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2004/11/13のBlog
[ 00:38 ]
[ 映画感想(★★★★☆) ]
一度食べたらやめられない・・・
ヨットできままなクルージングを楽しんでいた若者達が嵐に巻き込まれ無人島に漂着する。しだいに食料は尽き始めてしまい、ついに彼らは島に生えるあやしいキノコを口にしてしまう・・・
無人島という極限状態で理性を失い本能をむき出しにしていく人間のエゴや醜態が見事に描かれてて、マタンゴの造形とともに前回特集したロメロゾンビに通ずる点が非常に多いです。
ですがゾンビと違ってキノコの生理的な気色悪さとか日本独特のおどろおどろしさがめちゃくちゃ怖かった~><
ヨットできままなクルージングを楽しんでいた若者達が嵐に巻き込まれ無人島に漂着する。しだいに食料は尽き始めてしまい、ついに彼らは島に生えるあやしいキノコを口にしてしまう・・・
無人島という極限状態で理性を失い本能をむき出しにしていく人間のエゴや醜態が見事に描かれてて、マタンゴの造形とともに前回特集したロメロゾンビに通ずる点が非常に多いです。
ですがゾンビと違ってキノコの生理的な気色悪さとか日本独特のおどろおどろしさがめちゃくちゃ怖かった~><
ただよく分からないのがゾンビが人間を襲うのは人肉食いだから分かり易いですけど、キノコ人間マタンゴはなぜ人間を襲ったんだろう?ん~気になって眠れなくなりそうです^^;
それにしても本当に怖い!
マタンゴの造形という視覚的な怖さと「飢えをしのぐために人間を捨てるか?」という究極の決断から来る緊迫感のなか、結局ラストの久保明のようにせっかく人間の尊厳を守り生還しても精神病院で気違い扱いにされて一生を終えてしまうという精神的なショックが強烈でトラウマになりそうです;;
それにしても本当に怖い!
マタンゴの造形という視覚的な怖さと「飢えをしのぐために人間を捨てるか?」という究極の決断から来る緊迫感のなか、結局ラストの久保明のようにせっかく人間の尊厳を守り生還しても精神病院で気違い扱いにされて一生を終えてしまうという精神的なショックが強烈でトラウマになりそうです;;
2004/11/11のBlog
[ 23:15 ]
[ 映画感想(★★★★☆) ]
ゾンビを飼い馴らすことははたして可能か・・・
前作の「ゾンビ」以後、79年のルチオ・フルチ監督作「サンゲリア」を筆頭とするイタリア勢や82年の変態サム・ライミが作った「死霊のはらわた」が相次いで公開され、ゾンビ・スプラッターモノがホラーの1ジャンルとして確立した時期に公開となったリビング・デッド第3部が今作。
地上はどうやら完全にゾンビが支配したようです。主人公たち科学者は軍人やヘリコプター操縦士なんかと地下シェルターで生活し、日夜ゾンビ対策を練っている様子。
そんな中、科学者の一人フランケン博士(名前そのまんま)は、ゾンビを飼い馴らしついにゾンビとの共存なんていうとんでもない実験を始めていた・・
前作の「ゾンビ」以後、79年のルチオ・フルチ監督作「サンゲリア」を筆頭とするイタリア勢や82年の変態サム・ライミが作った「死霊のはらわた」が相次いで公開され、ゾンビ・スプラッターモノがホラーの1ジャンルとして確立した時期に公開となったリビング・デッド第3部が今作。
地上はどうやら完全にゾンビが支配したようです。主人公たち科学者は軍人やヘリコプター操縦士なんかと地下シェルターで生活し、日夜ゾンビ対策を練っている様子。
そんな中、科学者の一人フランケン博士(名前そのまんま)は、ゾンビを飼い馴らしついにゾンビとの共存なんていうとんでもない実験を始めていた・・
今作を見終わった後の私なりの感想というのは、80年代に隆盛した近未来終末観をロメロ流に提示した作品なのかな~と…
映画自体もテンポもよくって生意気ながら出来はいいですよね上手くまとまってるし、でも上手くまとまりすぎてるかな~とも思いましたね^^;
でもやっぱさすがだなと思うのは、フランケン博士によって学習し知能を得るゾンビ「バブ」の存在ですよね~
ゾンビが知能を持ち出していいのかよ!?って思わず突っ込んだんですが、よく考えるとこんなに恐いことはないですよね。だってゾンビが進化しちゃってるんだもん^^;
映画自体もテンポもよくって生意気ながら出来はいいですよね上手くまとまってるし、でも上手くまとまりすぎてるかな~とも思いましたね^^;
でもやっぱさすがだなと思うのは、フランケン博士によって学習し知能を得るゾンビ「バブ」の存在ですよね~
ゾンビが知能を持ち出していいのかよ!?って思わず突っ込んだんですが、よく考えるとこんなに恐いことはないですよね。だってゾンビが進化しちゃってるんだもん^^;
あと、トム・サヴィーニの特殊メイクが前作の比じゃないほど研ぎ澄まされてるのが、ホント圧巻です!(→この画像載せるのはさすがにやばいかな^^;)
特に終盤の軍人さんたちがゾンビたちに引きちぎられていく様は今見ても本当にすごい!いや、今のなんでもCGで済まそうとする奴があまりに軟弱に思えるほどです
ただ、あまりに視覚効果が強烈になった事で逆に今作から放れてしまったロメロゾンビファンの方もいたんじゃないですかね~でもあの強烈さがカオス感を存分に出してて私はよかったです><
ところで情報によるとリビング・デッド第4弾作品が「Land of the Dead」というタイトルで撮影が開始されたとの事。(キャストにデニス・ホッパーがでるらしいという、こりゃまたうれしい情報も確認)
過度な期待は危険なのでしませんが(^^;、21世紀にどんなロメロゾンビが生み出されるんでしょうね
勝手な評価(★★★★☆)
さて次回は「マタンゴ」やります!
特に終盤の軍人さんたちがゾンビたちに引きちぎられていく様は今見ても本当にすごい!いや、今のなんでもCGで済まそうとする奴があまりに軟弱に思えるほどです
ただ、あまりに視覚効果が強烈になった事で逆に今作から放れてしまったロメロゾンビファンの方もいたんじゃないですかね~でもあの強烈さがカオス感を存分に出してて私はよかったです><
ところで情報によるとリビング・デッド第4弾作品が「Land of the Dead」というタイトルで撮影が開始されたとの事。(キャストにデニス・ホッパーがでるらしいという、こりゃまたうれしい情報も確認)
過度な期待は危険なのでしませんが(^^;、21世紀にどんなロメロゾンビが生み出されるんでしょうね
勝手な評価(★★★★☆)
さて次回は「マタンゴ」やります!
