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2008/05/01のBlog
[ 16:35 ]
[ ウマ話。 ]
セイウンスカイで菊を逃げ切った時と同じ馬番、イングランディーレで勝った時と同じ帽子の色の枠番です。これは奇縁ではありません、ありうべき必然ですよ。
これ、淀で立ち会いたいなあ…。メジロ春天四代制覇の瞬間に…。
これ、淀で立ち会いたいなあ…。メジロ春天四代制覇の瞬間に…。
2008/04/30のBlog
[ 23:23 ]
[ ┣ JEF UNITED ]
勝てない。
5バック、トレスボランチ。前節磐田戦後、クゼ監督が口にした「具体的な」対策とは、相手攻撃陣に対し一人一殺を敢行するマンマークディフェンスだった。果たしてそれがいいことかは分からないが、これまで培ってきたオーガナイズされた守備組織=4バックゾーンディフェンスはひとまず棚上げされた。
□□□■□□□ タツ
□□□■□□□ ヤザー
□■□□□■□ ヨネ、コージ
■□□■□□■ リョータ、トーミ、サカさん
□■□■□■□ ヘーイ、エド、大さん
□□□■□□□ ぐぴお
[SUB] タテさん、耕造、アツ、コーヘー、ユータ、コータ、コケ
試合開始直後から、全く相手陣内に入ることも出来ないジェフ。最初からボールポゼッションは相手に渡すものと開き直っているのだろう。山瀬、ロペス、ロニー、大島にそれぞれチェッカを配し、サイドもリョータとサカさんで抉り込ませない。アーリー気味のクロスはエドが跳ね返すし、ゴール前は敵味方入り交じって人だけは多いので、ミドルシュートをねじ込む隙間も乏しい。攻められてはいたが、ゴールを決められる雰囲気は打ち消せており、強豪マリノスに対する試合の入り方としてはそれほど悪くなかったとは思う。
5分過ぎくらいからじわじわとジェフの反撃が始まる。相手に攻めさせ前掛かりになったところを谷澤を使っての高速カウンター。谷澤がしっかりとボールキープをし、新居が汚れ役も厭わず相手DFラインと駆け引きをしてくれるので、押し上げの時間が作れる。中島、米倉、坂本の攻撃参加が加わると得点の雰囲気が漂い始めた。ボスナーの惜しいFK、坂本が抉り込んで新居へのラストパスなど単発のプレーではあるものの形を作り始める。
しかし22分。マリノスのカウンター、サイドチェンジで田中隼に逆サイドでフリーでボールを受けるチャンスを作られてしまうものの、リョータがギリギリのカバーでCKに逃げる。しかし山瀬の蹴ったボールは、ゴール真正面で倒れ込んだ中澤の脚にピタリとヒットし、まさかの失点。ここまで決定的なチャンスを作られていなかったにも関わらず、いきなりセットプレーひとつでやられてしまうとは…。セットプレーでの中澤は要警戒と分かっていながら防げなかったのは情けないの一言。"中澤番"はリョータだったが、ボンバーヘッドを警戒してか飛ばさないように背後から押さえ込むような形で対応していた。その対応自体は悪くはなくて、低空のボールがそのままゴール正面まで抜けてきてしまうのが問題。ニアでしっかりと跳ね返さなければいけないところを、マリノスの誰かが飛び込んできた(動き直しをした)ことで曖昧にしてしまった。中澤自身、脚にボールが当たる瞬間までブラインドになって見えていなかったというから、いささかアンラッキーな失点ではあった。
5バックで試合に入ったのは、まず守備をしっかりするというプランだったからだが、事故のような失点で早くもそのプランが瓦解したため、クゼは遂行すべきプランの前倒しを断行。34分。ボランチの1枚(米倉)を削って馬場を投入する。
馬場がピッチに入って、攻撃のトリガーが作られた。中盤で運動量豊富にボールに突っかけ、素早く展開する馬場。新居と谷澤が積極的に前線に残って、馬場がボールを受けると同時にマリノス守備陣を押し込んでいく。そして、出来たスペースを馬場(や中島や坂本)が効率よく利用。ボールを運ぶ役目の米倉よりも、ボールを散らせる馬場という選択は、この段階では「当たり」のように見えた。
マリノスはそのジェフの攻勢をロングボールで忌避。大島に向かって早め早めに蹴っていくことで、継続的な攻撃を寸断する。さすがの試合巧者ぶりだ。大島のポストプレーは見事なもので、リョータやヘーイがかなり厳しいボディコンタクトで対応するも、押し上げてくる田中隼らにピタリと落とす。なぜこの選手が代表に選ばれないのか不思議なほど(まあ、足下で受けようとしたり、自らシュートまで行こうとするとイマイチだったが)。
前半終了間際の44分。マリノスには、下手に繋いでカウンターを食らうくらいなら、枠外でもシュートで終わろうという意識があったのだろう。ジェフ守備陣がバイタルをスカスカに開放していたため、ここまでミドルシュートをドカドカ食らっていた(ウチとしてはペナルティエリアの中に人数をかけて守っているため、ある程度コースが切れていれば撃たせてしまうつもりだったのだろう)わけだが、その中の一つがまさかのジェフのネットを揺さぶることになろうとは。小宮山のアーリークロス気味のミドルシュートは、そのシュートコースを切りに飛び込んだ中島の脚に当たり、ループシュートのような形になってゴールネットを揺らす。まさかこんなボールがまさに吸い込まれるようにゴールに入ってしまうなんて…運の無さというか、勝利の女神に見放されている感満点の、気持ちを折るに十分な2失点目だった。いや、シュートを撃たなきゃ入らないというサッカーの定理を、改めてジェフに知らしめるための天の配剤とでも言っておこうか…。
後半、選手交代は無し。
逆転に向けて、コータなり苔口なりを投入するタイミングまでにどれだけ追いついておけるかが鍵だったが、開始2分。注意していたはずのサイドアタックから逆に振られ、DFラインを押し込みきった田中隼がドリブルで持ち込んでミドルシュート。ファーをぶち抜かれ致命的な3失点目を喫する。前半終了間際に続き、後半の開幕早々の失点。どちらも一番集中しなければいけない危険な時間帯。あれほど「集中力、集中力」と監督も選手も口にしていながら、それでもやられてしまうのは一体どういうことなのか…。
意気消沈したジェフは、マリノスの攻撃を切ることが出来ない。時折ボールを拾うことが出来た谷澤ひとりが孤軍奮闘しては潰されるの繰り返し。全くちぐはぐだ。馬場が前半よりもなるべくFWに近い位置でプレーしようとしているが、それより後ろは全体に下がり気味なのでセカンドボールが拾えないし、ボールを受けてもすぐに相手のプレスに掛かる。フォローも乏しく、押し上げを待つタメを作れず、効果的な散らしがあっさりとなりを潜めてしまっていた。
16分。リョータを外して工藤。DFを一枚落として、より攻撃的に出て行く。守備陣と前線の間のパイプ役を担わせる狙いもあるのだろう。マリノスは松田を温存して長谷川Aだ。ボランチの圧力が低下(この段階で山瀬も攻撃参加を極力抑えたようだ)し、また工藤が中盤で積極的に動き回ることでパスコースが増え、ボールを前に運ぶためのパターンが増える。21分。工藤が中盤やや左サイドを突破してシュート気味のグラウンダークロス。誰かが触ればゴールというボールだったが、合わせるべき新居が間にあわず。工藤はミドルシュートも上手いのだから、むしろ枠に飛ばしてしまっても面白かったと思うのだが…。続く30分のゴール正面のFKチャンス、34分のオーバーラップしたボスナーのドフリーシュート、どれも工藤が作った決定機だったが、どちらも枠を捉えられない。
残り10分。マリノスは新人兵藤を投入し、最早"経験値稼ぎ"状態。外国人を共に下げられて、中盤も若手主体。この段になってやっとゲームの主導権はジェフのものとなったが、流しに入っているマリノス相手なのだからむしろ当然。それでも中澤&栗原の堅守と3点差の壁はどうしようもなく厚かった。コータ投入も苦境を打破する効果無く、そのまま試合は終了。アンラッキーなゴールでプランが崩壊し、それを結局立て直すことも出来ないまま巧者マリノスにクローズされたという試合だった。
*
マリノスもそれほど「いい出来」では無かったと思う。得点源の山瀬(この日はかなり守備的なタスクが多かったみたいだけど)をある程度消すことは出来ていたし、ロニーとロペスの分断も成功していた(特に下村の積極的なプレスとボールスイープは目についた)。それがクゼ戦術がハマったことによるものか、マリノスの調子が良くなかったことによるものかは判断が難しいものではあったが、とりあえず「いつものマリノスのパターン」を押さえることが出来たのは確かだ。
だがそれだけでは不十分だったから3失点という現実がある。田中隼の攻撃参加が武器であること、また、中澤のセットプレーは危険であること、それはちょっとJを観ている程度のファンですら知っている事実のはず。そのケアを集中力を欠いたようなプレーで怠って、結果プラン崩壊を招いた1失点目、トドメを刺される形になった3点目を食らうというのは言語道断としか言いようがない。これではサッカーにならない。クゼ監督がどんなに綿密なプランを立て、戦術を構築しようと、そればかりは手の施しようが無い領域なのだから。
5バックトレスボランチという布陣も正直不満だ。
米倉がいた時間帯は守備面はそれほど悪くはなかったし、カウンターへの切り替えも速かったものの、馬場に替えてからはあっさりと引きすぎ(特に後半)。ボールポゼッションを相手に渡すことは最初から織り込み済みにせよ、相手にリードを許したのと前後してDFラインとボランチの連携が乏しくなってしまい、バイタルがスカスカになってしまったのはいただけない。前線から連動したのプレスやディレイがあそこまで何もないというのは…。マリノスは簡単に逆サイドにボールを回すことが出来ていたし、ミドルシュートも撃ち放題だった。
なぜ名古屋戦である程度相手を封殺出来ていたコンパクトな4バックハイプレスを捨ててしまったのだろうか? 鹿島はともかく、大宮、神戸でもある程度の時間帯はそれで戦えていた。問題は守備陣がズルズルと下がってしまうこと、最後までプレスを継続できないことではなかったのだろうか? 磐田戦もそうで、磐田にやられた原因がボスナーの不在だと言うのならば、ボスナーが帰ってきた今節はそのままのやり方を踏襲しても良かったのではないだろうか。クゼ監督が柏戦ではどのようなやり方を選択するかは分からないが、もう少し継続と改善による上昇スパイラルを見せて貰えたらという気がしないでもない。
攻撃面では惜しいシーンをいくつか作れてはいた。前半の谷澤と中島、後半の工藤を中心とした、フィニッシュひとつ手前までのプレーは、「おおっ」と思わせるだけのものがある攻撃的なものではあった(極めて散発的ではあったけれども)。しかし「惜しい」じゃダメなのだ。今のジェフはチャンスひとつ作るのに多大な労力を要するチーム。そのチャンスを確実にモノにしていかないと。また、馬場が前を向いてプレーする時間が少ない。新居に至っては公式スタッツを見るとシュート数ゼロ。最もパスの上手い選手がゴールの方を向いていない、最もシュートが上手い選手がシュートを撃てていない。その事実は、改めて考えるまでもなくチームが上手くいっていないことを象徴するものであろう。
