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おかねのこねた : 賢く、楽しく、ユックリ投資 by 春山昇華
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2005/12/27のBlog
12月のアメリカの証券運用業界に古くて新しい話題がありました。

証券会社の提供するサービスは、①『どの株を買い、どの株を売れ、理由・背景は***だから』というリサーチと、②売買注文を円滑になるべく良い値段で執行するというエクスキューションです。

これまでは、運用会社は、株を売買するときにリサーチ代金とエクスキューション代金の合計を支払うという形で両者を区別せず併せた形、どんぶり勘定で、『一株5セント』というような形で支払ってきました。

これに対しては以前から、
①良いリサーチには対価を払うが、役にたたないリサーチには金を払いたくない、
②エクスキューションなら、それ専門のブローカー(ディスカウント・ブローカー)の方が上手だ、
③うちは、自前でリサーチ要員を持っているので、リサーチ代など払いたくない、
などといった議論が盛んでした。しかし、お互いあまり触れたくない部分なので、ウヤムヤにしてきました。

しかし、12月にアメリカ大手の運用会社のフィディリティが、大手証券会社のリーマンとの間で、『リサーチ料金とエクスキューション料金を別々に支払う(unbundling)』という契約をしたという報道がなされました。

最終的な詳細は12月中旬現在は不明ですが、骨子は、、
①リサーチ料金を年間$7m(8億4千万円)支払う。支払いは、ファンドからではなく、フィディリティが会社の経費として支払う。
②売買執行は、一株当たり2セント~2.5セント支払う。これは、ファンド(投信)から支払う
というものです。

リーマンの社内でも、大口顧客(大手運用会社)の担当セールスは新聞にでる前の数ヶ月間は顧客対応で多忙だったそうです。

両社の狙い
フィディリティの狙い
①会社の規模が小さく、絶対的な収入が劣る運用会社は自分の経費としてリサーチ料金を払うことが出来ない。その結果、『ファンドの顧客の受け取る成績が負けますよ!、だから、そもそも経費が少なくて有利なフィディリティの投信を買いなさい!』という営業を強力に推進できる。

特に、最近メキメキとシェアを増加させているヘッジ・ファンドを追い落す営業が展開できる。ヘッジファンドは規模が小さく、リサーチを外部に頼るところが多く、しかも運用フィーが高いから、その点が不利だと顧客に吹聴するのです。特に今年のヘッジ・ファンドは成績が悪いので、来年はヘッジファンドから資金を奪い返すチャンスなのです。

リーマンの狙い
リサーチの評価が業界でもっとも高いので、その点を運用会社に『リーマンはリサーチ代を請求できる』と訴えることが出来る。
同時に、過去数年リーマンはトレーディング・システムに莫大な資金をつぎ込んで、低コストのトレーディング・システムを構築したので、売買執行単独で利益を出せるので、ディスカウント・ブローカーからシェアを奪還できる。

==続く==
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単に、一つのテクニカル指標ですが、短期の過熱感はあるのですが、中期の過熱感は直前の▲5%調整のおかげで過熱には程遠い状況です。このぶんだと17000円いってしまうかも知れません。内需関連(カード、小売)の強さを見ていると、空恐ろしくなります。

チャートはストキャスです。
下の2列ですが、下段が中期過熱・悲観指標ですが、まだまだ過熱には程遠いです。
1989年からの日経平均チャートを眺めて、15000円以下の時代が終わったのかしら??、、、という感慨にふけっている、、、、
[ 04:17 ] [ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
2005年も後数日で終わります。今年はBRICsという言葉が広く一般化した年でしたが、4市場のパフォーマンスには大きな差が生じました。ロシア(赤、+90%弱)、インド(黄色、+40%)、ブラジル(黒、+30%弱)、中国+10%)といった感じです。トップのロシアと、ビリの中国を見て思ったことは、資源・エネルギー供給国とその消費国という構図です。

ロシアは原油と非鉄金属の価格の大幅な上昇を十二分にエンジョイしました。国家予算も大幅な黒字です。90年代に経験した苦難(軍隊・警察、国家公務員、国営関連企業の従業員の所得・年金の大幅な減少)も、エネルギーで潤うプーチン政権の旧勢力厚遇政策で、和らいできています。モスクワは好景気で消費景気に沸いて、ややバブルの様相を呈していると言うレポートもあります。ロシアの株が好調なことは素直に理解できます。

