャンスをサンプルと一緒にバラまくのはどうだい」とはアイデアに冴えのあるアンディ。「当たる率は少ないから、本当に当選者が出てしまった場合に備えて保険に加入しておけば大丈夫だ。」それに決定!
チームは広告会社へ駆けつけて保険購入の相談。社長は直ちに会社の法律部に保険作成可能かどうかを調査するよう指示。只一人の女性メンバーであるパメラは「社長から返事があるまでわからないので、実行不可能になった場合のバックアップ案がない」という心配を漏らす。
女性チームのマネージャーは、以前P&Gのブランド管理部門でマネージャー経験がある詩人でMBAで、ブランディング・コンサルタント会社のオーナー兼社長である才女のエリザベス。彼女のアイデアで、セレブリティーを使って新製品の促進をするのに決定、アライアンス・エイジェンシーに向かう。
「誰にでも好かれるセレブとは」と次々に名前を挙げてゆく。「メッツのマイク ピアッツアは?」「それいい!地元だし、感じいいし、すごい人気よ。」
社長、すぐにマイクへ電話。「マイク、明日ひまかい? 街頭で歯を磨いてくれるかい?」社長は一端電話を切ってチームに向き直り「30分で2万ドルだけどどうする?」高すぎるとエリザベスが不安がるが、他のメンバーは感激。「ムッ、今すぐ決めなければならないし... オッケー、マイクに決定!」
ちらし担当のマリア、午前1時過ぎに翌朝までに作ってもいいという印刷屋を見つける。「1850ドルでやって欲しいんだけど。」「見積もりは明日の朝7時まで出せないよ。」「仕方ないわ、作ってちょうだい。」報告を受けた予算担当のイバンナは、価格が不明なのでヘソを曲げる。
一方男性チームはホテルで待機。午前2時半、やっと社長から電話が入る。「法律部で検討してもらったけどいろいろ難しい点がありすぎて、お引き受けできないという結論が出てしまったわ。」残念、で、どうしようか。
結局、口から火を吹く魔術師、高下駄芸人、ボーリングのピン曲芸師等、華やかな衣装を身につけたビラ巻き屋を6~7人雇ってサンプル歯磨きを街頭で配付、抽選で5000ドルが当たる賞金を3本用意することにした。
メッツのマイクは昼に女性チームと街頭で合流。「マイクはいつもどの歯磨きを使ってるの?」という質門に、「皆さん、バニラミントフレーバーは最高だよ、」と言いながら観衆の前で歯を磨いてみせる。特別大サービスでサンプル歯磨きのボックスとチラシにサインまでし始めた。
両チーム、夕方にP&Gの重役とトランプが待つ会議室へ向かう。
P&Gは「サーカス芸人を使ってサンプル配布したのはエネルギーがあって良かったけど、マイク ピアッツアを呼んだのは素晴らしかったわ。誰のアイデア?」そこまでは良かったんだが、エリザベスが予算を五千ドル超過したことを報告。10パーセント予算超過は無視できる額ではないとトランプがあきれる。P&Gの重役、「予算を守るのは大事な事だわ。女性チームには残念だけど、予算を守った男性チームに軍配を上げます。」
優勝チームはご褒美に、ニューヨーク港に停泊していた世界最大のクルイーズ船、クィーンメリー2号でロブスターのディナー。夜の照明に浮かび上がった自由の女神を見ながら「こんなコトは一生に二度とないよ。」と思わず感想をもらすメンバー。
一方負けた女性チームは理事会室に出頭。エリザベスはトランプに、グループリーダーとして、予算超過の責任は認めるが、値段を決めずに印刷屋に仕事を頼んで予算を超過の直接原因を作ったマリアに真の責任があると主張。マリアは、もっと安い値段で交渉したのに、その約束を守らなかった印刷屋が悪いと言い張る。
各メンバー、トランプの質門に答え、「もし私が社長だったら」と、解雇候補者の名を挙げる。エリザベスの責任と言う人と、ちらし係のマリアの責任という人が大半だが、不思議なのは、またもやステイシーをチーム敗因として挙げる人がいたことだ。
トランプはエリザベスに、今では定例になった質門をする。「君以外では、誰を首切り候補として指名するかい?」「マリアとステイシー」とエリザベス。「よし、他の人は自室に戻ってよい。エリザベスとマリアとステイシーは理事会室の外で待っていてくれ。」
理事会室内では重役のキャロリンが、エリザベスはリーダーとしては失格だとトランプに告げる。もう一人の重役、ジョージは「マリアは自分の非さえ認めない。そういう人に会社の財務は任せられない」と述べる。
理事室に三人を呼び戻した後、トランプは「予算を担当したのはイバンナ。なのに、彼女のかわりに本当はここにいる必要のないステイシーを指名したのはどういうことだ?」と質門。「ステイシーがここにいる本当の理由は、」とマリアが横から口を挟む。「第一回目の課題の時におかしな行動をとったからです。」エリザベスが同意、二人はまるでステイシーが気がおかしいような事を言ったのだ! そしてその原因となる行動とは、実に他愛ない事だったのだ。
