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Happy-Go-Lucky
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1999/08/28のBlog
[ 00:00 ] [  ┣ドイツ初旅行 '99/08 ]
■お土産探しツアー

 今日で最後、というか、今日で日本へ帰るのだ。帰りたくないという気持ちは強いけど、帰るのだ。
 空港へは午後向かえば大丈夫。てなわけで、いつものようにホテルのチェックアウトを済ませて荷物を預け、昨日下見をしていたカウフホーフへお土産の菓子類を買いにでかける。会社の同僚および先輩の義理を果たすのだ。
 カウフホーフにはお土産向けなお菓子がいろいろあって……いろいろあるがやはり主流はチョコレートなのだが、しかし、日本は今猛暑! 死ねるほど暑いぞ!!
『チョコレートが一番簡単だけど……会社にたどり着くまでのラッシュと暑さに耐えられるか果てしなく疑問。ていうか、中央線のラッシュからこのチョコレートを守り切る自信なし。絶対とけてつぶれる』

 ひたすら吟味に吟味を重ねた結果、めいめいが(多分)満足のいく選択をできた……ハズ。ちなみにわたしの買った会社への土産はクッキーだったけど、3日後、出社中に見事に破壊されていた。着いたら割れまくりさ。おいしかったけどね。



■ミュンヘン空港

 1時過ぎ、中央駅でミュンヘン空港行きのバスに乗る。電車で行くという選択肢もあったけど、荷物は重いし雨が降ってきたし……バスで正解だったと乗ってる最中に確信。16マルクを60マルクと聞き間違えるとかごく些細なことはあったけど、問題なしさ。(目標:『teen』と『ty』を聞き分けたい)
 ああ、帰るのがもったいない。もう1週間くらい……いや、1ヶ月くらいここでまったりと過ごしたいなぁ。バスの中から外を眺めつつ、ぼーっとそんなことを考える。

 ミュンヘン空港は、フランクフルト空港に比べてずっと人が少なくて閑散とした印象だった。でも、きれいだし、人があふれてるよりこのほうがいいと思う。人が多すぎるのってよくないよ、やっぱり。
 VAT払い戻し手続きのあと、チェックインの時刻までまだ少し時間があったのでお昼を食べることにした。手ごろな食事コーナーを見つけ、白ソーセージがあるのを発見し、『これが最後のソーセージだ!』といいつつ食べる。その横でしみみちゃんは相変わらず酒を飲んでいた。さすがだ。

 それから飛行機のチェックインを済ませ、搭乗までの時間はたっぷりあるからと空港内の店をふらふらして時間をつぶした後に、頃合いを見計らってゲートへ。
 ……が、時間がきても搭乗が始まらない!

 最初こそ『ちょっと遅れてるみたいだね~』などとのんびり構えていたのだが、10分、20分、30分……と時間が過ぎるにつれて……乗り換え時間、確か、2時間ちょいしかなかったよな……とだんだん焦りが出てくる。
『……乗り換え失敗したら、もしかしてもう一泊かな~』笑ってそんなことを言いながらも、わたしは心配でたまらなかった。いや、もう一泊はうれしいけど、仕事が困るんじゃよ! ていうか、それより乗り換えギリギリでフランクフルト空港のボディショップに寄り道できなかったらどうしよう!(何を心配してるんだ!)
 悶々としながら、『搭乗はまだか』とイライラが募ってだんだん無言になってくる搭乗客たち。母国語でぶつくさ文句を言ってるようでもある。なんだか空気が重い。マジで大丈夫か? 言葉の壁に阻まれて、何かアナウンスしてるのかどうかすらもよくわからん。

 結局、飛行機は1時間遅れでフランクフルト空港に到着したのだった。



■広いよぅ!

 フランクフルト空港に到着して、さっそく成田行の便のチェックインに走る。間に合わなかったら置いていかれるぞ! ヤバい!!
 しかし、フランクフルト空港はでかい。無数とも思えるようなチェックインカウンター数と人の波に、自力で見つけ出すことを早々に断念。インフォメーションカウンターでチケットを見せて、チェックイン、どこ? と聞くと……
『チェックインは終わってるわよ。搭乗ゲートは●番。向こうへ行ってね』
 ……どうやらミュンヘンでチェックインしたとき、いっしょにチェックされてたらしい。なんだ焦って損したと、いきなり余裕が生まれてボディショップへ向かったわたしだった。



■騙された。

 姑くの後、各々若干残っていた用事を済ませ、出国審査をクリア。数ある免税品売り場をふらふらと抜け、搭乗ゲートへ向かうと……そこにはいきなり日本人……おばちゃんの群れが!

 いきなりの、そしてあんまりな光景に、かなりげっそり。ここからいきなり日本だよ。コードシェア便て、まるきりANAだったんか。そういやそんなことが書いてあったかもしれない。
 飛び交う関西弁とおばちゃんトークに相当ウンザリし……集団て言うより、群れだよ、これ。激しく騙された気分。
 なんか団体客山ほどだし、子供はしつけができてなくて暴れまわってるし……嗚呼。

 そして機内で、いいだれ嬢は母上へのお土産香水がANAの機内販売にはないことを知り、愕然。行きで買えばよかった、いや、免税店で買っておけば……としきりに後悔。わたしは、次はコードシェア便は避けようと固く決意。ついでに、『しまった、行きに機内誌もらっておけば良かった……ANAのなんかいらないよ。わたしゃルフトハンザのがほしいんだ!』と激しく後悔。←飛行機に乗ると機内誌をもらうのが楽しみな人

 ついでに、ANAの機内食よりルフトハンザの機内食のほうが、うまいと思う。酒も、ルフトハンザのほうがうまい。

 次は絶対ルフトハンザの機材にするぞ!!



■12時間後

 落ちたりミサイル食らったりすることもなく、『踊る大捜査線 The Movie』を見たり寝たり食べたりブロイラー気分を十分に味わった後に成田到着。日本は相変わらず暑かった。
 税関で別送ワインの説明をするのに手間取るというごく些細なこともあったけど、空港に妹を呼び付けて家まで連れ帰ってもらうのにも成功し、無事帰宅。仕事を思い出せるのか、社会復帰は大丈夫だろうか若干心配だったりもするけど。

 ホントに、実に楽しくて有意義な9日間でした。

 でも、おばちゃんの団体は、もう勘弁。もう、ヤダ(涙)

1999/08/27のBlog
[ 00:00 ] [  ┣ドイツ初旅行 '99/08 ]
■Schloss Neuschwansteinへ!!

 起きたらあいにくの雨。まぁ、昨日の夜からちょっと降ってたんだけどね。いちおう、やんではいるみたいだから、傘はいらないかなと判断。

 今日の目玉はノイシュバンシュタイン城。昨日ヨーロッパバスのガイドのお兄ちゃんが言っていたことを考慮して、朝一番のバスでお城まで行く事にする。
 始発の時間は8時なので、さっさと朝食を済ませ、ホテルをチェックアウトして荷物を預かってもらい、バス亭へ。7時50分、ほぼ一番乗り。
『さすがにまだ人いないね~』と呑気にしゃべりつつバスを待っていると……立て続けに3台ほど観光バスが停まり、わらわらわらと日本人の大集団が後ろにズラリ。絶句。日本人ツアー、スケジュール厳しいから朝早いんだね。 『……あの兄ちゃんが言ってたのって、誇張でもなんでもなかったんだ……』
 3人でただただ呆然とする。すごいよ、日本人ツアー。おばちゃんいっぱい。関西弁で『ルートビッヒ』がどうこう言ってるの聞いてると、心の中の何かが萎えてくる。てか、おばちゃんはどこにいってもおばちゃんだ!!