反対に中国株は期待裏切りの年でした。年初来パフォーマンスは、H株(現地ベース:7%、円ベース:22%)、レッド・チップ(12%、29%)、上海A株(▲9%、7%)、深浅A株(▲12%、3%)という状態で、円安が無ければ惨憺たるパフォーマンスです。

A株の惨状は、非流通株の市場への放出というビックイベントが発表されたので、今後も需給関係が懸念されるので仕方が無いと思います。一方、H株、レッドチップに関しては、野村證券の営業政策(中国を売って、インドに投資)が影響を与えている可能性もあります。野村の中国株投信とインド株投信の残高を調べてみると、中国株投信(3ファンド合計)は1000億円から400億円に急減しており、インド株投信は1200億円の残高になっております。500億円程度は野村の営業政策で、中国からインドへと回転したのかもしれないと感じています。半日デモが発生した直後は、中国株投信の解約が急増したとも聞きました。どうも中国に対する期待は、ここ数年で最低レベルに落ちていると思います。逆張り投資家としては、ここは食らいつきたいですね。
なお原油価格動向(下のチャート)は2006年も株式市場を揺さぶる要因に変わりはありません。原油無機説をベースとした探索・生産活動が盛んになれば、原油の資源枯渇懸念が緩和されて、原油価格の高騰が緩和されるという期待があります。しかし、原油無機説をグーグルで色々調べてわかったことは、無機説が正しいとしても、今後の油田開発はより深いところまで掘削する必要があるということです。これは新油田の探索・生産コストは過去よりは高いことになりますし、油田開発期間も以前より長期化する事を意味します。
投資コミュニティで盛んに言われている『原油105ドル説』が実現するか否かは不明ですが、80年代~90年代にエンジョイした超低価格の原油価格に復帰することを期待することは早計のようです。
2005/12/25のBlog
先週、グーグルがAOLの株を5%取得することが発表された。それに関して以下のような追加の情報がある。
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米グーグル:取得したAOL株を08年7月売却する権利‐公開も可能
インターネット検索サイトを運営する米グーグルと米メディア大手タイム・ワーナーの合意によると、グーグルはタイム・ワーナーから取得する同社インターネット部門アメリカ・オンライン(AOL)の株式5%を、2008年7月に株式公開によって売却することができる。
グーグルは23日、米証券取引委員会(SEC)への届け出で合意の詳細を明らかにした。それによると、グーグルがAOL株の売却を決めた場合、タイム・ワーナーはAOL株を買い戻すか、株式公開かを選択することができる。株式公開を望まない場合、タイム・ワーナーはグーグルの保有株に対して「適切な市場価格」を支払ういう。
タイム・ワーナーのリチャード・パーソンズ最高経営責任者(CEO)は、グーグルとの提携がAOLの広告収入を増やし、業績立て直しにつながると期待している。広報担当者エドワード・アドラー氏は23日、インタビューに答え、同社はAOLの株式公開は計画していないと述べた。
===
タイムワーナーからAOLが分離上場されればタイムワーナーの株価も上昇するだろうというのが現在のコンセンサスです。そもそも旧来のメディア企業と新興のネット企業のカルチャーの差はあまりにも大きく、双方がフラストレーションを起こしている状態なのですから、AOLの分離上場はその阻害要因を低減する効果があります。

現在のタイムワーナーの迷走状態は、日本での楽天とTBSの迷走ぶりと同じ性質です。根本はカルチャー、マインド・セットの違いが大きすぎるのです。規制ビジネスの権化である放送業界は、既得権を謳歌しているわけで、他人から何か言われると生理的な嫌悪感をあらわにします。

しかし、日米ともに時代の車輪は時間とともにまわっているのですから、外部からの圧力と新規参入者の勢力拡大で、変身せざるを得ないのが2006年のメディアだと思います。メディアの株はこの数年低迷状態が長いのですが、もしかしたら2006年は面白いことがあるかもしれません。

