ニックネーム:   パスワード:
| MyDoblogトップ | Doblogポータル | Doblogガイド | ユーザ登録 | 使い方 | よくある質問 | ツールバー | サポート |
おかねのこねた : ”賢く、楽しく、飲茶的な投資” by 春山昇華
Blog
[ 総Blog数:2309件 ] [ このMyDoblogをブックマークする ] [ RSS0.91   RSS1.0   RSS2.0 ] [ ATOM ]
2006/11/29のBlog
[ 23:21 ] [ 大局観、テーマ、見識 ]
アメリカで住宅価格が下がっている。これは、消費者の心理に悪影響を与える。でも、アメリカの株は順調に上がっているから、悪影響を相殺できる。

なるほど、、、でも、家は70%ほどの世帯が保有しているが、株は金持ちに偏っているという意見もある。

1番目は、中古住宅価格だが、たしかにこの数ヶ月に変調ぶりは目が点になる。
こんな下げは、アメリカにとっては数十年に一回の出来事だ。
日本もかつては住宅神話があった。決して下がらないと、、、、
その点ではアメリカも同じだ。
これまでは、一年ほど下がることはあっても、すぐ上昇に転じてきたからだ。

ただ、住宅価格だろうが、株だろうが、下がった時は貧乏人ほど悪影響が大きい。
金持ちは、家と株が少々下がろうとも、普段の生活には、影響が無いからだ。
でも、貧乏人は違う。
あっという間に、生活レベルを下げる羽目に陥るのだ。

アメリカでは、ディスカウントショップ(ウォルマート、WMT)や、安いファミレス(アップルビー、APPB)の営業が苦しいようだ。株価も軟調になっている。

2番目は、売り出し中の中古住宅だ。

売りたし!、、、は、急増中で、
買いたし!、、、は、やや引き気味だ。

その結果、現在の売りたし!を消化するのに、8ヶ月もかかる状況だ。
こりゃ大変だ!
中流の一部が貧乏人に落ちちゃうだろう。

日本でも住宅価格が下落した時、大変な状況になった。
確か、92年~94年だったと思うが、安いスーツが急速に流行した。
デパートでも、9800円のスーツを売るような状況にまで、消費が急速に縮小した。
また、自動車の買い替えサイクルが長期化した。

アメリカは、消費の国なので、そんなことにはならないと思う。
思い出すに、90年代前半のアメリカは、軽い不動産不振が数年継続していた状況だったが、当時も中流の一部脱落が叫ばれていた。今回も同じだろうな。いや、90年代より、ちょっと悪いかも
[ 21:27 ] [ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
鉄、非鉄、貴金属、原油、ガス、、、
そして、農産物、畜産物といったソフト・コモディティ、、、
順番に金が回っていく

一体、今はどこまで?
ということで、定点チェックです。

まず1番目は、大豆です。日本には欠かせぬ食材、、、でも自給ははるか昔に断念しています。 最近は中国も輸入国転落で、ラストリゾートはブラジルとか
2番目はトウモロコシ
畜産農家の飼料でしたが、、、今では人間も食べるし、自動車用の燃料にも使うので、牛、人間、自動車の三者間の奪い合い??
3番目は、小麦です
経済発展はパンの消費が増える???
単に食いすぎ、太りすぎの増加じゃないの??
食事の量は、80%(=2割カットしても)でも、先進国全体では、健康には影響がありません、、、むしろ、健康になるんじゃないかしら???
4番目は、コーヒーです。
これは嗜好品なので、無くても生きていけるのですが、、、
最後は砂糖です。
先進国では砂糖は嫌われ者ですが
[ 20:22 ] [ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
日本株は、すんでのところで、危機を脱出してくれたもかもしれない。
最後の判断は、今夜のアメリカを見ないといけないのだが、

からくも、9月の安値を切らずに、ダブルボトムを形成して上昇しそうな気配になった。上手くいけば、来月早々にゴールデンクロスが出るかもしれない。

また、上昇の中身が少し変化してきて、小型が動き始めた。すこし循環物色がきき始めたのかもしれない。福井総裁が何を叫んでも、金利の上昇は無さそうだと市場は判断しているのかもしれない、、不動産や小売といった金利敏感が動いている。

