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栗ッピング (毬栗日記、棘あります)
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2008/05/17のBlog
チャーリー・ウィルソンという人物は、なかなか面白そうな奴だなあと思ったけど、映画はつまらなかった。

介入して去る、アメリカのその繰り返しが今のこんな世界を作ってしまったという反省が最後にちょろっと出てくるけど、基本的にはアメリカ賛美なんだよねえ。途中から(最初から?)かなりアホらしくなってくる。

ジュリア・ロバーツも完全に何でもない役者になってしまったなあ。残念。

これがマイク・ニコルズの監督作品かと思うと、かなり悲しい。人間、去り際が肝心。

栗2つ。まあ、面白い台詞がところどころある。
ユナイテッドシネマ豊洲スクリーン10にて。
豊洲で映画を観た後、散歩がてら古石場へ。いつもは、古石場文化センター3階の和室で行われている落語会だが、今日は2階の大ホールになっていた。このところ60名定員の和室では窮屈になっていたので、ついに300名定員の大ホールに変更かと思っていたら、今回のみセンター側の手違いで会場が変更になったよう。(笑)

右太楼 「釜泥」
今日は、子供も多かったが、子供にも随分ウケていた。爺さん、婆さんの表現はとても上手い。

朝也 「ちりとてちん」
喋りはもともと上手いが、能面みたいな表情が硬いなあと思っていたが、今日は、後半表情もとてもよく面白かった。爆発しているような髪型も笑えた。
こちらも子供たちに大ウケ。

朝太 「権助魚」
4人の中では、群を抜いて上手。権助のキャラクターは、卑怯なくらいツボ得ていてまさにそのもの。旦那やおかみさんとのやりとりや、最後の言い訳する権助は、抱腹絶倒でまた人間の可愛らしさがとてもよく出ていた。

喬之進 「錦の袈裟」
香盤は、朝太の方が上だが、この会の実質的なリーダーだろう。会を引っ張っている功労者だ。どっしりとした貫禄もあり、高座での見栄えはとてもいい。最近顔が膨れてきてはいるが、端正な顔立ちなので、こうした品のない噺より別なネタも見たいと思った。


四人それぞれ持ち味があり良い会だ。会の後、毎回抽選会があり彼らが持ちよった品物が当たる。毎回、何故か朝太さんがぬいぐるみを持ってくるのが面白い。今日は、パンダのぬいぐるみとキティちゃんだった。
カンヌ映画祭の60回開催を記念して製作されたオムニバス映画。一編3分なので、余程のスタイルを確立した監督しかなしえない難しさ。選ばれている監督たちは、全てなるほど。映像が始まってすぐああこの人だ、終わってみてやっぱりこの人かとどれも頷ける。

ただ三分間で何かを表現するのは非常に難しく、出来はさまざま。好き嫌いもあるだろうけど、どれも映画に対する熱い”愛情”に溢れている。

個人的には、テオ・アンゲロプロスのものが一番心に染みた。

映画への愛に溢れているアンドレイ・コンチャロフスキー、チャン・イーモウ、アッバス・キアロスタミ、チェン・カイコーは、どれも郷愁と映画への感謝で目頭が熱くなる。

お主やるなあと思ったのは、ロマン・ポランスキー。

シニカルなケン・ローチを最後に持ってくるあたりがヨーロッパやなあ。

映画好きなら楽しめる。とにかく映画に対する愛に溢れていて、幸せな気分になれる。

ユナイテッドシネマ豊洲 スクリーン8にて。
栗3つ。
2008/05/12のBlog
なんと25年ぶりにエイジアのコンサートへ行ってきた。前回は、ジョン・ウェットンが急遽抜け、グレッグ・レイクが代理の武道館コンサートだった。

昨年のオリジナル・メンバーのエイジアのコンサートに行けなかったので、この4人のコンサートは初めてだ。ジョン・ウェットン以外は、イエスやらEL&P、や前回のエイジアのコンサートで何度も観たことあるので、なんだか不思議な感じだなあ。

セットリストは、昨年の時とほぼ同じレパートリーだったが、今回は、今年の4月に出たニューアルバムの曲がいくつか演奏され、それがとっても良い曲で嬉しかった。ニューアルバム買おうかな。

昨年同様、それぞれのメンバーの昔の曲ということで、イエスの「ラウンドアバウト」、EL&Pの「庶民のファンファーレ」、キング・クリムゾンの「クリムゾン・キングの宮殿」、バグルスの「ラジオスターの悲劇」を演奏。昨年観られなかったので、これまたとても嬉しかったが、ジョン・ウェットン時代の「太陽と戦慄」以降の曲が聴きたかったなあ。

やはりファースト・アルバムの楽曲が群を抜いて素晴らしいが、意外とオリジナル・アレンジの通りで、ライブ・パフォーマンスの魅力に溢れていたのは、「庶民のファンファーレ」と「ヒート・ゴーズ・オン」、「ヒート・オブ・ザ・モーメント」かな。

