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2008/06/12のBlog
[ 18:56 ]
[ 生活 ]
先日、次男の光が通っている保育園で親子遠足がありました。この保育園は森の中にあり、年に一回、親子で森の中を散策する遠足があるのです。幼い子ども向けの歩きやすいコースなど、3種類のメニューがあり、僕らは道無き道を進む薮こぎコースを選びました。まず最初にレンジャーさんの説明を聞いてから出発です。
これが薮こぎ。といっても、保育園児でも大丈夫な程度の歩きやすいところを選んで進みます。途中、食べられる草などがあると、レンジャーさんが説明してくれます。ひらけたところに出ると、この森の中にある伝説の大きな木「ぬしの木」をみんなで探そう!ということになり、探索がはじまります。
これが見つけた「ぬしの木」四方八方に枝を張って、子どもたちに木登りしてごらん、と言っているかのような姿です。気がつけば6mほどの高さまでのぼっている子もいました。木の上から眺める景色は気持ちいいんでしょうね。
2008/06/10のBlog
[ 06:46 ]
[ 生活 ]
一旦、小屋づくりの記事は一休みして、それ以外の最近の出来事について書きます。先週の土曜日に、山梨県のPTA総会に行ってきました。長男が通っている小学校のPTA新聞が県で優秀賞をとり、その授賞式があるというのです。僕は去年と今年、PTAで報道部をしていて今年は部長という肩書きなので、賞を受け取る役がまわってきました。こじんまりとしたイベントだと思い、午前中、保育園の労働奉仕作業(周囲の草刈りや遊具のペンキ塗りなどを年に数回やることになってます)のあと、その足で出かけたのですが、会場は背広を着た立派そうなおじさんばかり。服にペンキをつけ、作業用の膝のぬけたズボンをはいている人は、他にいませんでした。
長男の匠が通っている小学校は全校生徒が80人に満たない小さな学校です。全員の顔が見えるので、入学したばかりの1年生が、すぐに6年生と友達になり、遊んでもらっています。「卒業生をおくる会」などでは、体育館で6年生一人ひとりのエピソードをスライド上映し、在校生がありがとうの言葉を贈っていて、まるで映画の中の一場面のようでした。子どもたちだけでなく親たちのほとんどもこの小さな学校が大好きで、だから、もっとよく自分たちの学校を知ることができるよう、PTA新聞では学校や学校周辺の地図をつくったり、総合学習の内容を絵解きするコーナーをつくりました。
それが評価されて、今回の優秀賞の受賞です。最優秀賞は別の学校がとったのですが、その内容を見せてもらったら納得しました。もう一校、優秀賞をとった学校があり、それは去年で閉校になってしまったところでした。去年の生徒は10人。今年、もし存続していたとしても5人の、小さな小さな学校です。全ページ手書きの新聞は、眺めるだけで胸がつまりそうです。
2008/06/07のBlog
[ 07:43 ]
[ 仕事小屋つくり ]
昨日の記事に引き続き、5月27日のこと。一本一本、のみで慎重に削っていくヤスさん。内側を削りすぎると、柱が外周だけで立つことになり、割れの原因となるそうです。丈夫にするためには、柱の下端全体が隙間なく丸石に密着しなければなりません。手間のかかる仕事です。
そしてついに、全てのつかのひかりつけが終わりました! 記念に並べて写真を撮ります。ヤスさん、ハバ君の顔が晴れ晴れとしてますね。丸石の上に立ち並ぶつかたちは、まるでこれから宗教儀式でも始まるかのような、不思議な風景です。
2008/06/06のBlog
[ 06:41 ]
[ 仕事小屋つくり ]
