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HAKAI MUZAN
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2005/03/04のBlog
[ 01:49 ] [ 映画感想(★★★★★) ]
ガハハ(爆)さすがのソーヤー一家も今度ばっかりは相手が悪かったな~

前作より12年、トム・サヴィーニの力をかりたレザーフェイスならびにソーヤー一家は数段にパワーアップしていた。しかし12年前とは一つだけ違うことが…

それはテキサスに、“本物の狂人”デニス・ホッパーが降臨したことである

なにが怖いって、今作と「ブルーベルベット」が同じ年に製作されてんですよ!あ~こわいこわい

さすがに、トビー・フーパーも前作のようなインディーズの荒々しさはなくなってるんだけども、たしかに今作も狂ってる。ボク大好きこの映画!

だってレザーフェイスがヒロインの太ももや股間をチェーンソーで愛撫して、腰カクカク動かしてんだな。

な~にやってんだろうって思ったら、レザーフェイスの奴ヒロインにホの字でやんの。プププッ(笑)

だいたい映画のパート2っていったら、しょぼくなっちゃうんだけども、前作とは違う意味で凄まじい負のパワーを放っている今作もまた名作だと私は思いましたね!

勝手な評価(★★★★★)

さて次回は「ビヨンド」やります!
やっぱり今みても、異様ですね・・・

「スペースバンパイア」の時も思いましたけど、トビー・フーパーは利口じゃない天才ですよね。ホント

今作がホラー映画の金字塔であることは間違いないですけど、全編に漂う狂気と馬鹿と悪夢というのは他の作品とは次元一つ違う気がします。

今作の異様さというのは、レザーフェイスをはじめとするソーヤー一家の不気味な魅力に因ると思いますね。

ホントこの一家は、過剰で馬鹿でキチガイそのものなんだけども、あまりにぶっ飛んでて笑っちゃうのもたしかです
あとやっぱり、それまで絶叫続きだったヒロインのマリリン・バーンズの高らかな笑い声からレザーフェイスの舞そしてエンドロールという畳みかけの構成はあまりに伝説的で感嘆がもれます。


『殿堂入り指定作品』

さて次回は「悪魔のいけにえ2」やります!
2005/03/03のBlog
ビバッ!イタリアだっ!マカロニだっ!食人だっ!

今作が食人・スプラッターもののエポックメーキングであり、80年代の日本風俗を彩った(?)映画の一つであり、今なを衝撃的でもあるし傑作であることは、皆様ご承知だと思います。
ま~とにかく非人道的な描写のオンパレードなわけなんですけど、見てて思わず唸なってしまうのは、

「ひょっとして、こんなことが現実に!?」と思わせてくれる、見せ方の絶妙さなんですよね~

見ていて虚実の識別能力がなくなっていって、白人至上主義の横暴とか視聴率絶対主義の低俗なメディア批判なんかど~でもよくなってきて、

人が人を喰らう恐怖なり超自然主義みたいなものに惹かれてしまう自分が見えてきたりして、エログロな描写もキツイですけど精神面まで弄る今作の悪趣味さには、ただただ傾倒してしまいます。

『殿堂入り指定作品』

さて次回は「悪魔のいけにえ」やります!
2005/02/28のBlog
[ 03:02 ] [ きまぐれスター名鑑 ]



この人には日本のデニス・ホッパーになってほしい、という希望はある
[ 02:28 ] [ 映画感想(★☆☆☆☆) ]
前々回のマチルダ・メイ、前回のナターシャ・ヘンストリッジと無邪気に男共をふりまわす姿をみて、日本にもこういう性悪女のキャラクターっていたよな~、そうか富江か!って思ったんですけど、実写のやつは見たことなかったので今作を見た。

でも、つまらなかった

何でつまんないかって、スプラッターのくせにおとなしすぎる
伊藤潤二の世界なんか、ぶっ飛んでナンボでしょ?

酒井美紀じゃ地味ですよ!
絶対ありえないけど、私だったらまず富江役には秋吉久美子にするね、んで相手役はもちろんショーケン(笑)

クライマックとかショーケンが秋吉版富江の生首抱えて“ビー・マイ・ベイビー”を熱唱。そのままエンドロールみたいな(笑)

やっぱスプラッターは狂いとスラップスティックさがないと見てて辛いです

勝手な評価(★☆☆☆☆)

さて次回は「食人族」やります!

