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2007/08/20のBlog
[ 20:28 ]
[ クラシック音楽 ]
モーツァルト・ピアノ協奏曲全集、CD-7
ピアノ&指揮:GEZA ANDA
演奏:Camerata Academica des Salzburger Mozarteums
ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466
ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 K.467
1784年、この2曲と22番を作曲している。
この前年1783年、14番~19番の6曲を作曲していた。
さてこの第20番は、私のブログサイトで下記の6回投稿している。
1. 06年4月13日 ゼルキン(pf)アバド&ロンドン・シフォニーの演奏、カデンツァはベートーベンのもの
2. 06年4月13日ぜルキン(pf)アバド&ロンドン・シンフォニー
3. 06年4月14日アシュケナージ(pf&指揮)フイルハーモニア・シンフォニー
4. アシュケナージ(pf &指揮)フイルハーモニア・シンフォニー
5. 06年4月15日バレンボエム(pf&指揮)イギリス室内管弦楽団
6.06年4月16日ゲーゼ・アンダそのページにリンクしていますので、よろしければご覧ください。
ここでは、ゲーゼ・アンダの第2楽章ロマンスの演奏が印象深かった点を書いてみます。
それは上記の6曲の演奏のうち何曲かと、映画『アマデウス』でのエンディング・テーマに使われたこの第二楽章がロマンチックに憂愁深く魅了させた演奏だったのです。
ゲーゼ・アンダの第2楽章ロマンスは、情感をあまり深く入れ込んで歌わないような感じだったのでした。
その後、次のようなことを聞き及んだので、協奏曲の演奏の近代の思潮、潮流のようなものがこうなのだな、と感じました。
この7月に行われた第3回仙台国際音楽コンクール(3年に一度開催)、このコンクールは予選から一貫して協奏曲の演奏能力に重点を置く方針であり、
「過度にロマンチックとせず、古典の枠を踏み外さず、管弦楽と対話しながら明快に再現する」、という伝統的な審査基準があると審査副委員長が明らかにされた。
なるほど、なるほどと感じいって、今まで聴いてきた曲、演奏を思い起こすのです。
さて、次の第21番も
06年9月11日投稿すみでしたので、よろしければそちらをご覧ください。
ピアノ&指揮:GEZA ANDA
演奏:Camerata Academica des Salzburger Mozarteums
ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466
ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 K.467
1784年、この2曲と22番を作曲している。
この前年1783年、14番~19番の6曲を作曲していた。
さてこの第20番は、私のブログサイトで下記の6回投稿している。
1. 06年4月13日 ゼルキン(pf)アバド&ロンドン・シフォニーの演奏、カデンツァはベートーベンのもの
2. 06年4月13日ぜルキン(pf)アバド&ロンドン・シンフォニー
3. 06年4月14日アシュケナージ(pf&指揮)フイルハーモニア・シンフォニー
4. アシュケナージ(pf &指揮)フイルハーモニア・シンフォニー
5. 06年4月15日バレンボエム(pf&指揮)イギリス室内管弦楽団
6.06年4月16日ゲーゼ・アンダそのページにリンクしていますので、よろしければご覧ください。
ここでは、ゲーゼ・アンダの第2楽章ロマンスの演奏が印象深かった点を書いてみます。
それは上記の6曲の演奏のうち何曲かと、映画『アマデウス』でのエンディング・テーマに使われたこの第二楽章がロマンチックに憂愁深く魅了させた演奏だったのです。
