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2008/06/07のBlog
[ 23:33 ]
[ 映画 ]
20年ぶりにこの映画をスクリーンで観た。学生の頃、吉祥寺のバウス・シアターで初めて観た時の衝撃はもう無かったけれど、この映画は今も僕の中で引っかかり続けている。
こんな村は、自分の記憶には無いのだけれど、何故かまるで自分の生い立ちを見ているような不思議な郷愁がある。保守的な伝統に縛れている村、他所から来てそこから逃れようとする美しい人妻、怪しいサーカス団、父なし子を産んだ悲しい女、どれも自分の知らない人たちなのに、何故か知っている気がする。
時間と空間の概念を投げ捨て、虚構と現実の境もなく、圧倒的な映像美と短歌と詩と音楽で幻惑させる。かなり前衛的な手法がたくさんとられているが、物語の骨格はきちんとあり、一本の映画として完成されている。
私と20年前の私が出会い、美化し現実としていた過去が実は虚構で、20年の時を経た二人の主人公が母親殺しをたくらむ、そして有名なラストの青森の山村が一転新宿になるシーンは、これまた映画への辛らつなアンチテーゼだ。
八千草薫は美しすぎ、春川ますみは切なく可愛い、主人公の母親役の高山千草も強烈で、俳優陣も前作「書を捨てよ・・・」より層が厚く楽しめる。
誰かの過去であるこの作品、しかしそれは誰もの過去である。本当の自分探しの旅に出たくなる、そんな映画だ。
栗4つ。
早稲田松竹にて。
こんな村は、自分の記憶には無いのだけれど、何故かまるで自分の生い立ちを見ているような不思議な郷愁がある。保守的な伝統に縛れている村、他所から来てそこから逃れようとする美しい人妻、怪しいサーカス団、父なし子を産んだ悲しい女、どれも自分の知らない人たちなのに、何故か知っている気がする。
時間と空間の概念を投げ捨て、虚構と現実の境もなく、圧倒的な映像美と短歌と詩と音楽で幻惑させる。かなり前衛的な手法がたくさんとられているが、物語の骨格はきちんとあり、一本の映画として完成されている。
私と20年前の私が出会い、美化し現実としていた過去が実は虚構で、20年の時を経た二人の主人公が母親殺しをたくらむ、そして有名なラストの青森の山村が一転新宿になるシーンは、これまた映画への辛らつなアンチテーゼだ。
八千草薫は美しすぎ、春川ますみは切なく可愛い、主人公の母親役の高山千草も強烈で、俳優陣も前作「書を捨てよ・・・」より層が厚く楽しめる。
誰かの過去であるこの作品、しかしそれは誰もの過去である。本当の自分探しの旅に出たくなる、そんな映画だ。
栗4つ。
早稲田松竹にて。
[ 20:10 ]
[ 映画 ]
ところどころ唸らされる映像表現にハッとするが、やはりちょっと古めかしく色あせてしまっていることは否めない。当時はかなり斬新だったと思うのだが、時代を超越するパワーまでは無いかなあ。
舞台を映画化したということとあまりに多い登場人物がきちんとした群像劇になっていなく、かなり唐突で散漫な印象を受ける。舞台ならこれでOKと思うが・・・。
音楽は、圧倒的に素晴らしい。プログレシブなサウンドが脳みそを刺激する。「健さん愛してる」や「1970年8月」がずっと耳に残るなあ。
映画に対するアンチテーゼとも思えるオープニングやエンディングは、なかなかだが、今となってはちょっと古めかしい表現だ。エンドクレジットがなく、全て出演者の顔のクローズアップというのは面白かった。
あえて素人俳優を前面に押し出しのが、今となってはかえって自主制作映画のように思え、また、台詞のとちりや延々続く同じショットは、かなりダレル。
それでも人力飛行機の燃えるシーンやモノクロ、セピア、カラーをふんだんに融合させた眩いばかりの映像には、クラクラした。
栗3つ。早稲田松竹にて。
