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栗ッピング (毬栗日記、棘あります)
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2005/02/12のBlog
[ 22:41 ] [ 我が街中央区 ]
「東海道中膝栗毛」で有名な十返舎一九の墓は、中央区勝どきにある。もともとは、浅草の東陽院にあったが、関東大震災後、こちらに移転されたそうだ。

今年は、「東海道中膝栗毛」がTOKIOの長瀬と先日逮捕された七之助で映画化されるので、話題になるかな?

墓石に刻まれている辞世の句が、十返舎一九らしい。らしすぎる。

此世をば どりやお暇に 線香の
 煙と共に はい左様なら
墓と道を挟んだ向いにある勝どきらしい町並みと、巨大な住友ビル。住友ビルができるまえは、確か「帝国湯」という銭湯だった。
まだまだ、こうした家々がところどこに残っているが、おそらく風前の灯火だろう。
落語に出てきそうな、長屋を思わせる戦前の町並み。
日劇1のロビーで、大学時代の友人にばったり会った。彼は、新聞記者で仕事帰りだった。今日は、休みじゃないんだね。久しぶりの再会だった。

さて、この映画、マット・デイモンの当たり役ジェイソン・ボーンの2作目。前作は、とっても良くできていた。

今回も、オーソドックスな作りだが、それ故安心して観ていられる。CGが無い映画は、本当にいい。後半、ロシアに行ったあたりから、ストーリーがダレるが、前作同様、この映画のカー・チェイスは、すごい。ロシアでよくぞ、ここまでのカー・チェイスを繰り広げたなあと、変なところで感心してしまう。

とても楽しめるが、続編は、もう結構・・・。栗3つ。
2005/02/11のBlog
この小説で描かれている「戦争」は、僕らが持つイメージのものとは大分違う。主人公は、今行われている本当の「戦争」がよく分からずに「戦争」に翻弄されていく。

ストーリー、設定、雰囲気は、安部公房の世界のようで、小説としては面白い。ただ、文章表現が簡素で、魂を揺さぶるような鋭い言葉や美しい表現がないため、安部公房と比べてしまうと、子供の作文のようだ。

しかしながら、アイデアは、秀逸でまた読みやすいので、通勤電車でお供には最適か。
[関連したBlog:はりまんさん「レンガのある風景(107) ~ 煙突 (龍野市北部)」]

土管や壺で有名な常滑焼を焼く窯の煙突です。昔は、こうした煙突がにょきにょき聳えていたそうです。
焼き物の町をそぞろ歩くのも楽しいです。でも、買い物すると重いし、旅先から持って帰る途中で割ってしまわないかと、どうもあまり買えません。冷やかしばかりで、済みません。

2005/02/10のBlog
[ 20:15 ] [ 記憶の中の街角 ]
江東区佐賀町にあったビル。
よくテレビドラマのロケに使われていた。警察署として出てきたのを何度か観たことがある。

アーチ状の窓がある白壁の部分と上層の煉瓦部分が素敵な外観だった。
取り壊しが決まるぎりぎりまで、こんな会社の看板があったけど、営業していたのかな?
こんなところで働けたら、クールだが、冬は本当に寒そうだ。ITインフラも絶望的だったんだろうな。
実は、壊される直前まで、ギャラリーとして使われていた。佐賀町エキジビット・スペースとか、そんな名前だった。何度か来たことがあるが、この建物自体が美術館のようで、なかなかいい空間を利用したギャラリーだったのに・・・。

この中庭で、よくドラマのロケが行われていた。
この窓のデザインが秀逸。
壊される直前、全館使用しての新鋭アーティストの美術展になっていた。その時、一時的にカフェスペースになっていた。
こうしたビルが何気なく建っている、そんな通りは、東京にあとどれほどあるのだろう。


今は、マンションになっている。
2005/02/09のBlog
[ 22:51 ] [ 音楽 ]
渡辺はま子の「蘇州夜曲」、映像で初めて観た。先ほどの「昭和歌謡大全集」の話。この曲、西条八十作詞、服部良一作曲だったのね。てっきり、中国の民謡だと思っていた。中国の曲で、真っ先に思い浮かべていたのが、この曲だったので・・・。

それにしても、渡辺はま子の人生も、波乱万丈。戦時中の多くの国民(特に軍人)に夢と希望を与えたが、戦後、それのせいで戦争犯罪人にされたり・・・。
戦後、フィリピンの刑務所に行き、戦争犯罪での死刑囚を前にコンサートをしたそうな。

