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2006/03/28のBlog
[ 16:59 ]
[ 投資環境の認識 ]
<<私は中東に関しては全くの素人です。この地域は踏み上げ太郎さんの方が適任とは思いますが、私なりに考えてみました。>>
先月、Financial Timesの一面を飾った中東株式市場の暴落の様子です。
サウジ(黒)、カタール(赤)、ドバイ(緑)の過去3年間です。通貨はドルに揃えてあります。
先月、Financial Timesの一面を飾った中東株式市場の暴落の様子です。
サウジ(黒)、カタール(赤)、ドバイ(緑)の過去3年間です。通貨はドルに揃えてあります。
一番派手に上がって暴落しているのが、ドバイです。世界のセレブがこぞって購入したコンドミニアムがあるドバイのバブルの塔(バージュ・アル・アラブ?)が象徴するような相場です。3年間で10倍になって、ピークから半値です。過去の歴史の常識をベースにした判断では、これはバブルが発生し、そして崩壊したと判断されます。(常に今回は違う!という説が跋扈しますが、、、)
次は、カタールです。中東内ではGTL開発で有名です。カタールは、ほんの(?)4倍になって、▼30%下がっただけです。ただ下げ始めた時期がドバイと同時期です。下げの要因は同じなのかもしれません。そうであれば、程度はドバイほどでは無くても、バブルが発生し、崩壊したのかもしれません。ただ、カタールは割りと真面目にGTLのような産業に投資をしています。金融・不動産(まさにバブル産業)などに多大な投資をしているドバイとは違うかもしれません。
次は、カタールです。中東内ではGTL開発で有名です。カタールは、ほんの(?)4倍になって、▼30%下がっただけです。ただ下げ始めた時期がドバイと同時期です。下げの要因は同じなのかもしれません。そうであれば、程度はドバイほどでは無くても、バブルが発生し、崩壊したのかもしれません。ただ、カタールは割りと真面目にGTLのような産業に投資をしています。金融・不動産(まさにバブル産業)などに多大な投資をしているドバイとは違うかもしれません。
サウジは最近急落していますが、昨年終盤にラッシュした分が剥げただけです。これはOKに見えますが、過去半年に買った投資家は大損しているわけですから、調整期間はそれなりに長いと考えるべきでしょう。昨年の後半は何があったのかしら????
ただし、ここに書いたように、ドバイ、カタールが破裂したので、こっちの風船(サウジ)に資金が逃げてきたのでしょうか?そうであれば、今後サウジ株式市場は中東内の資金の受け皿として復活する可能性が高いですが、、、、それは希望的観測???
ただし、ここに書いたように、ドバイ、カタールが破裂したので、こっちの風船(サウジ)に資金が逃げてきたのでしょうか?そうであれば、今後サウジ株式市場は中東内の資金の受け皿として復活する可能性が高いですが、、、、それは希望的観測???
[ 14:06 ]
[ 投資環境の認識 ]
[前回Blog]に書いたブーム&バストの法則に従えば、以下のことが導かれる。
途中で落後した銘柄は、バブルが途中で弾け、valuationなどが通常状態に低下する。結果として価格はバブルによって生じたプレミアム分を消失し、それは戻らない。
そういう目で、バブル破裂が懸念されている国の通貨を順に観察して見ましょう。最初は、日本人が外貨預金など多くの投資をしていいるアジア通貨のオーストリア・ドル(1番目の図)とニュージーランド・ドル(2番目の図)です。
オーストラリア・ドルですが、アメリカが、『金融引き締めに転ずるぞ!』という時期(2004年前半)に、0.7割れまで売られました。今回、ここを下回るまで売られるか否かで判断することになるのでしょう。オーストラリアは、資源の輸出で潤っているのですが、国内のインフラ整備で設備投資をしなければならないし、好景気で消費も好調なので、輸入が増加し、貿易赤字が拡大しています。要は、資源輸出で黒字になるには程遠いのです。
途中で落後した銘柄は、バブルが途中で弾け、valuationなどが通常状態に低下する。結果として価格はバブルによって生じたプレミアム分を消失し、それは戻らない。
そういう目で、バブル破裂が懸念されている国の通貨を順に観察して見ましょう。最初は、日本人が外貨預金など多くの投資をしていいるアジア通貨のオーストリア・ドル(1番目の図)とニュージーランド・ドル(2番目の図)です。
オーストラリア・ドルですが、アメリカが、『金融引き締めに転ずるぞ!』という時期(2004年前半)に、0.7割れまで売られました。今回、ここを下回るまで売られるか否かで判断することになるのでしょう。オーストラリアは、資源の輸出で潤っているのですが、国内のインフラ整備で設備投資をしなければならないし、好景気で消費も好調なので、輸入が増加し、貿易赤字が拡大しています。要は、資源輸出で黒字になるには程遠いのです。
2番目は、ニュージーランド・ドルです。私は羊が多い、キウイの産地という低いレベルの知識しかありません。ここも貿易赤字は増えていますが、オーストラリアほどでは無いですね。
でも、高金利だからという理由で、"ここまで通貨を買い上げるのか!?"とチャートを見て改めてビックリです。通貨が短期間にこれだけ動けば、一般的には怒りが発生します。特に、産業の競争力とは無関係な所で発生(=変なヤカラの仕業で)したとあれば、政治化します。ちょっとイヤですね。ニュージーランドの輸出品の価格が上がっていれば、これまでの通貨高を相殺しているのですが、、、、、どうなのかしら?
なお、通貨の下落局面で、歴史が示すところでは、金利引き上げで通貨の下落を防止できた国は存在しません。
でも、高金利だからという理由で、"ここまで通貨を買い上げるのか!?"とチャートを見て改めてビックリです。通貨が短期間にこれだけ動けば、一般的には怒りが発生します。特に、産業の競争力とは無関係な所で発生(=変なヤカラの仕業で)したとあれば、政治化します。ちょっとイヤですね。ニュージーランドの輸出品の価格が上がっていれば、これまでの通貨高を相殺しているのですが、、、、、どうなのかしら?