「二人ともステイシーがおかしいというのは聞き捨てならない問題だ。マリア、すぐにメンバー全員を、理由は言わずに呼び戻して来てくれ。」
全員が理事会室へ戻ってくると、トランプはステイシーについて、皆の意見を聞く。「臨床的に疑いたくなるほどおかしい」と、もう一人のステイシー。「思わず身を隠したほど怖かった」とイバンナ。ステイシーのような態度を取る人は生まれてこの方見た事がないと言う人、数人。この人たち、あまりにエリートで、逆に世間がすごーく狭いんじゃないの? 残りはそれほど強く言わなかったが、皆の発言に疑いを挟む人は誰一人としていない。まるでサーレムの魔女狩りのような雰囲気になってしまった。
皆さん、一回目の「アパレンティス」で、プロジェクトマネージャーだったイバンナが、責任者として自分が首切られるのを恐れるあまりに皆を集め、「トランプの前でチームの乱れを見せる訳にはいかない」というおかしな理由で、「アイスクリームスタンドの位置を間違って教えたステイシーが敗因の原因」と返答するよう根回ししたのを覚えてますか。あの時以来、ステイシーをグループの「問題児」にする「習慣」、いや、「文化」ができてしまったのだ!
トランプは「皆が恐いと言う人を残して置くわけにはいかない」と言ってステイシーを解雇する。
皆が理事会室を出たあと、「メンバー全員がそういう以上、こうするより他はなかった。本当はあの連中、お互い同士大嫌いなんだよ。」
私はステイシーはエラいと思った。気違い扱いされたり、理由なくチームの失敗原因にさせられるような話を聞いたら、思わず顔に怒りの表情が出てしまうじゃないですか。他のメンバーがしていたように、発言中に割り込んで、自分の正当性を主張したくなるじゃないですか。
ステイシーはほとんどそういうことをしなかった。話すチャンスがあると「私が何々したのは、あたながそうするよう私に頼んだからよ」と落ち着いて話す。怒りの表情は、第一回目から一貫して見せなかった。
今回の女子には悪いグループ文化ができてしまった。自分が解雇されるかもしれないという、現実的な恐れからこのような文化の元を創り出してしまったイバンナ、トランプに言わせると「お互い好きでもない」、私に言わせれば「お互いに信用も尊敬心もないくせに、あたかも信頼関係に基づいたグループであるかのように振る舞う」この人たちにがっかり。
メンバーの中には有名法律学校出身で大きな法律会社で働く弁護士が二人くらい含まれているが、誰一人として、皆のステイシー批判は彼女の人権を侵害してると注意する人がいないのはどういうことだろうか。
ステイシーは解雇されてよかった。このグループはあなたのいるところではない。
今回の女性グループは、「こういう組織を作ってはだめ」という悪いお手本になってしまった。私は思わず、「ファシズムというのは恐怖心を土壌にして育つものなんだな」と思ってしまいました。
そう言えば「テロの可能性」で人々の恐怖をあおるような政治をしている今のアメリカ、また愛国心法などという変な法を作ったブッシュ、なお偶然にも本日(9/29)、この法律は憲法違反として米連邦裁判所が無効にしたが、この番組、計らずしてこういう危ない時期に、こういう危ないエピソードを放映、世間を目覚ませるのに意外な役割を果たす事になるんじゃないでしょうか。そう祈ります。
写真は解雇を告げられたステイシー。彼女はハーレムにサブウェイサンドイッチ店を持っている本職のモデルさんだ。
今回は、洗剤やパーソナルケア製品で有名な米を代表する会社の一つであるプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)からの出題で、練り歯磨きの新フレーバーを紹介するイベント創造が課題。予算は各グループ、5万ドル。予算を支給するP&Gの重役二人(女性と男性)が審査員で、負け組から解雇者が出るのはいつものとおり。
「大きく考えろ」というのがトランプ氏のアドバイスだ。
男性グループのマネージャーは抽選でケビン。「地下鉄路線を新フレーバーの匂いでいっぱいにしたら?」「川をフレーバーの色の泡で覆う!」等の大きなアイデアがでる。
「100万ドルが当たるチャンスをサンプルと一緒にバラまくのはどうだい」とはアイデアに冴えのあるアンディ。「当たる率は少ないから、本当に当選者が出てしまった場合に備えて保険に加入しておけば大丈夫だ。」それに決定!