チャートは、上がグーグル、真ん中がタイムワーナー、下がマイクロソフトです。
===
週末のニュースでマイクロソフトが、放送事業から撤退するというニュースもでています。GEの子会社のNBCと折半で始めたMSNBCから、マイクロソフトが撤退するというのです。要は、垂れ流し一方通行の放送に付加価値が見出せなかったという事でしょう。
[ 14:59 ] [ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
これまでのハイテク一押し銘柄は、アドビなのですが、来年2006年の一押しハイテク銘柄はシトリックスかも知れないと感じています。

シトリックスはこれまでも[テックが復活する材料を見つけておこう!②]や、Thin Cliantに人だかり、"NEC e-Trend Conference 2005" ①など書いていますので、見てください。

さて、2006年のIT環境を展望してみて思ったことですが、来年のどこかでネットワークの一部に“容量不足”という言葉が出現するだろうと予想しています。
アップルのiPod&iTuneの成功で音楽のダウンロードがネットワークのトラフィックを増加させていることは、その序章であります。さらに、最近日米で通信企業と放送・メディア企業が共同で、映画、TV番組などのRich Content(通信容量が桁違いに大きい)の配信計画が目白押しであることを考えれば、“ネットワークの容量不足”が発生する可能性・要因を感じます。

つまり、ネットワークのトラフィックが大幅に増加すると、過去の過剰な光ファイバー投資の落し子であった未稼働光ファイバー(=Dark Fiber)が、どんどん利用されていき、未稼働部分が消える日を迎えるわけです。

今後想定される“容量不足”に対応した設備投資とは、ルーター、スイッチなどの機器や、Softwareの高度化・高速化・安全化の要求です。こんな時代のネットワークのアクセス・インフラを支える企業の代表の一社がシトりクスだと思っているのです。
さて、こんな環境でシトリックスがどんな役割を果たすのかを確認しておきましょう。シトリクスが提供するソフトウェアや機器が可能にしていることは以下のようなものです。
詳細は、シトリクス・ジャパンのサイトでご確認ください。

いつでも、どこでも、どんなディバイス(PC、PDA、携帯電話)からでも、社内のネットワークにアクセスしたい。
②顧客から、または外からパワー不足のディバイス(PC、PDA、携帯電話)経由でアクセスする時でも、サクサクと軽く動いて欲しい。
③外部からアクセスする際に、情報を外部からアクセスしてきたディバイス(PC、PDA、携帯電話)に残す(渡す)か、否かをコントロールしたい。

ちなみに、金融業界の情報機器として有名なブルムバーグ(Bloomberg)は情報配信にシトリクスのソフトウェアを使っています。通信速度は、たった64K(PHSのスピード)でサクサク動くきます。そんな負荷軽減を実現しているソフトなのです。

おそらく、ネットワークのトラフィックが混雑してくると負荷を軽減してくれるソフトが無いと不自由を感じるようになると予想しています。全員が無尽蔵にトラフィック容量を利用できるわけでは無いし、そんなことを前提にしてはRich Contentsの配信は実現できないからです。

==続く==
2005/12/24のBlog
[ 20:44 ] [ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
[前回の11月15日のBlog]で、下落相場は終了と書きました。その後約1ヶ月で動き出しました。

22日木曜日の急騰のきっかけは前日に発表された増資です。
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大和SMBCグループと米ゴールドマン・サックスグループ、三井住友銀行を引き受け先とする総額3000億円の第三者割当増資の実施で基本合意したことを発表。先月11月に発表となった中期経営計画の実現性には市場関係者からは疑問符も付けられるなど経営の先行きに対する不安感が増していたなかでの増資策の発表となり、投資家の間からは概ね、好材料視する向きが強そうだ。ただし、3000億円規模の大型増資を行うことは既存株式価値の希薄化を招くことともなり、市場関係者からは今日の株価の動きは一過的な投機的な値動きと批判する声なども持ち上がっている。
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とあります。

今後もまだまだハードルは高いのですが、ゴールドマン・サックスグループ、三井住友銀行が本腰を入れることになったので、中期経営計画ももっと厳しく見直されていくと思います。昨年の三菱自動車に続いてリストラ復活ストーリーが楽しめると思います。

