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菊川亭日常 -在外日本人の日記-
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2008/06/17のBlog
このところ台湾では、毎日毎日

台湾の領土である尖閣諸島において、
日本の海上保安庁が台湾の船舶の航行を不当に妨害している!
謝罪がない! 賠償をしろ! 駐日大使(正式には駐日代表)は台湾の裏切り者だ!
警備のため軍艦を出せ! 日本が撃ってきたらこちらも発砲してよい!


などと言った、
与党である「中国」国民党議員による扇動活動が活発化しています。
メディアも楽しそうに報道しています。

李登輝氏なき後の彼らの基本的な方向性は「親中反日」なので、
非常に自然な行動であると言えます。

また特筆すべき点として、総統がこの件について何も発言していません。
これは、この件に関して関心がないのではなく、
下手な発言の可能性をなくし、
自分をクリーンに見せるための彼の演出です。

# この間のSARS騒動の時、彼は台北市長でしたが、
大切なところでは姿を見せずに、
非難は全て副市長が被ってましたっけ。

現在の政権は、経済政策や国会議員の2重国籍問題で、
たたかれる材料が満載な状態です。
馬総統の支持率も最近は放送できないほど下がっているようです。
で、困った時の反日カードでこの尖閣諸島問題が浮上しているようです。

# こういう安直な離間工作も、本家中国そっくりです。
次はいよいよ「南京」ですか?

日本ではこの件はあまり報道されていないようですが、
別に大きく報道する必要もないと思いますし、
日本の人々には、あまり感情的に反応しないでほしいと願っています。

日本と台湾の仲が悪くなって得をするのは誰か

その誰かさんをくやしがらせるために、
意地でも仲良くしなければなりません(笑)。
2008/06/13のBlog
[ 00:41 ] [ スクラップ、その他 ]
今月10日午前3時、尖閣諸島の魚釣島周辺で、
台湾の釣り船「連合号」と海上保安庁の巡視船が衝突、
釣り船が沈没するという事件がありました。
幸い、連合号に乗っていた乗員と釣り客16名は無事に救出されました。


台湾船、巡視船と衝突/尖閣・魚釣島沖
(asahi.com 2008年06月11日)

で、この件に関する日本の報道は、あまり大騒ぎする様子もないのですが、
一方台湾では、国会も巻き込んだ大騒ぎになっています。

まずは一般市民の抗議活動について。

漁船沈没で日本への抗議高まる=知事が軍艦派遣要求-台湾(時事ドットコム 2008/06/12-19:14)

台湾政府の見解についての報道

政府は魚釣島の主権を堅持する、日本に厳重抗議する
(中国語:聯合新聞網 2008.06.12 05:17 pm)(府:堅持釣魚台主權 對日嚴正抗議)

上↑のページの下の方にある「相關新聞」という欄から、
関連する記事が見られます。

中華民國台湾政府の見解によると、尖閣諸島は中華民國に属するので、
件の事故のあった海域は、中華民國の領海であり、
そこに日本の巡視船が侵入してきて、罪もない漁船を沈めた、
というものです。

尖閣諸島についての私の意見ですが、
現在の所、私は日本の主張の方が筋が通っていると思います。
1972年以前は、中華民國も尖閣諸島を日本領だと見做していた訳ですし。

隣接する国には領土問題がつきものですので、
もし中華民國政府が自分の主張が正当だとするのであれば、
それは話し合いにより解決すればよいと、私は思います。
その際には「中華民國の領土はここからここまでなので、
尖閣諸島の領有を主張する」と言えばよい話です。

# でもまさかこれ(中華民国全図)を基準に、領有を主張したりしませんよね?

中華民國台湾との問題は問題として、
この件に関しては中華人民共和国(以下、中国と略)の動向を注視する必要があります。
折しも、本日12日は中国と中華民國台湾との公式会談復活の日です。

中国と台湾の交流機関トップ、10年ぶり会談(CNN ジャパン)

釣り船の事件自体は偶発的なものに見えますが、
この機を捉え、台湾国内の政治家や活動家を使って、
民族意識を鼓舞する動きを起こさないとも限りません。
要注目です。

ところで、中華民國台湾の現総統である馬氏は、
博士論文にこの魚釣島の領有について書いており、
総統就任以前から、この件については「日本と戦争しても譲れない」だとか、
「日本に領有を主張できない民進党政府は腰抜けだ」とか、
さんざん勇ましいことをメディアで話したものです。
今後の総統の言動にも要注目です。

