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2006/03/31のBlog
[ 17:54 ]
[ 喜 ]
みかんでも食べようかしらと思って立ち上がったら、
携帯電話の着信音が鳴り、一通のメールが届いた。
みかん片手に、メールを確認する。
お、Sちゃんからだ。ドキドキ・・・。ドキドキドキ・・・。
メールの内容を見るのが、少し怖かった。
Sちゃんにはまだ、妊娠したことを伝えていなかったから。
Sちゃんについては、過去記事に書いたことがある。
以下の記事をご覧いただいた後に、この記事を読み進めてもらえたら
幸いだ。先の話が、より明確におわかりいただけるかと。
『Sちゃんの苦悩』
『続・Sちゃんの苦悩』
『子供がいてもいなくても』
高校時代からの友人Sちゃんは、不妊治療を受けていた。
あたしとSちゃんには、子供ができないという共通点があり、
お互いに悩みを打ち明けたり、励ましあったりしてきた。
Sちゃんに最後に会ったのは、『続・Sちゃんの苦悩』という記事を書いた前日、
昨年8月24日以来、Sちゃんとは会っていないし、連絡もしていなかった。
Sちゃんに連絡できなくなったのは、あたしが妊娠したからだ。
Sちゃんに妊娠したことを伝えるかどうか、ものすごく悩んだ。
妊娠したことを伝えもせず、出産に至るのは酷のような気がした。
しかし、わざわざこちらから連絡して妊娠報告するのも酷に思えた。
悩みに悩んだ末、Sちゃんから連絡がきた時に「実は妊娠した」と
伝えようと決めたのだった。この結論が正しいとも思えなかったが、
あたしには、こんな結論しか出すことができなかった。
Sちゃんからの連絡は、今日までなかった。
それ故、久しぶりに彼女から届いたメールに、あたしは怯えた。
複雑な気分で、メールを開いた。
以下に、Sちゃんから届いたメールを引用させていただこう。
********************************************
件名:元気?
その後いかがお過ごしですか?
私はというと、これでダメならしばらく休憩、と思って挑んだ治療で
やっと妊娠できたようです。今7ヶ月目です。いや~、本当に長かった。
結婚して7年、治療始めて4年。でもまだ安心できない面もあるの。
去年暮れには切迫流産で入院したり、今は尿糖が出ていて検査結果待ち。
糖尿病だったら栄養指導されるかも。7月はじめが予定日だけど、
まだ先は長いので無事に生まれてくれるか心配です。
まぁ、とにかく無事に産めるように祈る日々です。
こころんちゃんにも、早く子供ができることを祈っているよ。
もし、治療とかするなら少しはお役に立てることがあるかもしれないから、
良かったら相談に乗るよ。私は毎日暇です。
入院以来車の運転もしていないし、買い物や外出も満足にできてません。
でも暖かくなってきたので、また会えるといいな。
********************************************
あたしは、このメールを読みながら泣いていた。
嬉しくて、嬉しくて。
Sちゃんもまた、子供ができないと嘆いていたあたしを気遣い、
なかなか連絡することができずにいたのだとすぐに察した。
赤ちゃんができた喜びは、あたしよりもっと大きくて強いものだったろう。
長い時間をかけて、いっぱい辛い思いをして、ようやく授かった命だ。
嬉しくてたまらなかったはずなのに、あたしを気遣ってくれたのだよ。
Sちゃんの優しさや、報われた苦悩や、湧き上がる嬉しさに包まれて、
あたしは嬉し泣きしたんだよ。良かったよ。本当に良かったよ。
返信するのがもどかしくて、あたしはSちゃん宅に電話をかけた。
「もしもし」
受話器の向こうから、Sちゃんのかわいい声が聞こえる。
「Sちゃん?メールありがとう!おめでとう!」
「うふふ。ありがとう。元気だった?」
「うん!あのね、実はあたしも7ヶ月なの」
「えぇぇ!本当に?」
「うん、そうなの。でも、なかなか電話できなくて」
「私もだよ、なかなか連絡できずにいたの」
あたしたちは、「もっと早く連絡すれば良かった」
とお互いに言い合いながら、心の底から笑った。
しかも、Sちゃんの出産予定日は7月5日だという。
あたしは7月6日。たった1日しか違わない。
なんたる偶然!あたしたちは、歓喜しまくった。
怖いくらいに幸せなサプライズ。
どうしようもなく嬉しくてたまらないよ。
それからも、Sちゃんとあたしはたくさん話をした。
言わずに堪えていた喜びを、全て吐き出すかのように、
たっぷり話をした。それでもまだ話し足りないよ。