ただ三菱自動車の時もそうでしたが。急騰後は横ばい、そして下落がありますので、今後の株価推移もいばらの道でしょう。しかも、三菱自動車と違って恐怖の下落(=本当の落胆・下落)を経験していませんので、その分三菱自動車より上昇幅は少ないと判断しています。
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実は今回のディールで注目しているのが、三洋クレジットの株式保有構成です。12月20日に2つプレスリリースがでてます。

第三者割当増資による新株式発行の変更のお知らせ
主要株主及び親会社の異動に関するお知らせ

少し分かりづらいですが、結局三洋電機がゴールドマンに、三洋クレジットを売却しているのです。正確には、ゴールドマンが三洋電気のリストラのために100%子会社を2社も設立して、三洋クレジットの株を何回かに分けて購入して、ゴールドマンのものにするというディールなのです。

これで、三洋電機は選択と集中を推進できますし、いざとなったら、三洋電機に対するファイナンスを三洋クレジットから実施することも可能になります。その時には三洋クレジットは、ゴールドマンと三井住友の傘下のファイナンス会社になっていることでしょう。
2005/12/23のBlog
[前回Blog]は婦人服を書きましたが、今回は若者アパレル、その他一般アパレル小売についてです。

<< 若者ファッション >>
サンフランシスコ周辺を回って驚きました。GAP、Old Navyは悲惨です。このかきいれどき時のクリスマスセールの時期なのに、店内は閑古鳥状態です。ギャップ(GPS、1番目のチャート)の株価が冴えないのも納得です。

ギャップ(GPS)のIRの話を聞いていて感じたのは、だんだん投資をしたいという意欲が消えていくということでした。ギャップ曰く、商品のlead timeは9ヶ月もあるが、おかしいと感じていない。この夏に商品ラインを変えたが、まだ顧客に認められていない(自分たちは間違っていない!)と、顧客の反応の鈍さを文句言っていました。新ブランド(FROTH & TOWNE)もNYに一店舗、Chicagoに四店舗という不思議な出店バランスです。新ブランド(FROTH & TOWNE)は、写真で見ただけですが、これまでギャップがやってきたカジュアル路線と新ブランドで期待する高級(高マージン)路線の溝は、まだまだ大きそうです。まあ、株価は相当安いので、また半年後に観測したいです。



そして、アバクロンビーですが、なんとかOKですね。しかし好調なのはホリスター・ブランドのほうです。アバクロ(ANF、2番目のチャート)の株価としてはホリスターが無ければ怖いですね。

若者ファッションで感じたことですが、『このセグメントはどこに行っても商品ラインが似ていて、この店じゃないと買えないという差別化が消えている。』という事実です。特に、GAP、Old Navyに関しては、このデザインなら、安売りの店で同じようなデザインが買えちゃうじゃない!という消費者ソッポ状態なのでしょう。バナリパは何とかOK状態ですが、、、、会社全体への寄与が小さいです。
若者ファッション業界は、今は困難な時期なのでしょうか。
<< その他アパレル >>
コールズ(KSS、写真3,4、5番目)と、マーシャルに行って、"投資したくない"と思いました。どうも、『服しか置いていない店は、消費者に今は好まれない』ようなトレンドと感じました。あちこち行かなければならないのは面倒くさいし、ここじゃ無ければ手に入らないという商品があるわけじゃ無いし、、、、なんてことかしら??
しかも、若者ファッション同様に、その他のアパレル小売でも、少数の店以外は、『どこに行っても商品ラインが似ていて、この店じゃないと買えないという差別化が消えている』ということで苦しんいるようです。これは、今回いろいろ小売をまわって強く感じたことでした。

最後に、ウォルマート(WMT)の洋服売り場ですが、、、、、うーーん、安いのは安いんだけど、、、、、店内が綺麗とは言えないし、、、、こんなところで服を買いたくない、、、、
それでも服の売り場の清潔度はまだマシな方で、家電売り場など商品陳列が実に汚いです、、、、
2005/12/22のBlog
[ 04:05 ] [ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
悩めるデルの話です。
デルは在庫を持たずに、トヨタのJust in Timeをさらに徹底した最小在庫戦略を採用しています。デルのPC組み立てに使う部品価格は時間とともに下落しますから、在庫を持つことは、『後で買えば安く買えるものをみすみす高く買う馬鹿な行為』なのです。そのためデルは3日~4日程度しか在庫を持たないといわれています。