ゲーゼ・アンダの第2楽章ロマンスは、情感をあまり深く入れ込んで歌わないような感じだったのでした。
その後、次のようなことを聞き及んだので、協奏曲の演奏の近代の思潮、潮流のようなものがこうなのだな、と感じました。
この7月に行われた第3回仙台国際音楽コンクール(3年に一度開催)、このコンクールは予選から一貫して協奏曲の演奏能力に重点を置く方針であり、
「過度にロマンチックとせず、古典の枠を踏み外さず、管弦楽と対話しながら明快に再現する」、という伝統的な審査基準があると審査副委員長が明らかにされた。
なるほど、なるほどと感じいって、今まで聴いてきた曲、演奏を思い起こすのです。
さて、次の第21番も
06年9月11日投稿すみでしたので、よろしければそちらをご覧ください。
2007/08/12のBlog
[ 22:22 ]
[ クラシック音楽 ]
モーツアルトのピアノ協奏曲第18番第2楽章の印象を前回のブログで書いた。
重なったイメージはハイドンの『王妃』第2楽章の印象をブログで投稿していて(それはこちらです。[『王妃』第2楽章のBlog])その曲とヘンデルの『王宮の花火』の中の舞曲で似たような憂愁な優美さが見られ、当時の流行のようなものだった
のかな、回りくどく連想した。
重なったイメージはハイドンの『王妃』第2楽章の印象をブログで投稿していて(それはこちらです。[『王妃』第2楽章のBlog])その曲とヘンデルの『王宮の花火』の中の舞曲で似たような憂愁な優美さが見られ、当時の流行のようなものだった
のかな、回りくどく連想した。
[ 08:12 ]
[ クラシック音楽 ]
モーツァルト・ピアノ協奏曲全集、CD-6より
ピアノ&指揮:GEZA ANDA
演奏:Camerata Academica des Salzburger Mozarteums
1784年、モーツアルトはピアノ協奏曲を6曲作曲した。もっとも、14番は最近の研究によれば1782年頃創作開始との説もあるそうで、その説の内容は興味が深い。
ピアノ協奏曲 第18番 変ロ長調 K.456 1784年,28歳のとき作曲
作曲にまつわるエピソードは、作品を聴くうえで大いに参考になる。
初演はこの曲の作曲依頼者、盲目の女流ピアニスト・作曲家マリア・テレジア・フォン・パラディースで、1784年パリかロンドン、とされている。
この作品の演奏会、1785年モーツアルトの演奏で行われたとき、父レオポルドが『各々の楽器の多様な変化を十分に聴くことができたので、満足して、涙が出てしまった』というし、この演奏会にはオーストリア皇帝レオポルド2世も列席して『ブラヴォ、モーツァルト!』と連呼したそうだ。
第1楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ 変ロ長調
快活、活発な行進曲風な弦、管楽器の出だし、オーボエ、フルートのリードでこのフレーズを支配しているかのよう。
この主題をピアノソロが奏しピアノの特色を魅力的に強調させる。
ピアノがパッセージ=旋律を急速に上下行させる華麗なフレーズをみせ、新たな主題がオーケストラのトゥッティと奏じあったり、曲の組み立てが新鮮というのか、ファゴット、ホルンとピアノが歌いあう、レオポルドが感激したのはこのあたりかな、など楽しく面白く、美しい。
第1楽章のカデンツァはモーツアルトが3つ遺したそうだが、この演奏では、Mozart/Anda としている。
曲想を充分凝縮表現しているのだろう、繊細、華麗、リズミカルにテーマを中心に弾き、聴き手を魅了させる。
第2楽章 アンダンテ・ウン・ポコ・ソステヌート ト短調
主題と五つの変奏曲。
主題は優美だが、愁いを秘めた舞曲のように私は感じる。
ヘンデルの『王宮の花火』、『水上の音楽』の中のメヌエットのような舞曲がいくつかあって、華やかに踊る舞曲というイメージに反して憂愁を感じさせたその思いを、この楽章の主題の旋律で私は思い起こす。