チームは広告会社へ駆けつけて保険購入の相談。社長は直ちに会社の法律部に保険作成可能かどうかを調査するよう指示。只一人の女性メンバーであるパメラは「社長から返事があるまでわからないので、実行不可能になった場合のバックアップ案がない」という心配を漏らす。
女性チームのマネージャーは、以前P&Gのブランド管理部門でマネージャー経験がある詩人でMBAで、ブランディング・コンサルタント会社のオーナー兼社長である才女のエリザベス。彼女のアイデアで、セレブリティーを使って新製品の促進をするのに決定、アライアンス・エイジェンシーに向かう。
「誰にでも好かれるセレブとは」と次々に名前を挙げてゆく。「メッツのマイク ピアッツアは?」「それいい!地元だし、感じいいし、すごい人気よ。」
社長、すぐにマイクへ電話。「マイク、明日ひまかい? 街頭で歯を磨いてくれるかい?」社長は一端電話を切ってチームに向き直り「30分で2万ドルだけどどうする?」高すぎるとエリザベスが不安がるが、他のメンバーは感激。「ムッ、今すぐ決めなければならないし... オッケー、マイクに決定!」
ちらし担当のマリア、午前1時過ぎに翌朝までに作ってもいいという印刷屋を見つける。「1850ドルでやって欲しいんだけど。」「見積もりは明日の朝7時まで出せないよ。」「仕方ないわ、作ってちょうだい。」報告を受けた予算担当のイバンナは、価格が不明なのでヘソを曲げる。
一方男性チームはホテルで待機。午前2時半、やっと社長から電話が入る。「法律部で検討してもらったけどいろいろ難しい点がありすぎて、お引き受けできないという結論が出てしまったわ。」残念、で、どうしようか。
結局、口から火を吹く魔術師、高下駄芸人、ボーリングのピン曲芸師等、華やかな衣装を身につけたビラ巻き屋を6~7人雇ってサンプル歯磨きを街頭で配付、抽選で5000ドルが当たる賞金を3本用意することにした。
メッツのマイクは昼に女性チームと街頭で合流。「マイクはいつもどの歯磨きを使ってるの?」という質門に、「皆さん、バニラミントフレーバーは最高だよ、」と言いながら観衆の前で歯を磨いてみせる。特別大サービスでサンプル歯磨きのボックスとチラシにサインまでし始めた。
両チーム、夕方にP&Gの重役とトランプが待つ会議室へ向かう。
P&Gは「サーカス芸人を使ってサンプル配布したのはエネルギーがあって良かったけど、マイク ピアッツアを呼んだのは素晴らしかったわ。誰のアイデア?」そこまでは良かったんだが、エリザベスが予算を五千ドル超過したことを報告。10パーセント予算超過は無視できる額ではないとトランプがあきれる。P&Gの重役、「予算を守るのは大事な事だわ。女性チームには残念だけど、予算を守った男性チームに軍配を上げます。」
優勝チームはご褒美に、ニューヨーク港に停泊していた世界最大のクルイーズ船、クィーンメリー2号でロブスターのディナー。夜の照明に浮かび上がった自由の女神を見ながら「こんなコトは一生に二度とないよ。」と思わず感想をもらすメンバー。
一方負けた女性チームは理事会室に出頭。エリザベスはトランプに、グループリーダーとして、予算超過の責任は認めるが、値段を決めずに印刷屋に仕事を頼んで予算を超過の直接原因を作ったマリアに真の責任があると主張。マリアは、もっと安い値段で交渉したのに、その約束を守らなかった印刷屋が悪いと言い張る。
各メンバー、トランプの質門に答え、「もし私が社長だったら」と、解雇候補者の名を挙げる。エリザベスの責任と言う人と、ちらし係のマリアの責任という人が大半だが、不思議なのは、またもやステイシーをチーム敗因として挙げる人がいたことだ。
トランプはエリザベスに、今では定例になった質門をする。「君以外では、誰を首切り候補として指名するかい?」「マリアとステイシー」とエリザベス。「よし、他の人は自室に戻ってよい。エリザベスとマリアとステイシーは理事会室の外で待っていてくれ。」
理事会室内では重役のキャロリンが、エリザベスはリーダーとしては失格だとトランプに告げる。もう一人の重役、ジョージは「マリアは自分の非さえ認めない。そういう人に会社の財務は任せられない」と述べる。
理事室に三人を呼び戻した後、トランプは「予算を担当したのはイバンナ。なのに、彼女のかわりに本当はここにいる必要のないステイシーを指名したのはどういうことだ?」と質門。「ステイシーがここにいる本当の理由は、」とマリアが横から口を挟む。「第一回目の課題の時におかしな行動をとったからです。」エリザベスが同意、二人はまるでステイシーが気がおかしいような事を言ったのだ! そしてその原因となる行動とは、実に他愛ない事だったのだ。