これからは、気兼ねなくSちゃんに連絡できる。
唯一、引っかかっていた心のしこりが消えた。
Sちゃん、おめでとう。おめでとう、あたし。
妊婦生活をたっぷり満喫して、元気な赤ちゃんを産もうね。
この世に存在する全てのものに、ありがとう。
テーブルの上にみかんが転がっている。
みかんを食べようと思っていたことを、今思い出したよ。
携帯電話の着信音が鳴り、一通のメールが届いた。
みかん片手に、メールを確認する。
お、Sちゃんからだ。ドキドキ・・・。ドキドキドキ・・・。
メールの内容を見るのが、少し怖かった。
Sちゃんにはまだ、妊娠したことを伝えていなかったから。
Sちゃんについては、過去記事に書いたことがある。
以下の記事をご覧いただいた後に、この記事を読み進めてもらえたら
幸いだ。先の話が、より明確におわかりいただけるかと。
『Sちゃんの苦悩』
『続・Sちゃんの苦悩』
『子供がいてもいなくても』
高校時代からの友人Sちゃんは、不妊治療を受けていた。
あたしとSちゃんには、子供ができないという共通点があり、
お互いに悩みを打ち明けたり、励ましあったりしてきた。
Sちゃんに最後に会ったのは、『続・Sちゃんの苦悩』という記事を書いた前日、
昨年8月24日以来、Sちゃんとは会っていないし、連絡もしていなかった。
Sちゃんに連絡できなくなったのは、あたしが妊娠したからだ。
Sちゃんに妊娠したことを伝えるかどうか、ものすごく悩んだ。
妊娠したことを伝えもせず、出産に至るのは酷のような気がした。
しかし、わざわざこちらから連絡して妊娠報告するのも酷に思えた。
悩みに悩んだ末、Sちゃんから連絡がきた時に「実は妊娠した」と
伝えようと決めたのだった。この結論が正しいとも思えなかったが、
あたしには、こんな結論しか出すことができなかった。
Sちゃんからの連絡は、今日までなかった。
それ故、久しぶりに彼女から届いたメールに、あたしは怯えた。
複雑な気分で、メールを開いた。
以下に、Sちゃんから届いたメールを引用させていただこう。
********************************************
件名:元気?
その後いかがお過ごしですか?
私はというと、これでダメならしばらく休憩、と思って挑んだ治療で
やっと妊娠できたようです。今7ヶ月目です。いや~、本当に長かった。
結婚して7年、治療始めて4年。でもまだ安心できない面もあるの。
去年暮れには切迫流産で入院したり、今は尿糖が出ていて検査結果待ち。
糖尿病だったら栄養指導されるかも。7月はじめが予定日だけど、
まだ先は長いので無事に生まれてくれるか心配です。
まぁ、とにかく無事に産めるように祈る日々です。
こころんちゃんにも、早く子供ができることを祈っているよ。
もし、治療とかするなら少しはお役に立てることがあるかもしれないから、
良かったら相談に乗るよ。私は毎日暇です。
入院以来車の運転もしていないし、買い物や外出も満足にできてません。
でも暖かくなってきたので、また会えるといいな。
********************************************
あたしは、このメールを読みながら泣いていた。
嬉しくて、嬉しくて。
Sちゃんもまた、子供ができないと嘆いていたあたしを気遣い、
なかなか連絡することができずにいたのだとすぐに察した。
赤ちゃんができた喜びは、あたしよりもっと大きくて強いものだったろう。
長い時間をかけて、いっぱい辛い思いをして、ようやく授かった命だ。
嬉しくてたまらなかったはずなのに、あたしを気遣ってくれたのだよ。
Sちゃんの優しさや、報われた苦悩や、湧き上がる嬉しさに包まれて、
あたしは嬉し泣きしたんだよ。良かったよ。本当に良かったよ。
返信するのがもどかしくて、あたしはSちゃん宅に電話をかけた。
「もしもし」
受話器の向こうから、Sちゃんのかわいい声が聞こえる。
「Sちゃん?メールありがとう!おめでとう!」
「うふふ。ありがとう。元気だった?」
「うん!あのね、実はあたしも7ヶ月なの」
「えぇぇ!本当に?」
「うん、そうなの。でも、なかなか電話できなくて」
「私もだよ、なかなか連絡できずにいたの」
あたしたちは、「もっと早く連絡すれば良かった」
とお互いに言い合いながら、心の底から笑った。
しかも、Sちゃんの出産予定日は7月5日だという。
あたしは7月6日。たった1日しか違わない。
なんたる偶然!あたしたちは、歓喜しまくった。
怖いくらいに幸せなサプライズ。
どうしようもなく嬉しくてたまらないよ。
それからも、Sちゃんとあたしはたくさん話をした。
言わずに堪えていた喜びを、全て吐き出すかのように、
