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おかねのこねた : 賢く、楽しく、ユックリ投資 by 春山昇華
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2008/07/16のBlog
[ 19:19 ] [ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
市場に流れていた雑駁なニュースを並べてみた。
これだけネガティブなニュースがあれば市場が嫌気したの仕方が無かったと思う。
これらは市場に織り込み済みであるが、記録としてとどめておこうと思った。

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6月のアメリカの小売り売り上げはさえなかった。戻し減税の小切手をもってしても、この体たらくである。7月からは減税小切手効果は減少する。さらなる個人消費の低迷が予想される。
右上は、過去1年のアメリカのセクター・パフォーマンス(by Bloomberg)だが、消費は▼33%と言う状態で、金融(▼53%)についで悪い。
インドのインフレは上昇している。卸売り物価指数(毎週発表されている)は、11.89%(6月28日付け)である。(右チャート参照)

インドの長期金利(10年債)は、9.47%まで金利が上昇している。これだと、適正PERは、10.55倍になる。現在のインド株の予想PERは、08年:13.01倍、09年:10.86倍だ。インドのこの数年の金利サイクルでは、03年秋が金利の最低水準で、約5%だった。
格付け機関のフィッチがインドのCredit Outlookをネガティブに引き下げた。

スペインで史上最大の倒産が発生した。Martinsa-Fadesa SA(右チャート)という大手の住宅不動産開発会社が倒産した。負債総額は、5.2bnユーロ。


FRBのバーナンキは、15日の議会証言で「アメリカ経済のサブプライム病は全治2年」と言う趣旨の発言をした。
住宅販売は08年末~09年初がボトムと、バーナンキは予想しているようだ。
景気悪化リスクをより考慮すると発言した。
私の推定は、『必要なら利下げも、、、という準備に入った』という趣旨だと思った。


格付け機関のムーディーズは、ファニー・メイと、フレディ・マックの優先株を格下げした。
将来的に財務省が両者を救済するとしたら、既存株主は相当程度の損失を受け入れるハメになる。そのことを格付け機関として認識したことになる。
2008/07/15のBlog
[ 22:11 ] [ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
3月17日の再来の雰囲気だ
週中にドカンと下がる
同じパターンだ

右は、
白:香港ハンセン
黄色:日本TOPIX
赤:アメリカSP500(昨夜)
緑:欧州BE500(21時45分)
ユーロ、新高根を一瞬更新したようだ。。。
ドル円も、心理線の105円を割った
[関連したBlog]の続きです

水関連って、儲かるのか?
相場的には、水処理プラント&水処理機器の関連銘柄は好調だ。
水処理膜関連は競争激化でダメだ。
ただ、プラント銘柄(プラント、商社)は水で上がっているわけではなく、資源エネルギー銘柄として上がっていると思う。

水のビジネスは2種類ある。
①老朽化した先進国の水関係のインフラの更新需要
②新興国などの経済発展に伴う新規のインフラ需要
いずれにしても、水は完全に自由放任の資本の論理で価格が決定されているわけでは無い。
食と職と安全保障は、国家の責務だから、公的なコントロール・介入(=政治)が存在している。

水がビジネスになる(=水関連が儲かる)ためには、「水の値段が上昇する」ことが必要だと思う。
水の価格が上昇する=販売商品価格の上昇=企業や投資ファンドのリターンの上昇、、、という構図なのだ。
資源や原油の価格がとんでもなく上昇したからこそ、関連商社やプラント屋が潤ったのだ。

右は、現在の日本の水価格だ。
ほんの少し水を加工してペットボトルに入れれば、水道水の1000倍の価格でも、消費者は高価格を受け入れている

水道水の価格が2倍になるとすれば、水関連に投資する企業やファンドの経済的リターンが2倍以上になる事を意味する。(2倍でも、ペット・ボトルの1/500の価格だ)