それにしても、人民元(右図)の上昇は急ピッチだ!
この分では中国の旧正月前にHKドルを追い抜きそうだ。
そうなれば中国の内需株はもう一段高を演じるかもしれない。
今日はあらためて任天堂のHPに掲載されているWiiのプレゼンを読み直した。アメリカでの販売が絶好調だという連絡があったからだ。

読み返して思った。
Wiiは、やはり化け物だ!
ゲーム機に、とんでもない革命を起こしつつあるのかもしれない。
いろんな理論計算では、株価は、28000円~30000円だと言われているが、、、、

面白いのは、脳トレは、日米欧で販売されtるが、どうも欧州の方がたくさん売れるようだ。欧州人は脳に不安があるのかな????
2006/11/28のBlog
[ 23:24 ] [ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
[関連したBlog]

月曜のNYの大幅下落を受けて、日本は安寄りしたが、そこから不思議な戻りをした。
中国、インドなどが暴落を演じているなか、スルスルと戻っている。
欧州も結構な下げを演じている。
今は、NYの寄り前だが、かなり弱いようだ。

日本株だが、これは非常に判断が困難だ。
上昇した株は、これまで暴落していた株でショートのクローズだったのかもしれない。そうであれば、明日から売り直されることになる。

うーーん、わからない時は、不要不急のポジションは無しだと思う。
2006/11/27のBlog
[ 22:47 ] [ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
[あれ]から、1ヶ月が経過した。

10月27日の『もうおしまい!』、週明け30日の『さようなら!』という2個の大陰線で始まった調整局面だった。そして、先週の22日と今日27日の大陽線がでるに至った。この二つの陽線は、とりあえずは下げすぎの単純リバウンドだろう。

今日の大阪での福井日銀総裁の記者会見も新鮮味の無い内容だった。相変わらず景気には強気の発言を繰り返している。アメリカがよっぽど良くなければ、明日はダレルのを平均的な反応だと考えておこう。それを標準として、それより良いか悪いかを考えることにしよう。

しかし、相場反転はこんなリバウンドがキッカケになる時もある。特に調子に乗って売り方が売り込んでいて、今日のような『売り方にとって不機嫌な上昇がはじまるとき』がそうだ。それとて、3日続かなければダメだ。

さて、もうすぐアメリカが始まる。
そして明日の日本だ。


2006/11/26のBlog
[ 23:33 ] [ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
[関連したBlog]

Web2.0のDNAを持った企業を日本株から探す、、、
2社目として任天堂を組み入れる。
アメリカ株のアップルに対応する日本の企業という位置づけだ。

アップルに関しては、以前こう書いた。
===================
アップルとは何だ? 何が違うのだ?
1.会社のパソコンとは何かが違う、持つ喜びが欲しいのだ!
2.刺激の無いその他大勢に埋もれるのは嫌だ! 私の個性を発現させ、私を差別化してくれる何かが欲しいのだ!
3.役に立つから買うんじゃ無いのだ、楽しいから買うんだ!
という事だと思う。
===================

では、任天堂とは何だ? 何が違うのだ?
1.PSシリーズや、XBOXとは、何かが違う。住む世界が違うとも言えそうだ。
2.高性能ではない、愉快で、簡単で、皆で一緒に楽しさを共有できるという、コミュニケーションをゲームが取り戻したのだ
3.通信機能を歌ったゲーム機器は数多くあったが、DSが始めて通信機能を自然に楽しむレベルをマスに提供し始めたのだ。

SONYが、Everything Connectedという概念を言い出したが、頭でっかちで、製品を売らんがための概念だった。それを楽しく実現して利益も得たのがアップルのiPod+iTuneだった。
それと同じように、ゲームの通信機能を楽しく実現するのが、任天堂のDSとWiiになるのだろう。

株価的には、9月に迷った時に組み入れるべきだった。
しかし、今から行けるところまで行って見ようと思う。

明日の朝、寄りで買う。
最低単位の100株しか買えないが、、、、
===追記===
朝は円高懸念と先週末のNYが安かった事をうけて、日本株は安寄りした。
おかげで任天堂も想定以上に安く買えた。寄り付きは、26110円でした。
ラッキーである。

