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2005/01/08のBlog
Elm
[ 00:25 ] [ 音楽 ]
最近のlogをご覧になっていらっしゃる方にはお分かりのように、Area本を読んでから、Areaに入れ込んでしまっている。ここの所、過去のCDやofficial boot CDを引っ張り出し、更にbootも頼んでしまった。さらに、イタリア語で書かれたDemetrioの伝記を、読めもしないのに頼む始末である。もともと、熱しやすく冷め易い性格なので、勢いでこの際Areaのblogでも作ってしまおうかとも考えている。で、とりあえず、作り始めたのであるが、もしかすると公開しないうちに飽きてしまうかもしれない...

閑話休題、でAreaばかりでもつまらないので今日は違うものを聴いた。Poland系America人のJazz Pianist、Richard Beiraichの曲"Elm"である。このRichard Beirach、結構classicalな弾き方をする人なのだが、和声の使い方が結構独特で、diminish系でなくaugment系の押え方をよく使う。この辺が通常のJazzのテンションの響きとちょっと違う感じをかもし出してくれる。昔から好きで良く聴いたり、copyしたりしていたのだが、ここのところ彼はclassicに傾倒しすぎているように見え、疎遠になってしまっている。その彼が昔ECMから出したpiano trioのalbumが"ELM"であり、その表題曲である。透明だが非常に悲しげな旋律が心を打つ。
で、なんでこんなに悲しい曲を書いたのだろうとおもったら、これは無くなった友人への鎮魂歌であった。その友人とはPolandのJazz Violinist、Zbigniew Seifertである。主にヨーロッパで活躍し、freeformなJazzからJazz Rockまで幅広くこなし、30才を越し、さて名が売れ始めたころに喉頭癌で亡くなってしまった。この時32才であった。彼の初めてのinternationalなsolo debutである”Zbigniew Seifert”というアルバムではBrecker Brothersを初めとしたN.Y.のsession musicianやPhilip CatherineなどのEuropa勢と丁丁発止のfusionを奏でている。
2005/01/07のBlog
引き続きareaのbox set"Revolution"から彼らの1st "Arbeit macht frei"の中のinstrumental、"240 chilometri de Smirne"(スミルネから240km)を聴いた。この曲では1st限りで脱退したEddy BusnelloがSax soloを聞かせる。前述のArea本でのPatrizio Fariselli によれば、Eddy Busnelloは”まるで映画のround midnightに出てくるDale Turner (Dexter Gordon)のような人生を送り、あの映画は涙なしでは見られなかった”と言っている。調べてみた限りでは、彼がいったいどうなったのかわからなかったのだが、どなたかご存知の方がいらっしゃれば是非教えていただきたい。
で、Smirneであるが、以前、Stamatis Spanoudakisの"for Smyrne"でも書いたように今のトルコのIzmirであり、SmirneはSmyrneのイタリア語読みらしい。イタリアの地図サイトをいくつか漁ったがSmirneという地名は見つからなかった。Izmirと言うと昔はギリシャの飛び地であり、トルコとの国境紛争の中心であったし、Demetrio Stratosはギリシャ系(生まれは確かエジプトのAlexandoriaだと思うが...)。この辺に何か関係があるのだろうか?あるいは初期のAreaの詩を書いていたGianni Sassiの関係だろうか?今年はこの謎解きでもしてみようかと考えていいる。とりあえず、Izmirから240km圏内の地図を載せたので、なにか知っていらっしゃる方は是非教えてほしい。
なお、前にも書いたが、Eddy Busnelloが1980年にFariselli、Tavolazzi、Capiozzoと演奏したときの音がここで聴けるので興味ある方はどうぞ。
それにしても、このBoxのデザインはなにかのパロディーのつもりなのだろうか?
オレンジ日章旗とあほヅラのカストロもどき(ご丁寧にも葉巻付)...
”なんだかな~”という感じではある...


[修正]
あの葉巻を吸っている男はゲバラであるというご指摘がMao.Kさんからあった。
Wikipediaで確認したら確かにゲバラの顔であった。
無知な私はゲバラはいつも革命帽をかぶっているとばかり思っていた...