高峰美枝子の「南の花嫁さん」も良かった。昭和17年の曲だそう。なんか、心爽やかにになる旋律だった。こういうのが、日本の歌だなあ。
[ 21:46 ] [ 音楽 ]
今夜は、みんなサッカーを観ているのかなと思いながら、僕は、東京12チャンネルの「昭和歌謡大全集」を観ている。今回は、知らない人や知らない曲が結構あるが、みないい曲なのと、それ以上に歌手の歌が上手い。歌手だから、歌が上手いのは当たり前だが、今は、歌の下手な歌手が多いからなあ。

なんか、最近BLOGが尚古趣味になっているなあ。いかんいかん。まあ、いいか。

あ、東京12チャンネルは、今は、テレビ東京と言うそうです。
2005/02/08のBlog
[ 01:14 ] [ 忘れえぬ映画 ]
ジェーン・フォンダの主演作をもう一本。

この映画は、 アメリカの作家リリアン・ヘルマンの回想録を映画化したもの。幼馴染との友情、作家ダシール・ハメットとの恋、第二次世界大戦下のドラマと、多くの物語が絡みあうが、見事な脚本にぐいぐいと引き込まれる。

特に、ユダヤ人であるリリアン・ヘルマンが列車でナチス支配下のベルリンに向かうシーンの緊迫と緊張は、究極のサスペンス。

絶望的で退廃的な雰囲気の中、冷たい映像ながらも、魂が震える感動を覚える。これこそが、映画だ。映画だからこそできることの全てがここにはある。

観たあと、暫く、まるでとりつかれたように心に何かが棲みつく。この映画を観てしまうと、昨今の映画はまるでゴミのよう。映像、演技、脚本、編集、すべてここまで昇華されて作品は、本当に珍しい。バネッサ・レッドグレーブの演技も忘れがたい。

Julia (1977)
Starring: Jane Fonda, Vanessa Redgrave, Jason Robards, Maximilian Schell
Directed by: Fred Zinnemann
マイケル・ダグラスは、俳優としてよりも、この映画を製作したことにおいて、いつまでも記憶されるだろう。ジェーン・フォンダとジャック・レモンは、この映画の名演技で、これまた永遠に記憶されるだろう。

映画は、原発の事故とそれを隠そうとする陰謀、暴こうとする正義がぶつかる社会派の作品だ。しかし、良く練られた脚本のスリリングな展開と手に汗握るカーチェイスなど、娯楽作品としても超一級だ。

特に、ラストのジェーン・フォンダの演技には、一度でもジャーナリストを目指した人なら、いやそうでなくても、涙無しには見られない。これは、1979年の傑作。

The China Syndrome (1979)
Starring: Jane Fonda, Jack Lemmon, Michael Douglas
Directed by: James Bridges
Produced by: Michael Douglas
2005/02/07のBlog
先日、契約してきました。ついに、家にも光がやってきます。と言っても新幹線でなく、ファイバーの方です。
今時、ISDNだったの。ついにナローバンド時代と別れを告げます。ついでにケーブル・テレビも契約しちゃいました。

うち、東京タワーがあまりに近く、また周りに聳える高層ビルのせいで、テレビのゴーストがものすごいんです。なんか、Video On Demandで映画も見れるらしく、ちょっと楽しみです。

今更ですが・・・、お恥ずかしい。
2005/02/06のBlog
オリバー・ストーンの最新作。歴史が好きなので、やはり観ておいた。

いつもながらの長時間映画だが、最後も飽きずに見せるのは、流石だ。アレキサンダーを英雄に見せるのかと思いきや、そこはオリバー、「ペルシアから人々を解放したんだ、東西の文化の融合だ」と叫ぶアレキサンダーに対し、側近に「夢を追っているようだが、ただの征服だ」と言わしめるあたり、どうしても今のアメリカとイラクの姿が重なってしまう。

どうせCGなんでしょうとか、思っただが、意外に生身の人間とロケーションで作られていた。「ロード・オブ・ザ・リング」や昨年の「キング・アーサー」よりは、かなりましな映画。

ただ、気味悪く光っている役者は、アンジェリーナ・ジョリーだけ。やはり、歴史の影に悪女ありか・・・。栗2つ。

おっと、素晴らしいヴァンゲリスの音楽に支えられてもいる・・・。
脚本が良くできている。ジェフリー・ラッシュが、気味が悪いほど上手。性格俳優だったピーター・セラーズ、「人間という殻だけで、中身はいつも違う人格が入りこみ、本当のピーター・セラーズは、誰だか分からない」と自ら語る台詞に胸がいたくなる。