たっぷり話をした。それでもまだ話し足りないよ。
これからは、気兼ねなくSちゃんに連絡できる。
唯一、引っかかっていた心のしこりが消えた。
Sちゃん、おめでとう。おめでとう、あたし。
妊婦生活をたっぷり満喫して、元気な赤ちゃんを産もうね。
この世に存在する全てのものに、ありがとう。
テーブルの上にみかんが転がっている。
みかんを食べようと思っていたことを、今思い出したよ。
[ 11:31 ]
[ 無 ]
長いことブログを放置してしまいました。
コメントを寄せてくださった方々、お返事が大変遅くなってしまいまして、
本当に申し訳ございませんでした。よく反省いたします・・・。
妊娠経過は順調で、あたしは早くも7ヶ月の妊婦になりました。
お腹もぐんと大きくなり、マタニティ服以外は着られなくなりました。
赤ちゃんは、あたしのお腹の中で毎日元気に動いております。
あたしも赤ちゃんも元気なのですが、夫の元気がありません。
仕事が繁忙期に入り、朝は遅くても午前7時には家を出ています。
早い日は午前6時に出勤していきます。帰宅時間は午後10時頃。
休日は2週間に1度のペースになりそうな感じ。
あたしは毎日夫より少し早く起き、まずは朝食の準備をしまして、
夕食用に夫のお弁当を作るようになりました。
ようやくこの生活リズムに体が慣れてきたところなのです。
そんなわけで、夫はほぼ帰ってきて寝るだけの生活になっており、
家事は全てあたしがこなさなければいけなくなっちゃった。
(もともとそれほど手伝ってもらってなかったけど・・・)
ちょっと辛いのは、お風呂掃除。でも、お風呂は入りたいしね。
転んだり、お腹を打ったりしないよう気をつけながら頑張ってます。
一緒に過ごせる僅かな時間、夫は溜息ばかりついています。
相変わらず、「これ以上忙しくなったら死ぬ!」だの、
「なんで俺はこんな会社で働いてるんだ?」だの、
毎日愚痴や文句ばかり言っておりますが、よく働く夫です。
当然、夫がたくさん働けば、給料も上がるわけです。
この時期、夫の給料はいつもより多いんだな。頑張れ、夫。
夫に余裕がなくなると、あたしの余裕もなくなりがちなのですが、
赤ちゃん用品を買い揃える楽しみを満喫することで回避しています。
夫が頑張ってくれたおかげで、かわいい洋服を子供に買えちゃう。
あたしは、張り切って夫においしいお弁当を作って応援しよう!
あのね、毎朝夫にお弁当を手渡しているんですけどね。
必ず「ありがとう」って言ってくれるの。これが嬉しいのよ。
この忙しさは、あたしの出産予定日頃まで続く予定です。
繁忙期が妊娠中で良かったと、育児を始めたら思うのかもね。
夫に余裕が出来始めた頃、あたしの赤ちゃんは出てきます。
夫婦仲良く、子育てに夢中になれたらいいな。
コメントを寄せてくださった方々、お返事が大変遅くなってしまいまして、
本当に申し訳ございませんでした。よく反省いたします・・・。
妊娠経過は順調で、あたしは早くも7ヶ月の妊婦になりました。
お腹もぐんと大きくなり、マタニティ服以外は着られなくなりました。
赤ちゃんは、あたしのお腹の中で毎日元気に動いております。
あたしも赤ちゃんも元気なのですが、夫の元気がありません。
仕事が繁忙期に入り、朝は遅くても午前7時には家を出ています。
早い日は午前6時に出勤していきます。帰宅時間は午後10時頃。
休日は2週間に1度のペースになりそうな感じ。
あたしは毎日夫より少し早く起き、まずは朝食の準備をしまして、
夕食用に夫のお弁当を作るようになりました。
ようやくこの生活リズムに体が慣れてきたところなのです。
そんなわけで、夫はほぼ帰ってきて寝るだけの生活になっており、
家事は全てあたしがこなさなければいけなくなっちゃった。
(もともとそれほど手伝ってもらってなかったけど・・・)
ちょっと辛いのは、お風呂掃除。でも、お風呂は入りたいしね。
転んだり、お腹を打ったりしないよう気をつけながら頑張ってます。
一緒に過ごせる僅かな時間、夫は溜息ばかりついています。
相変わらず、「これ以上忙しくなったら死ぬ!」だの、
「なんで俺はこんな会社で働いてるんだ?」だの、
毎日愚痴や文句ばかり言っておりますが、よく働く夫です。
当然、夫がたくさん働けば、給料も上がるわけです。
この時期、夫の給料はいつもより多いんだな。頑張れ、夫。
夫に余裕がなくなると、あたしの余裕もなくなりがちなのですが、
赤ちゃん用品を買い揃える楽しみを満喫することで回避しています。
夫が頑張ってくれたおかげで、かわいい洋服を子供に買えちゃう。
あたしは、張り切って夫においしいお弁当を作って応援しよう!