ことに新居の使い方については、大いに問題があると思う。本来巻がすべき仕事まで全部新居が背負うことで、彼の魅力がスポイルされてしまっている。この試合ではサイドに流れてクロスまで上げていたが、本来新居の役割はそのクロスを叩き込むことではないのだろうか? 苦しい時間帯に前に蹴って巻に競ってもらう、みたいな選択肢が完全に消えているチーム事情は理解できるが、そうした泥臭い役回りを新居に背負わせるのはチーム戦術とは言えいささか勿体ない。中澤相手にスクリーンを張って押さえつけるみたいな汚れ役などをやっているのを見るにつけ、そこまで背負ってくれた新居の覚悟をリスペクトしつつ、もっと彼の決定力を最大限に発揮するために他のやり方を出来ないものかと悩ましく思ったりもする。
チームの方向性として「まずは守備的に」というのはそれはそれでかまわない。ただ、守備的だから攻撃はしなくていいというのとはまた違う話。「守備」はとりあえず人数をかければ「守備的」にはなる。フットボールの勝利の原則は局面における「数的有利」を作り出すことであり、当たり前だが守備の人数が多ければ多いほど、数的有利は作られないからだ。しかし「攻撃」はそうではない。どうやって数的有利を作り出すか、そのアイデアを試されるのが攻撃だ。今のジェフは誰も攻撃のやり方や方向性を把握しておらず、各人の個人技に頼り過ぎだ。本来攻撃の起点であるボランチがボールを受けた瞬間から、いくつかの連動がスタートしていなければいけないが、今のジェフはまずそこで何をしようかと停滞する。迷ったらDFラインでボールを回したりしているが、意図の無いそのパス回しは相手のプレス/ディレイのマトでしかない。押し上げがない上に攻撃がスローモーであれば、相手はさっさとリトリートし数的有利な守備陣形を作り出してしまう。当然だ。
個人技でしか打開できないのならば、その個人技の発露が最大化するようにチームとしての動きを設定するのが戦術というものではないだろうか。新居の裏を取るスピードと決定力、馬場のパスとFK、谷澤のドリブル、工藤の運動量とセンス、ミルコの左脚、青木の個人技、巻の高さと強さ…。幸いにも、ジェフは徒手空拳ではない。確たる武器を持つ攻撃的な選手がいくらでもいるではないか。サッカーにおける守備は攻撃と表裏一体。効果的な攻撃に繋げない守備は、サッカーの本質に照らし合わせて考えてみれば、まごうこと無き欠陥品だ。どんなに優れた「個人技」でも、受け手のいないパスは通らないし、同時に3人4人をドリブルで抜き去ることは出来ないし、密集した人垣を貫いてゴールまで突き抜けるシュートを撃つことも出来ないのだから。
チームは、クゼ監督を辞任させる意向は全く無いようだ。確かに不運なゴールで負けた試合も多い。攻撃への切り替えを加味すれば上述の通り大いに不満はあるが、守備組織自体はまずまずのものが出来ているし、若手も伸びてはいる。次から次へ怪我人が発生するチーム事情も情状酌量の材料になるだろう。
それはそれでいい。チームがそのような方針を打ち出すなら、サポーターはそれを全力で後押しするだけだ。まだ、何も終わってない。次節、柏戦。まずはひとつ。積み上げるために、ひとつ。共に、戦おう。それしかない。
*
佐藤隆治審判とは不思議と縁があって、ちばぎん杯、ガンバ戦、川崎戦に続いて今年4度目?にもなる。この3試合はすべて勝利か引き分けで、ジェフにとっていわゆる"不敗神話"が付いてる主審だったわけだが、この試合では結果がついてこず残念だった。
先日の新潟vs京都で退場者3人を出す笛を吹いていて、非常に不安視するサポーターも多かったようだが、少なくとも今年の千葉がらみの試合では安定した納得の出来る笛を吹いていたと思う。横浜戦は酷い負け試合だったが、佐藤主審の笛については非常に清々しく見ることが出来た。個人的に、今Jでは屈指の好審判だと思っている(とはいえ、前述の新潟京都戦みたいなことがあるから油断は出来ないが^^;)。
5バック、トレスボランチ。前節磐田戦後、クゼ監督が口にした「具体的な」対策とは、相手攻撃陣に対し一人一殺を敢行するマンマークディフェンスだった。果たしてそれがいいことかは分からないが、これまで培ってきたオーガナイズされた守備組織=4バックゾーンディフェンスはひとまず棚上げされた。
□□□■□□□ タツ
□□□■□□□ ヤザー
□■□□□■□ ヨネ、コージ
■□□■□□■ リョータ、トーミ、サカさん
□■□■□■□ ヘーイ、エド、大さん
□□□■□□□ ぐぴお
[SUB] タテさん、耕造、アツ、コーヘー、ユータ、コータ、コケ
試合開始直後から、全く相手陣内に入ることも出来ないジェフ。最初からボールポゼッションは相手に渡すものと開き直っているのだろう。山瀬、ロペス、ロニー、大島にそれぞれチェッカを配し、サイドもリョータとサカさんで抉り込ませない。アーリー気味のクロスはエドが跳ね返すし、ゴール前は敵味方入り交じって人だけは多いので、ミドルシュートをねじ込む隙間も乏しい。攻められてはいたが、ゴールを決められる雰囲気は打ち消せており、強豪マリノスに対する試合の入り方としてはそれほど悪くなかったとは思う。
5分過ぎくらいからじわじわとジェフの反撃が始まる。相手に攻めさせ前掛かりになったところを谷澤を使っての高速カウンター。谷澤がしっかりとボールキープをし、新居が汚れ役も厭わず相手DFラインと駆け引きをしてくれるので、押し上げの時間が作れる。中島、米倉、坂本の攻撃参加が加わると得点の雰囲気が漂い始めた。ボスナーの惜しいFK、坂本が抉り込んで新居へのラストパスなど単発のプレーではあるものの形を作り始める。
しかし22分。マリノスのカウンター、サイドチェンジで田中隼に逆サイドでフリーでボールを受けるチャンスを作られてしまうものの、リョータがギリギリのカバーでCKに逃げる。しかし山瀬の蹴ったボールは、ゴール真正面で倒れ込んだ中澤の脚にピタリとヒットし、まさかの失点。ここまで決定的なチャンスを作られていなかったにも関わらず、いきなりセットプレーひとつでやられてしまうとは…。セットプレーでの中澤は要警戒と分かっていながら防げなかったのは情けないの一言。"中澤番"はリョータだったが、ボンバーヘッドを警戒してか飛ばさないように背後から押さえ込むような形で対応していた。その対応自体は悪くはなくて、低空のボールがそのままゴール正面まで抜けてきてしまうのが問題。ニアでしっかりと跳ね返さなければいけないところを、マリノスの誰かが飛び込んできた(動き直しをした)ことで曖昧にしてしまった。中澤自身、脚にボールが当たる瞬間までブラインドになって見えていなかったというから、いささかアンラッキーな失点ではあった。
5バックで試合に入ったのは、まず守備をしっかりするというプランだったからだが、事故のような失点で早くもそのプランが瓦解したため、クゼは遂行すべきプランの前倒しを断行。34分。ボランチの1枚(米倉)を削って馬場を投入する。
馬場がピッチに入って、攻撃のトリガーが作られた。中盤で運動量豊富にボールに突っかけ、素早く展開する馬場。新居と谷澤が積極的に前線に残って、馬場がボールを受けると同時にマリノス守備陣を押し込んでいく。そして、出来たスペースを馬場(や中島や坂本)が効率よく利用。ボールを運ぶ役目の米倉よりも、ボールを散らせる馬場という選択は、この段階では「当たり」のように見えた。
マリノスはそのジェフの攻勢をロングボールで忌避。大島に向かって早め早めに蹴っていくことで、継続的な攻撃を寸断する。さすがの試合巧者ぶりだ。大島のポストプレーは見事なもので、リョータやヘーイがかなり厳しいボディコンタクトで対応するも、押し上げてくる田中隼らにピタリと落とす。なぜこの選手が代表に選ばれないのか不思議なほど(まあ、足下で受けようとしたり、自らシュートまで行こうとするとイマイチだったが)。
前半終了間際の44分。マリノスには、下手に繋いでカウンターを食らうくらいなら、枠外でもシュートで終わろうという意識があったのだろう。ジェフ守備陣がバイタルをスカスカに開放していたため、ここまでミドルシュートをドカドカ食らっていた(ウチとしてはペナルティエリアの中に人数をかけて守っているため、ある程度コースが切れていれば撃たせてしまうつもりだったのだろう)わけだが、その中の一つがまさかのジェフのネットを揺さぶることになろうとは。小宮山のアーリークロス気味のミドルシュートは、そのシュートコースを切りに飛び込んだ中島の脚に当たり、ループシュートのような形になってゴールネットを揺らす。まさかこんなボールがまさに吸い込まれるようにゴールに入ってしまうなんて…運の無さというか、勝利の女神に見放されている感満点の、気持ちを折るに十分な2失点目だった。いや、シュートを撃たなきゃ入らないというサッカーの定理を、改めてジェフに知らしめるための天の配剤とでも言っておこうか…。
後半、選手交代は無し。
逆転に向けて、コータなり苔口なりを投入するタイミングまでにどれだけ追いついておけるかが鍵だったが、開始2分。注意していたはずのサイドアタックから逆に振られ、DFラインを押し込みきった田中隼がドリブルで持ち込んでミドルシュート。ファーをぶち抜かれ致命的な3失点目を喫する。前半終了間際に続き、後半の開幕早々の失点。どちらも一番集中しなければいけない危険な時間帯。あれほど「集中力、集中力」と監督も選手も口にしていながら、それでもやられてしまうのは一体どういうことなのか…。
意気消沈したジェフは、マリノスの攻撃を切ることが出来ない。時折ボールを拾うことが出来た谷澤ひとりが孤軍奮闘しては潰されるの繰り返し。全くちぐはぐだ。馬場が前半よりもなるべくFWに近い位置でプレーしようとしているが、それより後ろは全体に下がり気味なのでセカンドボールが拾えないし、ボールを受けてもすぐに相手のプレスに掛かる。フォローも乏しく、押し上げを待つタメを作れず、効果的な散らしがあっさりとなりを潜めてしまっていた。
16分。リョータを外して工藤。DFを一枚落として、より攻撃的に出て行く。守備陣と前線の間のパイプ役を担わせる狙いもあるのだろう。マリノスは松田を温存して長谷川Aだ。ボランチの圧力が低下(この段階で山瀬も攻撃参加を極力抑えたようだ)し、また工藤が中盤で積極的に動き回ることでパスコースが増え、ボールを前に運ぶためのパターンが増える。21分。工藤が中盤やや左サイドを突破してシュート気味のグラウンダークロス。誰かが触ればゴールというボールだったが、合わせるべき新居が間にあわず。工藤はミドルシュートも上手いのだから、むしろ枠に飛ばしてしまっても面白かったと思うのだが…。続く30分のゴール正面のFKチャンス、34分のオーバーラップしたボスナーのドフリーシュート、どれも工藤が作った決定機だったが、どちらも枠を捉えられない。
