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栗ッピング (毬栗日記、棘あります)
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2008/01/27のBlog
二つの祖国の間でゆれる家族の人生を描いたドラマ。物語の主軸となる主人公の名前にちなむエピソードは、それほど大したものでなく、ここまで引きずるのは、どうかと思う。もうちょっとすごい裏話があるのかと思った・・・。

素晴らしいのは、前半の中心人物であるアショカとアシケだ。二人ともとても印象的な演技でしみじみとした余韻を残す。一方、子供たちを演じる役者は、それほど魅力的でない。

映画も全体を通して観るとどこに焦点があたっているのか分からず、物語は散漫だ。

それでも、ある家族の何でもない一生をしみじみと描き、切なくもちょっと幸せな気分にさせてくれる。とりわけ根底にインドの文化や宗教が流れていながらもアメリカという土地に染まっていく若者たちが興味深い。

ちょっと散漫な印象で、名前にちなむエピソードが拍子抜けだが、家族や人生について考えさせられた。なんとも言えない味わいのある余韻を残す。

栗4つ。
日比谷シャンテシネ3にて。
これは、とても良い映画。
オーソドックスな作りだが、原作がいいのだろう。大人になってから忘れてしまった何かを気づかせてくれる。

森の中の秘密の場所、子供の頃は持っていたなあ。イマジネーションの世界は、大好きなのだ。

音楽の授業のシーンが秀逸。歌われる曲も素敵だ。

心がすがすがしくなる。
テレビゲームや漫画ばかりが原作の昨今の邦画に欠けているものが、この映画にはあるなあ。文字が持つ力、文字から広がるイマジネーション、それがやはり一番素晴らしい。

栗4つ。
ユナイテッドシネマ豊洲スクリーン11にて。
2008/01/26のBlog
吉永小百合は、素晴らしく魅力的なるも、過去の山田洋次監督作品と比べるとがっかりするくらい平凡な出来。

視点は違うが同じ主題の黒澤の「わが青春に悔なし」と比べてしまうとあまりにお粗末。まあ、母親に焦点があたっているのでしょうがないが、映画というより、原作者の思い出話を聞いているようで、それもやはり戦後間もない頃の映画と比べてしまうと観客を引き込むだけの力がないなあ。

黒澤、成瀬、木下など、戦時中の抑圧から解放されて、ここぞとばかりに芸術をものすごいパワーで炸裂させた戦後の作品を観ているので、この「母べえ」では何の感慨もないなあ。ああ、そうですかって感じ。

意外や印象的な演技を見せる鶴瓶だが、とってつけたようなエピソードはそのまま無くなっても何の違和感もない。

映像表現も陳腐だし、ストーリーの展開も予定調和、これが山田洋次監督作かと思うと、ただただ残念なばかりだ。

山田洋次は、大好きな監督なだけに、消化不良気味。
されど、吉永小百合は、素晴らしい。吉永小百合の演技を観るだけの映画だ。

野上照代は、黒澤の仕事を見ているはずなのに、この程度ですか?

栗3つ。
ユナイテッドシネマ豊洲スクリーン10にて。
2008/01/25のBlog
[ 23:06 ] [ 音楽 ]
今夜の「誰でもピカソ」、聴き惚れました。素敵すぎます、ちあきなおみ。

子供の頃から大好きで(<-どんな子供だ)、CDも、紅白の録画も持っています。しかし、大人になってから改めて聴くと、なんとも心に染みる歌声。映像で見るとその演劇的表現力に圧倒されました。歌を一曲聴いたというより、舞台を一つ観たような感覚です。

共通しているのは、メロディもさることながらどの楽曲も詞が素晴らしいということです。昔の歌は、良かったねえ。そして、本物の歌、本物の歌手とは、ここまで違うものなのですねえ。

個人的に大好きな「かなしみ模様」、「花吹雪」、「さだめ川」なんかを生で聴きたいですねえ。

なんか、お酒が飲みたくなりました。酔いしれて、ちょっと泣いて、そして眠りにつきたいです。

ああ、今度は、フランク永井を特集してくれないかなあ。
2008/01/20のBlog
マイミクゆみこさんがお席亭の落語会。回を重ねるごとにお客さんが増えてきている。そろそろ日本橋亭では窮屈だなあ。毎回、楽しい企画があり、メンバー揃ってのおしゃべりもすごく面白い。今回は、メンバー間でネタ教え、教わって高座にかけようというもの。誰が誰に教えるかは、くじで決めたそう。

