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おかねのこねた : ”賢く、楽しく、飲茶的な投資” by 春山昇華
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2005/09/11のBlog
[ 14:47 ] [ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
景気のボトムからのSwingBack回復の時期も終わり、金利の低下も終わっている。
残っているのは、足元の企業業績の好調さとはウラハラに、『次は失速かもしれない』という不安だ。

こんな時期は高級品が安全な投資だろう。
先日、ティファニー(http://www.tiffany.com/ 1番目のチャート)が素晴らしい決算を発表した。これまで不振だった日本が久々に好調な売り上げを示した。売れない銀製品という商品戦略で躓いていたのだが、どうやら販売戦略を変化させているようだ。
しかも日本の景気はジワジワ好転しており、団塊の世代の消費は、『よりリッチな気分になれる高級品』を求めている。
そんな風潮にあわせて、トヨタ自動車も高級車市場にターゲットをあわせたレクサス・ブランド(http://lexus.jp/)を立ち上げたし、高所得者専用と銘打った雑誌の創刊も増えてきている。

2番目のチャートは、数年前から高級路線で先行したコーチ(http://www.coach.com/)だが、好調な決算を持続している。
欧州でも高級品の株価は好調だ。
3番目のチャートはリッシュモン(http://www.richemont.com/)だ。Cartierなどの高級時計、宝石ブランドを参加に多く抱えているが、6月以降の株はすこぶる堅調だ。
欧州でもう一社、おしゃれなオーディオで有名なのデンマークのバング&オルフセン(http://www.bang-olufsen.com/web2/)だ。
先月、『今後5年間で売り上げを1.5倍にする!』という計画を発表していた。特に高級液晶TVが好調だと言っていた。

世界的な2000年のバブルの崩壊の傷が癒えてきて、デフレも終わり、所得が徐々に増加してきた。金利は多少上がってきた。株価は回復した。

こんな状況では、
①株を保有する金持ち層は、保有する資産価値が増えた。金利が上がっても、ガソリン価格が上がっても、暖房費が上がっても、彼らの収入の全体に占める金利、ガソリン、暖房費の占める割合は平民より少ないので、ダメージは無い。
②平民も、普段の生活費は切り詰めても、高級品への支出は、『自分へのご褒美』などと言いながら、購入を減らそうとはしない。

こんな環境が高級品企業の株価に反映しているのだ。
[ 14:24 ] [ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
定点観測です。上のチャートは、黒:銅、赤:アルミ、黄色:原油(見づらくてスイマセン)、緑:ニッケルです。

原油と銅は、9月になって調整してます。ニッケルは、6月からの調整が続いています。アルミは、調整が終了して上昇しています。
全体としては、原油・コモディティ相場が終わったとは判定できませんので、継続中という判断になるでしょう。
世界の資源株のKingであるオーストラリアのBHPは、このBlogでも何回も取り上げてますが、株価(2番目のチャート)で見ますと、やや高値でもみ合ってます。上のコモディティの全体像を反映しています。
3番目の図は今日の日経新聞の記事です。
原油価格が高い理由を解説しています。
全体のトーンは、
①過去と違い、今回は需要が上昇している。背景は、先進国の景気回復と、BRICsの経済発展であり、これは続く。
②生産者が増産しない。
③産油国ではテロがあり、安定供給に不安感が高い。
④投機資金が大量に入っている。
といった感じで、原油価格は下がるよりも上昇する可能性が高いと述べています。ここには新しい情報は何も無く、これまでのまとめ的な記事にすぎません。

最後は、IEA(世界エネルギー機関)は、2005年の原油需要見通しを、7月、8月に続いて、9月9日の発表でも下げています。中国、インド、アジアの需要見通しを下げたそうです。原油価格の強気派は、『焼け石に水! もうすぐ暖房の季節だし、来年はさらに不足になる!』と予想しています。
[ 13:37 ] [ 投資の知恵袋 ]
以下は、暇つぶしに読んでください。

毎日、様々なニュースが飛び込んできます。ネットの発展で、世界のニュースが洪水となってPCの画面を埋め尽くします。(しかし、私の頭脳は20年前から変わらずの16ビットのCPUに、8メガのメモリーで、処理能力は増加しておりません。)

株価の宿命として、『最新のニュースに、とりあえずは、反応する』性癖があります。
これを利用して、『飛び乗り・飛び降り、いちカイにヤリ』の短期売買で、毎日10万円を稼ぐ手法も街の本屋さんに山積みです。

ニュースの記事をチラッと見て、売ったり買ったりする人を、『headline investor』と呼びます。彼らは反応勝負です。画面に張り付いて勝負する人々です。
それを普段は普通の投資手法しか実践していない人がマネをすることがありますが、70%の確率で負けを経験します。

