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PRAYERS'pharmacy BLOG
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2008/07/05のBlog
[ 13:42 ] [ ┣ ラーメン/おそば ]
■名前:
中華麺飯 勇(yung)

■場所:
松戸(松戸駅西口から根本方面徒歩5分。ダイエー裏、根本バス停すぐそば)

■食べたもの:
上海黒醋勇麺(冷)(850yen)

■特徴:
冷たいタイプの「蒸し鶏と水菜の黒酢和え麺」をいただく。清涼感のあるガラスの器に盛られたそれを、まず野菜共々しっかりと混ぜ合わせる。ふわりと漂う黒酢の香味が非常に食欲をそそる。黒酢といっても酸味が鼻に付くなんてことは全くなく、さっぱりとしつつもコクのある黒酢特有の味わいが奥行きを感じさせてくれる。細麺ながらもっちりとしたそれと、パリパリとした水菜などの野菜。そのコントラストが非常に面白く、引き立てる黒酢とのバランスも素晴らしい。サラダテイストでいただく一皿だけど、『勇』らしい仕事がしてあって食べ応えがある、奥深い一品だ。


『中華麺飯 勇(yung)』「北京水餃勇麺」をいただいた時の記事はこちら
2008/07/04のBlog
今週発売の『週刊文春』誌に我らがオシム監督のインタビュー記事が掲載されています。文責が木村元彦さんですから、非常に読み応えあるものに仕上がっています。如何に病気と闘い、どのようにしてそこから生還したかを訊いているはずが、いつの間にかサッカーや日本代表の話になってしまう辺り、いかにもイビチャさんだなあ、と…。

ユーロの会場に参じればすぐさまプラティニやベッケンバウアーやカペッロが寄ってきたとか、オーストリア監督のヒッケルスベルガーから直電が掛かってきてアドバイスを求められたなんてエピソードも面白いですが、やはり興味をそそられるのはイビチャさんの"語録"ですよね。いくつか印象的なのを(自分の教訓のために)抜粋。興味をそそられたら是非雑誌の方を手にとって読んでみて下さい。

*

(なぜ病気から回復できたかの理由を問われ『絶対にあきらめなかったこと。病気に降参しなかったこと。(中略)リハビリする時も常に自分の進化を信じてきた。リミットを自分で作ってしまうと、人間はそこで止まってしまう』続けて、『日本代表チームの問題もあまり自分を信じていないことにあった。もっとも中には自分を必要以上に信じている選手もいたが(笑)』

(病気から回復した直後は何を?)『様々な体験が頭の中を駆け巡っていたな。昔の試合や人生を思い出していた。やはり試合に関することが多かった。(中略)我々はアジアチャンピオンになれるチームだった。それに値するチームだったのにどうしてなれなかったのかを自問した』

木村さんも書いてらっしゃるけれど、とても生死の際を彷徨い、ともすれば後遺症に生涯悩まされるかもしれないという人がここまでポジティブであるということ、強い意志を持ち続けていること、何より前に進むために過去を振り返り分析し続けているというのが驚き。これも「サッカー」というスポーツが培うもの、なのかな。木村さんが日本人だからということもあるにせよ、ここまで日本代表のことを心底想ってくれたことにも胸が熱くなります。

さらに話題はどうしてもサッカー方面へ。

(三大陸トーナメントスイス戦を振り返って)『大切な指示を込めて途中投入をする場合、技術ある選手を二人使うよりも、余り上手くない選手を二人使う方がいいこともある。(中略)何事も謙虚に学ぶことで成長する。病気やサッカーに関しても同様だ。』

(ユーロより)『スペイン対イタリアの一戦などは日本の選手は観るべきだった。綺麗な試合ではなかったが、名のある選手達がどうプレーしていたのかから学ぶべきことがある。』

(日本人選手にアドバイスを)『自分のプレーに対して責任を持つこと。(中略)日本の選手たちが考えなくてはいけないのは何千万人という子どもたちのためにもいい例とならなくてはいけないということだ。(中略)自分たちを応援してくれる人のことも考えて欲しい。プロである限りはすべてを知っておいて責任を感じないといけない。』

『重要なことはトレーニングに隠されている。トレーニングは全てを解決するからだ。(中略)練習こそが監督の考えを雄弁に物語っている。だからこそ……私はいつも練習を記者に公開していたのだ。』

サッカーファンのみならず、日本のサッカー選手、関係者、全てが叩頭して読むべき内容。語っていること自体は普遍的なものだけれど(語り口は相変わらず独創的ですけどね)、改めてイビチャさんに言われるとズシリと胸に染みたり。諦めずに自分を信じること。そして責任を持つこと。周囲にどのように見られているかよく考えること。トレーニングを怠らないこと。自分がトレーニングを課す側に回った時に気遣うべきこと。人生の教訓そのものですよね。
ここにはホンの数行だけを勝手に端折って抜粋したけれど、記事は5ページに渡る長いものです。長いと言っても読めば数分の文章ではありますが、繰り返し繰り返し噛みしめるにつけ、オシムさんは本当に世界の宝なのだなと痛感させられる次第。無事、こうしたインタビューに応じられるくらい回復してくれて良かった。本当にどうかこれからも末永く末永くお元気でいてください…。
久々に晴天の下でサッカーを観た気がする。素肌の上にユニ1枚で気持ちよく観戦できる、熱すぎず寒すぎずの陽気。ナイトゲームを観るに最高の季節だ。
そんなフクアリに集まったのは8700人余り。半期締め直後の月初ということもあって、なかなか仕事を抜け出せない人もいるだろう。名古屋からの遠客含め、よく集まったと思う。