5月27日、「ひかりつけ」2日目。昨日で四隅の柱のひかりつけが終わり、今日は「つか」の作業です。今回の工事を担当してくれている職人さんの紹介が遅れてました。左側が「ヤスさん」。学校ではインテリアの勉強をし、その後、家具づくりの修行をして、今は鈴木工務店で家づくりをしています。家具の精度でものを見る目があるので、「ひかりつけ」には最適の人物といってもよいのではないでしょうか。若いのにとても落ち着いていて、頼りになります。右側が「ハバ君」。学校を出たての初々しい彼は、なんと木の家ネットの記事を見て、鈴木工務店の門を叩いたそうです。うれしい。同じく木の家ネットで就職先を決めた同級生が何人もいるとか。いつのまにか就職情報誌になってたんですね、木の家ネットは。
2008/06/05のBlog
[ 07:10 ]
[ 仕事小屋つくり ]
5月26日、「ひかりつけ」の日。今回の小屋は、四隅が柱で、それ以外は「つか」なのですが、まずは大変な柱から作業が始まりました。丸太の向きを決め、丸石の上に垂直になるように立てていきます。この作業がまず大変。自然石、丸太、コンクリートなどの頑丈な足場無し、というなんともやっかいなものを相手に、何もないところに完全な垂直を出していくのです。
そして、これが「ひかりつけ」。水準器をにらみながら、ゆっくりと丸太の周りを移動して、丸石の形を丸太に写し取っていきます。これが角材ならば、四方向からだけ写せばよいのですが、相手が丸太なので、360度全ての方向で木と正面に向き合いながら「ひかっていく」のが理想となります。自然素材を扱う時に要求される技術の高さ、手間のかかり具合は、並大抵のものじゃありません。こうやって写し取った線を元に柱を削り、再度、丸石の上に垂直に立てて、削り具合を見ながら少しづつ調整していきます。これをピタッと木と丸石が貼り付くようになるまで繰り返します。気の遠くなるような作業です。
そこへ、滋賀から大工棟梁の宮内さん登場。この日、別件で持留デザイン事務所と打ち合わせがあったのでした。「もっと効率のいいやり方、あるで!」 まるで正義の味方のように、言い放ちます。いつもの真っ赤なTシャツが、とても頼もしく見えた瞬間でした。
2008/06/04のBlog
[ 07:55 ]
[ 仕事小屋つくり ]
石は東西南北の位置だけでなく、高さも調整が必要です。天面がきちんと揃うように、水糸の交差点から定規を下ろし、その先がぴったりと石に触れるよう、調整してきます。できるだけ平らな面が上にくるように石の向きを変えているのですが、くぼんだ箇所が空をむかないように気をつける必要があるそうです。地面からの湿気がその凹みにたまり、上に載った柱の腐りの原因となるからです。もし水がでたとしても、周りに流れ落ちていくよう、石の形に気をつけて並べていきます。
調整が終わると、丸石のまわりにモルタルを流し込んで固めます。さらにその上に砂を敷き詰めると、なんだか神殿跡のようです。この時、よく「持留遺跡」などと呼んでました。このまま2週間ほど放置して、完全に固まるのを待ちます。
2008/06/03のBlog
[ 00:56 ]
[ 仕事小屋つくり ]
掘り上がった穴に石が縦に3つづつ埋められていきます。下二つが角張った石で、一番上が丸い石。隙間にはモルタルが流し込まれ、下の石が動かないようになっています。基準となる糸が張られ、それを元に規則正しく石が並べられていきます。
2006/05/06のBlog
[ 00:57 ]
[ 生活 ]
家を出るのが遅れたせいで、着いたのは1年生の障害物競走が終わる直前でした。5人が横一直線に並んでスタート。せっかく用意してきた海パンを車の中に忘れてきたのをものともせずに、匠はどろをかきわけ走ります。
2006/05/04のBlog
[ 09:58 ]
[ 木の家ネット ]
またもや、ずいぶんと久しぶりの更新です。