価格が上昇するものには、資金が群がる。
研究開発の競争も激しくなる。
そして、より良い、より効率的な状況が出現する。

補助金で生き延びている現状よりは、事態は改善するだろう。
補助金とは、水が事実上値上がりしている実態を隠しているだけなのだ。
補助金を撤廃して、経済的にバランスする価格を見せたほうが、経営効率は改善することは常識だと思う。
======================
現在の水関連銘柄に関するレポートには、「狼少年話法」的な部分があると思う。

今、***しなければ大変な事になる。
人間には、水は必要なんだ!
すぐには利益にならないけど、必要なものだから、きっと報われるハズだ。

これって、かつての「困った時のバイオ」を推薦する話法と同じ匂いを感じる。
この開発中の薬は、***のような難病の人には必要なんだ。
世界で患者は***人もいる。
開発までいくら金が必要か不明だが、頑張れば報われるハズだ。

国や地方公共団体には、金が無い。
第三者の資金を使ってインフラの更新をするためには、企業やファンドの資金をひきつける必要が生じていると思う。
水に関して「今、***しないと大変なことになる!」という恐怖作戦による水価格値上げの納得強制作戦は想定しておいた方が良さそうだ。

水道インフラに近代化は、企業、役所(権益強化)、ファンドに利益をもたらすだろう。
三者への利益は、支払われる水道代の値上がりを負担する庶民の財布と補助金と言う名の税金投入増加によってまかなわれることになる。

また、沖大幹氏が指摘していたが、
①水を含め環境は政治だ、、、真実よりも、表や図がどう受け止められるかが重視される。
「今は、***という方針で政治的に走っている。だから、長期的に***であることや、本当は++++だということが知られることは困るのだ」といって、真実を伝える重要な図表が削除された。
②マスメディアも、「真実よりも、センセーショナルな図や文章が欲しい。大変だ!という部分が欲しい」というトーンなのだ。

私が思うに、、、極端に言えば、、、、
(1)沖大幹氏は、真実を伝え、こうしたほうが良いという策を現実的に決定して欲しいというのが目的だ。
(2)政治家は、選挙に勝ち、政権が継続することが目的だ。
(3)メディアは、雑誌の販売増加がの目的だ。
このように、三者の目的が異なるのだから、それぞれが目的に沿った良いところ取りするのは、仕方が無いのだろう。。。。


< 続く、水④へ >
[ 20:06 ] [ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
[東京大学生産技術研究所 沖大幹氏の話のサマリー&感想]の続き

温暖化  水不足
温暖化を解決しても、人口増加&経済発展がある限り、水問題は継続する。

水問題は、水の配分の問題である。
不足していないのだから・・・・

気温が上がると・・・・・・
海面などから蒸発した水分が空気中に滞留するが、その滞留量が増加する(=超ムシムシするようになる)。
雨になると、一回で降る量が増える。大気中に存在する水蒸気が多くなるのだから、当然である。
つまり、たくさん蒸発して、たくさん雨が降るというパターンに変化する。

日本は、過去100年程度は降雨量が減少してきたが、これから100年間は降雨量が増加する。
しかも、土砂降りが増える。かつては、100年に一回という規模の大雨が30年に一回と言う頻度に増加する。

ただ地球上のすべての地域が平均的に降雨量が増えるわけではない。
困ったことに、降雨量が今よりも増加する地域と、減少する地域に分かれてしまう。(右図参照)


中国、インド、アフリカ中央部、ロシア、カナダ、アルゼンチンは、増加する。
アメリカ中部からメキシコにかけて、地中海周辺、アフリカ南部、オーストラリアは、減少する。
世界的に見れば、今よりも旱魃水害が増加する。
volatilityが上昇するのだ。

この図を見て、「アメリカの小麦、とうもろこし等は大変だ」と思うのは当然だろう。会場からも、そんな質問が出ていた。

また、雪解けが早まるので、川の増水が早めに来て、夏には渇水が発生するリスクが高まる。
現在の日本では、雪解け水による流水量のピークが、ちょうどゴールデン・ウィークごろで、田んぼの代かきの時期にぴったりとい合致しているので、稲作には都合が良い。しかし、この恩恵は消えるかもしれない。
右図は、早期雪解けの影響の説明図
<続く、③へ>
[ 19:49 ] [ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
かつて、「困った時のバイオ」という言葉をよく聞きました。相場がさえない時に、「目先の相場や業績・利益とは無関係に、笛を吹いて投資家を躍らせやすい銘柄」という役割が、かつてはバイオ株だったのです。
今は、その役割が「困った時の環境」になっていると思います。