しかし、試合自体は見せ場に乏しく、せっかく集まってくれた多くのお客さんを満足させるのとはほど遠い内容だった。それは我らがジェフにとっても、(おそらく)グランパスにとっても。Jリーグでしばしば見掛ける、ミスと決定力不足を互いにトレードオフした凡戦であった。

□□□■□□□ 巻
□■□□□■□ 苔口、ヤザー
□□■□■□□ トーミ、コーヘー
□□□■□□□ 大さん
■□□□□□■ リョータ、サカさん
□□■□■□□ ヘーイ、エド
□□□■□□□ タテさん
[SUB] ぐぴお、マツケン、コージ、アツ、ヨネ、コータ、レイちゃん

大さんをアンカーに置いた4-1-4-1。メンバー表の上では巻と苔口の2トップだが、実際はコケを左サイドに置いての巻1トップ。ヤザーは普段とは逆の右サイド。サカさんとヤザーの右は、グランパス最大のストロングポイント、すなわち小川=阿部翔コンビを牽制する狙いだろう。
ミラー体制下の攻撃のキーマンである新居とレイナウドがスタメン(新居に至ってはスタベンすら)に名を連ねないのは、ターンオーバーという意味合いだろうか。試合前から「カップ戦はボーナスで、まずはリーグ戦が大事」と公言していたミラー監督である。連戦の谷間を埋めるこの試合でリスクを取るわけにはいかないという考えがあったのだろうし、いろいろテストしたいこともあるのだろう。キャンプに参加しなかった巻と、監督交代後初スタメンの苔口。この段階で、「0-0なら合格、0-1でも(条件付き)で満足すべき」なのだろうという予想が付いた。

対するグランパスもヨンセンを1トップに置き、トップ下に玉田、右に深井、左に小川を配した4-1-4-1気味の4-4-2。全体的にグランパスがポゼッションして押し気味に試合を進め、ジェフが相手のミスにつけ込んでカウンターを仕掛けるという展開になった。FC東京戦と同様のパターンだ。

試合序盤から、ジェフの左サイド、苔口と深井のマッチアップが面白い。スピードのある両者が互いに裏を取るのに躍起。苔口は守備の意識が高く、リョータと上手に深井を挟み込む。それでいながら反転攻勢と見るや素早く前線まで駆け上がってボールを引き出そうとする。この試合が自身最大のチャンスであることをよく分かっているようだ。しかしながら、やはり連携面や試合勘に不安があるのだろう、中に向けて斜めに走ったら背後のスペースにボールを出されてしまったり、巻とポジショニングが被ってしまったり、大事なところでトラップをミスしたりということが散見。サイドハーフという役割にしてはサイドのスペースを抉り込んでクロスを上げるような場面もなく、相手にしてみればCB裏のスペースに入られることだけをケアすれば良く、オーガナイズされた名古屋の守備陣の決定的な驚異にはなりえていなかった。
1トップで構える巻は、バキor増川とのマッチアップにかなり手を焼いている様相。ある程度競り勝ててもボール自体をコントロールしているわけではないので、そのセカンドボールを次の攻撃に繋げることが出来ない。レイナウドのキープ力がどれほどチームにポジティブな影響を与えているかを痛感させられること、しばしば。苔口や谷澤との距離がいかにも遠く、キャンプで呼吸を合わせる練習をしていないことがあからさまにディスアドバンテージになっている。
谷澤のサイドはというと、こちらも苔口と同様に些か中に絞り気味。外にスペースがあるにも関わらず中へ中へと仕掛けてしまう。工藤やトーミがボールを捌いているので、それに近寄りたい気持ちは分かるが、ペナルティエリアで勝負しようとする意識が強すぎ、結局渋滞のようなかたちになってスペースが無くなる。もっと開いて相手DFラインに隙間を作るようなアクションも必要だったのではないか。
FC東京戦の前半同様に、サイドを上手に使いこなせないうちに名古屋に主導権を完全に掌握されてしまう。トーミ、工藤は守備で頑張っているが、そこから攻撃に切り替えた時の判断が遅い上にミスを頻発。前でパスをレシーブしてくれる人間が中で固まってしまっていて、完全に名古屋のDFに包囲されている状況では出すに出せないその事情は分かるのだが、もう一工夫欲しかった感は否めない。そこで逡巡するうちに名古屋のプレスの網に簡単に掛かる。特にトーミは出しどころがないとすぐに中途半端なドリブルやターンをしてしまう妙な癖がある。名古屋はそれを確実に狙ってきた。マトを掛けられたトーミを起点に、名古屋のハーフカウンターが面白いようにジェフ陣内を蹂躙する。
14分。谷澤(坂本か?)が右サイドでファウルを犯し、少し遠目の位置からのFK。直志が蹴ったボールはペナルティエリアの浅いところを横切りファーサイドへと飛ぶ。そこにカバーに入っていたのはショーヘイだったが、よもやのクリアミス(空振り?)! そのショーヘイと競り合っていたヨンセンに易々と決められてしまい、FC東京戦に続き、セットプレーから先制点を許してしまう。思わず天を仰ぎへたり込んでしまうヘーイ…。
ジェフがやっと「らしさ」を見せたのは40分。谷澤のクロスに飛び込んだショーヘイ。頭にピタリと合わせ、間違いなく1点モノのシーンだったが、GK楢崎、身体が流れつつも左手一本を残してのスーパーセーブ! 先ほどのミスを帳消しに出来るチャンスだったのだが…ヘーイ、ここでも思わず悔しさを露わにする。