また、このBoxの元になった画像も教えていただいた。
間違った情報を載せてしまったことをお詫びすると共に、
ご指摘、情報をいただいたMao.Kさんに感謝いたします。
2005/01/06のBlog
その昔、Barcerona olympicの1年前に仕事でSpainに行った時に、街のそこここで聞かれたのが、Meacano(Hollandの暗~いtechno groupとは同名異人(?))というgroupのHawai Bombeiという曲だった。で、幾つかテープを買って帰ったのだが、この3人組のpop group、Techno的なアレンジで全然Spain臭さはないのだが、VocalのAna Trrojaの声はなんとなく原由子を思い出させる為か、何故か記憶に残っていた。で、今日聴いたCDは彼女のsolo、"Fragil"である。このCDほとんどの曲はsynthesizer orchestrtationを主体とした重厚なアレンジでスペイン語を含め、MecanoよりLaten Europaを強く思わせる曲が多い。そんな中でシンプルなアレンジで歌を聞かせる曲がPink FloydのWish you were hereである。イントロのguitarがまるでブズーキのように聞こえる。この曲での彼女の歌い方はKate Bushを思わせるささやき声から始まり"wish you were here"というリフをコーラスで盛り上げる。そういえば、Kate BushもDave GilmourのコンサートでComfotably Numbを歌っていたのを思い出させる。また、Sさんが紹介されたAliceも最近のCDでIslandを歌っていた。このAna TrrojaにしてもAliceにしても多分、若いころにこの手の曲を聴いて育ってきたんだろうな~、とそんなことを思わせてくれる選曲である。彼女の1時間に渡るコンサートのvideo clipはこちら。

[補足]
いままでのlogでわかるように、私はexoticな美人に弱いのであるが、いつも世界中の音楽を紹介してくださる不条理音盤委員会 のMao.Kさんが、拙のお願いに応えてくれ、EXOTIC FEMALE ARTISTSの特集を組んでくださった。
きれいどころ満載なので、是非御覧いただきたい。
[ 01:03 ] [ プログレ ]
正月に、LPでしか所有していないAreaの1stAre(A)zioneを買いに、久々にDisk Unionに行った。で、Magmaの新譜とともに、結局4枚組みのBox Setを購入してしまったのだが、帰ってきて久々に聴いたのがAre(A)zioneの表題Are(A)zioneである。実はこの曲を聴くのも十数年ぶりである。このAlbumの中では昔のLPのA面の印象が強すぎて記憶に残っていなかったのだが、聴いてみるとやはり”すごい”と思ってしまう。この曲、基本的にimprovisationらしい。70年代初頭(特にJack DeJohnetteKeith JarrettがいたLive Evilの頃)のMilesを思わせる音から始まるのだが、やはりDemetrioが入ってきて6/8にリズムが変わると、modalなimprovisationでもArea独特の”地中海の危ない音楽”という雰囲気が顔を出す。そしてTavolazziのac-B soloからarcoで奏でられるCのドローンに乗ってFariselliのRhodes soloに入りなんとなく終わってしまう。すぐにL'Internazaionaleが始まるのであるが、もうちょっと聴かせてほしかった。LPの片面に納めるには無理のある演奏という感じで欲求不満している私である。
で、その後Live 1977のImprovisationも聴いたのだが、こちらはどちらかというとJam Bandを思わせる乗りで、しかもDemetrioのvoiceが出てくるところでfade out。私としてはやはりAre(A)zioneのJazz寄りの演奏の方が好みである。
ところで、CDを買ったおまけに"Gentle Giant福笑い"をもらった。帰って子供とやったのであるが、GGを知って30年、まさか子供とGGの福笑いをやるとは思っていなかった。孫が生まれた時にはGGのぬいぐるみでも買って祝ってやりたいものである。

P.S. FariselliのサイトのAre(A)zioneは工事中であるが、ここでこのCDから"黒”が試聴できるのでどうぞ。
2005/01/05のBlog
[ 08:27 ] [ プログレ ]