多くの負けの理由は、ニュースの記事をチラッと見て投資した『headline investor』であったのに、思惑と異なり、株価が下がった時に飛び降りずに、態度豹変して、長期投資家に変身するからです。ここでの長期投資とは、塩漬け銘柄(DEAD MONEY株)を、軽薄な理由と意固地で、じっと保有するという意味です。

さて、当初の投資理由が"ニュースの記事をチラッと見て買った、headline investorという短期勝負"であったのなら、株価の反応が見込み違いなら、即損切りが必要なのです。なぜなら、『headline investment』とは、通常は株価の株価の宿命としての、『最新のニュースに、とりあえずは、反応する』性癖を利用した超短期勝負だからです。

私は、headline newsは重要だと思います。それをTriggerにして、色々調査をして面白い投資テーマ(Story)を発見できるからです。このBLOGのプロフィールにも書いてますが、『投資アイディアのほとんどは公開情報にある。要は気づくか否かである。』だと思ってます。 プロでもアマでも、調べた結果、これは面白い、株価が反応しそうだと判断したら、投資理由を紙に書いて壁に貼っておけば良いと思います。例えば、トイレの壁に貼っておけば、毎日(落ち着いて?!)確認が出来ます。
2005/09/06のBlog
[ 23:07 ] [ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
NTT Docomoの新料金体系(右上)が発表になった。
目玉は、FOMAとMOVAの通話料金が同一になったことだ。
そして、iMode料金体系は、FOMAの割安さが維持されている。
これは、モロに、MOVAからFOMAに顧客を誘導する作戦だ。

そもそも3G(FOMA)の方が電波の使用効率が高いので、安い料金設定が可能なのだ。
しかし、つながりにくいとか、通話料金が高いとか、なかなか顧客が2G(MOVA)から離れてくれない。
そこで、ついにドコモは、FOMAをMOVAより安くすることにしたのだ
同じことが出来るのであれば、新しくて安い方が選択されるはずだ。

これでユーザーが、どっとFOMAに流れてくれれば、ドコモの作戦は大成功だ。
しかし、今回の新料金体系は、音声通話の定額化(3000円程度)と、データ料金の大半の無料化への通過点に過ぎないだろう。

音声通話には、付加価値が付けられないし、ユーザーのおしゃべり時間を増やすのは無理・限度がある。そんなに我々は暇じゃない。結果として、あるレベルの定額料金に帰着することになる。定額になったとしても、(無料化になった最初の数週間は別として)我々は延々とおしゃべりはしないだろう。
我々は、例えば2000円分の無料通話がセットされたパッケージ料金だから、無理して2000円までは話そうとするのだ。これは人間の心理である。いつでも定額であれば、無理して使わないものだ。

データ通信も、パケットの使用量で課金をするのは時代遅れになるだろう。データ通信の利用がユーザーにアピールできるのは、携帯を使ってユーザーが通話以外の、何かをできる(楽しめる、役に立つ、取引する)時だ。ダウンロードして、何か(画像、音楽)を購入するとか、携帯用のサイトを通じて物品を購入したり、予約をしたりすることだ。これらは、PCインターネット経由では実質定額だ。ユーザーは、家族全員で一ヶ月、2000円~7000円の定額料金(インフラ利用料金)を負担するだけだ。携帯でも、考え方は同じになるはずだ。
想定される取引は、小額、多数の取引が多くなるだろう。これまでは、それらの取引のコストは高かった。200円のものを形態で購入する時、通信費をとられると、通信費の方が高くなる状態だった。それでは誰も取引をしない。取引のコストが下がってこそ、取引Volumeが劇的に増加するのだ。

TVの放送やインターネットやクレジットカードと原理は同じだ。広告宣伝費用や決済手数料は、最終的には利用者の負担(購入商品・サービスに上乗せになっている)になっていても、薄く広くの見えない負担なので、負担感が無い・気づかないのだ。

だから、データ通信料金は、購入商品やサービスの価格に混入してしまい、形式的には無料化も可能なのだ。これはデータ通信が付加価値を生めるからだ。
しかし、音声通信は付加価値をい生めない。だから、最低料金を定額で徴収するしか方法が無いのだ。

こう考えれば、3G(FOMA)は大ブレークへの第一歩を踏み出すのかもしれない。
ただ、小額課金のブレークはもう少し先だろう。

まずは、お得感のでた3Gへの乗り換えで3G端末の販売が増加するだろう。
901iシリーズや、700iシリーズでドコモに取り入ったテキサス・インスツルメンツ(4番目のチャート)など携帯部品メーカーが最初に恩恵を受けるのだろう。その後、課金ビジネスが大きく花を開くのだろう。