 で、ふもとから鮨詰めなミニバスで、お城へ。あぁ、おばちゃんトークがもうなんとも言えないくらいすごい。
 ミニバスでマリエンブリュッケのそばまで行って、そこから歩く。どうやらツアーなおばちゃんたちは先に橋の方へと行くようで、『橋は後でいい。先に城へ行こう!』と満場一致で城へと向かった。距離はそうでもないけど、山道で坂がキツいので結構疲れる。チケットを買って、入り口へ向かうと、言葉毎にガイドツアーがわかれていたので、もう、おばちゃんにかなりうんざりしていたわれわれは迷わず英語の列を選んだ。

 すごいよ。列の長さ、英語を1とすると独語が2、仏語と伊語が0.5くらいで日本語は10って感じかな。ちなみに、日本人ツアーはすべからく日本語ガイドツアーらしい。そりゃそうか。個人で来ている日本人は、ほとんど英語ガイドツアーに流れてるっぽい。



■キラキラ

 1時間近く列に並んで待ったところで、ようやく城の中へ。案外狭いのかな、と思った。でも豪華でキラキラしてる。ワーグナー尽くし。さすがルートヴィッヒ二世!!
 でも、気になったのは、『来客用の部屋がない』っていうこと。人嫌いっていうのは、ほんとなんだなぁと実感。立派な召使部屋はあっても、来客用(と思われる)部屋がほとんど見当たらないんだ。こんな山の中に、自分だけの夢の城を築いて、一人でじっとこもっているってどんな気分なんだろうか、とちょっと考えた。

 それにしても、やっぱり趣味でこんな城3つも4つも作ってたら王様としてダメだろう、といういいだれ嬢の意見に同感。王様じゃなくて地方領主だったら、案外いい領主さまで一生終われたんじゃないだろうかとか思ってみたり。



■マリエンブリュッケ

 城をひとしきり見学して(降りたり昇ったりで結構体力使う。たいへん)、土産物屋で例のごとくガイドブックを買い、バス停へと引き返す。バスで戻る前にマリエン橋に行かなければ!

 ガイドブックによると、ここからの城の眺めはえらいきれいなのだそうで……確かにとってもきれい。あぁ、カメラがないのが悔やまれる!! せめて脳みそに焼き付けようと、ひたすら満足いくまでじーっと眺める。うー、白亜の城。白鳥城って名前は伊達じゃないのねぇとつくづく思う。
 そんな私の横で、高所恐怖症なしみみ嬢が引きつっていた。『揺らさないで……揺れたらヤバイよ……(涙)』



■ホーエンシュバンガウ城

 ところで、ノイシュヴァンシュタイン城の隣には、ホーエンシュヴァンガウ城という黄色いお城もあったりする。シンデレラ城のモデルにもなったというノイシュヴァンシュタイン城は日本人ツアーに大人気で見学必須らしいけど、こっちはマイナーだし見た目地味なので日本人はあんまりいない。当然ながら日本語ガイドツアーもない。
 で、英語ツアーの列に並んで入場を待つ。ある程度、20人ほどの人数が集まらないとガイドツアーは発進しないのだが、これがなかなか集まらない。わたしたちの前に並んでたアメリカ人(推定)家族はずいぶん前から待っていたようで、後ろに人が来るたびに、『よし、あと●人だ!』みたいなことを言っていた。

 そんな英語ガイドツアーの横は伊語ガイドツアーだったのだが、そっちはたったの1家族。伊語ツアーって、今日中に集まるんだろうか? などとぼーっと考えつつ、『遅いね~』『まだかな~』と3人で話していたら、イタリア人坊やの注目を受けてしまったらしい。イタリア語でしきりになにか話しかけてくる。『じゃぽねーぜ、じゃぽねーぜ!』。うを、めっちゃかわいい! なんで白人の坊やってこんなにかわいいんだ、お持ち帰りしたいぞ!!
 そう、あたしら日本人なんだよ~イタリア語はジャポネーゼしかわからんよ~ここにいいだれ嬢の妹がいればコミュニケーションできたのにね~……等と日本語で言いつつ手を振ったりしたら、イタリア人坊や、なんだかお土産な青白チェックのバイエルン旗を振り回したりして大はしゃぎ。

 そのうち、坊やのパパが荷物の中からフジヤマテレカを取り出して、わたしたちに見せてくれた。
『はっ、これは!! でぃすいずまうんとふじ~! フジヤマ~!!』
 なんだかすごく受けてしまい、よくわからないコミュニケーションが成立する。今手元に定期入れがあれば、キャッスル・クマモトなメトロカードをあげたのに! 超残念!!
 大きくなったら日本に遊びにおいで~と思いつつ、ようやく人数がそろったところでガイドツアー開始。結局イタリア人ファミリーは、英語ツアーに加わることになったらしい。同じガイドツアーだったので、その間ずっと、坊やにモーションかけられまくりだった。あたしら気に入られたのか? これも国際親善ね、と思っておこう。

 ホーエンシュヴァンガウ城の中は意外に派手。こっちの城の方が実用的な感じだけど、やっぱり派手。さすがだ。まぁ、派手とはいっても白鳥城ほどじゃないんだけどね。
 わりと内装キラキラで、よくもまぁこんなに装飾したもんだ、と感心してしまった。
 ちなみに、わかりやすいとはいえ英語なので、ガイドの内容は半分くらいしかわからなかったけど、こっちも来てよかった~と思った。日本人ツアーよ、ここまで来てノイシュヴァンシュタイン城だけで帰っちゃうなんて、勿体無いぞう!!

 ついでに、ガイドのお兄ちゃんナイス! レベル高いよ!! どのくらいナイスかっていうと、ローテンブルクのソーセージ売り兄ちゃんの次くらいにナイスかな。



■ミュンヘンへ行こう

 そして今日はミュンヘンへ移動。バスが出るまであまり時間がなかったので、お昼は駅についてからにしようかと、荷物を引きずってフュッセン行きのバスに乗る。10分ほどで駅についたけど、電車の時間が迫っているため、やっぱり食べ物何も買えずに電車に乗り込む。
 なんか……ハイテンションな人が多いのはなぜ? と思ったら、どうもサッカーのサポーターらしい。週末、ミュンヘンで試合でもあるのだろうか? よくわからん。
 隣のボックス席に座ってる日本人バックパッカーな女の子達が、ハイテンションなドイツ人(学生?)のトレーナーにサインをねだられ、マジックでキュッキュッと名前を書いていた。『藤原紀香にしよう~』『んじゃ、今度はキムタク~』お……おいおい。

 ついでに、結構風が気持ちいいので、電車に乗ってる間、列車の窓は開きっぱなしだったのだが……牧場地帯を抜けていくのはいいけれど、窓からなんとも言えない牛馬の香りが……臭い! かなり強烈に臭いよ!!
 電車に乗ってる2時間、牧場地帯での匂いに耐え、ようやくミュンヘンに到着。さすがに駅はでかい。
 おまけに、ここに来るとかなり『都会』って感じだ。人種もさまざま。

 駅を出て、ツーリストインフォメーションで地図を買い、まずはホテルへチェックイン。駅のすぐそばでなかなかいい感じ。しかも(?)、ここのホテルの親父の目、すっごくきれいな青緑色だった!
 親父は寡黙に予約を確認すると、部屋のキーを差し出して、部屋の場所を教えてくれた。なかなかいい感じの部屋だ。親父もいい感じ。次に来るときも、ここに泊まろうかと思ったよ。

 荷物を置いて少し落ち着いたところで、さっそく街にでる。昼食べてないから、まずはビアホールへ行こうと、アウグスティナーへ。白ソーセージも食べたいしね。



■アウグスティナー

Augustinerのコースター
 途中、また急にパラパラと雨が降ってきたけど、皆慌てず騒がずビアホールへ入っていったのはさすがだと思った。もちろん、わたしたちもアウグスティナーへ入る。ちょうど前だったし。

 中へ入って適当な席に座ると、なんか気難しそうなむっつりしたおじさんウェイターがやってきて、メニューを差し出した。メニューの英語を解読し、『夕食までそれほど時間ないから、少しだけ頼んでシェアしよう』といういつもの作戦でビールと白ソーセージを注文する。ついでに、シェアしたいからフォークを人数分くれ、と言ったら、ウェイターのオヤジが……『こんなに少量を三人でシェア!? マジか!!』すんごい剣幕。『日本人は少食なんだよ!』と言ったら、『だったらケバブでも食えばよかろうが!!』(たぶんこんな感じ)
 そ、そんなに怒ることないじゃないか! 日本人の胃袋をあんたらの底無し胃袋と比べるな!! とひとしきりぶつくさ文句言って、『ムカついたから、絶対チップはやらん!!』と、結局ビール1杯にソーセージだけ平らげると、きっちりぴったりジャストな金額支払ってさっさと出てきてしまった。ビールはホントにおいしいのに、あのオヤジだけはいかん!!