前半はこのまま終了。苔口が相手DFの裏に飛び出したり、20分過ぎに坂本の思い切りの良いシュートがあったり、いい位置でボスナーのFKがあったりしたが、どれも「崩す」というにはほど遠いものだった。両サイドが中へ中へと仕掛けるばかりで追い越すような動きも乏しく、攻撃は極めて単調。中盤はどうも出足が遅かったり、ボールを持ちすぎたりで、名古屋のプレスのマトを掛けられた状態。こうなると巻にロングボールを蹴って競らせるしかないが、相手DFバキも然る者で、そのセカンドボールをなかなか容易に拾わせられるような状況には置いておかない。前半終盤、サイドハーフの外をサイドバックが回るそぶりを見せるような時にチャンスになりかけていたが、自陣の深い位置から上がってくる時間の分だけ、やはり遅攻になってしまう(小川や阿部や深井をあまり放置するのもリスク高過ぎるし)。中盤が、もっと速く、もっとタイトにプレーすることが求められた。

ハーフタイムにはイッシーのミニライブ。記念すべきメジャーデビューの日に、レコード会社回りやインストアライブではなく、敢えてフクアリに来てジェフサポのために歌ってくれるその心意気が本当に嬉しい。ジェフユニを着て、メインスタンドからゴール裏まで、駆け回りながらその歌唱力を存分に披露。とても素敵だった。
そんなイッシーに、頑張れのコールも出来ないゴール裏は、一体全体どういうつもりなのか…。妙なタオマフを回す新曲(カップ戦専用曲?)をガナっているが、メインもバックも何を唄っているか分からず完全に置いてきぼり状態。この大事な試合で、このちぐはぐな空気は一体どういうことなのだろう…。

そんな違和感は試合には持ち込めない。とにかく気持ちを切り替えて後半。グランパスは玉田に替えて杉本を投入。玉田は前半に、削られてしばらく立てなかった場面があり、その大事を取ったというところだろう。玉田はヨンセンのシャドー的な動きを心がけていたようだが、杉本はさらに前目の位置へ。併せて左サイド小川もより高い位置を占めるようになる。

開幕早々、ジェフにFKのチャンス。ボスナーが蹴るかと思いきや、トリックプレー気味に工藤が横にいた下村に流し、下村が思い切りよくミドル! 下村のミドルシュートは枠に行かないことで有名だが、このシュートも外に切れるカーブが掛かってゴールから遠ざかって行ってしまった。グランパスの集中力が高まっていない時間帯で、完全に「ハメた」場面だったのだが、シュートが枠に行かないのではどうしようもない。非常に惜しい場面であり、これが決まっていれば、この試合、全く違う展開になったことは間違いなかったのだが…。

名古屋は1点リードしていることもあってか、それほど積極的に前には出てこない。小川と杉本(or深井)がウイングのようなかたちで高い位置を占め(布陣は4-3-3に)、そこに逆サイドやディフェンスラインの深い位置からダイアゴナルにボールを入れてくる非常にシンプルでワイドなサッカーを展開。ジェフの両サイドバックはその名古屋のやり方に完全に蓋をされた状態に陥ってしまう。前半の終盤、坂本、リョータがチャンスに絡んでいたので、それへの対症療法ということだろうか。ピクシー采配、素晴らしく的確だ。
バックのフォロー無く、孤立した谷澤、苔口はさほど怖い選手ではない。中盤はミスのオンパレードの真っ最中。トーミが思い切りよくミドルシュートを放つも、ことごとく枠の外。散発的に巻のシュートなども飛び出すも、前半同様に「崩している」感じはしない。
名古屋の方はカウンター狙いで、ある程度ジェフに攻めさせている部分もあったのだろう。玉田がピッチ上にいないこともあってか、前半より積極的に出てくる場面は少ない。結果、見せ場の乏しい一進一退。お互いに決定力の無さを露呈する中、30分。ペナルティエリア内までカウンターで押し込まれ、小川、杉本に立て続けに決定的なシュートを許す。あわやのところで、タテさんがスーパーセーブ! 大ピンチをギリギリのところで凌ぐ。最早ジェフの中盤は限界だった。ここが流れの分岐点と見たか、今まで沈黙を保っていたミラー監督がやっと動く。谷澤に替えてマツケン。マツケンはそのまま右サイドハーフに入る。そのマツケンがピッチに入るやいなや、大きな仕事。サイドのスペースを生かして突破したところから、思い切りよくクロスボールを上げる。ドフリーになった巻がそれに飛び込みこれは1点! と思われたが、惜しくもボールは枠外へ…。前半の池田のヘディング同様、完全に1点モノのプレーだったのだが…ピッチにヘタり込み、思い切りピッチを殴りつける巻。悔しい気持ちはよく分かるが、弟も同じピッチに立っている手前、兄の意地でこれは決めて欲しかった。ミラー監督はさらに畳みかけるように苔口に替えてレイナウド投入。本当は温存しておきたかったはずのレイナウドだが、ここは勝負所。そんなことは言っていられないということだろう。レイナウドが入って純粋な2トップへ。巻の近くにボールが落ち着くところが出来、それに伴って全体的に押し上げが利くようになり、一気にジェフペース。やはり今のジェフにレイナウドは絶対に欠かせないピースであることがものの数分で明らかになる。
何度か惜しいチャンスを作るが、グランパスもこの最後の時間を必死で守る。ロスタイム、CK。おそらく最後のチャンス。コーナーフラッグに駆け寄ってきたのはなぜか下村。何か仕掛けてくるなと思ったが、案の定その下村ががショートコーナーで工藤へ。それを逆サイドに展開し、そこで外に流れて受けたのはなぜか巻! 巻は必死でクロスを上げようとするが、まともなボールが上がらない…。サインプレーにしてはあまりにもお粗末な一連の流れに場内は何とも言えない空気に包まれる。そのままグランパスの逃げ切りを許し試合終了。遂に、ミラー監督の不敗神話が途絶えてしまった。