魚釣島争議、民進党党首「馬総統の言動の一貫性が試されている」(中国語:自由時報、6/12 20:40)

[6月13日追記]
本日、中華民国の首相が「最後の手段で戦争をするかも」発言をしましたが、
たぶん何も日本にはできないと思います。
国内向けに大きいことを言うのはただですから。
本当に何かしたら大変なことになりますし。
でも、何もしなかったらしなかったで、首相攻責められるんだろうな...
2008/06/08のBlog
[ 15:37 ] [ 日本語教育 ]
この10年で私の授業はかなり上達したと思いますが、
でも、ひどい授業をやっていることがしばしばです。
基本に返ってもう一度、
授業について考え直す必要性を感じています。

教育で基本と言えば「小学校教育」です。
小学校教育の泰斗である、
向山洋一先生(のご本)に教えを乞うことにしました。
向山先生は現在現役を退かれ、TOSS(教育技術法則化運動)の代表として、
教師の育成に携わっておいでのようです(注1)。

今回バーっと読んだのは右の5冊です(注2)。
どのご本を拝見しても、そこに流れているのは、

「何年教えても未熟な教師は未熟なままである」
「生徒のために、教師は未熟であってはいけない」
「本を読め、勉強しろ、論文(注3)書け、研究授業100回やれ」


という厳しくも温かいお言葉です。
で、そのご本の中で今回特に私の目を引いたのが、
『授業の腕をあげる法則』の冒頭に挙げられた、
「授業の原則十カ条」という、教師の行動原理です。
簡単な要約入りで、以下にご紹介します。

1) 趣意説明の原則
「ゴミを拾いなさい」:やることしか言っていない、アマチュア教師の言葉。
「教室をきれいにします、ゴミを拾いなさい」:趣意とやることを言う、黒帯
「教室をきれいにしよう、自分でやりたいことをやってごらん」:趣意を言っ
て、やることを任せる、これがプロ


2) 一時一事の原則
生徒に指示を出す時には、生徒の負担を考慮して、
指示の一つ一つを整理して発する。同時にいくつもの指示を、思いつくままに
与えては生徒を混乱させるだけ。


3) 簡明の原則
生徒への指示、発問は10秒以内がベスト。短かくて済むように、計算し
て計画的に指示を出すべし。思いつきで指示を出してはだめ。


4) 全員の原則
指示は生徒全員に伝わらなければ意味がない。全員に伝えるためには、生徒
を一人残らず集中させなければならない。


5) 所時物の原則
生徒に作業をさせるなら、場所と時間と必要な物を確保してやる必要が
ある。発問に対して考えたり、相談したりする時間を確保しなければならない。


6) 細分化の原則
指導内容を細分化し、解釈した後、イメージ化せよ(あるいは発問せよ)。
一つ一つのステップを丁寧に解釈し、具体化できてこそプロである。「電車の
運転手さんはどんな仕事をしていますか」という発問はアマチュア、「電車の
運転手さんは笛をふきますが、誰に聞かせているのですか」と発問できるのがプロ。


7) 空白禁止の原則
たとえ1分間でも、「何をやっていいのか分からない」という状態を作ってはいけない。

8) 確認の原則
一時間の授業の中で、教えたら教えっぱなしにするのではなく、生徒の
達成率をできるだけ確認する。確認する方法はさまざまな小さな技術であり、
その技術を多く習得する必要がある。


9) 個別評定の原則
指導の中で、誰がよくて誰が悪いのか、どこが悪くてどうすればよくな
るのかを生徒に明確に示す。


10) 激励の原則
生徒のやる気をひき出すために、常に励ましつづける必要がある。

優れた実践家(教師)だと私が思っている人々には、
その行動の背後にこうした原則が存在しているような気がします。
中嶋洋一先生然り、斎藤英二先生然り、そして原田隆史先生然り、です。
全部暗記して、コースや日々の授業を組み立てる際に役立てたいと思います。

それにしても、よい教師が心掛けている行動原理は他にもたくさんあるはずです。
ここに挙げられているのは「最低限これだけは」というものなのでしょう。
短かくまとまっているので分かりやすく、ありがたいです。



注1: Wikipediaに向山先生のエントリーがありました。
なんと「モンスターペアレント」という語の言い出しっぺだったのですね!