なお、通貨の下落局面で、歴史が示すところでは、金利引き上げで通貨の下落を防止できた国は存在しません。
3番目は、トルコ・リラです。
2002年のトルコ危機の際に、ドカンと通貨が下落しました。図では対ドルレートなので、線が急上昇しています。しかし、その後はEUに加盟するために、各種努力をしているので、過去3年間は通貨は安定(そこそこ値上がり)しています。
トルコは、拡大EUをはやして欧州各国から直接投資、ポートフォリオ投資など、資金の流入が盛んです。
その反動(=carry tradeの巻き戻しなど)が起こっているようには見えません。しかし、この数ヶ月欧州の高官と会った感触では、『今後5~6年間は、トルコがEUに加盟することは無い。反対する国が増加している』という感じでした。加盟期待の分ははげそうです。
加盟が無くなっても、トルコの経済発展は止まらないと思っていますけど、、、、
2002年のトルコ危機の際に、ドカンと通貨が下落しました。図では対ドルレートなので、線が急上昇しています。しかし、その後はEUに加盟するために、各種努力をしているので、過去3年間は通貨は安定(そこそこ値上がり)しています。
トルコは、拡大EUをはやして欧州各国から直接投資、ポートフォリオ投資など、資金の流入が盛んです。
その反動(=carry tradeの巻き戻しなど)が起こっているようには見えません。しかし、この数ヶ月欧州の高官と会った感触では、『今後5~6年間は、トルコがEUに加盟することは無い。反対する国が増加している』という感じでした。加盟期待の分ははげそうです。
加盟が無くなっても、トルコの経済発展は止まらないと思っていますけど、、、、
4番目は、ハンガリー・フォリントです。
全くカバーしていないのですが、経常収支はこの数年悪化を続けています。より東の欧州が安価な労働力と安い税率を提供しており、ハンガリーの競争力が相対的に低下しているのかな?と思います。
全くカバーしていないのですが、経常収支はこの数年悪化を続けています。より東の欧州が安価な労働力と安い税率を提供しており、ハンガリーの競争力が相対的に低下しているのかな?と思います。
最後は、アイスランド・クローナです。
これは前回見たとおりです。
====追記====
売られている通貨に共通するのは、経常収支などマクロに問題があり、その問題点が改善を示していないことです。脆弱と分かっていても、流動性が許せば(=逃げられる範囲で)、短期の投資はマクロの問題を無視できるのです。参加者は徐々に集まるのですが、逃げるときは参加者は最初から脆弱性を理解して参加しているので、一斉に逃げることになります。
==========
参考:
キャリー・トレードの静かな崩壊 : アイスランド・クローナ
アイスランドのマクロ統計など
えーっ、メルトダウン! アイスランドは、"アジア危機の時のタイよりひどい"?
これは前回見たとおりです。
====追記====
売られている通貨に共通するのは、経常収支などマクロに問題があり、その問題点が改善を示していないことです。脆弱と分かっていても、流動性が許せば(=逃げられる範囲で)、短期の投資はマクロの問題を無視できるのです。参加者は徐々に集まるのですが、逃げるときは参加者は最初から脆弱性を理解して参加しているので、一斉に逃げることになります。
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参考:
キャリー・トレードの静かな崩壊 : アイスランド・クローナ
アイスランドのマクロ統計など
えーっ、メルトダウン! アイスランドは、"アジア危機の時のタイよりひどい"?
[ 13:34 ]
[ 投資の知恵袋 ]
風船は、一番弱い場所が避けて破裂する。金融市場のバブルも全く同じだ。
しかし、風船と金融バブルの一番の違いは、破裂するときに、その風船に入っていた空気が別の風船に流入して、残った風船をさらに膨らませるバブル増強のメカニズムだ。
途中で破裂した風船は結果的(=将来の評価としては)に、バブルの本命とは見なされず、脇役が落後していく過程と見なされる。その周辺銘柄のふるい落としを重ねながら、バブル本命銘柄に資金が集中していく。
何回かのふるい落とし局面を経るごとに、前の局面よりもバブルの増長力は強力化する。だから、バブルの最終局面の上昇力は圧倒的であるし、反対に崩壊過程の破壊力は周辺の全てを巻き込んでしまうほどなのだ。
しかし、風船と金融バブルの一番の違いは、破裂するときに、その風船に入っていた空気が別の風船に流入して、残った風船をさらに膨らませるバブル増強のメカニズムだ。
途中で破裂した風船は結果的(=将来の評価としては)に、バブルの本命とは見なされず、脇役が落後していく過程と見なされる。その周辺銘柄のふるい落としを重ねながら、バブル本命銘柄に資金が集中していく。
何回かのふるい落とし局面を経るごとに、前の局面よりもバブルの増長力は強力化する。だから、バブルの最終局面の上昇力は圧倒的であるし、反対に崩壊過程の破壊力は周辺の全てを巻き込んでしまうほどなのだ。
2006/03/27のBlog
[ 23:11 ]
[ 投資環境の認識 ]
[前回Blog]に続きアイスランド問題です。
数日前から、グーグルのニュースのカスタマイズ機能を使って『Iceland Krona』に関するニュースを追跡してます。今日、右のコピペのような記事も出てました。要は、ここまでの推移の解説です。
格付け機関のFitch & Coが、 outlook on Iceland's rating from stable to negativeに引き下げました。.