■カウフホーフでお買い物

 カウフホーフってのはようするにデパートらしい。お土産も買わないといけないし、下見もかねて、店内に入る。ここでいろいろ見て歩く。おもちゃ売り場もチェックだ! AD&Dもあるっ!
 ドイツ語版のAD&Dってボックスセットで、マスター用、プレイヤー用、キャラクタークラスとかでセットがわかれてるのね。ドイツ語の響きがなんだか楽しくて、『よし、お土産だ~』とドイツ語版モンスターコンペディウムを買った。他にも今年ゲーム大賞を受賞したらしい『Tical』というボードゲームや、カタンのエキスパンションセット各種が山のように売ってた。
 『Tical』は、パッケージ見た感じでは陣取り系のゲームって感じで面白そうだったけれど、どうやら英語の説明書は入ってないようだったので購入は断念する。
 ……英語ならまだしも、ドイツ語を解読するなんて、ちょっとできませんです、はい。

それから各階をふらふらと歩き……『ちょっと、服見てもいいかな?』がみさん、服売り場にハマる。服っていってもブランドものではないのよ。ふつうの、ノーブランドな服。普段着ってやつだね。もう萌え燃えさ。
 だって、ドイツってわたしの身長が標準なのよ。袖丈とか肩幅とかかなりいい感じ。おまけにデザインも好み!! あぁっ、服売り場で買い物に燃えたのって何年振りかしらっ!? こんなによりどりみどり選べるなんてっ!!
 ごそごそと気の済むまで漁った後、いくつか購入。絶対また来る! 次はミュンヘン“カウフホーフでお買い物”ツアーだ!! 心に誓いましたとも、ええ。



■シュパーテン

Spatenのコースター
 宝石屋でウィンドウショッピングとか、ポルシェ・デザインをのぞいたりとか、気になるお店を覗きまくって満足したあと、一度ホテルに戻る。荷物増えたからね。
 それから、夕食を食べるために再びマリエン広場へ。

 今日はレジデンツのそばにある、シュパーテンというレストランへ。結構ちゃんとしたところのようなので、シェアはやらずに一人一品ずつちゃんと頼む。わたしは鴨肉のなんとかいう料理。鴨の腿肉を焼いてソースがかかっているというやつ。激うま。付け合せのもちっとしたイモ団子もおいしいし、ザワークラウトもおいしいし、何より鴨とソースがすっごくうまい! もちろん酒もうまい!!
『う、うますぎる。これ残すのは非常に勿体無いから、絶対食べきろう。時間かかると思うけど、いいかな?』 そう言って延々時間をかけてお腹に詰め込み……満足!! あぁ、思い出すだけでよだれがでちゃう。また食べに行きたいよ。
 ちなみに、今回頼んだ酒は、ワインだった。しみみちゃんはビールを飲んだのだが、『オヤジにはムカついたけど、ビールはアウグスティナーのほうがおいしいかも』だそうだ。

1999/08/26のBlog
[ 00:00 ] [  ┣ドイツ初旅行 '99/08 ]
■民族博物館……らしい?

 再び移動の日。ホテルをチェックアウトしたあと、日に日に重くなる荷物をそのままホテルに預けて街をねり歩く。バスは4時ごろだから、かなりゆったり気分で観光。
 ドイツの博物館は小さくても侮れない、ということを経験から学んでいたので、かなり身構えて門の横にあった民族博物館に入る。
 街の有力者(だと思う)の代々の肖像画やらケーキ(?)の型やら古道具やらドレスやら……かなり多くの展示があった。ここはホントに民族博物館、といった感じで、予想よりは広くなかった。うんうん、これくらいがちょうどいいくらいだよ。



■鴨のぬいぐるみ

 しみみちゃんは土産として鴨ぬいぐるみを頼まれていた。しかし、依頼主の言っていた店に該当するぬいぐるみはなく、手当たり次第に土産物屋やおもちゃ屋をはしごすることになった。これがなかなか楽しい。
 ドイツでもスターウォーズは流行っているのか、レゴシリーズのスターウォーズがずららららっと並んでいたり、なんだか日本じゃプレミアついたりするらしいぬいぐるみのシリーズがわんさか置いてあったり、最近日本でも脚光をあびてるカタンのようなボードゲームがいっぱいあったり……ナイス!
 結局鴨のぬいぐるみは見つからなかったけど、おもちゃを堪能してしまった。



■アイス屋!!

 またまたパフェ。昼には早いけど歩きつかれたということで、パフェを食べることになったのだ。店はガイドブックで“一番おいしい”と書かれていた、マルクト広場に面するアイス屋。実際おいしい。ジェラートがいろいろあって、パフェの種類も多い。量も多い。リキュールきついぞ! こんなに食えるか! と思いつつも全部食べてしまった。やっぱりジェラートはうまいなぁ。
 ガイドブックでもお勧めだと書いてたけど、実際お勧め。アイス好きにはたまらんす。



■ドラゴン

 宝石屋の名前である。
 ウィンドウにあった、シンプルでゴツ過ぎないけど存在感のある、そんなデザインの指輪に惚れる。いいだれ嬢も指輪を買おうとしてたけど、大きすぎてだめだったらしい。が、わたしはぴったり~やや緩めくらい。うれしいっす。あたしゃ指太いから、日本標準じゃなかなか合うのが見つからないんだよ。ほかにもなんだかいろいろイイカンジのデザインの指輪があって、見てるだけですごく楽しい。

 で、シルバーに半貴石だから日本円にして5000円弱というお手ごろ価格だったので即買い。気に入ったものは(価格が折り合うなら)すぐに買ってしまうに限るのだ。『次』ってのはないからね。その代わりかなり迷うならやめとくことにしてるけど。



■画材店

 ドラゴンの横にあった画材店のウィンドウには、ファーバーカステルの色鉛筆が置いてあった。自分も持ってる水彩色鉛筆……ファーバーカステルの色鉛筆っていいよね。
 ふと思い立って、ロットリングのシャープペンシルってあるかなぁと覗いてみることにした。わたしは、0.3mm芯で持ったときのバランスが良くて書きごこちもいいということで、製図用のシャーペンばかりを愛用してる。日本で売ってるロットリングのシャーペンて、実はかなり欲しいのだけど高いんだ。ドイツならもっと安く買えるかなぁと思ったのさ。それに、画材店とか文房具売場とかふらふらするのも好きだし。

 しかし、手があいたらしい店主らしき初老のおじちゃんに片言英語でシャーペンほしいと伝えたら、欲しいと思ってるやつがなかった。う~んと考えてたら、代わりにおじちゃんがこれはどう? って感じで、スケッチ用のぶっとい芯(直径5mmくらいかな)のシャーペンもどきを出してきた。なんかあまりの芯の太さにちょっと楽しくなってしまって、替芯もつけてついついこれを買ってしまう。あとから、しまった、スケッチブックと12色くらいの絵の具か色鉛筆も買って、スケッチでもすりゃよかったとちょっと後悔。描くモノだけじゃ片手落ちだよ。

 でも、わけわからん日本人のカタコト英語を一生懸命聞いてくれたおじちゃんに感謝。また行きたいなぁ。



■そして昼

 昼はホテルゾンネのレストラン。アイスが効いててあまりお腹が空いてないから軽食でいこうといいつつメニューを眺める。むう、どれも多そう……。
 わたしは焼きソーセージに決める。しみみちゃんはちゃんと食べたい、とふつうのメニュー、いいだれ嬢はサラダとフライだけなら、きっとそんなに量はないだろうと予測を立ててマッシュルームのフライにしたのだ……が。
 直系25cmはある皿にフライと野菜がてんこ盛り。すごい。結構大きめのマッシュルームのフライが、たぶん20個くらいはあるんじゃなかろうか? でも美味しいんだ、これが。めちゃめちゃ美味しい。
『これひと皿を三人でつまみにして酒飲んだら、かなりいいよね』
 そんなことを言いつつ必死で食べる。美味しいのに全部食べきれないって、すごく罪悪感ですごく悔しいんだよ!
 ソーセージももちろん美味しかったです。はい。



■トラブル発生

 お昼も食べて、軽く街中歩いて、そろそろバスの時間も近付くから荷物を引き取ってバス亭に……で、バス亭で気が付いた。『カメラがないよ!!』
 ガーン! あぁ、昨晩のナイトウォッチのおじさんの写真が、広場に停まってた犬付馬車の写真が……全部あの中! 必死で記憶を呼び覚まし、きっとアイス屋で荷物の整理をした時に座席の上に置きっぱにしてしまったんだろうと思い当たる。バスが来るまで後30分。ダッシュで確認に行く。
 あれから3時間は経ってるし、きっとダメだろうなぁ~と思いつつお店の人に超片言英語で訪ねる。カメラ置き忘れてなかったですか~? で、『置き忘れる』って英語でなんて言うんだっけ? 半分パニック。
 必死で『あいろすとまいかめらー。あいれふとー』というようなことを連発。どうやら意味は通じたらしい。『なかったよ』と言われてガーン!
 多分ここで忘れたんだよなぁ、という確信はあったが、それ以上のことは言えず、昼を食べたレストランのトイレとか、教会横で休んだベンチとかを確認する。……ない!