注2:バーっと読んだのはこれら↓です。ずいぶん明治図書の本買ってるなー、> 私

(1) 授業の腕をあげる法則(1985年、明治図書)
(2) 続・授業の腕をあげる法則(1986年、明治図書)
(3) プロ教師への道(1994年、明治図書)
(4) 教師修行十年(1986年、明治図書)
(5) 荒れたクラスと教師の統率力(1999年、明治図書)

注3:向山先生の意味する「論文」というのは、
雑誌『日本語教育』に載っているような学術研究論文ではありません。
いずれこちらにご紹介いたしたいと思いますが、どちらかと言うと、
ある教授項目についての「マニュアル」と言えると思います。
近いうちに、追ってご紹介したいと思います。
2008/06/06のBlog
[ 16:21 ] [ スクラップ、台湾の教育事情 ]
「技職教育機関の評価、8つの学部で募集定員の減数決定」(自由時報、中国語)

「評鑑」という中国語は
あまり自信はないのですが、
日本語で言うと「評価」ぐらいの意味になるのでしょうか?

各学校が、3年(だったと思います)に1度、
教育部から審査を受けます。
3段階評価で点数がつけられ、結果が公開されます。

# 96学年度(2007年度)の結果は こちら(MS-Word の文書ファイルです)

# 評価の内容はこちらから見ることができます。こちら(台灣評鑑協會網站)

複雑な気持ちになること請け合い。
[ 16:16 ] [ 日々の生活 ]
もう昨日のことですが、高雄ではけっこうな雨が降りまして、
一時的に市内の至る所で路面が浸水しました。

気象局の記録によると、昨日の高雄地区の降水量は、14時から15時までがなんと86.5mm!

時間 気圧 気温 湿度 風速 風向 降水量mm
08:00 1008.6 23.3 92 1.5 東北東 2.5
09:00 1008.7 23.2 94 2.3 東北 8
10:00 1007.7 23.1 94 2.5 東北 7
11:00 1008.3 23.4 95 1.4 南南西 13
12:00 1007 24.4 96 2.5 南南東 12.5
13:00 1006.9 23.9 96 1.9 西北 55
14:00 1005.6 24.4 99 4.1 南南東 86.5 ←!!
15:00 1005.9 24.3 100 3 南南東 27.5
16:00 1005.7 24.2 100 3.4 南南東 12.5
17:00 1004.9 25.2 96 4 南南東 3.5
18:00 1004.5 25.9 98 7.7 南南西 9

86.6mmというと、「息苦しくなるような圧迫感があり恐怖感を感じる」
というぐらいの雨だった、ということだそうです。

# 大雨と集中豪 雨(三重県いなべ市役所のホームページより)

で、その時の様子を書いた台湾の記事がこちら。写真あり。

「降水量200mm、浸水80センチ」
(自由時報、中国語です)


さて、こんな日は仕事のない私は家でごろごろしてればよかったのですが、
実は今日その豪雨のまっただ中でスクーターに乗って
うろうろしなければなりませんでした。

というのも、期末テストの問題を作らなければならないのに、
我が家のパソコン(PC)がトラブルを起こし、
急遽修理に出さなければならなかったのです。

# 今回の問題はマザーボードでした。

ゴミ袋で防水したパソコンをスクーターに載せ、
叩きつけるような雨の中、
自宅から5Kmほど離れた建国路の修理屋さんへ行くのは怖いものがありました。
途中、路上が浸水して立往生するし、
水溜りがどれぐらい深いのかよく見えないし。

# スクーターはエンジンに水が入るとダメになるらしいです。
排気管が水につかったらダメということでしょうか。

何とか無事に目的地に辿りつき、
パソコンを修理してもらっているうちに雨が小さくなり、
同時に路面の積水が見る見る小さくなって行ったのは幸いでした。
4時ごろには水溜りはすっかり消えていましたが、
あの勢いで雨が降り続いていたら、うちに戻れなくなっていた所です。