直後に、為替がa 4.6% drop in the Icelandic krona against the dollar, its biggest one-day fall for almost five years. と大幅下落を始めました。
その後、 Denmark's Danske Bankのレポートが先週出ました。 Iceland looked to be heading towards recession this year and nextと、景気後退を予測しています。しかも金融危機が引き起こさる could spark a financial crisis.とまで言っています。
現在の景気は、the most overheated in the OECD areaなので、今後経済は, output would fall by up to 10% over the next two yearsと不景気の程度はひどいぞ!しかもこれまでの国を挙げてのレバレッジプレイは、the expansion of debt, leverage and risk-taking was almost without precedent anywhere in the world.という感じで、国がヘッジファンドのようだと述べています。
しかも、 Iceland looks worse on almost all measures than Thailand did before its crisis in 1997, and only moderately more healthy than Turkey before its 2001 crisis,' the report saidと、このレポートは、アジア危機直前のタイより悪く、2001年の危機のトルコよりは少しマシな程度と述べています。
ここまでこき下ろしたレポートはなかなかお目にかかれません。
先月からエマージング関連は株価が冴えないのですが、今日当たり欧州全体に暗雲が垂れ込めています。
大丈夫かしら????
数日前から、グーグルのニュースのカスタマイズ機能を使って『Iceland Krona』に関するニュースを追跡してます。今日、右のコピペのような記事も出てました。要は、ここまでの推移の解説です。
格付け機関のFitch & Coが、 outlook on Iceland's rating from stable to negativeに引き下げました。.
直後に、為替がa 4.6% drop in the Icelandic krona against the dollar, its biggest one-day fall for almost five years. と大幅下落を始めました。
その後、 Denmark's Danske Bankのレポートが先週出ました。 Iceland looked to be heading towards recession this year and nextと、景気後退を予測しています。しかも金融危機が引き起こさる could spark a financial crisis.とまで言っています。
現在の景気は、the most overheated in the OECD areaなので、今後経済は, output would fall by up to 10% over the next two yearsと不景気の程度はひどいぞ!しかもこれまでの国を挙げてのレバレッジプレイは、the expansion of debt, leverage and risk-taking was almost without precedent anywhere in the world.という感じで、国がヘッジファンドのようだと述べています。
しかも、 Iceland looks worse on almost all measures than Thailand did before its crisis in 1997, and only moderately more healthy than Turkey before its 2001 crisis,' the report saidと、このレポートは、アジア危機直前のタイより悪く、2001年の危機のトルコよりは少しマシな程度と述べています。
ここまでこき下ろしたレポートはなかなかお目にかかれません。
先月からエマージング関連は株価が冴えないのですが、今日当たり欧州全体に暗雲が垂れ込めています。
大丈夫かしら????
[ 21:50 ]
[ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
[3月13日の朝日新聞の広告に掲載されてうれしかった]という記事を書きましたが、今日から丸の内線の車内広告が始まってました。
夕方の電車の中で、デジカメで記念に撮影しようかと思いましたが、携帯のデジカメを構えた瞬間、みんなの視線が集まってしまいました。変な(危険な?)オジサンと思われそうで、やめてしまいました。人の少ない早朝にトライしてみたいです。一般人がマスコミ(?)に掲載されるって、一生に一度か二度でしょうから、、、、、、
夕方の電車の中で、デジカメで記念に撮影しようかと思いましたが、携帯のデジカメを構えた瞬間、みんなの視線が集まってしまいました。変な(危険な?)オジサンと思われそうで、やめてしまいました。人の少ない早朝にトライしてみたいです。一般人がマスコミ(?)に掲載されるって、一生に一度か二度でしょうから、、、、、、
筑摩書房のHPに先日の朝日新聞に掲載されたブログの一覧が出てました。
皆さん、それぞれ今後も読みたいと思わせるブログが多かったです。
これらを読んでいて、『ブログ』は確かに表現革命を起こしていると思いました。
皆さん、それぞれ今後も読みたいと思わせるブログが多かったです。
これらを読んでいて、『ブログ』は確かに表現革命を起こしていると思いました。
[ 21:10 ]
[ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
2006/03/26のBlog
[ 21:49 ]
[ 投資環境の認識 ]
中国は世界最大の鉄鉱石の輸入国だと思うのですが、その中国が鉄鉱石の急速な値上がりに怒って、『これ以上の値上げは受け入れられない!』と拒否の姿勢を打ち出しています。
とは言っても、北京オリンピック、上海万博に向けて、需要は旺盛であり、個別の企業が輸出国に降参してしまう可能性が高いのも事実です。そこで、輸入に関しては、窓口を一本化し、個別企業の抜け駆けを禁止する方策を打ち出しました。日本企業は、そこまでラディカルな実力行使はしないのですが、影では『中国頑張れ!』という感じです。
資源産出側はこの2~3年でM&Aが進展したので、寡占化が進みました。少々輸出が止まっても、強固な財務体質をバックに中国と我慢比べ・長期戦が可能です。
とは言っても、お互い持ちつ持たれつ、将来(10年後)資源価格が下落する局面もあるかもしれません。その時も中国は世界最大級の買い手のハズですから、極端な冷たい仕打ちも出来ません。
要は、マスコミは派手に書き立てますが、中国は、昨年の+90%の値上げは受け入れ不可能ですが、ソコソコの値上げで手を打つことは可能です。先々、人民元の切り上げでドルベースの価格上昇をある程度相殺できるからです。鉄を輸出するのでは無く、国内で消費するのなら、人民元の切り上げは有効に使えます。
