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2004/12/25のBlog
■天皇杯 準決勝

■得点(アシスト)
61分:【浦和】石川直宏
64分:【磐田】田中達也(永井雄一郎)
85分:【磐田】三都主アレサンドロ(永井雄一郎)

■浦和レッドダイヤモンズ
山岸範宏:アルパイ、内舘秀樹、堀之内聖(88岡野雅行):山田暢久、鈴木啓太、平川忠亮、三都主アレサンドロ(70長谷部誠)、長谷部誠:永井雄一郎、田中達也

■ジュビロ磐田
佐藤洋平:鈴木秀人、田中誠、菊地直哉:河村崇大、服部年宏、名波浩(67藤田俊哉)、西紀寛、福西崇史:グラウ(78川口信男)、前田遼一(60中山雅史)

■警告
【浦和】アルパイ、内舘秀樹
【磐田】名波浩、前田遼一、西紀寛

■国立霞ヶ丘競技場35523人15:04晴れ

■主審:上川徹

初の天皇杯王者に突き進むレッズと、山本新体制でのJ1勢初勝利を飾りたいジュビロ。

レッズは、ネネがブラジルに帰国したため、DFラインに不安が残る。またバックアップのメンバーも攻撃ポジションは岡野と経験の浅い横山と心許ない。
反対にジュビロは、ベンチに藤田、中山、山西と豪華な顔触れ。だがセカンドステージ終盤に右サイドを疾走していた太田吉彰の姿がないのは残念だ。

前半は両チームとも何回かチャンスはつくるものの得点には結びつけることができない。レッズDFの裏のスペースを突こうとするジュビロの意図が見えるものの、お互いに中盤でのパスミスが多く、面白味に欠ける展開であった。

ようやく前半終盤、レッズの山田が右サイドからクロスを上げて“らしい形”を作り、ジュビロもカウンターから前田が惜しいシュートを放つ。だんだんとゲームが動き出してきた。

後半はレッズペースで試合が進む。
後半7分にはCKからアルパイがヘディングで合わせるも決めきれず。右サイドに永井が張り付くようになり、得意のドリブル突破でチャンスの起点となっている。

ジュビロも中山を投入して勢いを取り戻そうとするが、すぐに効果は現れない。
レッズも後半11分と20分に田中・永井が決定機を外し、依然としてスコアは動かない。

そして後半26分、ようやくレッズが1点をもぎ取る。
オフサイド後のカウンターで、この日再三、右サイドを突破していた永井が絶妙なクロスをゴール前へ。田中が頭で合わせてようやくネットを揺らした。

セカンドステージからの勢いを考えれば、このままレッズが逃げ切るかと思われたが、ジュビロも天皇杯ではギリギリのところで勝利を勝ち取ってきている。
1点を先制された直後、あっという間の出来事だった。右サイド河村からのマイナスのクロスを、名波に代わって途中出場の藤田が決めて同点。
03年ファーストステージのジュビロvsジェフ。サンドロに勝ち越し点を奪われた直後の前田の同点弾。そのシーンがデジャブーのように甦ってきた。

その後、後半36分の藤田のシュートはオフサイドと判定され、1分後には田中がGKの頭上を越す超ロングループシュートを放つがネットの上。

両チームの攻防が激しさを増した後半も残り5分、決勝点を奪ったのはジュビロだった。中央で西がドリブル突破。ゴール前でマークを外した中山がパスを受け、冷静に左足で流し込み、元旦の決勝進出を決めた。

レッズは先制点を奪う前の2度決定機を逃したことと、逆転ゴールを許した後の田中の幻のゴール(オフサイド判定)が結果的に響いてしまった。「たら」「れば」は禁句だが、もしもエメルソンがいたならば・・・結果は違った方向に出ていたかもしれない。

対してジュビロの印象としては、まあやはり勝負強いなということ。以前のような圧倒的ボール支配でのパスサッカーは影を潜めたものの、チャンスをしっかりとものにするしたたかさは変わらない。でもジュビロの方向性としてカウンター一辺倒のサッカーだけにはなって欲しくない気もするが。

決勝はヴェルディとの戦い。ジュビロ史上最も屈辱の1年を覆すことができるのか。あるいはヴェルディ新世代の幕開けになるのか。楽しみな1戦だ。

2004/12/19のBlog
■天皇杯 準々決勝

■得点(アシスト)
61分:【F東】石川直宏
64分:【浦和】田中達也(永井雄一郎)
85分:【浦和】三都主アレサンドロ(永井雄一郎)

