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[ Life ]
以前にも書いたけれど、
私は東京で生まれて東京で育った。
そのせいで、人が多いということなんて修学旅行に他県へ行って初めて気付くくらいで
本当にそれまでは今が普通だと想っていた。
高校の頃、東京と大阪で遠距離恋愛をしていた。
バイトで貯めたお金を手に大阪まで一人で向かったことがあった。
それまでは、東京を除く主要都市なんて行ったことがなかったし、
修学旅行以外で、都外に出た事もあまりなかった。
当時の私の認識では、大阪も東京も大して変わらないって聞いてたから、
そんな気軽なノリで行った。
けれども、降り立った瞬間、何もかもが異なるんだということを認識した。
そこはまるで別世界だった。
まず、目に飛び込んできたのは、ビルの奥に山が見えること。
笑われてしまうかもしれないけど、本当にそれが一番の衝撃で、
ビルと山が一緒に見えるなんて、私の経験上ありえなかった。
そして、人の少なさ。
そして、当たり前なんだけどイントネーションの違いやカルチャーの違いにも驚いた。
同じ日本語なのに、そして同じ意味合いなのに、
ちょっとしたニュアンスの違いで、
キツイ言葉になったり、ソフトな言葉になったりする。
そして同じ国なのに、全く違ったカルチャー。
言語と性格は密接に関係しているんだと、当時、思った記憶がある。
抑揚のある喋り方だと比例して性格も。
単調な喋り方だと比例して性格も。
どっちも好きだし、どっちも違った良さがある。
山のある景色も好きだし、山のない景色も好き。
でも私は、山のない景色で育ったから、
やっぱり山のない景色が好きだしホッとする。
ないものを認知できること、全く違ったものを多面的に受容すること。
それは多分、ブレない自己の軸の確立につながり、
自分の価値基準を定めるいい機会になる事と思う。
全く違った考えを取り込んでカスタマイズしながら結論をだすこと。
自分の経験のみで判断して、自分のロジックで結論をだすこと。
どっちもいいけど、前者の方が幅って広がる気がする。
どうしたら自分の方に持って来れるかじゃなくて、
相手の意見をどれだけ受容してカスタマイズできるか。
そして、自分の価値基準をどこにフォーカスするか。
そうすると、下らない評価や、常識とかの、
捨てていいものと、守っていかなきゃならないものが、自ずと浮き上がってくる。
それがやっぱり一番大切な気がする。
淡い小さな思い出と、濃く大きな現実を、
掛け合わせて少し考えてしまった日だった。
2005/01/19のBlog
[ 23:40 ]
[ Life ]