特に、総務省が『放送と通信の融合』へと舵を切って以来、放送・PCインターネット・携帯・双方向TVの相互接続・互換性は飛躍的に進みそうな気配になっている。
どこから(道具&場所)入っても、同じ目的を、表面的に無料で出来る。
これが、実現するのだ。

これこそ、砂上の楼閣が成立するStoryだ!
相場になるのだ。
2005/09/05のBlog
ロシア危機の前後のロシア株は右のような感じです。
今でこそ蝶よ花よのロシア株ですが、当時は▲80%もの下落を経験しています。
ロシアがアジア危機の影響を受けて、弱点を抱えてながらバブルに踊っていた状態から、地獄(国家のデフォルト宣言)に突き落とされる事情は、ジョージ・ソロスの『グローバル資本主義の危機』の第7章に詳細に記述があります。

アジア危機は、
①為替をドルに固定していたため、見かけ上の安定に企業経営者が安住した。
②特に外貨借り入れに対するリスク感覚が欠如して、無秩序な借り入れが横行した。
③借り入れ資金が、生産性を向上させる地道な設備投資に向かわず、手っ取り早い不動産投資に向かった。
④その長期資金ニーズを、短期のホット・、マネー(海外投資家の足の早い浮気性の資金)でまかなっていた。
そんな不健全な状態(不均衡)の破綻として記述されています。解釈は、『新しい金融論:JE スティグリッツ、Bグリーンワルド』とほとんど同じです。


ロシア危機の姿は以下のように記述されています。
ロシアは、96年から97年秋まで壮大な上昇相場を呈した。そもそもロシアには、健全な株式市場が存在したわけではなく、『略奪資本主義』と呼ばれる国家財産を横領し、それを株式市場に上場するものであった。
しかし、97年に改革派のネムツォフの入閣などもあり、一時的に略奪資本主義から法の支配への兆しがあわられ、『株主の権利の尊重、税の徴収の正常化、財政赤字とマネー・サプライのコントロール、インフレと金利の低下』という春の現われで、海外投資家が我先にとロシアの株や債券を買いあさった。これが96年から97年秋までロシア株ブームだった。

しかし、このころ新興財閥間で抗争が激化し、政治スキャンダルの暴露の脅しなどが横行し、政権が弱体化した。まさにその時にアジア危機が勃発した。韓国・ブラジルはロシアに積極的に投資をしていたが、彼らは資金を引き揚げざるを得なくなった。
政治の不安定化と流動性の低下(海外資金の流出)をきっかけに、97年末に向かって金利は急騰し、対外債務支払いが不可能になってきた。

翌年98年、IMFは、約束した資金の拠出を渋った。迅速に約束した金額が拠出されればパニック(ロシア危機)にはならなかったし、危機の被害はかなり小額になったハズだとソロスは述べている。
アメリカ(ルービン)は、メキシコ危機の時には、恫喝してでも特別資金を拠出させたにもかかわらず、ロシアに対しては、『相手が疲弊して、毒饅頭的資金にワラをもすがる状態に陥るのを確認してから』、IMFの資金の拠出をOKした。
結局、98年8月17日に、ロシアはデフォルト宣言となり、債務支払い停止、通貨の▲35%切り下げを発表した。翌18日のロシア市場は暴落した。

このあおりを食らったのが、LTCMであるが、アメリカの国策(ロシアを立ち直れない程度に叩く)の犠牲者(ルービンなどアメリカのestablishmentの仲間であるのに)となったわけで、それだからFEDが音頭をとって救済したのであろう。

これを眺めると、アジア危機は素直な経済危機である。
しかし、ロシア危機とLTCM破綻はロシア政治の不安定化+アジア危機当事国の資金回収+アメリカの国策の3者合成の作られた危機とも見ることが出来る。特に韓国がロシアから資金を引き揚げざるを得ない状況に追い込んだのがアメリカであることは偶然とは思われないのである。
2005/09/04のBlog
エマージング・ブームに関しては、90年代の方が新鮮で、かつパワフルだったような気がします。東西冷戦が終焉し、あらゆる投資対象のリスク・プレミアムが低下して、全ての投資対象のマルチプルが上昇したからです。
それに気を良くして、投資家も、企業経営者も強気になり、実物経済と証券市場の双方で投資ブームが起こったからです。

しかし、98年にはアジア危機、ロシア危機、LTCM危機、という一連の大騒ぎが発生し、投資家も、企業経営者も流動性の流出に起因して全てが逆回転化する恐ろしさも経験しました。
どうしてそんな逆流が発生し、どうしてそれほど事態が悪化したかは、ここに、『新しい金融論:JE スティグリッツ、Bグリーンワルド』の抜粋を引用して、にマクロ的理由を記述しました。

