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2008/02/14のBlog
[ 20:53 ]
[ クラシック音楽 ]
12月22日のこのブログに、フィッシャー(pf)&フルトヴェングラー指揮:ベルリン・フィルのこの曲の演奏のことを書いておりました。
このとき、ピアノ協奏曲第1番第2楽章の「クララの優しい肖像」とブラームス自身がいったことを書き、ギレリス:&ヨッフムの演奏を既に聴いていたのでその感想、連想を書いてみたいと思っていて、今回の投稿となりました。
ブラームスの思索的、哀愁を内面から沸きあがらせるような曲趣を、ヨッフムとギレリスが劇的に,あるときは抒情性豊かに、特に第3楽章のアンダンテが他のどの演奏よりも
強く心に残った。
第3楽章のチェロの独奏で始まり、続いてオーボエが奏でるフレーズの叙情性の深さ。ピアノのソロが優しく語りかけるように、内面を告白するように、そのようなイメージが、よりブラームスに迫っている演奏なのかな、などと思いながら、中間部から再びチェロの独奏で終結部に入りチェロとオーボエとピアノのが主題を繰り返す。
胸に、心に、深く響いて、秘めた熱い想いを思わせる。
なによりも、コーダの本当に終結部の長いこと、ヨッフムの語りかけたい、強調したいところなのだろうか。
印象深い緩徐楽章である。
終楽章もおおらか、軽快で魅力的である。
このとき、ピアノ協奏曲第1番第2楽章の「クララの優しい肖像」とブラームス自身がいったことを書き、ギレリス:&ヨッフムの演奏を既に聴いていたのでその感想、連想を書いてみたいと思っていて、今回の投稿となりました。
ブラームスの思索的、哀愁を内面から沸きあがらせるような曲趣を、ヨッフムとギレリスが劇的に,あるときは抒情性豊かに、特に第3楽章のアンダンテが他のどの演奏よりも
強く心に残った。
第3楽章のチェロの独奏で始まり、続いてオーボエが奏でるフレーズの叙情性の深さ。ピアノのソロが優しく語りかけるように、内面を告白するように、そのようなイメージが、よりブラームスに迫っている演奏なのかな、などと思いながら、中間部から再びチェロの独奏で終結部に入りチェロとオーボエとピアノのが主題を繰り返す。
胸に、心に、深く響いて、秘めた熱い想いを思わせる。
なによりも、コーダの本当に終結部の長いこと、ヨッフムの語りかけたい、強調したいところなのだろうか。
印象深い緩徐楽章である。
終楽章もおおらか、軽快で魅力的である。
2008/01/28のBlog
[ 22:04 ]
[ クラシック音楽 ]
Ⅰ. 1987年のウィン・フイル;ニュー・イヤーコンサート
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
カラヤンが1987年ニュー・イヤーコンサートの指揮をしたのが最初にして最後。
カラヤンの演奏ぶり、表情、演出は、最近観たDVD第9の演奏のときとはまるで違う一面を見せて、とても楽しい。
7曲目「アンネン・ポルカ」
演奏の画面が変って、ウイーン・スペイン乗馬学校の正装した8名が白馬に乗って馬術の演技をする見事なシーンをはさむ。
9曲目「ピチカート・ポルカ」
ヴァイオリンのピチカートの若いハンサムな奏者、微笑の表情がカラヤンに視線を送って、なかなかのもの。
10曲目「皇帝円舞曲」
シェーンブルン宮殿の豪華なシャンデリアが輝くホールで、ウィーン国立歌劇場バレエ団の8組の男女が演じる華麗なバレエ。
お姫様と王子様のデユエット、8組が円になって舞う夢見る優美なシーンも気品があっていいですね。曲にピッタリ。
「無窮動」「雷鳴と電光」と続いたあと
13曲目がワルツ「春の声」。
キャスリーン・バトル(ソプラノ)のソロ。
今から21年前、スリムで容貌も若く、個性的な美しさ。
歌詞のなかばごろ
Ach,ja hald! ___________________そう、やがて!
O Song der Nachtigall, ____夜鶯の歌うは
Holder Klang,ja! ______________やさしいひびき!
と、終わりの
O susser Layt,Ja! ___________おお、甘きひびき!
