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栗ッピング (毬栗日記、棘あります)
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2007/11/17のBlog
前2作に比べるとストーリーが物足りないが、度迫力のアクションとカーチェイスには相変わらず手に汗握る。CGを使わなくても、映画とはこんなにも面白く作れるのだという良い見本。このシリーズ、そういった意味で本来の映画の面白さを満喫できた近年稀に見るハリウッド映画のシリーズだ。これで終わりだとしたらちょっと残念。

ただちょっとボーンが強すぎなのと、ボーンの正体とCIAの秘密というのが予想の範囲内だったので、もう一ひねり欲しかったなあ。

それでもCG使ったくだらん映画に比べると、遥かに素晴らしく心躍るアクション大作だ。

栗3つ。とにかく迫力満点!こりゃ、絶対映画館で見なきゃ。
ユナイテッドシネマ豊洲スクリーン8にて。
薄っぺらいエピソードの継ぎはぎでドラマの骨格や構成が貧しい。前作と同じ筋、容易に予想できる展開で、物語の魅力は無く、単なるノスタルジー以外の何物でもない。

一平役の子役は、すごく上手い。あと存在感があるのは、もたいまさこくらいか・・・。

前作と全く同じものを見せられたみたいで、なんのひねりもなく、ただのチープなお涙頂戴ものだ。

栗一つ。昭和30年代に作られた映画を観る方が遥かに心に染みる。
ユナイテッドシネマ豊洲スクリーン10にて。
2007/11/11のBlog
今年も来ちゃった。もう恒例行事。ものすごい混雑で息苦しく、じっくり鑑賞するなんてことは不可能なんだけど、それでもやっぱり毎年来て良かったと思う。一度出品された作品は、10年は再度外に出てこないので、そう思うとやっぱり毎年通ってしまう。
今日は、朝10時で入館までに50分待ちだった。まあ、そんなのはどうでもいい、どうせ入館してもすぐには展示室には行かないので・・・。まず、博物館内の講堂で、ボランティアの説明を聴くのだ。今回の展示作品の見所や経緯を丁寧に教えてくれるので、本当にありがたい。展示品は、小さいものやものすごく時代がついているものが多いので、説明なく見ていると見逃してしまうことを教えてくれる。とにかく大混雑なので、一つの展示物をじっくり見ることができないので、事前に説明を聴いていると効率的に周れる。
毎回出品作にはテーマがある。今年は、文房具が多かった。筆、筆入れ、硯、炭など。どれも細かな意匠が見事だった。また楽器は、「 う」というものが展示されていた。笙に似ているが、笙より大きく、低い音が出るそうだ。
金銀平脱皮箱も素晴らしかった。平脱技法というのを事前の説明で聴いていたので、とても興味深く見ることができた。平脱技法は、金属を花や鳥などの型に抜け貼り付け、その厚みの分だけ漆で塗りこめる。その後、貼り付けた金属の部分だけ漆を剥がす。漆黒の漆の箱に、金銀の鳥や花が浮かび上がる。本当に見事だった。紫檀金鈿柄香炉の美しさや細部の意匠にもため息でうっとり。
今回、租庸調の調である織った麻が展示されており、またその麻から作った当時の着物がたくさん展示されていた。実際、使用されていたもので、かなり汚れているものもあった。
また、毎回、たくさんの古文書も展示されているが、これは、漢文だけど読めばまあまあ意味が取れるので、ものすごく面白い。納屋の側で藁を燃やした人の罪状をお上に訴える手紙、戸籍、手紙のやり取り、また、60歳でひとり身の人、妻を亡くした者、夫をなくした者、親を亡くした子供などへの食料を分け与えた記録などがあった。誰に何をどれくらいあげたが細かく記録されていた。古文書を眺めているとそれを書いている人の姿や気持ちが浮かんでくる、 1000年前の人と繋がるような気がする。
一転、一字として乱れぬ律文の美しい文字とこれまた漢文だけどだいたい中身が分かるので、その規律の厳しさがちょっと読み取れるのが面白かった。
来年も、絶対行こうっと。