アジア危機、ロシア危機は、IMFの押し付けた緊縮政策が大間違いで、それが原因で事態を悪化させたという解釈が、今では通説になったと思われます。
高金利が経済を破壊し、海外投資家の投資意欲を減退させ、当事国からいっせいに資金が脱出し、その後はIMFのひも付き融資(企業を安値で外資に手放す)に応じざるを得なくする悪循環に陥ったのです。

それは、タイと韓国に最もダメージを与えたのですが、その緊縮政策の押し付けは、アメリカの利益の為に分かっていて強制した強国のエゴの一面であったことも、通説になってきており、それは最近出版されたルービンの回顧録の本の中でも明らかにされています。

上のチャートはタイです。
93年~96年にかけてのタイの状況変化が、後々のパニックの温床でした。94年のアメリカの金利の引き上げで、アジア市場への流動性流入のモメンタムは低下していました。

当時アジア株の運用も担当しており、95年4Qと96年1Qと6ヶ月間隔でバンコクを訪問したのですが、建築中のビルが6ヶ月間全く変わらぬ姿でした。資金がつまったのか、建設がストップしていたのです。それを見て帰国してから、持っているタイの株を3ヶ月賭けて全部売却しました。その後、数年を経てアジア危機になりましたが、金が詰まるのは静かに始まり、危機になるには長い時間を要したことになります。

その後、アジア危機といわれる状況にいたってからの株価の下げは尋常ではありませんでした。資金流出で、金繰りがつかなくなって倒産する企業が相次ぎ、投資家心理も急低下してPERも急低下したのです。EPSが▲50%、PERが▲30%、為替が▲30%の合計で、株価は▲75%といった勘定です。
実際の株価は、1600から200まで、▲90%下落しました。
下のチャートは韓国です。
ここでも株価は▲70%も下落しました。多くの企業が外資系(ほとんど米系)の軍門に下ったわけですが、この辺のくだりは、ルービンの回顧録に詳しく出ています。
IMFや世銀を米国の利益誘導機構として活用する戦略の首尾一貫した政策が自らの言葉で記述されています。なお、これは私の勉強した限りでは、今に始まった事ではなく、アメリカ建国来の歴史と伝統であります。
2005/09/01のBlog
[ 15:30 ] [ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
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今月はインドネシアの株の下落、為替の下落、ガソリン価格を市場価格よりかなり安く維持するための補助金継続などの経済政策への不振感が渦巻いています。今のインドネシアを観察する際に、下記の記述が役に立つと思います。
==========================

『新しい金融論:JE スティグリッツ、Bグリーンワルド』より抜粋

金融政策が、為替レートを安定させるために使用されるときには、金融政策による(経済への)歪み効果がひどければそれだけ事態はは悪化する。
なぜなら、経済が通貨危機に直面したとき、金融政策を用いることにより金利を極端な高水準に引き上げてしまうからである。このような危機は典型的にはその後に景気後退を伴うため、金利は景気安定的というよりむしろ景気増幅的に働き、穏当な水準の短期債務ないしは変動金利債務を持つ企業ですら、私的かつ社会的に多大なコストを生じさせる倒産に追い込む。このコストとは、倒産手続き上の直接的コストだけでなく、情報と組織に結びついた資本の崩壊によってさらに膨れ上がるコストも指している。このため、こうしたメカニズムを持つ開放経済におけるリスク回避的企業は、自己の借り入れを=さらに、自己の成長を=抑制しようとする大きなインセンティブを持っているとすら言えるだろう。

為替レートの安定化に失敗することは、同様なマイナス効果を持つ、トレード・オフの関係にあるという議論がある。もし、トレード・オフであれば、金利変動のコスト(経済に与える悪影響)に大きな関心が払われるべきである

経済の安定を金融政策に依存することは、実質的なコスト(各種副作用)を発生させる。(金融政策は、ピンポイント・ターゲットができず、万人に作用してしまうから)
このコストは、金融市場が不安定でかつ弱体化している経済(国家)では特に大きくなる。金利や信用量の変動が激しくなれば、借り入れは高リスクとなり、企業は負債・資本比率を引き下げようとする。このコストは長期的にいっそう大きくなる

マクロ経済の安定のために金融政策により多くを依存し、そのために金利や信用量の変動が激しくなった経済では、資本の全体的配分の効率性が低下したと言える。そして、企業間格差がさらに拡大してしまう。

チャートは、上が為替(ルピア、上がればルピア安)、下が株価

===追記===
さっきニュースを見たら、ガソリンへの補助金を削減し、価格を市場価格に少し近づけるという発表がなされていた。これは正しい方法だ。結果として金利を引き上げるよりも、通貨安の防止に役立つ。市場もそのように反応した。当面はミニ・パニックで収まりそうだ。