コロラチュアのように最高音で玉を転がすような歌声。
美しい歌、先に紹介したヴァイオリンの青年とカラヤンが、微笑をたたえた表情でキャスリーンを見詰める。
カメラワークが、とてもステキなシ-ンを捉える。
2004/12/1 私のBlogで歌劇「フィガロの結婚」(ムーテイ&ウィーンフィル)で、スザンナ役を演じたキャスリーン・バトルのことを書いていた。
こちらは1986年の録音CDで、そのときの肖像写真より洗練された印象。
この二つの演奏の後になる98か99年頃、日本国内洋酒のCFで一躍話題になり、一般的に有名になる。
更に2000年頃のクリスマス・イヴに当時の「久米宏のニュース・ステーション」に生出演し、"清し、この夜を"を歌った。敬虔で美しい声に圧倒、魅了された。
この時の容姿は豊かな声量にふさわしいソプラノ界の女王のような堂々とした貫録で、感銘深かった。
15曲目 ワルツ「美しく青きドナウ」
再び女性バレリーナ8名の登場、プリマバレリーナ、ソロや群舞が美しい。
トーシューズなし、素足なのです。
16曲目 最後は恒例の「ラデツキー行進曲」
カラヤンはやはり帝王らしく、個性的な演出で、楽しさを盛り上げ魅了させます。
Ⅱ. 2008年のニュー・イヤーコンサート
指揮:ジョルジュ・プレートル
フランス出身で83歳、ニュー・イヤーコンサートの指揮をとった最高齢者です。
日本では、オペラ通には有名な方のようです。
プログラムはフランス系、フランスがらみの曲とヨーゼフ・シュトラウスの曲が多いのですが、北京オリンピックの年の関係で中国の題材があったり、インド、ロシアなど異国趣味のもの、サッカーにちなんものなど、多彩で異色の感じです。
プレートルは顔が怖そうで最初はぎこちなく感じた笑顔も、曲が進むにつれて、ユーモラスな演出の場面では満面笑み、とても楽しい笑いに誘って、ハッピーなコンサートでありました。
第1部
③ 「ラクセンブルク・ポルカ」
ヨーゼフ・シュトラウス作曲
演奏の画面がラクセンブルク城や公園に移る。
フランツ・ヨーゼフⅠ世の皇后エリザベートが男子を出産し、ラクセンブルク城で静養したことにちなんだ曲。
この男子はルドルフ皇太子。
長女がマリア・テレジアで、放送の合間の話題に登場する。
④「パリのワルツ」
ヨハン・シュトラウス(父)作曲
自分のオケとパリで初演奏、ベルリオーズ、パガニーニも列席し大成功を収めたそうだ。
ワルツの軽快な旋律に「ラ・マルセーユ」の荘重さが巧みに取り入れられていて、曲も指揮者の表情も楽しく、面白い。
⑥「天国と地獄のカドリーユ」
ヨハン・シュトラウス作曲
曲はオッフェンバックの「天国と地獄」を取り入れている。
カドリーユ・・・5部形式の舞曲、男女2人ずつ4人が踊る様式、コール・ド・バレエを踊る人のバレエダンサーの階級的呼称などと、いろいろ使われていて、この場合は?
第2部の合間の話題
シェーンブルン宮殿は世界遺産です。
ハプスブルク王宮の夏の離宮として、前出のマリア・テレジアが完成させた。
マリア・テレジアの娘、マリー・アントワネット、モーツァルトとの有名な逸話が生まれた、その幼い二人が描かれている絵が飾られているそうだ。
ここに名前が出てくるハプスブルク家の人々や建築、バレエ、馬術の歴史を垣間見るのも興味深く、面白い。
第2部
①喜歌劇「インディゴと40人の盗賊」序曲
ヨハン・シュトラウス作曲
オペレッタ第1作、アラビアンナイトの物語を題材にした。
②ワルツ「人生を楽しめ」
ヨハン・シュトラウス作曲
演奏の映像のあいまにバレエのシーン。
ウィーン国立歌劇場バレエ団、ウィーン・フォルクスオーバーバレエ団男性10人女性8人のデュエット、群舞、ソロがアルベルティーナ美術館のホールや前庭で華麗に舞う。
衣装も振り付けも斬新な感覚で、美しく楽しい。
前庭の背景にシエーンブルン宮殿や庭園が見える。
④「トリッチ・トラッチ・ポルカ」
ヨハン・シュトラウス作曲
カールス教会前広場で男子バレエのシーン、サッカーをテーマにした衣装と過激なスポーツ演技。
⑧ポルカ「パリジェンヌ」
ヨハン・シュトラウス作曲