舞台を映画化したということとあまりに多い登場人物がきちんとした群像劇になっていなく、かなり唐突で散漫な印象を受ける。舞台ならこれでOKと思うが・・・。
音楽は、圧倒的に素晴らしい。プログレシブなサウンドが脳みそを刺激する。「健さん愛してる」や「1970年8月」がずっと耳に残るなあ。
映画に対するアンチテーゼとも思えるオープニングやエンディングは、なかなかだが、今となってはちょっと古めかしい表現だ。エンドクレジットがなく、全て出演者の顔のクローズアップというのは面白かった。
あえて素人俳優を前面に押し出しのが、今となってはかえって自主制作映画のように思え、また、台詞のとちりや延々続く同じショットは、かなりダレル。
それでも人力飛行機の燃えるシーンやモノクロ、セピア、カラーをふんだんに融合させた眩いばかりの映像には、クラクラした。
栗3つ。早稲田松竹にて。
2008/06/06のBlog
[ 23:28 ]
[ 映画 ]
2008/06/01のBlog
[ 16:51 ]
[ 映画 ]
娯楽作としてよく出来ている。暇つぶしには最適。
飄々とした大泉洋は、教師というキャラがおおはまり。この人、鬼太郎のねずみ男もすごかったし天才かも。
チンピラ探偵役の佐々木蔵之助もいい味出している。単なる二枚目と思っていたら、こういう汚れた役もやるんだねえ。この二人の前半のやり取りが最高に面白いね。
悪者がしょぼいのと、事件の顛末にもう一工夫欲しかったねえ。ちょっとおちゃらけすぎ。
よくは出来ていると思うし、最近の日本映画の中では、かなりいい部類に入るとは思うが、「騙された」後の展開も何か欲しいところだなあ。
「グリフターズ」のアネット・ベニングみたいな驚愕の演技でぶちかますなど、洋画と比べるとパンチが弱いよなあ。
大泉洋と佐々木蔵之助以外の演者の力量が平凡。この二人は、すごい。
栗3つ。楽しい内容なので、暇つぶしには最適。
ユナイテッドシネマ豊洲スクリーン10にて
飄々とした大泉洋は、教師というキャラがおおはまり。この人、鬼太郎のねずみ男もすごかったし天才かも。
チンピラ探偵役の佐々木蔵之助もいい味出している。単なる二枚目と思っていたら、こういう汚れた役もやるんだねえ。この二人の前半のやり取りが最高に面白いね。
悪者がしょぼいのと、事件の顛末にもう一工夫欲しかったねえ。ちょっとおちゃらけすぎ。
よくは出来ていると思うし、最近の日本映画の中では、かなりいい部類に入るとは思うが、「騙された」後の展開も何か欲しいところだなあ。
「グリフターズ」のアネット・ベニングみたいな驚愕の演技でぶちかますなど、洋画と比べるとパンチが弱いよなあ。
大泉洋と佐々木蔵之助以外の演者の力量が平凡。この二人は、すごい。
栗3つ。楽しい内容なので、暇つぶしには最適。
ユナイテッドシネマ豊洲スクリーン10にて
[ 16:15 ]
[ 映画 ]
2008/05/31のBlog
[ 23:57 ]
[ グルメ ]
能の後、千駄ヶ谷駅前のユーハイムでお茶をして、そのまま3人でディナーへ。千駄ヶ谷と原宿の間にあるイタリアンのMANGIA PESCEへ。
ここは、お魚料理が有名。まずは、本日採れたての魚を見せてくれて、どれを食べようかと悩む。
ここは、お魚料理が有名。まずは、本日採れたての魚を見せてくれて、どれを食べようかと悩む。
[ 23:56 ]
[ グルメ ]
[ 22:51 ]
[ 能・狂言 ]
今日は、マイミクの”しのたか”さんのお誘いを受け、同じくマイミクの”か”さんと能を観劇に行ってきた。お二人は、mixi以前のお付き合いで、歌舞伎やら落語やらクラシックのコンサートやらを楽しんでいる。
今日は、しのさんがチケットを手配してくれて、正面の前から二列目。ものすごく堪能できた。
舞囃子「熊坂」
能「熊坂」を舞囃子にしたもの。シテの田崎甫が一人薙刀を持って舞う。相手は、牛若丸。しかし、牛若丸は劇中には登場しない。謡でもって表現される。観客は、舞う熊坂に謡で表現された牛若丸を想像し、イマジネーションの中で戦わせる。なんたる素晴らしき世界観。