菊志ん 「だくだく」
明るく元気ある高座。テンポもよく、楽しい。先日、好二郎さんのを聴いたばかりなので、比較しながら聴いたが、やはり菊志んの落語になっている。すごい。

鯉朝 「祇園祭」
苦しいというかひどい出来。そもそも噺をちゃんと覚えていない。思い出し、思い出しで冷や冷やした。ネタが完全に自分の中に入っていない。他のメンバーが全員、きちんとネタを覚えてきているのに、あまりにプロ意識に欠ける。笑いをとっていた部分も本筋に関係ないアドリブだ。
江戸っ子は全然粋でなくメリハリもなく気性も穏やか、一方京都人もただただ気味が悪いだけ。江戸っ子と京都人の対比がこの噺の見せ所なのにまるでダメ。一言で言えば、どちらもただただ気持ち悪い。
この人に、古典は無理なのだろう。ペコちゃんとホテトルをやり続けるしかないのか。
まあ、今回の中で一番難しい噺だが、あまりにひどい、がっかり。

好二郎 「公家でおじゃる」
この人は、何をやらせても上手い。自分とは異質ネタと言いながらも完全に自分のものにしている。きちんとネタで笑わせており、鯉朝とは大違いだ。噺を自分流に料理して、客に披露している。

丈二 「江戸の荒物」
こちらも出来としては、ちょっと怪しいが、関東人が関西人を演じ、その関西人が江戸弁を話すという難しさのネタ振りが功を奏し、そうした前提の上で別の笑いが生まれた。
関西人の走り方に場内大爆笑。

里光 「よるのてんやもの」
関西弁バージョンで。この人も自分らしくネタを料理していた。
フェリーニは、大好きな監督なのだが、正直「8 1/2」や「ボイス・オブ・ムーン」は、映画館で寝たなあ。

「甘い生活」は、一応ストーリーがあるので寝ることはないのだが、それでも昔は、ちょっと寝た。

しかし、改めて観てみると、上流階級の話とは言え、この性と金の退廃した日常は、あまりに人間的で、お前もこうだろうと胸に突きつけられるようだ。中身があるようで無い台詞は、こんなの思いつくのが不思議と思うくらいだ。

空飛ぶキリスト像、トレビの泉での戯れ、完全な配置の部屋での役者の位置、打ち上げられる不思議な魚など印象的なシーンが次々に現れる。溺愛する子供を殺して自殺する友人、父親と久しぶりに再会する夜のクラブのシーンも忘れがたい。

とんでもない絵空事、だけどあまりに現実的。とんでもなく他人事、でももしかしたら明日は我が身。

栗4つ。
早稲田松竹にて。
大好きだった名優マルチェロ・マストロヤンニのドキュメンタリー。彼の謙虚で温和、それいですさまじい役者根性の彼の側面が浮かび上がる。

数々の著名人のインタビューで構成されているが、誰しもべた褒めでちょっと退屈。唯一、彼の欠点はというところで、ものすごい電話魔というのが笑えた。撮影の合間に度々電話をかけにいなくなったという・・・。

ドキュメンタリーとしては、退屈なつくり方だが、流暢に語るヴィスコンティやフェリーニは、興味深かった。

栗2つ。
早稲田松竹にて。
開館と同時に入館。空いてたー。ゆっくり、じっくり観られたよ。

伊勢物語は、受験の時に何段かかじった程度だけど、今回、展示されている場面は、結構知っているものも多くて懐かしかった。

しかし、よくよく考えてみると、『源氏物語』もそうだけど、恋愛小説というか、好色ものだよねえ。思いを和歌なんかに託すからちょっと風流だけど、好きになったから誘拐したりとか、覗き見するとか、妹と契りを結びたくなるとか、時々変態入っているよねえ。まあ、それがあまりに人間的だけど・・・。