ただ、値上げが株式市場の期待している幅に届かなければ、資源株は上がらなくなるでしょう。それは、BRICs相場が資源産出国(ロシアなど)優位から、資源消費国(中国など)優位に変質するサインとなるかもしれないのです。
とは言っても、北京オリンピック、上海万博に向けて、需要は旺盛であり、個別の企業が輸出国に降参してしまう可能性が高いのも事実です。そこで、輸入に関しては、窓口を一本化し、個別企業の抜け駆けを禁止する方策を打ち出しました。日本企業は、そこまでラディカルな実力行使はしないのですが、影では『中国頑張れ!』という感じです。
資源産出側はこの2~3年でM&Aが進展したので、寡占化が進みました。少々輸出が止まっても、強固な財務体質をバックに中国と我慢比べ・長期戦が可能です。
とは言っても、お互い持ちつ持たれつ、将来(10年後)資源価格が下落する局面もあるかもしれません。その時も中国は世界最大級の買い手のハズですから、極端な冷たい仕打ちも出来ません。
要は、マスコミは派手に書き立てますが、中国は、昨年の+90%の値上げは受け入れ不可能ですが、ソコソコの値上げで手を打つことは可能です。先々、人民元の切り上げでドルベースの価格上昇をある程度相殺できるからです。鉄を輸出するのでは無く、国内で消費するのなら、人民元の切り上げは有効に使えます。
ただ、値上げが株式市場の期待している幅に届かなければ、資源株は上がらなくなるでしょう。それは、BRICs相場が資源産出国(ロシアなど)優位から、資源消費国(中国など)優位に変質するサインとなるかもしれないのです。
2006/03/25のBlog
[ 23:34 ]
[ 資料 ]
日本人から見た海外株式投資は、先進国投資とエマージング投資に二分できます。
日本株の大型株投資と小型(=国内エマージング)株投資の関係と似ています。
海外大型株の代表として、日本人がアメリカ株に投資していたら、過去はどうだったのかという振り返りをして見ました。
ちなみに、全期間通産では、NYダウに投資していれば、+370%(年率+10%)で、NASDAQに投資していれば、+304%(年率+9%)です。年率1%の違いですが、複利では、60%以上の差になります。
なお、日本株は、▼58%(毎年▼5%)、、トホホでした。(しかし、今は反転しましたよ。)
Aの期間(1990年~1995年5月)
株高ですが、為替が円高で、それが大きなマイナス要因となり、ほとんど儲かっていません。しかし、同時期の日本株(紫線)は、とんでもないマイナスですから、よっぽどマシなのですが、、、
Bの期間(1995年6月~1999年7月ごろ)
株高、しかも円安で、アメリカ株投資はウハウハの期間です。98年にアジア・ロシア危機がありましたが、Fedグリーンスパンの緊急金融緩和というカンフル剤で危機を脱し、NYダウ(緑線)が戻り高値に達しました。しかし、その後は、アジア・ロシア危機と同時にドル安が始まりましたので、日本人にとっては戻り高値の時が実質的にはピークでした。NASDAQ投資は別ですが、、、、
Cの期間(1999年8月ごろ~2002年1月ごろ)
NYダウは、ダウ銘柄の業績が伸びなくなったことと、ドル安で、日本人から見れば、実質調整局面入りしました。指数(ドルベース)はNASDAQバブルにツレ高して、2000年1月の高値まで上昇するのです。
一方NASDAQ(黒線)は、『Y2Kで世界のコンピューターが止まる』というウワサに踊らされて、また企業のガードの甘いIT投資、携帯電話革命、、、、、などで、バブルに突入しました。バブッた分はシッカリ下がりました。単に割高まで上がり、それは無かったねといって元に戻るだけです。
Dの期間(2002年2月ごろ~現在)
しかし、悪いときには悪いことが重なるものです。
NASDAQ企業の多くは、経営者がオプションをたんまりもらっていたので、株価さえ上昇すれば給料の10倍以上の利益が懐に転がり込む構造になっていました。勢い、日々の地道な業績改善よりも、小手先の会計操作(=架空利益計上、費用の過少計上で利益を膨らます)で、見せ掛けだけ業績好調を装っていました。
それが、2001年にズルズルばれてしまいました。その後2年弱は、NASDAQ企業だけでなく、アメリカ企業全体に対する不審が増大し、PERが急低下し、株価も急低下しました。
さらに悪いことに、ブッシュが戦争を始めました。アフガニスタン、イラン、、、、
会計疑惑と、ブッシュの戦争で、株価は大底まで叩き売られました。
ここが、日米ともに、株価の大底でした。その後は、皆様の知るとおりです。
日本株の大型株投資と小型(=国内エマージング)株投資の関係と似ています。
海外大型株の代表として、日本人がアメリカ株に投資していたら、過去はどうだったのかという振り返りをして見ました。
ちなみに、全期間通産では、NYダウに投資していれば、+370%(年率+10%)で、NASDAQに投資していれば、+304%(年率+9%)です。年率1%の違いですが、複利では、60%以上の差になります。
なお、日本株は、▼58%(毎年▼5%)、、トホホでした。(しかし、今は反転しましたよ。)
Aの期間(1990年~1995年5月)
株高ですが、為替が円高で、それが大きなマイナス要因となり、ほとんど儲かっていません。しかし、同時期の日本株(紫線)は、とんでもないマイナスですから、よっぽどマシなのですが、、、
Bの期間(1995年6月~1999年7月ごろ)
株高、しかも円安で、アメリカ株投資はウハウハの期間です。98年にアジア・ロシア危機がありましたが、Fedグリーンスパンの緊急金融緩和というカンフル剤で危機を脱し、NYダウ(緑線)が戻り高値に達しました。しかし、その後は、アジア・ロシア危機と同時にドル安が始まりましたので、日本人にとっては戻り高値の時が実質的にはピークでした。NASDAQ投資は別ですが、、、、
Cの期間(1999年8月ごろ~2002年1月ごろ)
NYダウは、ダウ銘柄の業績が伸びなくなったことと、ドル安で、日本人から見れば、実質調整局面入りしました。指数(ドルベース)はNASDAQバブルにツレ高して、2000年1月の高値まで上昇するのです。
一方NASDAQ(黒線)は、『Y2Kで世界のコンピューターが止まる』というウワサに踊らされて、また企業のガードの甘いIT投資、携帯電話革命、、、、、などで、バブルに突入しました。バブッた分はシッカリ下がりました。単に割高まで上がり、それは無かったねといって元に戻るだけです。
Dの期間(2002年2月ごろ~現在)
しかし、悪いときには悪いことが重なるものです。
NASDAQ企業の多くは、経営者がオプションをたんまりもらっていたので、株価さえ上昇すれば給料の10倍以上の利益が懐に転がり込む構造になっていました。勢い、日々の地道な業績改善よりも、小手先の会計操作(=架空利益計上、費用の過少計上で利益を膨らます)で、見せ掛けだけ業績好調を装っていました。
それが、2001年にズルズルばれてしまいました。その後2年弱は、NASDAQ企業だけでなく、アメリカ企業全体に対する不審が増大し、PERが急低下し、株価も急低下しました。
さらに悪いことに、ブッシュが戦争を始めました。アフガニスタン、イラン、、、、
会計疑惑と、ブッシュの戦争で、株価は大底まで叩き売られました。
ここが、日米ともに、株価の大底でした。その後は、皆様の知るとおりです。
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上記期間に対応する予想EPSベースのPERの推移