狂言「舟渡聟」
聟 石田幸雄
船頭 野村万作
姑 野村万之介
幽玄の世界を描く能と違い、狂言は、現実世界の人間の営みを描く。狂言を見て、能を見るとより一層世界観が広がっていく。
夫が妻の実家を訪ねて行く話。舅へ酒の土産を持っていくが琵琶湖の船頭に脅迫され酒を飲まれてしまう。妻の実家を訪ねて義父に会うとそれがその船頭だっというまるで落語の原型のような抱腹絶倒の舞台が展開される。
狂言は、台詞も分かりやすく、落語にも通ずる世界観があっておおいに楽しめる。
能 「梅枝」
シテ 田崎隆三
ワキ 森常好
鼓の響き、笛の音、謡の独特の調べ、その太古のリズムに体が震える。自分の中の何かが目覚める。簡素な舞台構成に想像の世界が宇宙のように広がっていく。美しき日本の調べの謡は、耳元で美となり凍りついて離れない。
身延山の僧が大阪の庵で遭遇するのは、浅間という楽人に殺された同じく楽人の富士の妻。女の幽霊だが、亡き夫の装束を着て舞う。
誰かを愛し、誰かを憎む、400年変わらぬ人間の営みが美しい謡と舞に表現される。
うーん、能はいいなあ。ますますはまっていく・・・。
今日は、しのさんがチケットを手配してくれて、正面の前から二列目。ものすごく堪能できた。
舞囃子「熊坂」
能「熊坂」を舞囃子にしたもの。シテの田崎甫が一人薙刀を持って舞う。相手は、牛若丸。しかし、牛若丸は劇中には登場しない。謡でもって表現される。観客は、舞う熊坂に謡で表現された牛若丸を想像し、イマジネーションの中で戦わせる。なんたる素晴らしき世界観。
狂言「舟渡聟」
聟 石田幸雄
船頭 野村万作
姑 野村万之介
幽玄の世界を描く能と違い、狂言は、現実世界の人間の営みを描く。狂言を見て、能を見るとより一層世界観が広がっていく。
夫が妻の実家を訪ねて行く話。舅へ酒の土産を持っていくが琵琶湖の船頭に脅迫され酒を飲まれてしまう。妻の実家を訪ねて義父に会うとそれがその船頭だっというまるで落語の原型のような抱腹絶倒の舞台が展開される。
狂言は、台詞も分かりやすく、落語にも通ずる世界観があっておおいに楽しめる。
能 「梅枝」
シテ 田崎隆三
ワキ 森常好
鼓の響き、笛の音、謡の独特の調べ、その太古のリズムに体が震える。自分の中の何かが目覚める。簡素な舞台構成に想像の世界が宇宙のように広がっていく。美しき日本の調べの謡は、耳元で美となり凍りついて離れない。
身延山の僧が大阪の庵で遭遇するのは、浅間という楽人に殺された同じく楽人の富士の妻。女の幽霊だが、亡き夫の装束を着て舞う。
誰かを愛し、誰かを憎む、400年変わらぬ人間の営みが美しい謡と舞に表現される。
うーん、能はいいなあ。ますますはまっていく・・・。
2008/05/30のBlog
[ 23:04 ]
[ 日常 ]
近所の「新鮮組」というローカルなコンビニが改装されてローソンになっていた。
子「ママ、新鮮組がローソンになっている」
母「そうそう、新鮮組は、ローソンに売春されたのよ」
子「ばいしゅん? ばいしゅんって何?」
母「買われたのよ」
厳密には、メガFC契約らしいのだけど、地元中央区のコンビニ「新鮮組」と「ジャストスポット」は、順次「ローソン」になるそうだ。
子「ママ、新鮮組がローソンになっている」
母「そうそう、新鮮組は、ローソンに売春されたのよ」
子「ばいしゅん? ばいしゅんって何?」
母「買われたのよ」
厳密には、メガFC契約らしいのだけど、地元中央区のコンビニ「新鮮組」と「ジャストスポット」は、順次「ローソン」になるそうだ。
[ 12:18 ]
[ グルメ ]
会社の後輩とランチ。
鶏まぐろ重、1300円。他にも鶏たたき重(1100円)、牛にく重(1300円)、あなご重(1300円)、まぐろ重(1500円)など・・・。全て二段重で日替わりのおかずも楽しい。