 しくしく。大ショック。カメラよりも写真がもう撮れないことがショック。せっかくの旅行なのに。
 でも、超片言でも、なんとか意味は通じるもんだね。



■ホーエンシュヴァンガウへ

 泣く泣くカメラを諦め、ロマンティック街道バスに乗り、次はノイシュバンシュタイン城のある村、ホーエンシュヴァンガウへ。
 今回も途中までガイドのおにーちゃんが同行するらしい。バスの中で、『ノイシュヴァンシュタイン城へ行くなら、朝一番か午後遅くがいいよ。午前中の9時~12時は、日本人のツアーでめちゃくちゃ混むからね!』といろいろコツというか注意を教えてくれる。なるほど。朝一番に麓からお城まで行くバスは8時に出てるから、それに乗るといい、と言われた。
 まぁ、ドイツといったらノイシュバンシュタイン城、くらいに日本人には有名だし、ロマンティック街道のハイライトって感じだからね。しょうがないか。
『じゃ、明日は朝一でお城に行って、それからミュンヘンに移動しよう』

 ホーエンシュバンガウへついたのは夜8時を回ってから。まだちょっと明るい。ホテルにチェックインして(ここも英語があんまり通じない?)、残り物シュネーバルを夕飯代わりに食べる。ドイツ来てから毎日食べ過ぎてたから、ちょうどいいくらい。



1999/08/25のBlog
[ 00:00 ] [  ┣ドイツ初旅行 '99/08 ]
■さらに買い物して……

マルクト広場のリンゴジュース売り
 今日はローテンブルクを出発する日。さらに買い残した家族への土産を買う。わたしの弟は長身ゆえに海外旅行土産というと必ず服。しかしお高い服なんざもったいなくってやれないので、そこらへんの適当な服屋に入って適当に選ぶ。
 で、ふと思ったけど、ドイツの服のデザインてかなりわたしのツボなんだ。わりとシンプルなデザインで、だいぶ好み。ついつい目的を忘れて自分の服を買いたくなってしまった。

 しかし……ほんとのほんとは剣を買いたかったんだけど、税関と銃刀法の壁は厚いんだよね……。
 土産用の『コナン・ソード』やら『コナン・アックス』やら『エクスカリバー』(パチモンのエクスカリ“パ”ーじゃないか? という説もあったけど)やら……武器屋のウィンドウはかなり楽しかった。かっこいいダガーとかもいろいろあって、ホント欲しかった。でも、税関がねぇ……ああ、残念でならないよ。ふぅ(嘆息)
 いっそ申告せずに突破するか?(見つかったらかなり怒られる……ですむのかなぁ……)

 それから今日はローテンブルクへ来た時から気になっていた“シュネーバル”(通称“脳みそ” ホントの意味は“雪だま”)に挑戦。脳みそみたいなちょっとグロい外見のこの地域の名物揚げ菓子で、1個が握りこぶしより二周りくらいのサイズとかなりのでかさ。これだけでおなかいっぱいになりそうだねと言いつつ、広場に来ていたリンゴジュース売りからジュースを買い、市庁舎の石段に腰掛けて食べた。絞りたてりんごジュース(“アプフェル・ザクト”とドイツ語ではいうらしい)はおいしいし、シュネーバルもなかなかおいしい。……けど、シュネーバルは量が量なだけに飽きるし食べきれない。この4分の1くらいの量でちょうどいいよと思いつつ、残りはあとで食べることにして仕舞い込む。

 さらに軽くうろうろした後、バウマイスターハウスという有名なビアホールで昼を取ることにした。ウェイトレスのおばちゃんに日本語で話しかけられ、ちょっと焦る。ここ、日本人が多いから……。



■ディンケルスビュールへ行くぞ!

 ローテンブルクを出発し、ディンケルスビュールをいう小さな町へ。
 それほど混雑してなくて、ほんとに小さくこじんまりしてる、というのが最初の印象。街の端から端まで、きっと千葉大並だ。筑波大よりはるかに小さいに違いないと思う。
 観光地にありがちなお土産物屋もあるけど、普通のスーパーみたいなお店もある。スーパーにはキリンのビールや『お~いお茶』が売ってたりするのが笑えた。中で、どんなものがどれくらいの値段で売ってるのかと見て歩いたら、ハムとチーズの量り売りがあった。おいしそう。おまけに、果物もかなり安いのが羨ましい。



■ドイチェスハウス

 本日の宿泊先はドイチェスハウス。14世紀の木組の建物という、やっぱりそれ自体が歴史的遺産だという建物。スーツケースをずるずる引きずりつつ入り口のフロントへ行き、いつものように『予約してるんですけどー』と英語の決まり文句を言ったら……英語が通じなかった(汗)
 とりあえず、『あれ?』と思いつつも英語で予約云々と言ってたら、なんか困ったような戸惑ったような不思議な表情のフロントのおねえちゃんに、ドイツ語で『名前は?』と(“名前”というドイツ語くらいはわかった)尋ねられ、まぁ、ちゃんと部屋へ案内されたので安心したんだけど……ベッドが2人分しか用意されてなかったんだ。わたし、3人で予約したよな? と考えつつ、恐る恐る『あのぅ、ベッド、もうひとつってないんですか? エクストラベッドとかって用意してもらえるんでしょうか』と片言の英語で聞いてみたら、『ごめんなさい。英語わかんないの』というおねえちゃんのジェスチャー。焦ったよ。ドイツ語のこそあど言葉すらよくわからんのに、ベッドのことをどう聞こうかと考え……と、とにかくやってみるぞと超怪しいうろ覚えドイツ語を必死で思い出す……が思い出せるほどドイツ語一生懸命勉強しなかったしなぁ……。
 『(ベッドを指差し)ベッド、ツヴァイ。(自分たちを指差し)ドライ(えーと、このあとどうしよう……と固まる。あたしのドイツ語なんて所詮こんなもん)』『(おねーちゃん、言わんとしていることを察してくれた)ベット?(と言って横に置いてあるソファが実はソファベッドであることを身振りで示す)』
 ……なるほど、ドイツ語でもベッドはベットなのか!(ひとつ賢くなった気分)
 あぁ、意志の疎通って結構なんとかなるのね、となんだか感動してしまったのだった。

 無事(?)チェックインが済んだところで、部屋の調度に3人ではしゃぐ。控えの間がついてる! 天蓋付ベッドにタイルのストーブだ! このライティングデスクほしい~! ドアが年期入ってていい感じ! ついでに『ベッドの天蓋の上に、ハイドインシャドウは可能だろうか?』という問題についても検討する……なぜそんなこと検討してるんだ!

 しかし問題はもうひとつあった。ソファベッド用のシーツと布団とまくらがない! 探したけど見つからない! 用意を頼まなきゃいけない……ドイツ語で!!
 ……しかし慌てず騒がずこんなこともあろうかと用意していた会話本を開き、シーツ、毛布、枕という単語を拾い、『~してもらえませんか?』という文章が『けんねんじーほにゃほにゃ』(後半うろ覚え)ということを覚え(たつもりになって)、いざフロントへ。
 が、結局やっぱり文章覚えきれてなかったよ。『けんねんじー』と言ったところで“毛布”という単語が出てこず、あぁ、なんてザルな脳みそなんだ! と思いつつその場で本を開き、『毛布と枕とシーツ、もう一組用意してください』というようなことを棒読みでお願いし、外へと観光に行ったのだった。まぁ……会話本さえあればなんとかなるもんだよ。
 ビバ・ドイツ語会話集! 1冊は持ってると便利だよ!



