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カフェバグダッド(アラブ、イラン、トルコなど中東の文化を紹介するブログ)Cafe Baghdad
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2008/03/19のBlog
「旅と音楽をテーマにした」というグルービン・ハイ(Groovin' High)というウェブ・マガジン・サイトが、GHTVなる映像配信プロジェクトを行っていて、その中で、現在東京で開催中のアラブ映画祭2008の紹介をしている。現在アップされているのは、アラブ映画祭プログラム・ディレクター石坂健治氏のインタビュー。

石坂健治氏とのインタビュー映像

聞き手は、グルービン・ハイに関わっている写真家・文筆家の机直人氏。このサイトの存在も、アラブ映画祭会場の草月会館で、机氏に教えてもらった。

サイトに掲載されている机氏の写真は、こちら

ちなみに、カフェバグダッドに以前ゲストとして来ていただいた、村田信一氏もサイトに写真を掲載している。ここ

グルービン・ハイ(Groovin' High)(音が出ます)
2008/03/17のBlog
[ 23:45 ] [ 映画・演劇(中東) ]
国際交流基金主催の「アラブ映画祭2008」が開幕した。
前半は、会場が草月会館で、アルジェリア映画「デイズ・オブ・グローリー」とレバノン映画「BOSTA(ボスタ)」の2本が上映された。
開幕パーティーには、来日した、ムハンマド・ハーン(エジプト)、サンドラ・マーディー(ヨルダン)、ナジーブ・ベルカーディー(チュニジア)の三氏も顔を見せ、それぞれあいさつ。個人的には、ムハンマド・ハーン氏には、「サダトの日々」がエジプトで公開された際、カイロで取材でお会いして以来、久しぶりの再会。「サダトの日々」でサダト大統領役を演じ、ハーン監督が同作品を含め、自作で6度起用したという、名優アハマド・ザキの追悼話でしんみり。

2005年春に若くしてがんで亡くなったアハマド・ザキについては、拙ブログのこの記事参照。

サンドラ・マーディーさんはヨルダン生まれのパレスチナ人らしく、やはり、ヨルダン在住のパレスチナ人女性監督の消息などで話を交わした。

2008/03/12のBlog
[ 20:05 ] [ ベリーダンス ]
以前、このブログで紹介した、「はじめてのベリーダンス」というムック本が、季刊化され、最近第3号が店頭に並んだ。タイトルは「ベリーダンスジャパン」になった。出版元は、これまで同様イカロス出版。渋谷のHMVで見つけ、早速購入した。

内容でとりわけ注目されるのは、「国内で活躍するダンサー76人に聞く」と題した日本ベリーダンサー名鑑。

アンケートの返送があった人々を原則全員掲載したようだが、これが、現存するもっともバランスの取れたベリーダンサー人名録、ということになるのだろう。内容は自己申告ということで、どこまで客観性があるか、という問題は残るが、日本のベリーダンスシーンを俯瞰する上で、きわめて有益といえるだろう。

過去の参考記事その1
その2
2008/03/11のBlog
アラブ・ミュージック その深遠なる魅力に迫る」と題したアラブ音楽本がこのほど刊行された。カフェバグダッド第一弾のゲストにお招きした中町信孝氏から、わざわざ送っていただいた。多謝。
この本、国際交流基金が2006年に実施した「中東理解講座」という連続講義の内容を一冊にまとめたもの。出版社は、東京堂出版。神保町の、あのユニークな老舗本屋の出版部門のようだが、ほかにも民族音楽や日本の古典音楽に関する本も出している様子。というか、「イスラーム辞典」(黒田壽郎編)なども出していますね、よく考えると。

中町氏は、第六章を担当、「現代アラブポップスに見える民衆の心象に迫る」と題し、1990年代から、衛星テレビが飛躍的普及を遂げた2000年代前半のアラブ世界のポップス音楽の潮流を紹介している。
第一章は、「ル・クラブ・バシュラフ」の活動で知られる松田嘉子氏による「アラブ音楽の見取り図」。ほかにも「アラブの楽器と音楽構造」(若林忠宏氏)、「アルジェリアのポップ音楽」(粕谷祐己氏)、「モロッコのグナワにおける現代アラブ音楽の新たな潮流」(サラーム海上氏)、「アラブ世界周辺の音を巡って」(関口義人氏)などもりだくさん。

さまつかも知れないが、一点、気になったのは、帯や、冒頭に収録されている地図などに使われている「アラブ・イスラーム世界」という言葉。どうも、「アラブ世界」+「イスラーム(イスラム)世界」という意味で使っているようだが、この本はそもそも、アラブ世界とその周囲の音楽を扱っている本なわけで、わざわざ「アラブ・イスラーム世界」という言葉を使う意味があったかどうか。
なぜなら、「アラブ・イスラーム世界」という言葉は、文字づらだけで読めば、「アラブ世界」の中の「イスラーム世界」あるいは、「アラブ世界」=「イスラーム世界」と解釈される可能性もあるわけだから。