# 2001年の高雄市内大浸水を思い出してしまいました。

幸い、今回の高雄浸水では大きな被害は出ていないようでよかったです。

今日は打って変っていいお天気です。暑いー。
2008/05/24のBlog
# 台湾の経済政策について調べている最中に見つけました。

台湾の方が運営されているブログで、全部中国語なのですが、
考察が非常に冷静で、読んでいて勉強になります。
かなり感動してしまいました。

たぶん管理者さんは、民進党支持とかそういうレベルではなく、
もっと高い所からものを見ていらっしゃるようです。

「台湾経済は腐ってる? 『馬鹿モン! 腐ってると脅すことが問題なんだ!!』」
台灣經濟有多爛? 『笨蛋,問題在爛!!』Part I(October 13, 2007)
台灣經濟有多爛? 『笨蛋,問題在爛!!』Part II(October 15, 2007)

超長文なのですが、ちゃんとした数字を元に、
台湾の経済がマスコミで騒がれるほど危機的な状態ではないことを論述しています。
細かい数字(経済指標など)がたくさん出てきて、資料としての価値も高いです。


「台湾人よ教えてくれ、君には国は必要ないのか??」
台灣人,告訴我,亅、不想要一個國家??(April 5, 2008)

これ、私が一番台湾の人に聞いてみたかった問いです。
ブログなので、読者からのコメントがついています。
中には「あー、(悪い意味で)こういう考えの人もいるんだな」
というのも確認できます。

2008/05/23のBlog
[ 22:31 ] [ 日々の生活 ]
台湾で地震被災者救援活動、総統やジェイが電話係に

四川大地震に対する義援金活動が止まりません。
私の勤務校の一つでも、学生たちが募金活動をしています。
彼らの行為はたぶん純粋な慈善活動で、
それ自体どうこう言うものでもありません。

# たぶん私も20歳なら、彼らと同じように行動してたと思います。

しかし、義援金は中国政府をおそらく通し、
その過程でどこに消えるか分かりません。
(中国から台湾の誰かに戻ってく可能性もある)

仮に被災者に届いたとしても、
中国政府の対台湾政策は変わらないし、
(彼らからすれば同胞からの然るべき支援ですし)
中国が浮いたお金でミサイルを買えば、
間接的に軍事的な支援をしているのと変わりません。


中国、台湾対岸にミサイル1300基・台湾が国防報告書


しかも、これ↓ですよ。鳥インフルが懸念されるこの時期に。

WHO総会 台湾オブザーバー参加却下

台湾政府は、どうしてこんな国にせっせとお金を寄付するのでしょう?
私にはよく分かりません。
今後の展開に必要なんでしょうか?
2008/05/20のBlog
中華民国新総統就任スピーチより:
「間も無く中華民国は建国100年を迎えます。
この国はアジアで最初の民主国家です。
国父(孫文のこと)の理想は大陸では実現しませんでしたが、
ここ台湾でみごとに達成されました」

彼の頭の中では、
たぶん既に次の4点のようなことは、
もう存在しない、あるいは過ぎた日の想い出なのでしょう。

1) 1949年から1987年までの38年間、世界最長の戒厳令が敷かれていたこと
# つまり軍部が立法、行政、司法の全権を掌握していた
当然言論、集会の自由もなく、国政選挙も行なわれなかった

2) その間に大量の政治犯を投獄、処刑したこと

3) 民進党(野党)を、アメリカからの圧力で渋々承認したこと

4) 国民党が追い出した李登輝氏がいなかったら、
現在のような民主的なシステムはなかったこと

時代を逆戻りさせないでください。
メディアや教育に過度に介入したり、選挙を無くしたりしないでくださいね。

[追記]
新総統の就任スピーチの要旨を見つけました。こちらです(WEB東奥様)。
今日は陳水扁総統率いる政権の、執政最終日でした。
さぞや思い残すことの多い日々でしょう。
この8年間、野党やメディアの執拗な妨害に曝され、
改革を最後まで遂行できなかったのですから。

でも、批判はされていますが経済政策は悪くなかったし、
何より「独裁者を礼賛する国民党の悪習を暴力に依らず民主的に除去する」
という試み、失敗しましたが、私には感動的でした。
「あくまで法に則って」という姿勢、
もうちょっと正当に評価されてもよいはずです。