残り10分。マリノスは新人兵藤を投入し、最早"経験値稼ぎ"状態。外国人を共に下げられて、中盤も若手主体。この段になってやっとゲームの主導権はジェフのものとなったが、流しに入っているマリノス相手なのだからむしろ当然。それでも中澤&栗原の堅守と3点差の壁はどうしようもなく厚かった。コータ投入も苦境を打破する効果無く、そのまま試合は終了。アンラッキーなゴールでプランが崩壊し、それを結局立て直すことも出来ないまま巧者マリノスにクローズされたという試合だった。
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マリノスもそれほど「いい出来」では無かったと思う。得点源の山瀬(この日はかなり守備的なタスクが多かったみたいだけど)をある程度消すことは出来ていたし、ロニーとロペスの分断も成功していた(特に下村の積極的なプレスとボールスイープは目についた)。それがクゼ戦術がハマったことによるものか、マリノスの調子が良くなかったことによるものかは判断が難しいものではあったが、とりあえず「いつものマリノスのパターン」を押さえることが出来たのは確かだ。
だがそれだけでは不十分だったから3失点という現実がある。田中隼の攻撃参加が武器であること、また、中澤のセットプレーは危険であること、それはちょっとJを観ている程度のファンですら知っている事実のはず。そのケアを集中力を欠いたようなプレーで怠って、結果プラン崩壊を招いた1失点目、トドメを刺される形になった3点目を食らうというのは言語道断としか言いようがない。これではサッカーにならない。クゼ監督がどんなに綿密なプランを立て、戦術を構築しようと、そればかりは手の施しようが無い領域なのだから。
5バックトレスボランチという布陣も正直不満だ。
米倉がいた時間帯は守備面はそれほど悪くはなかったし、カウンターへの切り替えも速かったものの、馬場に替えてからはあっさりと引きすぎ(特に後半)。ボールポゼッションを相手に渡すことは最初から織り込み済みにせよ、相手にリードを許したのと前後してDFラインとボランチの連携が乏しくなってしまい、バイタルがスカスカになってしまったのはいただけない。前線から連動したのプレスやディレイがあそこまで何もないというのは…。マリノスは簡単に逆サイドにボールを回すことが出来ていたし、ミドルシュートも撃ち放題だった。
なぜ名古屋戦である程度相手を封殺出来ていたコンパクトな4バックハイプレスを捨ててしまったのだろうか? 鹿島はともかく、大宮、神戸でもある程度の時間帯はそれで戦えていた。問題は守備陣がズルズルと下がってしまうこと、最後までプレスを継続できないことではなかったのだろうか? 磐田戦もそうで、磐田にやられた原因がボスナーの不在だと言うのならば、ボスナーが帰ってきた今節はそのままのやり方を踏襲しても良かったのではないだろうか。クゼ監督が柏戦ではどのようなやり方を選択するかは分からないが、もう少し継続と改善による上昇スパイラルを見せて貰えたらという気がしないでもない。
攻撃面では惜しいシーンをいくつか作れてはいた。前半の谷澤と中島、後半の工藤を中心とした、フィニッシュひとつ手前までのプレーは、「おおっ」と思わせるだけのものがある攻撃的なものではあった(極めて散発的ではあったけれども)。しかし「惜しい」じゃダメなのだ。今のジェフはチャンスひとつ作るのに多大な労力を要するチーム。そのチャンスを確実にモノにしていかないと。また、馬場が前を向いてプレーする時間が少ない。新居に至っては公式スタッツを見るとシュート数ゼロ。最もパスの上手い選手がゴールの方を向いていない、最もシュートが上手い選手がシュートを撃てていない。その事実は、改めて考えるまでもなくチームが上手くいっていないことを象徴するものであろう。
ことに新居の使い方については、大いに問題があると思う。本来巻がすべき仕事まで全部新居が背負うことで、彼の魅力がスポイルされてしまっている。この試合ではサイドに流れてクロスまで上げていたが、本来新居の役割はそのクロスを叩き込むことではないのだろうか? 苦しい時間帯に前に蹴って巻に競ってもらう、みたいな選択肢が完全に消えているチーム事情は理解できるが、そうした泥臭い役回りを新居に背負わせるのはチーム戦術とは言えいささか勿体ない。中澤相手にスクリーンを張って押さえつけるみたいな汚れ役などをやっているのを見るにつけ、そこまで背負ってくれた新居の覚悟をリスペクトしつつ、もっと彼の決定力を最大限に発揮するために他のやり方を出来ないものかと悩ましく思ったりもする。
チームの方向性として「まずは守備的に」というのはそれはそれでかまわない。ただ、守備的だから攻撃はしなくていいというのとはまた違う話。「守備」はとりあえず人数をかければ「守備的」にはなる。フットボールの勝利の原則は局面における「数的有利」を作り出すことであり、当たり前だが守備の人数が多ければ多いほど、数的有利は作られないからだ。しかし「攻撃」はそうではない。どうやって数的有利を作り出すか、そのアイデアを試されるのが攻撃だ。今のジェフは誰も攻撃のやり方や方向性を把握しておらず、各人の個人技に頼り過ぎだ。本来攻撃の起点であるボランチがボールを受けた瞬間から、いくつかの連動がスタートしていなければいけないが、今のジェフはまずそこで何をしようかと停滞する。迷ったらDFラインでボールを回したりしているが、意図の無いそのパス回しは相手のプレス/ディレイのマトでしかない。押し上げがない上に攻撃がスローモーであれば、相手はさっさとリトリートし数的有利な守備陣形を作り出してしまう。当然だ。
個人技でしか打開できないのならば、その個人技の発露が最大化するようにチームとしての動きを設定するのが戦術というものではないだろうか。新居の裏を取るスピードと決定力、馬場のパスとFK、谷澤のドリブル、工藤の運動量とセンス、ミルコの左脚、青木の個人技、巻の高さと強さ…。幸いにも、ジェフは徒手空拳ではない。確たる武器を持つ攻撃的な選手がいくらでもいるではないか。サッカーにおける守備は攻撃と表裏一体。効果的な攻撃に繋げない守備は、サッカーの本質に照らし合わせて考えてみれば、まごうこと無き欠陥品だ。どんなに優れた「個人技」でも、受け手のいないパスは通らないし、同時に3人4人をドリブルで抜き去ることは出来ないし、密集した人垣を貫いてゴールまで突き抜けるシュートを撃つことも出来ないのだから。
チームは、クゼ監督を辞任させる意向は全く無いようだ。確かに不運なゴールで負けた試合も多い。攻撃への切り替えを加味すれば上述の通り大いに不満はあるが、守備組織自体はまずまずのものが出来ているし、若手も伸びてはいる。次から次へ怪我人が発生するチーム事情も情状酌量の材料になるだろう。
それはそれでいい。チームがそのような方針を打ち出すなら、サポーターはそれを全力で後押しするだけだ。まだ、何も終わってない。次節、柏戦。まずはひとつ。積み上げるために、ひとつ。共に、戦おう。それしかない。
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佐藤隆治審判とは不思議と縁があって、ちばぎん杯、ガンバ戦、川崎戦に続いて今年4度目?にもなる。この3試合はすべて勝利か引き分けで、ジェフにとっていわゆる"不敗神話"が付いてる主審だったわけだが、この試合では結果がついてこず残念だった。
先日の新潟vs京都で退場者3人を出す笛を吹いていて、非常に不安視するサポーターも多かったようだが、少なくとも今年の千葉がらみの試合では安定した納得の出来る笛を吹いていたと思う。横浜戦は酷い負け試合だったが、佐藤主審の笛については非常に清々しく見ることが出来た。個人的に、今Jでは屈指の好審判だと思っている(とはいえ、前述の新潟京都戦みたいなことがあるから油断は出来ないが^^;)。
2008/04/29のBlog
[ 18:45 ]
[ ┣ JEF UNITED ]
2008/04/27のBlog
[ 23:31 ]
[ ┣ JEF UNITED ]
結果から書けば、負けました。見事な逆転負けです。悔しいんですが、試合途中から悔しがる機能が麻痺し始めて、あんまりイライラしたりそういうことはないです。これを一般的に「諦め」と言うらしいですが、まずは諦めないと開き直れませんからそれはそれで良いのかな、と。次に向けて切り替える腹は決まっているけれど、マリノス相手に勝てるのかよと言われると、相当難しいと言わざるを得ないです。それぐらい、今のウチは末期的な状態にあります。
開幕のガンバ戦で、「守って守って守り抜く」って方針を打ち出したのだから、まずそこだけは絶対に譲らないサッカーをしないと。1点取ったら1-0でゲームをクローズすることを達成目標とし、最悪でも1-1で試合を終えないと行けないのです。そこを徹底していれば、8戦8分けで勝ち点8。少なくとも降格圏には居ないはずです。
もちろんその「勝ち点8」なんてものは数字遊びの末の机上の空論なのは分かっています。でも、その覚悟を中途半端にしたから、今のウチの現状があります。攻めきれない、守りきれない。チームとして何がしたいかもはっきり見えず、何をするにも個人技頼り。それじゃダメなんですよ。予想以上にケガの選手が多く、組織構築に想定外の時間がかかっているという情状酌量の余地はあるにせよ、リーグ最多失点18という数字はチーム作りの本質的な部分に致命的な欠陥があると言わざるを得ないです。厳しいことを言うようですけどね。
この磐田戦を裁いた穴沢主審とバックスタンド側の線審は、最悪と言っていいクオリティを見せてくれました。川崎戦の前田が可愛く見えるぐらいでした。周囲に誰もいないのに、磐田DFがキックを空振りして転んだだけでファウルを取って蹴り直し(周囲にウチの選手誰もいないのに!)。勝手にドリブル中に滑って転んだのに、絡んでもないウチのDFにイエローカード(PKまで与えそうな雰囲気だった)。新居にはアフターでボディプレスを仕掛けて、新居が潰れても新居のファウルで相手ボール。スライディングの後に水面蹴り仕掛けられても転ばされたこっちのファウル。交代選手が外に出るのにピッチ内をまだテクテク歩いているのに、川口はゴールキック蹴って勝手に始めて、それについてもお咎め無しでやり直しとか。西のわざとらしいハンドにカードも出ないのにイラつきましたし、谷澤なんか倒されてもサッカーボール状態で3人ぐらいに囲まれて蹴られたり、ペナルティエリアで思い切り顔を叩かれても何も無し。思わず後ろからいい加減にしろよって肩のひとつも叩きたくなりますよ。まあ、それやって即イエロー貰ったわけですが。14番の「肘!肘!」ってアピールも凄かったですね。先に隊長の腰や尻に2人掛かりで膝蹴り入れまくってたのはどっちだよ。コータのドリブルの仕掛けは、全部相手ユニを引っ張ったってことでファウル。普通攻撃側が仕掛けているのに引っ張ってるってないでしょ…引っ張る意味無いし。前半の序盤はあらゆるファウルを流しまくっていたのに、急にナーバスに吹きまくるようになったのはどういうことか。吹くなら吹くで、せめてイーブンなプレーはイーブンに裁いて欲しい。判断ミスもあるかも知れないけど、そのミスを正当化するためにミスを判断基準に据えるのはどう考えても間違っていますよ。