モーツァルトの短調の曲特有のパッションのイメージがあり、音を抑え気味に同じように持続させるアンダンテ。
ピアノ、弦楽器、フルート、ホルン、オーボエが変奏を美しく歌いあい、とても美しい。
第3楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ 変ロ長調
ピアノのソロで始まる旋律は弦楽器、行進曲風な管楽器のフレーズを思い起こすような序奏で始まるロンド形式。
速く、活き活きと・・・・。
弦のスタッカ-トとファゴット,オーボエの旋律、リズミカルで華麗
なピアノ、複雑な作曲技法は私にはわからないが、モーツァルトの作品系譜の中で重要な位置を示すだろうことが、おぼろげにわかる。
カデンツァはモーツァルトの書き遺した2つのうちのどれか。
終結部とともにカデンツァも、やや短いが、十分な風格だ。
くり返しになるが、皇帝ヨーゼフ2世が、「ブラヴォ、モーツァルト」と連呼した、というのはこの演奏が終わったときなのだろう。
ピアノ協奏曲 第19番 ヘ長調 K.459 1784年,28歳のとき作曲
自筆作品目録のパートにはトランペット、ティンパニが記載されていて,自筆総譜にはトランペット2、ティンパニのパート譜が無く、、この違いで論争があった、ということです。
第1楽章 アレグロ へ長調
オーケストラのトゥッティが行進曲風の冒頭主題で入る。リズムがこの楽章の印象を特徴付けている。
ピアノソロにはいって、この快活な特徴的リズムを中心に提示、展開してゆく。
変化する楽しさも、主題のリズムが一貫している。
カデンツァはモーツァルトの書き遺したもの、一貫したリズムを中心に華やかに音域豊かにテーマが凝縮されているような。
第2楽章 アレグレット ハ長調
明るく伸びやかな主題、ピアノがそれに重厚な低音域に広げた
フレーズを奏し、そしてフルートも和して穏やかで美しい世界をひろげる。
短調の翳りも見せ、そのコントラストがもまた美しく、魅力的なモーツァルトとなっている。
第3楽章 アレグロ・アッサイ ヘ長調
ロンド形ではあるがソナタ形式の構造も示している。(どこが、というと、難しい)
主題はコントルダンス風のもの。
ちなみに、コントルダンスは18~19世紀フランスを中心に流行した社交ダンス。4~8組の男女が相対して踊る活発なダンス。
第18番第2楽章で私、舞曲風と書いたのはここに書いたコントルダンス曲のようなものの幅広い舞曲のひとつだったのかなと、今、思い起こす。
華麗、活発なリズムでピアノが幅広い音域をパッセージ。
オーケストラとピアノの掛け合いは楽しく熱情的。
カデンツァはモーツァルトが書き遺したもの、主題を中心に強く速いタッチで弾ききると、オーケストラが溶け込んで短いコーダで終える。
[ 更新日時:2007/08/12 17:07 ]
ピアノ&指揮:GEZA ANDA
演奏:Camerata Academica des Salzburger Mozarteums
1784年、モーツアルトはピアノ協奏曲を6曲作曲した。もっとも、14番は最近の研究によれば1782年頃創作開始との説もあるそうで、その説の内容は興味が深い。
ピアノ協奏曲 第18番 変ロ長調 K.456 1784年,28歳のとき作曲
作曲にまつわるエピソードは、作品を聴くうえで大いに参考になる。
初演はこの曲の作曲依頼者、盲目の女流ピアニスト・作曲家マリア・テレジア・フォン・パラディースで、1784年パリかロンドン、とされている。
この作品の演奏会、1785年モーツアルトの演奏で行われたとき、父レオポルドが『各々の楽器の多様な変化を十分に聴くことができたので、満足して、涙が出てしまった』というし、この演奏会にはオーストリア皇帝レオポルド2世も列席して『ブラヴォ、モーツァルト!』と連呼したそうだ。
第1楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ 変ロ長調