「二人ともステイシーがおかしいというのは聞き捨てならない問題だ。マリア、すぐにメンバー全員を、理由は言わずに呼び戻して来てくれ。」
全員が理事会室へ戻ってくると、トランプはステイシーについて、皆の意見を聞く。「臨床的に疑いたくなるほどおかしい」と、もう一人のステイシー。「思わず身を隠したほど怖かった」とイバンナ。ステイシーのような態度を取る人は生まれてこの方見た事がないと言う人、数人。この人たち、あまりにエリートで、逆に世間がすごーく狭いんじゃないの? 残りはそれほど強く言わなかったが、皆の発言に疑いを挟む人は誰一人としていない。まるでサーレムの魔女狩りのような雰囲気になってしまった。
皆さん、一回目の「アパレンティス」で、プロジェクトマネージャーだったイバンナが、責任者として自分が首切られるのを恐れるあまりに皆を集め、「トランプの前でチームの乱れを見せる訳にはいかない」というおかしな理由で、「アイスクリームスタンドの位置を間違って教えたステイシーが敗因の原因」と返答するよう根回ししたのを覚えてますか。あの時以来、ステイシーをグループの「問題児」にする「習慣」、いや、「文化」ができてしまったのだ!
トランプは「皆が恐いと言う人を残して置くわけにはいかない」と言ってステイシーを解雇する。
皆が理事会室を出たあと、「メンバー全員がそういう以上、こうするより他はなかった。本当はあの連中、お互い同士大嫌いなんだよ。」
私はステイシーはエラいと思った。気違い扱いされたり、理由なくチームの失敗原因にさせられるような話を聞いたら、思わず顔に怒りの表情が出てしまうじゃないですか。他のメンバーがしていたように、発言中に割り込んで、自分の正当性を主張したくなるじゃないですか。
ステイシーはほとんどそういうことをしなかった。話すチャンスがあると「私が何々したのは、あたながそうするよう私に頼んだからよ」と落ち着いて話す。怒りの表情は、第一回目から一貫して見せなかった。
今回の女子には悪いグループ文化ができてしまった。自分が解雇されるかもしれないという、現実的な恐れからこのような文化の元を創り出してしまったイバンナ、トランプに言わせると「お互い好きでもない」、私に言わせれば「お互いに信用も尊敬心もないくせに、あたかも信頼関係に基づいたグループであるかのように振る舞う」この人たちにがっかり。
メンバーの中には有名法律学校出身で大きな法律会社で働く弁護士が二人くらい含まれているが、誰一人として、皆のステイシー批判は彼女の人権を侵害してると注意する人がいないのはどういうことだろうか。
ステイシーは解雇されてよかった。このグループはあなたのいるところではない。
今回の女性グループは、「こういう組織を作ってはだめ」という悪いお手本になってしまった。私は思わず、「ファシズムというのは恐怖心を土壌にして育つものなんだな」と思ってしまいました。
そう言えば「テロの可能性」で人々の恐怖をあおるような政治をしている今のアメリカ、また愛国心法などという変な法を作ったブッシュ、なお偶然にも本日(9/29)、この法律は憲法違反として米連邦裁判所が無効にしたが、この番組、計らずしてこういう危ない時期に、こういう危ないエピソードを放映、世間を目覚ませるのに意外な役割を果たす事になるんじゃないでしょうか。そう祈ります。
写真は解雇を告げられたステイシー。彼女はハーレムにサブウェイサンドイッチ店を持っている本職のモデルさんだ。
2004/09/23のBlog
[ 07:07 ]
アメリカ大統領選挙は「国民直接投票」と「エレクロラルシステム/代理人選挙制度」の二本立てで行われる。
代理人選挙制度では、各州から選挙で選ばれた人が大統領と副大統領を選挙。
で9月22日現在、代理人選挙制度で選挙人に選ばれている人のうち、ケリーに投票すると言っている人が269人、ブッシュ・アンド・チェイニー石油(株)に投票すると言っている人が253人で、ケリーの方が票が多い。
ここをクリックすると代理人選挙制度によるケリーとブッシュの支持票数がアメリカ地図で見られる。
各州にカーソルを当てると、その州の代理選挙人の数とその人たちの支持内訳が日毎にわかる。
代理人選挙制度では、各州から選挙で選ばれた人が大統領と副大統領を選挙。
