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2006/11/13のBlog
[ 16:56 ]
[ お知らせ ]
ちょっと手が回らなくなりましたので、暫くの間、更新を停止いたします。
2006/10/30のBlog
[ 23:24 ]
[ 映画 ]
「デスノート(前編) ディレクターズカットTV特別編」よみうりテレビ(地デジ)
ひょんなことから手に入れた“死のノート”を使って法の網をくぐり抜ける凶悪犯に次々と死の制裁を下していく一人の天才と、事件の捜査に乗り出したもう一人の天才による緊迫の頭脳戦。
実は「デスノート全編」の劇場公開時は、あまり興味が無く観に行に行きませんでした。面白いと言う噂を聞いて独りで観に行った家内が、続編は一緒に観に行きたいので必ず前編のTV放映を観ておく様にと命令(^^;されたため、今回は渋々観たのですが...
突っ込みどころは色々とありますが、いやぁ、なかなか面白いですねぇ、これ。
ノートを使うかどうかの葛藤がテーマなのかと(なので、ちょっとうざいなぁと...)思ってましたが、そんなことは冒頭で既に消化しちゃってます。後は使い放題(-_-; なので、テーマはズバリ、月(ライト)とL(エル)との駆け引きに絞られています。突拍子も無い方向に話は進んじゃいますが、これが結構面白いんですわ。
必ず、続編は劇場に観に行きます。
しかし、DVD発売前に民放で、それも真正ハイビジョンでの放映なんて、ホント画期的ですよね。多分、僕みたいにこの放送を観て、続編を観に行こうと思った人も多いんじゃないでしょうか?
ひょんなことから手に入れた“死のノート”を使って法の網をくぐり抜ける凶悪犯に次々と死の制裁を下していく一人の天才と、事件の捜査に乗り出したもう一人の天才による緊迫の頭脳戦。
実は「デスノート全編」の劇場公開時は、あまり興味が無く観に行に行きませんでした。面白いと言う噂を聞いて独りで観に行った家内が、続編は一緒に観に行きたいので必ず前編のTV放映を観ておく様にと命令(^^;されたため、今回は渋々観たのですが...
突っ込みどころは色々とありますが、いやぁ、なかなか面白いですねぇ、これ。
ノートを使うかどうかの葛藤がテーマなのかと(なので、ちょっとうざいなぁと...)思ってましたが、そんなことは冒頭で既に消化しちゃってます。後は使い放題(-_-; なので、テーマはズバリ、月(ライト)とL(エル)との駆け引きに絞られています。突拍子も無い方向に話は進んじゃいますが、これが結構面白いんですわ。
必ず、続編は劇場に観に行きます。
しかし、DVD発売前に民放で、それも真正ハイビジョンでの放映なんて、ホント画期的ですよね。多分、僕みたいにこの放送を観て、続編を観に行こうと思った人も多いんじゃないでしょうか?
2006/10/08のBlog
[ 13:10 ]
[ 映画 ]
「カポーティ」京都シネマ
1959年11月15日、カンザス州ののどかな田舎町で一家4人惨殺事件が発生する。翌日、ニューヨークでこの事件を知った作家カポーティは、これを作品にしようと思い立ち、相棒のネルを同行してすぐさま現地へと取材に向かう。やがて2人の容疑者が逮捕されると、カポーティは彼らへの接近を試み、その一人ペリー・スミスの不思議な魅力に創作意欲を刺激される。そして、ペリーとの面会を重ねる中で次第に彼の信頼を得ていくカポーティだったが...
名作「ティファニーで朝食を」の原作で有名なトルーマン・カポーティはホモセクシャルでも知られていたので、本作を最近流行り(?)の所謂「ヤオイもの」かと思い、軽い気持ちで観始めたのですが、それは全くの間違いでした。その重厚な作りとあまりもの重いテーマに、私は完全に打ちのめされてしまいました。
「ノンフィクション」という新しい分野の創生に胸を踊らす主人公は、本来ノンフィクションの本質である「現実」に直面して愕然とするのですが、ここでジャーナリズムの、ノンフィクション作家の苦悩の本質を垣間見たような気がします。確かにこれは「身を削る」とか「破滅する」という表現があてはまりますね。それは、その後の主人公の行く末を見れば明らかです。
この作品は、本作でオスカーを獲得したホフマンの演技に尽きるのは間違いありません。まさしく「役者バカ」という呼称がピッタリですな。
1959年11月15日、カンザス州ののどかな田舎町で一家4人惨殺事件が発生する。翌日、ニューヨークでこの事件を知った作家カポーティは、これを作品にしようと思い立ち、相棒のネルを同行してすぐさま現地へと取材に向かう。やがて2人の容疑者が逮捕されると、カポーティは彼らへの接近を試み、その一人ペリー・スミスの不思議な魅力に創作意欲を刺激される。そして、ペリーとの面会を重ねる中で次第に彼の信頼を得ていくカポーティだったが...