こんなことを考えたのは、2007年に外務省が主催した「日本・アラブ・イスラム・ジャーナリスト会議」で、その会議のタイトルにある「アラブ・イスラム」という言葉づかいの問題点がアラブ人によって指摘されたことを思い出したからだ。詳しくは、この拙ブログ記事を参照。

ついでに。まったくの蛇足だが、「イスラーム(イスラム)世界」という概念そのものの問題については、羽田正氏の「イスラーム世界の創造」という本が論じている。

これは、酒井啓子氏の同書の書評
2008/03/04のBlog
[ 22:45 ] [ カフェ Cafe ]
マガジンハウスの雑誌「Hanako(ハナコ)」の2008年3月13日号に、アラビアンカフェ「レイラ」のオーナー、ムハンナド・アルカイエムさん(記事では、モハンナド・アルカエム)が紹介された。
「みんなの吉祥寺」と出した特集のうち、「ボクらがこの街を愛するワケ」と題した企画で紹介された吉祥寺大好き人間の一人としてだ。「水タバコをくゆらせながら、アラビア料理をいただく。シリア人のモハンナドさんが昨年オープンさせた、小さなカフェだ」と紹介。
 先日NHKテレビ「アラビア語会話」でもおなじみのアルモーメン・アブドーラ氏と話していて、日本でアラブ圏出身者が仕事をする場合、「アラブ」という冠がどうしても必要になってしまう、というようなことを聞いたのだが、モモことムハンナド氏にしても、出身国シリアよりは、「アラブ・カフェ」というくくり方をされてしまうことも多いのだろう。
ただし、今回のHanakoの記事では、シリアの文字が計3回登場。ムハンナド氏は「将来的には、シリアと日本、文化や人が交流できる、アラブ街を作りたいんです」とも語っている。

ちなみに、カフェバグダッドが提唱する、「下北沢アラブ街」は、こんな感じ。
2008/03/02のBlog
[ 00:11 ] [ ことば・文学 ]
カフェバグダッド第8弾のゲストだった、エジプト出身のアルモーメン・アブドーラさんが、月刊誌「ドバイビジネストゥデイ」に連載している、「アラブ人の取扱説明書」というコラム。最新の2月号では、「地図が読めないアラブ人、道を聞けない日本人!」とのタイトルで持論を展開している。

ある日本のテレビ局のロケでカイロ旧市街(いわゆるイスラミック・カイロのこと?)に行ったとき、探している場所が見つからず、例えば水タバコをふかしているおじさんなどに道を尋ねたところ、誰も地図を読めなかったという話。これは、エジプト経験者なら、誰でも身につまされる話。

だが、モーメン氏は、「アラブ人には、地図をうまく使える能力が備わっていないが、困った人をほっておけないという気持ちに関しては、彼らに勝るものはないだろう」と話を展開していく。これも確かにそうなのだ。その親切心が逆に事態を複雑にする可能性も含めて。相手の喜ぶ顔を見たい、というのが、アラブ人の行動原理の重要原理を占めているのは、間違いないだろう。

モーメン氏の記事のオチは、ロケ班に、年配の女性が道を訪ねたときのエピソード。さっきまで地図を読めないエジプト人にいらだっていた日本人ディレクターが、嬉々として、道を教えようとした、というのだ。モーメン氏は、人間同じ、といいたかったのだろうか。それはともかく、「ええ話」ではあった。

そのモーメン氏、これまで自称していた、「日本とアラブの間のインタプリター」ではあきたらなくなっているようだ。どうも、媒介者ではなく、もっと「表現者」でありたいと思っているようだ。
2008/02/28のBlog
[ 00:50 ] [ 映画・演劇(中東) ]
国際交流基金主催の「アラブ映画祭2008」が3月17日から開催される。今年の新作上映は6本。国別では、エジプト1、シリア1、ヨルダン1、チュニジア1、アルジェリア・モロッコなどの合作が1。このほか、「アンコール」と題した過去の映画祭作品の再上映が8本。

このうち、エジプトの「へリオポリスのアパートで」は、アンワル・サダト大統領の伝記「サダトの日々」や昨年の第3回映画祭で上映された「ヒンドとカミリアの夢」などで知られるムハンマド・ハーン監督の作品。シリアの「サービス圏外」は、アブドゥルラティフ・アブドゥルハミド監督作品。過去上映作「ラジオのリクエスト」の監督だ。