で9月22日現在、代理人選挙制度で選挙人に選ばれている人のうち、ケリーに投票すると言っている人が269人、ブッシュ・アンド・チェイニー石油(株)に投票すると言っている人が253人で、ケリーの方が票が多い。
ここをクリックすると代理人選挙制度によるケリーとブッシュの支持票数がアメリカ地図で見られる。
各州にカーソルを当てると、その州の代理選挙人の数とその人たちの支持内訳が日毎にわかる。
2004/09/18のBlog
[ 12:14 ]
チームで競争、最後まで首きられずに残った人がドナルド トランプ事業団の一事業の最高責任者として本当に採用されるという、米のTVリアリティショウ番組、「アパレンティス」Apprenticeの第二回は、以外な結末で終る。
今週の課題はアイスクリーム。新フレーバーを一日で開発、翌日販売して大きな儲けを出したグループが勝ち。負け組が解雇者を一人だす。
男性グループは、「誰か食品関係の経験のある人はいないか?」という質門からプロジェクトマネージャー探しを始める。
皆プロマネになりたがるので抽選により、「これは組織力の問題」と言ったエリート士官学校、ウェストポイントの卒業生、さらに法学士号があってMBAで会社上場経験もある、現役社長、御年37歳のケリー君がプロマネに就任。ただの秀才じゃなくて、「コイツはできる」というのを顔にしたら、こんな顔になるという顔をしてる。
女性グループは、ベンチャーでテクノロジー投資関係の仕事をしている28才のイバンナがプロジェクトリーダーに推薦就任。
アイスクリームのコンセプトを話したがるメンバーを押さえ、ケリー君はグループをフレーバー担当と販売担当に分割。「僕がフレーバー担当の面倒を見るから、ウェス、君が販売担当の責任を持ってくれ。」突然任命されたウェス君は忠実な部下に変身、グループで電話セールスに入り、まだ存在しないアイスクリームの販売努力に突入。
フレーバー係は、地元ニューヨークのアイスクリーム会社、チャオベラへ向かう。アイスクリーム生産の手順を細かく質門するパメラ、そんな事は「時間の無駄」と陰口を叩くアンディ。
セースルから「フレーバーは決まったかい?」と電話が入る。「ノー」の返事に業を煮やしたケビン君、「バニラにドーナッツでも突っ込めば!」「それいい提案、採用!」とケリー君。明日販売するとしたら、材料を何時までに入荷する必要があるの?」というパメラの質門に、製造部長さん、「今日の午後4時までだな。」ヘイ、あと20分しかないじゃないの。
ドーナッツ会社に電話したが、日毎生産するという製品の特殊性のためでしょう、在庫がないのが判明。フレーバー係はバンに飛び乗り、チャオベラ会社の半径1.8マイル以内のドーナッツ店を次々に直撃、子供の泣き声をよそにトーナッツ300個を買い占め、4時ぎりぎりに納入。
一方、イバンナに率いられた女性軍は午後4時近くまで、何のフレーバーにするかという会議を延々と続ける。よく全員黙っているもんだと逆に感心してしまう。ボードには数十というフレーバーの名前が並ぶ。
イバンナは只一人のアジア系アメリカ人候補者。コンセンサスが大事という文化的背景のせいか、時間の制約とマネージャーとして仕切るという考え方が激しく欠如。フレーバー製造に必要な材料がすべてアイスクリーム製造側に揃っていたのは運がよかった。
製造会社から「これはいけるかも」という反応を引き出した女性グループのフレーバー、レッドベルベットは、時間をかけてマーケティングしたら売れる商品なのかもしれない。しかしたった二日しかないのが目下のプロジェクトだ。
レストランからも卸売り屋からも注文がとれず、「女というだけで物が売れる敵を圧倒するには」と知恵を絞るケリーグループ。タイムズスクエアでの街頭販売一本に絞ることを決定。売り上げの一部を無利益団体へ寄付するという事にしたら売り安いとアンディ君が提案、「よっしゃ、白血病団体へ寄付でいこう!」
翌朝、いつも蝶ネクタイで決めてるラジ君にヒントを得て、男性メンバーは全員ラジ君から拝借した蝶ネクタイに短パンと運動靴といういでたちで猛烈な街頭販売に突入。
「女というセックス」は一切利用しないというイバンナ。全員、通常の服装で街頭へ向かうが、その通常の服装がセックスアピール十二分以上。ニューヨークのベストスポットにアイスクリームスタンドを開き、好調にスタート。しかし途中で街頭商売人から「姉さん、許可証を持ってるの? 俺の場所を返してよ」と追い出されてから問題が起こり始める。