スティーブ・ハウは、かなり老人(ミイラ?)風だったけど、ギター・テクニックは全く衰えておらず惚れ惚れした。ジョン・ウェットンもすごく声が出ていたし、ジェフ・ダウンズは25年前と全然変わっていない感じがした。
特にカッコよかったのは、カール・パーマーだなあ。若々しくてびっくりしちゃった。ドラム・ソロ、とっても良かった。もうすぐ60なのにすごいパワーだなあ。

ホールの音響は、いまいちだったけど、素晴らしいライブ・パフォーマンスだった。衰えぬパワーと音楽の素晴らしさを満喫した。
日本料理の「梢」へ。ここも眺めが良く、静かで落ち着いている。日本料理の店だが、内装や雰囲気は、現代美術館のよう。音楽も洋風だ。


パークハイアット東京 40階
前八寸
粽寿司・油目 胡麻 がり 木の芽
鰹ペースト 碓井豆汐蜜煮
鯉人品漬 黄身高野豆腐
揚げ巻貝オイル蒸し 赤蒟蒻含め煮
白瓜昆布締め汐昆布
造り
初かつお 間八 生のり 青芽大根 防風 山葵
焼物
柳さわら西京焼 炒り胡麻
煮物
本鯛と淡竹鍋
新取菜 椎茸 笹葱 背油 木の芽
食事
白魚と若鶏玉締め御飯 京葱 山椒

若布 豆腐 葱 山椒
香の物
水茄子 沢庵 胡瓜 昆布有馬煮
デザート
お米のティラミス薄焼き玉子包み
濃茶とキャラメルソースで
2008/05/11のBlog
新宿のパークハイアットに来た。ここは、東京では好きなホテルだなあ。最近の新しいホテルには行ってないので比較はできないけど、静かな雰囲気でとても好き。

ロビー階にあるジランドールで食事をした。最初、ニューヨーク・グリルに行ったのだけど、ブッフェだったのとなんか家族連れが多く賑やかだったので、ジランドールへ。美味しいし、よく気づくサービスも満足だ。

ジランドール
パークハイアット東京 41階
カボチャとゴートチーズのキッシュ
パルマプロシュートとほろ苦い若葉のサラダ添え
ノルウェーサーモンのマリネとロメインレタスのシーザーサラダ仕立て
オニオングラタンスープ
瀬戸内姫鯛の香草オリーブオイル焼きとグリーンピースの煮込み
ホースラディッシュクリームソース
那須ハーブ豚背肉ガーリックロースト
春キャベツのブレゼ クミン風味
季節のフルーツとマンゴーシャーベット
バナナのパルフェ 胡桃のローストとヴァニラソース
2008/05/06のBlog
午前中より夕方の方が空いていると聞いたので、今日の夕方に行ってきた。今日は、18時まで開館していた。確かに、入場制限も無いし、場内混雑しているとは言え、北斎展や若冲展の時のことを考えればかわいいもの。

展示作品も普段の特別展よりかなり少ない。その分、大がりなセットを組んだり、高台を作っていろんな角度から見せたりもしていた。

正直、薬師寺は何度も行ってるし、展示されているものも何度も観ているので、別段どうということもなかったが、国宝の月光菩薩立像と日光菩薩立像を裏から見られるのは、もうこれを逃したらないかもしれないね。薬師寺のお堂の中で見るより、大きく感じたなあ。

しかし、国宝級の仏像を東京へ持ってくるよりは、やはり人間が奈良へ行った方がいいと思うね。

国立博物館は、平成館ができたおかげでずいぶん大規模な展示の仕方ができるようになっている。そうしたものを観るのも一興かも・・・。

でも、やっぱり、仏像はお寺のお堂の中にあって、静かな環境で見たいものだねえ。特別展は、ゴミゴミして五月蝿い人も多いよなあ。
パンダのリンリンが死んで、上野動物園にパンダがいなくなったらしい。

子供の頃何度か、上野動物園でパンダを見たけど、いつも寝たままで微動だにしなかったなあ。今回も死んだって発表しないで、密かに剥製にして転がしておけば、みんな寝ているんだと思って気づかないんじゃないかなあ。1、2年は騙せたと思うんだけどなあ。

リンリン、最初のパンダは、ランランだったよね。中華料理屋か「恋のインディアン人形」かってとこだね。 <-分かる人だけ分かればいい。

僕なら、「パンパン」って名づけるな。あ、失敬。<-分かる人だけ分かればいい。
2008/05/05のBlog
めちゃくちゃ面白かったよー。僕好みだあ。
今年のアカデミー賞関連作品は、どれも見ごたえあるなあ。こんなすごい映画がミニシアターでの公開だなんて、非常に残念、もっと大画面で観たかった。

オープニングの台詞を排した演出、主人公の執念を表すような燃え盛る石油の噴出、虚栄と自尊のために血塗られた手、家族や神との確執。もう何から何まで映画的魅力が満載だ。