3番目のチャートにあるように、ルピアはドカンと戻って上昇しました。
===追記、その②===
燃料価格引き上げ(=補助金削減)が後退している。
10月まで様子見をしてその後決定するようだ。
どうも、軸が定まらない政権だ。政策がブレることは、投資家にとってはリスクです。じわじわと悪影響が出そうです。
2005/08/31のBlog
ハリケーン・カタリナ関係のニュースを見ていたら、以下のようなものが会った。
前回書いたような低所得者層の不満を背景とする暴動・略奪は、些細な引き金で発生するようだ。

=====以下、アメリカの暴動のニュース=======

ハリケーンで略奪激化 米南部、貧困層に不満

 超大型ハリケーン「カトリーナ」上陸に伴い、約48万人の市民の大半が市外に脱出した米南部ルイジアナ州ニューオーリンズで、市内に残った住民による略奪や自動車の襲撃などが激化、地元警察などが警戒を強めている。
 車がなく市当局の避難命令に応じられなかった黒人ら貧困層の不満の高まりが背景にあるとみられる。米CNNテレビは30日、フランス植民地時代の雰囲気が残る旧市街地フレンチクオーターが「無法地帯」(市当局者)と化していると伝えた。
 米メディアによると、市内にとどまる住民のために設けられたアメリカンフットボール競技場などの避難所でも、停電に加え食料や飲料水の不足など生活環境が著しく悪化。市当局はこのため、避難所にいる被災者を立ち退かせる方向で調整に入った。
 ドーム式のアメリカンフットボール競技場には約3万人の被災者が身を寄せているが、空調設備が機能していないため30度以上の蒸し風呂状態に。トイレもあふれ返り、衛生上の問題が生じているという。
 ニューオーリンズの多くは海抜ゼロメートル以下の低地。ネーギン市長によると、堤防が決壊したため市域の8割が浸水し、今も増水を続けている。一部は水位が6メートルに達し、災害復旧の見通しは立っていない。(共同ニュース)
2005/08/30のBlog
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以下のような最悪シナリオがすらすらと書けました。
=====================
イラクのスンニ派の武装蜂起が激化し、クルド人、シーア派と入り乱れて、イラクは内戦状態になる。イランはシーア派を助成し、内戦はイラン、イラク両国を巻き込む。
内戦の飛び火を恐れたクウェートとサウジは、国連軍(95%は米軍)に治安維持を要請する。これに反発するイスラム原理主義者が、クウェート、サウジでテロ活動を激化させる。その最中にサウジの新国王が死去し、それを契機に後継争いが激化する。
政治的安定を欠いた中東OPEC諸国の原油生産は、国連軍に守られた油井以外は稼働率が激減し、中東OPECの生産高は、▲30%も減少する。

その結果、原油価格と、米国のガソリン価格は、
05年末:$100、$3、
06年末:$120、$4、
07年末:$150、$6
となる。
アメリカの消費者は、エネルギー多消費型の生活以外は選択肢が無く、ひたすら耐久消費財への支出を切り詰める生活を強いられる。自動車、住宅、小売は大打撃を受け、住宅価格は▲40%も下落する。利息しか支払わないアグレッシブな住宅ローンを組んだ消費者も、元本返済をしなければならない期限が到来するが、返済が出来ず、多くの住宅が売りに出され、それがさらに住宅価格を低迷させる。

米国の低所得者層は、ガソリン価格の高騰により、生活を切り詰める程度が大きく、ついには耐乏生活に耐えられず、各地で暴動が発生する。ウォルマートなどの低所得者層を対象としたスーパーは暴動で商品を盗まれる事件が頻発する。高級店は武装したガードマンで自衛される事態に発展する。同時に、人種差別、宗教差別が表面化し、暴動は複雑化、政治化する。

消費が極度に低迷し、不況に陥った米国から資金逃避するとのウワサが流れ、アメリカの株は▲40%下落し、債券の金利は乱高下し、US$が下落し、$=1.5ユーロ、$=80円になる。
生産量の激減と、US$の下落による石油輸出代金の実質目減りを感じる中東OPEC諸国は、原油価格の高騰を放置・歓迎する。中東諸国では、宗教強硬派が実権を握り、キリスト教国家の疲弊を『イスラムの宗教的勝利』とほくそえむ事態となる。また、クウェート、サウジに駐留する国連軍(=キリスト教国家の軍隊)に撤退を迫る。