そんな審判に流れを切られまくり、最後にはこっちの集中力まで切られまくり、そんな状態で試合になるわけありません。試合になるわけ無いんですが、それを負けの言い訳にするのは負け惜しみ過ぎるので言いません(ここまでガタガタ書いておきながら^^;)。それも含めてサッカー。「そういう審判」に当たってしまった以上、その判定の質を考慮したプレーをしなければいけないのです。先に熱くなってしまった段階で、こっちの負けだったのでしょう。選手に「勝ててない」が故の焦りがあって、いろいろ熱くなり易いシチュエーションであることは誰しもが分かっていたはず。大宮戦の時にも少し書きましたが、ちょっとサポーターも含めて降格の影に怯えすぎなのではないかな、と。現実、怯えなきゃいけない成績なのは百も承知ですが、それに最も怯えているのは選手達です。サポーターがその苦しさを一緒に背負ってあげないでどうするのか、と。むしろ選手の分まで背負ってあげないで何がサポーターか、と。少しでもその辛さ苦しさを軽くするために何をしなければいけないのか考えないと。「お前ら、やばいんだぞ」「負けてるんだぞ」「後がないんだぞ」と叫んだって、そんなことは選手も痛いほど分かっています。もっともっとイイトコロを探して、それを誉めて誉めて拍手して拍手してノセてノセていかないと。ポジティブな材料を見つけて、それを出来るだけ膨らませる。その膨らませる役割こそ、サポーターが果たすべきことだと個人的には思います。
自分自身反省していますが、フクアリを本当に「ホーム」に出来ているのかな。ウチの選手は気持ちよく楽しくプレーし、相手選手はやりづらさを感じる。そういう雰囲気作り。ただ淡々と唄っているだけでそれを作り出せるのか? まして、アウェーゴール裏にケンカ売りに行くとか…。最後、選手が挨拶に来た時に、なぜ「俺達と行こう、共に戦おう♪」と唄えないのか。なぜ、なぜ。今年は苦しいシーズンだって分かっているはず。腹を括ったはず。移籍選手がたくさん出て、チームは大きく変わった。社長もGMも監督も替わった。でもサポーターだけは替わっていない。でしょ? 「選手は移籍できても、サポーターは好きなチームからは移籍できない」なんて宣う前に、サポーターとして果たすべきことをしないと、ね。
*
さて。前置き(おい)が長くなったが、磐田戦について。
□□■□■□□ コータ、タツ
□□□□■□□ ヤザー
■□■□□□□ ミルコ、ヨネ
□□□■□□■ トーミ、サカさん
□■□■□■□ ヘーイ、リョータ、大さん
□□□■□□□ ぐぴお
[SUB] タテさん、耕造、コーヘー、ユータ、コージ、アツ、コケ
巻がケガ、エドが警告累積で不在。2トップはコータとタツ、守備陣はリョータをリベロに据えた3バック。ヘーイが萬代を見、大さんがジウシーニョをチェックするマンマーク気味の守備組織だ。サイドや2列目以降の飛び込みにはサカさんが下がったり絞ったりしながら対応するので、時間帯によっては4バックにも見える(その分ミルコは上げておく)。また、トーミが累積警告による出場停止から復帰してヨネと縦位置のWボランチ。従前とは違い、トーミの方が守備的な役割を担う。
試合開始からいきなり上田に真っ正面から強烈なミドルを喰らう。クロスバーに助けられたが、開幕早々の危ない場面にヒヤリ。この試合が本当に大事だと思うにしては、集中力に欠けすぎてはいないか? いきなり不安になる。ジュビロはN-BOX時代をちょっと彷彿とするような、細かなパスを連鎖的に繋ぐサッカー(今の「N」は名波の「N」ではなく西の「N」のようだが)。ダイレクトでポンポンとパスが回り、非常に小気味よい。小気味よいが、フィニッシュの1つ手前、2つ手前のところでミスをしがち。ただ、そのミスはジェフが能動的に引きだしたものではなく、単純に磐田の練度が不足しているだけで、試合を重ねるごとにどんどん良くなっていくだろうし、この試合だけを見ても時間が経つほどに精度を増していくことが予想できた。相手がバタバタしている序盤に先制点を奪い、常に主導権を自分たちが持ち続けることが非常に重要。そんなことを思わせる開幕数分の攻防だった。
そこからは一進一退。3-5-2同士ということもあってか、ガチンコマッチアップ。サカさんと村井のところと、運動量豊富に飛び出してくる"ボランチ駒野(サイドと位置を入れ替えて中から中に飛び込んでくるのよ)"を押さえる攻防は特に見応えがある。その両者の攻め合いの中、先にチャンスをモノにしたのはジェフ。20分、磐田のパス回しを引っかき回すように運動量豊富に走りまくるヨネが効果的に攻撃に絡む。そのヨネが獲得したコーナーキックをミルコが蹴り、川口が弾き返したところを谷澤がペナルティエリア外からスーパーボレー! まさに"ワールド"と言うべきゴラッソでジェフが待望の先取点を奪う。
こうなるとノリノリになる谷澤。左右の至る所に出没し攻守に絡む。また、その谷澤の作ったスペースにヨネが積極的に上がっていき、チャンスを演出。高い位置からのプレスやボールスイープが効果的で、ハーフカウンターがハマっていた。ただ、全体的に押し気味にゲームを進めるもコータ、ミルコらがチャンスをモノに出来ず。逆にその前掛かりになったところを磐田に突かれる。42分。ミルコとショーヘイの2人がいたにも関わらず、西に左サイド突破をあっさりと許す。ファーサイドに鋭く通ったボールはジウシーニョの飛び込みにドンピシャ。何度無く「反省」したはずの集中力の欠如。最悪の時間帯に失点を許して試合を折り返した。
後半開始。選手交代は無し。細かく降り続く雨は、より強さを増していく。
前半終了間際の失点は、ジェフの選手から覇気を削いでしまったかのようだ。失点直後もそうだったが、どういうわけか「もう終わった」とでも言いたげな雰囲気が漂う。それまでカウンターを武器に積極的に試合を進めていたはずなのにどうしてしまったのか。米倉のところで奪えていたボールが全く奪えないようになり、磐田に好きなようにパス回しをされてしまう。磐田はジェフがDFラインを深くし足を止めて固めていると見るや、前半よりもサイドに早めにボールを出すようにしたことが奏功。ジェフのサイドを押し込んだ上で、中を手厚く使ってチャンスを作る。トーミのところは特にマトを掛けられていたようだ。ジェフDFがボールを奪ってトーミに預けると、すぐさまプレスを掛けてカウンターの芽を潰し、ボールが奪えたならば逆にハーフカウンター。ちょろちょろと動き回るジウシーニョが本当に嫌らしい動きをする。
12分。CKからボールを繋がれて、中を通って逆サイドまで使った細かいパス回しで翻弄されるジェフDF。押し上げてくる相手とサイドの選手が外を回る動きに釣られ、完全にボールを見るかたちになってしまう。とにかく中を固めようと思ったか足を止めたところを、またも飛び込んできたジウシーニョに(左右の違いはあれど)1点目とほとんど同じような形で合わされて逆転を許す。かつてのジェフが得意としたような、リスクを犯した無駄走りとパスワークの連携。近年のJリーグのトレンドそのままの崩し方にものの見事にやられたかたち。そのトレンドの元祖(?)たるジェフは、そんな無駄走りなど全く無くしてしまったというのに…見ている方の気持ちを折るのに十分な一撃だった。
18分。疲労のためかそれ以外の要因か、ゲームに入れていない米倉を外して馬場。その馬場が入ってすぐに素晴らしいプレーを見せる。ボールを受けた途端、すぐさま右サイドを走る青木へとスルーパス。完全にキーパーと1対1のような絶好の形になったが、利き足ではない右で蹴らざるを得なかったことが影響したか、僅かに枠を捉えず右サイドネットを揺らすに留まる。
これを決めたかった。ここからのジェフは完全に"攻めさせられている"状態。馬場が入って布陣をダイヤモンド型の4-4-2に変更したものの、逆にサイドが薄くなっただけで彼に存分にプレーさせる体制は整っておらず、ミルコ、新居、コータも含め、各人が個人技で打開しようとしてはカウンターの起点になるという無惨な状況に。さらに審判の酷な判定もそれに拍車を掛け、単純な放り込みすらままならない。ちょっと流れを掴もうものならすぐに笛。意味不明なスローインの投げ直しやゴールキックの蹴り直しなど、相手の時間稼ぎに積極的に審判が絡み、磐田も「流す」と見て、文字通り踏んだり蹴ったりのし放題だ。最早、コータは倒されては自分のファウルを取られてピッチを叩いて悔しがり、谷澤はあまりに酷い削りに対してつい加賀の肩を小突いてしまってイエロー。新居ももう「やってらんねーよ」的オーラが目に見える。完全に荒れゲームの様相。
40分に得たFKのチャンス。これを外したのがこの試合を最も象徴していたのかも知れない。馬場のキックに池田が飛び込みドンピシャ。コースもスピードも完璧。完全に決まったと思い、着地と同時に池田も思わずガッツポーズに入ろうとしたが、ボールは僅かにポストに触って弾かれる。これをもう一度押し込めれば良かったが、なぜか全員「あっ!」とばかりに一瞬呆然なってしまいチャンスをむざむざと潰す。
その後、坂本が完全にキーパーと1対1になりながら、相手DFのバックチャージに倒されるも笛すら吹かれない(オフサイドの判定だったみたいだが、旗が上がったタイミングを見る限り、オフサイドに掛かったのは逆サイドの選手で、このプレーとは全く関係なかったのでは?)ような悔しいシーンもあったが、最早何かを言う気にもなれない。このまま試合は終了した。
*
まず、今日はコータの日ではなかった。FWとして外してはいけないチャンスを何度も外せば、やはり勝てるものも勝てない。ただ、そのチャンスを引きだしたのはコータの動きの良さ故であり、逆にコータがそこにいなければ生まれなかったチャンスも多かったという見方も出来ると思う。この日は運が無かったと思って、次の機会、絶対に決めるように頑張って欲しい。とにかくひとつ決まればきっと変わると思う。
だったら新居が…と思うが、如何せん、ゴールに背を向けてボールを受けざるを得ないようなシーンが多すぎる。そういう場合、確実に磐田のDFに乗っかかれてボールを奪われていた。しかも、それについて穴沢は全くファウルを取らないばかりか、逆に新居のファウルにする始末。DFが悪いのではなく、それはイーブンのプレーだろというシーンでもピッピピッピ笛を吹くので、完全に新居はやれることを見失ってしまった。巻の不在が最も響いたのは、この辺の部分であろう(ポスト的な役割なら新居よりコータがすべきというのもあるが、残念ながらコータは、マコや鈴木秀を向こうに回してパントを受けるポストプレイヤー的なことをさせるには経験不足過ぎた)。