*

試合後、このような不甲斐ない内容であるにも関わらず、ミラー監督は選手を褒めちぎった。なぜか。上でも書いたが、僕は0-1のスコアは織り込み済みの結果であり、これもいくつかあるプランの想定内のことであったからだと推測する。選手はそのプランのひとつを選択し遂行したのだ。
このゲームはある程度「テスト」の意味合いがあり、リーグ戦に向けてのトライアルでもあったはずだ。無茶な日程による疲労も考慮したのだろう。そもそもキャンプを挟んだとはいえ、チームはまだ「作りかけ」。全てが上手くいくはずもない。そうした「縛り」の中で、ほぼベストメンバーのグランパスを相手にまだ2レグでの逆転の余地が十分にある0-1。上々ではないか。「180分のゲームのまだ半分」を終えたばかり。ジェフはあと1ヶ月でまだまだ良くなるし(なってもらわなければ困る)、ある程度完成しているグランパスに対して差を詰めていくことは不可能ではないはずだ。まして、この試合では、主力たる新居、レイナウドを温存している。今後、ミルコ、馬場、コータ、中島らの台頭や復活だって当然ある。短いキャンプの中でマツケンがしっかりと成長している(クロスを上げられるようになった!)のを確認できたことも大きなトピックとしてここで強調しておきたい。同様の成長を他の各選手が果たしていないなど誰が言えようか。上積みの種はまだまだたくさんある。この試合はその種が確かに萌芽していることを確認するための試合として位置づけられていたと思うのだ。
怪我人もなく大きな破綻もなく「テスト」を完遂したことで、ミラー監督の中ではいくつかの収穫があっただろうし、当然同じぐらい課題も見つかったはずだ。否、最初から「課題を出すため」の試合であることを選手にも伝えていたと思う。その上で「内容」を云々してしまっては選手は自信を無くすだろうし、プレッシャーにもなるだろう。修正点は練習場で選手に直接言えばいい。マスコミの前で褒めちぎったのはそういうことだ。ミラー監督はその辺、極めて現実的に着実にチームをコントロールしているという印象を受ける。それは選手が自信を持ってピッチで戦っている様からも明らかだ。

この先、もっといろいろなものが懸かった試合が待っている。苦しい戦いはどこまでも続く。リーグ戦は最早ひとつも落とせない。毎月2勝1分1敗ペースで残留ギリギリ。2分することすら厳しい。11月12月に万が一残留争いのボトムラインに立つような事態になれば、ナイーブなジェフの選手たちのこと、プレッシャーの中で自縄自縛の状態になってしまうことは明白。そのことを考えると、この7月8月9月でどれだけ貯金を作れるかが残留に向けての「ヤマ」となる。まだ20節残している、その半分を勝てば勝ち点30が取れるのは事実。それについては変にプレッシャーに感じる必要はない。半分勝つ。難しいが不可能な数字では決してない。しかしながら、いつだって「次の試合」が降格を決定づけるかもしれない崖っぷちだということも忘れてはいけない。連敗したら、そこで終わってしまうのかもしれないのだ。
それを考えると、このナビスコ準々決勝2戦は「残留」ということに関してはリスクの少ない試合といえる。ましてこの初戦は。負けても次で逆転できれば上に行けるのだ。実質負けて何も失うものの無い試合はここだけ。言い方は悪いが、数少ない「負けていい試合」であった。それをよく考慮した上で、苦渋の判断でミラー監督は今日の采配を行っていたのだろう。「内容が悪い」と近視眼的に批判するのは簡単だが、今日の試合に関してはもう少し中期的な視点で見つめるべきだと僕は思う。この試合の敗戦の「意味」は、きっとシーズン終盤で明らかになるはずだ。
その一方で、この試合を「負けた」ことを無駄にしないために、サポーターも含めクラブ全体でこの日の内容を精査する必要がある。1勝を犠牲にしてまでせっかく出した課題である。次に繋げられなかったら意味がない。
あれほど中盤でミスが多発したこと。シュートを打つべきタイミングで撃てなかったこと。サイドからの攻撃が乏しかったこと。イーブンのボールに対する出足やプレスで、ことごとくグランパスに負けたこと…。中2日、90分フル出場が続く厳しい日程であることは十分に情状酌量の材料にはなるが、だからといってプレーが雑になったり、走ることを怠ったり、球際で厳しく行けないことの言い訳にはして欲しくない(トーミとコーヘー、君たちのことだ)。苦しいことは分かっている。でもここから先はさらに苦しい戦いが待っているのだ。だからこそ。
後半戦のシーチケが届きました。
SA席。とりあえず2枚だけ。。。

ヤザーさんのチケには、「俺たちジェフ!」の文字が誇らしげに輝いておりました。やるな、ジェフの中の人! グッジョブです!