2004/11/10のBlog
[ 09:49 ]
[ 殿堂入り ]
血圧、ゼロ・・・・
前作から10年、今回はモノクロからカラーへ、そして大量生産消費社会を象徴するショッピングモールを舞台に増え続けるゾンビ達に人間はどう立ち向かうのか!!!
初っ端から大混乱のなかSWAT部隊の派手な銃撃戦から始まるテンションの高さがたまんないですね~><
前作のラストはちょっと人間側が有利に終わったような気がしましたけど、今作はもうゾンビに席巻されちゃってて人間達はすっかりピンチになっちゃいましたね~(^^;
前作から10年、今回はモノクロからカラーへ、そして大量生産消費社会を象徴するショッピングモールを舞台に増え続けるゾンビ達に人間はどう立ち向かうのか!!!
初っ端から大混乱のなかSWAT部隊の派手な銃撃戦から始まるテンションの高さがたまんないですね~><
前作のラストはちょっと人間側が有利に終わったような気がしましたけど、今作はもうゾンビに席巻されちゃってて人間達はすっかりピンチになっちゃいましたね~(^^;
えっと、ゾンビちゃん達は本能のみで生きてて生前の習慣が行動に反映されるらしいんですね~
それでショッピングモールに群がっていくゾンビや立てこもった主人公達がショッピングモールでこれでもかと物欲を満たしていく大量消費社会に対するちょっとした皮肉があるのがまた憎くて他の有象無象のゾンビ映画とはやっぱ格が違います!
だんだん見てるとゾンビエキストラを一人一人チェックしたくなっちゃて一時停止して見てるもんだから時間のかかることかかること、ガハハ(笑)
それでショッピングモールに群がっていくゾンビや立てこもった主人公達がショッピングモールでこれでもかと物欲を満たしていく大量消費社会に対するちょっとした皮肉があるのがまた憎くて他の有象無象のゾンビ映画とはやっぱ格が違います!
だんだん見てるとゾンビエキストラを一人一人チェックしたくなっちゃて一時停止して見てるもんだから時間のかかることかかること、ガハハ(笑)
ほいで絶対忘れちゃいけないのは今作から満を持して参加したホラー特殊メイク界のカリスマこと“セックスマシーン”トム・サヴィーニ!!!!
前作からカラーになって、頭が吹っ飛んだり、肉を噛み千切られたりなんていう過激な描写が可能になったのはこの人あっての代物ですが、もちろんロメロ映画はじめ役者としてもその個性的な魅力は強烈です。
劇中後半主人公達がこう着状態になり映画自体中だるみになりそうな所で、トム・サヴィーニ達の強盗団と主人公達との全面戦争になるっていう、極限状態にいたった時に欲望を丸出しにする人間にやっぱり焦点を当ててる所がおもしろいです^^
あと強盗団のスタイルなんかは「マッドマックス」系の終末形近未来像の先駆けになってるような気もしましたですね~
前作はまさに恐怖のスリラーでしたけど
今作は映画愛に満ちた最高のB級映画だと思いました!
『殿堂入り指定作品』
さて次回はリビング・デッド第3弾「死霊のえじき DAY OF THE DEAD」やります!
前作からカラーになって、頭が吹っ飛んだり、肉を噛み千切られたりなんていう過激な描写が可能になったのはこの人あっての代物ですが、もちろんロメロ映画はじめ役者としてもその個性的な魅力は強烈です。
劇中後半主人公達がこう着状態になり映画自体中だるみになりそうな所で、トム・サヴィーニ達の強盗団と主人公達との全面戦争になるっていう、極限状態にいたった時に欲望を丸出しにする人間にやっぱり焦点を当ててる所がおもしろいです^^
あと強盗団のスタイルなんかは「マッドマックス」系の終末形近未来像の先駆けになってるような気もしましたですね~
前作はまさに恐怖のスリラーでしたけど
今作は映画愛に満ちた最高のB級映画だと思いました!
『殿堂入り指定作品』
さて次回はリビング・デッド第3弾「死霊のえじき DAY OF THE DEAD」やります!
2004/11/08のBlog
[ 23:41 ]
[ 殿堂入り ]
寒い夜はあったかいキムチ鍋でも囲んでロメロのゾンビを見ようじゃありませんか!!
ゾンビのキャラクター定義を確立して以後多くの亜流作品を生みモダンホラー誕生の契機となった古典、「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」。
突然不条理にせまりくるゾンビたちをモノクロの映像とサスペンス調の重厚な音楽が、なんともいえない不条理感、恐怖感を感じさせてくれてやっぱりすごいスリラーです!
そして今作の素晴らしい所は、迫りくるゾンビそのものの恐怖ではなく、ゾンビたちに取り囲まれ極限状態になった人間同士が争い始めるという強烈な人間不信が描かれている所だと感じました。
ゾンビのキャラクター定義を確立して以後多くの亜流作品を生みモダンホラー誕生の契機となった古典、「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」。
突然不条理にせまりくるゾンビたちをモノクロの映像とサスペンス調の重厚な音楽が、なんともいえない不条理感、恐怖感を感じさせてくれてやっぱりすごいスリラーです!
そして今作の素晴らしい所は、迫りくるゾンビそのものの恐怖ではなく、ゾンビたちに取り囲まれ極限状態になった人間同士が争い始めるという強烈な人間不信が描かれている所だと感じました。
2004/11/06のBlog
[ 01:08 ]
[ 映画感想(★★★☆☆) ]
ベトナムにまだ息子がおるんじゃー!!!(泣)
ベトナム戦争中行方不明になった息子を救出すべく、ジーン・ハックマン隊長がかつての仲間を強引に招集し、息子がいるらしいラオスの収容所への救出作戦を開始する!
父と子、仲間の救出のために我が身の危険をも顧みない戦士たち。いわゆる戦争美談ってやつでベトナムの汚点をさらけ出す80年代ハリウッドのベトナム自己満足映画の先駆けとなった佳作って感じでしたね~
アメリカ人たちの都合のいい自己満足で俗にいうタカ派的な内容には辟易してしまう所もありますが、リラックスしてみれるアクション映画としてはピカイチでつっこみ所も満載なバカ映画として見ると実に痛快!