先月の特集に登場した宮内さんは、とてもスケールの大きな大工棟梁でした。大工技術に誇りを持ち、大工道具をこよなく愛する職人としてのこころを持ちながらも、そこだけに留まらず、きちんと住まい手のことを考えた家づくりを目指していました。今回の記事はかなり長いのですが、それでも本文内に収めきれずに、カットした話がたくさんあります。大工さんへのインタビュー記事としては、決定版といってもよいのではないでしょうか。造成地の片隅にある宮内さんの刻み場で取材していると、赤いシャツとデニムのジャケットを着ている宮内さんがまるで特撮ヒーローのように見えました。特集の最後のページの写真は、実は仮面ライダーの変身のポーズをしてもらったものです。
先月の特集に登場した宮内さんは、とてもスケールの大きな大工棟梁でした。大工技術に誇りを持ち、大工道具をこよなく愛する職人としてのこころを持ちながらも、そこだけに留まらず、きちんと住まい手のことを考えた家づくりを目指していました。今回の記事はかなり長いのですが、それでも本文内に収めきれずに、カットした話がたくさんあります。大工さんへのインタビュー記事としては、決定版といってもよいのではないでしょうか。造成地の片隅にある宮内さんの刻み場で取材していると、赤いシャツとデニムのジャケットを着ている宮内さんがまるで特撮ヒーローのように見えました。特集の最後のページの写真は、実は仮面ライダーの変身のポーズをしてもらったものです。
最近、家やマンションを見るときに、その家が何を大切にしてつくられているのか、ということが気になります。それは、一時的な工期やコストであったり、見た目の豪華さだったり、安心感や技術であったりするのですが、それが住まい手の方向を向いたものであるのか、が気になるのです。
一部の人を除いて、最初から「伝統構法の家に住みたい」と、普通の住まい手が考えることはまれだと思います。「家族が仲良く暮らせる家に住みたい」「ライフステージの変化に対応できる家に住みたい」「建築費が、その後の生活の負担にならないような家が欲しい」「愛着の湧く家に住みたい」 そんなことを思うのではないでしょうか。そういった住まい手側からの視点で考え抜いていった結果、できあがるのが、例えば伝統工法の家であってほしいと思います。
「お寺のような家もいいなぁ」と、時々思います。大きく豪華な寺社建築がいいというわけではなく、人との関係性がいいのです。先日、近くのお寺に顔を出してみると、庭には花が咲き乱れ、奥では近所の子どもたちが楽しそうに遊んでいました。庭石に腰掛けて、次男と一緒にお弁当を食べたのですが、そんな風によそ者がいきなり訪ねてきても、何事もなく受け入れてくれる懐の深さがあり、お寺の人にとっても何の邪魔にもなりません。
2006/02/07のBlog
[ 06:24 ]
[ 取材 ]
今回の取材、最後の一人は岩手県は金ヶ崎の設計士、菊池さんです。案内してもらったのは茅葺き民家の再生事例。家の周囲にお堀がまわっていて、敷地内には県指定の重要文化財もあるような、地域の名家です。右の写真は玄関で、お施主さんと菊池さんとで撮ったもの。この上がりかまちの高さ! 柱の太さ! 日常的なスケールからあまりにかけ離れている為に、なんだか自分が小さくなってしまったかのような気分さえ沸き起こってきます。
差鴨居の厚さも並大抵のものではありません。しかも間取りも複雑なので、建てるには、随分と苦労し、何年もかかったとのことです。障子・襖が通るレールが何本も通ってます。地域の人は、ここを「お屋形様」とよんでいたそうです。
内陸である金ヶ崎は雪が降っていました。夜7時頃、丘の上にある宿に行こうとすると、路面が凍結していて、車が登りません。走り続けている分にはいいのですが、対向車が来るなどして、一度止まってしまうと、もうだめです。FFのスタッドレスでは、太刀打ちできません。道を変えて、なんとか辿り着きました。
ついたのは永岡温泉というところでした。まるで老人ホームのように、お年寄りがたくさんいます。人里離れた落ち着いた場所にあり、安くて気軽に泊まれるので、湯治にきている人が多いのでしょう。「来年もまた来れるかねぇ...」「あんた、死んどるかもなぁ...」といった話が、あちこちから聞こえてきます。