さて、次に発掘してきたのがこれ、Lucio "Violino" Fabbriのsolo "Amarena"である。このalbum、当時硬質なものを多くリリースしていたGianni Sassi率いるCrampsの唯一の"smooth jazz" albumである。のっけから、ちょっとfunky(?)な横揺れ16beatに乗って、Lucio Fabbriがまるでeasy listeningのようなちょっとクラシックがかったfusionを聞かせてくれる。Rare Grooveとしても通用しそうな曲はDynamoである。このalbum、areaの助っ人としても演奏しているWalter Calloni (bass)とHugh Bullen (drums)を除けば、ほとんどのパートをFabbriが演奏している。
この人、こんな聴きやすい音楽を作ったと思えば、後にPFMのメンバーとなり、80年代のsimpleなPFMの乗りをKeyboardとGuitarを主に担当して支えたり、そうかと思えばDemetrio StratosとのDuo(Recitarcantando)で、Demetrioに互した思いっきりabstractなviolinを聞かせてくれる。よく言えば変幻自在、悪く言えば今ひとつ何をやりたいのかはっきりしない所があった。実は、いまAmarenaを聴いたあとで、DemetrioとのDuoのCDの6曲目”赤い彗星”を聞いているのだが、どちらのalbumでも実に楽しそうに(Demetrioとのduoでさえも)演奏している。この人、純粋に”音楽すること”が好きでたまらないのではないか、そんなことを思ってしまった。
で、PFMの来日DVDを見ていて、まるでTony Levin(bassistの方)のようなおっさんがviolinを弾いており、誰かと思ったのだが、これがskin head化したLucio "Violino" Fabriであった。昔の面影を知るものとしては感慨ひとしおである。
2005/01/04のBlog
年末にLP棚の掃除をしたときにいくつか行方不明になっていた物を発見したが、その中で1番最初に聞いたのはこれ、1977年2月26日のYves Simon東京公演のLive(Live à Tokyo)である。実はYves Simonはよく知らないのだが、彼のBackbandとして一緒に来日したのが、Transit Expressである。Yves Siumonは基本的にsinger song writer(死語ですな...)なのだが、このLPのB面ではTransit Expressの演奏を満喫できる。特に、band member紹介のPrésentationからTransit Expressの16beatのriffにSimonが語りを載せるJ'ai rêvé New Yorkでは乗りは彼らのalbumよりsimpleでRockぽいもののDavid RoseのViolin soloを含め、あの馬鹿テクTransit Expressの硬質なJazz Rockを十分味わえる。このコンサートに行った友人の話によると、前座のTransit Expressの演奏ではまさにRecordでの火を吹くようなJazz Rockを聞かせてくれたようである。この時のTapeは残っていないのだろうか...
2005/01/02のBlog
暮れも押し迫ってギリシャからDespina Vandiの新譜が届いた。この人ドイツ生まれのギリシャ育ちで、10年ほど前に、Esena PerimenoというCDを買って、ギリシャの哀愁旋律を聴きやすい、ちょっとElectricaがかったアレンジに乗せて歌うところが気に入っていたのだが、その後忘れていた。で、去年、この人のGIAという曲を、International向けに出し結構あちこちで聴かれて思い出したのだが、この曲は私の苦手な4つ打ちトランスがかったアレンジであったものの、歌い方は初めて聞いたころを彷彿とさせてくれた。その後、ちょくちょくチェックしていたらgreekmusic.comで新譜を見かけた。試聴できたので、聴いてみたところ、国内向けの為か、往年のギリシャの匂いがする旋律が満載だったので購入し、2週間ほどで届いた。この人、なんでもギリシャ国内ではかなり有名なひとでオリンピックの時のペプシコーラのテーマソングなどもやっているらしい。曲は1曲目のHappy Endである。ちょっと中東がかった何となく懐かしい哀愁のあるmelodyを16beatに乗せて、ブズーキのオブリガードと共に歌い上げる。Modern LaikaというstyleらしいがMinosのcompilationに出てくるような歌手に時折感じられるような演歌匂さは無い。greecemusic.comでは試聴もできるので、興味の有る方はどうぞ。また、Modern Laika中心のstreaming radioもあり、こちらはギリシャ歌謡の雰囲気を味わうのに最適である。