だってわざわざ救出訓練のためにアメリカに収容所と同じ訓練所まで造って、ジーン・ハックマンはじめ歴戦の戦争バカなつわもの揃いなのに、これからミッションに向けて始動だ!ってタイに着いたらベトナムと和平交渉中でハックマンの行動を警戒していたCIAに早々と武器類全部没収されてんだもんな~でもそんなの全然関係無かったかのようにその後べトコン皆殺ししてました(^^;;
ベトナム戦争中行方不明になった息子を救出すべく、ジーン・ハックマン隊長がかつての仲間を強引に招集し、息子がいるらしいラオスの収容所への救出作戦を開始する!
父と子、仲間の救出のために我が身の危険をも顧みない戦士たち。いわゆる戦争美談ってやつでベトナムの汚点をさらけ出す80年代ハリウッドのベトナム自己満足映画の先駆けとなった佳作って感じでしたね~
アメリカ人たちの都合のいい自己満足で俗にいうタカ派的な内容には辟易してしまう所もありますが、リラックスしてみれるアクション映画としてはピカイチでつっこみ所も満載なバカ映画として見ると実に痛快!
だってわざわざ救出訓練のためにアメリカに収容所と同じ訓練所まで造って、ジーン・ハックマンはじめ歴戦の戦争バカなつわもの揃いなのに、これからミッションに向けて始動だ!ってタイに着いたらベトナムと和平交渉中でハックマンの行動を警戒していたCIAに早々と武器類全部没収されてんだもんな~でもそんなの全然関係無かったかのようにその後べトコン皆殺ししてました(^^;;
2004/11/04のBlog
[ 23:56 ]
[ 殿堂入り ]
チンピラに妻を殺され娘をレイプの末廃人にさせられたポール・カージイことチャールズ・ブロンソン。アリゾナの荒野で33口径の銃を手にした時、彼の町のうじ虫野郎共に対する無差別の報復が開始されるのであった!!!!!
前回の「わらの犬」とともに、自警主義というものを痛烈に描いたなんともアメリカンなヴァイオレンス映画の傑作ですね!
見てて治安なんて存在するのか?ってほど最悪な70年代のニューヨークを舞台に孤高な狼チャールズ・ブロンソンが脳タリン共を次々に処刑していく様は単純に痛快ですけど、警察の無能ぶりが目立ったり、だんだんと“アマチュア警官”ポール・カージイに市民が賛同しヒロイックな存在になっていく所が考えさせられてて、まさに単純だが奥の深さのある濃い~映画なのはたしか
前回の「わらの犬」とともに、自警主義というものを痛烈に描いたなんともアメリカンなヴァイオレンス映画の傑作ですね!
見てて治安なんて存在するのか?ってほど最悪な70年代のニューヨークを舞台に孤高な狼チャールズ・ブロンソンが脳タリン共を次々に処刑していく様は単純に痛快ですけど、警察の無能ぶりが目立ったり、だんだんと“アマチュア警官”ポール・カージイに市民が賛同しヒロイックな存在になっていく所が考えさせられてて、まさに単純だが奥の深さのある濃い~映画なのはたしか
結果ブロンソンの当たり役となった“ポール・カージイ”なんですが、はっきりいって役的には「わらの犬」のダスティン・ホフマンがそのままニューヨークに移り住んだようなものですよね。
でもブロンソンだからこその渋さやニヒルさが、銃で撃ち殺す際のかわいた寒々しさを強調させてて独特の雰囲気を作り上げてます。
ただ現在この“DEATH WISH”シリーズに関しては手に入りにくい状況でしてシリーズ観賞しだいレポートを残したいと思いますです。
でもブロンソンだからこその渋さやニヒルさが、銃で撃ち殺す際のかわいた寒々しさを強調させてて独特の雰囲気を作り上げてます。
ただ現在この“DEATH WISH”シリーズに関しては手に入りにくい状況でしてシリーズ観賞しだいレポートを残したいと思いますです。
冒頭にブロンソンの家族を襲うダニ野郎を演じているのは若かりしジェフ・ゴールドブラムですね。
当時はチンピラだった彼がのちにハエ男になって観客の多くの涙を誘い、恐竜やエイリアンと真っ向勝負することになったのはあまりにも有名です・・・
関連作品・「蛇の道(修羅の極道 蛇の道)」
『殿堂入り指定作品』
さて次回は「地獄の7人」やります!
当時はチンピラだった彼がのちにハエ男になって観客の多くの涙を誘い、恐竜やエイリアンと真っ向勝負することになったのはあまりにも有名です・・・
関連作品・「蛇の道(修羅の極道 蛇の道)」
『殿堂入り指定作品』
さて次回は「地獄の7人」やります!
[ 04:03 ]
[ 映画感想(★★★★★) ]
ダスティン・ホフマン!あんなクズ共、殺れ!殺れ!殺っちまえ!!!
平穏な環境を求めどっかの片田舎に引っ越してきたアメリカ人数学者ダスティン・ホフマン夫婦。平穏を求めて引っ越したはずが周囲から悪質な悪戯を繰り返されついには妻をレイプされ、不幸な偶然も重なり町の野郎共が彼の家に押しかけた時ついにホフマンは怒りにより覚醒する!
暴力を売りにしたサム・ペキンパー監督。
今作ではなんといってもホフマンの妻スーザン・ジョージのレイプシーンがとても私にはショックでした…レイプの恐怖をこれだけ実感させる作品は初めてで、レイプされながらしだいにスーザン・ジョージが女の悦びを感じていくエグい描写が強烈で、ペキンパー監督の作品を嫌う人は多いらしいのですがそれも少し理解できる所があります。
でも序盤にホフマン夫婦の日常と根性なしで気弱な平和主義者のホフマンと町の野郎共との確執をたんねんに描いておるので見ててずっと鬱屈した気持ちになるんですが、それがあるからラストのホフマンの皆殺しが実に爽快で殺ったれ!って感じになります。
いわゆる「正義のための暴力」っていうんですか?自衛のための暴力の必要性みたいなテーマが見え隠れして、まぁペキンパー監督の個人的な思想とかもあるんでしょうけど、イラク戦争関連とかアメリカの大統領選挙とか今タイムリーにこういうテーマについて考えさせられる事が多いですからね~
ですが、今作は暴力に対する嫌悪感や重苦しさがきっちり伝わるし最後のホフマンのセリフも上手いです
平穏な環境を求めどっかの片田舎に引っ越してきたアメリカ人数学者ダスティン・ホフマン夫婦。平穏を求めて引っ越したはずが周囲から悪質な悪戯を繰り返されついには妻をレイプされ、不幸な偶然も重なり町の野郎共が彼の家に押しかけた時ついにホフマンは怒りにより覚醒する!