環境銘柄は非常に幅広い概念です。省エネ、太陽光発電、代替エネルギー、地球温暖化、エコ、地球に優しい、、、さまざまな言葉が飛び交っています。
水関連も、環境関連銘柄として取り上げられています。
東京大学生産技術研究所 沖大幹氏の話を聞くチャンスがありました。面白かったので、感想などを記録しておきます。

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水は、決して不足していない
地球全体の水の量は変わらない
水は、circulation、地球の上を循環している物資
原油は、consumption、地球人が消費して減らしている物質

水は、資源・エネルギーのように、偏在している
ただし、運搬が不可能=水の値段が安すぎて、経済的に間尺にあわない
では、今後水は・・・・・・
(1)運搬(=輸出)して販売することが、経済的な間尺に合うようなレベルまで値上がりする。
(2)水の偏在を前提尾として、人類の生存・産業政策・居住・生活などのパターンを変化させる。
のどちらか、または両者の中間になるだろう。
つまり、価格上昇か、パターン変化かが発生しつつバランスしていく。

資源・エネルギーの場合は、当面は(2)を拒否して、現在のパターンを変化させないことを選択したので、(1)の価格上昇が発生した。省エネなどの(2)の対応は微々たる進捗スピードです。

水は、(1)?、(2)?、、、まずは、「水の真実」を知らねばなりません。

右のコピペは、資料として配布された「地球上の水はこういう循環をしている」という説明図

<<②へ、続く>>
2008/07/14のBlog
[ 21:15 ] [ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
Too Big To Fail
こんな大きな金融機関を潰すわけにはいかない。
とんでもないパニックになってしまう。

この考え方が金融機関の経営を甘いものにしてきたと言われてきた。
しかし、監督機関も、時の政府も、潰した責任とそこに至った監督責任を問われたくないので、other people's money(自分の懐は痛まない)である税金を投入して、金融機関を救済してきた。

しかし、今や・・・・・
Too Big To Rescue
こんな金融機関は、救うには大き過ぎて、金がない。
パニックになるかもしれないが仕方が無い。
無い袖は振れないのだ。

こういう風に変わってしまう可能性がある。
ふと、そう思った。

=========
しかし、現時点では、Too Big Too Failを維持すべく、臨時法案が議会に提出されている。

アメリカの国会議員も、潰した責任を追求されることに怯えて、法案を可決すると思われている。
このやり方は、ここの原油の所で書いたように、北朝鮮やイスラエルと同じ「脅し、ゆすり」なのだ。
つけは全額、アメリカ人の税金であるが・・・・・
[ 12:05 ] [ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
[関連したBlog]で、デカップリングが始まると書いた。

今日の日本&アジア株の値持ちの良さを見て、
=====================
アメリカは捨てられた
90年代の日本が捨てられたように、、、、、
=====================
と感じた。

まだ、前場しか終わってないが、多分そうだろう、、、

こんな形のデカップリングを誰が予想していただろう?

去るものは追わずだ・・・・・

ただ、こんな極端な思い込みが往々にして転換点になることもあるので、観察は惰らずに継続したい。
2008/07/13のBlog
[ 22:37 ] [ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
金曜から不在だったのですが、日曜に2日間のニュースを斜め読みしました。

アメリカの金融市場の脆弱さが、再度まな板の上に乗りました。
3月の救済対象は、小さなベアースターンズでした。
FRBの「モラル低下を無視した緊急措置=大金融緩和」というバンドエイド作戦が功を奏しました。

今度の救済対象は、大きなファニー・メイ、フレディ・マックです。
何かを犠牲にしなければ救済は無理だと思います。

何を犠牲に差し出すか?
一番簡単なものは、金利をドカンと下げて、ドル安を犠牲者として差し出すのです。
でも、市場参加者がそんなもので満足するかは不確定です。
ドル安で、アメリカは救われますが、欧州、アジアは損害をこうむるからです。

