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Joe's Labo
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2008/05/17のBlog
新刊にも登場する会員制ニュースサイトの『MyNewsJapan』

ここで代表の渡邉正裕氏が、先日の朝生について記事を書いているので紹介。
後半部および資料は入会しないと読めないが、無料部分だけでも非常に価値ある
考察となっているので、興味のある人にはオススメしたい。

『激論!新しい貧困とニッポン!』氷河期世代を救い、労働市場を正常化する政策提言

『朝生』出演で見えた討論番組の未来

この記事には、なぜ価値があると言えるのか。
それは、論点を正確に認識した上で、きちんと解決のアプローチまで示しているからだ。
単なる現状レポでもないし、まして必死に論点をすりかえようとする組合的議論でもない。

結局のところ、中高年正社員の既得権にいかに切り込むか。
このテーマに向き合うこと無しに、問題の解決はありえないのだ。
2008/05/15のBlog
[ 13:40 ] [ その他 ]
先日、うちの実家から聞いて衝撃を受けた話。
近所の本屋さんでは、「若者はなぜ3年で辞めるのか」がプチブレイク状態らしい。
しかも「今、売れています」というフリップまでついてるそうな。
大丈夫か山口県民…。二年遅れてるぞ(笑)
(あと、ち○まはもっと営業かけてくれ)

でもまあ、並んでるだけマシな方だろう。
実は、ベストセラーと呼ばれている本の多く(恐らく8割くらい)は、都市部限定で
売れているものだ。首都圏、関西、名古屋とせいぜい福岡くらい。
その他の地域では、そんな本が売れているという事実も知らないまま、時が過ぎていく。
週刊ダイヤも東洋経済も、よほど大きな書店に行かないと普通は置いていない。

これも明治以降、長く続いた中央集権の産んだ副産物だろう。
政治も経済も、お上でよろしくやってくれ、とでも言うような感覚だ。
そして彼らこそ、昭和的な価値観の強固な担い手でもある。
しかもやっかいなことに、人口比で言えば彼らは多数派なのだ。
彼らをなんとか覚醒させないことには、日本は永遠に変わらない。
自分たちがぶら下がっている価値観が「既に崩壊しつつありますよ」ということを
どうにかして知らしめないと、改革なんて百年経っても進むわけがない。
ところが、彼らに一番食い込んでいるメディアが、これまた朝日新聞だったりするから
もうアレだ。

ところで、全国レベルで売れる本もあるにはある。 ~品格とか~壁とか、
ああいう200万部レベルで売れた本がそうで、全国津々浦々で売れないと
ああいった数字にはならない。
ちなみに、うちの実家にはバカの壁がなぜか2冊あった。
「なんで2冊もあるの?」と聞いたところ・・・
「100万部売れた凄い本だって朝日新聞に書いてあったから」 だそうだ(笑)
2008/05/12のBlog
『日本型雇用が生んだ“なんちゃって管理職”』 寄稿

中公最新号に掲載の上記論考について。結構重要なテーマなので、簡単に補足。

いつも言っているように、日本企業の特徴として「賃金の強い下方硬直性」がある。
この点、経営環境に応じて柔軟に見直し可能な職務年俸制などと比べると、
どこかで帳尻を合わさないといけない。
結果、歪んだ形でひたすら効率化を追求することになる。
①残業地獄、“なんちゃって管理職”、ホワイトカラー・エグゼンプション
こういった流れは、上記のような歪みが顕在化したものなのだ。
メンタルトラブルや労災など、各種調査で30代の負担感が増している背景には、
デフレや資源高といったマイナス環境の中、効率の追求がギリギリまで進んでいる
ことが挙げられるだろう。

雇用の流動化には、単に転職機会の増大というだけでなく、こういった歪みを正す
意味もある。

「WEも雇用条件の見直しも、同じ賃下げではないか」なんて組合なんかは
言いそうだが、一つ大きな違いがある。
WEは労基法外すだけだから、極論すれば三連徹だろうが200時間残業だろうが
管理無しに野放しになってしまうリスクがある(というか実際そうなるだろう)。
逆に労働条件の見直しをきちんとルール化すれば、少なくともその部分は防ぐことが
可能だ。
「年齢給部分を2割カットさせてもらうが、きっちり法定基準は遵守しますよ」の方が
ずっと文明的には違いない。いずれにしても無い袖は振れないのだ。