チームとして新居とコータの使い方に問題があったことも書かなければならない。せっかく3-5-2のシフトを敷いてWBをワイドに配置、積極的にサイド攻撃を仕掛けようとしているのだから、もっと抉り込んで横からボールを入れる工夫が欲しかった(サイドが仕掛けようにも、1対2の状況ですら中から誰もフォローに行かない、無駄走りしないってのは目を覆いたくなりましたけどね)。単純に前へ蹴って新居やコータにゴールに背を向けて競らせるなど、論外中の論外。彼らが前を向いた状態でボールを受けられるようにしなければ得点のニオイなどしない。そんなことはサッカーの素人だって分かる。何のために裏を取るのが得意なスピードタイプのFWを並べたのか。前半は米倉がセカンドボールへの対応をしっかりしていたからまだ良かったが、彼が外れてからは単なるワーワーサッカー。馬場を入れたのだから、中盤にタメを作って新居、青木の裏を取る動きを活かしたかったのだろうが、その馬場にタメさせる意識もチーム内に無い。
馬場が入ってからは、リョータをサイドに出した4-4-2にシフト。ミルコを外して工藤としたが、中盤の運動量こそ増えたものの、クロスを入れる役目を果たしていたサカさんがDFラインに下がり、ミルコも不在では今度はサイドから仕掛ける人が誰もおらず、磐田は中をしっかりと固めるだけで良かった。村井を外して犬塚、さらに前戦から守備をするゴンさんを投入というカードは、最早鉄壁の完封リレーと言うべき的確さと言えた。
守備面でも、難題は山積している。リーグ戦開幕のガンバ戦で無失点ドローを演じて以来、2-2-1-4-4-3と失点し続けている現状はむしろ攻撃面よりも深刻だ。この試合はマンマーク気味の3バック。リョータをリベロで使ったが、持ち前の攻撃力を全く発揮できず、リベロと言うよりは完全なスイーパーだった(3バックのラインコントロールはすごく良かったが、後半になって4バックに布陣を変えたらグダグダになったのもね…)。スイーパーとして使うには高さ対応の面で難があり、結果論だが、大輔を中に使ってリョータとショーヘイのWストッパーという方が的確だったのではないか。その大輔はまたもブラジリアンFWのスピードに翻弄されていたのだから。
ショーヘイは今期初スタメンにしては全体的には悪くなかったが、1失点目の西のアシストを淡泊に対応して阻止できなかったことに大いに不満が残る。とはいえ4月頭の練習試合で見た時は、大学生相手にPKを献上するなど全然のデキだったわけで、今はかなりコンディションは上向いていることが確認できたというのが収穫ではあり。使っていけば安定してくるだろう。
この試合の2失点もまた、組織の問題と言うよりは、例によって個々人の集中力の問題という面もあるが、クゼ監督が試合後のインタビューの中で言うような、単純にエドの帰還だけで解決出来る状況では無いと思う。エドが居ようが居まいが、同じようなパターン(ズルズルとDFラインが下がり、個人技での突破をひとつ許しただけで致命的な状況を作られる)で同じようにやられるのは何かしら欠陥があるということ。局面局面だけ見れば、DFが個人の勝負で負けたというところばかりが目に付くが、それ以前に、失点に繋がるプレーの起点になる部分やフィニッシュの2つ手前で潰せなかったかなど、前線や中盤まで全体を見た上で問題を洗い出さなければいけないはずだ。大さんやトーミにだけ責任を擦り付けて、替えてしまえと言って解決する問題では絶対に無い。
開幕のガンバ戦で、「守って守って守り抜く」って方針を打ち出したのだから、まずそこだけは絶対に譲らないサッカーをしないと。1点取ったら1-0でゲームをクローズすることを達成目標とし、最悪でも1-1で試合を終えないと行けないのです。そこを徹底していれば、8戦8分けで勝ち点8。少なくとも降格圏には居ないはずです。
もちろんその「勝ち点8」なんてものは数字遊びの末の机上の空論なのは分かっています。でも、その覚悟を中途半端にしたから、今のウチの現状があります。攻めきれない、守りきれない。チームとして何がしたいかもはっきり見えず、何をするにも個人技頼り。それじゃダメなんですよ。予想以上にケガの選手が多く、組織構築に想定外の時間がかかっているという情状酌量の余地はあるにせよ、リーグ最多失点18という数字はチーム作りの本質的な部分に致命的な欠陥があると言わざるを得ないです。厳しいことを言うようですけどね。
この磐田戦を裁いた穴沢主審とバックスタンド側の線審は、最悪と言っていいクオリティを見せてくれました。川崎戦の前田が可愛く見えるぐらいでした。周囲に誰もいないのに、磐田DFがキックを空振りして転んだだけでファウルを取って蹴り直し(周囲にウチの選手誰もいないのに!)。勝手にドリブル中に滑って転んだのに、絡んでもないウチのDFにイエローカード(PKまで与えそうな雰囲気だった)。新居にはアフターでボディプレスを仕掛けて、新居が潰れても新居のファウルで相手ボール。スライディングの後に水面蹴り仕掛けられても転ばされたこっちのファウル。交代選手が外に出るのにピッチ内をまだテクテク歩いているのに、川口はゴールキック蹴って勝手に始めて、それについてもお咎め無しでやり直しとか。西のわざとらしいハンドにカードも出ないのにイラつきましたし、谷澤なんか倒されてもサッカーボール状態で3人ぐらいに囲まれて蹴られたり、ペナルティエリアで思い切り顔を叩かれても何も無し。思わず後ろからいい加減にしろよって肩のひとつも叩きたくなりますよ。まあ、それやって即イエロー貰ったわけですが。14番の「肘!肘!」ってアピールも凄かったですね。先に隊長の腰や尻に2人掛かりで膝蹴り入れまくってたのはどっちだよ。コータのドリブルの仕掛けは、全部相手ユニを引っ張ったってことでファウル。普通攻撃側が仕掛けているのに引っ張ってるってないでしょ…引っ張る意味無いし。前半の序盤はあらゆるファウルを流しまくっていたのに、急にナーバスに吹きまくるようになったのはどういうことか。吹くなら吹くで、せめてイーブンなプレーはイーブンに裁いて欲しい。判断ミスもあるかも知れないけど、そのミスを正当化するためにミスを判断基準に据えるのはどう考えても間違っていますよ。
そんな審判に流れを切られまくり、最後にはこっちの集中力まで切られまくり、そんな状態で試合になるわけありません。試合になるわけ無いんですが、それを負けの言い訳にするのは負け惜しみ過ぎるので言いません(ここまでガタガタ書いておきながら^^;)。それも含めてサッカー。「そういう審判」に当たってしまった以上、その判定の質を考慮したプレーをしなければいけないのです。先に熱くなってしまった段階で、こっちの負けだったのでしょう。選手に「勝ててない」が故の焦りがあって、いろいろ熱くなり易いシチュエーションであることは誰しもが分かっていたはず。大宮戦の時にも少し書きましたが、ちょっとサポーターも含めて降格の影に怯えすぎなのではないかな、と。現実、怯えなきゃいけない成績なのは百も承知ですが、それに最も怯えているのは選手達です。サポーターがその苦しさを一緒に背負ってあげないでどうするのか、と。むしろ選手の分まで背負ってあげないで何がサポーターか、と。少しでもその辛さ苦しさを軽くするために何をしなければいけないのか考えないと。「お前ら、やばいんだぞ」「負けてるんだぞ」「後がないんだぞ」と叫んだって、そんなことは選手も痛いほど分かっています。もっともっとイイトコロを探して、それを誉めて誉めて拍手して拍手してノセてノセていかないと。ポジティブな材料を見つけて、それを出来るだけ膨らませる。その膨らませる役割こそ、サポーターが果たすべきことだと個人的には思います。
自分自身反省していますが、フクアリを本当に「ホーム」に出来ているのかな。ウチの選手は気持ちよく楽しくプレーし、相手選手はやりづらさを感じる。そういう雰囲気作り。ただ淡々と唄っているだけでそれを作り出せるのか? まして、アウェーゴール裏にケンカ売りに行くとか…。最後、選手が挨拶に来た時に、なぜ「俺達と行こう、共に戦おう♪」と唄えないのか。なぜ、なぜ。今年は苦しいシーズンだって分かっているはず。腹を括ったはず。移籍選手がたくさん出て、チームは大きく変わった。社長もGMも監督も替わった。でもサポーターだけは替わっていない。でしょ? 「選手は移籍できても、サポーターは好きなチームからは移籍できない」なんて宣う前に、サポーターとして果たすべきことをしないと、ね。
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さて。前置き(おい)が長くなったが、磐田戦について。
□□■□■□□ コータ、タツ
□□□□■□□ ヤザー
■□■□□□□ ミルコ、ヨネ
□□□■□□■ トーミ、サカさん
□■□■□■□ ヘーイ、リョータ、大さん
□□□■□□□ ぐぴお
[SUB] タテさん、耕造、コーヘー、ユータ、コージ、アツ、コケ
巻がケガ、エドが警告累積で不在。2トップはコータとタツ、守備陣はリョータをリベロに据えた3バック。ヘーイが萬代を見、大さんがジウシーニョをチェックするマンマーク気味の守備組織だ。サイドや2列目以降の飛び込みにはサカさんが下がったり絞ったりしながら対応するので、時間帯によっては4バックにも見える(その分ミルコは上げておく)。また、トーミが累積警告による出場停止から復帰してヨネと縦位置のWボランチ。従前とは違い、トーミの方が守備的な役割を担う。
試合開始からいきなり上田に真っ正面から強烈なミドルを喰らう。クロスバーに助けられたが、開幕早々の危ない場面にヒヤリ。この試合が本当に大事だと思うにしては、集中力に欠けすぎてはいないか? いきなり不安になる。ジュビロはN-BOX時代をちょっと彷彿とするような、細かなパスを連鎖的に繋ぐサッカー(今の「N」は名波の「N」ではなく西の「N」のようだが)。ダイレクトでポンポンとパスが回り、非常に小気味よい。小気味よいが、フィニッシュの1つ手前、2つ手前のところでミスをしがち。ただ、そのミスはジェフが能動的に引きだしたものではなく、単純に磐田の練度が不足しているだけで、試合を重ねるごとにどんどん良くなっていくだろうし、この試合だけを見ても時間が経つほどに精度を増していくことが予想できた。相手がバタバタしている序盤に先制点を奪い、常に主導権を自分たちが持ち続けることが非常に重要。そんなことを思わせる開幕数分の攻防だった。
そこからは一進一退。3-5-2同士ということもあってか、ガチンコマッチアップ。サカさんと村井のところと、運動量豊富に飛び出してくる"ボランチ駒野(サイドと位置を入れ替えて中から中に飛び込んでくるのよ)"を押さえる攻防は特に見応えがある。その両者の攻め合いの中、先にチャンスをモノにしたのはジェフ。20分、磐田のパス回しを引っかき回すように運動量豊富に走りまくるヨネが効果的に攻撃に絡む。そのヨネが獲得したコーナーキックをミルコが蹴り、川口が弾き返したところを谷澤がペナルティエリア外からスーパーボレー! まさに"ワールド"と言うべきゴラッソでジェフが待望の先取点を奪う。