いや~意欲作だしおもしろい。でもあと一歩足りない

エイリアンデザインはH・R・ギーガー大先生でして、エイリアンが成体する前のサナギの形がヴァギナそのもので爆笑した

この、あと一歩足りない感じはなぜかな~と考えると、ロジャー・ドナルドソン監督にはSF心が皆無であるためだとわかった。
だってリメイク版「ゲッタウェイ」とか、ケヴィン・コスナーが「JFKよもう1度!」ってヤマはった「13デイズ」みたいなバリバリのアクション監督ですもんね。

でも今作はキャストがいいですね~
ナターシャ・ヘンストリッジはマチルダ・メイに引けをとらないぐらい魅力的だし、マイケル・マドセンはこういうB級が似合うし、フォレスト・ウィッテカーとかベン・キングズレーとかこの手の映画では珍しい人も出てる。

ただ個人的にはベン・キングズレーの役を、トミー・リー・ジョーンズにしてもっとマッドでフランケンな感じにするか、ジェレミー・アイアンズでナターシャとの異常愛を見せてくれたりすると、もっとカルトでおもしろかったかもですね~



ナターシャ、そんなに俺を惑わさないでよ



勝手な評価(★★★☆☆)

さて次回は「富江re-birth」やります!
2005/02/27のBlog
おぉ~♪何と痛快なことよ、この荒唐無稽さ!!!!!

さぁ~今作は、ヘンリー・マンシーニの力強いマーチから始まります。このマーチを聞くだけで胸高鳴りますね
それにしてもヘンリー・マンシーニ、もちろん大音楽家ですけど、こういうユニークな音楽もいっぱい手がけてて偉大だな~
とにかく今作のおもしろさっていったら、いろんな映画がテキスト的に出てくるってとこだと思うんですよね~
まーもっとわかりやすくいえば、ダン・オバノントビー・フーパーがやりたいことを今作で詰め込むだけ詰め込んだってことですよね(なんか東宝特撮映画に近似した面白さがある)

だって、劇中冒頭は「2001年宇宙の旅」・「エイリアン」なんかの正統派のSFで、途中からは「ポルターガイスト」で、クライマックスなんか「ゾンビ」だもんね。すげぇ~な

映画界の裏事情とか知らないですけど、ダン・オバノン・トビー・フーパーそれぞれ「デューン/砂の惑星」・「ポルターガイスト」の時のうっ憤を今作で吐き出したとしか思えませんね

この2人、スピルバーグみたいに利口じゃないけどホント天才ですっ!



あと、マチルダ・メイ最高!





勝手な評価(★★★★★)

さて次回は「スピーシーズ/種の起源」やります!
2005/02/26のBlog
[ 03:44 ] [ 映画感想(★★★★★) ]
久しぶりに見た。ほいで繰り返し3回連続見た。

今作の私のくだらない感想としては、当たり前ですけどノストロモ号の皆さんが若い若い。
特にトム・スケリットとかジョン・ハートなんか今はすっかり爺さんですもん。
な~んでこんなこと思ったかというと、とても26年前の作品とは思えないほど美術・SFセンスが素晴らしいんですよね。でもノストロモ号の皆さんは26年前のお姿なわけで、実に不思議な感覚だったし、

やっぱりCGの発達は、映画をつまらなくさせてる


CGってホントすごい技術ですよね、不可能を可能にさせてくれる魔法みたいなものだと思います(「マトリックス」が代表的ですよね)

ただ、今作を見るとCGのない時代の作り手の人達の創意工夫とか苦心した跡が作品から伝わってくるんですよね~今みても「これ、どうなってんのや!?」って思わせる場面が幾つも出てきます。

でも、今の映画を見ると「お~ここはCG・VFX使っててすげぇなあ」って思いますけど、正直あんまり驚かないんですよね。

だって、みんなCG・VFXでなんでもできちゃうことを知っちゃいましたから。

あと、右の首だけのイアン・ホルムの場面は個人的に大好きな所でして、ま~あきらかに人形ってバレバレなんですけど、なんというか造り物を見る楽しみってあると思うんですよね~

この場面だって、今だともっとリアルに表現されるんでしょうけど、B級好きの私としては映像表現がリアルになったからといって映画としてはどうなのかな~と首をかしげちゃいます(だから、ジョン・カーペンター監督は「エスケープ・フロム・L.A」でへったくそなCG使ってたんだな~今納得した)

あっ!結局ボクはB級映画が好きってことか!