最大の輸出市場であるアメリカの不況入りで、BRICs諸国をはじめとする途上国経済は大打撃を受ける。過去に増大させた工場が大幅な供給過剰を作り出す。工場の稼働率を維持するために、製品のダンピング競争に陥る。これが世界にデフレを輸出することになる。工場は軒並み大赤字で、BRICs・エマージング諸国の為替は、▲20%下落、株式も▲60%下落と、日本人投資家は▲70%もの資産喪失に見舞われる。

資源も無い、金も無いという途上国の経済は疲弊が激しく、国内の政情も不安定化する。為替の下落で、外貨建ての債務が大幅に膨張し、途上国のデフォルトが続出する。債務を返済することを公然と拒否する国が多数を占める。海外資金は、我先にと争って、資金を引き揚げる。

世界貿易活動と、世界の証券投資活動が冷え込み、資産デフレが悪化する。世界の生産活動も▲10%以上低下する。

企業倒産の増加、株価の下落で、世界の先進国は、年金の積み立て不足が深刻化する。増税しようにも、企業の利益が消滅しており、消費税を引き揚げる以外に手立てが無くなる。
その結果、各国で年金切り下げ、切捨ての動きが発生する。これが消費行動、投資行動をスパイラル的に冷え込ませ、1920年代以上の不況に発展する。

2008年の北京オリンピックは開催されるが、参加費用をまかなえない国が続出し、中止も検討されるが、史上最低の参加国の中、規模を縮小して開催される。TV中継料は無料化されたが、中継は世界10カ国のみであった。
2005/08/29のBlog
[ 23:10 ] [ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
アメリカの不動産に関して、悪いニュースを見ました。
知り合いの優秀なセールスが知らせてくれたワシントン・ポストの記事です。

住宅を買うには住宅ローンを組みます。
住宅ローンの審査にパスするためには、についていること、銀行口座に給与が振り込まれていたり、所得の証明が出来ること、ある程度の頭金が銀行預金として証明できることなどが必要です。

しかし、昨今の住宅ブームを見ていて、私も一儲けしたい! でも、ローンを組む条件が満たされない!

必要は、発明の母です。そんな人の欲望をかなえるヤカラが出現します。これは洋の東西を問いません。

今回のワシントン・ポストの記事は、詐欺です。内容は、
①お金が無ければ、手数料(5%)を払えば、銀行預金を一時的に、あなたの名前で作ります。(アセット・レンタルというビジネスとして紹介されてます)

②まともな職がなければ、手数料(1%)を払ってくれれば、**株式会社で働いていて、年収***万ドルという偽の証明書を作って差し上げます。(就業証明書発行(偽造だろ!)サービスと紹介されてます)

これで、あなたも、不動産バブルで一儲け!
さあ、Go! Go! Go!