■浦和レッドダイヤモンズ
山岸範宏:アルパイ、堀之内聖、ネネ:山田暢久、鈴木啓太、平川忠亮、三都主アレサンドロ、長谷部誠:永井雄一郎、田中達也(89内舘秀樹)

■FC東京
土肥洋平:ジャーン、藤山竜仁、加地亮、前田和也(87近藤祐介):今野泰幸、阿部芳朗、馬場憂太(70ケリー)、宮沢正史(60浅利悟)、石川直宏:ルーカス

■警告
【浦和】平川忠亮

■埼玉スタジアム2002 33480人13:02晴れ

■主審:松村和彦

奇しくもナビスコカップ決勝戦と同一カードとなったゲーム。今季は1勝1敗1PKと拮抗した試合を繰り広げた両者。初の元日国立を目指して両チームとも負けられない。

レッズはエメルソンが出場停止、トゥーリオがケガで戦線離脱。今季初となる4-4-2のダイヤモンド型の布陣を敷く。
FC東京も茂庭、金沢という守備の要に加え、梶山や戸田、鈴木規郎もがケガで出場できず。台所事情は苦しい。

試合は「攻めるレッズ、守るFC東京」という構図。
レッズがダイレクトプレーを中心にリズムの良い攻撃で前半25分くらいまでは完全に試合を支配する。特に三都主が中央にサイドにと神出鬼没で、FC東京のマークがつききれていない印象。ただ、シュートのタイミングがあと1歩遅かったり、枠に飛ばなかったりして、得点に結びつけることはできない。

FC東京は25分に阿部がGKと1対1になる絶好機を迎えるが、シュートはわずかに左へ。
前半の終盤はレッズの攻め疲れからボールキープをする時間が増えるも、チャンスらしいチャンスはなく、やや消化不良で終わってしまった。

後半に入ってもレッズペースのまま。しかしCKからアルパイ→永井のシュートは枠を捕らえられず、三都主のミドルは土肥のファインセーブにあい得点ならず。FC東京の守備のリズムがレッズの攻撃にピタリと波長が合ってしまったような展開だ。
こうなるとだんだんとナビスコの再現、FC東京の思惑通りの展開になってくる。

そして後半16分、FC東京の攻撃陣で最も脅威となっていた石川が、ゴールやや右のPA外からミドルシュート。まっすぐに伸びた弾道がゴールネットに突き刺さった。

しかし余韻覚めやらぬ3分後、レッズがあっという間に同点に追いつく。中盤で鈴木啓太がパスカットし、右サイドへボールを送る。永井がゴールライン際までドリブルし、マイナスのクロス。田中が合わせたシュートがFC東京DFに当たってゴールイン。
このまま逃げきってしまおうかというFC東京のプランは崩れ去った。

その後、ケリーを投入して勝ち越し点を狙うFC東京。後半38分には中盤でボールを奪い石川がクロス。阿部がポストとなりケリーがシュートを放つも、ボールはクロスバーに嫌われる。
そして後半39分、この日初めてFC東京の左サイド前田がレッズ陣内へ進入し、クロスを上げるも、ボールには誰も触れない。

チャンスの後にはピンチあり。
直後、レッズはゴールキックから長谷部→永井とつないで、攻撃で手薄になっていたFC東京の左サイド=レッズの右サイドをドリブルで突き進む。1点目と同じようにマイナスへ折り返したボールは土肥が弾くも、こぼれ球が三都主の正面へ。冷静にゴールへと流し込み、決勝点を奪った。

右サイドの永井からのアシストで2点。FC東京としては左サイドのレギュラーである金沢の欠場が痛かった。実際にレッズは前半から意図的にそのエリアを狙って攻撃をしていたし、FC東京の前田も安定感の面で、実践不足の感は否めなかったように思う。両サイドバックのバックアップは来期の補強ポイントであろう。

レッズは準決勝にネネが出場できないとの情報。代わりは内舘か。調子を落としているジュビロが相手だが、攻撃のオプションが岡野しか見当たらないことは少々不安なところ。先制点を取られると、老獪に逃げ切られるかもしれない。

それにしても寒い中での準々決勝だというのに、3万3000人もの観衆が詰め掛けたスタジアム。今シーズン、レッズとFC東京の戦いはJリーグでも屈指の好カードとなった。来季もきっと素晴らしい戦いを披露してくれるだろう。

2004/12/05のBlog
■チャンピオンシップ 第1戦

■得点(アシスト)
66分:【横FM】河合竜二(奥大介)