暴力を売りにしたサム・ペキンパー監督。
今作ではなんといってもホフマンの妻スーザン・ジョージのレイプシーンがとても私にはショックでした…レイプの恐怖をこれだけ実感させる作品は初めてで、レイプされながらしだいにスーザン・ジョージが女の悦びを感じていくエグい描写が強烈で、ペキンパー監督の作品を嫌う人は多いらしいのですがそれも少し理解できる所があります。
でも序盤にホフマン夫婦の日常と根性なしで気弱な平和主義者のホフマンと町の野郎共との確執をたんねんに描いておるので見ててずっと鬱屈した気持ちになるんですが、それがあるからラストのホフマンの皆殺しが実に爽快で殺ったれ!って感じになります。
いわゆる「正義のための暴力」っていうんですか?自衛のための暴力の必要性みたいなテーマが見え隠れして、まぁペキンパー監督の個人的な思想とかもあるんでしょうけど、イラク戦争関連とかアメリカの大統領選挙とか今タイムリーにこういうテーマについて考えさせられる事が多いですからね~
ですが、今作は暴力に対する嫌悪感や重苦しさがきっちり伝わるし最後のホフマンのセリフも上手いです
[ 02:50 ]
[ 殿堂入り ]
男なら黙ってこの映画見ろ・・!
ウィリアム・ホールデン率いるアウトロー軍団「ワイルドバンチ」、そしてかつてはホールデンの仲間だったが今は賞金稼ぎとして彼を追う“寡黙な男”ロバート・ライアンとの対決を軸に描いたサム・ペキンパー監督のアクションウェスタン!
うっは~!
僕のようなひ弱な青年がこっそり夢見る男のなかの男たち。こんな奴らに自分もなりたいようななりたくないような。でも男ってこういうアウトローに憧れてしまう人も多いと思うんですよね~やっぱり男はバカですよ(笑)
ウィリアム・ホールデン率いるアウトロー軍団「ワイルドバンチ」、そしてかつてはホールデンの仲間だったが今は賞金稼ぎとして彼を追う“寡黙な男”ロバート・ライアンとの対決を軸に描いたサム・ペキンパー監督のアクションウェスタン!
うっは~!
僕のようなひ弱な青年がこっそり夢見る男のなかの男たち。こんな奴らに自分もなりたいようななりたくないような。でも男ってこういうアウトローに憧れてしまう人も多いと思うんですよね~やっぱり男はバカですよ(笑)
第1次大戦直前の時代、ホールデンたちは完全に時代に取り残され年齢的にもこれ以上ならず者の生活は続けられないしがないアウトロー親父たち。まさに西部劇そのものの終焉みたいなものすら見てて連想させる、「滅びの美学」がこの映画にはあります。それはオープニングの無数のアリに食われていくサソリの場面に象徴されています
サム・ペキンパー監督のスローモーションを多用したヴィオレンスシーンは今となっては古典みたいなものですから今の僕が見てハッと衝撃を受けることは無いんですけど、特に橋の爆破で馬ごと河に落ちるシーンやラストの撃ちまくる死にまくる撃ちまくる死にまくるという暴力のインフレはさすがにすごいです!あそこまで表現されるとホント圧巻ですよね
ウィリアム・ホールデンの哀愁とか、ウォーレン・オーツの見事な死にっぷりとか俳優陣がやはり素晴らしいです。特に“寡黙な男”ロバート・ライアンは個人的に一番かっこよかったな~もうちょっと活躍してほしかったですけど(^^;;
あと、メキシコ人俳優たちの表情がいいです。あの胡散臭い感じがいいよな~
サム・ペキンパー監督のスローモーションを多用したヴィオレンスシーンは今となっては古典みたいなものですから今の僕が見てハッと衝撃を受けることは無いんですけど、特に橋の爆破で馬ごと河に落ちるシーンやラストの撃ちまくる死にまくる撃ちまくる死にまくるという暴力のインフレはさすがにすごいです!あそこまで表現されるとホント圧巻ですよね
ウィリアム・ホールデンの哀愁とか、ウォーレン・オーツの見事な死にっぷりとか俳優陣がやはり素晴らしいです。特に“寡黙な男”ロバート・ライアンは個人的に一番かっこよかったな~もうちょっと活躍してほしかったですけど(^^;;
あと、メキシコ人俳優たちの表情がいいです。あの胡散臭い感じがいいよな~
自分のおじいちゃんにそっくりな名優アーネスト・ボーグナイン!
後年の「ニューヨーク1997」のタクシー運転手のおいちゃん役も大好きですけど、今作ではラスト直前、ホールデンたちが売春宿で売春婦を買うのに彼だけ宿の外で木を削って待っているという意味深な演出があったりもして、とにかく熱のこもった男前演技がとても素晴らしいかったです!
関連作品・「サボテン・ブラザース(THREE AMIGOS!)」
『殿堂入り指定作品』
さて次回は「わらの犬」やります!
後年の「ニューヨーク1997」のタクシー運転手のおいちゃん役も大好きですけど、今作ではラスト直前、ホールデンたちが売春宿で売春婦を買うのに彼だけ宿の外で木を削って待っているという意味深な演出があったりもして、とにかく熱のこもった男前演技がとても素晴らしいかったです!
関連作品・「サボテン・ブラザース(THREE AMIGOS!)」
『殿堂入り指定作品』
さて次回は「わらの犬」やります!