あのね、毎朝夫にお弁当を手渡しているんですけどね。
必ず「ありがとう」って言ってくれるの。これが嬉しいのよ。
この忙しさは、あたしの出産予定日頃まで続く予定です。
繁忙期が妊娠中で良かったと、育児を始めたら思うのかもね。
夫に余裕が出来始めた頃、あたしの赤ちゃんは出てきます。
夫婦仲良く、子育てに夢中になれたらいいな。
2006/03/16のBlog
[ 17:06 ]
[ 哀 ]
大きなストレスもなく、平穏な夫婦生活を送っている。
14日のホワイトデーも、平穏に何事もなく過ぎていった。
夫の頭には、ホワイトデーのホの字もなかったらしい。
体重管理中だし、甘いものを貰っても気持ちは複雑なのだが、
全く何もないというのも、もっと複雑だったりする・・・。
今年に限らず、昨年も、一昨年も、何もなかったんだけどね。
「ホワイトデーなんだし、もっとラブラブ過ごしましょうよ」
と言ってみたい衝動にかられたが、嫌味にとられそうなのでやめた。
相変わらず、セックスレスな日々が続いている。
かれこれ、5ヶ月くらいはしていないと思われ。
セックスがないまま出産して、育児に追われるんだろうな。
気がつけば、1年経ち、2年経ち、完璧なセックスレス・・・。
2人目が欲しいが、セックスがないという状況に陥ってそう。
子作りという大義名分を失い、夫を誘うことすらできなくなった。
けれども、いつかセックスレス問題について話し合う日がきた時、
「あなたもする気がないんだと思っていた」と言われるのは悲しい。
そういう誤解だけは避けたいと強く感じ、あたしは夫にメールした。
あたしから誘わないのは、したくないからではないこと。
大義名分を失い誘いにくくなったことや、妊娠したことによって
体のあちこちが変化してしまい、ちょっと恥ずかしいと思っていること。
それでも受け入れてくれるなら、喜んで応じたいと思っていること。
妊娠してから、夫より先に寝てしまうようになったけれど、
誘ってくれるならば、したいと思ってくれるならば・・・。
張り切って起きているから、ぜひ声をかけて欲しいと思っていること。
セックスしたくない、或いは、セックスする気になれない理由が、
お腹の子が気になるせいだと言うなら、仕方がないと思っていること。
しかし、両親が仲良くしていれば、きっとお腹の赤ちゃんも喜ぶと
あたしは感じていること。(医学的な根拠は説明できないけれど)
その気になれなくても、もっと手を繋いだり、抱きしめたりして欲しい。
母になるのは嬉しいけど、女じゃなくなるのがとても淋しいこと。
このような内容のメールを、不覚にも泣きながら書いて送った。
かれこれ1ヶ月くらい前の話なのだが・・・。
メールの返信や、対する答え、もちろんセックスも、全くないまま、
今日に至っている。行動による夫の答えが、正直よくわからない。
何度か、手を握って眠ってくれたことがある。
数回、あたしが寄り添えば抱きしめてくれたこともある。
先日、妊娠して以来はじめて夫に軽いキスをしてみた。
小鳥のように、夫も応えてくれた。子供のような短いキス。
これが、夫の精一杯の答えなのだろうか。
正解を知っているのは夫だけ。でも問うこともできない。
夫の温かい手の感触が大好き。
大きくなったあたしのお腹に、あてがわれる夫の手。
お腹の子が、夫の手の下でポコンと蹴りを入れている。
「おっ?!」
胎動を手の平に感じた夫が、嬉しそうに声をあげる。
これ以上の幸福を求めるのは、罪かもしれない。
でもあたしは、夫の手があたし自身に触れることを欲してしまう。
妊婦になっても性欲が生じる自分に、嫌悪感を抱くこともある。
貪欲な自分に呆れ、なるべく考えないように努めてみたりもしている。
だけど心は淋しくて、ふと思い出しては悲しくなってしまうのだ。
赤ちゃんができて、本当に嬉しくて、天にも昇る気持ちなのに、
変わりゆく自分の肉体を愛せなくなってきている。
夫が求めてこないのは、体のせいじゃないはずなのに。
何かのせいにしなければ、思いが行き場を失って浮遊してしまう。
淋しいよう!って叫んで、思い切り泣けたらいいのに。
14日のホワイトデーも、平穏に何事もなく過ぎていった。
夫の頭には、ホワイトデーのホの字もなかったらしい。
体重管理中だし、甘いものを貰っても気持ちは複雑なのだが、
全く何もないというのも、もっと複雑だったりする・・・。
今年に限らず、昨年も、一昨年も、何もなかったんだけどね。
「ホワイトデーなんだし、もっとラブラブ過ごしましょうよ」
と言ってみたい衝動にかられたが、嫌味にとられそうなのでやめた。
相変わらず、セックスレスな日々が続いている。
かれこれ、5ヶ月くらいはしていないと思われ。
セックスがないまま出産して、育児に追われるんだろうな。
気がつけば、1年経ち、2年経ち、完璧なセックスレス・・・。
2人目が欲しいが、セックスがないという状況に陥ってそう。
子作りという大義名分を失い、夫を誘うことすらできなくなった。
けれども、いつかセックスレス問題について話し合う日がきた時、
