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おかねのこねた : 賢く、楽しく、ユックリ投資 by 春山昇華
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2006/02/17のBlog
通常、この手の本を、A級書籍の推薦図書に挙げることは無い。2月10日に出版されたばかしであり、時間による淘汰という洗礼を受けていないからである。

しかし、この本は2000年代のIT株投資をするに際して『今足元で起こっているパラダイムシフト』の重要性を理解するための最適の書籍であると同時に、その中心企業であるグーグルの本質的な重要性・革新性を理解するのにも最適な本であると感じたので、A級書籍の推薦図書と評価した。

サマリー、ポイントを書こうとしたが、無理だとわかった。ほぼ全ページに付箋がつけられたからだ。

グーグルに関しては、
===
グーグルは、IT産業にパラダイム・シフトを引き起こす10年に一度現れる特別な企業なのである。こういうIT産業における破壊的イノベーターは、これまで米国からしか現れていなくて、最も新しいグーグルも、ごく自然に米国から生まれただけのことである。
===
と紹介されている。
Our Philosophyは必読ページである。

======特集目次へ====
[ 21:03 ] [ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
2月15日にきわどい反応、 日本株という記事を書いたときに感じた一抹の不安は悪いほうに出ました。

乗るかそるかの重要なポイントでコケたら、センチメントは悪化します。その後は、そうは簡単には楽観に戻りません。
右図を見ても、チャートの形は汚いです。この数日で出来たシコリをほぐす時間が必要です。

センチメント的に大切なときに、2000年の春の悪夢を思い出させるような感じで、『金融緩和をやめるぞ!』という日銀の合唱が入っては腰砕けになります。
さらには、これまで需給を支えてきた外人が、『日本株は、たっぷりと買ったので、一旦は様子見したい。何故なら、日銀の態度がおかしい』という感じでは、もう少しボックスで時間調整するしかないですね。
この4ヶ月あまりを2番目の図で振り返ると、
①当初出遅れた中国関連株(赤線)が、年初からキャッチアップ・ラリーを始めました。
②ちょうどその時点で、日本株(黒線)は、『ちょっと短期的にやり過ぎたかな』という局面入りしています。

そして、現在は、ほとんど横ばいを続けていたアメリカ株(緑線)が、ボックスの上限を上抜けしつつある状態です。日本株は、それに同調しそこなって置いてけぼりになりそうという感じです。

このように数ヶ月という間隔で順番で訪れる上下動は、短期の栄枯盛衰のようなものであって、長期の基本トレンドを揺るがすようなものではありません。ですから、アメリカがスルスルと上抜けしていけば、時間を置いて日本もキャッチアップラリーに入るものと思います。
一番大きな需給のシコリは、東証マザーズ(3番目の図)の銘柄でしょう。日本株が昨年5月に底打ちして上昇を始めたのに、一人置いてけぼりだったのがマザーズでした。それが10月から突如として急上昇を始めました。そして、ご存知のホリエモン騒ぎでこの有様です。

しかし、ホリエモン関連関連銘柄を除くと、基本トレンドが崩れた様子はありません。むしろ、年初で不真面目な株が、(全部ではありませんが)、脱落したと考えるべきです。

これで整理がつけば、一部の投資家のヤケドという事件で終わると思います。
さて、3時間後に始まるアメリカを待ちましょう。
2006/02/16のBlog
昨日のFed新議長バーナンキの議会証言は、ほとんど想定の範囲内でした。

昨夜は夜中の12時から、テキストを全部読みました。内容は、様々な経済指標に対して証券のエコノミストからコメントされているような内容と何も変わらないと思いました。

今朝は、引き締め継続が色濃いというコメントが多く見られましたが、文章を読んだ限りでは、まあ普通の書き方でした。むしろ、エネルギー価格の高騰、住宅価格の軟化が米国の個人消費に与える影響を心配する文章の量(行数)が予想より多いなと感じました。

いずれにしても、セレモニーが終わり、漠とした不安感が消えるのがこれからの株式市場です。日本株、アメリカ株ともに、とりあえずショートカバー中心のふわふわとした上昇が始まると思います。その辺を観察したいですね。

さて、先ほど発表された1月の住宅着工(右図)は、爆発的な新記録、(過去20年で)です。これほどの記録は1984年の初頭しか見当たりません。暖冬だったからでしょうか?
[ 21:09 ] [ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
[関連したBlog]