ありゃ、全然「エイリアン」の話してね~や^^;

勝手な評価(★★★★★)

さて次回は「スペースバンパイア」やります!
愛する恋人、家族、行き交う人々の様子が昨日までとどこか違う…

いや、この町全体なにかがおかしい

SFサスペンスの快作っすね~
あまりに有名なお話ではありますが、
今作で言わせてもらうと冒頭でロバート・デュバル演ずる神父が、ただブランコこいでるだけの場面があって、鈍感なんで一回目に見たときは特にきにしなかったんですけど、二回目に見たとき、「冒頭にちゃんと、伏線がはってあったのかー!!」って気付いた時は、ゾーッと鳥肌が立ちました><

フィリップ・カウフマン監督ってホント丁寧な演出をされる人です
ただ、いくら鈍感な私でも、さすがにレナード“ミスター・スポック”ニモイは宇宙人だとすぐ見抜けましたっ!(笑)

あとは、ジェフ・ゴールドブラムの玉砕とか人面犬とか、恐怖のなかでホッとさせてくれる笑い所も見逃せません!
とにかく絶望的なこの物語の主人公は、名優ドナルド・サザーランドであります。
今作をご存知の方はわかると思いますが、この物語の主人公ほど悲しい人っていませんよね。
だって、絶望的な展開になればなるほど、密かに片思いをよせていた女性と恋に落ちていくんですけど、結局彼女も宇宙人にのっとられてしまうんですもん。見ててちょっとウルッときちゃいました;;


関連作品・「1900年」・「ツイステッド」・「狼よさらば DEATH WISH

勝手な評価(★★★★★)

さて次回は「エイリアン」やります!
2005/02/20のBlog
[ 02:32 ] [ 雑記 ]
ロシア映画で、イッセー尾形さんが昭和天皇を演じたそうです。(参考サイト

なんでも、終戦直後の昭和天皇の人間的魅力を追った内容なんだそうで非常に興味をひかれるテーマですね。

かつて、80年代に脚本笠原和夫・監督舛田利雄でオールスター戦記映画がたてつづけに製作されていた頃、東映は戦記映画の集大成として『昭和の天皇』というのを企画したそうです。

戦中派である笠原和夫先生は、今作の脚本にかなり力を入れられたそうで、笠原先生が今作について述べられている本を基にすると、「昭和二十年元旦の宮中における儀式から始まり、回想を交えながら終戦直後までを描く」というものだったようです。

しかし、宮内庁の反対を食らい、今作の製作は頓挫したらしく、笠原先生は5、6年にもわたってオファーしつづけたそうなんですが結局実現しなかったとの事。

今作をなぜ宮内庁やその取り巻きが反対したかというと、「東京大空襲後、巡幸された陛下を焼け出された老婆が睨みつける場面」があったからなんだそうで、その事を知って、

笠原先生のドラマ創りの巧みさ・凄まじさに改めて敬服しました


個人的には、イッセー尾形の人間天皇より、『昭和の天皇』を見てみたい

10年の刑期を終え出所した、石橋凌
出所祝いに組から、ホテトル嬢の沢木麻美が派遣される。2人の間には奇妙な友情が芽生え始める。
10年の間で一変した極道社会から疎外されていく石橋凌、彼は暴力社会から手を洗う決意をするのだが・・・・

たぶん、前回の山下耕作監督は今作のような映画が撮りたかったんだろうな~
ストーリーといえば、極道に生きる男の悲哀に満ちた横顔とやくざ者に訪れたささやかな幸福という感じで、ヤクザ映画の王道を闊歩する内容であります

しかし、例えば前回の「山口組外伝 九州進攻作戦」と比較しますと、約20年後に今作があるわけなんですが、20年の間に日本のやくざノワールはここまで洗練されていたんだな~とホント驚きました!望月六郎監督はやっぱすげ~な