名作「ティファニーで朝食を」の原作で有名なトルーマン・カポーティはホモセクシャルでも知られていたので、本作を最近流行り(?)の所謂「ヤオイもの」かと思い、軽い気持ちで観始めたのですが、それは全くの間違いでした。その重厚な作りとあまりもの重いテーマに、私は完全に打ちのめされてしまいました。
「ノンフィクション」という新しい分野の創生に胸を踊らす主人公は、本来ノンフィクションの本質である「現実」に直面して愕然とするのですが、ここでジャーナリズムの、ノンフィクション作家の苦悩の本質を垣間見たような気がします。確かにこれは「身を削る」とか「破滅する」という表現があてはまりますね。それは、その後の主人公の行く末を見れば明らかです。
この作品は、本作でオスカーを獲得したホフマンの演技に尽きるのは間違いありません。まさしく「役者バカ」という呼称がピッタリですな。
2006/10/06のBlog
[ 23:14 ]
[ 映画 ]
「LOFT ロフト」京都シネマ
スランプ中の女性作家が、新天地で思いがけず1000年前の女性のミイラと遭遇、次第にミイラをめぐる謎に取り憑かれていく...
映画情報誌CUTが、いち早く今年の期待作として紹介していたので注目していた作品でしたが、残念ながら、僕にとっては期待はずれでした。今までの黒澤清監督の作品も不条理感を売りとしていた部分もある様で、同監督の「回路」を観た際もなんとも理解できない居心地の悪さを感じた記憶があります。ところが、本作は「不条理」と言うよりも「支離滅裂」と言う表現の方が当て嵌まると思うんですよ。
池に沈んだ1000年前のミイラとか、主人公の泥状の嘔吐物の幻覚とか、何故か80年前に撮影されていたミイラの8mmフィルムとか、前半は如何にも美味しそうなアイテムが伏線として次々と登場するのですが、その伏線を張りっぱなしで、結局は放ったらかしなんです。中盤以降の破綻の仕方ったらありゃしない。これって意図的なの?80年前のミイラの謎はどうなったの?主人公の吐いた泥の意味は?これじゃ、むしろ最後までわけが分からんまま終わってしまった「回路」の方が楽しめましたよ。
なんて、ボヤキ捲っちゃいましたが、黒澤清監督にとってはタマンナイ作品らしいです。また、主演の中谷美紀がなんとも魅力的(この人は歳を取るごとに良くなってきたような...)ですので、フアンの方はどうぞ。
スランプ中の女性作家が、新天地で思いがけず1000年前の女性のミイラと遭遇、次第にミイラをめぐる謎に取り憑かれていく...
映画情報誌CUTが、いち早く今年の期待作として紹介していたので注目していた作品でしたが、残念ながら、僕にとっては期待はずれでした。今までの黒澤清監督の作品も不条理感を売りとしていた部分もある様で、同監督の「回路」を観た際もなんとも理解できない居心地の悪さを感じた記憶があります。ところが、本作は「不条理」と言うよりも「支離滅裂」と言う表現の方が当て嵌まると思うんですよ。
池に沈んだ1000年前のミイラとか、主人公の泥状の嘔吐物の幻覚とか、何故か80年前に撮影されていたミイラの8mmフィルムとか、前半は如何にも美味しそうなアイテムが伏線として次々と登場するのですが、その伏線を張りっぱなしで、結局は放ったらかしなんです。中盤以降の破綻の仕方ったらありゃしない。これって意図的なの?80年前のミイラの謎はどうなったの?主人公の吐いた泥の意味は?これじゃ、むしろ最後までわけが分からんまま終わってしまった「回路」の方が楽しめましたよ。
なんて、ボヤキ捲っちゃいましたが、黒澤清監督にとってはタマンナイ作品らしいです。また、主演の中谷美紀がなんとも魅力的(この人は歳を取るごとに良くなってきたような...)ですので、フアンの方はどうぞ。
2006/10/03のBlog
[ 23:29 ]
[ 映画 ]
「ソウ2」WOWOW
ある共通点をもとに出口のない家に監禁された者たちが、凶悪犯“ジグソウ”の仕掛けた凄惨な“ゲーム”の数々に翻弄され、逃げ場のない死の恐怖を体感していく...