そういえば、「俺たちジェフ!」グッズ第1弾、「俺たちジェフ手ぬぐい」は開門後すかさず完売になった模様。さすがヤザーだぜ…。それだけに2日は勝って「俺たちジェフ!」やりたかったよ。。。

*

浦和戦は、アウェー寄りSA席を「SB席」とし、浦和サポとジェフサポを分離して案内する旨の紙も入っていました。苦情があったとはいえ、細かい気遣い。こちらも運営スタッフのみなさんグッジョブです! なんか、すごく顧客満足度の高いクラブに一変しましたね、ジェフ。いや、もちろんすごくイイコトなんですけど。なんか、今までが今までだったからちょっと戸惑ってみたり^^;
私が来日し、初めて選手に出会った時、我々がこれから共に「新しいフットボールの旅」に出る良い機会だと感じました。そしてこの旅路にジェフサポーターの皆様を招待したいと思います。この旅路は様々な場面に遭遇することでしょう。喜び、幸せ、悲しみなど多くの出来事が待ち受けていることでしょう。しかし、特に逆境に立たされた時こそ、我々がサポーターと共にひとつになれば最終目標である「優勝」という二文字にクラブを前進させて行くことが出来るでしょう。
クラブスタッフ・選手は、皆さんの素晴らしいサポートに感謝しております。


7・2グランパス戦で配布された、ミラー監督のメッセージカードより。
2008/07/03のBlog
フクアリでゲット~。
というわけで、早速私的ヘビーローテ中ですよ。ジャケ写やシートの中にもジェフユニに登場で素敵。曲はさらに素敵! 「一番星」で元気貰っちゃいましょ!

レディースの試合に持っていったらサインいただけるかしら~。
ちなみに中はこんな感じ。
ピッチに小さくイッシーが写っているのがかわいいです♪


[7/5追記]
石田ミホコがアーティストデビューに続き今度はケータイ作家デビュー!?

だそうですよ。早くも自叔伝執筆中!? 早くもって早過ぎないか、まだ全然20代だろうに^^; ともかくも、どんなエピソードが飛び出すのか、楽しみにしたいと思います!
[ 00:04 ] [ ┣ JEF UNITED ]
あるんだけど、とりあえずひとつだけ。




頼むから、せっかく一生懸命唄ってくれたイッシーにコールのひとつもしてやってくれや、ゴール裏!!!
2008/07/02のBlog
ジェフユナイテッド市原・千葉
[GK]
1 立石智紀
[DF]
2 坂本將貴
14 池田昇平
3 斎藤大輔
4 ボスナー
31 青木良太
[MF]
7 工藤浩平
6 下村東美
16 谷澤達也
[FW]
20 苔口卓也
18 巻誠一郎
[SUB]
30 岡本昌弘
39 松本憲
15 中島浩司
19 伊藤淳嗣
22 米倉恒貴
9 青木孝太
10 レイナウド



新居温存とは…やるな、ミラー! コケ、コータ、チャンスだぞ!
待ちに待ったリーグ戦再開。アレックス・ミラー・バージョンのジェフユナイテッド。その真価がいよいよ明らかになる。ここから駆け上るぞと気合いの入ったチーム、そしてサポーター。ゴール裏は黄色い人たちでギッシリだった。

新たに新居、谷澤、エドのチャント。新居には既に武藤~要田さんと受け継いだ『蒲田行進曲』が与えられていたと思ったが、イマイチ不評だったこともあって(?)か、旧タケのチャントにチェンジ。谷澤が蒲田行進曲を受け継いだ。エドは、チャントというか掛け声に近い…マキとかジェレに使ったのを継承。お願いだからガッカリしないでおくれ、エド…。個人的には、継承モノで行くなら、エドはストヤノフとかミズのやつでいいんじゃないかと思ったり。
新居と林はいろいろな意味でキャラが被るとはいえ、(再三このブログでも書いてきたが)このチャントだけは使わないで欲しかった…。新居にも林にも失礼な気がするし。林はまだ心はジェフの人だと多くのサポが思っているしね…(だから京都戦でも勇人にはブーイングでタケには拍手だったわけで)。ヨーダさんのはヤザーが継いでくれるなら悪くないかなと思ったりはするんだけど。
 # ところで大さんのチャントはどうなっちゃったの!?

そんなこんなでほどよく気合いが空回り?したところで試合開始。

中断明けのミラー・ジェフは、不敗の布陣を大きくいじって来た。トーミ、戸田、大さんのトレスボランチか、はたまた、ヘーイ、エド、大さんの3バックか。メンバー表からは判然としなかったが、試合が始まってみると4-2-3-1気味の4-2-2-2のように見えた。

□□□■□□□ レイ
□□□■□□□ タツ
□■□□□■□ トーミ、コーヘー
□□■□■□□ 戸田、大さん
■□□□□□■ リョータ、サカさん
□□■□■□□ ヘーイ、エド
□□□■□□□ タテさん
[SUB] 岡本、マツケン、中島、ヨネ、ヤザー、コケ、巻

