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2006/12/03のBlog
何日か前、アーノンクールの記事を2,3、新聞で読んだ。

先日のブログで、「ハイドンのパリ交響曲集」のときこの偉大な指揮者のことを書いた直後のことなので、不思議な感じに駆られる。

11月11日サントリーホールでのタイトルの演奏会の評論なのだが、異端児と評された時期もあるアーノンクールのこの夜のモーツァルト最後の3交響曲の演奏最後、ジュピターを演奏し、アポロン的調和とは無縁の戦慄的闘争を思わせたそうだ。

どのようなものかは、聴きにいっていないので皆目見当がつかないが、前のブログで触れたアーノンクールの難解な哲学的思考の論文から、さもありなん、などと思うのは
うがちすぎ?

何であれ、いろいろな意味で非常に興味深いことであった。
モーツァルト作曲
ピアノ協奏曲 第27番 変ロ長調 K.595 

ピアノ&指揮:GEZA ANDA
演奏:Camerata Academica des Salzburger Mozarteums 1970年録音 CD

この曲は、モーツァルト生涯最後の年の作品、ピアノ協奏曲も最後となる作品である。
経済的にも困窮し健康も害していて、痛ましい。初演はモーツアルト自身によって演奏されたそうだが、演奏家としても最後の舞台だった。

私は情緒的、感傷的になりやすいので、第1楽章の美しく気高い旋律を聴くと涙が出そうになる。
もちろんそれだけではない、主題、副主題の提示展開、対比、管楽器とピアノの響き
など新しい思潮につながってのではないか、などと、おこがましくも私は思うのだ。

第2楽章 ラルゲット、上品にゆったりと、そしてリズミカルに第3楽章の陽気に軽快で愛らしい雰囲気につながってゆく。
第3楽章のカデンツアは第1楽章ののときのように華麗技巧的でリズムカル、装飾音を散りばめ、ときにダイナミック。

第1、第3楽章のカデンツアはモーツァルト自身によるもの。

このピアノ協奏曲はGEZA ANDAのモーツァルト・ピアノ協奏曲全集によるもので、過去何度か何曲かをこのブログで聴き、書いてきた。

モーツァルト自身のピアノ協奏曲のカデンツアを遺しているものを、下記に記録しておく

モーツァルト作曲
カデンツアを書き遺したピアノ協奏曲
第3番 第1楽章
第14番 第1楽章
第9番 第1,2楽章、第3楽章(この全集では1、モーツァルト/アンダ、2、アンダ)
第12番 第1、第3楽章
第13番 第3楽章
第15番 第1,2楽章
第16番 第1,3楽章
第17番 第1,3楽章
第5番 第1、2楽章
第18番 第1,3楽章
第19番 第1,3楽章
第23番 第1楽章
第27番 第1,3楽章

長く続けてきたピアノ協奏曲シリーズ、この27番で終えようと思っていたが、
モーツァルトの遺したカデンツアでまだ聴いていないもの、書いていないものをこれから別の作品の間に入れながら、書いてゆこうと思っている。

どうぞご覧くださいますように!
2006/11/03のBlog
前回のブログでハイドンの『王妃』をUPしたあとの今日、日比谷をうろついていたら、帝国劇場でミュージカル『マリー・アントワネット』上演の掲示を目にして、偶然が良く起きるので驚きを深くした。

個人的な趣味のことで、雑談になるが、「王妃」への流れの始まりはCDハイドンの「驚愕」がきっかけ。そしてパリ交響曲集へと移り、「王妃」の標題からモーツアルトの逸話にまで当時の時代、音楽界社交界にさかのぼって調べ(物好きなのです)、独り、面白がっていたのだ。

映画・演劇の広告を観たわけでもない。

ミュージカル、マリー・アントワネットを演じるのは涼風真世。Webで検索したら公演発表記者会見が10月2日、昨日か、今日が初日だった模様。