じゃあ、何を差し出すか?
今この瞬間は、思いつきません。
来週、ユックリと考えようと思います。

基本観は、普遍です。
08年は簡単な年では無い。
中国>日本>>>>>>>アメリカ(投資不要)

BRICsのばらつきが大きくなりました。
来年の今頃は格差が小さくなっているだろうと予想しています。
つまり、資源高は来年の投資テーマではないと考えているのです。
来年のことを言うのは早すぎるかもしれません。
数値的な根拠は無いのですから。
[ 21:31 ] [ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
日本株は世界の中で非常にしぶとい株式市場=下がらない市場とみなされるようになった。

いわゆる不美人投票の時代では、相対的にマシ=美人(?)なのだ。

マザーズ市場は、まだまだ不美人に該当するようで、下げが止まらない。
今週は、鉄鋼、海運は上昇した。
日本株を買うなら鉄鋼、海運だよ、Value株の代表であって、これが投資と言うもんだ、、、という声が聞こえてきそうな雰囲気だ。
Jリートは肝となるようなレベルで横バイだ。
サラ金は怒涛の下げに直面している。
そんな中、GEが日本の消費者金融サービス(レイクを含む)を売りに出した。
新生銀行が、5800億円で買った。
さて次はどこを誰が買う?
もう相場の最終コーナーを回ったと思う。
円は、ドルよりは強かったが、他の通貨よりは弱かった。
[ 21:29 ] [ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
中国悲観論が渦巻く中で、よく値が持っていると思う。
3月の安値近辺では反発を予想した買いが入ってくる。

来週前半はサスガにアメリカの影響を受けるだろうが、週の後半で立ち直れば良しとしよう。
内需はヤハリ本命だと思う。
三兄弟はこの相場の中では堅調な方だ。
6月の貿易収支が発表された。
前月よりは増加したが、全年同月よりは少ない。

アメリカ景気の悪化は確実に中国の輸出企業にダメージを与えているのだ。
それでも、人民元の対ドルでの上昇は止まらない。

最近食品のインフレが収まってきているようだ。
この傾向がどこまで継続するのかは、08年の相場に重要なファクターになってきた。
[ 21:22 ] [ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
マイクロソフト(紺色)とアップル(ピンク)の株価は対照的な状況だ。
iPod、iPhone、Macと知らぬ間に「Everything Connected」が出現した。
使わせ方もかっこよさ(Cool!)を上手に演出している。

使えりゃいいんだよ、、というダサいマイクロソフトとは違う。
だからといってWindowsのビジネス市場での牙城は揺るがない。
アップルは今のところ、「ビジネス市場に出る余裕が無い」という状況は否定できないのだから。。。
任天堂も、春以降のアップルの株価面の元気良さにはかなわない。
Web2.0銘柄群では、最近は、アカマイと、セールスフォースという企業寄りの銘柄の下落が大きい
[ 21:11 ] [ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
失業保険を継続的に受けている数は高止まりしている。
新規失業申請件数も高いままだ。
貿易赤字は、原油の輸入代金が増加しているにしては増えていない。
それほど原油以外の輸入が減っているのだ。
アメリカ人の消費するパワーが低下していることの証拠だ。
6月の住宅に競売件数は若干の減少となった。
しかし、絶対レベルは高い。

住宅ローンの繰上げ償還手数料(=違約金)は高額である。
特にサブプライム・ローンでは、ドンドン借り換えさせて手数料を稼ぐことにブローカーの主眼が置かれている。

繰上げ償還では、ローン残高の5%もの手数料が徴収されることがある。表面上の金利は低く見えても(例:6%とする)、2年後に借り替える時に5%も徴収されれば、実質金利は6%+2.5%=8.5%にもなってしまうのだ。

FRBはこの悪質な状況に規制を加えようとしている。
最初の数年間だけ固定の低金利で、その後は高い変動金利になってしまう「ハイブリッド型」の住宅ローンに関して、違約金を禁止するという内容らしい。