多少、教会のシーンが鼻に付くが・・・。漲るパワーは、これぞ映画、これぞアメリカの底力を感じた。

ポール・トーマス・アンダーソンには、「パンチドランク・ラブ」でなんだこりゃあって、ものすごく驚かされたが、今回は、かなりオーソドックス。だけど映画の王道でもこれほどのことができるのだという自信を見せつけられた。

映像、演出、役者もすごいけど、もう一つすごいのが音楽。映像と人間描写に厚みを与えている。心と精神をかき乱す不思議なサウンドが、壮大な抒情詩を一人の男の人生を交響楽にまで昇華させている。

もっと大劇場で観たかったなあ。すごいパワーの映画だ。栗4つ。

日比谷シャンテシネ1にて。
先日のノラや寄席の打ち上げで、文左衛門師匠にチケットを売りつけられたので(なーんて嘘)、行って来たよ中野まで。

三日連続の文左衛門独演会の最終日。政之助さんや皆勤賞のNAHさんも会場に。

今日は、文左衛門師匠4席。もうお腹いっぱいっす。

かな文 「寿限無」
前座時代の着物を着て登場。袖や丈が短い、短い。(笑)
「真打になってから覚えた噺はすぐ忘れちゃうけど、前座時代に覚えた噺は忘れないねえ」なんて言ってたけど、結構ヌケてたよ。

文吾 「粗忽の釘」
高座ででんぐり返しするお惚気パターン、これ初めて聴いた。

文左衛門 「青菜」
最高に笑えた。面白かったなあ。お屋敷でのやり取り、長屋でのやりとり、どちらもすごく面白かった。暑苦しさもものすごく出ていたなあ。

アサダ二世 奇術
観客とのやりとりも最高に可笑しく。こういう舞台と客席が一体となったものは面白いね。
ただ、観客がほとんどのネタを知っているから、やりにくいだろうなあ。

文左衛門 「芝浜」
まくらもなく「芝浜」へ。うーん、この時期に「芝浜」か、それも暑苦しい「青菜」の後に・・・。またこの噺は、聴く側もそれなりの心の準備があるもの。最初、ちょっと入り込めなかった。
だが、文左衛門師匠、とにかく情景描写や表情がものすごく上手い。途中からグングンひき込まれ、最後は目頭が熱くなった。
本当に表現力豊かだよなあ。いやはや脱帽だ。
今や、秋葉原に継ぐオタクの聖地だ。昔、荻窪に住んでいたことがあって、たまに中野ブロードウェイに来たことがあったけど、その頃は、こんなんじゃなかったなあ。まあ、その頃から、戦後闇市センターみたいな怪しい懐かしい雰囲気だったけど・・・。良い意味でね。(笑)

この間、テレビ東京の「ガイヤの夜明け」でもやっていたけど、ヨーロッパの日本アニメファンがツアーでここにやってきて狂喜乱舞していた。不思議な世の中だよねえ。
あ、そうそう、三之助さんが最近はまっているというダーツの専門店もあったよ。釣具店?と一瞬間違うほど細かいダーツの部品が売っていて驚いた。

それはさておき、トイレって、そんなにたくさん目的あるっけ?
オーソドックスなファンタジー。でも子供の頃、屋根裏部屋や物置に入って、何かを見つけて冒険が始まるというのに憧れていたなあ。

展開はありきたりだけど、主役の子供が上手いので最後まで飽きない。「テラビシア・・・」ほどの奥行きや深みがないけれど、そこそこのファンタジーになっている。

無理に薦めないけど、観るのは止めない。栗3つ。
ユナイテッドシネマ豊洲スクリーン1にて。
2008/05/03のBlog
ボブ・ディラン大好きなので、もう全編ずっと歌を一緒に心の中で口ずさんでいた。

ただ、これディランを知らないと楽しみが半減するのではないだろうか。6人の俳優がディランの分身を演じている。名前も時代も空間も違うそれぞれの分身、でもどれもディランなのである。そのうちの一人は、ビリー・ザ・キッドだ。ディランや映画ファンならピンとくるだろうか、知らない人は何故って思うだろうな。
6人がそれぞれのディランの分身を表現していて、ドキュメンタリー風のフィクションになっている。ただファンなら誰も知っているディランに関するたくさんの本当のエピソードが散りばめられており、またニヤニヤしたくなるしかけがあちこちにある。

実名もたくさんでてくるが、ディランと関わりが深かった人は、映画の中の役名になっているのが面白い。また、役者が実物にどことなく似せているのが笑える。
ジュリアン・ムーアは、見てすぐ、ジョーン・バエズじゃんって分かるもんねえ。(笑)

ディランを6つの違う名前の分身で表現させ、時空を超えた脚本が秀逸。多少ダレるところがあるが、それぞれのディランが観客の頭の中で一つのディランになっていく。

モノクロとカラーを巧みに使い分け、パズルのような映像を頭の中で組み立てていく過程が面白い。栗4つ。

シネカノン有楽町2丁目スクリーン1にて。