H:月次の株価の高値対応PER
L:月次の株価の安値対応PER
バブル崩壊後は、株価の変動率が高いことが、目で見ても明白です。
ヘッジファンドが隆盛を極める一因となりました。
現在主流のヘッジファンドにとっては、volatilityこそ命ですから。
上記期間に対応する予想EPSベースのPERの推移
H:月次の株価の高値対応PER
L:月次の株価の安値対応PER
バブル崩壊後は、株価の変動率が高いことが、目で見ても明白です。
ヘッジファンドが隆盛を極める一因となりました。
現在主流のヘッジファンドにとっては、volatilityこそ命ですから。
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3番円の図は、PEと10年債券金利(グラフでは、逆数化)の比較
期間Bの終盤は、金利上昇にもかかわらず、PEが上昇した。これこそ、バブルが始まった本質部分だろう。
期間Dは、羹に懲りて膾を吹く状態。金利低下にもかかわらず、PEが低下。
ただし、金利低下が、一部住宅などを除き、EPSに好影響を与えない期間とも言える。それゆえ、04年以降金融引き締めに転じても、長期金利は上昇せず、また引き締めで景気も下降しない。金利と景気とPERの関係が断ち切れたように見える期間である。
もしかしたら、最近その関係が復活しつつあるのではと思うが、まだ分からない。
3番円の図は、PEと10年債券金利(グラフでは、逆数化)の比較
期間Bの終盤は、金利上昇にもかかわらず、PEが上昇した。これこそ、バブルが始まった本質部分だろう。
期間Dは、羹に懲りて膾を吹く状態。金利低下にもかかわらず、PEが低下。
ただし、金利低下が、一部住宅などを除き、EPSに好影響を与えない期間とも言える。それゆえ、04年以降金融引き締めに転じても、長期金利は上昇せず、また引き締めで景気も下降しない。金利と景気とPERの関係が断ち切れたように見える期間である。
もしかしたら、最近その関係が復活しつつあるのではと思うが、まだ分からない。
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同期間の金利推移、FFレート、2年債、10年債
趨勢的な金利の低下は、経済の変動性(volatility)の低下という良い意味もあるが、名目経済の成長力の低下も意味していると感じる。換言すれば、借金(レバレッジ)をすれば、経済成長力を引き上げることが可能だが、既に借金を重ねた身には少々の追加の借金は経済の成長力の引き上げ効果が薄れてくるのだ。麻薬の吸いすぎみたいなものか。 (副作用は何?? そして、いつ??)
同期間の金利推移、FFレート、2年債、10年債
趨勢的な金利の低下は、経済の変動性(volatility)の低下という良い意味もあるが、名目経済の成長力の低下も意味していると感じる。換言すれば、借金(レバレッジ)をすれば、経済成長力を引き上げることが可能だが、既に借金を重ねた身には少々の追加の借金は経済の成長力の引き上げ効果が薄れてくるのだ。麻薬の吸いすぎみたいなものか。 (副作用は何?? そして、いつ??)
[ 23:18 ]
[ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
3番目は、政策金利(短期金利)の推移です。
アメリカ同様、ドンドン引き上げてます。
1年ちょっとで、5%以上も引き上げられています。今後の景気後退が心配する投資化がいるのも理解できます。しかし、金が詰まらない限り大丈夫です。
その金が今問題になっているのですね、、、、
アメリカ同様、ドンドン引き上げてます。
1年ちょっとで、5%以上も引き上げられています。今後の景気後退が心配する投資化がいるのも理解できます。しかし、金が詰まらない限り大丈夫です。
その金が今問題になっているのですね、、、、
最後は賃金の推移です。
5年間で、35%程度の上昇ですから、年間+6%の賃金上昇率です。
物価が3%~5%の上昇に過ぎませんから、実質賃金上昇率は、かなり高いですね。今後の物価上昇が懸念されるのもうなづけます。
5年間で、35%程度の上昇ですから、年間+6%の賃金上昇率です。
物価が3%~5%の上昇に過ぎませんから、実質賃金上昇率は、かなり高いですね。今後の物価上昇が懸念されるのもうなづけます。
なお、アイスランドは地熱発電などエネルギーコストが安価に入手できます。
それゆえ、アルコアが電機を大量消費するアルミの精錬所を作ることになっていました。そんなこんなで設備投資ブームもあるのかもしれません。機械産業など無さそうなので、輸入も増えるでしょう。
好景気(04年DGP+8.2%、05年+5.5%)と賃金上昇で消費も好調なのでしょう。
それゆえ、アルコアが電機を大量消費するアルミの精錬所を作ることになっていました。そんなこんなで設備投資ブームもあるのかもしれません。機械産業など無さそうなので、輸入も増えるでしょう。
好景気(04年DGP+8.2%、05年+5.5%)と賃金上昇で消費も好調なのでしょう。
[ 21:58 ]
[ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
欧州で、キャリートレードのアンワインディングに伴う崩壊現象が静かに起こっています。アイスランドの株式、債券、通貨アイスランド・クローナ(ISK)です。
上のグラフで線が急上昇していますが、これはISKが大幅な下落を演じていることを示しています。アイスランドの大銀行(日本の東京三菱クラス)が資金繰りに窮しているというニュースも流れているようです。ISKがどこまで下落するか分からない、金融市場・システムに不安がある。だから金を貸せない、と言っているのかもしれません。
上のグラフで線が急上昇していますが、これはISKが大幅な下落を演じていることを示しています。アイスランドの大銀行(日本の東京三菱クラス)が資金繰りに窮しているというニュースも流れているようです。ISKがどこまで下落するか分からない、金融市場・システムに不安がある。だから金を貸せない、と言っているのかもしれません。
ただ、2番目のグラフを見ていただければ、2002年以降、キャリートレード($で金を借りて)でISKに投資していた人は大もうけをしているのです。この一年以内に『そんなに儲かるのなら私も!』と軽い気持ちで新規に参入した投資家が大ヤケドをしているのです。
しかし、ここからもう一段局面が激化すれば1998年のロシア・アジア危機と同じ様相を呈するかもしれません。この週末のニュースは要ウォッチです。何が飛び出すかわかりませんから。
しかし、ここからもう一段局面が激化すれば1998年のロシア・アジア危機と同じ様相を呈するかもしれません。この週末のニュースは要ウォッチです。何が飛び出すかわかりませんから。
===以下、加筆===
3月22日のニュースでは、アイスランドは景気後退リセッション懸念と、国のレイティングが引き下げられる懸念がでており、2ヶ月連月で国債の発行が出来なかった。
期間4年の国債の金利が、8.52%では、金利が高すぎてアイスランドとしては受け入れられないと言っています。
市場は、2ヶ月連続の国債発行中止を、『資金がアイスランドから逃げ出しているサイン』と受け止めているようです。過去4年間、アイスランドは先進欧州で最高のパフォーマンスを誇っていた国です。この急転直下の悪化は恐ろしいです!