■ディンケルスビュール観光


塔からの眺め
 小さい。めっちゃ小さくて、ローテンブルクほどごみごみしてなくて、すごく雰囲気が良かった。縦長な街なんだけど、15分も歩けば端から端まで到達してしまうくらいの小ささ。土産物屋以外のスーパーみたいな商店も結構あって、ウィンドウショッピングもなかなか楽しかった。

 聖ゲオルグ教会内はきれいで荘厳で、扉内側の鍵がゴツイ。扉の上下二個所の錠と、かんぬき。シーフは『扉あけます』といってこれ全部外してるんだなぁすごいやとか、やっぱりそういうことばかり考えてしまう。わたしってば
……。
 さらに街を一望できるという教会の塔を登る。今回はしみみちゃんはパス。記憶を飛ばすのはイヤなのだとか。『高いとこはよくない。イカン』らしい。

 塔の上から街をぐるりと見まわし、『あれが“緑の塔”で、あれが○×門で……』ということをひとしきり確認した後、街を一周。壁の外の公園では、お散歩中なお犬さまがいきなり池に飛び込んでざばざば泳ぐのを愛でたり、街のもう一つの教会を見学して『こっちのほうが小さいけど派手だ~』とか言ったりする。
 なんかめちゃめちゃゆったり気分。



■夕食!

 夕食はドイチェスハウスのレストランで。ワインを適当に……というか、ウェイターのおじさんが『甘口辛口中辛どれがいい?』と聞いてきたので、めいめい好みのものを注文。辛口でも結構甘目でおいしい。やっぱりどのワインもおいしい。めちゃめちゃ幸せになり、調子に乗って回し飲みをする。どれもうまい!!
 メニューはドイツ語だったけど、ウェイターのおじさんがオススメをピックアップして英語で説明してくれた。いいだれ嬢は『魚が食べたい~』と、オススメの魚料理を尋ねる。
 わたしは鹿肉とクリームソース&シュペッツェレを頼んだが、これもやっぱりおいしかった。ほんとにおいしい。涙がでるよ。



■ナイトウォッチ・ツアー

 夜は夜警の出番である。街の中心の聖ゲオルグ教会前に、9時30分にわらわらと集合して、マントに槍(ハルバードってやつだなきっと)に角笛といった昔懐かしスタイルなナイトウォッチのおじさんについて歩くという、ただそれだけのウォーキングツアーである。でもなんかわくわくする。
 おじさんが街の主要ポイント(主にレストランやホテルの前)で夜警の歌(だと思う。ドイツ語はわからんの)を歌い、角笛を鳴らすと、店の人間がワインをグラスに一杯、ねぎらいとして出すという流れ。日本で言うなら『火の用心』と言いつつ拍子木鳴らす夜回りといっしょのノリかな。

 で……ツアーの中に、当然のごとく東洋人は我々三人のみ。目立ちまくり。なんだか注目を浴びてる気がするぞ。おまけに、おじさんが夜回りでもらったワインは、一口ずつ参加者で回し飲みをするのだが……あたしら結構酒飲みであるため、ほぼ全部飲ませてもらったりして……いや、目立つから、皆が回してくれるんだ。おまけに、回されるとちゃんと飲んじゃうから……。
 どの店のワインも、とってもおいしかったっす。特に、たしかホテルゾンネの、ガス入りの炭酸水で割った赤ワインがめっちゃヒットだった。

 というわけで、今日はウォーキングツアーで1時間半歩き倒した上にワイン飲みまくりで爆睡。めちゃくちゃ幸せ。


1999/08/24のBlog
[ 00:00 ] [  ┣ドイツ初旅行 '99/08 ]
■聖ヤコブ教会

 今日もローテンブルク泊。一日かけてゆっくり観光だ。
 まずは教会の見学を……ということで聖ヤコブ教会へ。
 この教会の目玉(?)は聖血祭壇。なんでも、聖遺物であるイエスの血を閉じ込めた水晶だかなんだかのはまった十字架を納めるために作られた祭壇なのだそうだ。聖遺物も立派だけど、祭壇もめちゃくちゃ立派。木彫りの彫刻の曲線が、もうなんとも言えないくらいきれい。しかし……
『あの聖遺物って、絶対アーティファクトだよ』『触るとダメージ来そう。いや、ダメージで済めばいいほうかも』『めちゃめちゃパワーあるんだ、きっと……』
 どうしても思考がそっちにいってしまうわたしって……。

 ついでに、いいだれ嬢が話してたことだけど、ドイツの祭壇はどれもどことなく仏壇に似てる。デザインというか、全体的な作りがそんな感じなのだ。観音開きで彫刻があって……なんとなく親しみのようなものを感じていたのはそのせいか~と、妙に納得してしまった。うんうん、なるほどね、とその後祭壇を見れば見るほど、仏壇ぽく見えてしょうがなかった。なんだかなぁ。



■マルクト広場と市庁舎の塔

 ちょうど時間だったので、マルクト広場に面した市庁舎の仕掛け時計を見る。わらわらと集まってきた観光客で、広場はかなりの人手。
 ちなみに、時計のからくりは、30年戦争の時、この地方のワインのおいしさと市長の豪なワイン3リットル強一気飲みのおかげで街が助かったという、マイスタートルンクという逸話にちなんだものらしい。……ワイン3.25リットル一気飲みなんてふつー無理だよと思うけど、今でもマイスタートルンクのお祭りで市長役の人はちゃんと飲んでるらしい。一気飲みで。
 ワインじゃなくても3.25リットルの液体飲み干すのは無理だろうと思うんだけど……さすがドイツ人というか……ほんとに同じ人間か? と思ってしまった。
 肝心のからくりのほうは、というと、実は予想していたよりもあっさりしてて拍子抜け。もっとものすごいのを想像してたんだけどなぁ。

 このあと市庁舎の塔に登る。ひたすら階段を上るので、かなりしんどい。でも、ここからの眺めはすごく気持ちよかった。とはいえ、ちょっと人が多すぎたけど。
 一緒に登ったしみみ嬢は軽い高所恐怖症のため、この塔のてっぺんでの記憶が飛んでるらしい。『風がだめ。風を受けると高さを感じてダメ』とか言ってたな。おまけに『恐くて何も覚えてない』らしい。なんてもったいないことを。

 降りてからお昼に選んだのは肉屋の焼きソーセージ。焼いたソーセージをパンに挟んでくれるというもの。通りかかるととてもいい匂いがして気になっていたのだ。しかも売り子のにーちゃんがえらくかっこいい。多分年齢は18くらいじゃないかと思うんだけど、かなりの美少年と言うか……これがあと20年もするとビール腹のオヤジになるのかと思うと、ホントに泣けてくる。
 旅行全体を通して、ここのおにーちゃんが一番のヒットだった。



■帝国博物館

 いわゆる郷土博物館。街にまつわる事物の展示だったんだけど、武器の展示が一番燃えた。
 ハルバートとか剣とかダガーとか……中には名前つきのものがあって、大興奮。『Poison Dagger』とか、あとよくわからないけどラテン語ぽい言葉とか……仕掛けのついたロングソードとかもあって、これはズルイよ~と思った。

 ちなみに、建物は昔修道院だったらしく、たしかにそんな作りで、外とは遮断されてるって感じ。



■二重橋

 ガイドブックで二重橋からの街の眺めが絶品と聞いていたので、地図を見ながら、ブルク公園から橋を目指して歩くことにした。しかし、道に迷う。ブルク公園から下に見える橋まで、細い遊歩道を歩いて降りようとしたのだけど、ぐるっと回ってもとの場所に戻ってしまった。しかたないので、プレーン・ラインの門から行くことにした。
 橋からの眺めは確かによかった。森の緑と城壁と赤い煉瓦の屋根と、すごく雰囲気があっていい。心が躍る風景だ。橋の上から見える小さな教会や民家をひとしきり眺めて満足したあと、再び街へ戻った。帰りの坂道はちょっとしんどかったね。

 それにしても、車道は恐い。なんだかどの車もくねった道なのにかなり飛ばしてるような気がした……。



■お買い物

 かなり歩き倒して疲れたので、アイス屋に入って3人でパフェを食べる。こっちのパフェはリキュールがかかっててとってもおいしい。しかし、やはり東洋人は童顔に見られるらしく、『アルコール入ってるけど、大丈夫なの?』と確認されたりした。