「あなたもする気がないんだと思っていた」と言われるのは悲しい。
そういう誤解だけは避けたいと強く感じ、あたしは夫にメールした。
あたしから誘わないのは、したくないからではないこと。
大義名分を失い誘いにくくなったことや、妊娠したことによって
体のあちこちが変化してしまい、ちょっと恥ずかしいと思っていること。
それでも受け入れてくれるなら、喜んで応じたいと思っていること。
妊娠してから、夫より先に寝てしまうようになったけれど、
誘ってくれるならば、したいと思ってくれるならば・・・。
張り切って起きているから、ぜひ声をかけて欲しいと思っていること。
セックスしたくない、或いは、セックスする気になれない理由が、
お腹の子が気になるせいだと言うなら、仕方がないと思っていること。
しかし、両親が仲良くしていれば、きっとお腹の赤ちゃんも喜ぶと
あたしは感じていること。(医学的な根拠は説明できないけれど)
その気になれなくても、もっと手を繋いだり、抱きしめたりして欲しい。
母になるのは嬉しいけど、女じゃなくなるのがとても淋しいこと。
このような内容のメールを、不覚にも泣きながら書いて送った。
かれこれ1ヶ月くらい前の話なのだが・・・。
メールの返信や、対する答え、もちろんセックスも、全くないまま、
今日に至っている。行動による夫の答えが、正直よくわからない。
何度か、手を握って眠ってくれたことがある。
数回、あたしが寄り添えば抱きしめてくれたこともある。
先日、妊娠して以来はじめて夫に軽いキスをしてみた。
小鳥のように、夫も応えてくれた。子供のような短いキス。
これが、夫の精一杯の答えなのだろうか。
正解を知っているのは夫だけ。でも問うこともできない。
夫の温かい手の感触が大好き。
大きくなったあたしのお腹に、あてがわれる夫の手。
お腹の子が、夫の手の下でポコンと蹴りを入れている。
「おっ?!」
胎動を手の平に感じた夫が、嬉しそうに声をあげる。
これ以上の幸福を求めるのは、罪かもしれない。
でもあたしは、夫の手があたし自身に触れることを欲してしまう。
妊婦になっても性欲が生じる自分に、嫌悪感を抱くこともある。
貪欲な自分に呆れ、なるべく考えないように努めてみたりもしている。
だけど心は淋しくて、ふと思い出しては悲しくなってしまうのだ。
赤ちゃんができて、本当に嬉しくて、天にも昇る気持ちなのに、
変わりゆく自分の肉体を愛せなくなってきている。
夫が求めてこないのは、体のせいじゃないはずなのに。
何かのせいにしなければ、思いが行き場を失って浮遊してしまう。
淋しいよう!って叫んで、思い切り泣けたらいいのに。
2006/03/14のBlog
[ 11:54 ]
[ 楽 ]
素敵な休日以来、あたしたち夫婦の関係はすこぶる良い。
夫はその日以来、毎晩お風呂に入ってくれるようになった。
ソファで寝てしまうこともなく、寝室の布団できちんと寝てくれる。
いつまで続くかわからないが、あたしの気分はもちろん良いわけで。
普段より口調も優しくなるから、夫もまた優しく応えてくれるのであった。
一昨日の夜、久しぶりに同じ時間に布団に入り電気を消した。
妊娠してからというもの、あたしは夜起きていられなくなった。
眠くて眠くてたまらず、毎晩夫より先に眠ってしまうのであった。
夫の布団に潜りこみ、夫に背を向けてぴったりとくっついた。
背後から抱きしめてもらう体勢が、あたしは大好きなのである。
とても暖かくて、安心感が得られる体勢なんだな。
ぴったりとくっつき、まどろみながら他愛もない会話を交わしていた。
「定期預金でもしようか?」
夫があたしに声をかけてくる。
「ん?赤ちゃんのために?」
「うーん、それもあるし、なんとなくね」
「そうだね、定期をひとつ作ってもいいかも」
「毎月いくら積み立てるか、悩むところだね」
定期にしたところで、利息はまず期待できないご時世だけれど、
確実に積み立てられるという意味で、メリットがあるように思う。
無理のないよう、毎月1万円を積み立てようかという結論に達した。
「10年で、120万円になるね」
単純に計算して、呟いたあたし。
「10年も続けるのか~」
そうだね、10年先のことなんて全くわからないものね。
でも、確かなことだってあるんだよ。
「10年って長いけど、10年後も子供はまだ小学生なんだよね」
「あ、そうか・・・」
「子供が、高校か大学に入学する頃までコツコツ貯めておこうか」
「そうだね」
あたしは、少なくとももう1人子供が欲しいと思っている。
できれば次は女の子。可能なら、どっちでもいいのでもう1人。
1人授かっただけでも奇跡的に幸福なことなのに。
あたしって貪欲だな・・・。でもでも、1人っ子にはしたくない。
子供の数だけ、定期で通帳を作り預金していきたいけれど。
子供が増えれば、支出も増えるわけなのよね。
夫の収入が都合良くアップしてくれれば問題ないともいうが。
子供のために月に1万円という額は、多いのか少ないのか。