今作見たら、UKの奴等とかアベル・フェラーラとかガキ臭くて見てられませんです^^;

やっぱり石橋凌がいいですね~ロマンチズムに浸ることなく、“ある男の横顔”を坦々と演じてる。

石橋凌の舎弟役で金山一彦。意外と堅実な芝居をしてて好演してました。
チャンバラトリオというより「ミナミの帝王」の飄々とした親分役が憎い結城哲也さんも出てて、この人今の日本映画では貴重な存在だったりするかも

あと山田辰夫のラスト近くでみせる引きつった笑顔!!
この場面がたまらなく好きですね~

じゃぱにーず・やくざノワールはやっぱりおもしろいっすね!

勝手な評価(★★★★☆)

さて次回は「SF/ボディ・スナッチャー」やります!
2005/02/14のBlog
夜桜銀次っちゅうエエ極道がおりましてなぁ、それが博多で死によりましてん。

・・その葬式にきたんですわ・・・


1973年、深作欣二笠原和夫コンビにより今や伝説となった「仁義なき戦い」シリーズが公開。それまでの東映任侠路線を打ち砕き、怒濤の実録路線に突入する。

一方、「昭和残侠伝シリーズ」・「緋牡丹シリーズ」等を手がけていた、任侠路線の大家山下耕作監督は、実録に任侠ロマンを取り入れる形で、高倉健主演「山口組三代目」を製作、実録路線が下火になった80年代においても、松方弘樹主演で「修羅の群れ」・「最後の博徒」を製作している。

私が考えるに、暴力団抗争劇から人間の醜悪さや反戦を見せ付けた深作監督に比べ、実在する暴力団に任侠ロマンを求めた山下監督の手法は、結局暴力団の広報映画になってしまったと思います。

しかし、今作に限っては菅原文太の圧倒的な存在感に助けられ、東映実録モノの傑作に仕上がってますね~><
まず、文太アニィが「15ミニッツ」のデ・ニーロ並に撃殺により途中退場しちゃって、鉄砲玉の犬死を見事に好演されてます!

と~にかく文太が、渋いしかっこいい!! それだけの映画!

あと、素晴らしいのは文太アニィだけじゃありません。
東映のいつもの懲りない面々たちは愛嬌振りまいてましたが、大島渚組佐藤慶戸浦六宏渡辺文雄、ディテールにこだわった見事な役作りを披露してくれる津川雅彦
極めつけに志村喬翁まで引っ張ってきちゃって、無駄に豪華です!
まぁ、80年代の2作になると、もっと色んな意味でとんでもない豪華キャストになっちゃうんですけどね(笑)

さすが、巨大な組織がバックにつくとキャストも豪華やな~^^;

勝手な評価(★★★☆☆)

さて、次回は「新・悲しきヒットマン」やります!
2005/02/10のBlog
1996年、オリンピックの各競技で驚異的な新記録が次々とマークされ、世間では彼ら金メダリスト達を“超人類”と呼び沸き立っていた。
それと時同じくして、天才無免許医ブラック・ジャックが、かつて完璧な治療を施したはずのリサ・シーゲルという少女の容態が突然悪化し死亡してしまう。死亡した彼女の内臓は、さながら90歳の老人のように衰弱したものだった…



今作の率直な感想として、手塚治虫自身が火の鳥になる契機となった、この名作マンガをアニメ化するのはなかなか難しいんだろうなと思いましたね。

私自身は、そんなに原作に思い入れがないので出崎統&杉野昭夫監督コンビの豪腕といいますか、適度にホラ吹きまくりのダイナミックな演出を素直に楽しみましたね~
あと、矢吹丈チックなブラック・ジャックが実に男前で、いちいちシビレさせてくれるのもよかったです。

ただ、原作のように奇病を患う人々とブラック・ジャックによる感動的なヒューマンドラマというよりは、サスペンスアクションっていうか何だかよくわかんないストーリーになっちゃたのが残念ではあります。

まぁ何だかんだ言っても、
ブラック・ジャックという形式を借りた出崎統&杉野昭夫の作品世界はさすが見ごたえ十分ですっ!

