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月の裏側
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2004/09/10のBlog
所謂、天才型の音楽。凡人には一生理解出来ないかもしれない…。

何しろ内容がぶっ飛んでいるというか、まあ一番ぶっ飛んでいるのがやっている本人かもしれない。
(チャネリングとか言っていた事もあったし)
フランク・ザッパみたいな音楽が好きな人には熱狂的に受け入れられそうだけど、
普通の音楽しか聴いていないような人にはちょっと薦められないかな。
ジャケットがポリドールのマークがドーンと描いてあるし、
裏面には当時の定価、\2,200が大きく書かれているだけ。
センスが常人とは根本から違うみたいだ。
このアルバムが発売されたのが1974年。受け入れられる事はなかったのは当然かも。
(武満徹氏は絶賛したらしいが)

英語のアナウンスみたいなものが始まってなんだろうと思っていたらケチャを意識した曲が…。
そうこうしているうちに津軽弁の曲になったりと、もうわけがわからなくなってきますが、
「冬」という曲の間奏の演奏はかっこよかったり。
それにしても、灰野敬二氏もボーカルで参加している曲もあるけど、
アルバムでの表示は「けいちゃん」…。なんだかなぁ。
毎日聴こうとは思わないけど、駄作という言葉では片付けられない何かをもったアルバム。
普通の感覚しか持っていない私にはこの程度しか書けないかな。

一度聞いたら忘れられない名前のこのミュージシャンの存在は、かなり以前から知っていたけど、
アルバムを聴く機会には恵まれなかった。
初めてマーキーからCD化された時には、すぐに買いにいったけどあっという間に品切れ状態に…。
まあ、ポリドールから3rdまではちゃんとCD化されて発売される事にはなったけど。

今年は、アーチスト生活30年という事で記念アルバムも発売されました。
3年間に作られた400曲から編集というのも凄いが、何故かジャケットに折鶴が張り付いているのも謎だ。
一生この人を理解するのは無理かもしれない…。

あ、今年5月の西荻窪でのライブを収録したDVD+CDがあるそうなので今度買ってみよう。

マジカルパワーマコ「マジカルパワー」(74)
LP MR-5044
CD MARQUEE 9331

01. もうおしまいです。アーメン
02. チャチャ
03. 秋がない(アギネ)
04. 死出の山から十三仏の掛じくへ
05. 街
06. 冬
07. 束縛の自由
08. 朝の窓をあける,太陽が光る,今日の希望だ小鳥がなく
09. ルーディング・ピアノ
10. 宿薬師念仏鐘はり
11. アメリカン・ヴィレッジ1973
12. 空を見上げよう
2004/09/09のBlog
タージマハル旅行団というグループ名は、かなり昔から知っていた気がする。
しかし、どういった音なのかはまるでわからなかった。
中古レコード屋で見かけた時には、数万円の値段がついていてとても買えるものではなかった。
おそらくCD化なんかしないだろうと思っていたけど、数年前にPヴァインから
「AUGUST 1974 」がCD化。まさかと思って驚いた記憶があります。
そして、このアルバムもCD化に。同時期にJ.Aシーザー(天井桟敷)のアルバムも
CD化され、さらに驚いた記憶があります。

タージマハル旅行団は、69年に小杉武久氏によって結成されたグループ。
タイプとしては、初期タンジェリンドリームに近い前衛的な音。
メンバーは、その時によって参加者が増えたり減ったりしているので、
コミューンみたいなものといった方がいいかも。自由度が非常に高い感じ。
メンバーが同等な立場といった感じだったらしい。

このアルバムは、草月会館ホールで行われたライブを録音したもの。
浮遊的というのかサイケデリックというのか、こういった即興音楽をやるグループは、
当時日本にいなかったかも。前衛音楽が苦手な人にはお勧めできないが、
その手の音楽が好きな人には、独特な雰囲気に飲み込まれるだろう。

このグループは、演奏も自由奔放なら活動もまた独特というか、凄いというか。
71年に、「インドのタージマハル寺院に24時間滞在して帰ってくる」ために
スウェーデンからヨーロッパ各地を演奏して周り、10ヶ月をかけて3人が到着したという。
もし、TV局が企画に乗ってドキュメントを作っていたら、大変なお宝になっていただろうなぁ。
なお、ヨーロッパを周った時の音源がどこかにあるはずである。
スウェーデンのライブといわれたものが、海賊盤みたいなもので出回ったこともあるし。
CDのインサートの活動歴によるとBBCの番組にも出たらしいし。
誰か発掘してくれないかな?