経済状況によって大きく意見は分かれるところだろうが・・・。
極端に裕福でも貧乏でもない、一般的な家庭の平均はいかほどか。
参考までにお聞かせ願えれば光栄でこざいます。
正直、あたしはお金を貯めるのが苦手な人間のはずなのだが。
何故だか預金が楽しみで楽しみでたまらないのだ。
何の目的もなく、万が一のためにお金を貯めることはできなくても、
子供のため、必ず必要となるお金を貯えることはできそうに思う。
お金は使うためにあるものだと豪語し続けてきたあたしが、
生まれて初めて、預金に夢を抱いたよ。
まだ誕生もしていない子供の行く末にワクワクしながら、
夫とあたしは眠りに落ちた。こういう幸せって、たまんないね。
生まれる前から親孝行な息子に、あたしはもうメロメロかも・・・。
夫はその日以来、毎晩お風呂に入ってくれるようになった。
ソファで寝てしまうこともなく、寝室の布団できちんと寝てくれる。
いつまで続くかわからないが、あたしの気分はもちろん良いわけで。
普段より口調も優しくなるから、夫もまた優しく応えてくれるのであった。
一昨日の夜、久しぶりに同じ時間に布団に入り電気を消した。
妊娠してからというもの、あたしは夜起きていられなくなった。
眠くて眠くてたまらず、毎晩夫より先に眠ってしまうのであった。
夫の布団に潜りこみ、夫に背を向けてぴったりとくっついた。
背後から抱きしめてもらう体勢が、あたしは大好きなのである。
とても暖かくて、安心感が得られる体勢なんだな。
ぴったりとくっつき、まどろみながら他愛もない会話を交わしていた。
「定期預金でもしようか?」
夫があたしに声をかけてくる。
「ん?赤ちゃんのために?」
「うーん、それもあるし、なんとなくね」
「そうだね、定期をひとつ作ってもいいかも」
「毎月いくら積み立てるか、悩むところだね」
定期にしたところで、利息はまず期待できないご時世だけれど、
確実に積み立てられるという意味で、メリットがあるように思う。
無理のないよう、毎月1万円を積み立てようかという結論に達した。
「10年で、120万円になるね」
単純に計算して、呟いたあたし。
「10年も続けるのか~」
そうだね、10年先のことなんて全くわからないものね。
でも、確かなことだってあるんだよ。
「10年って長いけど、10年後も子供はまだ小学生なんだよね」
「あ、そうか・・・」
「子供が、高校か大学に入学する頃までコツコツ貯めておこうか」
「そうだね」
あたしは、少なくとももう1人子供が欲しいと思っている。
できれば次は女の子。可能なら、どっちでもいいのでもう1人。
1人授かっただけでも奇跡的に幸福なことなのに。
あたしって貪欲だな・・・。でもでも、1人っ子にはしたくない。
子供の数だけ、定期で通帳を作り預金していきたいけれど。
子供が増えれば、支出も増えるわけなのよね。
夫の収入が都合良くアップしてくれれば問題ないともいうが。
子供のために月に1万円という額は、多いのか少ないのか。
経済状況によって大きく意見は分かれるところだろうが・・・。
極端に裕福でも貧乏でもない、一般的な家庭の平均はいかほどか。
参考までにお聞かせ願えれば光栄でこざいます。
正直、あたしはお金を貯めるのが苦手な人間のはずなのだが。
何故だか預金が楽しみで楽しみでたまらないのだ。
何の目的もなく、万が一のためにお金を貯めることはできなくても、
子供のため、必ず必要となるお金を貯えることはできそうに思う。
お金は使うためにあるものだと豪語し続けてきたあたしが、
生まれて初めて、預金に夢を抱いたよ。
まだ誕生もしていない子供の行く末にワクワクしながら、
夫とあたしは眠りに落ちた。こういう幸せって、たまんないね。
生まれる前から親孝行な息子に、あたしはもうメロメロかも・・・。
2006/03/13のBlog
[ 11:40 ]
[ 無 ]
でんでんママさんから、『無条件バトン』なるものを受け取りました。
でんでんママさん、御指名ありがとうございました!
********************************************
1.無条件でトキメク○○な人(3人)
a.手や指先が美しい人
b.あたし好みの話し方をする人
c.明らかにあたしに好意を持っている人
2.無条件で嫌いな○○なものを3個
a.28℃以上の気温
b.レーズン
c.明らかにあたしに悪意を持っている人
3.無条件でお金をかけられる○○を5個
a.これから産まれてくる子供にかかる費用
b.食費(安全で美味しい食材は高くても欲しい)
c.医療費
d.もう思いつかない
e.お金は大事だよ
4.無条件で好きな○○を3つ
a.自分
b.海の恵み
c.山の恵み
5.無条件でバトンを受け取らせる5人
a.ノアさん
b.コハルさん
c.とあさん
d.おんたけさん
e.マドカさん
強制ではありませんが、お暇でしたらお受け取りくださいね。
無条件で受け取らなくても、もちろんOKです。
でんでんママさん、御指名ありがとうございました!