しかし、任天堂の最低投資単位は100株です。
これ買うだけでファンドの組み入れ比率の第二位になっちゃいます。
日本株の最低投資金額の高さは、個人投資家の参入障壁ですね。

さて、今後このファンドに日本株や中国株も含めて拡張するアイディアもあるんですが、その際は、ファンドの規模を拡大するしかないです。
2倍でしょうか、、、
パフォーマンス計測の観点からは、1000万円=>1億円の方が分かりやすいですね
先週は為替が動いた。しかし、転換点は10月中旬だった。

中間選挙での民主党の優勢が覆せない事実として認識された。
インフレは高進するのではなく、沈静化していると認識された。
景気は4%という高成長が終焉し、2%に向かっていると認識された。
ならば、アメリカは金融引き締めを継続できない。

しかし、欧州は現実に景気が好調で、ECBが金融引き締めを来年も継続すると宣言しているので、欧米間の金利差が急速に縮小すると確信された。それゆえ、ユーロ(赤線)は急騰の連続となった。

それに比べて、景気の実態が予想を下回っている日本円(白線)に対しては、日銀の意固地な利上げへの固執に嫌気した状況が支配的で、円はなかなか高くならない。最近上昇したといっても、前年比+2%に過ぎない。+10%以上のユーロとは比較にならない。

欧州通貨が、やけに高く見えてきた。しかし、ユーロは10年前とは違う。3億人の人口を抱える地域であり、アメリカの3億人と同じ人口だ。OPECやロシアも、外貨準備に占めるユーロの割合を増やしている。世界の勢力図がジワジワと、アメリカのスーパーパワーから、米、欧、ロ、中という多極化にシフトしているのを感じる。

============================================================

ドルが安くなると、ドル建ての商品価格は上昇する。
それにしても、このところのニッケル(緑線)の高騰は目が点になってしまう。ひと頃の銅価格の急騰(白線)のようだ。これも、在庫が少ない、中国が買う、、というお決まりのパターンだ。

ニッケルにしても、銅にしても、多くの鉱山会社が昨年から買収されてしまった。
買収されていないのは、途上国の国営企業だ。彼らの方が、資源自体はより多く抑えていると思われるのだが、なにせ国営だからM&Aの対象にならないので、、、、
私は、資源・エネルギーのゲームにはもう参加していない。どこと無く『より馬鹿ゲームの様相』を呈しているからだ。先週のフェルプス・ドッジを買収したフリーポートが巨額の負債を抱え込んでまでも、自分より大きな企業を買収する行動に不自然さを感じるのだ。
====
バロンズにもフェルプス・ドッジがフリーポートに買収された事に関する記事があった。
しかし、もっと高値で買収をしかける会社が出るはずだと書かれている。

驚きだ!
背景になっている考えは、資源・エネルギー価格は下がる事は無いと信じられていることだ。まるで、1999年に携帯電話に対して想定された幻想と似ていると思う。
値段が高くなれば、買わない人も出てくる、違うこと事を模索すると考えないのだろうか? 冷静だと思われるバリュー投資家が、久しぶりにバブッているんじゃ無いだろうか??
2006/11/25のBlog
[関連したBlog]

今週は、円高/ドル安が進行した。
118円弱から、116円割れまで、▼2%のドルの目減りだ。
しかし、アップルが7%近く上昇してくれたこともあり助かった。

パフォーマンスは、設定来+26.3%
先週から、若干上昇した。
アップル(右のチャート)の株価の上昇は素晴らしい。
マイクロシフトのMP3プレイヤー(東芝製?)も今のところ不発のようで、iPod人気は簡単には終わりそうも無い。

クリスマスのプレゼントに、新型iPod、、、、
私へのご褒美は、初Mac、、、、
そういう情景が見えるような気がする。

任天堂のDSも、Wiiも大ブレイクだと思います。
現在キャッシュが、26%と中途半端な状態だ。
どうしようか考えよう。
短期で任天堂を入れるか、長期でシトリックスか、、
このまま各銘柄を積み増すか、、、
2006/11/24のBlog
[ 23:19 ] [ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
人民元の上昇が急ピッチだ。
知らぬ間にHKドルとのスプレッドが縮小してきた。