2台のアイスクリームスタンドをタイムズスクェアへ向けて、フェミニンなサンダルをはいたメンバーがヨイショ、ヨイショと押す。いつのまにか1台が行方不明。探しに行くマリアも華奢なサンダルをはいているので速く歩けない。ちょっと、ちょっと、時間がなくなるじゃないの。
結局、両グループ、タイムズスクエアで販売合戦。
ケリーグループの只一人の女性、パメラは明らかに通行人相手の売り込みがへた。「こんな低級な仕事、私にはできないと思ってるんじゃないの」とメンバーの一人が囁くほど。でもそんなことじゃなくて、本当に向いておらず、本人も努力はしたがどうしようもないという感じだ。
実際、街頭販売が下手なのはパメラだけじゃない。たまたま彼女は積極的に販売する男性が多いチームに混じってたので目立っただけだ。
イバンナチームで積極的に通行人に売り込みを展開するのはブラッドフォーム君。それに女性が引きずられて売り込み活動。
「やるぞ!」という男性に比べると、女性メンバーは「誰かがやるのを待っている」という態度が比較的あるのに気がつかざるを得ない。要するに「肉体労働者」と「ホワイトカラー」の違いなのだ。
女性が皆そうだというのでは断じてない。やはりテレビ番組という特殊性があるんじゃないか。
選抜された女性の皆さん、能力、才能ともトップクラス。それにプラスして、平均以上に魅力的な人たちだ。男性メンバーの場合、女性たちほど容姿やファッションに重きがおかれなていないのは一目瞭然。そう、視聴率をあげるための制作側の配慮なのだ。
彼女たちも自分の強みは知っていて、おしゃれには入念。いるだけで売れるのに、それ以上何かする必要あるのかしら...という感じだ。そして実際売れるようなのだ。
女性も男性と同様、声をからして販売しろというのではない。そうじゃなくて、ただいるだけで売れる利点を積極的、戦術的に利用して相手チームをキル・ビルする販売合戦を展開すべきだった。
結果は、ケリーチーム、売り上げが、イバンナチームより250ドル多い、二千七百ドル。ご褒美にキャビアで有名なペトロジアンレストランで、一瓶四千ドルするキャビアと5、6瓶とシャンペンディナーを堪能。すごーい無駄遣いというのは庶民の反応でしょうか。
その夜、危機感で一杯になったイバンナは、メンバーを集めて「迷った上に、電話で間違った居所を伝えてきたステイシーが最大敗因」という分析をして意志一致を計る。トランプの前で仲間割れをするような失態は見せられないというのが理由だが、根回しも、根回しの理由も、何となくアジア農耕社会的だ。なおこの根回し会議にはブラッドフォード君とステイシーは参加してない。
翌朝、理事会室に集まったイバンナグループ。トランプがイバンナに敗因を聞く。「場所の移動をせざるを得なかったのが大きな敗因」という応答に、各員がチームの一員として動いてなかったのが原因ではないか、また二番目の場所を決定するのに時間がかかりすぎたことをトランプ社の重役、キャロリンが指摘。「ユニフォームを着用しなくても、風船を使って注目を集めるという手段もあったんじゃないの?」
次にトランプがイバンナのリーダーシップについて各メンバーに質門すると、ほとんどが彼女のリーダーシップの弱さを指摘。
前回の優勝チームのマネージャーだったために今週は何をしても解雇されない特権を持つブラッドフォード君、突然「特権の解除願い」をトランプに申し出る。「パフォーマンスには自信があるので特権を持ってなくとも解雇されるはずがないから」がその理由。トランプは「本当かい? 分かった。解除しよう。だけどそれはバカな行為以外の何物でもないね。」
アパレンティス全員を部屋から退場した後、キャロリンはリーダシップ大欠如のイバンナ、もう一人の重役、ジョージは皆とそりが会わないスティシーの解雇を推薦。
理事会室に戻ってきたイバンナに、トランプは、君はメンバーを信用しないマネージャーで、しかもよいリーダでは全然ないと宣言した後、「特権を解除してもらって結構と言ったことを後悔してるかい?」とブラッドフォード君に聞く。ちょっと後悔してるが、まあいいという返事。
「君は一番優れた人材の一人だ。だがひょんな思いつきで理由なく無解雇特権を解除した。企業にとって、大事な人が思いつきで会社をやめたりするのは、企業の命取りになるほど危険なこと。そんな人はおいておけないので君を解雇する。」