エミリー・ワトソン、シャーリーズ・セロン、ジョン・リズゴーと、共演者も豪華。あまりに子供じみたピーターに翻弄されていく登場人物が悲しい。

この映画、ピーター・セラーズの映画を観ていないと面白くないかも。挿入される「博士の異常な愛情」や「チャンス」のシーンは、その映画を観ていないと何だか分からないが、観ていると最高に可笑しい。特に、ドクター・ストレンジ・ラブを演じる、ジェフリーは、ピーターが乗り移ったようで怖い。

スタンリー・キューブリック、ブレーク・エドワーズ、ソフィア・ローレンと超有名な人物との交流が、いったいどこまで本当なんだろうと全くもって可笑しい。

何は、さておき圧巻は、ジェフリー・ラッシュで、ピーター・セラーズにそっくりというよりも、ピーター・セラーズばりにこの映画で何役も演じるのが素晴らしい。

ちょっと冗長だが、ピーターの映画を観ている人なら、最高に楽しめる。栗3つ半。
2005/02/05のBlog
楽しみにしていた一本だったが、可もなく不可もなく普通の出来。ジョニー・デップ、ケイト・ウィンスレットの演技は、素晴らしいが、物語の展開がありきたり、予想通りの流れと結末に拍子抜け。すすり泣いている女性が結構いたが、本当にいい映画を観たことないのだろう。
ダスティン・ホフマンの役、べつに誰でもいい。どうせなら、フック船長やれば、まだ笑えるのに。最近、良く見かけるジュリー・クリスティーは、とてもいい。しかし、「天国から来たチャンピョン」のあのチャーミングなジュリーも、こんなに年をとってしまったのね。

最後まで退屈はしないものの、さしたるクライマックスもなく、途中挿入されるイマジネーションの世界のセットも安っぽくがっかり。ティム・バートンが撮れば、もっと良かったのにと思う。

題材は、いいのに、ちょっと惜しい。栗2つ。
2005/02/04のBlog
[ 12:11 ] [ 記憶の中の街角 ]
横浜に現存する唯一の昔ながらの映画館、2階席あり、3本立ての映画ファンのための映画館「横浜日劇」の閉鎖が決まったらしい。確かに、黄金町にあり、みなとみらいからも横浜駅からも遠い。伊勢ブラして、ここまで散歩という時代でもなくなったのだろう。

また、同時にその向いにあるシネマ・ジャック・アンド・ベティも閉鎖される。ここは、横浜では珍しい渋い映画を上映するミニ・シアターだった。日本映画の過去の名作上映もしていただけに、またしても悲しい。

その昔、横浜で映画を観るといえば、関内・伊勢崎町だっただけに、寂しさは一入だ。神奈川県を代表する大劇場だった横浜ピカデリー、横浜東宝会館、関内セントラルは既に閉館し、跡地はマンションかパチンコ屋だ。
2005/02/03のBlog
本日、日暮里サニーホールへ立川流の落語を聴きに・・・。節分には、寄席でも豆まきがある。寄席では、「鬼は外」とは言わない。いくら鬼でも寄席に来てくれるなら追い出さない。しかし、鬼を歓迎するわけでもないので、寄席では、「福は内」だけとなる。

寄席での豆まきで、まくのは豆だけでない。噺家さんのオリジナル手拭いもまかれるのだ。大好きな談幸師匠の手拭いを手に入れたかったが、ダメだった。

しかし、談之助教授の「美少女ゼミナール」手拭いを入手。これ、噺家さんの手拭いとは思えぬデザインだ。でも、恥ずかしくて使えないかも。

さて、落語の方ですが、会社帰りでかなり遅刻したので、志雲さんの途中からだった。関西弁の落語、東京では珍しい。談之助さんは、得意の自作落語。これ、落語会のことを知らないと面白くない。ただ、知っているとすごく面白い。16年前座をしているキウイさんが、前座なのに「紺屋高尾」をしたというのが爆笑。左談次さん、病み上がり。入院までの話しは、面白かった。

仲入り後、若い女性に人気の談修さん登場。元気がある二つ目。若い人に人気があるのも頷ける。文都さんも、関西弁。関西弁の落語が、2席もあるのは、本当に珍しい。

そして、大好きな談幸師匠は、「火事息子」。笑いの中に、親子の情愛にほろっとさせられるいい話。しかし、火事を題材にしたまくらは、結構ブラック・ユーモア。
談志、ブラック、談之助など、毒々しい噺家が多いなか、談幸さんが立川流の良心と言われるのは、妙に納得。
それよりも何よりも、談幸さんの落語は、文句無く面白い。表情、身振り、間、全てが素晴らしく、とっても魅力的なのだ。