2004/12/26のBlog
前に書いたArea本のPatrizio FariselliのinterviewによるとArea最後のアルバム1978 gli dei se ne vanno, gli arrabbiati restanoは、Demetrio Stratosが初めて全てのイタリア語の詩を書き(前作まではGianni Sassi)、音楽的な主導権は殆ど彼が握っていたらしい、そしてそれを他の3人も認めていた(”これはbandの流れとして当然のことだった”とFarisellは言っている。)。そしてrecordingが終わり、Liveをいくつかやった時点で、DemetrioはAreaとして出来ることはやりつくしたと考え、bandを抜けていったと語っている。ここで見られる詩の内容はイタリア共産党のお祭り騒ぎを揶揄し、ソビエトのリーゲルを描く事により社会主義の影の部分を描写し、”われわれはNOと言うことを学ばねばならない”と締めくくるものである。私は当時のイタリアの政治事情については分からないので、彼がAreaにおいてその活動のbackgroundの一部となっていたイタリア共産党との決別宣言とも取れる詩を書いたことについての真意は分からないが、多分このアルバムで楽曲自身に言葉を使うことによりメッセージを伝えることに区切りをつけようとしたのかもしれない。そして、”声”そのものを駆使したsolo workをまるで生き急ぐように進めていく。
彼が白血病で亡くなった事、当時”持病の血液疾患が悪化してNYで客死”と言われたこと、直接の死因は化学療法剤によると思われる骨髄抑制だったらしいことなどを考えると、当時の治療法では、再発は死に結びつく可能性を常に考え、やりたいことをまるで何かに急き立てられるように進めて行ったのかもしれない。
と、最近Areaづいている私は、彼のsolo album "Cantare la voce"を聴きながらそんな妄想をしてしまう。実は彼のsolo albumはこれ1枚しか持っていないのだが、このアルバム、彼がその声を極限まで使いこなした超人芸アルバムである。試聴サイトを探して、ネットをほっつき歩いていたらこのalbumを全曲まるまる試聴出来るサイトを見つけた。とりあえず4曲目のFlaustofonie ed altroを聴いてみて欲しい。

[補足]
とりあえずDemetrio Stratosの年表を作ったので、興味のあられる方はどうぞ。
2004/12/25のBlog
[ 08:11 ] [ 音楽 ]
休みの日に部屋の掃除をしたときに発掘してきたのがこれ、ドイツのバンド、EmergencyGet out to the country(1973)である。このband、Crimsonの詩を書いていたRichard Palmer JamesがGuiterで参加している。曲は1曲目のI know what's wrongである。詩はもちろんPalmer James。曲はちょっとサンタナを思わせる16beatを基調としたLaten RockにMellotronが絡んで盛り上げる。VocalのPeter Bischofも歌い上げる感じなので、ところどころの決めのphraseに古臭さはあるものの、結構盛り上がって一気に聞かせてしまう。
このalbum、プログレっぽさを感じさせる曲もあるが、結構southern rock的な曲もある。しかし、どの曲も結構盛り上がり大会ないしは哀愁びしばしで、メロディーもキャッチーである。PalmerのGuiterも馬鹿テクではないが渋めのsoloを聞かせてくれる。Brainから出たrecordの中では私のお気に入りの一枚である。
2004/12/24のBlog
[ 13:54 ] [ プログレ ]
おりおりさんのblog、MUSIC THERAPYで、Dave GreensladeのCactus Chorが紹介されていたので、ひさびさにLPを引っ張り出して聴いてみた。彼がColoseumの後に結成したGreensladeはtwin keyboardでいかにもBritishっぽい渋めのプログレを聞かせてくれていて大好きなのだが、4枚目、Time and Tideあたりではpower downし、何となく散漫で印象に残らないような感じだった。しかし、このCactus Choir、Greennslade解散後に彼が初めて出したsolo albumなのだが、曲達は初期の渋めでしかも何となくpopなGreensladeの音が満載である。曲は2曲目のGettisberg、bassにはGreensladeのTony Reeves、DrumsにはSimon Phillipsを迎え、Vocalを取るのはRare BirdのSteve Gouldである。