こうなるとノリノリになる谷澤。左右の至る所に出没し攻守に絡む。また、その谷澤の作ったスペースにヨネが積極的に上がっていき、チャンスを演出。高い位置からのプレスやボールスイープが効果的で、ハーフカウンターがハマっていた。ただ、全体的に押し気味にゲームを進めるもコータ、ミルコらがチャンスをモノに出来ず。逆にその前掛かりになったところを磐田に突かれる。42分。ミルコとショーヘイの2人がいたにも関わらず、西に左サイド突破をあっさりと許す。ファーサイドに鋭く通ったボールはジウシーニョの飛び込みにドンピシャ。何度無く「反省」したはずの集中力の欠如。最悪の時間帯に失点を許して試合を折り返した。
後半開始。選手交代は無し。細かく降り続く雨は、より強さを増していく。
前半終了間際の失点は、ジェフの選手から覇気を削いでしまったかのようだ。失点直後もそうだったが、どういうわけか「もう終わった」とでも言いたげな雰囲気が漂う。それまでカウンターを武器に積極的に試合を進めていたはずなのにどうしてしまったのか。米倉のところで奪えていたボールが全く奪えないようになり、磐田に好きなようにパス回しをされてしまう。磐田はジェフがDFラインを深くし足を止めて固めていると見るや、前半よりもサイドに早めにボールを出すようにしたことが奏功。ジェフのサイドを押し込んだ上で、中を手厚く使ってチャンスを作る。トーミのところは特にマトを掛けられていたようだ。ジェフDFがボールを奪ってトーミに預けると、すぐさまプレスを掛けてカウンターの芽を潰し、ボールが奪えたならば逆にハーフカウンター。ちょろちょろと動き回るジウシーニョが本当に嫌らしい動きをする。
12分。CKからボールを繋がれて、中を通って逆サイドまで使った細かいパス回しで翻弄されるジェフDF。押し上げてくる相手とサイドの選手が外を回る動きに釣られ、完全にボールを見るかたちになってしまう。とにかく中を固めようと思ったか足を止めたところを、またも飛び込んできたジウシーニョに(左右の違いはあれど)1点目とほとんど同じような形で合わされて逆転を許す。かつてのジェフが得意としたような、リスクを犯した無駄走りとパスワークの連携。近年のJリーグのトレンドそのままの崩し方にものの見事にやられたかたち。そのトレンドの元祖(?)たるジェフは、そんな無駄走りなど全く無くしてしまったというのに…見ている方の気持ちを折るのに十分な一撃だった。
18分。疲労のためかそれ以外の要因か、ゲームに入れていない米倉を外して馬場。その馬場が入ってすぐに素晴らしいプレーを見せる。ボールを受けた途端、すぐさま右サイドを走る青木へとスルーパス。完全にキーパーと1対1のような絶好の形になったが、利き足ではない右で蹴らざるを得なかったことが影響したか、僅かに枠を捉えず右サイドネットを揺らすに留まる。
これを決めたかった。ここからのジェフは完全に"攻めさせられている"状態。馬場が入って布陣をダイヤモンド型の4-4-2に変更したものの、逆にサイドが薄くなっただけで彼に存分にプレーさせる体制は整っておらず、ミルコ、新居、コータも含め、各人が個人技で打開しようとしてはカウンターの起点になるという無惨な状況に。さらに審判の酷な判定もそれに拍車を掛け、単純な放り込みすらままならない。ちょっと流れを掴もうものならすぐに笛。意味不明なスローインの投げ直しやゴールキックの蹴り直しなど、相手の時間稼ぎに積極的に審判が絡み、磐田も「流す」と見て、文字通り踏んだり蹴ったりのし放題だ。最早、コータは倒されては自分のファウルを取られてピッチを叩いて悔しがり、谷澤はあまりに酷い削りに対してつい加賀の肩を小突いてしまってイエロー。新居ももう「やってらんねーよ」的オーラが目に見える。完全に荒れゲームの様相。
40分に得たFKのチャンス。これを外したのがこの試合を最も象徴していたのかも知れない。馬場のキックに池田が飛び込みドンピシャ。コースもスピードも完璧。完全に決まったと思い、着地と同時に池田も思わずガッツポーズに入ろうとしたが、ボールは僅かにポストに触って弾かれる。これをもう一度押し込めれば良かったが、なぜか全員「あっ!」とばかりに一瞬呆然なってしまいチャンスをむざむざと潰す。
その後、坂本が完全にキーパーと1対1になりながら、相手DFのバックチャージに倒されるも笛すら吹かれない(オフサイドの判定だったみたいだが、旗が上がったタイミングを見る限り、オフサイドに掛かったのは逆サイドの選手で、このプレーとは全く関係なかったのでは?)ような悔しいシーンもあったが、最早何かを言う気にもなれない。このまま試合は終了した。
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まず、今日はコータの日ではなかった。FWとして外してはいけないチャンスを何度も外せば、やはり勝てるものも勝てない。ただ、そのチャンスを引きだしたのはコータの動きの良さ故であり、逆にコータがそこにいなければ生まれなかったチャンスも多かったという見方も出来ると思う。この日は運が無かったと思って、次の機会、絶対に決めるように頑張って欲しい。とにかくひとつ決まればきっと変わると思う。
だったら新居が…と思うが、如何せん、ゴールに背を向けてボールを受けざるを得ないようなシーンが多すぎる。そういう場合、確実に磐田のDFに乗っかかれてボールを奪われていた。しかも、それについて穴沢は全くファウルを取らないばかりか、逆に新居のファウルにする始末。DFが悪いのではなく、それはイーブンのプレーだろというシーンでもピッピピッピ笛を吹くので、完全に新居はやれることを見失ってしまった。巻の不在が最も響いたのは、この辺の部分であろう(ポスト的な役割なら新居よりコータがすべきというのもあるが、残念ながらコータは、マコや鈴木秀を向こうに回してパントを受けるポストプレイヤー的なことをさせるには経験不足過ぎた)。
チームとして新居とコータの使い方に問題があったことも書かなければならない。せっかく3-5-2のシフトを敷いてWBをワイドに配置、積極的にサイド攻撃を仕掛けようとしているのだから、もっと抉り込んで横からボールを入れる工夫が欲しかった(サイドが仕掛けようにも、1対2の状況ですら中から誰もフォローに行かない、無駄走りしないってのは目を覆いたくなりましたけどね)。単純に前へ蹴って新居やコータにゴールに背を向けて競らせるなど、論外中の論外。彼らが前を向いた状態でボールを受けられるようにしなければ得点のニオイなどしない。そんなことはサッカーの素人だって分かる。何のために裏を取るのが得意なスピードタイプのFWを並べたのか。前半は米倉がセカンドボールへの対応をしっかりしていたからまだ良かったが、彼が外れてからは単なるワーワーサッカー。馬場を入れたのだから、中盤にタメを作って新居、青木の裏を取る動きを活かしたかったのだろうが、その馬場にタメさせる意識もチーム内に無い。
馬場が入ってからは、リョータをサイドに出した4-4-2にシフト。ミルコを外して工藤としたが、中盤の運動量こそ増えたものの、クロスを入れる役目を果たしていたサカさんがDFラインに下がり、ミルコも不在では今度はサイドから仕掛ける人が誰もおらず、磐田は中をしっかりと固めるだけで良かった。村井を外して犬塚、さらに前戦から守備をするゴンさんを投入というカードは、最早鉄壁の完封リレーと言うべき的確さと言えた。
守備面でも、難題は山積している。リーグ戦開幕のガンバ戦で無失点ドローを演じて以来、2-2-1-4-4-3と失点し続けている現状はむしろ攻撃面よりも深刻だ。この試合はマンマーク気味の3バック。リョータをリベロで使ったが、持ち前の攻撃力を全く発揮できず、リベロと言うよりは完全なスイーパーだった(3バックのラインコントロールはすごく良かったが、後半になって4バックに布陣を変えたらグダグダになったのもね…)。スイーパーとして使うには高さ対応の面で難があり、結果論だが、大輔を中に使ってリョータとショーヘイのWストッパーという方が的確だったのではないか。その大輔はまたもブラジリアンFWのスピードに翻弄されていたのだから。
ショーヘイは今期初スタメンにしては全体的には悪くなかったが、1失点目の西のアシストを淡泊に対応して阻止できなかったことに大いに不満が残る。とはいえ4月頭の練習試合で見た時は、大学生相手にPKを献上するなど全然のデキだったわけで、今はかなりコンディションは上向いていることが確認できたというのが収穫ではあり。使っていけば安定してくるだろう。
この試合の2失点もまた、組織の問題と言うよりは、例によって個々人の集中力の問題という面もあるが、クゼ監督が試合後のインタビューの中で言うような、単純にエドの帰還だけで解決出来る状況では無いと思う。エドが居ようが居まいが、同じようなパターン(ズルズルとDFラインが下がり、個人技での突破をひとつ許しただけで致命的な状況を作られる)で同じようにやられるのは何かしら欠陥があるということ。局面局面だけ見れば、DFが個人の勝負で負けたというところばかりが目に付くが、それ以前に、失点に繋がるプレーの起点になる部分やフィニッシュの2つ手前で潰せなかったかなど、前線や中盤まで全体を見た上で問題を洗い出さなければいけないはずだ。大さんやトーミにだけ責任を擦り付けて、替えてしまえと言って解決する問題では絶対に無い。
厳しいことを書いたが、それでも「惜しいゲーム」と纏めたい。1勝すれば何かが変わる。その予感をジェフは秘めていると思う。今、いろいろ強がっては見ても、現実チームはどん底。なかなか明るい雰囲気にはならないと思う。その「またやられてしまうのか」と勝てないことを恐れる悪いスパイラルが、失点時に下を向くようなメンタルに繋がってしまっているのは間違いない。失点したならすぐにもう一度突き放す。そんな自信を全員が持ってこそ相手を呑める。相手を呑んで掛からないと勝負事に勝てるわけなど無い。簡単に下がっていってしまうDFラインなどはその象徴だ。そのムードを打破するに当たって、谷澤のような「空気を一変させる選手」がゴールを決めたことは本当に大きくて、これで勝てれば一気にチームは上り調子になっただろうと考えると、非常に「惜しい」と思うのだ。その意味で、この試合、大宮戦や名古屋戦以上に浮上のキッカケを掴むための非常に大きなチャンスだった。
次節、マリノス戦。現在5位。個人的には、名古屋と並んで今最もいいサッカーをしているチームだと思っている。それを相手に、しかもアウェーで勝ち点3を奪うというのは至難の業だ(今年マリノスはホーム負け無し)。だが、至難の業だから最初から諦めるなんてことは出来ない。去年、相手は違うけど日産で浮上のキッカケを掴んだ。同じことを今年も…と期待したい。失うことを恐れずに、全ての試合を勝つ気持ちで。GW連戦。チームもサポーターも正念場だ。
次節、マリノス戦。現在5位。個人的には、名古屋と並んで今最もいいサッカーをしているチームだと思っている。それを相手に、しかもアウェーで勝ち点3を奪うというのは至難の業だ(今年マリノスはホーム負け無し)。だが、至難の業だから最初から諦めるなんてことは出来ない。去年、相手は違うけど日産で浮上のキッカケを掴んだ。同じことを今年も…と期待したい。失うことを恐れずに、全ての試合を勝つ気持ちで。GW連戦。チームもサポーターも正念場だ。