■横浜F・マリノス
榎本達也:松田直樹、中澤佑二、河合竜二:中西永輔、ドゥトラ、上野良治、奥大介、田中隼磨:坂田大輔、清水範久(89山崎雅人)

■浦和レッドダイヤモンズ
山岸範宏:アルパイ、田中マルクス闘莉王、内舘秀樹(45平川忠亮):山田暢久、鈴木啓太、三都主アレサンドロ、長谷部誠:永井雄一郎、エメルソン、田中達也(75岡野雅行)

■警告
【横FM】ドゥトラ、上野良治、中西永輔
【浦和】内舘秀樹、長谷部誠、田中マルクス闘莉王、山田暢久、エメルソン

■横浜国際総合競技場64899人19:05晴れ

■主審:岡田正義

Jリーグ史上最多となる6万5000人の大観衆を飲み込んだ横浜国際競技場。爆弾低気圧による暴風雨は収まり、12月のナイトゲームながら記録的な気温となった日中の暖かさを残している。
スタジアムすべての照明が消されての選手入場。スタジアム全体が興奮で高ぶる中でのキックオフとなった。

マリノスはセカンドステージで故障者が続発。今日も久保や安貞恒、遠藤、柳想鉄は間に合わなかった。代役を努めるのは河合や中西といった実力者たちだが、ベンチを見ると攻撃の切り札となる存在がいないのが気にかかる。

レッズはネネがセカンドステージ最終節の退場処分により出場停止。代わりに内舘が入った他は不動のメンバーで臨む。

試合開始直後、いきなりマリノスにビッグチャンス。ボールの処理にまごつく闘莉王から坂田がボールを奪ってシュート。惜しくもポストを叩いたが、選手・スタジアムに与えたインパクトは十分なものだった。

マリノスは、DFラインからのロングボールからサイドを突く攻撃を徹底。特にマリノス側から見て右サイド、レッズの内舘─三都主ラインの裏とGKの間のスペースをひたすら狙い続けた。

対するレッズは、去年見られたような前線の3人だけで攻撃している悪いパターン。たまに長谷部がサイドを変えるパスを出してチャンスを生み出すも、なかなか決定機を作り出すには至らない。
30分になってようやく田中が決定機を迎えるも、中沢の体を張ったブロックにあいゴールはならず。

前半は両チームともラインを上げ、非常にコンパクトなサッカーを展開。CS初舞台のレッズはチーム全体が緊張しているのか、セカンドステージで見せたような爆発的な攻撃力はなりを潜めたまま。ややマリノス優勢の前半だった。

後半に入ってレッズは、散々マリノスの攻撃のターゲットにされていた内舘を下げて平川を投入。そのまま3バックの左に入る。

だがマリノスがひたすら続ける“中盤省略サイド攻撃”がボディーブローのように利いてきたのか、だんだんとマリノスのパスが意図した通りにつながり始める。と同時にレッズにもミスが目立ち始める。山田の致命的なミスに闘莉王がキレたシーンはとても印象的だった。

そして後半も真ん中に差し掛かった頃、ついにスコアが動く。
きっかけは三都主が右サイド深い位置で与えたFKから。この場面、なぜか三都主自身も痛がっていたが、ビデオで見直してもどこを傷めたのかはわからない。このFKはアルパイが何とかクリアしたものの、直後のCKから河合がニアでどんぴしゃのヘディングシュートを決めて先制。演技をした三都主に罰が当たったのか。

その後レッズは、この試合全く消えていた田中に代えて岡野を右サイドに投入するも、なかなかボールが回ってこないため、目立った活躍はできず。
中沢、松田を中心とした壁のように立ちはだかるマリノス最終ラインを崩すことはできない。

逆にレッズDFは、集中力を欠いたプレーからあわや失点というシーンを作られる始末。180分勝負ということを考えれば、まだまだ試合はわからないのに気の抜けたプレーで2点目をとられかねない状況に陥ることも。なんとか1失点で済んだものの、マリノスDFと比べると脆さが目立った試合だった。

結局試合はマリノスが虎の子の1点を守りきり、まずは先勝。CS第1試合を落としたチームが優勝したことはない前例を考えれば、大きな1勝といえるだろう。エメルソン・田中に全く仕事をさせなかったDFは完璧で、なるべくリスクを犯さずに点を取ろうというゲームプランも成功だった。ただベンチにスーパーサブとなるような切り札がいないことが、第2戦の試合展開いかんでは弱点になるかもしれない。