2001年以降、アイスランドの株式市場(3番目の図)は、+378%上昇しました。為替(1番目、2番目の図)は+60%値上がりしていました。
投資家が逃げ出している背景のは、財政収支と経常収支の悪化のようです。しかし、政府は財政は黒字で借り入れの必要は無いと発表しています。確かに、昨年の財政は+3.8%の黒字です。ただ不景気がくれば黒字はあっという間に消える可能性があります。
メリルによれば、アイスランドのGDPは$13.8bnで、07年に返済期限が来る借金は$17.8bnだそうです。この数字が本当なら、ちょっと借金返済は大変だと思います。
これまでは、財政が黒字で国債の発行残高は、昨年▼16%も減少しています。こういう余裕が、2ヶ月連続の国債発行拒否という強気の姿勢の背景のようです。
また、過去3年間に、(好景気で??)、短期金利は、5.3%から10.75%に上昇しています。
短期金利が上昇し、為替が上昇する。これはホット・マネーが流入する絶好の条件ですね。
そして、高金利が将来の景気後退を引き起こし事態を悪化させるので、逃げ出す、これもホットマネーの行動パターンですね。ポーランドやニュージーランドでも同様な動きがあるという記事もあります。チェックしなければ、、、
3月22日のニュースでは、アイスランドは景気後退リセッション懸念と、国のレイティングが引き下げられる懸念がでており、2ヶ月連月で国債の発行が出来なかった。
期間4年の国債の金利が、8.52%では、金利が高すぎてアイスランドとしては受け入れられないと言っています。
市場は、2ヶ月連続の国債発行中止を、『資金がアイスランドから逃げ出しているサイン』と受け止めているようです。過去4年間、アイスランドは先進欧州で最高のパフォーマンスを誇っていた国です。この急転直下の悪化は恐ろしいです!
2001年以降、アイスランドの株式市場(3番目の図)は、+378%上昇しました。為替(1番目、2番目の図)は+60%値上がりしていました。
投資家が逃げ出している背景のは、財政収支と経常収支の悪化のようです。しかし、政府は財政は黒字で借り入れの必要は無いと発表しています。確かに、昨年の財政は+3.8%の黒字です。ただ不景気がくれば黒字はあっという間に消える可能性があります。
メリルによれば、アイスランドのGDPは$13.8bnで、07年に返済期限が来る借金は$17.8bnだそうです。この数字が本当なら、ちょっと借金返済は大変だと思います。
これまでは、財政が黒字で国債の発行残高は、昨年▼16%も減少しています。こういう余裕が、2ヶ月連続の国債発行拒否という強気の姿勢の背景のようです。
また、過去3年間に、(好景気で??)、短期金利は、5.3%から10.75%に上昇しています。
短期金利が上昇し、為替が上昇する。これはホット・マネーが流入する絶好の条件ですね。
そして、高金利が将来の景気後退を引き起こし事態を悪化させるので、逃げ出す、これもホットマネーの行動パターンですね。ポーランドやニュージーランドでも同様な動きがあるという記事もあります。チェックしなければ、、、
[ 17:32 ]
[ 特集 ]
株式市場に繰り返し発生する様々なブームの発生とその崩壊、、、、
2000年代のBRICsブームを十分に堪能し、かつ被害にあわずに早めに退出できるよに過去に学んでおきたい。直前のブーム&バストは、過去ではない、まだ私の体験記憶にあるのだから、、、、
(1)基本概念
ブーム&バブトの法則① (バブルの法則)
ブーム&バブトの法則② (バブルの法則)
2000年代のBRICsブームを十分に堪能し、かつ被害にあわずに早めに退出できるよに過去に学んでおきたい。直前のブーム&バストは、過去ではない、まだ私の体験記憶にあるのだから、、、、
(1)基本概念
ブーム&バブトの法則① (バブルの法則)
ブーム&バブトの法則② (バブルの法則)
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(2)最近の記事一覧
06年5月22日投資家の信頼感改善と、ファンダメンタルの改善は、鶏と卵の関係:エマージング投資
06年4月19日:世界のバランスが変調気味です
06年4月3日:マスコミを賑あわせ始めたアイスランド、中東の株、為替
06年3月28日:資金の偏在・集中は、中東(オイルマネー)発で、欧州エマージングにより顕著に発生している
06年3月28日:落後者かな?の観察 ② 中東株式市場
06年3月28日:落後者かな?の観察 ①
06年3月27日:えーっ、メルトダウン! アイスランドは、"アジア危機の時のタイよりひどい"?