 アイスを食べつつ、これからどうするか相談。3人とも周囲に対する義理を果たすため、土産を買わなくてはならないので買い物に行こうということになった。しかし、各人とも買いたいものがバラバラなので、別行動をとることに。わたしは母上から『お土産はバッグね』と言われていたので、目をつけてたかばん屋に行こうと決める。時間があったらほかも回ろう。
 結局、約束の時間までまるまる使ってようやく母上の土産を決定。かばん屋でとっかえひっかえ『あれ見せてこれ見せて』とやってたから、きっと店のおばちゃんには呆れられたことだろう。
 それにしても、アイグナーもゴールドファイルも高かった……当然か。

 買い物を終えたところで集合場所のケーテ・ヴォルハルト前へ。そこでしみみ嬢はビールを飲んでいた。まったくこの人ってば、しょうがないなぁと思う。この酒好きめ!
 再び3人でケーテ・ヴォルハルトへ入り、時間を決めて店の外で集合ということにして、買い物をする。わたしは……ぬいぐるみが欲しかったけど、やっぱり予算に負けてあきらめる。しくしく。シュタイフのぬいぐるみ、いいなぁ……。

 ここでの買い物を済ませたあと、昨日レストランで教えてもらったワインを買うためにワイン屋へと行った。ワインは重いからそうたくさんは買えないなぁと思っていたけど、日本への発送が可能だと聞き、送ることに決定。お店のおばちゃんに、昨日飲んだワインが肩書き付きワイン(QmP)のアウスレーゼであるとか、オススメの辛口白ワインなどを教えてもらいながら、発送するものを決めた。試飲もさせてもらったけど、ほんとおいしい!! すごく幸せ。



■地獄亭

 買い物も一通り終わって増えた荷物をいったん部屋に置いた後、気になっていた『地獄亭(Zur Holl/“o”はウムラウト)』で夕食を取ることにした。名前はすごいけど中は民家を改装したものだそうで、どことなく落ち着くような、いい雰囲気。英語メニューを見せてもらい、各々よさそうなワインを頼んだ後、メインにスペアリブのステーキをオーダー(もちろん3人でシェア)。……これがかなりとんでもない量。
 B4用紙くらいありそうなサイズの木のプレートの上に、日本だったら一人分として出てきそうな150~200gくらいある肉のかたまりが4つに、ポテトサラダと野菜が山盛り。3人で1品とはいえこんなに食べられるのか? と心配になったけど、意外にこれがあっさりしてて、しかもすっごくおいしくて、全部平らげてしまった(1人じゃなくて3人で)。もちろんワインがおいしかったのは言うまでもない。

 それにしても……となりのテーブルの東洋人の女の子たちが、このスペアリブを1人1品ずつ頼んでもりもり食べてたのには驚いた。よく食べられるな、こんなに。
1999/08/23のBlog
[ 00:00 ] [  ┣ドイツ初旅行 '99/08 ]
■ヒルシュホルン発

 今日は古城街道バスに乗ってローテンブルクへと向かう日。バス停には出発の10分前までに来てね、と聞いていたので、8時過ぎにはホテルをチェックアウトしなくてはいけない。朝食をそれまでに済ませないとね。

 部屋にあったホテルの案内では朝食は8時からとなっていたので、前日のうちに、フロントに朝食を早めてほしいとお願いしたら、フロントのおねーさんは朝食は7時からだから平気よ、みたいなことを言ってたのだが……あれ? なんだか様子が変? あれ、あれ、朝食7時じゃないの?
 レストランの『まだ準備中』といった様子に戸惑い、係りのおねーさんに聞いてみると……どうも朝食はまだらしい。ヤバい。朝御飯抜きで移動か? と思ったら、7時半にもう一度おいでといわれた。
 どうもドイツで8時といったら7時30分~8時29分の間を指すらしい。30分を回ると次の時刻で表現するようで、前日フロントのおねーさんが大丈夫と言ってたのもこのことだったらしい。
 ま、とにかく(ちょっとだけ焦ったけど)無事朝食を摂ることができて一安心。
 ついでに、レストランに犬(ミニチュア・ダックスフント)連れで来ている人がいて、朝からぷりぷりで可愛い犬を愛でることができたので、気分も上々。やっぱり犬はいい!!

 余談だけど、ドイツは犬天国だった。犬連れで観光してるドイツ人は多いし、どの街でもお散歩向けな遊歩道や公園が山ほどある。おかげで街のどこに行っても犬がいる。もう、犬好きにはたまらん。
 もちろん、これは犬のしつけが日本なんて比べ物にならないくらいしっかりしているから。どの犬も本当に行儀がよくて飼い主の言うことをちゃんと聞くのだ。結構人の多い街中を繋がずに連れて歩いても平気なくらい、しつけがきちんとできている。
 そういう犬ばっかりだから、電車のファミリーチケットの有効範囲が『大人二人、子供二人、犬一匹』とか、ホテル宿泊時の犬料金があたりまえに設定されてて、犬好きなわたしには、街の散策がめちゃめちゃ楽しかったりするのだ。
 さすがに博物館や高級レストランや混雑するお店などでは『犬禁止』マークが貼ってあったけど。



■古城街道

 街道バスはガラガラだった。夏は比較的混むから予約したほうがいいと聞いてたけど……この日の乗客はわたしたちを含めて合計5人。バスの運ちゃんもラジオで自分の好きな曲を聞きながら運転してる。なんだか油断しまくり?

 街道バスに乗っていて、風景はもちろん、それ以上に時折流れる日本語のガイドテープが楽しかった。……モロに中学生の直訳って感じで笑えるのだ。すごい、すごいぞ!! このガイドテープのおかげで、わたしは『直訳日本語って、実はかなりイカスかも』なんて思ってしまったよ。以前、ロンドンブリッジで見た意味不明な謎漢字と並ぶくらい面白かった。私的に大ヒット。きっと訳すのに苦労したんだろうな。
 ちなみに、古城街道で一番の目玉は、“鉄腕ゲッツ”ことゲッツ・フォン・ベルリッヒンゲンという騎士に関する事物らしい。なんか物語とかで有名な騎士らしく、各所で流れるガイドテープでゲッツがどうのこうのとかなりいろいろ流れたのだけど……ごめんなさい、わたし、全然知りません。とりあえず日本に帰ったら本を探して読んでみます……と心の中で謝った。

 古城街道をバスで通りながら、高台に城、ふもとにこじんまりとした街あるいは集落、という『中世』と聞いて想像できるような光景をずーっと見てて、やっぱり、中世の地方領主でお城&街っていったらこれくらいの規模が普通なんだなぁと思った。お城から一望できる範囲に街や集落があって、その周りは畑や牧場で……現代で人口2000~4000くらいだから条件の悪い中世ならその半分がいいところかなとか、見てて、それ以上街の規模が大きくなったらきっと維持するのはかなり大変だろうな、これくらいがちょうどいいんじゃないかな。
 ……それにしても、この街道沿いの街の地図って、絶対そのままゲームに使えるよ。かなりイイカンジにまとまってる。



■ローテンブルク

 ローテンブルク到着。“中世の宝石”と称されるきれいな街である。正式名称は『ローテンブルク・オプ・デア・タウバー』で、『タウバー川上流のローテンブルク』という意味なんだとか。
 ローテンブルク駅から旧市街まで10分ほど歩き、今日から2泊する予定のホテルを目指す。……石畳をスーツケース転がして歩くのは、かなりキツイ。

 ホテルはすぐに見つかった。でも、入り口が閉まってる。現在14時くらい。ドイツ語で『昼の間はレストランから入れ』というようなことが書いてあるけど……レストランも閉まってるよう。『もしかして、夕方にならないとチェックインできないのかな?』などといいだれ嬢やしみみ嬢と3人で顔突き合わせ相談してると、通りすがりの老夫婦が声を掛けてくれた。『君たち、このホテルのお客さんかい?』
 またしても天の助け~!! ということで、そのおじさんはホテルと同じ経営者の2軒隣のワイン屋に行けばいいんだよ、とわたしたちを連れていってくれたのだった。ありがとう、おじさん! もう、わたし、ドイツに足向けて寝られないっす!!