スペイン乗馬学校室内馬場。馬場とはいっても宮殿群の一室、シャンデリアが輝いて雰囲気が豪華。
ナポレオンの肖像画で見た帽子、軍服風の正装の男性騎手が8頭の白馬と演じる馬場馬術。
幾通りもの歩行の演技は風格、気品というか見事、優美でリズミカルな演技をする馬が愛しく、楽しい。
アンコール3曲
アンコール;1「スポーツ・ポルカ」
ヨゼフ・シュトラウス作曲
プレートルさんが「EURO 2008」と書かれたサッカーボールを掲げて指揮台に。
オケの人は、首にお揃いのマフラー。
6月、オーストリアとスイスで開催されるヨーロッパ選手権に出場するオーストリア・ナショナルチームのカラー、赤いマフラーだ。
コンダクターが笛を吹いてポルカを演奏しはじめ、暫くすると、コンサートマスターが立ち上がってマフラーを大きく振る。
プレートルがイエローカードを突きつける。
笛を吹いて演奏が終わったら、今度はレッドカードをコンサートマスターにかざされて、指揮者は肩をすくめてショボショボと退場。
と、ハイビスカスの一輪を持って再登場、コンサートマスターと抱き合い、会場は笑いと拍手で盛り上がりました。
このエスプリ、ユーモラスな演出に、場外で観ているほうも、明るい楽しさに誘われました。
アンコール;2ワルツ「美しき青きドナウ」
演奏台に立ち、指揮棒を振りおろそうとして間をおいて、くるりと客席に向かい両手を広げ、一呼吸を置き嬉しい晴れ晴れとした笑顔で”新年おめでとう!”、そして演奏に入る。
映像は黒の正装の男性と濃紺のチュチュのプリマバレリーナのグラン・パ・ド・ドゥに変わる。
演奏会場であるウィーン楽友協会の玄関ロビーから階段を登り、踊り場で巧みに回転、跳躍しロマンティック・チュチュの鮮やかな色彩の裾を華麗に広げて踊る。
大ホール前~廊下~会場の中央扉から演奏中の会場に踊り入る。
曲の終わりにあわせ、演奏が終わった指揮者にダンサーが深紅のバラの一輪を捧げる。
コンサートマスターに渡して胸に飾れとゼスチャー。
粋で歓びに溢れたフィナーレ。
このような演出は初めてらしい。
アンコール;3
恒例の演奏を促す、正装した観客の熱烈な拍手。
「ラデッツキー行進曲」
ヨハン・シュトラウス(父)作曲
カラヤンもプレートルも個性的ですが、観客に向かって拍手をコントロール、誘導する表情、指先がとてもステキ。
フルーティスト、名前が思い出せないがソロでも有名で顔に見覚えがある方が見られ、そして、楽器配置がチェロがほぼ正面、右にヴィオラ、左翼にヴァイオリン。一番奥にコントラバス。ハープも活躍した。
アンコール、ブラボーと声が飛び交い、スタンデングオベーション。
ジョルジュ・プレートルの笑顔が最高であったが、一瞬引き締まった崇高さも感じとれた。
美しく珍しい映像のことばかり書きましたが、曲、演奏は素晴らしいものでした。
活力も見せた2時間くらいの連続演奏、後世に伝えられるようなコンサートに違いない。
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
カラヤンが1987年ニュー・イヤーコンサートの指揮をしたのが最初にして最後。
カラヤンの演奏ぶり、表情、演出は、最近観たDVD第9の演奏のときとはまるで違う一面を見せて、とても楽しい。
7曲目「アンネン・ポルカ」
演奏の画面が変って、ウイーン・スペイン乗馬学校の正装した8名が白馬に乗って馬術の演技をする見事なシーンをはさむ。
9曲目「ピチカート・ポルカ」
ヴァイオリンのピチカートの若いハンサムな奏者、微笑の表情がカラヤンに視線を送って、なかなかのもの。
10曲目「皇帝円舞曲」
シェーンブルン宮殿の豪華なシャンデリアが輝くホールで、ウィーン国立歌劇場バレエ団の8組の男女が演じる華麗なバレエ。
お姫様と王子様のデユエット、8組が円になって舞う夢見る優美なシーンも気品があっていいですね。曲にピッタリ。
「無窮動」「雷鳴と電光」と続いたあと
13曲目がワルツ「春の声」。
キャスリーン・バトル(ソプラノ)のソロ。
今から21年前、スリムで容貌も若く、個性的な美しさ。
歌詞のなかばごろ
Ach,ja hald! ___________________そう、やがて!