タージマハル旅行団「1972年7月15日」(72)
LP SOCM 95
CD SWAX-501

01. THE TAJ・MAHAL TRAVELERS BETWEEN 6:20 - 6:46 PM
02. THE TAJ・MAHAL TRAVELERS BETWEEN 7:03 - 7:15 PM
03. THE TAJ・MAHAL TRAVELERS BETWEEN 7:50 - 8:05 PM
2004/09/08のBlog
THE Mは、後にゴダイゴを結成する浅野孝己氏、
イエローを結成する垂水孝道、良道兄弟がいたグループです。

アルバム1枚、シングル1枚残して解散してしまいましたが、
シングルになった「時は今ここに」は、結構プログレっぽい感じで好きです。
(ちなみにA、B面でパート1、2に分けて収録しています)
今までアルバムはCD化されていませんでしたが、2002年にハガクレレコードから
待望の初CD化がなされています。
そして同時にこの未発表ライブ音源が発表され、びっくりしました。
まさかMのライブ音源が残っていて発表されるとは予想だにしなかったので。

音質的にも当時の音源としては良好で、充分鑑賞に耐えられます。
収録してあるのは、CSN&Y、サンタナ、ドアーズそしてベン・E・キング等、
バラエティに富んだ(というより何でもありというか)選曲のカバーと、「時は今ここに」です。
聴いてみて驚いたのですが、「エヴィル・ウェイズ」のカバーのギターソロが実にカッコイイ。
コーラスも堂々としていますし、Mが実力派と言われてきたのがよくわかりました。
よくぞ残っていたなと感激しましたね。
そして、30年以上前にこれだけの演奏をし続けてきたグループがあったという事にも感激です。

THE M「1972,LIVE AT 新宿」
CD ISCP-1101

01. SOUTHERN MAN
02. EVIL WAYS
03. TIGHTEN UP
04. LIGHT MY FIRE
05. OHIO
06. MY CHERIE AMOUR
07. STAND BY ME~MY GIRL~HAVE MARCY
08. YOU’RE NO STRANGER
09. GROOVIN’
10. UNCHAINED MELODY
11. 時は今ここに
2004/09/07のBlog
ピンクフロイドの影響を受けたバンドといえば、やはり四人囃子が思い浮かびます。

もしかしたら、日本のプログレの中で最も知名度の高いバンドかもしれません。
フォークとかをよく聴いていたおばの持っているLPの中にも、何故か東宝レコードから発売されていた
このアルバムもあったりしましたし。
ジャケットは凄く印象的だったので、結構覚えていたりしましたが。

グループ自体としては、70年代初期から活動していましたし、
このアルバムが発表される前の73年のライブも発売されていたりします。
当時から演奏の技術としては、かなり高水準だったと思います。
ピンクフロイドの影響を受けながら(シンバラインとかカバーして演奏していたみたいですし)
時折見せる日本的なイメージがまた何ともいえず良いものです。

確かにタイトル曲の「一触即発」は、もろにピンクフロイドの影響を受けましたって感じのイントロで始まりますが、
まあ10代の頃のアルバムですし…。
というか、これだけのアルバムを10代の若者が作り上げたと思えば、それはそれで凄い事でしょう。
何度も聴きたくなるこのアルバムは、やはり名盤ですよね。


四人囃子「一触即発」(74)
LP AX-8801
CD PCCA-00586

01. (hΛmaebeθ)
02. 空と雲
03. おまつり(やっぱりおまつりのある街へ行ったら泣いてしまった)
04. 一触即発
05. ピンポン玉の嘆き

追加収録
06. 空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ
07. ブエンディア
2004/09/06のBlog
70年代の初期に、日本のプログレに最も影響を与えたのは、やはりピンクフロイドでしょう。
ファーイーストファミリーバンドしかり、四人囃子しかり。
そして、このコスモスファクトリーも少なからずフロイドの影響を受けているでしょう。

コスモスファクトリーは、サイレンサーとバーンズというB級GSのグループが合体して結成されたグループです。
(サイレンサーの「恋の夜汽車」という自主制作のシングルを聴かせてもらった事がありますが、
プログレには程遠かったです)
なんでも、ハンブル・パイの前座を務めたこともあるそうで、
プログレバンドとして高い評価を得たそうです。