赤い人民元が、緑のHKドルを上から押しつぶす感じだ。
いつかは、、とは思っていたが、このペースだと、あと4ヶ月ほどで、
人民元 > HKドル
となる。たかが為替、、、いや心理的に様々なものが変わると思う。

中国本土の自信は向上するだろう。
HKの金融立地は、上海に移転する速度が加速するだろう。
上海ベースのヘッジファンドは急増している。HKからの移住も増えている。

来年のChinese New Yearを迎える時、この両者の為替は、ニアミスか、クロスか、、
固唾を呑んでいることだろう
あのー、表面上の想定リターンは小さいです、、、、かまいません、5倍ほどレバレッジかけますから。
あのー、短期間しか続かないと思いますが、、、、かまいません、10倍ほどレバレッジをかけているので、短期でさっと売り抜けますから。

こんな節操の無さが増長してきたと思う。非常に嫌な気がする。
特に最近のM&Aの案件は、そんな気の無い二人を、無理やりお見合いさせて、強引に結婚にさせるような案件に見える。

PEファンドへは、今でも資金が大量流入している。PEファンドなどは、いくら資金を集めたと言っても、実際の案件が発生しない限り、資金を拠出してもらえない。資金を拠出してもらえないと、マネージメント・フィーももらえない。このご時世、どうせ他人の金(other people’s money)だ、やっちゃえ!という乱暴なM&Aが横行する。

無理矢理お見合い+結婚で儲かるのは、アドバイザー役の証券会社や、買収資金の仲介をする銀行・証券会社だ。無理矢理お見合い+結婚の当事者の結婚生活は、こんなはずじゃ無かった、、、という結末が増えそうだ。
先日のアメリカノ中間選挙では、民主党が歴史的な大勝利を収めました。

さて、民主党の時代はやはり円高です。過去よりは、製造業の労働組合とのべったり感はなくなっているものの、共和党と比べれば、為替政策のマニュピレーションには敏感に反応するのが民主党です。

円/ドルも、ジワジワとそんな雰囲気を感じてきているようです。今週は結構な円高が進みました。一番目の図
中国の人民元も、ここ2ヶ月ほどは、人民元高が加速気味です。2番目の図
日本株にとって、円高は困り者です。景気回復の大半をアメリカにオンブに抱っこでしたから、円高は企業収益にマイナスに働きます。

こういう状況では、定番の政策しかありません。
内需振興策です。
規制緩和、金融緩和、、緩和、、緩和、、、です。

民主党+円高株となれば、株の物色も、内需関連に次第に移ると思います。

懸念は、日銀の金融引き締めの意固地な態度です。

今日は、内需の代表の小売に少し動きが出てます。
以前紹介したポイントが値を飛ばしています。3番目の図
何があったというわけでは無いと思います。
昔から何回か書いた私のお気に入りのニトリも急騰してます。
GSが格上げしてるようですね。4番目の図
===追記===
内需相場といえば、通常は金融緩和相場です。ですから、銀行やその他金融にとっては活躍する時です。80年代の大金融緩和相場がその代表です。

しかし、今回は
①企業業績が回復してきても、企業の財布の紐が固く、なかなかお金を借りてくれない。
②そのため、中間決算も勢いがややしぼんでいる。
③日銀が、バブルつぶしよろしく、不動産や株などの資産価格上昇を苦々しく思っているので、緩和が来ない可能性がある
という背景で、銀行株(白線)やその他金融(赤線)は、安値を更新する展開です。

もうしばらくで、日銀の態度に変化がでると思うんですが、それまでは小売セクターの方に株価妙味があると思うんですよ。
Global New Issuranve
Weighted Average Interest Rate
Average Debt Multiple
Primary MKT
2006/11/22のBlog
[ 15:18 ] [ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
[関連したBlog]

最近の日本株の大幅下落のなかで、これまた非常に下がった『いい生活』だったが、今朝の寄りで、2株買い足した。また、セールスフォースは、好決算後の利益確定売りで、最近下落している。これを好機と考えて、70株、ファンドの3%ほど今夜の寄りで買い増す。