快活、活発な行進曲風な弦、管楽器の出だし、オーボエ、フルートのリードでこのフレーズを支配しているかのよう。
この主題をピアノソロが奏しピアノの特色を魅力的に強調させる。
ピアノがパッセージ=旋律を急速に上下行させる華麗なフレーズをみせ、新たな主題がオーケストラのトゥッティと奏じあったり、曲の組み立てが新鮮というのか、ファゴット、ホルンとピアノが歌いあう、レオポルドが感激したのはこのあたりかな、など楽しく面白く、美しい。
第1楽章のカデンツァはモーツアルトが3つ遺したそうだが、この演奏では、Mozart/Anda としている。
曲想を充分凝縮表現しているのだろう、繊細、華麗、リズミカルにテーマを中心に弾き、聴き手を魅了させる。
第2楽章 アンダンテ・ウン・ポコ・ソステヌート ト短調
主題と五つの変奏曲。
主題は優美だが、愁いを秘めた舞曲のように私は感じる。
ヘンデルの『王宮の花火』、『水上の音楽』の中のメヌエットのような舞曲がいくつかあって、華やかに踊る舞曲というイメージに反して憂愁を感じさせたその思いを、この楽章の主題の旋律で私は思い起こす。
モーツァルトの短調の曲特有のパッションのイメージがあり、音を抑え気味に同じように持続させるアンダンテ。
ピアノ、弦楽器、フルート、ホルン、オーボエが変奏を美しく歌いあい、とても美しい。
第3楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ 変ロ長調
ピアノのソロで始まる旋律は弦楽器、行進曲風な管楽器のフレーズを思い起こすような序奏で始まるロンド形式。
速く、活き活きと・・・・。
弦のスタッカ-トとファゴット,オーボエの旋律、リズミカルで華麗
なピアノ、複雑な作曲技法は私にはわからないが、モーツァルトの作品系譜の中で重要な位置を示すだろうことが、おぼろげにわかる。
カデンツァはモーツァルトの書き遺した2つのうちのどれか。
終結部とともにカデンツァも、やや短いが、十分な風格だ。
くり返しになるが、皇帝ヨーゼフ2世が、「ブラヴォ、モーツァルト」と連呼した、というのはこの演奏が終わったときなのだろう。
ピアノ協奏曲 第19番 ヘ長調 K.459 1784年,28歳のとき作曲
自筆作品目録のパートにはトランペット、ティンパニが記載されていて,自筆総譜にはトランペット2、ティンパニのパート譜が無く、、この違いで論争があった、ということです。
第1楽章 アレグロ へ長調
オーケストラのトゥッティが行進曲風の冒頭主題で入る。リズムがこの楽章の印象を特徴付けている。
ピアノソロにはいって、この快活な特徴的リズムを中心に提示、展開してゆく。
変化する楽しさも、主題のリズムが一貫している。
カデンツァはモーツァルトの書き遺したもの、一貫したリズムを中心に華やかに音域豊かにテーマが凝縮されているような。
第2楽章 アレグレット ハ長調
明るく伸びやかな主題、ピアノがそれに重厚な低音域に広げた
フレーズを奏し、そしてフルートも和して穏やかで美しい世界をひろげる。
短調の翳りも見せ、そのコントラストがもまた美しく、魅力的なモーツァルトとなっている。
第3楽章 アレグロ・アッサイ ヘ長調
ロンド形ではあるがソナタ形式の構造も示している。(どこが、というと、難しい)
主題はコントルダンス風のもの。
ちなみに、コントルダンスは18~19世紀フランスを中心に流行した社交ダンス。4~8組の男女が相対して踊る活発なダンス。
第18番第2楽章で私、舞曲風と書いたのはここに書いたコントルダンス曲のようなものの幅広い舞曲のひとつだったのかなと、今、思い起こす。
華麗、活発なリズムでピアノが幅広い音域をパッセージ。
オーケストラとピアノの掛け合いは楽しく熱情的。
カデンツァはモーツァルトが書き遺したもの、主題を中心に強く速いタッチで弾ききると、オーケストラが溶け込んで短いコーダで終える。
[ 更新日時:2007/08/12 17:07 ]