06年3月25日:グローバル資本主義の危機
06年3月25日:キャリー・トレードの静かな崩壊 : アイスランド・クローナ
06年1月19日:新しい金融論(信用と情報の経済学)
05年9月4日:流動性の引く時の恐ろしさ ①
05年9月5日:流動性の引く時の恐ろしさ ②
05年9月1日:ミニ・パニック インドネシア
05年3月23日:BRICs相場に、昨年の春の嵐が再来するか? ③
05年3月23日:BRICs相場に、昨年の春の嵐が再来するか? ①
05年3月20日エマージング市場のバブルと、その崩壊・危機発生のメカニズム・特徴
(2)最近の記事一覧
06年5月22日投資家の信頼感改善と、ファンダメンタルの改善は、鶏と卵の関係:エマージング投資
06年4月19日:世界のバランスが変調気味です
06年4月3日:マスコミを賑あわせ始めたアイスランド、中東の株、為替
06年3月28日:資金の偏在・集中は、中東(オイルマネー)発で、欧州エマージングにより顕著に発生している
06年3月28日:落後者かな?の観察 ② 中東株式市場
06年3月28日:落後者かな?の観察 ①
06年3月27日:えーっ、メルトダウン! アイスランドは、"アジア危機の時のタイよりひどい"?
06年3月25日:グローバル資本主義の危機
06年3月25日:キャリー・トレードの静かな崩壊 : アイスランド・クローナ
06年1月19日:新しい金融論(信用と情報の経済学)
05年9月4日:流動性の引く時の恐ろしさ ①
05年9月5日:流動性の引く時の恐ろしさ ②
05年9月1日:ミニ・パニック インドネシア
05年3月23日:BRICs相場に、昨年の春の嵐が再来するか? ③
05年3月23日:BRICs相場に、昨年の春の嵐が再来するか? ①
05年3月20日エマージング市場のバブルと、その崩壊・危機発生のメカニズム・特徴
[ 16:34 ]
[ 本 ]
数多いソロスの著書の一つである。この本を購入後、今から3回目の読書をしようとしている。
一回目は、興味本位で彼のように上手な運用の秘訣は何だろうという気持ちで読んだ。(馬鹿な! そんな事は、どこにも書かれていない。)二回目は、金融システムの不安定性、特に前回のロシア危機の記録物としての価値を感じて読んだ。(本質に近づいたが、もっと深い部分がエッセンスなのに!)
そして、今三回目に取り掛かった。
理由は
①アイスランド・クローナの下落をどう理解するべきか
②この数年のBRICsブームの行く末
③バーナンキの金融政策が、98年のグリーンスパンのように、『外部の事件で、仕方が無い利下げ』になるのか、『ヘッジファンド(98年のLTCM)の不祥事は罰せられても仕方が無い』と無視されるのか、
などを考えたかったからだ。
今年読むべき、A級書籍と思う。
なお、この本はソロスの投資手法のエッセンスの一つである『証券市場の相互作用』に関して書かれているが、アジア・ロシア危機を通じて、ソロスが感じたグローバル資本主義の危機をどうやって防ぐべきかに関しても深い示唆が感じられる。
前半部分は、趣味に合わないと感じる人も多いだろう。そんな方は、第6章以降だけでも読んでいただきたい。まずは本屋で立ち読みを!
参考過去記事
流動性の引く時の恐ろしさ ①
流動性の引く時の恐ろしさ ②
一回目は、興味本位で彼のように上手な運用の秘訣は何だろうという気持ちで読んだ。(馬鹿な! そんな事は、どこにも書かれていない。)二回目は、金融システムの不安定性、特に前回のロシア危機の記録物としての価値を感じて読んだ。(本質に近づいたが、もっと深い部分がエッセンスなのに!)
そして、今三回目に取り掛かった。
理由は
①アイスランド・クローナの下落をどう理解するべきか
②この数年のBRICsブームの行く末
③バーナンキの金融政策が、98年のグリーンスパンのように、『外部の事件で、仕方が無い利下げ』になるのか、『ヘッジファンド(98年のLTCM)の不祥事は罰せられても仕方が無い』と無視されるのか、
などを考えたかったからだ。
今年読むべき、A級書籍と思う。
なお、この本はソロスの投資手法のエッセンスの一つである『証券市場の相互作用』に関して書かれているが、アジア・ロシア危機を通じて、ソロスが感じたグローバル資本主義の危機をどうやって防ぐべきかに関しても深い示唆が感じられる。
前半部分は、趣味に合わないと感じる人も多いだろう。そんな方は、第6章以降だけでも読んでいただきたい。まずは本屋で立ち読みを!