しかし、昨日聞いた話は“ルール違反”の領域に突入してしまった“部品メーカーいじめ”でした。デルのサーバー組み立て工場の話です。部品を積んだトラックを工場の駐車場に待たせておいて、使う時間になったら『おい、**さん、その部品を買うぞ!』と連絡して工場の製造ラインの部品搬入ゲートまで来させます。この時点でデルが部品を購入する契約が成立し、デルの部品在庫になるのです。もし、何らかの理由で部品が必要な時間がこなければ、トラックは工場の駐車場に長時間待っていなければならないのです。こうやって、デルは部品在庫を持つリスクを避けているのです。

私が感じるのは、
①デルの在庫を極限まで減らす戦略は限界点に達している。
②仮に、部品メーカーの反発があれば、在庫増加の“ゆり戻しのネガティブ・インパクト”が出てくる。
ということです。
2005/12/21のBlog
アメリカのアパレル小売は、1995年ごろから定点観測しています。色々みて感じた今年の状態は以下のような感じです。

35歳~55歳(メインターゲットは45歳~)という可処分所得のリッチな層に合わせた企業が好調である。好調な店に共通なkey wordは、清潔感、シックな上品さ、手の届く高級感でした。

最初の写真は、私の一押しのお店チコス(CHICO'S)です。
2番目の写真は、チコスの店内です。まさに、清潔感、シックな上品さ、手の届く高級感という言葉がぴったりフィットしています。ここでショッピングをするときの気持ちを感じて見てください。

チコスの商品のリード・タイムは、なんと2週間だそうです。顧客の好みの変化に合わせて、すばやく商品ラインを入れ替えることができる。それがチコスの強みのようです。
チコスは昨年から見ていたアパレル店ですが、先月、『これは良いかも!』と目を付けて今回初めて行ったのがドレスバーンです。ここも、みるからに清潔感がある店構えです。明るく開放的な感じがGoodですね!
4番目の写真は、ドレスバーンの店内ですが、チコスより少しリッチ感が少ないですが、それでも結構いい線行ってます。価格はチコスよりやや安めで、ターゲットとする顧客もチコスの少し下なのだろうと思いました。

ドレスバーンは歴史の長いアパレル店なのですが、ごく最近業績が好転しています。これからが期待大です!
最後は定番のアンテイラーです。アンテイラーはキャリア・ウーマンご用達という歴史をもっています。数年前何故か不調になりましたが、今年になって、90年代の好調な時のようなシックな上品さが戻ってきています。特にピンクの復調は好感を持てました。復調がうれしい企業です。
[前回Blog]で、『息の長い個人消費を相場の中心にすえる方が儲かりそうです』と申し上げましたが、あっと言う間に強力な内需相場が始まり、新値を更新しました。
2番目の図は、過去5日間のセクターパフォーマンスですが、上位に並んだのが、不動産、陸運、倉庫・運輸関連、パルプ・紙、建設、卸売り、サービス業、その他金融、情報通信、小売、、、全部内需です。
私の最近の一押し銘柄の"ニトリ"も新値を更新してくれました。
2005/12/20のBlog
[ 03:20 ] [ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
[前回Blog]の続き

大型株に資金が向かう時、小型株は資金(=流動性)を吸い取られて沈没することがあります。大型株は小型株の数倍の時価総額を持っているため、機関投資家が相場に遅れまいとして大型株を買おうとすれば、小型株を大量に売却して大型株に購入代金を捻出しなければなりません。それに、小型株は出来高が少ないので、機関投資家が一斉に大型株にスイッチする時には、小型株には普段の数倍の売り圧力がかかり、窓を開けて株価が下落します。

これはファンダメンタルを無視した売り圧力ですから、良い株にとっては絶好の買いチャンスを提供することになります。業績好調の小型株を安値で仕込むことができるのです。

ただし、機関投資家が大型株を避けている時期は、数銘柄の大型株を売却して、10銘柄以上の小型株を買っている状態ですから、小型株はファンダメンタル以上にPERが上昇して割高になっていることが多いのです。したがって、小型株相場が長期間継続した後にやってくる大型株相場への流れの変化から被る悪影響は相当な程度になります。EPSが10%上昇して、PERが▲30%といった感じで、株価は▲25%弱下落するインパクトです。