********************************************
1.無条件でトキメク○○な人(3人)
a.手や指先が美しい人
b.あたし好みの話し方をする人
c.明らかにあたしに好意を持っている人
2.無条件で嫌いな○○なものを3個
a.28℃以上の気温
b.レーズン
c.明らかにあたしに悪意を持っている人
3.無条件でお金をかけられる○○を5個
a.これから産まれてくる子供にかかる費用
b.食費(安全で美味しい食材は高くても欲しい)
c.医療費
d.もう思いつかない
e.お金は大事だよ
4.無条件で好きな○○を3つ
a.自分
b.海の恵み
c.山の恵み
5.無条件でバトンを受け取らせる5人
a.ノアさん
b.コハルさん
c.とあさん
d.おんたけさん
e.マドカさん
強制ではありませんが、お暇でしたらお受け取りくださいね。
無条件で受け取らなくても、もちろんOKです。
2006/03/12のBlog
[ 11:15 ]
[ 喜 ]
昨日は夫が休みだったので、2人で大掃除をすることに決定。
お腹の赤ちゃんと3人で、快適に暮らせる空間を築くために、
あたしたち夫婦は、大掃除と部屋の模様替えを始めたのであった。
いらないものは捨て、新たに必要なものを置くスペースを確保する。
掃除機と雑巾をフルに使いながら、夫と手を取り合って頑張った。
あたしが昼食のパスタを作っている間も、夫はせっせと働いていた。
妊娠前は、手軽で美味しい既製のナポリタンソースを利用していたのだが、
昨日は缶詰のホールトマトをベースに、野菜たっぷりのパスタを作った。
「お昼御飯できたよ。一休みして食べよう!」
「はーい!」
埃まみれになったあたしたち夫婦は、仲良くお昼御飯を食べた。
「あら?いつもと違うパスタだね」
夫が気がついてくれた。
「うん、妊娠中だし、栄養を考えてオリジナルパスタを作ってみた」
「ふーん」
「ちょっと薄味かもしれないけど・・・。どうぞ召し上がれ」
「どれどれ。・・・なるほど、いいかもしれない。」
珍しく、夫があたしの作った料理を受け入れてくれたようだ。
「こんなパスタ、いつの間に習得したの?」
「え?今、適当に作ってみたの・・・・・」
「あ、そう」
残さず食べて、少し休憩した後、また大掃除に励んだ。
真面目に良く働く夫だが、会社で仕事をしている姿を見る機会がない。
あたしが見慣れているのは、家でぐうたらして動かない夫の姿ばかり・・・。
夫がシャキシャキ動いている姿を見ているだけで、気分爽快だった。
2人で掃除をすることが、こんなに楽しいとは思わなかったな。
「晩ごはん、あなたが作ってくれる?」
なんとなくお願いしてみたら、「いいよ」と夫が即答。
あたしは「ヤッター!」と、飛び上がって喜んだ。
晩ごはんを作る手間が省けることも、もちろん嬉しかったのだけれど、
それ以上に、夫が作った料理を食べられることがもっと嬉しかった。
「で、何作ればいいの?」
「何でもいいよ。食材は冷蔵庫にたっぷり入っているから、
好きなものを使って、好きな料理を作ってね」
「え・・・」
夫がちょっぴり困った顔をしながら、キッチンに立つ。
あたしはその間、掃除用具の後片付けや、洗濯をして過ごした。
キッチンが気になったけれど、あえて口を挟まないようにした。
夫の背中が、とても微笑ましく映り、頼もしく思えた。
出来上がりそうな頃を見計らって、キッチンに向かうあたし。
おぉ!なにやら料理ができている!
夫が使用した調理器具を洗いながら、夫の様子を盗み見る。
手際良く、フライパンを使って炒め物をしている夫。
あたしの夫、格好良いじゃないか。惚れ直しちゃったわ。
玉ねぎの味噌汁、豆腐サラダ、大根サラダ、野菜炒め。
夫は4品も料理を作ってくれた。
「味噌汁の具、少なかったかな・・・」
「適当にサラダ作ったけど、おいしくないかも・・・」
「あるもの炒めただけなんだけど、味はどうかな・・・」
「俺の作った料理で、お腹の赤ちゃん大丈夫かな・・・」
夫は照れを隠すためか、苦笑いしながらいろいろ呟く。
どんな料理でもかまわない。見た目が悪くたっていいのだ。
あたしは夫が料理を作ってくれたことが嬉しくてたまらないのさ。
そりゃあもう、満面の笑みで全ての料理をおいしくいただいた。
これだけで充分幸せだったのだが・・・。
夫の口から出た思いがけない言葉に、あたしは満たされたのだった。
「偉いと思う!毎日料理作ってる人を俺は尊敬するよ。
メニュー考えて、料理するってこんなに大変なんだね」
「あはは、料理するより、献立考える方が面倒かもね」
滅多に人を誉めない夫が呟いた言葉。不思議なことに・・・。
「大変なんだね」と認めてもらえたら、その瞬間に大変だと感じなくなる。
認めてもらえないと、「あたしは大変なのよ!」と訴えたくなるのにね。
また明日から、張り切って食事の支度をしようと思えるのだった。
夕飯の後片付けをして、夫がきれいに掃除してくれたお風呂に入り、
あたしたち夫婦は、くつろぎながら赤ちゃんグッズについて語った。
オムツはパンパースにしてみようとか、哺乳瓶は2つ買っておこうとか、
のんびり語っていたら、眠くなって何度もあくびが出た。