さて、実施されればどうなるか?
金利が6%から「8%~8.5%」にアップするだろう。
そもそも、コレくらいの金利を徴収しなければ間尺にあわない人々への住宅ローンなのだから・・・
アメリカ株の観察銘柄は、アップル以外は弱かった。
市場が▼2.5%も下落しているのだ。
仕方が無いだろう。
金融は滝のように下がっている。
それでも、90年以降のインデックス(細青線)との比較では、まだ下げが足らないのかもしれない。
ほぼ全ての金融セクターが弱い。

この週末に私は、アメリカは日本の90年代のような状況になってしまったと判定した。
長期ダメだと判断した。

これからデカップリングが始まるだろう
原油は高値を更新した。
こんな形のチャートでピークは打たないと書いたが、やはり上に抜けてきた。

いわゆる地政学的リスクだ。
イスラエルがイランを攻撃するというシナリオだ。
随分前から出ているうわさだ。
口先介入で原油を高止まりさせられる。

イスラエルは、「俺に無茶な振る舞いを断念させたいなら、俺のいう事を聞け!」という作戦だ。これでは、まったく北朝鮮と同じだ。両国とも、生き残りに必死なわけだ。親が中国とアメリカという風に分かれているのも面白い。
金価格も上昇した。3月に株がクラッシュしたとき、17日に最高値(1033.9ドル)をつけている。

金が最高値を更新する日は、また株がクラッシュするのだろうか、、、そんなことを想像する投資家が増えるような気がする。

[ 20:54 ] [ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
今週のNYダウは、▼2.5%という下げだった。
金曜は、一瞬11000を割り込んだ。

金融がダメなら、市場は弱いの典型的な週だった。
今週のハイライトは、ファニーメイ(赤線)、フレディ・マック(白線)というGSE(Government Suponcered Enterprises:政府援助法人)の混乱だ。

両者とも、サブプライム問題前夜である05年末から、▼80%~▼90%という株価の下げになっている。(右チャート参照)

今週は、インディ・マック(緑線)が破綻した。
手数料が高額な住宅ローン(Alt-A)を主力にすえた金融機関だったが、リスク管理が甘すぎると先月シューマー議員に指摘されて以降、預金の流出が止まらず、公的資金が入ることになったのだ。

そして、これが、ファニーメイ(赤線)、フレディ・マック(白線)は大丈夫か??という疑心暗鬼になっていった。
ブッシュ大統領は、ファニーメイ、フレディ・マックへの公的資金注入に否定的だ。むしろ共和党は、両社の完全民営化を目指してきたのだ。

それゆえ、金曜日の市場の混乱に際しても、助ける、助けないの混乱した発言が飛び交い、かえって市場は「政府に解決策は無い」と見透かされるハメになってしまった。

そもそも、何もしないブッシュが終わって、新政権発足まで、市場を騙してでも、脅してでも、ファニーメイ、フレディ・マックを生き延びさせる問題先送り作戦が実行中なわけで、根本解決など無かったのだ。

短期金融市場は静かだ。
GSEは、ワーワー騒いでいるが、金融の本丸には影響が及ばないと市場が理解している証拠だ。
しかし、今後の展開ではどうなるか不明だ。
長期金利も、動いていない。
ABCPの残高も変わらない。
[ 20:09 ] [ 株式(日本+海外)&商品・為替 ]
ドルは最安値近辺にある。
何かの不安が加われば、ズルッと滑り落ちそうな危うさが漂っている。
誰かどこかのディーラーが、安値を叩けば一気に全員が追随するだろう。
先進7カ国であれ、対26カ国であれ、行くときは一気に安値を大幅に更新するだろう。
ユーロは高値(4月2日1.6018)更新を目指す動きとなった。
1.5937まで買い進まれている。

アメリカは、ファニーメイ、フレッディ・マックの救済に一枚岩では無い」という恐怖心が「Good by アメリカ」となって、ドル売り/ユーロ買いに走らせている。
日米金利差は変わっていない。
週明けに105円割れをトライするだろうが、ここは心理的に強力な抵抗線だ。