アンコール上映には、このブログでも再三紹介してきた「テロリズムとケバブ」、昨年映画祭の目玉ともいえた「ヤコービエン・ビルディング」などが盛り込まれている。
2008/02/22のBlog
[ 02:00 ] [ 映画・演劇(中東) ]
映画館がないサウジアラビアで、史上初の映画祭が今年5月に開催されると、同国の英字紙アラブ・ニューズ(19日付)が報じた。日経新聞も、この報道を引用する形で、21日朝刊に記事を掲載している。イスラム教で保守的なワッハーブ派が主流のサウジでは、徹底した偶像崇拝否定が行われている関係で、映画上映が禁止されている。

アラブ・ニューズの記事

映画祭は、東部州ダンマンの「ダンマン文学クラブ」が、「サウジ芸術文化協会」の協力のもとでで開催するといい、出品されるのは主に短編映画のようで、最高賞は、その名も「ヤシ(Palm)賞」。カンヌ映画祭のしゃれなのだろうか。

記事によると、2006年にも、類似のイベントが西部ジェッダで開催されてはいたといい、この際は、「ジェッダ・ビジュアル・ショー・フェスティバル」との名称で、「映画」という単語の使用が避けられていたという。

サウジアラビアの新時代の到来を期待させるニュースだ。
2008/02/03のBlog
2月1日夜、東京・汐留の「キューバン・カフェ」(Cuban Cafe)で、アラブ音楽をテーマにした、「中東カフェ」イベントが行われた。題して「踊るアラブ人」。カフェバグダッド第一弾のゲストだった、中町信孝氏(早稲田大学助手)と、音楽評論家?のピーター・バラカン氏が招かれた。

「中東カフェ」は、中東と日本の相互理解促進のため文部科学省の助成を受けて進められている事業の一環。主催者は、酒井啓子・東京外国語大学教授。「踊るアラブ人」は第12回目。

イベントでは、中町氏が自身のアラブ・ポップスとの関わりの進展をベースに、主にエジプトのビデオクリップを、基本的に発表年代順に並べて紹介(15曲)。さらに休憩をはさんで、ピーター・バラカン氏が自身の好きな、アラブ関連の曲(映像なし)を紹介した。最後に質疑応答といった流れ。

キューバに行ったことがないからなんともいえないが、会場のキューバン・カフェは、あまりキューバ風とは思わなかった。それはいいとして、中町氏とバラカン氏という取り合わせの「妙」がこのトークショーの面白味だったようだ。もちろん、全く畑違いのゲストを組み合わせてしまうと、まったく対話が成立しない、というリスクを抱えるわけだが、逆に、例えば中東専門家ばかりを集めると、話が「中に中に」とはいってしまい、広がりがなくなってしまうこともある。こうしたカフェの目的を考えれば、誤解を恐れずいえば、後者のような形式はとらないほうがいいのだろう。

今回のイベントは、自称「音楽バカ」のバラカン氏と、「エジポップ」という造語まで作った中町氏という筋金入りのマニア2人ではあったものの、2人の焦点がほどほどに違っていたため、面白いものになったのではないか。つまり、中町氏が、エジプト中心にアラブポップスのコアを重点に紹介した後で、バラカン氏が、アルジェリアなどの北アフリカ、あるいは欧州のアラブ音楽を紹介して、アラブ音楽の幅広さを示したというイメージだ。

中町氏紹介のビデオ・クリップは以下の15曲(続く)
2008/01/29のBlog
[ 06:09 ] [ 水タバコ Waterpipe ]
欧米では、タバコをたて続けに吸うことを「トルコ人のように吸う」と言ったりするようだ。そのトルコでも、来年から公共の場所での喫煙が禁止になる、とAFP通信が報じていた。禁煙法案が可決されれば、50トルコ・リラ(42米ドル)の罰金が課されるとか。欧州連合(EU)加盟を目指す諸改革の一環ということのようらしい。

AFPの記事

気になる水タバコも、当然、禁止の対象に含まれているようだ。記事は、アンカラの下町のカフェの客の「アンカラの冬は寒い。外でタバコを吸うのは、まるで拷問だ」との声を紹介。そりゃ、そうですよ。ところで、このカフェのあるアンカラ下町のKizilay地区は、最近、水タバコバーが「リバイバル」しているのだという。

さらに、ところで、以前、紹介したイランでの水タバコ禁止だが、どうやら実質的に撤回されたらしい。「日本語で読む中東メディア」が、イラン紙ジャーメジャムの1月27日付の記事を紹介している。

ジャーメジャムの記事

(写真は、イスタンブール・トプハーネのカフェ、画像クリックで拡大)