古来から変わらぬ人間の営み。それだから、今も惹かれてしまうのだろうな。重要文化財の「伊勢物語絵巻」は、2月5日からの公開らしく、それから混むのだろうなあ。

王朝の恋 ―描かれた伊勢物語―
出光美術館
~2月17日まで
2008/01/19のBlog
劇中でも歌われるが、カントリーのスタンダード・ナンバーにもなっているジェシー・ジェームズ。大好きなNITTY GRITTY DIRT BANDの「アンクル・チャーリーと愛犬テディ」をたまたま昨日聴いたので、ああこれかあと思った。

室内や夜の映像はレンブラント、草原の映像はアンドリュー・ワイエスの絵画を思わせ美しい。オーソドックスだが、久しぶりの重厚な映像にわくわくする。

憧憬から憎しみへ、虚栄と自尊、うつろい易い世間の感情などドラマとしての要素は、僕好み。

ちょっと残念なのは、それぞれの登場人物の描き方があまり掘り下げられていないこと。大好きなサム・シェパードもちょっとしか出てこないのも寂しい。

しかし、最近のアメリカ映画の中では、なかなか見ごたえあったなあ。

キーとなるのは、ジェシーよりボブなんだけど、ミスキャストかなあ?

栗4つ。
ユナイテッド・シネマ豊洲 スクリーン6にて。
ミュージカルの歴史に燦然と輝く巨匠の中の巨匠、スティーブン・ソンドハイム。数々の彼の作品の中で異色中の異色作がこの「スウィーニー・トッド」だ。

ティム・バートンが好きな素材だねえ。単なる舞台の映像化でなく、ちゃんと彼の映画になっている。

美しいメロディの歌を歌いながら、殺す、殺す、殺す。切り刻む、血が吹き出る、肉を焼く。後味も悪く、決して観て気持ちがいい映画ではない。

悲哀を感じながらも、ヘレナ・ボナム・カーターが最初に歌うまずいパイの歌には笑ってしまう。

栗3つ。
ユナイテッド・シネマ豊洲 スクリーン6にて。
2008/01/17のBlog
あまり時間も無かったので、駅ビルの地下でご飯を食べた。駅ビルもものすごく綺麗。

すてーきはうす 伊勢屋
仙台市青葉区中央1丁目1-1
JR仙台駅エスパル仙台店地下レストラン街
TEL 022-262-0012
お店のカウンター席は、調理風景が見られる。
仙台牛60g、三陸産刺身3品、サラダ、ご飯(宮城のひとめぼれ)、椀(仙台味噌)と地元の食材を使った膳5000円なり。肉が仙台牛じゃないと1800円。仙台牛って高いのだなあ。

しかし、仙台牛、美味いぜ。また食べたたい、今度は鉄板焼きがいいかな。誰か、仙台牛の鉄板焼きのお薦め教えてくれぇ。

この店、ステーキソースも独特で美味だが、チベットの塩も出してくれ、やはり塩で食べる肉は最高に美味いのだ。
[ 23:59 ] [ 草枕 ]
仙台のメインストリート、青葉通り。さくらの百貨店や藤崎百貨店がある。
古めかしくていい感じのホテル。
駅前には、高層ビルも結構あった。ヤマダ電機のLABIもあった。何かが潰れた跡に入居したのかな?
[ 23:58 ] [ 草枕 ]
でも、探してみたらあったよ、小津の映画みたいな世界が・・・。
夜は、こういう雰囲気の方が好きだなあ。
「文化横丁」、ネーミングも色使いも素敵!
[ 23:56 ] [ 草枕 ]
今日は、仙台へ出張だったのだ。仙台で13時から会議。いつもと同じ時間に自宅を出て、十分間に合ってしまう。東京駅から新幹線で1時間40分。近い。なまじ近いから日帰り出張になってしまう。

仙台事業所の人は、皆いい人たちだった。ありがとう。
会議は、14時に終わったのだが、結局仙台事業所で17時まで仕事。それから、ちょっと仙台の街をブラブラ。長い長いアーケドに連なるお店は、とても綺麗で洒落ている。もっと昭和レトロな雰囲気があってもいいのではと思ったくらいだ。
フォーラスの上に月が出ていた。今日は、とても寒かった。
地方にしかない百貨店、好き。仙台と言えば、藤崎だね。想像していたよりもこじんまりしていた。
向いの別館には、ブランドの店が。とても綺麗な店舗。スタバもタリーズも、ガラス張りでどこもお洒落だったなあ。
出張で仙台へ。
寒い。午前中、雪もちらついた。