参考過去記事
流動性の引く時の恐ろしさ ①
流動性の引く時の恐ろしさ ②
2006/03/24のBlog
[ 00:18 ]
[ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
22日、23日と、この二日間だけなのですが、相場つきが変わりつつあります。
1月の中旬にピークを打って以来、2ヶ月超の調整局面を続けているのです。その特徴は安全パイにすがるというものです。
大型(右のチャートの黒)、中型(赤)、小型(緑)で言えば、大型で安定している企業、足元の業績好調が証明されている企業などを残して、多少不安の残る銘柄、将来期待で買われている銘柄を売って、様子見する行動です。
その結果、黒線の大型株は調整局面を脱し、いち早く年初来高値を更新したのです。しかし、ライブドア・ショックの後遺症や、昨年買い上げられすぎた反動安(+羹に懲りて膾を吹くという弱気のovershoot)の見られる中小型株は置いてけぼりを食らってました。
しかし、その一部、特に内需関連がこの二日間、元気になってきたのです。大型株だけでは相場が長続きしません。相場の裾野が広がらないからです。でも、この二日間の動きで、相場の広がりが見え始めましたし、いわゆる循環物色になってきたのです。
まだ不安定かもしれませんが、4月の新年度入りで新しい資金が入る期待を徐々に織り込み始めたのかも知れません。少し期待しながら観察したいと思います。
1月の中旬にピークを打って以来、2ヶ月超の調整局面を続けているのです。その特徴は安全パイにすがるというものです。
大型(右のチャートの黒)、中型(赤)、小型(緑)で言えば、大型で安定している企業、足元の業績好調が証明されている企業などを残して、多少不安の残る銘柄、将来期待で買われている銘柄を売って、様子見する行動です。
その結果、黒線の大型株は調整局面を脱し、いち早く年初来高値を更新したのです。しかし、ライブドア・ショックの後遺症や、昨年買い上げられすぎた反動安(+羹に懲りて膾を吹くという弱気のovershoot)の見られる中小型株は置いてけぼりを食らってました。
しかし、その一部、特に内需関連がこの二日間、元気になってきたのです。大型株だけでは相場が長続きしません。相場の裾野が広がらないからです。でも、この二日間の動きで、相場の広がりが見え始めましたし、いわゆる循環物色になってきたのです。
まだ不安定かもしれませんが、4月の新年度入りで新しい資金が入る期待を徐々に織り込み始めたのかも知れません。少し期待しながら観察したいと思います。
2006/03/22のBlog
[ 20:15 ]
[ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
今日からグーグル・ファイナンスが始まった。
ちらっと使って見た。
これはすごい!
またまた、有料の情報ベンダーの価値が下落したと感じた。いまはアメリカ市場に上場されている銘柄だけだが、日本版も始まるハズだ。
ちらっと使って見た。
これはすごい!
またまた、有料の情報ベンダーの価値が下落したと感じた。いまはアメリカ市場に上場されている銘柄だけだが、日本版も始まるハズだ。
2番目の図は、日産自動車のADRだ。
今後、ヤフー・ファイナンスとの競争が始まる。
サービス競争は、ユーザーにとってうれしい話だ。
グーグルは、イノベーターだ。
グーグルは、デストロイヤー(破壊者)だ。
グーグルは、宗教集団(=妥協が無い)だ。
グーグルは、どこまで変身するのだろう。
今後、ヤフー・ファイナンスとの競争が始まる。
サービス競争は、ユーザーにとってうれしい話だ。
グーグルは、イノベーターだ。
グーグルは、デストロイヤー(破壊者)だ。
グーグルは、宗教集団(=妥協が無い)だ。
グーグルは、どこまで変身するのだろう。
[ 00:17 ]
[ 投資の知恵袋 ]
株式の投資を始めたとたんに、感覚・感受性が変化することがあります。
それは、毎日飛び交うニュースに対する受け取り方です。以前は気にもしていなかったニュースでも気になってしまうことがあります。要は、神経過敏になるのです。
それはある程度仕方がありません。いままで安全(=元本が名目的に減らないだけなのですが、、、)な預金に置いていた資金が、毎秒のように増えたり減ったり激しく変動するからです。3日で+10%も増えたかと思うと、翌月は▼15%なんてことはザラですから、、、、
だからと言って、ニュースを無視するわけにはいきません。自分が投資活動を始めた以上、投資した資金に影響を与える事象が発生しているのか否かは重要な投資の判断材料だからです。でも全てのニュースを精査していると、あたふたして毎週末が終わってしまいます。
そこで、あたふたを防止(多少和らげる)方法を見つけなければなりません。一つの方法は分類することです。一例ですが、ニュースを以下のように分類します。
①株式市場全体を揺るがす、または底打ちさせるような、全体の転換点を左右するようなニュース
②業種、セクターの転換点を左右するようなニュース
③個別企業の株価だけに左右するだろうと思われるニュース
という風に、多少乱暴でもエイッ、やーと分類してしまうのです。
①などは数年に一度しか発生しません。証券会社の人がアレコレ言うでしょうが、大底を打ったら数年間は強気で良いのです。
②は、自分が投資している業種に関しては気にしても、投資していない業種に関しては、2~3ヶ月に一度程度チェックすれば良いのです。
③は、グーグルのニュース機能をカスタマイズして、ニュースを追っかけます。自分のシナリオどおり進展していることを週末にチャックすれば良いのです。
つまり、いかに省略するかなのです。
余裕が出来れば、アタフタもなくなります。
それは、毎日飛び交うニュースに対する受け取り方です。以前は気にもしていなかったニュースでも気になってしまうことがあります。要は、神経過敏になるのです。
それはある程度仕方がありません。いままで安全(=元本が名目的に減らないだけなのですが、、、)な預金に置いていた資金が、毎秒のように増えたり減ったり激しく変動するからです。3日で+10%も増えたかと思うと、翌月は▼15%なんてことはザラですから、、、、
だからと言って、ニュースを無視するわけにはいきません。自分が投資活動を始めた以上、投資した資金に影響を与える事象が発生しているのか否かは重要な投資の判断材料だからです。でも全てのニュースを精査していると、あたふたして毎週末が終わってしまいます。
そこで、あたふたを防止(多少和らげる)方法を見つけなければなりません。一つの方法は分類することです。一例ですが、ニュースを以下のように分類します。
①株式市場全体を揺るがす、または底打ちさせるような、全体の転換点を左右するようなニュース
②業種、セクターの転換点を左右するようなニュース
③個別企業の株価だけに左右するだろうと思われるニュース
という風に、多少乱暴でもエイッ、やーと分類してしまうのです。
①などは数年に一度しか発生しません。証券会社の人がアレコレ言うでしょうが、大底を打ったら数年間は強気で良いのです。
②は、自分が投資している業種に関しては気にしても、投資していない業種に関しては、2~3ヶ月に一度程度チェックすれば良いのです。
③は、グーグルのニュース機能をカスタマイズして、ニュースを追っかけます。自分のシナリオどおり進展していることを週末にチャックすれば良いのです。
つまり、いかに省略するかなのです。
余裕が出来れば、アタフタもなくなります。