何となく、私にとってはMagical Mystery Tourの頃のBeatlesのBritishの匂いを満載した親しみやすいメロディーをプログレ的なclassicalなアレンジで聞かせてくれるように思える。この後、GreensladeはThe Penteteuch of the Cosmogonyという50ページのブックレットにLP2枚組みのSynthesizer Orchestrationを主体としたAlbumを出すのだが、その話はまた後日。また、Greensladeは再結成されているのだが、新しい、Keyboard、Vocalの相方、John Youngの声は少し低めで渋めである。これはこれで好みなのだが、私にとってはDave Lowsonのあのシャウト気味の歌い方も捨てがたい気がする。
2004/12/23のBlog
[ 14:11 ] [ 音楽 ]
今日、昼に起きてぼ~っとした頭で聴いたのはAzam Ali、Iran生まれのインド育ちで、アメリカ西海岸に移住したVocalist、santour奏者である。曲はPortals of Grace(2002)から12世紀頃のヨーロッパの古楽らしいO Felixである。この人、声はちょっとSavina Yannatouを思い起こさせる深遠な感じであるが、曲はIran生まれだけあってもうちょっとアジア寄りの感じである。しかし、このアルバムではスペインからインドまでの曲をpick upしてambient ethnoという感じのアレンジで聞かせてくれる。この曲ではドローン主体のambient系のbackにまるで大きな教会の中で歌ったようなreverbに乗って彼女の声が響いてくる。何となく朝のコーランという感じで起きぬけの頭の中を洗浄してくれる。彼女はPercussionistのGreg EllisとVasというduoも結成しているが、ここではもうちょっと東アジア寄りの音を聞かせてくれる。
2004/12/22のBlog
[ 00:19 ] [ プログレ ]
ここの所、Area続きだったので、ちょっと趣向を変えて、また十数年ぶりに引っ張り出してきたのは、Belgiumのband、COSの2nd、Viva Vomaである。Produceは後にTelexを世に出すMarc Moulin。LeaderはGuiter、FluteのDaniel Schellらしいのだが、後にAksak MaboulHoneymoon Killersを結成し、Crammed Discを作るMarc Hollanderが3rdまで在籍している。で、聴いたのはLPのB面2曲目の"L'idiot Leon"である。曲の殆どはSchellの作曲であるがこの曲と前の曲はSchellとHollanderの共作で、まるで”ちょっとけだるいHatfield"という感じである。Jazzyなarrangeと歪んだorganとともに、frontでVocalをつとめるPascal SonのvocalはJazzyというよりコケティッシュな感じで心地よい。さて、今日はちょっと疲れたので、これを聞きながら寝てしまおうと思う。なお、試聴で聴ける曲はA面2曲目のViva Bommaであり、これはSchellの作曲である。

[訂正]
その後、不条理音盤委員会のMAO.Kさんから、Hollanderは途中からHoneymoon Killersに参加したとのご指摘を頂いた。
誤った情報を載せてしまったことをお詫びする共に、ご指摘を頂いたMAO.Kさんに感謝いたします。
2004/12/20のBlog
今日も昨日の続きである。で、最終的に脱退したPaolo Tofaniであるが、この人、Nardの走りというか、かなりのElectric Junkyだったらしい。まず、Areaに入った当時から、Guitarを当時珍しかった、EMSのpitch-voltage converterにつないで、EMSのsynth VCS3をcontrolしていた。あの1st、Arbeit macht freiの1曲目、Luglio, agosto, settembre (nero)で聴ける、最初の8+7+8+6拍子のバルカンフレーズのtrackingの悪いGuitar Synthesizerの様な音は彼のGuitarでSynthesizerを鳴らしているものである。で、Event '76の時には、synthesizerを2台長いコードでつないで、色々な試みをしたらしい。CrampsからElectric Frankensteinの名で2枚、soloも出しているらしいが、残念ながら未聴である。どなたか、聴いたことのある方がいらっしゃればどのような音だったのか教えて頂きたい。で、Are(a)zione以降、実験的な電子音楽にのめりこんで行ったらしいのだが、その後は1980年のClaudio Rocchiの作品を最後に、なんとHare Krishna教団に入り、名前もKrishna Prema Dasaと変えて、CDを出しているらしい。聴いてみたいのだが、Hare Krishna教団のサイトから購入しなくてはいけないので、ちょっと迷っている。
