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2006/11/03のBlog
前回のブログでハイドンの『王妃』をUPしたあとの今日、日比谷をうろついていたら、帝国劇場でミュージカル『マリー・アントワネット』上演の掲示を目にして、偶然が良く起きるので驚きを深くした。

個人的な趣味のことで、雑談になるが、「王妃」への流れの始まりはCDハイドンの「驚愕」がきっかけ。そしてパリ交響曲集へと移り、「王妃」の標題からモーツアルトの逸話にまで当時の時代、音楽界社交界にさかのぼって調べ(物好きなのです)、独り、面白がっていたのだ。

映画・演劇の広告を観たわけでもない。

ミュージカル、マリー・アントワネットを演じるのは涼風真世。Webで検索したら公演発表記者会見が10月2日、昨日か、今日が初日だった模様。

2006/10/31のBlog
ハイドン作曲 交響曲第85番 変ホ長調 「王妃」
演奏:指揮 二クラウス・アーノンクール------ CD添付写真→
ウィーン・コンツェルトゥス・ムジクス

パリ交響曲集についてニコラウス・アーノンクールの作業メモ、全6曲の簡潔、ユニークなメモが記載されていて、鑑賞の手引きとなっている。

その前にアーノンクールの「解説」が載っている。
難解な哲学的記述、ハイドンの音楽の美学、理念を語るので、もう私にはこれを理解することが難しい。

6曲中、まだ4曲しか聴いていない。

その中の1曲、「王妃」
マリー・アントワネット・・・・マリーア・テレジア女帝の娘。
ウオルフガング・アマデウス・モーツアルトが床に転んだのを助け起こしてあげたのは7歳の王女のとき。6歳のアマデウスが、このときプロポーズしたのは有名な逸話だ。
1762年ころ女帝のため、ウィーン宮廷でアマデウスが演奏を披露したときのことだ。

長じてフランス王妃となり、そしてフランス革命で投獄、幽閉され1793年刑死。
その牢獄に、調子はずれのクラヴサンがあり、その上にハイドンの交響曲第85番の楽譜がおかれていたと言われている。
マリーアントワネットはこの曲が好きで、第2楽章ロマンスを繰り返し弾いていたという。
2,3の説があるようだが、この話がもっともらしい。
ちなみに、作曲年は1785年。マリーアントワネットが刑死される8,9年前のことだ。
標題はあとでつけられものであろう。

第2楽章はガボットと4つの変奏曲。快活、だが、重く暗いイメージが感じられないではない。フルートが明るくリズミカルに変奏するなど明暗がある。
王宮の花火、水上の音楽などでメヌエットなどの舞曲を聴いても、華やかな旋律、活発なリズムなのに、なぜか共通して”愁い”を覚えている誰かがいる・・・それは、ハイドンなのか、群舞している男女をひそかに見詰めている誰かなのか・・・。
モーツァルトの多くの曲にもそんな感じを持つのは、私一人ではないようだ。

マリ-アントワネットがこの楽章をなんども弾いた。処刑される日を待つあいだ。


2006/10/29のBlog
ハイドン:交響曲 ト長調 第94番「驚愕」

第2楽章、序奏から提示部は優しく美しい旋律が快いリズムで進む。突然太鼓を含む全合奏が鳴り響くことから、この曲の名がある。
18世紀も終わる1792年、ロンドンで初演。宮廷、貴族社会の雰囲気がこのような優雅なものだったのかな。
太鼓で驚かせたのはなぜ?

だけれど、旋律が優美なアンダンテで変調、変奏して展開し、リズムも軽やかな拍子で、思わず身体が動いて調子を合わせる。拍子を数えてみたり、清澄な弦の音色があまりに美しく、木管主体の楽器編成では際立つ。

”時計”の第2楽章とよく似ていて、私がそう言うと、恋人は違うと言い張って、などと青春時代の印象深い思いがある。

第3楽章はメヌエット、アレグレット・モルトなのだが、クナパーブッシュはテンポが速い。
第2楽章の雰囲気、リズムが流れ込んで、恋人といっしょに聴いていて、曲に合わせて手をつないで踊っていたような、そんな情景が幻想を生む。

交響曲 第101番 ニ長調 「時計」 
第2楽章
違いを確かめるかめるように、今また、”時計”を聴いた。

時計が刻む音、それがリズムとなっていて2拍子なのかな、単調のようで変化もするが、変調、変奏の変化を展開させ、旋律が優雅で雰囲気が「驚愕」の第2楽章ととても似ている、と私は思う。

私は情緒的に感じやすいのだろう。
フルート、オーボエ、クラリネット、ホルン、トランペットがそれぞれ2管ずつ、ティンパニ、とあとは弦楽器の編成。

パパ・ハイドンと、ひところは言っていたと思う、フランツ・ヨーゼフ・ハイドンの膨大な作品のなかの、親しんできた2曲。
モーツァルト、ベートーヴェンが受け継いてきた古典派の大作曲家。


ピアノ協奏曲シリーズ、次はモーツァルトの27番、もう準備で何度も聴いているのだが気が多くて、あちこち寄り道中。

その間にハイドンが入り、ブラームスやシューベルト、こちらも何曲か書いてみようかな、と惹きこまれているところだ。