3000億円の増資を承認してもらうための株主総会が、2月24日金曜日に開催されます。これで増資が承認されれば、本格的なリストラ、事業再編が宣言されると思います。
小さなリストラ策は、ちょろちょろですが、継続的に続いています。
昨日も、 『三洋電機とノキアがCDMA携帯電話事業のグローバルな新会社を設立へ』というニュースが出ていました。CDMAの携帯端末に関しては、事実上ノキアに売却していくという方向性だと思います。
今の三洋電機にとっては、正しいことだと思います。
後ろ向きのリストラだけではありません。
良いニュースもあります。昨年発売した新世代充電式ニッケル水素電池(エネループ)が販売好調です。電池の三洋の面目躍如です。

私も単三電池を使う古いデジカメを持っていますが、充電式ニッケル水素電池の自然放電の早さには困っていました。ネット上のいろんなサイトの書き込みを見たのですが、2番目&3番目の図にあるように、充電後長期間放置していても、しっかり電池が残っている優れた商品のようです。
電池に関しては、面白いサイトがありました。
新世代ニッケル水素電池の放電特性というのですが、自分で製作したマシーン(?)で"持ち"の丈夫さをテストしています。非常に参考になります。ハイテク・モバイル・ガジェットはバッテリー無くなれば、タダの箱ですから、バッテリーの重要性はますます高まると思っています。そこに三洋電機の生きる道がしっかり確保されていると思います。

(なお、投資とは関係ないですが、電池一般をテストしたAll Aboutのこの記事も参考になりました。)
2006/02/15のBlog
[ 23:11 ] [ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
人民元の定点観測です。
年率2%の上昇という想定でしたが、一時期上昇率が鈍りました。国内的な問題があったのかも知れません。しかし、最近上昇率がもとのペースに戻ってきました。

仮にドル安が進むようだと、人民元の上昇ピッチは高まるハズですが、、、、
[ 22:20 ] [ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
先日、BMW(右のチャート)のIRとミーティングする機会があった。
BMWの車の販売は好調である。あんまり質問することも無いので、トヨタの渡辺社長のプレゼンを思い出して、BMWとトヨタの比較を、BMWとしてどう認識しているかを質問した。

そこで再認識したことは、
トヨタは、現地化を推進する。その意味する所は、世界各地にデザイン・センターを持ち、同じモジュールを使いつつも、各地域特性・嗜好に応じて、味付けの異なる車を低価格ですばやく量産する体制を完成させることである。カローラが典型だ。世界のカローラを一同に集めて、比較するチャンスがあれば是非参加したい。今のカローラは、世界戦略車に変身しているのだ。

BMWは、世界のどの工場で作っていても、まったく同じ品質・味付けの"BMW"というブランドを正確に再現した車を、正しく製造することを構築している。そのためにデザイン・センターはミュンヘンだけにある

トヨタは、レクサスをアメリカで始めた。今度、日本に輸入した。レクサスは、世界同じだろうか? それとも、、同じモジュールを使いつつも、各地域特性・嗜好に応じて、味付けの異なる車を低価格ですばやく量産し、高価格で販売するのだろうか?
[前回Blog]の続き、⑤までに書いたことから示唆させる事の第二回目です。

前回は、オンラインの復権でした。今回は、メカニカルを追い越すエレクトロニクスです。

なーんだ、そんなこと今に始まった事じゃない!
確かに、随分前からのトレンドです。しかし、多少とも車好きの私の観察では、過去は、『メカが主で、エレキはそれをサポートする従』という主従関係でした。したがって、設計プロセスもメカが完成してから、そこにエレキ(電装部品)を足していくという順番が主流でした。しかし、現在は、エレキの地位が対等以上になり、『エレキを前提として設計し、不都合ならメカ側を変更する』という主従逆転を迎えたと感じているのです。

換言すれは、車産業の付加価値の大半が、メカによってもたらされた時代が終焉し、エレキからもたらされる付加価値が日進月歩で拡大しているという事実認識が、完成車メーカーの経営者に定着したと判定しています。

エンジンからキャブレターが消え、スロットル・バルブや、ブレーキから物理的ワイヤーが消え、制動、挙動のコントロールに高機能センサーが満載され、ABS、ESPなどが安全・快適、故障率低減などを目指して搭載されている。トヨタは半導体まで自前で設計しようとしている。