2004/11/01のBlog
[ 04:46 ]
[ 殿堂入り ]
H・マンシーニがつむぎ出したあのテーマ曲そのものがこの映画の全てです
第2次大戦のさなか若い男女が恋に落ち結婚した。ほどなく夫マルチェロ・マストロヤンニはロシア戦線へ兵役に向かいそのまま消息を絶つ。夫を待ち続けたソフィア・ローレンはついに女ひとりで夫捜索の旅に出るのだった・・・・
私の乏しい文章で今さら語るまでもないメロドラマの不朽の名作ですよね。
壮大なロシアの大地に咲き誇る黄金のひまわり。本来であれば陽気で明るいひまわりをここまで哀しくて切なくて力強いものとして表現されている姿に思わず美しいさを感じてしまいます
第2次大戦のさなか若い男女が恋に落ち結婚した。ほどなく夫マルチェロ・マストロヤンニはロシア戦線へ兵役に向かいそのまま消息を絶つ。夫を待ち続けたソフィア・ローレンはついに女ひとりで夫捜索の旅に出るのだった・・・・
私の乏しい文章で今さら語るまでもないメロドラマの不朽の名作ですよね。
壮大なロシアの大地に咲き誇る黄金のひまわり。本来であれば陽気で明るいひまわりをここまで哀しくて切なくて力強いものとして表現されている姿に思わず美しいさを感じてしまいます
序盤の2人が恋に落ち結ばれる回想シーン、決してめずらしくない若者同士の無邪気な恋愛です。戦争によって引き裂かれてしまった2人ですが、だからといって「戦争なんてやっぱり最低だわっ!」なんていう中学生みたいな感想をいってもどうしようもないわけで、引き裂かれたが故にさらに愛の力を強めてしまうソフィア・ローレンと命を助けてもらったロシア娘と結婚し子供まで作っちゃったマストロヤンニの葛藤なんていう男と女の関係の奥深さがズシーンと心に響きましたね~
夫の生存を信じ探し続けるローレンが、やっとマストロヤンニが住む家を見つけ出す所はホント見てて泣きます;;
必死で嗚咽をこらえるローレンの迫真の演技がたまらないです。またローレンの力強さを感じる美しさが素晴らしいです
マストロヤンニの方も、葛藤の中で結局ローレンへの愛を捨てきれずにイタリアに帰ってきちゃうんですけど、あの駅でのラストシーンですもんね~本来ならば難なく結ばれるはずだった2人であり今なお愛しあっているのに別れざるをえなくなってしまった変わりすぎた環境があまりに残酷で最後のマストロヤンニの表情が強烈でした
夫の生存を信じ探し続けるローレンが、やっとマストロヤンニが住む家を見つけ出す所はホント見てて泣きます;;
必死で嗚咽をこらえるローレンの迫真の演技がたまらないです。またローレンの力強さを感じる美しさが素晴らしいです
マストロヤンニの方も、葛藤の中で結局ローレンへの愛を捨てきれずにイタリアに帰ってきちゃうんですけど、あの駅でのラストシーンですもんね~本来ならば難なく結ばれるはずだった2人であり今なお愛しあっているのに別れざるをえなくなってしまった変わりすぎた環境があまりに残酷で最後のマストロヤンニの表情が強烈でした
マストロヤンニを無垢に信じるリュドミラ・サベリーエワの聡明さもとても印象的でした。サベリーエワの視点に立って見ても哀しいですよね。実際こういう状況になった方たちは戦争後多くいたんだと思います。
今の自分がこの映画のマストロヤンニのように女性に愛されるのか逆に愛せるのかはとても自信がありません。
自分もいつか愛する女性と結婚する日がくるかも知れません。その時また今作を見てみようと思います(そして、卵24個分のオムレツ作ってたべます*^.^*)
『殿堂入り指定作品』
さて次回は「ワイルドバンチ」やります!
*追記*
ついに当面の目標だった100本達成する事が出来ました!
これもひとえに皆さまのおかげでございます。
映画を見てBlogに記録するという作業を通して私自身の見識や未来に大きな広がりが出来た事に感謝いたします
当Blogはこれからも、名作・駄作・B級・バカと幅広くこれからも見ていきますのでよろしくお願いいたします<(_ _)>
今の自分がこの映画のマストロヤンニのように女性に愛されるのか逆に愛せるのかはとても自信がありません。
自分もいつか愛する女性と結婚する日がくるかも知れません。その時また今作を見てみようと思います(そして、卵24個分のオムレツ作ってたべます*^.^*)
『殿堂入り指定作品』
さて次回は「ワイルドバンチ」やります!
*追記*
ついに当面の目標だった100本達成する事が出来ました!
これもひとえに皆さまのおかげでございます。
映画を見てBlogに記録するという作業を通して私自身の見識や未来に大きな広がりが出来た事に感謝いたします
当Blogはこれからも、名作・駄作・B級・バカと幅広くこれからも見ていきますのでよろしくお願いいたします<(_ _)>
2004/10/30のBlog
[ 22:26 ]
[ 映画感想(★★★★★) ]
ひょは~こ、これがローマって街なのかー!!!
冒頭のキリスト像をヘリで輸送するシーン(前回の「グッバイ、レーニン!」の空飛ぶレーニン像の元ネタ?)からもう見入ってしまいました(^^;;
この映画のシーン一つ一つがとてつもなくシンボリックで強烈な印象を与えてて、これが巨匠フェデリコ・フェリーニ監督映画の魔術的な魅力なのかと終始画面に釘付けです
作家の夢が破れたゴシップ記者マルチェロ・マストロヤンニが様々な女性を口説き、やけくそに乱痴気騒ぎを繰り返す虚しさが見てて本当に辛いんですけど、マストロヤンニがこりずに次から次と出会うオンナに真顔で口説く姿を見てると中盤からは思わずププッと笑ってきちゃいます。
冒頭のキリスト像をヘリで輸送するシーン(前回の「グッバイ、レーニン!」の空飛ぶレーニン像の元ネタ?)からもう見入ってしまいました(^^;;
この映画のシーン一つ一つがとてつもなくシンボリックで強烈な印象を与えてて、これが巨匠フェデリコ・フェリーニ監督映画の魔術的な魅力なのかと終始画面に釘付けです
作家の夢が破れたゴシップ記者マルチェロ・マストロヤンニが様々な女性を口説き、やけくそに乱痴気騒ぎを繰り返す虚しさが見てて本当に辛いんですけど、マストロヤンニがこりずに次から次と出会うオンナに真顔で口説く姿を見てると中盤からは思わずププッと笑ってきちゃいます。
マストロヤンニを取り巻く多くの女性たちが登場しますが、やはり劇中前半に登場するアメリカ人女優のアニタ・エグバーグのびっくりするグラマーさや爛漫さがとても印象深かったです。特にトレビの泉ではしゃぐエグバーグの姿が愛らしいかったです
マストロヤンニが女性を口説いたりバカ騒ぎするほど作品全体から重い虚しさがただよってきますが、とにかくシンボリックなシーンなどの映像の数々だけで魅せきろうというフェリーニ監督のスタイルやセンスを楽しむというのも一つの見方なのかもしれないですね~
ラストのいかにも無垢な出稼ぎ少女と堕落しきったマストロヤンニの浜辺での対面も憎くて、わかっていてもグッときちゃいますね~
やっぱイタリアの色男にはかないませんね日本人は(何いってんだか^^;)
勝手な評価(★★★★★)
さて次回は第100回特別企画「ひまわり」やります!
マストロヤンニが女性を口説いたりバカ騒ぎするほど作品全体から重い虚しさがただよってきますが、とにかくシンボリックなシーンなどの映像の数々だけで魅せきろうというフェリーニ監督のスタイルやセンスを楽しむというのも一つの見方なのかもしれないですね~
ラストのいかにも無垢な出稼ぎ少女と堕落しきったマストロヤンニの浜辺での対面も憎くて、わかっていてもグッときちゃいますね~
やっぱイタリアの色男にはかないませんね日本人は(何いってんだか^^;)
勝手な評価(★★★★★)
さて次回は第100回特別企画「ひまわり」やります!