もう一つ、労働条件の流動化には重要な意味がある。
イノベーション・高付加価値などと叫ばれているように、グローバリゼーションの進む
中で、産業全体が体質改善を強く求められている。簡単に言えば、量から質への
転換だ。そしてこれは多くの日本企業が苦手とする部分でもある。
新規事業立ち上げや業務転換といった“質”ではなく、ひたすら①のような形で
“量”を追求してしまうのだから、当然といえば当然。
だいたい、休暇も取らずに毎晩22時まで残業してるような職場環境で
イノベーションなんて出てくるわけ無いのだ。

IT企業はまさにこの泥沼にはまっている感がある。
本来もっとも創造的な事業であるにも関わらず、ひたすら血を垂れ流すことで挽回
しようとし、結果、美味しいところは全部アメリカに持ってかれている。
戦時中の竹槍訓練を笑う人は多いが、本質的には今でもおんなじことやってるわけだ。
大手は下請けを踏み台にして生き残るかもしれないが、今のままだと中小IT企業なんて
そう遠からず滅ぶだろう。

ああ、そういえばこの国は以前、「集中力がつき、夜も眠らずに働ける魔法の薬」なんて
作り出した前科があったっけ(笑) これこそ究極の効率化かもしれない。

2008/05/09のBlog
地方から上京した人が、東京での新生活において最初に面食らうこと。
それは間違いなく通勤ラッシュだ。
特に、鉄道自体と縁がない暮らしをしていた人間にとって、あれは強烈なインパクト
を持つ。かく言う僕自身がそうだった。
大学入学後、新学期の初日にホームにやってきた電車には、向こうが見えないほど
人が詰め込まれている。
「なんだか知らないが、こいつは混んでて乗れないな」
と思ってパスしたが、30分以上待ち続けて、ようやく“そういうものだということ”
を理解した。
ちなみに、その路線が井の頭線というマイナーな路線で、小田急だとか西武あたり
だともっと凄まじい状況だと知ったのは、ずいぶん後になってからの話だ。
まあ3ヶ月位たつと慣れてしまったが、今でもたまにラッシュに乗り合わせると、
普段の三倍のエネルギーを吸い取られる気がする。

なぜ日本では、あれほどのラッシュが実現されてしまったのだろう。
一つには、それだけ企業の権限が労働者よりも強かったということが挙げられる。
従業員の都合より、企業側の論理が優先されてしまった結果なのだ。
転職市場が無い社会において、雇う側の論理が一方的に発達するのは、
朱子学や葉隠と言った江戸期のサムライ文化を見れば明らかだ。
武士道なんて、もともとは「腕を頼りに渡り歩く」というプロフェッショナルな契約関係に
近かったのだが、江戸期に入って人材が固定化すると、その部分が取り払われ
代わりに支配者的美学が挿入されていく。
「残業は美学だ」「若い頃には苦労をしろ」という上司のセリフは、
こういう支配者的美学に基づいたものなので、若い人は聞き流しておいて問題ない。


当然、そういったカルチャーを知らない外の人間からすれば、こういう支配者の論理
は耐えられないものだ。
欧米人スタッフの受け入れ経験がある人事総務部門の人間なら、たいていは
そのギャップを痛感しているはずだ。
「独身なのに3LDK以上」「 ウォークイン クローゼットが欲しい」など、
一見すると単なるワガママとしか思えない主張をする彼らだが、
向こうにすれば当然な自己主張をしているに過ぎない。
そしてもう一つ、よく耳にする主張がある。
「もうあの電車には乗りたくないから、もっと会社の近くに部屋を借りてくれ」
うん、よくわかるよその気持ち(笑)

というわけで、今後も人材市場が成熟していけば、いづれは企業の論理も
影が薄まっていくと思う。といっても、おそらくそれは20年以上先の話だろう。
今、毎朝乗車率130%超の電車に揺られていると言う人には、別の解決策が必要だ。

『満員電車がなくなる日』(角川SSC新書)は、交通コンサルタントである筆者が
様々な技術的、政策的提言を展開しており、鉄ちゃん以外の人間が読んでも
すんなりと頭に入る内容になっている。
首都集中のおかげで“世界一の効率性”を持つようになった日本の鉄道だが
法律や規制の中には、技術革新で形骸化したものも少なくはない。
二階建て電車なんて、想像しただけで楽しみなプランもある。
フレックス勤務やSOHOといった企業内の多様化はなかなか進展しないものの、
こっちの多様化には期待が持てそうだ。
そんな未来を感じさせる一冊である。
2008/05/08のBlog
特集「1ヶ月で辞めた新入社員」

インタビュー掲載中
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