守備の時以外はコーヘーもトーミもサイドには出て行かず、基本、中に絞ったところをプレイエリアにする。新居はサイドに流れる場面があるも、こちらも守備で誰かを掴まえなければいけない場面以外はレイナウドのシャドーに入るかたち。FC東京の速いパス回しと2列目以降の選手の飛び出しに対抗する策だろうか。中盤をコンパクトにして、人が密集している。
序盤から主導権を握るのはFC東京。左サイドを駆け上がる羽生を筆頭に、ジェフのDFラインの裏へ裏へと人とボールを配給する。起点となっているのはトップ下に入っている平山で、フィジカルを生かしてボールを受け、それを捌きまくる。その平山の周囲を走り回るカボレや宇宙人22がウザったいことこの上ない。最初のチャンスもFC東京で、平山が左からのクロスに合わせた。なるほど、カボレにばかり目を奪われていると大変なことになる。
ジェフは序盤から相手を「見ている」のかどこか受け身だ。このままではFC東京の好きにやられてしまう。これもミラー監督一流の作戦なのか…? ちょっとした疑念が沸き始めつつあった7分。しかし、チャンスはいきなり訪れた。相手の攻撃を凌いだ一瞬の隙を突き、エドが自陣PAからこぼれ球を大きくフィード。その対応をFC東京佐原が誤って後ろにそらしてしまい、レイナウドが抜け出して独走。完全にキーパーと1対1になったが、そのレイナウドに後ろからチャージを仕掛けてきたのが今野! もんどりうってレイナウドが倒れ、当然のようにPKの判定。そして、決定機を潰したことで今野にレッドカードが提示された。
苦しい戦いになることが予想されたこの試合、思わぬかたちで転がり込んできた先制のチャンス。蹴るのはレイナウド。しかしレイナウドのPKは完全に研究されていたようだ。「スカウティングの通りだった」と試合後GK塩田が語った通り、蹴る前から読まれていたシュートコース。貴重な先制点の機会はあっさりと弾き返されてしまった。

余談だが、自軍の選手がPKを蹴るに、ハイハイハイハイオーッ! とか騒ぎまくるゴール裏はなんなんだ。柏の葉でもそうだったが、PKぐらい選手のタイミングで蹴らせてやれよ、と。こうした「拍子」が付くと、キッカーはそれに合わせて蹴らざるを得ない。逆にキーパーはそのタイミングで来ることが分かるから併せやすい。選手コールのひとつもしたら、あとは静かにしているべきではないか。

大きなチャンスを逸したが、攻守の要である今野を退場させたことで、試合を優位に運べることは間違いない。ここからジェフの猛攻が始まる。みんなそう思っていたはずだ。それを証明するように、続く10分。先ほどと同じような形でレイナウドがまたも単騎で抜け出してシュート! これはGKに阻まれたが、さらにそのセカンドボールに鋭く反応したのは工藤! レイナウドが抜け出した後も、持ち前の運動量で必死に押し上げていたのだ。相手DFに引っ掛けられ倒れこみながらシュートを放つも、これは枠の外へと飛んでしまった(個人的にはこの工藤へのチャージはファウルに見えたが…)。その後も、リョータのクロスからレイナウドが惜しいシュートを放つなど見せ場を作ったが、そうした決定機を2度3度と防ぐうちにFC東京が落ち着きを取り戻し始めた。否、決定機を外したが故に流れがFC東京に行ってしまったというべきか。23分。FC東京のフィードに平山が鋭く反応。池田と追いかけっこのようなかたちになり、一瞬池田が先にボールに触れて蹴り出したように見えたが、その脚に平山が勝手に引っかかり転倒。これがまさかのPKの判定! 幸いイエローカードで止まったが、そもそもこれがファウルであったかも反対側に陣取るゴール裏からは判然としなかった(というかファウルに見えなかった)。
キッカーはカボレ。しかし今度はジェフの守護神が立ちはだかった。カボレの目線によるフェイントを読み切って、その視線と逆にダイブ。まさしくその方向に飛んできたボールをゴール外に掻き出した!

このPK阻止でFC東京の時間は切った。これで安心できるかと思ったが、その後もFC東京の猛攻は続く。守備の選手がひとり退場になったからといって、前の人数は基本的にイジらなかった攻撃的な姿勢(布陣は2トップのボックス気味のかたちから1トップ気味の菱形にシフトしたが)、それが今のFC東京の持ち味なのだろう。リスクを犯してどんどんと押し上げを図ってくる。ジェフはこの期に及んでもまだ受け身でプレーしており、ゴール前に人間が余っているだけで、数的有利の状況を使いこなすことが出来ない。ピンチが続いているのにどこか相手の弱さにつけ込むような勝ちに行く姿勢を感じないムードの中、遂に均衡が破られる。39分。羽生のコーナーキックにファーサイドで合わせたのは佐原! 今野退場の引き金になったミスを帳消しにする先制点だ。なぜ佐原があの位置でドフリーでいられるのか。「受け身」で試合をしているツケをこんなところで払わされる結果となった。
終了間際、新居が倒されてFKを得てボスナーがそれを蹴る。新居が相手の壁からキッカーの近くに駆け寄って、相手守備陣の集中を殺ぐ(のを狙ったと思われる)トリックプレーを披露しようとしたが、それが遅延行為を取られてイエロー…。エドの強烈なFKは平山にダメージを与えたものの、ゴールに向かっては飛ばなかった。前半はそのまま終了。新居が審判に噛みつき、トーミもそれに合流する。ゴール裏は「もういいから、次カード貰ったら退場だから」という意味も込めて新居コール。