てな感じの記事です。これはイケマセン! 犯罪です。
もう一度、住宅はショートでいけるかも????
===以下、ワシントン・ポストの記事===
原文はココです。
washingtonpost.com
Verification Services 'Rent' Bank Deposits
By Kenneth R. Harney
Saturday, August 27, 2005; F01
Call it funny money for the housing boom: Now you don't need actual cash in the bank to buy a house. All you need is somebody who says you have money in the bank.
Need a hundred grand on deposit to convince a lender that you deserve a million-dollar mortgage? You've got it . . . even though you haven't really got it, because you "rented" it from a company in Nevada for an upfront fee of 5 percent -- $5,000.
Sound bizarre? Welcome to the world of "asset rentals," which has caught the interest of bank and mortgage industry fraud experts.
It works like this: Your loan officer discovers that you lack the financial wherewithal needed to qualify for the mortgage you want. Rather than lose your business, the loan officer could turn to a service that offers "asset rentals." For a flat fee of 5 percent of the amount you need, the service will verify to anyone who asks that the $100,000, $500,000 or $1 million in bank deposits you have claimed on your loan application documents are yours indeed.
In fact, the deposits are not yours, but nobody will be able to detect this because you will have a bank account with your name on it, at least temporarily. If you need to "rent" the account for longer than a month, it will cost you 0.75 percent of the asset amount, payable in advance each succeeding month.
Here's how one mortgage fraud investigator, posing as a mortgage broker, was pitched the asset rental concept in mid-August.
"Dear [Name], It was nice speaking with you today. Hopefully this e-mail will provide solutions to you like so many other mortgage brokers and financial advisors over the years. The Asset Rental program is a terrific tool which enables you to 'save' clients you would otherwise lose due to their inability to show sufficient assets." The same e-mail pitched still another "helpful" tool -- verifications of employment.
Say a borrower can't show proof of employment or document an income source. That's where the asset rental service's verification program comes in. Essentially you indicate on a faxed form what annual or monthly income you or a home-buyer client need to qualify for a mortgage, and the asset rental company will verify to anyone who asks that you have been paid those amounts.
The cost: 1 percent of the claimed annual income. "For example," says the pitch, "$100,000 of annual income -- cost of $1,000. Minimum is $50,000." The e-mail came with attachments that directed payments for asset rentals and employment verifications to an account number at Wachovia Bank in Roanoke.
This and other e-mail pitches, copies of which were provided by mortgage industry recipients, carried the sender name of Loren Gastwirth, identified on the e-mail as vice president-marketing for Morgan Sheridan Inc. of Mesquite, Nev. The asset rental attachment carried the name Independent Global Financial Services Ltd., with an address in Las Vegas.
The verification of employment form carried instructions to fax the desired verification information to a Zexxis Co., with the same Mesquite, Nev., address that is on Loren Gastwirth's Morgan Sheridan card. When I called the number listed for Gastwirth, I received no reply, but instead heard back from a person identifying himself as Allen Paule. Paule is listed in corporate filings with the Nevada secretary of state as the registered agent for Morgan Sheridan, Independent Global Financial Services and Zexxis Co.
Paule said the asset rental and employment pitches, including downloadable attachments and forms carried on Morgan Sheridan's Web site, were not connected to his firms. He said, "Somebody hijacked our Web site." He confirmed that a Loren Gastwirth works for Morgan Sheridan. And he also confirmed that Independent Global Financial Services, Morgan Sheridan and Zexxis Co. have overlapping ownership and management.
According to Nevada corporate records, a Paul Gastwirth is listed as president and director of Morgan Sheridan. The Web site of Vault Financial Services Inc. of Las Vegas lists Paul Gastwirth as chief executive of that firm, and president of Independent Global Financial Services, "a company specializing in asset rentals and enhanced credit facilities for individuals and companies worldwide."
Paule had no explanation for how the e-mail pitches carrying the three firms' identities were distributed widely within the mortgage brokerage field. He also said, "The police won't help because they say nobody has been injured."
A spokesman for the Las Vegas field office of the FBI, David Schrom, confirmed that his office had "received information" from FBI headquarters on Morgan Sheridan and Independent Global Financial Services, but would neither confirm nor deny that the FBI is investigating the firms.
A spokeswoman for Wachovia Bank, Christy Phillips, said: "We are investigating the situation."
Kenneth R. Harney's e-mail address is KenHarney@earthlink.net.
[ 22:07 ] [ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
過去5日間で、日本人、欧州人に最も有名になったサイトは、アメリカの台風情報のWebSiteです。(右の上)
理由は、アメリカの油田地帯を襲っているハリケーン、カタリナの様子を見るためです。
見ると、まさにアメリカの真ん中を行く感じです。
カタリナのおかげで、ロンドン時間で原油価格は、$70を超えました。これを書いている今は利食いで、やや下がってますが、、、
[ 21:03 ] [ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
年初から何回か取り上げている『三菱自動車』です。
最近は、ようやく最悪期は脱したということで、株価が動意づいています。
しかし、短期的にはちょっとやりすぎです。わたしは、この株は200円にはなるだろうと思っているのですが、過去3日間の動きはやりすぎで、来週あたりは下がっていても不思議ではないと思っています。
昨年の秋の100円を基点として、そこから倍の200円になるのに、1年から1.5年というペースでOKだと思っています。
今後も、悪いニュースよりは、良いニュースが多くなると感じてます。
[ 20:32 ] [ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
住宅株の勝負をやめて様子見なのですが、ソロモン・スミスバーニーの資料を見ていたら、住宅ローンの返済額が年収の何%をしめているのかという資料があった。
これによれば、1998年をボトムに家計に占める割合は上昇している。しかし、1980年代後半に比べたら結構低いままである。この大半は金利の低下によるものである。今後、1980年代のような8%~15%といったレンジに長期金利が跳ね上がれば、負担は急増するが、現状の5%未満だと、そんなに増えないことになる。

それであれば、住宅価格が多少停滞しても、ガソリン価格が下がれば、消費に打撃は無いだろう。今は、ハリケーン(カタリーナ)とか、イラクのスンニ派とかにおびえて、原油が$70を突破といって騒いでいるが、3~6ヵ月後はどうなっているか不明確である。

ハリケーンは一過性だ。スンニ派のテロは今に始まった事では無く、選挙前に激化して、その後は一旦沈静化し、正式な議会発足時にまた激化し、、、、、という10年内戦(アフガン状態)になるのだと思う。
2005/08/28のBlog
=== 大きなStory小さなStory ===