その悪趣味とも言える残酷な描写は、今更取り上げるまでも無い(?)ですが、本作は前作の「ソウ」よりも犠牲者の数が増える分だけ、よりパワーアップしていました。
でも、この二作品共に言える事なんですが、余計な(あくまで私にとっての...)要素を取り去ると、その売りであるどんでん返しネタはあたかも新本格推理小説の一発勝負トリックネタのように至ってシンプルなものなんですよね。また、本作のそれは、決して前作のものを上回っていないんですよね、残念ながら。
それから想像するに、近日公開の「ソウ3」も多分同様だろうと...ということは、その見所は、私にとっては余計な要素である残酷描写だけ?
まぁ、多分劇場には観に行かずに、WOWOW待ちと言うことになるでしょうね。
ある共通点をもとに出口のない家に監禁された者たちが、凶悪犯“ジグソウ”の仕掛けた凄惨な“ゲーム”の数々に翻弄され、逃げ場のない死の恐怖を体感していく...
その悪趣味とも言える残酷な描写は、今更取り上げるまでも無い(?)ですが、本作は前作の「ソウ」よりも犠牲者の数が増える分だけ、よりパワーアップしていました。
でも、この二作品共に言える事なんですが、余計な(あくまで私にとっての...)要素を取り去ると、その売りであるどんでん返しネタはあたかも新本格推理小説の一発勝負トリックネタのように至ってシンプルなものなんですよね。また、本作のそれは、決して前作のものを上回っていないんですよね、残念ながら。
それから想像するに、近日公開の「ソウ3」も多分同様だろうと...ということは、その見所は、私にとっては余計な要素である残酷描写だけ?
まぁ、多分劇場には観に行かずに、WOWOW待ちと言うことになるでしょうね。
2006/10/01のBlog
[ 22:13 ]
[ 尾道 ]
[ 22:09 ]
[ 尾道 ]
実際に見るとかなりの急な勾配で、女の子が一気に駆け上がるのはかなりきつかったものと思いますね。
いくら中身が男の子だと言う設定でも、実際は生身の小林聡美だったわけですものね。
試しに登ってみようかとも思いましたが、実はここに行き着くまでにかなり歩き回っていて疲れていたので、断念しました。
この橋は、同監督の「ふたり」にも出てきます。
いくら中身が男の子だと言う設定でも、実際は生身の小林聡美だったわけですものね。
試しに登ってみようかとも思いましたが、実はここに行き着くまでにかなり歩き回っていて疲れていたので、断念しました。
この橋は、同監督の「ふたり」にも出てきます。
[ 22:01 ]
[ 尾道 ]
讃岐うどんめぐりをした帰りに、しまなみ海道を渡って尾道に入りました。
尾道といえば、大林宣彦監督の尾道3部作、新尾道3部作や、最近では大ヒットした「男たちの大和/YAMATO」の原寸大ロケセットが組まれていたことでも有名な映画のロケ地の多い土地です。 残念ながら戦艦大和のセットの一般公開は、この5月で終了し、既に取り壊されてしまってますが、大林監督の尾道シリーズのロケ地のほとんどがそのまま残っているそうなので、そのいくつかを見学することにしました。
まずは「転校生」で一夫と一美の二人が転げ落ちて、身体がが入れ替わっちゃう場面で有名な石段のある「御袖天満宮」です。
この写真は、参道から見上げたところ。
尾道といえば、大林宣彦監督の尾道3部作、新尾道3部作や、最近では大ヒットした「男たちの大和/YAMATO」の原寸大ロケセットが組まれていたことでも有名な映画のロケ地の多い土地です。 残念ながら戦艦大和のセットの一般公開は、この5月で終了し、既に取り壊されてしまってますが、大林監督の尾道シリーズのロケ地のほとんどがそのまま残っているそうなので、そのいくつかを見学することにしました。
まずは「転校生」で一夫と一美の二人が転げ落ちて、身体がが入れ替わっちゃう場面で有名な石段のある「御袖天満宮」です。
この写真は、参道から見上げたところ。
鳥居の奥の石段を登った所に門があり、その奥に例の有名な石段があります。