O Song der Nachtigall, ____夜鶯の歌うは
Holder Klang,ja! ______________やさしいひびき!
と、終わりの
O susser Layt,Ja! ___________おお、甘きひびき!
コロラチュアのように最高音で玉を転がすような歌声。
美しい歌、先に紹介したヴァイオリンの青年とカラヤンが、微笑をたたえた表情でキャスリーンを見詰める。
カメラワークが、とてもステキなシ-ンを捉える。
2004/12/1 私のBlogで歌劇「フィガロの結婚」(ムーテイ&ウィーンフィル)で、スザンナ役を演じたキャスリーン・バトルのことを書いていた。
こちらは1986年の録音CDで、そのときの肖像写真より洗練された印象。
この二つの演奏の後になる98か99年頃、日本国内洋酒のCFで一躍話題になり、一般的に有名になる。
更に2000年頃のクリスマス・イヴに当時の「久米宏のニュース・ステーション」に生出演し、"清し、この夜を"を歌った。敬虔で美しい声に圧倒、魅了された。
この時の容姿は豊かな声量にふさわしいソプラノ界の女王のような堂々とした貫録で、感銘深かった。
15曲目 ワルツ「美しく青きドナウ」
再び女性バレリーナ8名の登場、プリマバレリーナ、ソロや群舞が美しい。
トーシューズなし、素足なのです。
16曲目 最後は恒例の「ラデツキー行進曲」
カラヤンはやはり帝王らしく、個性的な演出で、楽しさを盛り上げ魅了させます。
Ⅱ. 2008年のニュー・イヤーコンサート
指揮:ジョルジュ・プレートル
フランス出身で83歳、ニュー・イヤーコンサートの指揮をとった最高齢者です。
日本では、オペラ通には有名な方のようです。
プログラムはフランス系、フランスがらみの曲とヨーゼフ・シュトラウスの曲が多いのですが、北京オリンピックの年の関係で中国の題材があったり、インド、ロシアなど異国趣味のもの、サッカーにちなんものなど、多彩で異色の感じです。
プレートルは顔が怖そうで最初はぎこちなく感じた笑顔も、曲が進むにつれて、ユーモラスな演出の場面では満面笑み、とても楽しい笑いに誘って、ハッピーなコンサートでありました。
第1部
③ 「ラクセンブルク・ポルカ」
ヨーゼフ・シュトラウス作曲
演奏の画面がラクセンブルク城や公園に移る。
フランツ・ヨーゼフⅠ世の皇后エリザベートが男子を出産し、ラクセンブルク城で静養したことにちなんだ曲。
この男子はルドルフ皇太子。
長女がマリア・テレジアで、放送の合間の話題に登場する。
④「パリのワルツ」
ヨハン・シュトラウス(父)作曲
自分のオケとパリで初演奏、ベルリオーズ、パガニーニも列席し大成功を収めたそうだ。
ワルツの軽快な旋律に「ラ・マルセーユ」の荘重さが巧みに取り入れられていて、曲も指揮者の表情も楽しく、面白い。
⑥「天国と地獄のカドリーユ」
ヨハン・シュトラウス作曲
曲はオッフェンバックの「天国と地獄」を取り入れている。
カドリーユ・・・5部形式の舞曲、男女2人ずつ4人が踊る様式、コール・ド・バレエを踊る人のバレエダンサーの階級的呼称などと、いろいろ使われていて、この場合は?