女性客、やたら多し・・・。
旬彩
東京都中央区日本橋蛎殻町2-7-8
03-3666-0831
営業時間
昼食 11:30~14:00(L.O.13:30)
夕食 17:30~22:00(L.O.21:30)
定休日 土・日・祝
鶏まぐろ重、1300円。他にも鶏たたき重(1100円)、牛にく重(1300円)、あなご重(1300円)、まぐろ重(1500円)など・・・。全て二段重で日替わりのおかずも楽しい。
女性客、やたら多し・・・。
旬彩
東京都中央区日本橋蛎殻町2-7-8
03-3666-0831
営業時間
昼食 11:30~14:00(L.O.13:30)
夕食 17:30~22:00(L.O.21:30)
定休日 土・日・祝
2008/05/28のBlog
[ 13:00 ]
[ グルメ ]
[ 12:59 ]
[ グルメ ]
[ 10:28 ]
[ 草枕 ]
2008/05/25のBlog
[ 18:24 ]
[ 映画 ]
2008/05/24のBlog
[ 23:51 ]
[ 落語 ]
金時師匠が浅草でトリを取っているので、寄席へ出かけた。昼の部も魅力的な顔付けだったのだが、やはり一日寄席に入られるほどの体力は残っていなく、昼席のほとんど最後から参戦した。
<昼席>
小円歌 三味線漫談
志ん五 「火焔太鼓」
<夜席>
緑君 「出来心」
時松 「反対俥」
文左衛門 「手紙無筆」
ホンキートンク 漫才
菊春 「替わり目」
生之助 「開帳の雪隠」
正楽 紙切り
馬之助 「味噌豆」 & 寄席芸・百面相
扇治 「幇間腹」
ペペ桜井 ギター漫談
志ん輔 「佐野山」
金八 「芝居の喧嘩」
夢葉 マジック
小金馬 「権助魚」
市馬 「道具屋」
ゆめじ・うたじ 漫才
金馬 「四人癖」
和楽社中 太神楽
金時 「笠碁」
浅草だと長い噺は聞けなく落語もかなり端折られるのが残念だが、たくさんいろんなものが見られるのでたまにはいいかな。
前半、最前列の子供が大声で笑うのが会場に馬鹿ウケだった。時松さんとホンキートンクは、それにかなり翻弄されていたな。あしらうのも上手だったけどね。
文左衛門師匠は、何をやらせても上手いなあ。面白かった。短めだったのが残念。
幻の寄席芸、馬之助師匠の百面相、渋いなあ。
金時師匠の「笠碁」、先日の船旅のまくらも上手く合って面白かったなあ。強情者と我侭者の対比が最高に可笑しく、店の前を行ったり来たりする場面は、腹を抱えて笑ってしまった。
しかし、やっぱり浅草は、客の出入りが激しく、お喋りしている人も多く、携帯電話も鳴るし、落ち着かないなあ。
<昼席>
小円歌 三味線漫談
志ん五 「火焔太鼓」
<夜席>
緑君 「出来心」
時松 「反対俥」
文左衛門 「手紙無筆」
ホンキートンク 漫才
菊春 「替わり目」
生之助 「開帳の雪隠」
正楽 紙切り
馬之助 「味噌豆」 & 寄席芸・百面相
扇治 「幇間腹」
ペペ桜井 ギター漫談
志ん輔 「佐野山」
金八 「芝居の喧嘩」
夢葉 マジック
小金馬 「権助魚」
市馬 「道具屋」
ゆめじ・うたじ 漫才
金馬 「四人癖」
和楽社中 太神楽
金時 「笠碁」
浅草だと長い噺は聞けなく落語もかなり端折られるのが残念だが、たくさんいろんなものが見られるのでたまにはいいかな。
前半、最前列の子供が大声で笑うのが会場に馬鹿ウケだった。時松さんとホンキートンクは、それにかなり翻弄されていたな。あしらうのも上手だったけどね。
文左衛門師匠は、何をやらせても上手いなあ。面白かった。短めだったのが残念。
幻の寄席芸、馬之助師匠の百面相、渋いなあ。
金時師匠の「笠碁」、先日の船旅のまくらも上手く合って面白かったなあ。強情者と我侭者の対比が最高に可笑しく、店の前を行ったり来たりする場面は、腹を抱えて笑ってしまった。
しかし、やっぱり浅草は、客の出入りが激しく、お喋りしている人も多く、携帯電話も鳴るし、落ち着かないなあ。