勝手な評価(★★★★☆)

さて次回は「山口組外伝 九州進攻作戦」やります!
[ 04:17 ] [ 映画感想(★★★★★) ]
・・・・・・・・・・・・・・岡だな・・・

いや~燃えますね!名作ですっ!!

岡ひろみのテニス部入部から宗方コーチの死までの展開が、約90分間にテンポよく見せきっていて、何とも得がたい興奮と感動を体感させて頂きました。すごい!

もちろん、出崎統&杉野昭夫監督コンビお決まりの、見せ場になった時にストップモーションの止め絵になったり、ギラギラとまぶしい太陽光なんかの演出も冴えに冴えてて、何も私なんぞが言う筋合いないですが、

宮崎駿もガンダムもいいけどさ、こういうスポコンアニメに熱くなる気持ち、忘れたくないですよね

家ではもっぱら着流し姿の宗方コーチいいっすね~
これがまた、野沢那智さんのあのダンディな声色で、

岡、いつでもお前のことばかり考えている・・・

な~んていわれりゃ、そりゃひろみもテニスやめるなんて言えなくなりますよね(笑)

もちろん、シャラポワもいいけど、「ひろみ、よくってよ!」とかいってるお蝶夫人は尚良いですっ!

勝手な評価(★★★★★)

さて次回は「ブラック・ジャック」やります!
2005/02/07のBlog




最恐のカリスマ、ノロイ!!




元気いっぱい!野沢雅子節全開!ガンバ!!



渋いよ、シジン!!

ニヒルでござんす!イカサマ!!









いっけねぇやい、このネズミたちに漢教わっちまった…(涙)


『殿堂入り指定作品』

さて次回は「エースをねらえ!」やります!
2005/02/05のBlog
芥川也寸志の雄大なテーマ“宿命”が、今作を不朽の名作に昇華させています

まず、今作でついに150作品を迎えることができたことを御礼申し上げます。
第50回で「アラビアのロレンス」、第100回で「ひまわり」と節目には正攻法の大作・名作を取り上げて観賞してきましたが、今作も日本映画が誇る人間ドラマの名作であります。

この3作を振り返りますと、名作たる由縁とは、脳幹に焼きつくほどの名曲があってこそではないでしょうか。

無論、今作も原作松本清張・監督野村芳太郎・脚本橋本忍、そして最高のキャスト陣ではありますが、冒頭で述べた通り芥川也寸志先生のあの名曲があってこその今作ですね。
当然、私のような若輩者が芥川比呂志・也寸志兄弟の、日本の演劇界や映画界への功績など知る由もありませんが、父親並に偉大だったということには変わりないと思います
もちろん、ハンセン病父と子そして運命・宿命のなかで生まれ死んでいく人間のはかなさという今さら語るまでもなく有名で日本人としても決して忘れることはできない今作ではありますが、

やはり個人的には、御大丹波哲郎、一世一代の大熱演に心揺さぶるものがありますね~><
そして、丹波哲郎“男前バージョン”のなかでも、かっこいい度NO.1といっても過言はありません!

カメダ、カメダ、カメダ・・・・」から始まる、丹波御大の秋田→出雲→三重→大阪→熊本とほぼ列島全土に及ぶ執念の捜査。そこから浮かび上がる1人の青年音楽家の人生。ラストを迎えるまでもなく、この時点でもう号泣でした;;
そして、ラストの加藤剛の“宿命”演奏シーンとともに、重なる父と子の疎まれながらも、飢えと闘いながらも歩き続ける果てのない旅路。そして、駐在緒形拳との出会い…ホント涙がとまりません;;

加藤剛さんのステロタイプな男前“和賀英良”もいいし、島田楊子のはかなさもいいです。
緒形拳は少し役のイメージと違うかなとも思いますが、なんせ演技が上手すぎるのでそんなこと気になりません。

そしてなんといっても、加藤嘉老人ではないでしょうか。
療養所に強制収用させられ子供と生き別れになったハンセン病を患う父親という難しい役柄を、独特の不器用な語り口と目の演技で演じきっててすごい俳優さんです。

この老人は今作や「ふるさと」など日本人の原風景のなかに、笠智衆さんとともに住み続けている名優ですね

『殿堂入り指定作品』

さて次回は「冒険者たち ガンバと7匹のなかま」やります!
[ 03:39 ] [ 映画感想(★★★★★) ]
母の故郷がどんな所か知りたくて…そして、自分の父親のことも・・・・(ショーケン風)

“ショーケン”こと萩原健一は、自らのルーツを探るため母の故郷である“八つ墓村”へやってきた・・・・

たーた~りじゃ~!八つ墓村の祟りじゃーっ!