第2部の合間の話題
シェーンブルン宮殿は世界遺産です。
ハプスブルク王宮の夏の離宮として、前出のマリア・テレジアが完成させた。
マリア・テレジアの娘、マリー・アントワネット、モーツァルトとの有名な逸話が生まれた、その幼い二人が描かれている絵が飾られているそうだ。
ここに名前が出てくるハプスブルク家の人々や建築、バレエ、馬術の歴史を垣間見るのも興味深く、面白い。
第2部
①喜歌劇「インディゴと40人の盗賊」序曲
ヨハン・シュトラウス作曲
オペレッタ第1作、アラビアンナイトの物語を題材にした。
②ワルツ「人生を楽しめ」
ヨハン・シュトラウス作曲
演奏の映像のあいまにバレエのシーン。
ウィーン国立歌劇場バレエ団、ウィーン・フォルクスオーバーバレエ団男性10人女性8人のデュエット、群舞、ソロがアルベルティーナ美術館のホールや前庭で華麗に舞う。
衣装も振り付けも斬新な感覚で、美しく楽しい。
前庭の背景にシエーンブルン宮殿や庭園が見える。
④「トリッチ・トラッチ・ポルカ」
ヨハン・シュトラウス作曲
カールス教会前広場で男子バレエのシーン、サッカーをテーマにした衣装と過激なスポーツ演技。
⑧ポルカ「パリジェンヌ」
ヨハン・シュトラウス作曲
スペイン乗馬学校室内馬場。馬場とはいっても宮殿群の一室、シャンデリアが輝いて雰囲気が豪華。
ナポレオンの肖像画で見た帽子、軍服風の正装の男性騎手が8頭の白馬と演じる馬場馬術。
幾通りもの歩行の演技は風格、気品というか見事、優美でリズミカルな演技をする馬が愛しく、楽しい。
アンコール3曲
アンコール;1「スポーツ・ポルカ」
ヨゼフ・シュトラウス作曲
プレートルさんが「EURO 2008」と書かれたサッカーボールを掲げて指揮台に。
オケの人は、首にお揃いのマフラー。
6月、オーストリアとスイスで開催されるヨーロッパ選手権に出場するオーストリア・ナショナルチームのカラー、赤いマフラーだ。
コンダクターが笛を吹いてポルカを演奏しはじめ、暫くすると、コンサートマスターが立ち上がってマフラーを大きく振る。
プレートルがイエローカードを突きつける。
笛を吹いて演奏が終わったら、今度はレッドカードをコンサートマスターにかざされて、指揮者は肩をすくめてショボショボと退場。
と、ハイビスカスの一輪を持って再登場、コンサートマスターと抱き合い、会場は笑いと拍手で盛り上がりました。
このエスプリ、ユーモラスな演出に、場外で観ているほうも、明るい楽しさに誘われました。
アンコール;2ワルツ「美しき青きドナウ」
演奏台に立ち、指揮棒を振りおろそうとして間をおいて、くるりと客席に向かい両手を広げ、一呼吸を置き嬉しい晴れ晴れとした笑顔で”新年おめでとう!”、そして演奏に入る。
映像は黒の正装の男性と濃紺のチュチュのプリマバレリーナのグラン・パ・ド・ドゥに変わる。
演奏会場であるウィーン楽友協会の玄関ロビーから階段を登り、踊り場で巧みに回転、跳躍しロマンティック・チュチュの鮮やかな色彩の裾を華麗に広げて踊る。
大ホール前~廊下~会場の中央扉から演奏中の会場に踊り入る。
曲の終わりにあわせ、演奏が終わった指揮者にダンサーが深紅のバラの一輪を捧げる。
コンサートマスターに渡して胸に飾れとゼスチャー。
粋で歓びに溢れたフィナーレ。
このような演出は初めてらしい。
アンコール;3
恒例の演奏を促す、正装した観客の熱烈な拍手。
「ラデッツキー行進曲」
ヨハン・シュトラウス(父)作曲
カラヤンもプレートルも個性的ですが、観客に向かって拍手をコントロール、誘導する表情、指先がとてもステキ。
フルーティスト、名前が思い出せないがソロでも有名で顔に見覚えがある方が見られ、そして、楽器配置がチェロがほぼ正面、右にヴィオラ、左翼にヴァイオリン。一番奥にコントラバス。ハープも活躍した。
アンコール、ブラボーと声が飛び交い、スタンデングオベーション。
ジョルジュ・プレートルの笑顔が最高であったが、一瞬引き締まった崇高さも感じとれた。
美しく珍しい映像のことばかり書きましたが、曲、演奏は素晴らしいものでした。
活力も見せた2時間くらいの連続演奏、後世に伝えられるようなコンサートに違いない。
2008/01/27のBlog
[ 17:05 ]
[ クラシック音楽 ]
カラヤンのDVD制作演奏。