このトレンドを決定的にしたのが、ハイブリッド・エンジンである。ガソリン+電気モーター、ディーゼル・エンジン+電気モーター、 水素エンジン+、、、、、、様々な組み合わせが出現するが、それらの組み合わせをコントロールするのが、半導体とソフトウェアである。

最近、ウェッブで車のサイトを読んでいて、
Aさん『どうもミッションの調子がおかしいのです、、、1速~2速がスムーズじゃ無いのです、、、』
Bさん、『ああ、それなら、ディーラーに行って、ソフトを入れなおしてもらえば、一発で快調になります、、、、』
というやり取りを見かけた。まるで、システム・ソフトの会話だ。最新のAT、CVTは学習型などが主流だが、ソフトの塊のようだ。当然のことだが、車の初期不良はメカだけでなく、最近はエレキ(ハード+ソフト)部分に増加しているようだ。

アメリカの車産業は、まさにこのエレキをサボってきたツケが一気に噴出している。事実上、フォードもGMも死んでいる。ゾンビのような存在である。このゾンビは死んでいるのに、現世で活動をしているため、他の健全企業に多大な迷惑を与え続けるだろう。最終的には、トヨタが買収するしか無いだろう。クライスラーがダイムラーに買収されて見事に復活したのだから、トヨタがGMかフォードを再生するのもアメリカ人には抵抗が無いだろう。

参考:(車に興味のあるかたは、別Blobを訪問してみてください。)
[ 18:20 ] [ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
今日15日の日本株の反応(下落)は、実にきわどい。不安心理の塊だ。今晩のバーナンキの議会証言で何が飛び出すか分からないので、昨日の上げを利益確定しておこうという行動だと解説されている。要するに、今晩のセレモニーが過ぎなければ、誰も安心しないという雰囲気だ。

今は1月23日ごろの雰囲気(右の赤枠の部分)にそっくりの心理的なテクニカル状況を示している。
[さて、そろそろ調整も終わるかもしれないので、準備をしよう! アメリカ株]で底打ち近し!と書きましたが、ここまでは想定どおりになってきました。

今晩のバーナンキの議会証言を心配する声も聞こえますが、はっきりと方向を示すような言葉が出るはずも無いので、議会証言というセレモニーが終了すること事態が重要であって、終了すれば売り材料(=懸念材料)が消えます。自然とショートカバーが進むでしょう。
2006/02/14のBlog
[ 22:32 ] [ 大局観、テーマ、見識 ]
[関連したBlog]の続きです。

この1月からイギリスで始まっている証券会社に支払う手数料のアンバンドリングが、現実のビジネス戦略に影響を与え始めています。昨年までは、リサーチの対価と売買執行手数料の合計を一体で支払ってきたのですが、1月以降は年金ファンドの運用者は、証券会社に一体で支払ったとしても、その内訳を開示しなければならなくなりました。さらには、6月以降は個人向けの投資信託の運用者も、リサーチの対価の支払額と売買執行手数料の支払額を区分公開しなければなりません。

現在、イギリスの大手投資顧問が支払っている平均的な手数料ですが、日米欧の株に関しては、証券会社は約定代金の約15bp(0.15%)を受け取るのですが、執行手数料が8bp、リサーチの対価が7bpとなっているようです。

また、各運用会社は発注するブローカーとして、8社~12社をexecution brokerとして登録するようです。売買の発注に際しては、execution brokerに一旦リサーチの対価と売買執行手数料の合計を一体で支払うが、3ヶ月ごとにリサーチの対価の部分に該当する金額を、運用者が指定した割合でリサーチ提供者に小切手を送付するスキームになるようです。

ブローカーとしては、execution brokerに選定されることが必須です。低コストで効率的なトレーディング・システムを構築するために巨額のシステム投資を開始しています。装置産業の性格上、量を確保したものが低コストオペレーターとして君臨できるからです。なお、今回の動きの先鞭をつけたリーマンは、既に過去3年間で膨大なシステム投資をして効率的なトーディングを実現していると言われてます。

運用会社サイドの動きとしても、トレーディング・システムへの投資が拡大しているようです。この背景ですが、運用会社のトレーダーがブローカーの提供する発注ソフトを直接使用してorder placementするケースが急増しているからです。つまり、ブローカーのトレーダーの手は通らないので、彼らは不要な存在になり失業するのです。ブローカーは、execution brokerに選定してもらう(=自社の発注ソフトを使ってもらう)ために、発注ソフトのアルゴリズム開発に巨額の投資をしています。運用会社のトレーダーが脚光を浴びつつあると言えます。