グーグルも念願の$500を超えた。(右チャート)やっと、成長に見合ったPERが付与されるかもしれない。そうなれば、今後半年で+25%は上昇余地がある。そういう展開になるか、原油価格の上昇で、やはり成長株を忌諱するか、今週はある種の分水嶺かもしれない。
[ 13:53 ] [ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
[関連したBlog]で、『政治情勢で言えば、レバノンは内閣が事実上崩壊した。反シリア連合に対して、親シリア派のヒズボラが内戦を仕掛けるのだろうか?株式市場は、無視しているが、、』と書きました。
 
ついに、21日に親シリア派が、反シリア派のジュマイル産業大臣を暗殺しました。
おそらくヒズボラの仕業だと思います。これまでも、ヒズボラは自派に不利な状況になった時に数々の暗殺を実行してきました。裏で手を引いているのはシリアでした。

欧州は非難声明を出していますが、口だけで行動をしないパターンを繰り返しており、シリア+ヒズボラは全く意に介していません。

原油価格は、好材料を織り込んでも下がりにくくなっています。どうも、気温の変化があれば、短期的に急騰する可能性があります。やや懸念材料として、頭の片隅においておきたいです。
[関連したBlog]

火曜の日経の記事ですが、証券取引所を経由しない取引が増加しつつあるとかかれています。

取引所を使わないで株を売買することは違法ではありません。そもそも株の売買は取引所外で始まったものですし、債券の売買は95%以上が取引所外の売買です。

取引所を使うようになったのは投資家保護のためです。取引所は、SECなどと並んで取引の健全性、投資家保護を推進してきました。ある意味、取引所は公共のものなのです。

しかし、時代の変遷が
①取引形態の増加、複雑化、
②大量一括売買の要請=一本値段、決め商い
③約定時間の短縮化の要請、現在は100分の一秒の競争、
④取引所のシステムと直結を要請する大規模投資家の登場、システムのロボット売買、
⑤上記要請に答えるために多額のシステム投資が必要、
という状況を出現させました。

そして、投資金額を確保するために、株式会社化、上場、増資、という流れが世界中で広がりました。そして、一旦上場したら、投資家からは業績向上の圧力が日に日に高まります。
だた、利益追求を余儀なくされる連続ですから、いろんな副作用が発生し始めました。
まず、取引所は石油コンビナートと同様に装置産業です。取引システムがあれば、なるべく大量のオーダーを受けた方が利益の絶対量、利益率ともに上昇します。その結果、小さな取引所を吸収して、システムを統合してしまえば、取引量は一定でも、コストを激減できるので、EPSは跳ね上がります。

現株も、デリバティブも、為替も、債券も、商品も、同じ取引所でまとめて同時に処理できれば便利です。これは巨大投資家の要請です。彼らは大口顧客、上得意様です。したがって、取引所を買収して、全ての商品を揃える動きが加速しているのです。

2003年に世界的に株価が底打ちをしたことから、現株、デリバティブ、商品をはじめとする取引量の倍倍ペースでの増加が始まりました。 その結果、取引所の株価は高騰の連続です。
右の青線が世界最大の時価総額を誇るドイツ証券取引所(ドイチェ・ブース、DB1)です。緑色はアメリカのシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)です。

取引所が巨大化、寡占化すれば、競争が無くなります。 手数料の値上げをしやすくなります。 このため、手数料の安い私設取引所がチラホラ増加してきました。 

私設取引所の利点はもう一つあります。私設取引所は、個人投資家を排除できるのです。
取引所は、弱小個人投資家も、巨大ヘッジファンドも、全員平等です。巨大投資家は、自分のオーダーが弱小投資家と同列に扱われることを嫌い始めています。自分たちの注文が見られてしまうので、弱小投資家のディトレに利用されたり、邪魔されたくないと思っているのです。
私設取引所は、上得意様専用の会員制特権クラブのようなものです。もし、ここが流行れば、取引所も競走上、大口取引専用と、そのた弱小さま用とわけるかもしれません。