第59回正倉院展 @奈良国立博物館
明日まで・・・。
奈良公園は、かなり色づいていた。
2007/11/10のBlog
京都の国立博物館へ「狩野永徳」展を観に来た。
大混雑とは聞いていたので、夕方に行ったのだけど、それでも50分待ちだった。実際は、30分待ちだったかな。しかし、館内は、ものすごい混雑。とてもゆっくり鑑賞という訳にはいかない。絵を鑑賞したのでなく、見たという表現が正しいだろう。特に「洛中洛外図屏風」は、近づくことさえ困難な大混雑。全体を見ることなどほぼ不可能。
それでも、本当に墨の濃淡で描いたとは思えない精密な水墨画に驚き、一転色鮮やかな肉筆画や屏風絵に鳥肌がたつ。初展示の作品もあり、見ごたえたっぷり。桃山時代の姿を映しとった絵画の数々は、古の日本への旅を体験させてくれる。
元首相の細川護煕さんが会場で鑑賞していた。
18時過ぎには、20分待ちほどになっていた。土日は、閉館時間を20時まで延長している。

狩野永徳 @京都国立博物館
11月18日(日)まで
そして僕は、夜の街へ消えるのであった。
[ 21:45 ] [ 草枕 ]
25年ぶりに比叡山に登ってみた。木々は色づいていたが、山は雲に覆われていて、あちこち霞がかかっていた。それがかえって、ここを神秘的で神聖な場所に見せてくれる。
最澄が開いた最も歴史のあるこの寺は、信長の焼き討ちにあい、お堂のほぼすべてを失った。その後も焼失が相次ぎ、境内には新しい建築も多い。その分、朱色が眩しいが。
延暦寺の建築的魅力はそう多くは無いが、この根本中堂は、家光時代の再建とは言え、神秘的な美しさを今も放っている。25年ぶりに、赤い絨毯に座って、住職の話を聴いた。ちょっと若い坊さんで、あんまり話し慣れしていなかった。
それにしても奥の土間の内陣の神秘的な空間には、絶句である。
山の色は、これから京都の街へ下りていく・・・。
2007/11/08のBlog
一見不可解な人間の行動、その理由が分かってからも、やっぱり不可解だ。しかし、その不可解なところがなんとも人間的で、言葉と時折クローズアップされる瞳と手の動きにもう一つの心の思いが投影される。
それほどドラマチックではない、日常の物語だが、あまりに自然な演技は、まるで俳優が登場人物本人なのではと錯覚してしまう。近年、稀に見る最高の演技に圧倒される。
幸福の裏側にある孤独と苦悩が胸に突き刺さる。今年、必見の一本。

演技を超越した恐ろしいまでの何かがある映画だ。
栗4つ。
有楽町シネカノン2丁目スクリーン2にて。
2007/11/03のBlog
[ 22:25 ] [ 建築 ]
建築ラッシュで新しいビルがどんどんできている銀座マロニエ通りだが、なにやら青山のキラー通りにあるような奇抜なデザインも増えてきた。光井純&アソシエーツ建築設計事務所だそうだ。ガラス戸に「De beers」とあったから、宝石店になるのかな。
角度を変えるとねじれ度がよく分かるでしょ。
2007/10/29のBlog
先週の金曜くらいから調子が悪かったのだけど、どうやら風邪をひいたらしく今日は、会社を休んでしまった。喉がすごく痛い。鼻水も出る。でも、ついつい会社のメールを見てしまい、結局結構家で仕事をしてしまう。会社でも家でもパソコンさえあれば、ほとんど同じことができるねえ。静かで電話がかかってこない分、かえってはかどったりして・・・。