# ちなみに経済政策を非難している人の中で、
韓国経済を引き合いに出している人は、
今韓国経済がどれほど危い状態なのか知るべし、です。
前例のない「6つ子の赤字」って言われてるんですから。
韓国との比較キャンペーンを打っていたメディアの人は、
たぶんそんなこと知っててやってたと思うのですが。

# それから中国に国の経済を解放することが、
安全保障上危険なことであるのは言を待ちません。
まあ、声を上げている人は、
「とりあえず儲かればとっとと移住するし」
と思っている人か、そこまで考えていない人なのでしょう。

戒厳令下、民主主義を貫くのに、
文字通り命を賭ける必要のあった時代に
反国民党を掲げ結党して22年。
その精神を宿しつづける限り、
私は民進党政権の勇姿を忘れないし、
これからも応援していきたいと思います。

とりあえず、陳総統、呂副総統、お疲れ様でした。
ゆっくりお休みください!

# 民進党の歴史はこちら


# 汚職でも民進党は叩かれました。
こういう非難は私も必要だと思います。
願わくば、すべてのメディアと声を上げていた人々が、
次の政権にも同じように厳しい目を向けるように、
心から願って止みません。
2008/05/15のBlog
ここ数日台湾のメディアでは、
中国四川省大地震のニュースで溢れています。
もう本当に溢れているって感じで、
一日中どこのニュースチャンネルでもこのニュースを流しています。

しかし四川省地震だけ、なぜこれほどまで執拗に報道しつづけるのでしょうか。
その直前に起きたミャンマーのサイクロン被害、
その前のチベット騒乱についての報道と比べ、
明らかに扱いが違います。
例によって、何らかの意図があるのでしょうか?

# 「台湾の人々が中国を外国だと思っていない」から? それとも
「台湾の人々にそう思わせたい」から?

今回の中国の被害は未曾有の天災ですが、
ミャンマーのものと同じく、
政府の対応が招いた人災の面も非常に大きいと思われます。

# 日本政府の人的支援を今日「承認した」というぐらいのもんです。
外国の救援隊なんかに見せたくないものがたくさんあるのでしょうか?

しかし、そうした面についての批判は、
テレビを見る限りは見つかりませんでした。
おそらく中国の公式発表をそのまま流しているからでしょう。

私は、天災によって命を落される人々にはご冥福を、
傷付いた人々には1日も早いご回復を、
心から祈らずにはいられませんが、それと同時に、
自分の利益のために被災者の救助を後回しにしたり、
こうした人の不幸をすら自分のために利用して、
政争の具にしてしまおうという人々の存在が、
気持ち悪くて仕方がありません。

例) 「台湾の地震の時には各国が支援してくれたんだから、
台湾も中国を支援しなきゃ」と、涙ながらに訴える国民党の議員さんとか。
この人は何で今回だけ泣いてるの?

ところで台湾の政府(まだ民進党政権です)は、
国の「第2予備金」という、台湾で緊急事態が発生した時に使うためのお金を、
その10分の1に当る7億元(約24億円)も切り崩し、
合計で20億元(約70億円)ものお金を中国政府に支援するそうです。
危ない橋を渡っているような気がします。

# もし中国に貸しを作るつもりなら、そんなものは通用しないだろうし、
もしそうでなくて、本気で貢ぎ物を送るつもりなら、大変危険な行動です。

世界中から集まったお金が、
北京で消えてしまいませんように、
無事に被災者に届きますように、
夢々ミサイルに化けませんように、
祈るばかりです。

# 支援は物資だけにできないんでしょうかね?
お金は、台湾に向けてるミサイルのメンテナンス費用を削って、
中国に自前で捻出させるべきだと思うのですが。

[同日3:15pm追記]
先ほど「三立」という局のニュース解説で、
「海外の救援隊を拒むのは面子のためか」
という批判がありました。
こうした批判が、災害から72時間を経過し、これから各局で出てくるかも知れません。
上で、「この件に関して批判がない」といいましたが、訂正いたします。

[もう一個追記]
台湾で1999年に大地震がありました。
その時中国政府は支援金10万ドルを提供するとともに、
「各国からの支援は、中国政府を通して行なうように」と各国に指示、
支援活動を妨害していました。

# でもこれは、中国だけが悪いと言いきれないんですけどね。