石段の幅は5メートル程度ですが、その一段一段が一本ものの石柱で作られています。
登って上から見ると、かなりの急な階段で、本当に転げ落ちてしまいそうです。
この門の屋根に、一夫の蹴った空き缶が転げたわけです。
屋根の向こうに尾道の町並みが一望できます。
石段の幅は5メートル程度ですが、その一段一段が一本ものの石柱で作られています。
登って上から見ると、かなりの急な階段で、本当に転げ落ちてしまいそうです。
この門の屋根に、一夫の蹴った空き缶が転げたわけです。
屋根の向こうに尾道の町並みが一望できます。
この写真は、天満宮の本堂です。
そういえばこの作品、大林監督本人の手によって24年ぶりにリメイクされるんだそうです。
但し、今度の舞台は長野だそうです。
「犬神家の一族」といい、同じ監督によるリメイクが流行りなんでしょうか?
http://www.nikkansports.com/entertainment/f-et-tp0-20061004-99028.html
続く...
「転校生」(1982) 112分
出演:尾美としのり、小林聡美
一字違いの幼なじみ・斉藤一夫と一美は、石段から転げ落ちたことで、人格が入れ替わってしまう。二人はそのことを秘密にしつつ、なんとか元に戻ろうと努力するが...
そういえばこの作品、大林監督本人の手によって24年ぶりにリメイクされるんだそうです。
但し、今度の舞台は長野だそうです。
「犬神家の一族」といい、同じ監督によるリメイクが流行りなんでしょうか?
http://www.nikkansports.com/entertainment/f-et-tp0-20061004-99028.html
続く...
「転校生」(1982) 112分
出演:尾美としのり、小林聡美
一字違いの幼なじみ・斉藤一夫と一美は、石段から転げ落ちたことで、人格が入れ替わってしまう。二人はそのことを秘密にしつつ、なんとか元に戻ろうと努力するが...
2006/09/24のBlog
[ 23:27 ]
[ 映画 ]
「ロボッツ」WOWOW
ロボットだけが暮らす世界を舞台に、偉大な発明家になることを夢みる心優しいロボット、ロドニーが、慣れない大都会で困難に直面しながらも個性豊かなロボットたちと友情を築き、力を合わせて巨大な陰謀に立ち向かう...
テレビCMでの印象がもうひとつだったので、劇場には観に行かなかったのですが、観てビックリ!いやぁ、とにかくCGが凄いです。質感といい、動きといい、隅々までの細かい描写といい、CGもとうとうここまで来たかといった感じですね。
ストーリーは可もなく不可もなくといったところですが、90分と言う尺の間、飽きさせることが無かったことは間違い無しです。
ロビン・ウィリアムスはさすがでした。思わず、「アラジン」のジニーを思い出しました。
ロボットだけが暮らす世界を舞台に、偉大な発明家になることを夢みる心優しいロボット、ロドニーが、慣れない大都会で困難に直面しながらも個性豊かなロボットたちと友情を築き、力を合わせて巨大な陰謀に立ち向かう...
テレビCMでの印象がもうひとつだったので、劇場には観に行かなかったのですが、観てビックリ!いやぁ、とにかくCGが凄いです。質感といい、動きといい、隅々までの細かい描写といい、CGもとうとうここまで来たかといった感じですね。
ストーリーは可もなく不可もなくといったところですが、90分と言う尺の間、飽きさせることが無かったことは間違い無しです。
ロビン・ウィリアムスはさすがでした。思わず、「アラジン」のジニーを思い出しました。
2006/09/22のBlog
[ 23:23 ]
[ 映画 ]
「グエムル -漢江の怪物-」MOVIX京都
謎の巨大生物に娘をさらわれた一家が、政府の理解を得られぬまま独力で怪物に立ち向かう。「ほえる犬は噛まない」「殺人の追憶」の天才監督ポン・ジュノの新作は、なんと怪獣映画でした。でも、勿論ただの怪獣映画ではなく、そのテーマは「家族愛」となっ!?