毎月楽しみなウルトラセブン。今月も2本観た。今回の二話は、子供の頃から何度も再放送で観ていてとても記憶に残っている作品だった。

第9話「アンドロイド0指令」
冒頭のクレジットで、協力 松屋と出た。ロゴは、昔のものだったけど、あの銀座のデパート松屋だ。金髪の不気味なアンドロイド少女とこれまた怪しいおもちゃ売りの爺さんのペアが今では、笑いを誘うけど、子供の頃は怖かった。
松屋デパートの館内、当時のファッションモードが懐かしい。おもちゃ売り場での大戦闘は、すごい迫力だ。テレビ番組というかこりゃ映画だよ!
敵は、チブル星人。ウルトラセブンって、こういう頭でっかちのタコ系宇宙人多いような・・・。

第10話「怪しい隣人」
四次元という言葉を最初に知ったのは、この作品だ。(笑) 今も昔も僕にとっての四次元は、ぶおーんと変な音がして周りがくねくね酔っ払っているようなイメージ。ほんでもって黄色い風船がたくさん転がっている・・・。
足を骨折してギブスの少年が部屋の窓から隣の怪しい人物を観察するのは、ヒッチコックの「裏窓」へのオマージュか・・・。
敵は、イカルス星人。ちょっとグレムリンっぽい可愛い動物系なキャラクターだ。
別荘の隣に四次元がある、ああ、やっぱりウルトラセブンの設定って素敵。
2007/10/28のBlog
大好きなジョディーの新作なんだけど、ニール・ジョーダンの監督作としてみると物足りない。展開があまりに普通。

前半の出術シーンとSEXシーンのオーバーラップには、うならされたけど・・・。復讐への是非を問うものだが、映画は、観客の期待通りに展開していく。これがアンチテーゼなのかどうかは、映画は答を出さず、それは観客に委ねられている。

ジョディーの演技は、見るものがあるが、これがニール・ジョーダンの監督作と思うとやっぱりちょっとがっかりかな。

栗3つ。
ユナイテッドシネマ豊洲スクリーン10にて。
想像していたより面白かった。
一応、ミステリーだしね。(笑)

微笑ましく、スピード感あり、後半いかにも普通の展開だけど、ファミリー向けだからね。

ユナイテッドシネマ豊洲スクリーン7にて。
栗3つ。
2007/10/27のBlog
すごい台風が来ている中、がんばって池袋演芸場へ。今日は、お客さん少ないかなあと思ったら、ほぼ席が埋まっていて驚いた。こんな雨模様で台風が迫る中、皆、落語好きなのねえ。(笑)

やえ馬 「子ほめ」
今日の前座さん。初めて見た。馬風師匠に弟子入りしたらしい。落研出身かな、お上手。

金時 「駒長」
こういう噺、好き。どことなーく近松門左衛門の浄瑠璃に出てくるようだよね。夫婦のかけひき、男と女のさぐりあい、金時師匠、こういうの上手いよねえ。女房を叩きすぎる場面、笑ってしまう。

金也 「抜け雀」
お人好しの宿屋の主人は、さすがに上手いねえ。絵師がどんな雀を描いたのか、どんな風に飛び出すのか、観客の想像力に訴えかけなばならず、なかなか難しい噺だ。

金時 「水屋の富」
今回ゲストがなく、金時師匠が2席、ラッキー。こちらもネタ卸しだったそうだが、くすぐりも入ってずいぶん伸び伸びとしていた。莫大な富を得た庶民の喜びと悲しみがよく出ていて面白い。

金八 寄席の踊り
立ち高座のまくらから、寄席の踊り。深川から吉原の踊りを披露。

金八 「木乃伊取り」
まくら無く、ネタへ。なるほど、寄席の踊りが大いなる序章だったのね。なかなか考えている。
この噺、難しいと思う。タイトルから容易に展開が想像できるし、場面も少ない。そんななか田舎者の清蔵が大活躍だ。しっかりしているようで抜けている清蔵が楽しい。


終演後、打ち上げにも参加。ラッキーさん夫妻、adoさんと同じテーブルで楽しい時間を過ごした。またこの会でお会いしましょうね。
2007/10/24のBlog
怒涛の一日の最後は、落語。こみちさんと文左衛門師匠のどことなくアンバランスなコンビの新しい会。ゲストは、一之輔さん。豪華だ。