2004/10/28のBlog
[ 11:34 ]
[ 映画感想(★★★★☆) ]
時は1989年、東ベルリンに住む青年アレックス。彼の父親は10年前に西ドイツへ亡命し音沙汰なし、それ以後母親は熱心な愛国主義者になってしまう。ある日母親が心臓発作を起こし8ヶ月の昏睡状態におちいってしまう。母親が昏睡状態の中ベルリンの壁が崩壊しアレックス達の生活は一変する。せっかく目覚めた母親だったがこれ以上ショックを与えると危険であると知らされた彼がとった行動とは…
「なかなかえぇもん見せてもらいました」見終わった後そう思える映画ですね~
坦々としててテンポもあまりよくないですけど、すっかり浦島太郎になってしまった母親に東ドイツが崩壊した事を知られないようにアレックス君や仲間たちがあれやこれやと走り回る姿が時に滑稽で時に切なくて、見てると思わずアレックス君を応援したくなっちゃいます><
あとベルリンの壁崩壊から東西ドイツ統一までを、1人の青年とその家族の視点から捉えているアイデアにはとても感心させられますが、自分としてはあくまで母と息子や家族の物語として見ました。
丁寧に作られた映画だと思います
勝手な評価(★★★★☆)
さて次回は「甘い生活」やります!
「なかなかえぇもん見せてもらいました」見終わった後そう思える映画ですね~
坦々としててテンポもあまりよくないですけど、すっかり浦島太郎になってしまった母親に東ドイツが崩壊した事を知られないようにアレックス君や仲間たちがあれやこれやと走り回る姿が時に滑稽で時に切なくて、見てると思わずアレックス君を応援したくなっちゃいます><
あとベルリンの壁崩壊から東西ドイツ統一までを、1人の青年とその家族の視点から捉えているアイデアにはとても感心させられますが、自分としてはあくまで母と息子や家族の物語として見ました。
丁寧に作られた映画だと思います
勝手な評価(★★★★☆)
さて次回は「甘い生活」やります!
2004/10/26のBlog
[ 04:07 ]
[ 映画感想(★★★★☆) ]
ハルコさ~ん・・・
自分、アニメは全然関心が無かったものですからこのBlogでも取り上げる事はございませんでしたがアニメーションの素晴らしい作品は数限りなくありますのでいろいろ見ていこうってことでその第1弾が今作「老人Z」ということです。
いや~世の中おもしろい発想をされる方がいるもんですね~寝たきり老人とロボットが合体するってアホだなー(笑)
それで一見高齢化社会とかコンピューターの暴走とかブラックユーモアに見えてて、実際の中身はバカ全開のぶっ飛び活劇で江口寿史の描く等身大美人と大友克洋の見ててうっとうしいロボットデザインを見せるだけみせたまさにアニメって感じでしたですね~
ただおバカなんだけどもハイテンション&ハイテンポな演出が抜群で見ててどんどん引き込まれていくおもしろさがありました!
あとおじいちゃんがストーリーの核になってるのが自分みたいなアニメに疎い人間でも見やすくてすんなり入り込めるところもよかったのではないかと思います
勝手な評価(★★★★☆)
さて次回は「グッバイ、レーニン!」やります!
自分、アニメは全然関心が無かったものですからこのBlogでも取り上げる事はございませんでしたがアニメーションの素晴らしい作品は数限りなくありますのでいろいろ見ていこうってことでその第1弾が今作「老人Z」ということです。
いや~世の中おもしろい発想をされる方がいるもんですね~寝たきり老人とロボットが合体するってアホだなー(笑)
それで一見高齢化社会とかコンピューターの暴走とかブラックユーモアに見えてて、実際の中身はバカ全開のぶっ飛び活劇で江口寿史の描く等身大美人と大友克洋の見ててうっとうしいロボットデザインを見せるだけみせたまさにアニメって感じでしたですね~
ただおバカなんだけどもハイテンション&ハイテンポな演出が抜群で見ててどんどん引き込まれていくおもしろさがありました!
あとおじいちゃんがストーリーの核になってるのが自分みたいなアニメに疎い人間でも見やすくてすんなり入り込めるところもよかったのではないかと思います
勝手な評価(★★★★☆)
さて次回は「グッバイ、レーニン!」やります!
2004/10/23のBlog
[ 01:21 ]
[ 映画感想(★★★☆☆) ]
「プラトーン」のヒットによりヴェトナム戦争モノが映画ビジネスとして成立することが実証され次々と製作されていった80年代のハリウッド。
特に日本では同時期に公開となった「プラトーン」、「ハンバーガーヒル」、「フルメタルジャケット」の3作品は何かと比較されてきたようです。
自分は結構ヴェトナム戦争映画は一通り見ております。
コッポラもオリバー・ストーンもチミノもキューブリックもデ・パルマもいちを見ました
そんで今作の「ハンバーガーヒル」なんですが、ヴェトナム戦争モノというカテゴリーで見てみると、“戦場”に焦点をしぼってドキュメンタリータッチに徹底した作風は実に独自性が出ていて、このような作品が存在する事はそれなりに有意義な事だとは感じました。(映画として見れば特に印象的な作品では無いです)
南ヴェトナム937高地攻略ってことですけど、見てる感じこの丘がそれほど重要な戦略地点では無く、今作で描かれた戦場はあくまで一般的なものでこれが戦地の日常だったんですよ~って紹介されてるように感じます。
兵士達だって前回の「棒の哀しみ」じゃないですけどまさに“棒”であって「プラトーン」のような個性的な面々が出てくるわけでなく、あくまで群集として描かれているのは戦争を伝える効果としては抜群の演出です
劇中、兵士のあんちゃん達がアメリカ本国で反戦運動しているヒッピーたちに対して皮肉をいってる場面があって、当時は同世代の若者でもこの様な対照的な立場にあった事が実感できましたし、部隊内での白人と黒人の関係も興味深かったです
といってもべトナム兵が撃たれる時だけ肉片が飛び散ったりするのは描かれ方が不公平で少々鼻につきますけどね
勝手な評価(★★★☆☆)
さて次回は「老人Z」やります!