[ 19:27 ]
[ ┣ JEF UNITED ]
□J2 3月度MIP受賞インタビュー 高橋泰選手(熊本)[ J's GOAL ]
2008年最初のJ2 MIPに輝いたのは、今季新加入の熊本から高橋泰選手です。3月は4試合で4ゴール。開幕節で熊本の記念すべき「Jリーグ1st GOALER」に名を刻み、第2節では試合終了間際に同点・逆転の2ゴール、第5節でも九州ダービーをドローに持ち込む貴重な1点を上げた、その活躍は強く印象に残りました。
J's GOALにユタカのインタビューが掲載されたのでリンク。ホント頑張ってるなあ~。イビチャさん時代のジェフに所属していたんだけど、外国人FWや巻らがいて攻撃陣の層が厚い時期でもあって、ちゃんと使ってあげられなくてすごく申し訳無い気持ち…というかサテライトであれだけやれてただけにトップの試合でもっともっと見たかったので勿体ないというか残念な気持ちの方が強いかな。そういうこともあって、この活躍はとても嬉しいですよ。これからもケガとかしないように頑張って下さい!
2008年最初のJ2 MIPに輝いたのは、今季新加入の熊本から高橋泰選手です。3月は4試合で4ゴール。開幕節で熊本の記念すべき「Jリーグ1st GOALER」に名を刻み、第2節では試合終了間際に同点・逆転の2ゴール、第5節でも九州ダービーをドローに持ち込む貴重な1点を上げた、その活躍は強く印象に残りました。
J's GOALにユタカのインタビューが掲載されたのでリンク。ホント頑張ってるなあ~。イビチャさん時代のジェフに所属していたんだけど、外国人FWや巻らがいて攻撃陣の層が厚い時期でもあって、ちゃんと使ってあげられなくてすごく申し訳無い気持ち…というかサテライトであれだけやれてただけにトップの試合でもっともっと見たかったので勿体ないというか残念な気持ちの方が強いかな。そういうこともあって、この活躍はとても嬉しいですよ。これからもケガとかしないように頑張って下さい!
2008/04/26のBlog
[ 17:23 ]
[ ┣ JEF UNITED ]
[ 15:49 ]
[ ┣ JEF UNITED ]
2008/04/25のBlog
[ 23:38 ]
[ ┣ JEF UNITED ]
□[デイリー] 巻ヒヤリ 相手DFと激突し病院直行
サッカー日本代表候補は23日、千葉県内で筑波大と練習試合を行い、3日間の合宿を打ち上げ。筑波大戦で後半から出場したFW巻が相手DFと正面衝突。ひざ同士が強くぶつかった。強い痛みがあり、巻はその場で交代を直訴。担架で退場し、千葉県内の病院に直行して緊急精密検査を受けた。岡田監督も「腱が損傷しているかもしれない。あのガンバリ屋があれほど痛がるから心配」と表情を曇らせたが、検査結果は幸いにも右ひざの打撲。24日に改めて検査を受ける予定だが、全治は1週間から10日と軽傷の見込みだ。
激突の際に、スタンドまで聞こえるような鈍い嫌な音がしたというから相当だったんでしょうね。全治10日。骨や筋肉に異常が無くて本当に良かったとしか言い様がないです。
非常にケガ人の多い今年のジェフ。GWの連戦前にエースの離脱は本当に厳しい。とりあえず直近の磐田戦は、巻にエド、攻守の"背骨"に当たる選手が2人も不在の状態で戦わなければいけないのか…。
若手を積極的に使って、2試合続けて同じスタメンオーダーを組むことが無いクゼ監督ですが、巻とエド、そしてトーミを含めたセンターラインの3人はこれまで極力動かさないようにして戦ってきました。その意味と理由は、名古屋戦での巻の1G1Aに象徴されるように徐々に結実しつつあったわけですが、その良い流れを掴みつつあるタイミングでの巻の数試合の離脱はなあ…。
当人もおそらく手応えを感じつつあったと思うし、すごく悔しいだろうと思います。ですが、膝は去年随分と悩まされた古傷。無理して去年みたいに痛々しい姿を晒すのだけは絶対に避けて欲しい。責任感の強い巻だから、きっとマリノス戦には間に合わすとか意気込んでいるとは思うけど、そこはグッと我慢して万全の状態を目指して欲しいです。
それにしても、頑張ってるヤツからケガしていくのは、ホント、見ていて切ない…。それがクラブの練習ならまだしも、代表のそれとあっては余計にね。まして、近々公式戦があるわけでもなく、代表レギュラー格の選手がほとんど辞退してしまっているような合宿での事故というのでは報われないですよ…。そもそも、この4月5月の水曜日も試合のある連戦の谷間で、わざわざ合宿組む意味が分からないですよ。
*
関係ないけど、対戦相手の筑波大の監督って、風間八宏さんがやってるんですね。
*
[4/25追記]
検査をしたら、診断結果は全治2週間~3週間とのこと。骨折騒動の時も大概にしろと思ったけど、代表のドクターは一体どうなっているんだ、と。クラブの大事な選手を預かっているという意識に些か欠けているのではないか? 猛省して貰いたい。
サッカー日本代表候補は23日、千葉県内で筑波大と練習試合を行い、3日間の合宿を打ち上げ。筑波大戦で後半から出場したFW巻が相手DFと正面衝突。ひざ同士が強くぶつかった。強い痛みがあり、巻はその場で交代を直訴。担架で退場し、千葉県内の病院に直行して緊急精密検査を受けた。岡田監督も「腱が損傷しているかもしれない。あのガンバリ屋があれほど痛がるから心配」と表情を曇らせたが、検査結果は幸いにも右ひざの打撲。24日に改めて検査を受ける予定だが、全治は1週間から10日と軽傷の見込みだ。
激突の際に、スタンドまで聞こえるような鈍い嫌な音がしたというから相当だったんでしょうね。全治10日。骨や筋肉に異常が無くて本当に良かったとしか言い様がないです。
非常にケガ人の多い今年のジェフ。GWの連戦前にエースの離脱は本当に厳しい。とりあえず直近の磐田戦は、巻にエド、攻守の"背骨"に当たる選手が2人も不在の状態で戦わなければいけないのか…。
若手を積極的に使って、2試合続けて同じスタメンオーダーを組むことが無いクゼ監督ですが、巻とエド、そしてトーミを含めたセンターラインの3人はこれまで極力動かさないようにして戦ってきました。その意味と理由は、名古屋戦での巻の1G1Aに象徴されるように徐々に結実しつつあったわけですが、その良い流れを掴みつつあるタイミングでの巻の数試合の離脱はなあ…。
当人もおそらく手応えを感じつつあったと思うし、すごく悔しいだろうと思います。ですが、膝は去年随分と悩まされた古傷。無理して去年みたいに痛々しい姿を晒すのだけは絶対に避けて欲しい。責任感の強い巻だから、きっとマリノス戦には間に合わすとか意気込んでいるとは思うけど、そこはグッと我慢して万全の状態を目指して欲しいです。
それにしても、頑張ってるヤツからケガしていくのは、ホント、見ていて切ない…。それがクラブの練習ならまだしも、代表のそれとあっては余計にね。まして、近々公式戦があるわけでもなく、代表レギュラー格の選手がほとんど辞退してしまっているような合宿での事故というのでは報われないですよ…。そもそも、この4月5月の水曜日も試合のある連戦の谷間で、わざわざ合宿組む意味が分からないですよ。
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関係ないけど、対戦相手の筑波大の監督って、風間八宏さんがやってるんですね。
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[4/25追記]
検査をしたら、診断結果は全治2週間~3週間とのこと。骨折騒動の時も大概にしろと思ったけど、代表のドクターは一体どうなっているんだ、と。クラブの大事な選手を預かっているという意識に些か欠けているのではないか? 猛省して貰いたい。
2008/04/23のBlog
[ 23:35 ]
[ ┣ ケータイ/モバイル ]
□[ITPro] カシオ日立がW-CDMA対応端末,2008年度下期に国内で出荷
携帯電話端末を開発するカシオ日立モバイルコミュニケーションズ(以下,カシオ日立)は,国内市場向けにW-CDMA方式の携帯電話端末を出荷することを明らかにした。出荷時期は2008年度下期としている。日本国内でW-CDMA方式を採用している携帯電話事業者は,NTTドコモ,ソフトバンクモバイルおよびイー・モバイルの3社。一部報道によると,カシオ日立はソフトバンクモバイル向けにW-CDMA端末を供給するとされているが,同社は現時点では供給先の事業者名を公表していない。一方,ソフトバンクモバイルは「将来の計画についてはコメントできない」としている。
当方、ソフトバンクユーザなのでカシオが来てくれる(かもしれない)というのは嬉しいニュース。auのエース格の端末ベンダーだし、提供していた端末はどれも魅力的なものばかりだったですしね。ソフトバンクには"全部入り防水"みたいな端末が今のところ無いので、W61CAみたいなのを出してくれたら楽しみ。早ければ今秋にもラインナップに加わるということだけど、いきなりPOP-i端末とかになるのかなあ。
携帯電話端末を開発するカシオ日立モバイルコミュニケーションズ(以下,カシオ日立)は,国内市場向けにW-CDMA方式の携帯電話端末を出荷することを明らかにした。出荷時期は2008年度下期としている。日本国内でW-CDMA方式を採用している携帯電話事業者は,NTTドコモ,ソフトバンクモバイルおよびイー・モバイルの3社。一部報道によると,カシオ日立はソフトバンクモバイル向けにW-CDMA端末を供給するとされているが,同社は現時点では供給先の事業者名を公表していない。一方,ソフトバンクモバイルは「将来の計画についてはコメントできない」としている。
当方、ソフトバンクユーザなのでカシオが来てくれる(かもしれない)というのは嬉しいニュース。auのエース格の端末ベンダーだし、提供していた端末はどれも魅力的なものばかりだったですしね。ソフトバンクには"全部入り防水"みたいな端末が今のところ無いので、W61CAみたいなのを出してくれたら楽しみ。早ければ今秋にもラインナップに加わるということだけど、いきなりPOP-i端末とかになるのかなあ。
2008/04/22のBlog
[ 03:09 ]
[ ┣ JEF UNITED ]
チームが非常に苦しい状況のこの時期、本当なら是非瑞穂まで駆けつけたかったのだが、諸般の事情で断念。都内の某サッカーバーで、ジェフサポ仲間9人ほどでプロジェクターの映像越しに観戦した。
*
首位を疾走する名古屋に、最下位タイの我らがジェフが挑む一戦。おそらく下馬評では名古屋が何点取って勝つかといった辺りが焦点だったと思われるが、個人的には札幌戦後のエントリで書いたように、意外とお互いのスタイルが噛み合って、かなり良い試合が期待できるのではないかと思っていた。とはいえ、それでもこのスタメンは予想外ではあったが…。
□□□■□□□ 巻(Cap!!)