Story(投資テーマ)には、経済・株式市場に与える影響が大きく、そのStoryの関連銘柄の裾野も巨大なもの(=大きなStory)があります。
それとは逆に、ニッチな分野だけど比較的限定されたエリアで『ぶっ飛び銘柄』を出現させるStory(=小さなStory)もあります。

今年の状況で言えば、エネルギー資源は世界的に大きな影響を示しているStoryです。アメリカの住宅も、世界的な影響には見えませんが、金融セクター全般に及ぼす影響の巨大さに鑑みれば、これも大きなStoryと思われます。

薄型TV(液晶・プラズマ・リアプロ)やMP3PlayerなどのStoryは、資源・エネルギー・住宅に比較すれば、小さなStoryです。

大きなStoryの特徴は、ジリジリとしつこく上昇し、人々の価値観までも変えてしまう状況を出現させます。
エネルギー株や資源株で言えば、『原油や資源は有限だが、払底をパニックするほどでは無い』と高をくくっていた多くの人を、『今回は、払底の危機を真剣に心配すべきだ。BRICsが発展するのだから』という風に、物事に対する基本姿勢に影響を与えます。
2000年の『Y2Kバブル』の時も、最初は『コンピューターが狂うなんて、心配は無用』と思っていた多くの人々が、『みんなが対策をするのだから、私も対策が必要だ』と、全員が予備の機器の確保に走りました
大きなStoryはそんな性格ですから、値上がり(=儲け)も巨大ですが、ひっくり返った時の反動・下落も相当なものになります。
小さなStoryでは、そんな大事には至りません。

自分の投資しているStoryが、大きなStoryに賭けているのか、小さなStoryに賭けているのかは、理解して銘柄管理をすると、心の安定に役立ちます。
2005/08/27のBlog
D&MホールディングスがRIOブランドで展開しているMP3プレイヤーが消える。
D&Mは2部上場だが、株価はご覧の通りの状況
======以下は、撤退のニュース============
ディーアンドエムホールディングス(D&M)は8月26日、MP3プレイヤー「Rioシリーズ」の販売を9月末で終了するとともに、全世界的に同事業から撤退すると発表した。なお、サポートや修理は継続する。
D&Mは2003年4月にRioシリーズの販売を開始した。BCNの調査によれば2005年1~6月の携帯オーディオプレイヤー市場において12.6%のシェアを持っており、アップル(37.6%)に次ぐ2位の座にある。
しかしソニーや松下電器産業をはじめとして多くの企業が携帯オーディオプレイヤー市場に参入したことで製品の価格競争が激しくなり、同社の経営を圧迫し ていた。2006年3月期第1四半期には、RIO事業の営業損失が9億6000万円となり、同社の営業損失は前期比46.3%悪化の10億4300億円に まで膨らんだ。
D&Mでは今後、オーディオコンポやスピーカーなどのプレミアムAV事業に経営資源を集中させる考えで、7月にはRio事業の 知的財産および技術資産の一部を半導体メーカーのSigmaTelに売却していた。なお、開発部員の多くはすでにSigmaTelに移籍している
 同社はRio事業の解散に伴い、2006年3月期第2四半期に約52億円の特別損失を計上する。また、2006年3月期中間期の連結業 績予想を下方修正しており、売上高は前回予想から17億円減の392億円(前年同期比4.2%減)、営業損失は2億円悪化の5億円(同2億円改善)、経常 損失は2億円悪化の8億円(同156億円改善)、純損益は12億3000万円改善し880億円(同1836億円改善)と予想している。
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2番目のチャートはSONYですが、薄型TVの将来性を馬鹿にして失敗フラッシュ・メモリー・ベースのMusicPlayerを馬鹿にして、アップルにWalkmanブランドを地に落とされこれまた失敗、株価も復活著しい日本株の中では、明らかな負け組みです。
高級ブランドでは成功しつつありますが、家電メーカーが高級路線に追い込まれるときは、終わりの始まりだと感じます。対象とする顧客層が劇的に小さくなるので、現在の企業規模を維持できなくなると思います。復活を期待したいです。
一人勝ちのアップルで、株価(3番目のチャート)も一人勝ちです。
しかし、MP3Playerだけでは、この株価は維持できないと思います。マック(パソコンの)が、『マック・ファン』以外に広がり、iTuneMusicStoreが、若者にガーンと広がるという期待が株価には織り込まれています。

マック・ファン以外は、『やっぱ、マックは高いよね』と感じています。
iPodもブームの時期は終わりました。
iTuneMusicStoreでの楽曲の購入者は、日本では意外と高齢者のようです。若者は、携帯に金を使っていて、楽曲はタダであって欲しい!と思っているようです。
アメリカでは、やや様相が異なるのかも知れません。

いずれにしても、ここから株価は2倍にはならないですね、普通に考えれば。