 そんな感じでホテルのチェックインを済ませ、さっそく街へ観光に繰り出す。さすがにメジャーな観光地だけあって日本人の多いこと多いこと。もちろん、日本人以外の観光客もめちゃめちゃ多いんだけど、日本人は目立つんだ。わかりやすいから。



■中世犯罪博物館

 ぐるっと街を巡った後、中世犯罪博物館を見学することにした。塀の外から見える籠上の檻に人間を閉じ込めて水の中に沈めるという拷問具がかなり気になる。ついでにここには鉄の処女、アイアンメイデンがあるらしい。見たい。

 中は……かなり広かった。入り口付近には、旧約聖書の『犠牲』をモチーフにしたレリーフ(だとしみみ嬢に教えられた。なるほど)がこれでもかというくらい並べられ、さらに中世の刑罰に用いられたという各種“恥辱の仮面”やら拘束具やらが大量に展示されている。なんか、中世の刑罰って晒し刑が主だったのかな? わたしはその辺の知識はほとんどないのでよくわからんのだけど。
 ついでに、『下手糞な演奏をした吟遊詩人も晒し刑の対象』みたいな事実を知って驚愕。マジですか? わたしのPCって吟遊詩人なんだけど、これから演奏チェックでファンブルだしたら晒し刑にされちゃうのかしら、なんて意味不明なことを考えてしまう。恐いよ、中世。華美な服装しても刑罰の対象だし、仲悪いのも夫婦喧嘩も刑罰の対象? まぁ、刑罰も重要なエンターテイメントだったらしいからしかたないっちゃしかたないのかな……ってホントか?

 それにしても、騎士への刑罰として『馬に乗らず、歩くこと』なんてのもあって驚いた。たとえ街中でも、騎士は馬を降りないものらしい。馬から降りるのは騎士にとってとんでもない屈辱ってことなのか。てか、馬を降りて歩いている騎士がいたら、ひょっとして犯罪者ってこと? 騎士PCは馬から降りたらイカンし、相手が騎士だったら馬から降りることを求めてはイカンのねぇ、なんて妙なことに感心したりして。

 あと、ここには刑罰に関するものばかりじゃなくて、いろいろな貴族や王族、街の封蝋のコレクションや正しい封蝋の付け方みたいな展示とか、『マイスター認定書』みたいな書類もあって、かなり楽しい。職人組合から職人として認定されるまでの流れについての説明や免許証みたいなものの展示を見てると、さすがマイスターの国ドイツ、と妙に感心してしまった。

 こわかったのはエクスキューショナーソードやアックス、処刑人の仮面とマントの展示。
 これ、ぜったい装備したら呪われるカースアイテムだ。絶対そうに違いない、なんて確信持ってしまった。……処刑人のマントって赤いんだよ。古くて色褪せた感じの赤が、そこはかとなくイヤ。……やっぱり血がついても目立たないように赤なのだろうか? 恐い。
 処刑人の仮面は……ベルセルクに出てきたアレ。これも恐い。鳥の嘴めいた鼻(口?)が、なんとも言えず凶悪。被ったらアライメントチェンジしそう、ていうか絶対する。
 おまけに、場所柄というか展示してあるものがあるものなだけにどことなく空気が重くて、ここは夜来たくない場所ナンバーワンだなぁ~なんて考えてしまったのだった。



■カフェ・コンデトライ

 中世犯罪博物館見学はかなりのボリュームだったので、へとへとになったわたしたちはカフェ・コンデトライ(自家製ケーキを出す喫茶店の総称)で休憩することにした。ドイツのケーキ初体験である。
 ドイツのケーキは見た目のボリュームはかなりのものだけど、それほど甘くなくて果物の酸味がすごく効いてておいしかった。なんといっても、生クリームが甘くないのだ。おいしい!
 しかし、コージーコーナーのナポレオンパイを凌駕するサイズに敗北気分……この味で、量がこれの半分から3分の2くらいだったらちょうどいいんだけどなぁ。



■ケーテ・ヴォルハルト

 ここは年中クリスマス。
 ドイツではクリスマスが近づくと街の中にクリスマス市が立つのだとか。そのクリスマス市を年中通してやってしまえ、という店がこのケーテ・ヴォルハルトなのだ。
 当然ながら店内総クリスマス状態。

 オーナメントはものすごい種類。クリスマスのオーナメントって、こんなにバリエーションがあるものなのか。見てるだけでかなり楽しい。毎年テーマを変えてクリスマスツリーを飾ったら楽しいだろうなぁ。
 今日はとりあえず下見だけ、といいながらぐるぐる店内を回ったけど、近所にこんな店があったら、わたしきっとハマってる。うう、いろいろ欲しいものがあるけど、これを買って自宅に飾るためには現在のライフスタイルを捨て去って新しいライフスタイルを構築しないといかんな。

 それにしても……シュタイフ社の犬ぬいぐるみ、作りがよくってめちゃめちゃ可愛くて……すごく欲しかった。でも、シュタイフ社だけあって高価。涙。



■マルクト広場の宝石屋

 マルクト広場に面した宝石屋ものぞく。いいだれ嬢のハートを奪ってやまないピアスを見せてもらうためだ。ちなみにわたしもここのウィンドウに展示されてたガーネットのピアスにハート鷲掴み。
 ドイツのアクセサリーは素材がモロに値段に反映されるらしい。まぁ、当然といえば当然なんだけど、シルバー&半貴石だったら100DM以下でかなりイイカンジのデザインのものが買えてしまうのだ。日本じゃこんな値段で買えないよ。作りがよくってデザインもシンプル。かなりツボ。
 逆にゴールドやプラチナ、貴石使用だと軽く1000DMを超えるけど。
 ちなみに標準ドイツサイズはわたしくらい。つくづくドイツっていい国だ。

 で、わたしの気に入ったガーネットのピアスは300DMオーバー。かなり微妙だ。日本円で2万円弱。200DMなら即買うんだが、300……結局悶々と悩んだ挙げ句、やめとくことにした。しくしく。2万円の衝動買いはちょっと無理だった……。



■グロッケとワイン

 今日の夕飯はホテルのレストラン。レストランとホテルと酒屋を同じ経営者が経営していて、そのレストランで食事をした、と言ったほうが正しいか。

 グロッケはワインケラーも持っているというのでかなりワインに期待していた。これまで飲んだドイツワインのおいしさから、かなり期待していいはずだ。
 ワインはメニューで銘柄見てもよくわからんので、野生の勘で各々好きなものをグラスでオーダー。
 メインは、ドイツ語メニューを英語で説明してもらい、2品ほど適当に頼んで3人でシェア。ちなみにこれでも多いくらいの量だった。
 結果は大当たり。料理もワインもめちゃめちゃうまい! ワインは自分で頼んだ辛口もいいだれ嬢の頼んだ甘口もかなりうまい。感動的。うますぎて涙がでそう!! この店で飲んだワインは2軒隣の酒屋で買えるので、ウェイトレスのおねーさんにワインの銘柄を教えてもらう。絶対買って帰るぞ!

 夕食を食べ終わったところで部屋に戻り、この日も歩き倒して疲れたため爆睡。
 そういえば、ドイツって、夜中でもちゃんと時間を告げる鐘がなるんだ。
1999/08/22のBlog
[ 00:00 ] [  ┣ドイツ初旅行 '99/08 ]
■ハイデルベルク城

 今日はヒルシュホルンへ移動。でも出発時間まではかなりあるので、朝食とホテルのチェックアウトを済ませてからハイデルベルク城と街を観光することにした。

 ハイデルベルク城へはケーブルカーを利用するといいらしいと聞いていたので、ベルクバーン駅へ行ってみたところ、まだケーブルカーが動いてないことが判明、城まで徒歩で登っていくことに。景観もよいし朝の空気も気持ちよいのでイイカンジ。
 しばらく登っていくとお城の見晴台らしきところにたどり着いた。ネッカー川と町を見下ろし街を一望。すばらしい眺め。