■□□□□□■ コータ、ヤザー
□□■□■□□ ミルコ、アツ
□□□■□□□ コージ
■□□□□□■ リョータ、サカさん
□□■□■□□ エド、大さん
□□□■□□□ ぐぴお
[SUB] タテさん、耕造、ヘーイ、ユータ、コーヘー、タツ、コケ
3日前の札幌戦、新居を名古屋戦に備えて温存したことをクゼ監督自身が仄めかしていたのだが、スタメン起用ではなくベンチスタート。ある意味巧みなブラフと言って良いだろう。名古屋はサイドからの攻撃が極めて強いチーム。個人的には新居を使って2トップとするならば、サイドハーフをワイド配したダイヤモンド型シングルボランチの布陣とすべきで、Wボランチのボックスではサイドのケアは出来ても相手ボランチをチェックできずに中を突かれてすぐにやられてしまうと思っていた。名古屋はサイドのみならずDFラインからの配球やオーバーラップも得意なだけに、前線から追ってくれる巻を外すのは論外だし、そう考えると半ば必然的に新居の投入はトドメを差すべき後半からということになる。
宜なるかな、クゼ監督は名古屋のサイドアタックをブロックすることを主眼に置いた布陣で来た。コータを左、谷澤を右にウイング気味にワイドに張らせ、その後ろをそれぞれリョータとサカさんにケアさせる二段重ねの布陣。中はコージをアンカーにして、ミルコとアツでボールの散らし手にプレスを掛ける形のトレスボランチだ。
試合序盤から、お互いに出足鋭く運動量とプレスを繰り出し合うがっぷり四つのサッカーを展開。真昼の13時キックオフ、低気圧通過直後のフェーン現象的暑気の中、なかなかに意欲的なチャレンジだ。青木=青木の左サイドを中心に、攻撃の形を作るジェフ。守備では今季初スタメンの伊藤が気持ちの入った激しいプレスを見せ、名古屋の中盤の構成力を壊しにかかる。試合の入り方は、悪くない。
しかし、試合は予想もしない展開で動く。放り込まれたボールを受けて、中に切れ込み突破を図った小川に対し、坂本と大輔が2人でマーク。小川は思い切りよく仕掛けてペナルティエリアに飛び込むが、それを大輔(坂本?)が引っ掛けてしまい、何とPKの判定! 巧みにボールと小川の間に脚と半身をねじ込んだ見事なスイープに見えたが、主審の目にはそうは映らなかったようだ。確かにあの位置で、接触プレーの末に倒れたのであれば、日本の判定基準だと取る人の方が多いかもしれないが…。
キッカーはヨンセン。ゴール向かって右下にコントロールされたボールが放たれるが、ぐぴおはそれを読んで反応。伸ばした左手がボールに触れたが、パワーに押されてそのままゴール。頭を抱えて憤慨するグッピー…。
だが、今日のジェフは何かが違う。すかさず奪ったコーナーキック。ミルコがトリックプレー気味のショートコーナー。受けた巻がそのまま、巻らしからぬ右脚で鮮やかにズドン! 先制から僅か1分、セットプレーでエースFWをドフリーにする名古屋も名古屋だが、そのチャンスを見事モノにした巻も見事! 一度は沈滞したムードがこれでガラリとイケイケになる。
22分。右サイドの深いところでボールを受けた巻が、クロスを上げるかと思いきや回りを良く見たマイナスのパス。一気に押し上げてきていた伊藤が、ゴール左隅にコントロールされたグラウンダーのミドルシュートを放ち、飛びつく楢崎も及ばず(ピッチのデコボコを拾って若干イレギュラーした?)
*
首位を疾走する名古屋に、最下位タイの我らがジェフが挑む一戦。おそらく下馬評では名古屋が何点取って勝つかといった辺りが焦点だったと思われるが、個人的には札幌戦後のエントリで書いたように、意外とお互いのスタイルが噛み合って、かなり良い試合が期待できるのではないかと思っていた。とはいえ、それでもこのスタメンは予想外ではあったが…。
□□□■□□□ 巻(Cap!!)
■□□□□□■ コータ、ヤザー
□□■□■□□ ミルコ、アツ
□□□■□□□ コージ
■□□□□□■ リョータ、サカさん
□□■□■□□ エド、大さん
□□□■□□□ ぐぴお
[SUB] タテさん、耕造、ヘーイ、ユータ、コーヘー、タツ、コケ
3日前の札幌戦、新居を名古屋戦に備えて温存したことをクゼ監督自身が仄めかしていたのだが、スタメン起用ではなくベンチスタート。ある意味巧みなブラフと言って良いだろう。名古屋はサイドからの攻撃が極めて強いチーム。個人的には新居を使って2トップとするならば、サイドハーフをワイド配したダイヤモンド型シングルボランチの布陣とすべきで、Wボランチのボックスではサイドのケアは出来ても相手ボランチをチェックできずに中を突かれてすぐにやられてしまうと思っていた。名古屋はサイドのみならずDFラインからの配球やオーバーラップも得意なだけに、前線から追ってくれる巻を外すのは論外だし、そう考えると半ば必然的に新居の投入はトドメを差すべき後半からということになる。
宜なるかな、クゼ監督は名古屋のサイドアタックをブロックすることを主眼に置いた布陣で来た。コータを左、谷澤を右にウイング気味にワイドに張らせ、その後ろをそれぞれリョータとサカさんにケアさせる二段重ねの布陣。中はコージをアンカーにして、ミルコとアツでボールの散らし手にプレスを掛ける形のトレスボランチだ。
試合序盤から、お互いに出足鋭く運動量とプレスを繰り出し合うがっぷり四つのサッカーを展開。真昼の13時キックオフ、低気圧通過直後のフェーン現象的暑気の中、なかなかに意欲的なチャレンジだ。青木=青木の左サイドを中心に、攻撃の形を作るジェフ。守備では今季初スタメンの伊藤が気持ちの入った激しいプレスを見せ、名古屋の中盤の構成力を壊しにかかる。試合の入り方は、悪くない。
しかし、試合は予想もしない展開で動く。放り込まれたボールを受けて、中に切れ込み突破を図った小川に対し、坂本と大輔が2人でマーク。小川は思い切りよく仕掛けてペナルティエリアに飛び込むが、それを大輔(坂本?)が引っ掛けてしまい、何とPKの判定! 巧みにボールと小川の間に脚と半身をねじ込んだ見事なスイープに見えたが、主審の目にはそうは映らなかったようだ。確かにあの位置で、接触プレーの末に倒れたのであれば、日本の判定基準だと取る人の方が多いかもしれないが…。
キッカーはヨンセン。ゴール向かって右下にコントロールされたボールが放たれるが、ぐぴおはそれを読んで反応。伸ばした左手がボールに触れたが、パワーに押されてそのままゴール。頭を抱えて憤慨するグッピー…。
だが、今日のジェフは何かが違う。すかさず奪ったコーナーキック。ミルコがトリックプレー気味のショートコーナー。受けた巻がそのまま、巻らしからぬ右脚で鮮やかにズドン! 先制から僅か1分、セットプレーでエースFWをドフリーにする名古屋も名古屋だが、そのチャンスを見事モノにした巻も見事! 一度は沈滞したムードがこれでガラリとイケイケになる。
22分。右サイドの深いところでボールを受けた巻が、クロスを上げるかと思いきや回りを良く見たマイナスのパス。一気に押し上げてきていた伊藤が、ゴール左隅にコントロールされたグラウンダーのミドルシュートを放ち、飛びつく楢崎も及ばず(ピッチのデコボコを拾って若干イレギュラーした?)