ハーフタイム。谷澤がひとり早めにアップを切り上げる。前半、完全に受け身になってしまっていたのはサイドからの攻撃がほとんど無かったことが原因なのは、素人目にも明らかだった。新居、工藤、トーミの中盤の3人がいずれもサイドのスペースを使わない。サイドからボールが出る時は、坂本かリョータがオーバーラップした時のみ。ダイアゴナルなロングキックによるサイドチェンジなどもほとんど見られず、逆サイドに回す時はショーヘイのところまでボールを戻す始末。これでは素早いカウンターなど撃てるはずもない。谷澤が入ることで左サイドに起点が出来、リョータもよりオーバーラップがし易くなるはず。新居を右サイドに張らせて、京都戦で見せたような4-2-3-1か…などと想像が膨らむ。相手が3バックなのだから、サイドを攻め立てるのはセオリー中のセオリー。谷澤の投入と共にやっと「ジェフの時間」が始まる…そう確信したのだが、予想を裏切って、選手交代は無し。ミラー監督は基本的に選手交代はあまりしないタイプの監督のようだ。スタメンとして送り出した選手に対する信頼と、自分のスカウティングに自負があるのか。オシムさんも90分選手交代無しで試合を終えることを喜ぶ人だったが、ミラー監督も同様の思想の持ち主ということなのだろうか。采配でゲームの流れを一変させたクゼさんとは対照的だ。

ハーフタイムの間に何らかの喝が入ったか、前半よりも球際などはかなり厳しく行くようになったし、特に池田vs平山のマッチアップに見応えがあった。しかしながら、FC東京の猛攻に受け身がちになってしまうのは基本的には前半と変わりなし。相手ボールになったら簡単にリトリートしてしまうので、"押せ押せ"のFC東京にはむしろ有利。平山が高い位置で起点になり、その裏へとカボレが飛び出してピンチになる。ボールを供給する梶山、エメルソン。釣り役の羽生。極めてバランスの良い中盤だ。特にエメルソンの縦横無尽の活躍は目を見張る。こんな素晴らしいハードワーカー、今までどこに隠していたんだ!?

後半10分過ぎ。早くもミラー監督が動く。前線で完全に孤立したレイナウドと新居。その近くに起点を作りたいと思ったのだろう、エース巻の投入だ(実際は戸田が負傷したことによるスクランブル投入だったようだ…)。この選手交代によって、流れを取り戻すジェフ。巻とレイナウドが縦関係の2トップになり、新居が左サイドへ。その新居がスペースとボールを与えられたことで、突然素晴らしい輝きを放ち始める。ここが起点となってジェフの攻撃に躍動感が出てきた。さらに単純なフィードも巻が競ってマイボールにしてくれるし、じわじわとではあるが全体の押し上げも見え始めた。
押し上げが出来るようになれば、必然的に中盤はコンパクトになる。ジェフがポゼッションする時間が長くなったことで追いかけさせられる立場に回らされ、前半から10人でいつも以上に走り続けてきたFC東京にも疲れが見え始めた。特に羽生は20分ぐらいから完全に消えてしまっていた。

リョータの追い越しとクロス、巻のトスとレイナウドのシュート。いくつかの惜しいチャンスが続く。流れがジェフに向き始めたところで、それを確定させるために満を持して投入されるのは谷澤! 大輔を外して、ボランチはトーミと工藤。新居は右サイドにポジションを移し、谷澤は左サイドへ。ボランチの位置から飛び出してくる工藤にFC東京守備陣は大いに手を焼く。さらに両サイドをワイドに使って仕掛ける新居と谷澤。脚が止まりかけているところに、この3人の運動量とスピードは劇毒となった。
谷澤投入直後の22分。右サイドでボールを受けた新居が、相手DFを完全に抜ききらないずにクイックで上げたライナー性のクロス! これに頭から飛び込んだのはレイナウド! ピタリと息のあったそれはPK失敗の借りを返す同点弾だ! 喜びに沸くジェフゴール裏を尻目に、ひっそりと羽生が大竹と交代。
その後もジェフが押し込み続ける。谷澤のドリブル、新居の仕掛け。その両者の背後を固め、時に外から捲って攻撃参加を見せるリョータと坂本! FC東京はそこで敢えて守りに人を割くでなく、攻撃で対抗してみせる。近藤(カポレ)、赤嶺(平山)と攻め専のFWを立て続けに投入し前線を活性化。殴り合いを挑んできた。速くて強い近藤と赤嶺。オシムも代表に呼んだ日本屈指のFW2人を走らせるカウンターは恐怖と言って良かったが、坂本や池田が身体を張ってその突破を阻止! ミラー監督もコーチングブースに飛び出して、「しっかり挟み込め」「このラインでブロックしろ」といったジェスチャーで必死に指示を飛ばす。
ジェフも運動量の落ちたレイナウドを替えて、ロスタイムに切り札として苔口投入。どちらが点を取ってもおかしくない緊張した攻め合いだったが、そのままスコアは動かずに試合終了の笛を聞いた。

両軍、その笛の音と共に膝に手を当てて下を向く。如何にも披露の極、といった感。しかし徒労感はジェフの方が大きかったかも知れない。相手がリーグ戦3位に付ける強豪とはいえ、10人のチーム。それを相手に完全に攻めあぐんだ、否、攻め込まれたのだ。後半はかなりいい攻めの形を作っただけに、序盤からそれを展開できなかったことも不完全燃焼による徒労を助長したかも知れない。
FC東京の方も、チャンスは五分以上に作っただけに、勝ち点2を失った悔しさは大きかっただろう。11人でプレーしていれば勝てた。その思いが、サポーターの大きな声援に変換され味の素スタジアムに響いていた。