レッズは攻撃のかたちがほとんど作れなかったし、セットプレーでも得点の雰囲気を醸し出すことすらできなかった。エメルソンを抑えられたときにどう点を奪うかが第2戦のポイント。前半のうちに同点に追いつかないと優勝は厳しくなる。ただ埼玉スタジアムでは今季負けなしという心強いデーターもある。1点を早い時間に奪えれば、勢いにのって逆転することも難しくないはずだ。

第2戦の開始15分、岡田監督とブッフバルト監督がどういう采配を振るうかが注目だ。

2004/11/28のBlog
■J1 2nd.第15節

■得点(アシスト)
40分:【磐田】グラウ(PK)
41分:【市原】佐藤勇人(水野晃樹)
50分:【市原】要田勇一

■ジェフユナイテッド市原
櫛野亮:斎藤大輔、茶野隆行、ミリノビッチ:坂本將貴、阿部勇樹、佐藤勇人、村井慎二、水野晃樹(88中島浩司):巻誠一郎、要田勇一(72工藤浩平)

■ジュビロ磐田
松井謙弥:鈴木秀人(73菊地直哉)、田中誠、山西尊裕:服部年宏、名波浩(67河村崇大)、西紀寛、太田吉彰、福西崇史:グラウ、前田遼一(56川口信男)

■警告
【市原】櫛野亮、斎藤大輔
【磐田】鈴木秀人、福西崇史、名波浩

■市原臨海競技場12734人13:02晴れ

■主審:岡田正義

セカンドステージもいよいよ最終節。来期から「ジェフユナイテッド千葉」となるので、市原の呼称も今日で最後。晴天に恵まれたこともあり、臨海には1万3000人余り!!の観衆がつめかけた。

ジェフのスタメンには斎藤と茶野が復帰。DFラインはベストメンバーになった。また工藤がケガから復帰して、10節の名古屋戦以来のベンチ入りをしている。
対するジュビロ。セカンドステージは最下位争いと絶不調。今日も故障者やコンディション不良で何人か主力を欠いている。特にGKの松井はJ初出場らしく、ジェフとしてはその点を突いていきたい。

前日の強風はおさまったものの、午後1時キックオフなので日差しはかなり強め。ジュビロは前半日差しを受けるエンドを選んだ。

立ち上がりから試合の主導権を握ろうと両チームともアグレッシブに攻める展開。中盤の構成力に分のあるジュビロがやや優勢か。
ジェフも24分に速攻から佐藤のセンタリングを要田が押し込めず、絶好の得点機を逃す。

試合が動いたのは前半も残り5分となってから。ジュビロ西のスルーパスを櫛野と茶野がお見合い。グラウに飛び込まれたところを櫛野が倒してしまいPKを献上。フワリと浮かした技ありのシュートを決められてしまう(03年1st.の崔龍洙のPKを真似したのか)。

しかし直後のキックオフからのプレーでジェフもあっという間に同点に。PA付近から水野の“まさかのロングスロー”を佐藤がダイレクトボレーで鮮やかにネットに突き刺す。
スローインからの得点なんて和多田がいた時以来なので、意表を突かれた展開にスタンドも喜び爆発。後半に向けて大きな1点となった。

そして最近後半の立ち上がりに得点の多いジェフ。この試合も後半開始5分に勝ち越し点を奪う。櫛野のロングFKを巻が頭で落とし要田がゴールゲット。ジュビロDFに囲まれながらも泥臭く奪い取った。

その後はジュビロも川口を投入、福西をトップ下に上げるなどポジションチェンジで攻撃を活性化しようとするが、ジェフも必死になって食い下がる。
ジェフにとってラッキーだったのは、中山や藤田、西野といった攻撃的選手がベンチに控えていなかったこと。特に雰囲気をガラリと変える“スーパーサブ中山雅史”の不在は大いに助かったと思う。

ジェフとしては3点目をとって試合を決定付けたかったが、ジュビロ相手にそう高望みも言ってられないか。最後は工藤、中島を投入して集中力を切らすこともなく、無事に1点差を守りきり、02年以来のジュビロ戦勝利、そしてミリノビッチのラストゲームを見事に飾ることができた。

ガンバが負けたため、セカンドステージは2位でフィニッシュ。首位のレッズとは勝点で9も離されているが、ケガ人の多いチーム状況を考えればこの成績は立派だと思う。
また当初は全く期待していなかった高卒ルーキーも十分に戦力となることがわかった。外国人選手がいなくても得点をとることができるようになった。
来期の陣容はどうなるかはわからないが、また来シーズンに向けて希望の持てる最終節であったと思う。