夫より一足先に、幸福に包まれ眠ってしまったあたし。
夫が隣の布団に入った気配を感じ、安心して深い眠りについた。
いつもは夜中に2回ほどトイレに起きるのだが、朝までぐっすり。
昨日は、記念日にしたいくらい素敵な1日だった。
こんな日が、5年後も10年後も必ず来ると約束されているならば、
夫婦って、とても素晴らしい関係だと思わずにいられない。
不意にやってくる、『仲良し記念日』を大切に暮らしていけたら、
もっともっと、あたしたちは良い夫婦になれるのかもしれない。
お腹の赤ちゃんと3人で、快適に暮らせる空間を築くために、
あたしたち夫婦は、大掃除と部屋の模様替えを始めたのであった。
いらないものは捨て、新たに必要なものを置くスペースを確保する。
掃除機と雑巾をフルに使いながら、夫と手を取り合って頑張った。
あたしが昼食のパスタを作っている間も、夫はせっせと働いていた。
妊娠前は、手軽で美味しい既製のナポリタンソースを利用していたのだが、
昨日は缶詰のホールトマトをベースに、野菜たっぷりのパスタを作った。
「お昼御飯できたよ。一休みして食べよう!」
「はーい!」
埃まみれになったあたしたち夫婦は、仲良くお昼御飯を食べた。
「あら?いつもと違うパスタだね」
夫が気がついてくれた。
「うん、妊娠中だし、栄養を考えてオリジナルパスタを作ってみた」
「ふーん」
「ちょっと薄味かもしれないけど・・・。どうぞ召し上がれ」
「どれどれ。・・・なるほど、いいかもしれない。」
珍しく、夫があたしの作った料理を受け入れてくれたようだ。
「こんなパスタ、いつの間に習得したの?」
「え?今、適当に作ってみたの・・・・・」
「あ、そう」
残さず食べて、少し休憩した後、また大掃除に励んだ。
真面目に良く働く夫だが、会社で仕事をしている姿を見る機会がない。
あたしが見慣れているのは、家でぐうたらして動かない夫の姿ばかり・・・。
夫がシャキシャキ動いている姿を見ているだけで、気分爽快だった。
2人で掃除をすることが、こんなに楽しいとは思わなかったな。
「晩ごはん、あなたが作ってくれる?」
なんとなくお願いしてみたら、「いいよ」と夫が即答。
あたしは「ヤッター!」と、飛び上がって喜んだ。
晩ごはんを作る手間が省けることも、もちろん嬉しかったのだけれど、
それ以上に、夫が作った料理を食べられることがもっと嬉しかった。
「で、何作ればいいの?」
「何でもいいよ。食材は冷蔵庫にたっぷり入っているから、
好きなものを使って、好きな料理を作ってね」
「え・・・」
夫がちょっぴり困った顔をしながら、キッチンに立つ。
あたしはその間、掃除用具の後片付けや、洗濯をして過ごした。
キッチンが気になったけれど、あえて口を挟まないようにした。
夫の背中が、とても微笑ましく映り、頼もしく思えた。
出来上がりそうな頃を見計らって、キッチンに向かうあたし。
おぉ!なにやら料理ができている!
夫が使用した調理器具を洗いながら、夫の様子を盗み見る。
手際良く、フライパンを使って炒め物をしている夫。
あたしの夫、格好良いじゃないか。惚れ直しちゃったわ。
玉ねぎの味噌汁、豆腐サラダ、大根サラダ、野菜炒め。
夫は4品も料理を作ってくれた。
「味噌汁の具、少なかったかな・・・」
「適当にサラダ作ったけど、おいしくないかも・・・」
「あるもの炒めただけなんだけど、味はどうかな・・・」
「俺の作った料理で、お腹の赤ちゃん大丈夫かな・・・」
夫は照れを隠すためか、苦笑いしながらいろいろ呟く。
どんな料理でもかまわない。見た目が悪くたっていいのだ。
あたしは夫が料理を作ってくれたことが嬉しくてたまらないのさ。
そりゃあもう、満面の笑みで全ての料理をおいしくいただいた。
これだけで充分幸せだったのだが・・・。
夫の口から出た思いがけない言葉に、あたしは満たされたのだった。
「偉いと思う!毎日料理作ってる人を俺は尊敬するよ。
メニュー考えて、料理するってこんなに大変なんだね」
「あはは、料理するより、献立考える方が面倒かもね」
滅多に人を誉めない夫が呟いた言葉。不思議なことに・・・。
「大変なんだね」と認めてもらえたら、その瞬間に大変だと感じなくなる。
認めてもらえないと、「あたしは大変なのよ!」と訴えたくなるのにね。
また明日から、張り切って食事の支度をしようと思えるのだった。
夕飯の後片付けをして、夫がきれいに掃除してくれたお風呂に入り、
あたしたち夫婦は、くつろぎながら赤ちゃんグッズについて語った。
オムツはパンパースにしてみようとか、哺乳瓶は2つ買っておこうとか、
のんびり語っていたら、眠くなって何度もあくびが出た。
夫より一足先に、幸福に包まれ眠ってしまったあたし。
夫が隣の布団に入った気配を感じ、安心して深い眠りについた。
いつもは夜中に2回ほどトイレに起きるのだが、朝までぐっすり。
昨日は、記念日にしたいくらい素敵な1日だった。
こんな日が、5年後も10年後も必ず来ると約束されているならば、
夫婦って、とても素晴らしい関係だと思わずにいられない。
不意にやってくる、『仲良し記念日』を大切に暮らしていけたら、
もっともっと、あたしたちは良い夫婦になれるのかもしれない。