また、残念ながら、OriginalのLuglio, agosto, settembre (nero)の試聴サイトが見つからないのだが、Patrizio Fariselliのサイトで1981年にBigbandでこの曲をやったときの音が聴ける。他にも1stで脱退した、Eddy Busnelloが1980年にFariselli、Tavolazzi、Capiozzoと演奏したときの音も聴けるので興味ある方はどうぞ。
2004/12/19のBlog
[ 23:18 ] [ プログレ ]
昨日今日と、移動時間が多かったので、昨日の"Area International Popular Group"を読んでいたのだが、今まで疑問だった5th album "Maledetti (maudits)"製作の経緯が少し理解できたような気がする。このMaledettiとLiveであるEvent 76'は、他のalbumが全て、AreaのmemberとGioanni Sassiで作られているのに対し、Free Jazz畑のSteve LacyやPaul Lyttonを始めとするGuestが迎えられ、このMaledettiの中では2曲を除いてRhythm隊も本来のAres TavolazziとGiulio Capiozzoではない。また、曲の構成にしてもArea本来のEthnic Jazz Rockは後退し、6曲目の即興演奏Caos (pt2)は言わずもがな、Jazz Rockと”意識的な混沌”とでもいうような演奏が紙一重で重なっている感じを受ける。これはこれで私にとっては好みなのだが、1978では4人のみでまた製作されており、彼らにしては整った感じを受けるのに対し、この時期のアナーキーな感じはどうして生まれたのかが長年の疑問だった。また、突然挿入され、このalbumの中ではむしろ不気味に聞こえるブランデンブルグ協奏曲第3番の意味も分からなかった。
で、本を読んでみると、Live album、Are(a)zione製作の後、tourに明け暮れていたbandのなかで、free improvisationを推し進めたいとしたStratos、Tofani、Fariselliに対し、TavolazziとCapiozzoがもっとJazz寄りの演奏をしたい(Patrizio Fariselliはインタビューで"これが彼らがこのalbumに全曲参加していない理由のひとつだが、他の理由は話せない"と言っている。)とのことで脱退、カンタウトーレのAndrea Mingardiのツアーに合流、その間、残りの3人はLacy、Ryttonらとfree improvisationというよりアナーキーな混沌空間を作り出すコンサートを精力的に進めたらしい。で、Liveに明け暮れたために、この3人でのrecording開始時にはalbumのconceptしかなく、音楽的には殆ど手がつけられていなかったらしい。つまり、このalbumは彼らの最初にして最後のconcept albumであった。そのconceptをかいつまんで説明すると、ある日突然、全ての記憶が蓄えられていたコンピューターのmemoryが蒸発(Evaporate)し、全ての人間が混沌の中に投げ出されるというものらしい。で、ブランデンブルグは記憶の蒸発による人間の退化、感情の麻痺を表しているらしい。
このalbumのなかで、人間の退化を表すものは、もう一つ、3曲目、Gerontocraziaの最初のパートで、なんとこれは子守唄だそうである。そう言われればそう聞こえないことも無い。このGerrontocrazia、5人のmemberが揃って演奏する数少ない、そして以前のAreaに一番近い、ethnic phrase のunisonを主体としたnumberである。Rhythmの2人が復帰した理由としては、他のrhythm隊を入れては見たものの、やはり往年の乗りが得られないのに他のメンバーが気付き、特にDemetrioが強く彼らの復帰を望んだものらしい。そして、その代わりに今度はPaolo Tofaniが脱退することになる。
この頃のAreaはbandの再構築というより、”混沌を構築する”という限りなく難しいconceptを持っていたのかもしれない。
2004/12/18のBlog
[ 14:54 ] [ プログレ ]