えっ、一同、私を含めて唖然。イバンナが解雇されて当然、ブラッドフォード君は無傷と信じていたからだ。
ブラッドフォード君のいない「アパレンティス」は面白さが30パーセント減ってしまった。残念だ。
写真: 解雇を言い渡されたブラッドフォード君
、さよなら。
蛇足: 第一回目のエピソードはこちら。読んだ方がわかりやすいかも。
今週の課題はアイスクリーム。新フレーバーを一日で開発、翌日販売して大きな儲けを出したグループが勝ち。負け組が解雇者を一人だす。
男性グループは、「誰か食品関係の経験のある人はいないか?」という質門からプロジェクトマネージャー探しを始める。
皆プロマネになりたがるので抽選により、「これは組織力の問題」と言ったエリート士官学校、ウェストポイントの卒業生、さらに法学士号があってMBAで会社上場経験もある、現役社長、御年37歳のケリー君がプロマネに就任。ただの秀才じゃなくて、「コイツはできる」というのを顔にしたら、こんな顔になるという顔をしてる。
女性グループは、ベンチャーでテクノロジー投資関係の仕事をしている28才のイバンナがプロジェクトリーダーに推薦就任。
アイスクリームのコンセプトを話したがるメンバーを押さえ、ケリー君はグループをフレーバー担当と販売担当に分割。「僕がフレーバー担当の面倒を見るから、ウェス、君が販売担当の責任を持ってくれ。」突然任命されたウェス君は忠実な部下に変身、グループで電話セールスに入り、まだ存在しないアイスクリームの販売努力に突入。
フレーバー係は、地元ニューヨークのアイスクリーム会社、チャオベラへ向かう。アイスクリーム生産の手順を細かく質門するパメラ、そんな事は「時間の無駄」と陰口を叩くアンディ。
セースルから「フレーバーは決まったかい?」と電話が入る。「ノー」の返事に業を煮やしたケビン君、「バニラにドーナッツでも突っ込めば!」「それいい提案、採用!」とケリー君。明日販売するとしたら、材料を何時までに入荷する必要があるの?」というパメラの質門に、製造部長さん、「今日の午後4時までだな。」ヘイ、あと20分しかないじゃないの。
ドーナッツ会社に電話したが、日毎生産するという製品の特殊性のためでしょう、在庫がないのが判明。フレーバー係はバンに飛び乗り、チャオベラ会社の半径1.8マイル以内のドーナッツ店を次々に直撃、子供の泣き声をよそにトーナッツ300個を買い占め、4時ぎりぎりに納入。
一方、イバンナに率いられた女性軍は午後4時近くまで、何のフレーバーにするかという会議を延々と続ける。よく全員黙っているもんだと逆に感心してしまう。ボードには数十というフレーバーの名前が並ぶ。
イバンナは只一人のアジア系アメリカ人候補者。コンセンサスが大事という文化的背景のせいか、時間の制約とマネージャーとして仕切るという考え方が激しく欠如。フレーバー製造に必要な材料がすべてアイスクリーム製造側に揃っていたのは運がよかった。
製造会社から「これはいけるかも」という反応を引き出した女性グループのフレーバー、レッドベルベットは、時間をかけてマーケティングしたら売れる商品なのかもしれない。しかしたった二日しかないのが目下のプロジェクトだ。
レストランからも卸売り屋からも注文がとれず、「女というだけで物が売れる敵を圧倒するには」と知恵を絞るケリーグループ。タイムズスクエアでの街頭販売一本に絞ることを決定。売り上げの一部を無利益団体へ寄付するという事にしたら売り安いとアンディ君が提案、「よっしゃ、白血病団体へ寄付でいこう!」
翌朝、いつも蝶ネクタイで決めてるラジ君にヒントを得て、男性メンバーは全員ラジ君から拝借した蝶ネクタイに短パンと運動靴といういでたちで猛烈な街頭販売に突入。
「女というセックス」は一切利用しないというイバンナ。全員、通常の服装で街頭へ向かうが、その通常の服装がセックスアピール十二分以上。ニューヨークのベストスポットにアイスクリームスタンドを開き、好調にスタート。しかし途中で街頭商売人から「姉さん、許可証を持ってるの? 俺の場所を返してよ」と追い出されてから問題が起こり始める。
2台のアイスクリームスタンドをタイムズスクェアへ向けて、フェミニンなサンダルをはいたメンバーがヨイショ、ヨイショと押す。いつのまにか1台が行方不明。探しに行くマリアも華奢なサンダルをはいているので速く歩けない。ちょっと、ちょっと、時間がなくなるじゃないの。
結局、両グループ、タイムズスクエアで販売合戦。