 それにしても……『すごい、実践的なお城だね~。まさに“砦”って感じだよね』悲しきゲーマーの性(?)ゆえか、妙なとこばっかり見て回ってしまう。
『この城門突破されても、ここで敵を食い止められるねぇ』『あぁっ! シーフ魂が燃えそうな鍵!! ていうか、ユーリ(キャラ名)って、こーいう壁を登って突破してるのかぁ』『この坂道登ってくるとこの銃眼から狙い撃ちされちゃうんだよ、アーチャーに』『ト……トラップ? きっとどこかに解除装置が……』
 おまけに半分崩れた火薬庫の塔はまさにダンジョン。これはシナリオに使える。というか、マップがあったら絶対ダンジョンに使ってるよわたし。いや、これを写真に撮っておいて、改めてマップおこすか?
 『絶対、ここ、冒険者が漁りにきてると思う』『冒険者魂が燃える場所だね』
 ……あたしらいったい何を考えて観光してるのかしら? ふとそんな疑問が心を過ぎるけど止まらなかった。
 で、ホントは見学料が必要だったハズなのに、裏口から入ってしまったわたしたちは、ワインの大樽、コートヤード等等、ただでぐるぐる見て回ってしまった……いや、裏口に、『チケット売り場』と書いてあるところはあったけど、全部しまっててそのまま入れるようになってたんだよ。

 ちなみに、ここで試飲したアイスワインは絶品だった。かなり甘いけど、まったくしつこくないというかさわやかな甘さというか……1本6000円くらいで買えるんだけど、きっと1本あたり30分で消費できると思ったらもったいなくて買えなかった。でもうまい。アイスワイン超オススメ。さすがドイツの高級ワイン。

■教会

 ハイデルベルク城を後にして、再び町へと降りる。次は教会見学だ。
 ということで城から降りるとすぐのところにあったイエズスイーデン教会へと入ってみると、そこはミサのまっ最中。信仰心というものをあまり持ち合わせていないわたしでも、さすがに邪魔しちゃマズイだろうと考えて後ろでおとなしく見学。ふ~ん、ミサってこういう感じで行われるのかぁと妙に感心する。今日は日曜日だったから、午前中はミサだったんだね。

 しばらく待っていると、無事にミサが終了したので軽く教会の中を見学。いつも思うけど、教会ってやっぱりProtection from Evilがかかってるよ。アライメントと宗教が違うわたしが迂闊なことしたら、バチッとはじかれてダメージもらうことになるんだよ、きっと。
 次に、広場にでんと構える聖霊教会に行って、やっぱりタダで見学してしまう。こっちもどこで見学料を払うのかわからなかったのだ。
 ……こんなんでいいんか、自分!? そのうちホントにバチがあたるかも。

 で、お昼。
 とてもじゃないがレストランで出されたものは全部食べられないだろうと、ドイツのファーストフード“インビス”のドネルケバプに挑戦。トルコからやってきたという、でかい肉の固まりを串刺しにして焼いたものを薄く削いでパン(というより、パオみたいなやつだね)に挟んで食べる、サンドイッチのような食べ物だったけど……かなりうまい。
 これ、日本にもできないかな、と本気で願う。
 昼食後、やっぱり時間があったので、さらに観光を続ける。

■プファルツ選定公博物館

 最初、ここは舐めてた。プファルツ選定公にまつわる品物をちゃちゃっと集めてちゃちゃっと展示しているだけだと思ったら……すごいすごい。かなりのボリューム。時間がないのが惜しいくらい。かなりちゃんとした博物館。
 ハイデルベルクで発掘されたという“ハイデルベルク人”関係の展示から始まって、ケルトの時代、ローマ帝国時代、中世……とハイデルベルクの町の歴史に関係する事物をこれでもかというくらい展示しているのだ。もちろん武具もあるし、美術品もある。どでかい錠前の展示とかなかなかおもしろかった。

 今日は次の宿泊先に移動しなくちゃならないため、駆け足で見て歩いたけど、それでもたっぷり2時間はかかった。もうちょっと時間を作って、ゆっくり一日かけて見学できたら楽しかったろうに。
 その前に、もっと英語力あげないと説明わからなくてダメなんだけど。
■ヒルシュホルンへ

 今晩は古城街道の街ヒルシュホルンの古城ホテルに宿泊である。
 DBローカル線でハイデルベルクから30分ほどという近さであるため、ちょっと早めに行ってチェックインを済ませ、気の済むまでお城の中を見て回ろうという心積もりで、夕方前にはヒルシュホルンの街へ到着。

 『駅からホテルまでは1.5km。タクシーで10分』とガイドブックに書いてあったため、ホテルへはタクシーで行く予定だった。しかし、かなり田舎の小さな駅であるため電話でタクシーを呼ばなくてはならない。しかし駅前にある電話はカード専用……。
 しばらく考えた後、とりあえず警察が駅にあるからおまわりさんにホテルへの行き方と近くにあるコイン式の公衆電話の場所くらいは聞こうと、『Polizai』の扉を叩く……が誰もいない。というより、電気が消えてて扉も閉まって……って、日曜につき休業ってこと? これでいいのか、ドイツ警察!!(汗)

 しかたないのでとりあえず街へと降り、首尾よく公衆電話を発見して電話をかける……がつながらない。つながらないので結局ホテルまで歩こうと決めた。うまいことに標識が出ているから、それにしたがって行こうということに。

 20分後。お城は遠かった。
 わたしたち、ちゃんと日暮れまでにホテルに到着できるのか? などと考えつつ歩いてると、先頭を歩いていたいいだれ嬢がサイクリング姿のおにーさんに話し掛けられている。どうも、『この道は車用の道だからお城までかなり遠い。歩くのなら街中を抜けたほうが早いよ』等と教えてもらっているようだ。『本当はタクシーで行こうと思ってたんですけど、電話の使い方がよくわからなくって』等とこちらも説明すると、『タクシー会社、ここまで来る途中にあったよ。僕の友達も運転手やってる』とかかなり力の抜ける事実も教えてくれた……マジですかぁ?

 かなり脱力しつつも、しょーがない、引き返して街の中を行こうかと話していると……。
『僕の奥さんの車が近くにあるから、ホテルまで送っていってあげるよ』
 この時、たしかにおにーさんが神様に見えた……。

■古城ホテル『シュロス・ヒルシュホルン』

 めっちゃ親切なおにーさんと車の中で世間話をしつつホテルへ。
 おにーさんは仕事で何度も日本へ来たことがあるとか、『トミオ』という名前の日本人の友人がいるとか、いろいろ言っていた。あまりのおにーさんの親切っぷりに感動しつつ、これから先『トミオ』という名前の日本人と東京で困ってる外国人には親切にしますと誓う。ありがとうおにーさん。……また名前聞くの忘れちゃったよ、なんて間抜けなんだ、自分。おまけに『バイエルン』の英語読みがわかんなくって申し訳なかったっす。英語もっと勉強しなきゃ。でもできればドイツ語がわかるようになりたいなぁ……。

 ホテルはかなりお城。ヘンな言い方だけど、周囲を囲む城壁とか塔とか、内装……床は傾いてるし、壁紙の下の壁もちょっと歪んでるし……とか、かなり雰囲気ありまくり。本館の部屋が予約できてよかったなぁと、めちゃめちゃ嬉しくなる。これでベッドが天蓋付きだったらもっと燃えたんだけど、贅沢は言わないで置こう。
 ていうか、窓の外から街を見下ろせて……『ふふふ、貴族気分だ』
 チェックイン後、部屋に荷物を置くと、わたしたちはさっそく城内の探索に出かけた。シークレットドアは見つかるだろうか?

 お城はオープンカフェやレストランがあるせいか、かなりの人手だった。でも日本人はほとんど見掛けない。そりゃそうか。街は小さいし、観光の目玉はお城くらい。日本人ツアーは通り掛かりに見物するくらいなんだろう、きっと。
 そのせいか,滞在中は『東洋人』てことで妙に注目された。特に子供には容赦なくじろじろ見られてしまった。まぁ気持ちはわかるからいいんだけど。

 外へ出て、まず街へ降りられる道を歩いてみた。ホテルへ来る途中、おにーさんに教わった道だ。しかし道と言うより石段。でこぼこで相当キツイ。超ハード。ろくに荷物も持たず、ただ歩くだけでへばった。結局どっちの道を行ってもハードだったのねぇと、改めておにーさんに感謝!
 少し降りると城付きの教会があったので、軽く見学。きっと代々の城主の墓とかがあるんだろう。それっぽい墓石もあるしね。こんな不信心者がうろうろ見物してていいのか? と少しだけどきどきするが何事もなかった(当然だ)。

 しばらく周辺をうろうろした後に城へ戻り、今度は塔へ登った。入場料は30ペニヒ。日本円で約20円強といったところ。これ