昨日帰宅したら10月にRoberto Colomboと一緒にBTFに頼んだAreaのCD付き本、"Area International Popular Group"がやっと届いていた。これ、CDケース大の79頁の本とそのおまけのAreaのcompilation CDが一緒になったもので、選曲自体は未発表曲等は含まれていない。で、本のほうはイタリア語と英語併記で、KeyboardのPatrizio Fariselli のinterviewを中心にAreaのbiographyが構成されている。最初をぱらぱら見たところではStratosは最初、英語で歌いたがっていたことや、recordingのofferは最初、PFM、BancoのマネージャーだったFranco Mamoneから来て、彼はAreaをイタリアのMahavishunu Orchestraの様にしようとしたこと、このときに1stの曲の原型をrecordingしたことなどが書かれている。選曲は”黒”や”白い象”などのお馴染みの曲は何故か収録されていない。以前出たcompilation盤と選曲が重ならないようにしたのであろうか。で、やはりここは彼らの1stのタイトル曲であるArbeit macht freiを聴いた。曲はFariselliのサイトで試聴できるので、あまり説明はしないが、このband、私にとっては今も昔も麻薬的な魅力のある音である。
2004/12/17のBlog
[ 13:13 ] [ 音楽 ]
k.m.joeさんの”はじまりはブラックミュージック”で ”【年末W企画②】 クリスマス・ソング集めましょう”が開催されている。
おじさんも年甲斐も無くクリスマスを意識して、乗らせていただくことにした。
さて、最近のクリスマスというと一番思い出深いのは数年前に、とある方に新橋の元遊郭に招待されて、80歳のおじいさんの弾く三味線を聴きながら、男4人で熱燗に乾き物でクリスマスイブを過ごしたことだが、子供のころは、やはりクリスマスの朝のプレゼントがなんと言っても一番の楽しみだった。そんな中で幼稚園の時に祖母にもらった、水中のそりに乗ったサンタに雪が降りかかる飾り(何というのだろう...)は何故か記憶に強く残っている。で、私にこの飾りを思い出させてくれるのが、Bugge Wesseltoftが1997年に出したPiano Solo、"It's Snowing On My Piano"である。New Conception of JazzでTechnoとJazzの融合を聞かせてくれるWesseltoftであるが、ここでは間を確かめるかのように一つ一つの音をゆっくり紡いでいく。で、曲はStille Nacht(きよしこの夜)である。この曲、最初は左手で、CとGを交互にゆっくり繰り返し、右手は時間が止まってしまう様なゆっくりとした素朴な旋律を奏でていく。そして2分半たった所で、はじめて”きよしこの夜”の旋律が、やはり素朴な響きで現れる。今年のクリスマスはこの曲の様に時間が止まってしまいそうなゆったりした時をすごしたいのだが、さてどうなることか...
2004/12/16のBlog
[ 12:21 ] [ プログレ ]
忘年会続きで靄がかかった頭にいい曲は、ということで今日選んだのがIl Baricentroの1st、Sconcertoの1曲目、Sconcertoである。このBaricentro、Festa Mobileを結成したKeyboardのBoccuzzi兄弟とbassのTonio Napolitanoが、その後に結成したbandである。Festa MobileではPianoを中心としたちょっと邪悪な感じの曲からlyricalな曲まで、ちょっとBancoのインスト曲を思わせる感じはあるものの、オリジナリティーあふれたプログレを聞かせてくれていたが、このBaricentroの1stでは一転して、洗練されたJazz Rockを聴かせてくれる。この曲は、5拍子のタイトなrhythmの上を、Boccuzzi兄弟のkeyboardが駆け巡る感じであるが、DrumsのPiero Manginiは、手数が多く、ちょっとFurio ChiricoやBilly Cobhamを思い出させる。リズムはタイトではあるもののどちらかというと重めなのだが、その上のKeyboardがFender RhodesやArp、Eminentなど軽めの音を出すものが多いので、独特の感じを受ける。さらにFesta Mobile時代から、彼らのKeyboardの特色となっているのが、Harpsichordの多用である。普通、Harpsichordのような音の細い楽器を電気楽器と一緒に使用すると音が浮いてしまうものが多いのだが、かれらは、他