そしてこのアルバムが1stアルバムで、もっともプログレ色が強いです。
当時としては、まだあまり使われていないメロトロンとかも使われていて、
スケールも大きい曲もあり、時々ピンクフロイドっぽいところもあるにせよ、
なかなかの好アルバムと思う。

圧巻は、やはりタイトル曲で、20分近い大曲です。
ピアノの鍵盤をたたきつけたような不気味な音から始まりますが、
途中まではイル・バレット・ディ・ブロンゾの「YS」を髣髴させるようなキーボードが印象的です。

2nd以降は東芝へと移籍、どちらかというとエレクトリックな部分が強くなります。
そちらの方もなかなかですが、やはり1stのいかにもプログレっていう感じの展開が好きだったりします。

コスモスファクトリー「トランシルバニアの古城」(73)
LP YZ-41
CD COCA-7253

01. サウンドトラック1984
02. 神話-孤独なものたちのための
03. 目醒め
04. 追憶のファンタジー
05. ポルタガイスト
06. トランシルヴァニアの古城
 ~死者の叫ぶ森
 ~呪われた人々
 ~霧界
 ~トランシルヴァニアの古城
2004/09/05のBlog
ファーラウト解散後、宮下フミオ氏はファーイーストファミリーバンドを結成します。
主要メンバーが深草アキ氏、伊藤祥氏、高橋正明氏(後の喜多郎)そして宮下フミオ氏と、
かなり豪華なメンバーでした。

ファーイーストファミリーバンドは、ピンクフロイド的な、ゆったりとした流れの音楽と
東洋的な旋律を組み合わせた音楽を目指していたようです。
1stアルバムの「地球空洞説」は、かなりの好セールスを記録したようです。
海外でも発売され好評みたいでした。

そして2ndである本作が製作されるのでした。イギリス録音に加え、
プロデューサーにタンジェリンドリームのクラウス・シュルツ氏を迎えるといった破格の待遇。
いかに期待されていたかがわかります。
しかし結果としては、前作を上回るセールスとはなりませんでした…。

ピンクフロイドというよりは、タンジェリンドリームっぽい感じがしますね。
変拍子とかの派手な展開を期待している人にとっては退屈かもしれません。
しかし、いろいろなキーボードを駆使した広がりのあるサウンドで、
不思議なイメージが目の前に広がる感じといいますか。

このアルバム以降、主要メンバーが脱退、「天空人」を発表後解散してしまいます。
しかしその精神は受け継がれ、喜多郎の世界的成功に繋がっていったと思います。
他のメンバーもグループ、あるいはソロで活躍していったのは承知の事実です。

ファーイーストファミリーバンド「多元宇宙への旅」(76)
LP LQ-7002
CD COCA-7257

01. 再生
02. 生の拡張
03. 心
04. 多元宇宙への旅
 ~アマネスカンの夜明け
 ~甦る起始点
 ~禅
 ~夢想の真理
 ~起光線
 ~西暦2000年
2004/09/04のBlog
このあたりから、かなりプログレ色が強いアルバムが出てきます。

ファーラウトは、宮下フミオ氏を中心に結成されたグループです。
ギターには、元頭脳警察の左右栄一氏も参加しています。
そのあたりはポイント高いかも。

そしてこのアルバムは、喜多嶋修氏が琵琶で、ジョー山中氏がボーカルでゲスト参加して製作されました。
全2曲の大作で構成されています。
初期のピンクフロイドの影響も見えますが、日本的というか、東洋的なサウンドは当時としては斬新でした。
フラワートラベリンバンドの「SATORI」と並んで、欧米ではなかなかの評価をされたようです。
全体的にヘヴィーな音なのですが、圧巻なのは2曲目の後半部分におけるジョー山中氏のボーカル。
お経っぽい感じだけど、あれは何かの経典かな?
「SATORI」のようにシャウトはしないけど、圧倒された感じです。インパクトあったなぁ。

このグループは、それ以後ファーイーストファミリーバンドへと発展していく事になります。
このグループもまた重要だなと。

ファーラウト「日本人」(73)
LP CD-5047
CD CA-4055

01. TOO MANY PEOPLE
02. 日本人
2004/09/03のBlog
実力がありながら当時アルバムを残せなかったグループは多々ありますが、
布谷文夫氏がいたDEWもその一つです。
(正確には「幻野」に2曲収録されていましたが、当時殆ど売れてなかったでしょう)
その幻のグループの第3回全日本フォークジャンボリーにおけるライブを収録したのが
このアルバムという事になります。