1977年12月31日制作、ベルリンフィル。
巨匠69歳の時の演奏。
写真で見られるように、演奏会場のライブ録画のように見えるが定期演奏、公演とは違うようで、DVD制作のための演奏であるようだ。
観客はイブニングドレス、タキシードなどの正装、ワインヤード型のホール、ここはベルリン・フィル・ホールではないだろうか。
昨年4月、前年の年末恒例第9演奏のことに関連して1960年代
のカラヤンの演奏を聴いたがLPでありました。その記事はトラックバックでご覧いただければ嬉しいです。
このDVDではカラヤンの演奏する表情、白い指揮棒を振る手、指先、ほとんど目を瞑りうつむく指揮ぶりを神秘的に捉えている。
この存在感、指揮そのものが芸術だ。
目を開き奏者に視線が行くのは第3楽章、第4楽章。
第2楽章が終わり、長いインターバルをそのまま撮り続け、やがて声楽ソリスト4人が舞台の袖から入場し席に着くと、カメラはカラヤンに移る。
手を前に組み瞑目している表情、過去何度も第9を指揮してきている帝王カラヤンとして高い評価を得ている人が、今はあるときはエネルギッシュに、あるいは繊細に、歓喜の歌にいたるベートーヴェンの音楽に集中して・・・スコアを追っているのか、
凡愚の私には窺い知れないが、第3楽章、第4楽章と進むにつれて歓喜の歌の詩を口ずさみ、平安に、ときに鋭くそのパート奏者に視線が向かう。
第4楽章のチェロ、コントラバスの重要な導入のところ、奏者の鋭い視線が指揮者に注がれる。
楽器配置は指揮者のほぼ正面がチェロ、右にビオラ、その奥にコントラバス、左翼は第1、第2ヴァイオリンで、この第4楽章のチェロの曲の位置づけからこうなるのか、など興味深い。
また、カメラワークがその時々のパート奏者に向かい、特にオーボエの奏者が顔を真っ赤にして演奏、フルートも同じく名手、熱意やひたむきさが伝わってくる。
声楽ソリスト、コーラス、オーケストラが劇的にクライマックスで終結。
タクトを振り終えると、演奏者に向かって一礼、表情がステキなスマイル、投げキッスをおくるのだ。
観客はタクトが振り終わる前からスタンデイング・オベーション
1977年12月31日制作、ベルリンフィル。
巨匠69歳の時の演奏。
写真で見られるように、演奏会場のライブ録画のように見えるが定期演奏、公演とは違うようで、DVD制作のための演奏であるようだ。
観客はイブニングドレス、タキシードなどの正装、ワインヤード型のホール、ここはベルリン・フィル・ホールではないだろうか。
昨年4月、前年の年末恒例第9演奏のことに関連して1960年代
のカラヤンの演奏を聴いたがLPでありました。その記事はトラックバックでご覧いただければ嬉しいです。
このDVDではカラヤンの演奏する表情、白い指揮棒を振る手、指先、ほとんど目を瞑りうつむく指揮ぶりを神秘的に捉えている。
この存在感、指揮そのものが芸術だ。
目を開き奏者に視線が行くのは第3楽章、第4楽章。
第2楽章が終わり、長いインターバルをそのまま撮り続け、やがて声楽ソリスト4人が舞台の袖から入場し席に着くと、カメラはカラヤンに移る。
手を前に組み瞑目している表情、過去何度も第9を指揮してきている帝王カラヤンとして高い評価を得ている人が、今はあるときはエネルギッシュに、あるいは繊細に、歓喜の歌にいたるベートーヴェンの音楽に集中して・・・スコアを追っているのか、
凡愚の私には窺い知れないが、第3楽章、第4楽章と進むにつれて歓喜の歌の詩を口ずさみ、平安に、ときに鋭くそのパート奏者に視線が向かう。
第4楽章のチェロ、コントラバスの重要な導入のところ、奏者の鋭い視線が指揮者に注がれる。
楽器配置は指揮者のほぼ正面がチェロ、右にビオラ、その奥にコントラバス、左翼は第1、第2ヴァイオリンで、この第4楽章のチェロの曲の位置づけからこうなるのか、など興味深い。
また、カメラワークがその時々のパート奏者に向かい、特にオーボエの奏者が顔を真っ赤にして演奏、フルートも同じく名手、熱意やひたむきさが伝わってくる。
声楽ソリスト、コーラス、オーケストラが劇的にクライマックスで終結。
タクトを振り終えると、演奏者に向かって一礼、表情がステキなスマイル、投げキッスをおくるのだ。
観客はタクトが振り終わる前からスタンデイング・オベーション