オープニング・コント
こみちさんのほぼ一人舞台。彼女の日常が赤裸々に・・・。ああ、これ以上書けない・・・。

一之輔 「茶の湯」
コントとコントに挟まれた枠。こりゃやりにくそう。くすぐりをたくさんいれ、かなりくだけた「茶の湯」。それにちょっとはしょり気味だったけど、彼の高座は明るく楽しく面白い。

コント
文左衛門、一之輔、こみち3人によるコント。文左衛門師匠のお父さん、こういう人いそう。何といっても一之輔さんの民族踊りに釘付け、というか凍りつく? 見てはいけないものを見てしまった。(笑)

こみち 「堪忍袋」
先日の研精会で聞いたばかりだけど、これはすごく楽しく面白い。もうちょっとスムーズに畳み掛けるように進めば最高なものになるね。

文左衛門 「らくだ」
19時開演だったので、てっきり21時終了かと思っていたが、師匠が高座に上がった時間が21時10分前。でまくらも無く「らくだ」へ。え、今から「らくだ」?と思ったが、なんとたっぷり1時間。怖い男と気の弱い男の表情の対比は絶妙、上半身を大きく使った仕草も上手い。圧倒的な独自の世界観ができていて惹きこまれる。流石だ。
文左衛門師匠って誰かに似ているなあと思っていたけど、思い出した、力道山。
これ何度目の映画化なんだろう。

子供の頃、ドナルド・サザーランドの「SF/ボディ・スナッチャー」を観たけど、そっちの方が怖かったなあ。

人間犬が出てこないんだもん、残念。

あんまり怖くなかった。

栗2つ。丸の内TOEI2にて。
大好きな画家ムンクの展覧会。これも平日ゆっくり見たかったのだ。
17年前に出光美術館で開催されたムンク展。その時に見た作品も多く、旧友に再会するような思いだ。ただ、今回、前回は来ていた「叫び」や「思春期」は来ていなかった。まあ、「叫び」は盗難にあったからね。現在修復中とか。また、「病める少女」も、今回来ているものは一番新しいもので、死を予期し、それでも毅然とした表情がなんとも美しい前回展示されていたバージョンでなかったのが残念。
しかし、それでも今回の展覧会は、必見だ。絵そのものよりも、ムンクが自己の絵を展示する時のスケッチにあわせた展示や、工場の社員食堂、大学講堂の壁画のためのデッサンなど空間を作り出す「装飾」にフォーカスされている。絵がどのように展示されるのか、天才画家がどう考えたのか、それを見せる展示でなかなか面白い。
不安、絶望、嫉妬など人間の内面を強烈に描き出す色彩と描写に戦慄を覚える。

ムンク展
国立西洋美術館 ~2008年1月6日まで
会社を休んだんだけどといつもと同じ時間に起きて、朝ちょっと家で仕事をしてから上野へ。9時30ちょと過ぎに入場。平日だけあって会場の外で並ぶということはなかったが、それでも結構な混雑。土日は、こりゃ大変だろうな。まあ、平日も結構団体の入場があるねえ。
展示物は、どれもため息が出るほど豪華絢爛。歴代将軍の絵画、兜、遺品、調度品などなど。武士のたしなみとしての茶の湯と能の品々も、もううっとりするほどの美しさだ。すべて金の茶道具や井戸の茶碗、婚礼の際のお姫様が乗る駕籠や嫁入り道具は、この世の贅の極みだ。幕府と天皇家の確執と政略結婚、一見何の不自由もない生活の中にいろんなことがあったのだろうな。江戸時代という意外と近い時代の品々なので、どれも煌びやかで鮮やか。眩い輝きにため息が出ると同時に、あまりに自分の生活とかけ離れた世界にちょっと寂しくなったりして。

大徳川展
国立博物館 ~12月2日