足元、こんな状況が顕著に出ているのが“ヘルスケア・セクター”です。薬品株の下落とそれ以外の株の上昇という二極化相場が3年も続いているのです。相場は小回り3ヶ月、大回り3年とも言いますので、要注意セクターです。

黒が非薬品セクターで、ここに資金が集中してきました。
黄色がバイオ・セクターで、伝統的薬品株を避けた資金がバイオに集まっていました。
赤が薬品セクター全体(伝統薬品+バイオ)、緑が伝統薬品セクターの代表のファイザーです。
これを見れば、3年の二極化相場が明らかです。特に、黒の非薬品セクターの銘柄の独歩高が目立ちます。非薬品セクターは巨大企業いの多い伝統的薬品株に比べて相対的に小型株が多いので、これまでファンダメンタル以上にPERが上昇して割高になっている可能性が高いと思われます。
市場全体ですが、まだ大型株が復権したとは言えません。一年弱膠着状態です。
グラフが上向きの時が小型株優勢で、下向きの時が大型株優勢です。
2005/12/19のBlog
[前回Blog]のフォローアップ

サンフランシスコのユニオン・スクエアーで、コーチティファニーの店舗チェックをしました。

まず、コーチです。昨年は全く問題なし、OK!でしたが、今年は様子が違っています。まず、店に入って一番最初に見たバッグですが、、、、、

おいおい、この奇抜なデザインは何???
ぶっ飛びデザインは一部の人には喜んでもらえるでしょうが、、一般大衆(多くの購買層)はしり込みするんじゃないの????

これが第一の感想です。次に店員のファッションも、バックのデザインに合わせてぶっ飛んでました。

こりゃ、おかしい! 90年代に飛ぶ鳥を落とす勢いだったスニーカー製造販売のナイキが没落したのも宇宙人の履くようなデザインを発表してからでした。私には、それがデジャブとして浮かんできました。私、2月10日の決算の前に逃げたいです。
次は、ティファニーです。
1Fの宝石を見てまわりました。新しい商品はとても好感の持てるものでした。

ダイヤモンドを多数あしらったリングを紐に通した形式のネックレス、(約50万円)、サファイヤ(紫、ピンク、黄色の3バージョンあり)とダイヤをちりばめたリング(50万円バージョン、100万円バージョン)は良く売れているそうです。

日本人の店員に話を聞いたのですが、週末はランチに行けないほどのお客様がくるそうです。今年復活の始まったティファニーですが、こちらは来年もOKだと思いました。
[ 20:27 ] [ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
[前回Blog]のフォローアップ

私の一押し銘柄アドビが、予想を上回る決算を発表しました。売上は予想通りで、コストが予想以下でした。売上は、日本、欧州での商品発売タイミングの影響で、Creative Professional事業が前期比で▲7%の減少、為替もドル高で、ネガティブだったですね。コンシューマー向け新製品が貢献して、Degital Imaging & Video事業は前期比+20%増収でした。 
2006年に650-700人の人員削減をすると発表。買収したMacromediaとの重複部分の人員を削減で、General & Administrative部門と一部R&Dとマーケティング部分人員の削減を予定しています。

また、マクロメディアとの統合プロセスも動き出しました。今回はアドビ商品とマクロメディア商品の単なる「抱き合わせパッケージ」商品ですが、来年からは本格的な統合製品に生まれ変わるでしょう。

PERは、06年11月予想で30倍です。今の業績の勢いからすれば許容されるレベルです。結構株価は上昇しましたが、大型株では来年もまだOK銘柄と言えましょう。
2005/12/18のBlog
[ 20:41 ] [ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
今回の旅で『なぜアメリカのメジャーな航空会社が軒並み苦境に陥り、新興の航空会社が好調なのか?』を体で思い知りました。同様に『なぜウォルマートの株価が冴えないのか?』も同じ原因だと感じました。

それはイグゼキューション(Execution)能力の欠如なのです。今回のExecution能力とは、ユナイテッド航空やウォルマートのようなサービス業にとって最も重要な部分、『顧客との接点での処理能力(=客さばきのテキパキさ)』を意味しています。