特に日本では同時期に公開となった「プラトーン」、「ハンバーガーヒル」、「フルメタルジャケット」の3作品は何かと比較されてきたようです。
自分は結構ヴェトナム戦争映画は一通り見ております。
コッポラもオリバー・ストーンもチミノもキューブリックもデ・パルマもいちを見ました
そんで今作の「ハンバーガーヒル」なんですが、ヴェトナム戦争モノというカテゴリーで見てみると、“戦場”に焦点をしぼってドキュメンタリータッチに徹底した作風は実に独自性が出ていて、このような作品が存在する事はそれなりに有意義な事だとは感じました。(映画として見れば特に印象的な作品では無いです)
南ヴェトナム937高地攻略ってことですけど、見てる感じこの丘がそれほど重要な戦略地点では無く、今作で描かれた戦場はあくまで一般的なものでこれが戦地の日常だったんですよ~って紹介されてるように感じます。
兵士達だって前回の「棒の哀しみ」じゃないですけどまさに“棒”であって「プラトーン」のような個性的な面々が出てくるわけでなく、あくまで群集として描かれているのは戦争を伝える効果としては抜群の演出です
劇中、兵士のあんちゃん達がアメリカ本国で反戦運動しているヒッピーたちに対して皮肉をいってる場面があって、当時は同世代の若者でもこの様な対照的な立場にあった事が実感できましたし、部隊内での白人と黒人の関係も興味深かったです
といってもべトナム兵が撃たれる時だけ肉片が飛び散ったりするのは描かれ方が不公平で少々鼻につきますけどね
勝手な評価(★★★☆☆)
さて次回は「老人Z」やります!
2004/10/20のBlog
[ 03:49 ]
[ 映画感想(★★★☆☆) ]
全編、奥田瑛二がブツブツとぼやき切る…
70年代の「仁義なき戦い」はギラギラとした群像活劇、80年代の「竜二」金子正次はチンピラのヒロイックさで、90年代のこの「棒の哀しみ」はしらけきったサラリーマンヤクザの虚無という極道映画で時代の変遷を読みとれるのはすごいな~
序盤から奥田瑛二演ずるヤクザはこじんまりとしたマンションの一室に住み自ら洗濯をしこまめにフローリングを雑巾がけしたりしてます。
こんなどうみてもヤクザに見えない奥田瑛二なんですが、ヤクザとしての権謀術数にも長けておりなかなかキレる人間です。
ですが、彼はどんどん組織をのぼりつめていくのに達成感も活気も無く妙に疲れきったまさに90年代の世相を象徴した人物で、そこに神代辰巳監督独特の性愛の描写がかみ合った作品です
奥田瑛二はブツブツと独り言を繰り返し、劇中で二度刺され二度とも自分で傷口を縫い合わせ、カメラがぐるぐる回ったり、永島暎子さんが部屋を回りながら会話したりとまさに人生とは因果の中でただ死まで生き続けるだけの“棒っきれ”にすぎないというあまりに冷徹な眼差しには見ててゾッとしてきます・・
共演には白竜、哀川翔、高島礼子らだが特別印象には残らない。
奥田瑛二と永島暎子だけで見せきってる映画
勝手な評価(★★★☆☆)
さて次回は「ハンバーガーヒル」やります!
70年代の「仁義なき戦い」はギラギラとした群像活劇、80年代の「竜二」金子正次はチンピラのヒロイックさで、90年代のこの「棒の哀しみ」はしらけきったサラリーマンヤクザの虚無という極道映画で時代の変遷を読みとれるのはすごいな~
序盤から奥田瑛二演ずるヤクザはこじんまりとしたマンションの一室に住み自ら洗濯をしこまめにフローリングを雑巾がけしたりしてます。
こんなどうみてもヤクザに見えない奥田瑛二なんですが、ヤクザとしての権謀術数にも長けておりなかなかキレる人間です。
ですが、彼はどんどん組織をのぼりつめていくのに達成感も活気も無く妙に疲れきったまさに90年代の世相を象徴した人物で、そこに神代辰巳監督独特の性愛の描写がかみ合った作品です
奥田瑛二はブツブツと独り言を繰り返し、劇中で二度刺され二度とも自分で傷口を縫い合わせ、カメラがぐるぐる回ったり、永島暎子さんが部屋を回りながら会話したりとまさに人生とは因果の中でただ死まで生き続けるだけの“棒っきれ”にすぎないというあまりに冷徹な眼差しには見ててゾッとしてきます・・
共演には白竜、哀川翔、高島礼子らだが特別印象には残らない。
奥田瑛二と永島暎子だけで見せきってる映画
勝手な評価(★★★☆☆)
さて次回は「ハンバーガーヒル」やります!
2004/10/19のBlog
[ 03:51 ]
[ 映画感想(★★☆☆☆) ]
「復活の日」以来、草刈正雄が孤高のレーサーとして当Blogに帰ってきた!
…まぁ見ただけなんですけどね(^^;)笑
映画自体は見事につまらんのに、ここまで草刈氏のかっこよさ全開だし、日本映画でバイクレーシングを真正面から描いた作品は後にも先にもこれだけだったわけですよね?
ん~この映画みると角川総帥が日本映画にはたした役割はでかかったんだなーとひしひし感じます
コンクリートうちっ放しの部屋、クリムトの絵の前で裸で愛し合う木の実ナナと草刈正雄…時の流れってのはすごいですね~フハハハ
奥田瑛二と浅野温子はもう少し話にからんでほしかったですけどこの映画に関してドラマ部分を期待してもどうしようもないっすからね~
なんだかんだいってレースシーンはやっぱ興奮します!
「エブリバデ、リッスン」なんつってるルー大柴みたいな伊武雅刀さんは見事にういてましたけど個人的にはよかったです><
隆盛を極めた角川映画の調子こきっぷりが堪能できます
関連作品「復活の日」
勝手な評価(★★☆☆☆)
さて次回は「棒の哀しみ」やります!
…まぁ見ただけなんですけどね(^^;)笑
映画自体は見事につまらんのに、ここまで草刈氏のかっこよさ全開だし、日本映画でバイクレーシングを真正面から描いた作品は後にも先にもこれだけだったわけですよね?
ん~この映画みると角川総帥が日本映画にはたした役割はでかかったんだなーとひしひし感じます
コンクリートうちっ放しの部屋、クリムトの絵の前で裸で愛し合う木の実ナナと草刈正雄…時の流れってのはすごいですね~フハハハ
奥田瑛二と浅野温子はもう少し話にからんでほしかったですけどこの映画に関してドラマ部分を期待してもどうしようもないっすからね~
なんだかんだいってレースシーンはやっぱ興奮します!
「エブリバデ、リッスン」なんつってるルー大柴みたいな伊武雅刀さんは見事にういてましたけど個人的にはよかったです><
隆盛を極めた角川映画の調子こきっぷりが堪能できます
関連作品「復活の日」
勝手な評価(★★☆☆☆)
さて次回は「棒の哀しみ」やります!