FC東京は本当に良いサッカーをする。「ムービング・フットボール」。看板に偽り無しだ。城福監督はオシム信者らしいが、オシムさんのそれとはひと味違う、人もボールも動くサッカーを展開していたように思う。カポレ、エメルソン、羽生の運動量もさることながら、なんといっても平山。あの懐の深いポストプレーには本当に手を焼かされた。彼をトップ下でボールの捌き役にするアイデア、そのタレントを見極め引き出した城福監督はただ者ではない(もし城福さんが五輪代表監督だったら…なんてことまで考えてしまった)。今後、平山が「ファウルを貰いに行きすぎる」点を解消できれば、さらなる飛躍は間違いないだろう(チームも平山も)。

*

キャンプ明け。疲労が残って無かったといえば嘘になる。試合勘も微妙に狂っていたかも知れない。泥田のようなピッチは、ジェフの選手から鋭い出足を奪った。何度もピッチに足を取られて転倒する選手を見た。そういう部分が「弱さ」なのかも知れない。
早い時間に相手が10人になり、大事に試合を運びすぎた感もある。だが、ピッチに立つ選手以上に勝ち点1を大事にしたのはミラー監督だったのかも知れない。リーグ3位の強豪相手のアウェー戦。セーフティに入るのは当然だ。だが、守備的な選手3人を中盤に置いた布陣は、如何にも消極的だった。サイド攻撃や2列目の押し上げを捨てたかのような前半は大いにストレスが溜まったものだ。相手が大きな隙(今野の退場)を見せていただけに尚更その思いは強い。
後半、巻、谷澤の投入で流れが変わったように見えるが、そうではなく、流れを変えたのは新居の「サイド」だ。特に谷澤投入後、右に入った彼は水野すら凌駕するように見えた。自ら仕掛けて突破できるクイックネス、抜ききらずにクロスを上げられる足技と判断力。素晴らしいタレントの持ち主だとつくづく思う。

ジェフの現状は背水だ。前に出なければ活路はない。後ろを固めていてもしょうがないのだ。この日の戸田=大輔のWボランチは結果から言ってしまえば失敗だった。どちらも自らの役割を曖昧にしてしまった。特に戸田はスペースを埋めるのは上手いものの、FC東京の沸き出してくるような押し上げに対して上手くDFラインとマークの受け渡しをすることが出来ず、本来のプランよりも数メートル深いリトリートを強いる結果になってしまったように見えた(いつもの試合よりも前線との距離がかなり遠くなっていたので)。まだ入団して2試合目、初のスタメン。連携が上手く行かないのはしょうがない。しょうがないが、それをしょうがないと言っていられるほどの余裕は今のジェフには無い。結果論ではあるが、ここはこれまで通り、トーミと大輔が縦の関係でプレスを掛けるWボランチで良かったのではないか。また、工藤はサイドよりもボランチの方が活きることもはっきりしたように思う。工藤=トーミのWボランチに、谷澤と新居の両サイド。何とも攻撃的すぎる布陣だが、オプションとしては大いにアリだろう。そして、その時、トップを張るのはもちろん巻とレイナウドの2トップ。巻、レイ、新居が共存する布陣を見つけることが出来たのも、この日の収穫と言って良いと個人的には思っている。

勝ち点1。2を失ったような気もするし、1を得たような気もする。レイナウドがPKをすんなりと決めてくれさえすればもっと楽な試合であったはずだが「たら・れば」を言ってもしょうがない。試合はすぐにやってくる。いろいろな課題と共に収穫もあった試合。「あのとき、勝っていれば」なんてことを思うことがないよう。「あのときの授業料が残留の役に立った」と言えるように、ジェフは進歩しなければいけない。前に進み出なければいけない。1試合も無駄には出来ない。中断明け初戦は、教訓の多いドローだった。
2008/07/01のBlog
[スポナビ] OA枠は遠藤のみ 水野外れる=U-23サッカー日本代表候補合宿
日本サッカー協会は30日、8月の北京五輪に出場するU-23(23歳以下)日本代表の候補合宿(7月7~9日)参加メンバー20名を発表した。24歳以上のオーバーエージ(OA)枠には遠藤保仁(G大阪)のみを選出。A代表でワールドカップ予選を戦った安田理大(G大阪)、内田篤人(鹿島)が加わり、けがで戦列を離れていた豊田陽平(山形)、岡崎慎司(清水)も復帰となった。一方、五輪予選で主力として活躍した水野晃樹(セルティック/スコットランド)はメンバーから外れた。

GK:
西川周作(大分)
山本海人(清水)

DF:
水本裕貴(京都)
細貝萌(浦和)
青山直晃(清水)
森重真人(大分)
安田理大(G大阪)
内田篤人(鹿島)
吉田麻也(名古屋)

MF:
遠藤保仁(G大阪)
本田拓也(清水)
谷口博之(川崎)
梶山陽平(FC東京)
本田圭佑(VVV/オランダ)
梅崎司(浦和)

FW:
豊田陽平(山形)
李忠成(柏)
岡崎慎司(清水)
興梠慎三(鹿島)
森本貴幸(カターニア/イタリア)



コーキ、落選か…。確かにここ数戦のパフォーマンスはあまり良くは無かったのでしょうがない部分はあるけど、とにかく残念ですな。北京をひとつの目標に頑張ってたのに…。
『セルティックへの移籍』を目の前にぶら下げられれば、やはりサッカー選手として飛びつかないわけにはいかない。大事な大会を目前に控えて、移籍のリスクがとても大きいものだとしてもね。このことにフテらずに、むしろバネにしてセルティックでスタメン取って、北京に行った他の誰よりも早くA代表に呼ばれるように頑張って欲しいものです。

柏木や青山敏