ケリーグループの只一人の女性、パメラは明らかに通行人相手の売り込みがへた。「こんな低級な仕事、私にはできないと思ってるんじゃないの」とメンバーの一人が囁くほど。でもそんなことじゃなくて、本当に向いておらず、本人も努力はしたがどうしようもないという感じだ。
実際、街頭販売が下手なのはパメラだけじゃない。たまたま彼女は積極的に販売する男性が多いチームに混じってたので目立っただけだ。
イバンナチームで積極的に通行人に売り込みを展開するのはブラッドフォーム君。それに女性が引きずられて売り込み活動。
「やるぞ!」という男性に比べると、女性メンバーは「誰かがやるのを待っている」という態度が比較的あるのに気がつかざるを得ない。要するに「肉体労働者」と「ホワイトカラー」の違いなのだ。
女性が皆そうだというのでは断じてない。やはりテレビ番組という特殊性があるんじゃないか。
選抜された女性の皆さん、能力、才能ともトップクラス。それにプラスして、平均以上に魅力的な人たちだ。男性メンバーの場合、女性たちほど容姿やファッションに重きがおかれなていないのは一目瞭然。そう、視聴率をあげるための制作側の配慮なのだ。
彼女たちも自分の強みは知っていて、おしゃれには入念。いるだけで売れるのに、それ以上何かする必要あるのかしら...という感じだ。そして実際売れるようなのだ。
女性も男性と同様、声をからして販売しろというのではない。そうじゃなくて、ただいるだけで売れる利点を積極的、戦術的に利用して相手チームをキル・ビルする販売合戦を展開すべきだった。
結果は、ケリーチーム、売り上げが、イバンナチームより250ドル多い、二千七百ドル。ご褒美にキャビアで有名なペトロジアンレストランで、一瓶四千ドルするキャビアと5、6瓶とシャンペンディナーを堪能。すごーい無駄遣いというのは庶民の反応でしょうか。
その夜、危機感で一杯になったイバンナは、メンバーを集めて「迷った上に、電話で間違った居所を伝えてきたステイシーが最大敗因」という分析をして意志一致を計る。トランプの前で仲間割れをするような失態は見せられないというのが理由だが、根回しも、根回しの理由も、何となくアジア農耕社会的だ。なおこの根回し会議にはブラッドフォード君とステイシーは参加してない。
翌朝、理事会室に集まったイバンナグループ。トランプがイバンナに敗因を聞く。「場所の移動をせざるを得なかったのが大きな敗因」という応答に、各員がチームの一員として動いてなかったのが原因ではないか、また二番目の場所を決定するのに時間がかかりすぎたことをトランプ社の重役、キャロリンが指摘。「ユニフォームを着用しなくても、風船を使って注目を集めるという手段もあったんじゃないの?」
次にトランプがイバンナのリーダーシップについて各メンバーに質門すると、ほとんどが彼女のリーダーシップの弱さを指摘。
前回の優勝チームのマネージャーだったために今週は何をしても解雇されない特権を持つブラッドフォード君、突然「特権の解除願い」をトランプに申し出る。「パフォーマンスには自信があるので特権を持ってなくとも解雇されるはずがないから」がその理由。トランプは「本当かい? 分かった。解除しよう。だけどそれはバカな行為以外の何物でもないね。」
アパレンティス全員を部屋から退場した後、キャロリンはリーダシップ大欠如のイバンナ、もう一人の重役、ジョージは皆とそりが会わないスティシーの解雇を推薦。
理事会室に戻ってきたイバンナに、トランプは、君はメンバーを信用しないマネージャーで、しかもよいリーダでは全然ないと宣言した後、「特権を解除してもらって結構と言ったことを後悔してるかい?」とブラッドフォード君に聞く。ちょっと後悔してるが、まあいいという返事。
「君は一番優れた人材の一人だ。だがひょんな思いつきで理由なく無解雇特権を解除した。企業にとって、大事な人が思いつきで会社をやめたりするのは、企業の命取りになるほど危険なこと。そんな人はおいておけないので君を解雇する。」
えっ、一同、私を含めて唖然。イバンナが解雇されて当然、ブラッドフォード君は無傷と信じていたからだ。
ブラッドフォード君のいない「アパレンティス」は面白さが30パーセント減ってしまった。残念だ。

写真: 解雇を言い渡されたブラッドフォード君
、さよなら。蛇足: 第一回目のエピソードはこちら。読んだ方がわかりやすいかも。
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