2004/10/15のBlog
[ 23:52 ]
[ 映画感想(★★★★☆) ]
君たちは病気なんだ・・・
逆噴射に金属バットにとまさに80年代当時の事件をごった煮にして小林よしのりがブラックユーモア満載で仕上げ、石井聰互の突っ走り破滅感が見事に融合した作品。
「狂い咲きサンダーロード」に比べると当時の世相が色濃い作品なだけに今の私が見たこの作品の印象というのは、とにかくキャスト(キャスティング)の素晴らしさだけが前面に出てました!
やはりクライマックスの変態感あふれる家庭内バトルシーンありきの映画だとは思いましたがなにがイイってあのハチャメチャな展開までの持っていきかたが上手いな~と、特にあの終盤小林克也がみんなを食卓に呼んで毒入りコーヒーを飲ませる場面で一気にみんなが逆噴射しちゃう所は私が今さらいうまでもなく名場面ですね~
あと、最後に家が崩れ落ちて家族がまたゼロから再出発にいたるというのは小林よしのりのテーストかはわかりませんが日本の焼け跡からの戦後復興がわかりやすく暗喩されてるのもおもしろいとこでしたです
キャストはもちろん小林克也さんの困った顔が最高だったし、倍賞美津子のぶっ飛び具合や有薗芳記の怪演、工藤夕貴のアホ丸出しや極めつけの植木等さんの「カツクニぃ、グッドアイデアや~」なんつって最強の無責任ぶりには爆笑です(笑)
作品どうこうよりインパクトだけはまだ色あせてはいません
勝手な評価(★★★★☆)
さて次回は「汚れた英雄」やります!
逆噴射に金属バットにとまさに80年代当時の事件をごった煮にして小林よしのりがブラックユーモア満載で仕上げ、石井聰互の突っ走り破滅感が見事に融合した作品。
「狂い咲きサンダーロード」に比べると当時の世相が色濃い作品なだけに今の私が見たこの作品の印象というのは、とにかくキャスト(キャスティング)の素晴らしさだけが前面に出てました!
やはりクライマックスの変態感あふれる家庭内バトルシーンありきの映画だとは思いましたがなにがイイってあのハチャメチャな展開までの持っていきかたが上手いな~と、特にあの終盤小林克也がみんなを食卓に呼んで毒入りコーヒーを飲ませる場面で一気にみんなが逆噴射しちゃう所は私が今さらいうまでもなく名場面ですね~
あと、最後に家が崩れ落ちて家族がまたゼロから再出発にいたるというのは小林よしのりのテーストかはわかりませんが日本の焼け跡からの戦後復興がわかりやすく暗喩されてるのもおもしろいとこでしたです
キャストはもちろん小林克也さんの困った顔が最高だったし、倍賞美津子のぶっ飛び具合や有薗芳記の怪演、工藤夕貴のアホ丸出しや極めつけの植木等さんの「カツクニぃ、グッドアイデアや~」なんつって最強の無責任ぶりには爆笑です(笑)
作品どうこうよりインパクトだけはまだ色あせてはいません
勝手な評価(★★★★☆)
さて次回は「汚れた英雄」やります!
2004/10/14のBlog
[ 03:08 ]
[ 殿堂入り ]
インディーズパワー大爆発!!!!
なんかオレと同世代の奴らで集団自殺とかした奴がいるらしいなー、笑わせんじゃねぇっての!自殺したい奴は死ぬ前にこの映画見ろよバカヤロー!!(山田辰夫風)
…ということで、青春といわれる時期は時に残酷で誰しもつまらない事でノイローゼにもなっちゃう繊細なお年頃でもあります。
みうらじゅんが「青春ノイローゼ映画」なんて上手いこといってるのもうなづけます
そしておさえきれないパワーを映画にぶつけたおそらく出演者も作り手の石井聰亙監督にとってもまさにこの作品そのものが青春だったのだろうと感じさせます
なんかオレと同世代の奴らで集団自殺とかした奴がいるらしいなー、笑わせんじゃねぇっての!自殺したい奴は死ぬ前にこの映画見ろよバカヤロー!!(山田辰夫風)
…ということで、青春といわれる時期は時に残酷で誰しもつまらない事でノイローゼにもなっちゃう繊細なお年頃でもあります。
みうらじゅんが「青春ノイローゼ映画」なんて上手いこといってるのもうなづけます
そしておさえきれないパワーを映画にぶつけたおそらく出演者も作り手の石井聰亙監督にとってもまさにこの作品そのものが青春だったのだろうと感じさせます
作品に関して申しますとストーリーはあまりにマンガでハチャメチャ(笑)ですが、山田辰夫さんの荒削りな熱演と泉谷しげる、THE MODS、パンタ&ハル等のロックでクールなナンバー、極めつけは小林稔侍のぶっ飛びまくりのキャラクターという要素が時代性をあまりに感じる作品ながら古臭さを感じず私の世代でも十分楽しめる傑作になってます!
特に語りたくなるのは小林稔侍ですよね~
かつては暴走族で現在は右翼の幹部でホモっていう危険すぎるキャラクターセンスに爆笑しちまうし、また稔侍さんが東映じこみの漢の演技できっちりやっちゃってくれてるのに役者魂を感じましたです><
世界観とか山田辰夫の最終戦争時の武装スタイルとかは「マッドマックス」を連想しますが、おそらく特撮なんていう日本独自の影響による作品センスなんだと思われます
自殺を考えてる同世代の若者さんはこの映画見て笑いまくったほうがいいですよホント!
いろんな意味で今自分が若いってことが幸せな時だって気づかされますよ~
まぁこのセンスにもついていけなかったらしょうがないけど…
関連作品「マッドマックス」・「マッドマックス2」
『殿堂入り指定作品』
さて次回は「逆噴射家族」やります!
特に語りたくなるのは小林稔侍ですよね~
かつては暴走族で現在は右翼の幹部でホモっていう危険すぎるキャラクターセンスに爆笑しちまうし、また稔侍さんが東映じこみの漢の演技できっちりやっちゃってくれてるのに役者魂を感じましたです><
世界観とか山田辰夫の最終戦争時の武装スタイルとかは「マッドマックス」を連想しますが、おそらく特撮なんていう日本独自の影響による作品センスなんだと思われます
自殺を考えてる同世代の若者さんはこの映画見て笑いまくったほうがいいですよホント!
いろんな意味で今自分が若いってことが幸せな時だって気づかされますよ~
まぁこのセンスにもついていけなかったらしょうがないけど…
関連作品「マッドマックス」・「マッドマックス2」
『殿堂入り指定作品』
さて次回は「逆噴射家族」やります!