山あいのこの小さな村で、次々と起こる連続殺人事件。
八つ墓村の祟りとは一体何か!?ショーケンの父親は一体誰なのか!?


いや~何度見てもおもしろいですねー^^

渥美清さんの、のほほ~んとした金田一があっさり事件を解決するし、市川崑のようなスタイリッシュな美意識なんぞ微塵も求めていない、あまりにもおどろおどろしい殺人描写などで、たしかに推理モノとしては破綻してるかもしれません。

しかし、戦国の世までさかのぼる歴史の重厚感、因縁渦巻くじめじめとした人間模様や夏八木勲山崎努小川真由美 等の視覚的な恐怖などで、見事にアナクロな日本の風土というものが表現されていて、
横溝正史の世界”というよりは、“野村芳太郎の世界”として再評価されるべき名作だと思います。
とにかく、今見てもこの映画のインパクトは色あせません。

自らの運命に翻弄されるかのように八つ墓村にたたずむ青年をショーケンが自然体で演じてるのはやっぱさすがです

夏八木勲のダイナミックな演技とか、藤岡琢也の曲者ぶり、市原悦子の昔話口調、小川真由美の妖艶さなど、見所満載で気が抜けないんですけど、

やっぱ極めつけは多治見要蔵を演じた山崎努ですよね~
ところで山崎努さんの作品歴を調べてみますと、今作が77年公開で、75年には「新仁義なき戦い 組長の首」でヒロポン中毒の暴力団員、73年の「必殺仕置人」では、「必殺骨外し」で仕置きする接骨坊主と、凄まじく濃いです(笑)

70年代の山崎努、熱いです!!!

勝手な評価(★★★★★)

さて次回は、第150回特別企画「砂の器」やります!
2005/02/03のBlog
[ 05:38 ] [ 映画感想(★★★★★) ]
ギャー―――ッ!!! 舌噛んじゃったよーじだがんじゃったよ~・・・・

泥んこ遊びが大好きな、マーちゃん。
そんなマーちゃんが、ある日からお口を開かなくなったり、奇妙な歩き方をするようになったり、ついには、痙攣を発作するようになりました。
驚いたお父さんとお母さんは、マーちゃんを抱えてすぐさま病院へ。そして、お医者さんの宇野重吉先生から告げられた病名は、“破傷風”という恐ろしい病気だったのです。
それは、マーちゃんとお父さん、お母さんとの長い病気との闘いの始まりでもあったのでした・・・・
昨年末に起こった、スマトラ沖地震でも被災地の多くの子ども達が破傷風に感染したそうです。(参考サイト

もちろん私に限らず皆様、破傷風の予防接種されてると思います。
だから破傷風の恐ろしさなんて、もちろん全然ピンとこなかったんですけど、今作を見てホント戦慄でした。

破傷風恐いです…

さすが、名匠野村芳太郎監督!
マーちゃんの発作の描写なんて、それはもぉ~おどろおどろしい><(次回で詳しく触れますが、「八つ墓村」の多治見要蔵よりも恐いです)

キャストは、マイふぇいばりっど俳優渡瀬恒彦、今作公開の5年後に、痴呆祖父ちゃんの介護もすることになる十朱幸代が等身大の夫婦を実に好演されてます。
それに加えて北林谷栄ばあちゃんも出てたりして、とてもこの家族に感情移入しやすかったですね~
この平凡さが、破傷風という非日常の恐怖をより際立たせてます

あとなんてったって、女医中野良子さんの凛として気品ある美しさに終始うっとり見とれてましたです(*^.^*)

勝手な評価(★★★★★)

さて次回は「八つ墓村」やります!
2005/01/26のBlog
[ 02:59 ] [ 映画感想(★☆☆☆☆) ]