実はこの作品は1週間前に見たのですが、なんと言っていいのやらわからずに、今までかかってしまいました。
で、結論は...やっぱりわかりません(^^;
「ロード・オブ・ザ・リング」を手がけたニュージーランドのWETAワークショップが作り上げた怪物はさすがに一級品です。その不気味な動きも質感もリアルで、特に通好みの登場の仕方などは思わず唸ってしまいました。しかし、この作品の主人公は決してこの怪物ではありません。
とりあえずは怪物パニック・ホラー物と言うことで間違い無いのですが、ホラーの割には、前作の「ほえる犬...」「殺人の...」にも共通する、あの「ふにゅあ」とした緩い笑いが全編に渡って感じられ、その点ではなんともコミカルなんです。じゃぁ、怪物を生み出した社会を風刺した喜劇なのかと言うと、それだけでもない。家族の宝である娘を助け出すための家族の姿はまさしく「愛」そして「勇気」そのものです。じゃぁ、人情ヒーロー物(そんなジャンルがあるのか?)なのかというと、その割には肝心なシリアスな場面で、なんとも間抜けなスカタン(「ポカ」の意味)を仕出かして、折角の「愛」を台無しにしてしまう。
このように怖がらすでもなく、爆笑させるわけでもなく、泣かすでもなく、ましてや感動させるでもなく...いったい、監督は観客にどうさせたかったのでしょうか?
ラストのストーリーも含めて、これは観客の評価の分かれる作品ですね。特にあの結末は、日本映画やハリウッドでは決して許されないのでは無いでしょうか?WETAまで引っ張り出した超大作で、あの結末は無いでしょう(^^;
で、私の評価ですが...はい、充分楽しめました。こんな得体の知れない作品を作ってしまうポン・ジュノ監督は、やはり恐るべしですね。次はどんな作品(ジャンル?)を作ってくれるのでしょうか。楽しみです。
謎の巨大生物に娘をさらわれた一家が、政府の理解を得られぬまま独力で怪物に立ち向かう。「ほえる犬は噛まない」「殺人の追憶」の天才監督ポン・ジュノの新作は、なんと怪獣映画でした。でも、勿論ただの怪獣映画ではなく、そのテーマは「家族愛」となっ!?
実はこの作品は1週間前に見たのですが、なんと言っていいのやらわからずに、今までかかってしまいました。
で、結論は...やっぱりわかりません(^^;
「ロード・オブ・ザ・リング」を手がけたニュージーランドのWETAワークショップが作り上げた怪物はさすがに一級品です。その不気味な動きも質感もリアルで、特に通好みの登場の仕方などは思わず唸ってしまいました。しかし、この作品の主人公は決してこの怪物ではありません。
とりあえずは怪物パニック・ホラー物と言うことで間違い無いのですが、ホラーの割には、前作の「ほえる犬...」「殺人の...」にも共通する、あの「ふにゅあ」とした緩い笑いが全編に渡って感じられ、その点ではなんともコミカルなんです。じゃぁ、怪物を生み出した社会を風刺した喜劇なのかと言うと、それだけでもない。家族の宝である娘を助け出すための家族の姿はまさしく「愛」そして「勇気」そのものです。じゃぁ、人情ヒーロー物(そんなジャンルがあるのか?)なのかというと、その割には肝心なシリアスな場面で、なんとも間抜けなスカタン(「ポカ」の意味)を仕出かして、折角の「愛」を台無しにしてしまう。
このように怖がらすでもなく、爆笑させるわけでもなく、泣かすでもなく、ましてや感動させるでもなく...いったい、監督は観客にどうさせたかったのでしょうか?
ラストのストーリーも含めて、これは観客の評価の分かれる作品ですね。特にあの結末は、日本映画やハリウッドでは決して許されないのでは無いでしょうか?WETAまで引っ張り出した超大作で、あの結末は無いでしょう(^^;
で、私の評価ですが...はい、充分楽しめました。こんな得体の知れない作品を作ってしまうポン・ジュノ監督は、やはり恐るべしですね。次はどんな作品(ジャンル?)を作ってくれるのでしょうか。楽しみです。
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