ダラスからサンフランシスコまでユナイテッド航空を利用しました。ダラスのエコノミークラスの一般チケット・カウンターには担当者が“一人”しかいません。全路線に対して一人です。しかも、お客一人を処理するのに7分~10分もかかっています。朝の6時半ですが、10人以上が並んでいます。私は40分も待つハメになりました。他の客も『いい加減にしろ!』という表情がアリアリです。
コスト削減の切り札として導入されたE_Ticket用のカウンターには、3人います。ただ、荷物を預ける場合は、結局は人の手が介在するのですが、荷物に添付するタグを発行するスピードが最低です。またE_Ticket用のシステムが“予約番号一発でGo!”といった簡潔さが無く、結構多くの人がトラブッています。
新興の航空会社、ジェット・ブルーのシステム(バーコードが印刷されたチケットがスッとでてくる簡単なもの)と比較して、客裁きのスピードに劣るようですし、カウンターの設計・配置も、人の動線(人の流れ)を考慮していないように感じました。

メジャーな航空会社は苦境に陥り、コスト削減をしていますが、そのコスト削減が客の不満を増加させる方向に作用していては、ますます顧客離れが進みます。顧客満足度とは、顧客の不便を解消してこそ高まるというセオリーから考えて、メジャーな航空会社の実施しているExecutionは失格だと思います。次回以降はユナイテッドの国内便は御免こうむりたいと思いました。
上のチャートは、ユナイテッド航空の株価です。

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ダラスからSF経由で成田に帰ってきました。驚いたことに、荷物がSFで乗り換えたノースウェストに乗らずに、SFに留まっていました。ユナイテッドのノンビリした処理速度なら、さもありなんと今更ながら感じ入りました。
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同様なことをウォルマート(右の写真)でも感じました。何気に遅いなあと感じるレジさばきですが、今回は他の店と処理速度を比較しました。明らかにウォルマートは遅いのです。その多くは、ご処理(打ち間違い)や低レベルの操作習熟度によるものです。要は店員教育がなっていないのです。今回二人で買い物をしたのですが、別々のレジであったにもかかわらず、二人とも店員のご処理で時間がかかってしまいました。

右の写真は、レジの様子、これはセルフのレジです。何故か、使う人が少ないです。
店員が、今回のトラブル後に、何かをチェックしていました。
ちなみに株価の好調な店ではこんなチンタラした状態は見られませんでした。小売もサービス業です。その顧客サービスの重要な部分が欠如している企業の株に投資するなどとはサラサラ感じませんね。
右はウォルマートの株価、最近は停滞気味です。
2005/12/16のBlog
久しぶりにパソコンのキーボードに触ります。なんだかギコチナイです。 さて、[12月1日のBlog]の続きです。

前回、『次のチャート・ポイントは、2000年の7月31日とか、8月4日の15500円がらみです。そこから上は結構エネルギーが必要かもしれません。』と予想しましたが、12月前半の状態では少しエネルギー不足だったようです。

高値から▲5%の調整ですね。上昇相場の途中で定期的に発生する一般的なスピード調整と考えて良いでしょう。
12月12日以降の円高ドル安も、今回の株価調整の引き金になっています。
ここまでノー天気に、ドル高は当面維持されるといった専門家のコメントが増えていたので、電気・自動車などの輸出株を軽いノリで買っていた向きも増えていたのでしょう。そんなガードの甘い態度では『2000年の7月31日とか、8月4日の15500円がらみ』を超えられなかったという事でしょう。
3番目の図は今週の上昇下落セクターです。見事に内需相場になっています。

今回の相場調整の次の局面を考えて見ましょう。
円高の恐れが発生したので、金利を引き上げたいという日銀の姿勢は、円高で景気がスローダウンするのを恐れる小泉政権からの反対圧力を受けるでしょう。つまり、弱まる外需を相殺するために、またアメリカの長年の要請に答えるために、内需活性化策が必要になるでしょう。ですから、金利上昇は困るのです。

ですから、息の長い個人消費を相場の中心にすえる方が儲かりそうです。

===
なお、姉歯・ヒューザー問題を沈静化(=フタをする)させる為に、『民間問題の保障はしない』という方針が、一気に保障方向に変わってきています。これも事態の拡大で住宅不買を引き起こし、景気悪化を防ぎたいという政府の強い意思の現われだと思います。