リサーチの対価が、7bpと全体の半分以下である上に、発注を受けたブローカーが全部をキープできず、独立系リサーチ会社との間で契約されているcommission sharing agreementにしたがって、社外流出を余儀なくされる割合が増加すると予想されております。証券会社では、アナリストの規模を絞り込む動きが始まっています。なお、平均して約30社の独立系リサーチ会社(ブローカーでは無い)が使われているらしいです。

アナリスト受難は、証券(セルサイド)だけではなく、運用者が抱えるバイサイド・アナリストにも及びます。リサーチ費用の支払いが、『ファンドの資金』から、『運用会社の経費(コスト)』へと変化を迫られている過程で、小規模の運用会社は、収入が少ないので、自社でアナリストを抱えられなくなる可能性があります。大規模運用会社は、絶対的な収入が大きいので、人件費をまかなえるのです。大規模運用会社に有利に働くために、規模の拡大を追及した吸収合併が進むでしょう。

昨日のメリルの運用部門をブラックロックに売却したのも、昨年、シティが自社の運用部門をレッグ・メイソンに売ったのも、今日の事態を予測してのことと思われます。
この1ヶ月で散々に非難されているグーグルです。
下落の原因は懸念です。
懸念とか、不安で下がっている時の下値の目処は理論では無くチャートポイントです。何故なら、懸念や不安とは、理論的なものでは無く、コレまでOKと信じていたものに対する自信の喪失に過ぎないのですが、これは非常に主観的な要素の変化に過ぎないからです。客観的で無いのです。
ということでチャートポイントを探すと、赤線の所と、黒線の所です。現在は緑線の所にあります。今日、明日にでも日中で到達してしまう可能性があります。
アップルも久々の大幅下落です。
昨年も同じような短期的な業績懸念で下落した局面(下図の丸印)がありました。この時は約▼25%の下落でした。
現在も、ほぼ同じ約▼25%の下落となっています。ショートカバーの戻しに過ぎないと言いながら、底を打っていたという展開を想定すべきと思います。
[ 21:23 ] [ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
[関連したBlog]で、アメリカ株の底固めが近づいたと書きました。日本株も同様な調整完了を思われる動きになってきました。

テクニカル的にも短期的には売られすぎからの反発局面に向かう準備ができました。
これで悪材料が出なければ、いわゆるショート・カバーが先導する戻りに入るでしょう。
そのための第一関門が今夜のアメリカ株です。明日の朝を静かに待ちましょう。
2006/02/13のBlog
[ 22:37 ] [ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
久々に元気な会社が上場された。

上場前に内藤社長のプレゼンを受けるチャンスがあった。
現在進行中のWeb2.0を体現している企業だと感じた。
ヤフー・ジャパンが上場前する時の井上社長のプレゼンを聞いたとき、『こんな株の仕事なんかやめて、ヤフーで仕事をしたい』と興奮した記憶が呼び覚まされた。

内藤社長の年齢は27歳である。サイバーエージェントが上場した時の藤田社長とほぼ同じだ。当時の藤田社長と比べ、内藤社長はプレゼンが断然上手だ。プレゼン能力は経営者としては重要な資質だ。

株価は、予想通りぶっ飛んだ初値となった。アメリカには類似企業がワンサカとあるが、日本ではココだけという状況であり、また流通株数が極端に少ないことから、PER=280倍である。中身が伴った成長が継続することがパンパンに織り込まれている。そうなるか否かの判定は不能だ。

ネットでは色々書かれている。しかし、雑音に紛らわされないで、すくすくと成長する会社になって欲しい。そうなれば、ホリエモン後の新しい日本の元気の源になるかもしれない。上場で大金を手にした経営者が態度を急変させることが多い。急速に、実業的企業経営から興味を失い、株式投資家、M&A屋と変身してしまう。内藤社長はどうなるだろうか? 要観察である。

この会社、しばらく追跡して見ようと思う。
野村證券によると、経常収支赤字を証券投資流入でファイナンスしているという。理由は、インフラ整備が遅れ、外資規制が残存しているため、直接投資資金が入りづらいと解説している。

2005年は、日本人のインド株投資は過去最高の盛り上がりを見せ4000億円以上だったらしい。2006年2月現在、その勢いは健在に見える。
原油生産、輸出:2004年
埋蔵量:2006年1月