布谷氏は、今でこそナイアガラ関係で知る人ぞ知る存在になっていますが、
当時はどうだったのでしょう?
一応、ブルース・クリエイションでボーカルとかやっていましたが、
この時は英語でのカバーでしたし。
唯一のソロアルバム「悲しき夏バテ」は、発売当時500枚売れたかどうかと言われてますし。

DEWは、日本語で歌っていますが、圧倒的なのはやはり布谷氏のボーカルですね。
あまりにもアクが強すぎたため、このCDを買った当時は、ちょっと聴いて投げ出したくらいでした。
でも何度も聴いているとクセになってきたようで。
これだけ存在感のある強烈なボーカルは、まあそうそういないと思います。
重いブルースを歌わせたら実にさまになるというか。
がなりたてるように歌うのを聴いているとその演奏に引き込まれるというか…。

もしかしたらこのグループはライブで真骨頂を発揮するタイプかなと思って見たり。
下手にスタジオ盤を出さなかった方がいいかもしれないけど、
まだどこかにライブ音源は無いかなと期待したりします。

DEW「DEW/布谷文夫」
CD H20K25044

01. からのベットのブルース
02. 傷ついて
03. 夏は終わり
04. フーチークーチーマンブルース
05. 二人のブルース
06. ぼくの天使
07. 悲しき願い

71.8.7 第3回全日本フォークジャンボリーより
2004/09/02のBlog
ニューロックのグループで海外で活躍したグループというとフラワートラベリンバンド等あげられるけど、
ミッキー・カーティス率いるサムライズなんてグループもありました。

元々GSに分類されるサムライズですが、国内では活動は殆どなかったようです。
(シングルとかは出していたようですが)
長期のヨーロッパ演奏旅行などしたそうですが、その影響がミッキーカーティス&サムライに
少なからず影響を与えたと思います。

当時からすれば、かなり洗練されたロックではないかと思います。
特に5曲目などは、20分を超える大作です。
日本におけるプログレの初期の形だと思いますが、う~ん、やっぱり異端児かなぁ。
メンバーは半分は外国人ですが、ベースに山内テツ氏が参加していたのがポイントが高いかと。
こういう素晴らしい演奏をしても、なかなか認められる事はなかったのが理不尽のような気がします。

ミッキー・カーティス&サムライ「河童」
LP FX-8511
CD PCD-1598

01. Trauma
02. Same Old Reason
03. Daredatta
04. Vision of Tomorrow
05. King Riff and Snow Flakes
2004/09/01のBlog
ニューロックのキーボードのセッションで有名なのが柳田ヒロ氏とするなら、
ギターのセッションで有名なのは水谷公生氏であろう。

水谷氏は、GSのアウトキャスト(「電話でいいから」はかなりぶっ飛んだ曲だった)、
アダムス(「旧約聖書」のインパクトは強烈)といったグループなどを経て、
スタジオミュージシャンとして活動している。
実力がありながら、人気の面では恵まれなかったので不遇のミュージシャンといえる。
とはいえ、70年代初期のNO.1スタジオミュージシャンともいえた。
そして、結構いろいろなイベントにも参加しているようです。

ゲスト参加したアルバムは膨大なものであるが、自らのリーダーアルバムはこれ1枚のみである。
実は、欧州とかではその手のファンには評価が高いようで、
このアルバムのブートレグが出回ったらしいとの事です。
(ちなみにオリジナルは6桁価格になるともいわれています)

実際、CDになったのを聴いてみましたが、意外に大人しめのジャズロックといったところでしょうか。
ハードさやプログレ的な展開を期待すると肩透かしを食う事になります。
どちらかというと、味わい深いアルバムって感じでしょうか。
でも確かにギターの実力はあるのを感じます。
聴く者の求めるものによって評価が分かれるアルバムといえばいいのかな。


水谷公生「A PATH THROUGH HAZE」(71)
LP MR 5009
CD PCD-1584

01. A PATH THROUGH HAZE
02. SAIL IN THE SKY
03. TURNING POINT
04. TELL ME WHAT YOU SAW
05. ONE FOR JANIS
06. SABBATH DAY'S SABLE
07. A BOTTLE OF CODEINE
08. WAY OUT