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モチドメデザイン事務所::八ヶ岳通信
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2004/12/13のBlog
昨日は、朝5時すぎまでペチカのレンガ積みをして、その後、朝10時からはしご立てと、その片付けで、終わってしまいました。夕方、仮眠から覚めて、さぁ、ちょっと一仕事しようと思ったら、お客さん。その応対が終わったら、もう晩ご飯&子どもの寝かしつけで、自分もそのまま寝てしまうことに...。今は朝の4時半で、やっと落ち着いてコンピュータに向かっています。
昨日は、風のない良く晴れた一日でした。はしご立てには絶好の日和です。気分はプチ上棟なので、朝、匠と松田さんと一緒にはしごの基礎に塩を置きました。10時に、近所の輿水昭一さん、この家の設備工事をしてくれた内田さんとその友達二人(ごめんなさい、名前聞き忘れました)、鈴木工務店の親方の鈴木さんと、やはり近所に住んでいる大工の横山さんらがやってきてくれ、さぁ、作業開始です。

はしごの頭にロープを二本かけ、その先を2人ずつで引っぱります。根元に2人。さらにはしごに斜めに支持材を打ち付けて、倒れないように横から押さえます。クレーンがなかった頃の知恵ですね。鉄でできた指示棒で固定するまで、たったの30分。松田さんの段取りもよさと、6人もの強力な助っ人のおかげで、あっという間にはしごが立ち上がりました。ありがとうございました!
手伝いの人たちが帰った後、松田さんと二人で斜めのフレ止めをつけて本当に完了。家の正面からみると、屋根の上からはしごの頭がちょっとだけのぞいてました。墨をまぜた柿渋をぬったおかげで材質的には違和感はないのですが、まるで火の見櫓か芝居小屋で、けっこうおかしな眺めです。煙突がつくと納得がいくのでしょう。
はしごの先は地上から6.5m。けっこう高いです。右の写真は松田さんが煙突に登って撮ったもの。手前に大きく広がる屋根の先に、小さな越屋根が乗っているのが見えて、これまでにない眺めです。奥に見えるのは、この集落の家々。みなさん、持留家はこのような環境にあるのですよ! 人里離れた山奥に住んでいるのではありません。
後に、おバカな写真を一枚。はしごに登り、出初め式のまねごとをしてはしゃぐ松田さん(30)。お疲れさまでした! 今週の木曜日には煙突工事が入ります。あとはレンガを積むだけですね。さぁ、あと一踏ん張り。
2004/12/12のBlog
大人たちがはしごを立てている間、子どもたちは庭のビオトープ池で水遊び。稲が生えている間は少しは遠慮していたのが、稲刈りを済ませてすっかり見通しがよくなると、解禁とばかりに池がかっこうの遊び場に。残材でつくった船を滑らしたり、ミズカマキリを穫ったりと大騒ぎ。
きみちゃんが靴を脱いで池に入ろうとして怒られたところ。稲を植える前、子どもたちが池に飛び込んで服を泥だらけにして帰ることがたびたびあったので、近所のお母さんにとって、池は悩みの種でした。そこで一時期、うちで着替えを用意して遊ばせていたこともあります。
これが、こうせい君が素手で捕まえた金魚。この前の夏、遊びに来ていた愛知県のほるくすの大江さんが、お祭りですくい上げた金魚が、池ですっかり太って大きくなっていました。後で池に戻しましたが、果たしてこの冬を越せるでしょうか?
朝の10時に集まって、ついに煙突支持はしごが立ちました。とりあえず、速報
ロープで引っぱり上げます。
この後、フレ止めをつけて完成!
2004/12/11のBlog
ここ1ヶ月ほど、保育園の子どもたちは、毎日練習を続けてきました。子ども会のです。下は1歳から上は6歳までの子どもたちが、いくつもの芸を覚えるのは、大変なことだと思います。教える方は、もっと大変なことだと思います。幸いにして、今日は快晴。およそ50人の子どもたちと、その父兄50人ほどが、保育園の遊戯室に集まって子ども会は始まりました。子どもたち全員が、平均して同じくらいの出番があるようにプログラムが組んであるので、見る方も大変です。右の写真は、会の冒頭で、犬の扮装をして(といっても鼻をつけただけですが)出演した光。サンタクロースはどこだどこだと、探しまわります。
2枚目は、この地につたわる昔話を演じている匠。すぐ近くの神社に、山犬を祀った石碑があって、それにまつわるお話です。こういった、地域の話を子どもたちに教えることは、とてもよいことだと思います。時々、地域のおじいさん、おばあさんにきてもらって、よもぎ団子づくりや、畑仕事を教わったりしていますが、こういったことは田舎ならではですね。9時から始まった子ども会は12時前に終わり、サンタからのプレゼントをもらった後で、集まったみんなでお昼ごはんを食べて終わりました。
プランの話がでたところで、ちょっと自己紹介的なことを。木の家ネット事務局である持留家・持留デザイン事務所は、去年の11月に東京の吉祥寺から、ここ山梨県高根町にある古民家に引越しました。古民家そのままでは住みづらいので、8月のお盆から引越し前までかけて、床を張り替えたり、台所・風呂・トイレまわりを0からつくり直したりと、大変ではありましたが、とても面白い日々でした。家の後ろに移っているのは八ヶ岳です。本当はもう少し左側に見えるのですが、この方がロケーションがわかりやすいので、合成しました。よく、山奥の一軒家と思われるのですが、実際は、集落の中程にある家で、保育園、小学校まで徒歩2分と、吉祥寺にいるときよりも便利です。古民家を改修するときの苦労話はたくさんあるのですが、それはまたの機会に。
2004/12/10のBlog
[ 12:20 ] [ ペチカ ]
ちょっとプランの話を。右は、この家の平面図にペチカ本体と煙突を書き加えたもの。ペチカは家の中心にあって、家全体をじんわりと暖める役割を果たします。煙突は、当初は煙出しのための越屋根から出すつもりだったのですが、屋根が古くて痛んでいたので、手をいれるとどうなるかわからない危険があって、そのプランは没になりました。ただ、その時、すでに基礎工事も終わり、レンガを床上7段も積んでしまっている状態で、ペチカ本体の場所を移動させるわけにもいかず、煙突の抜き方には、皆で頭を悩ませました。

設計士の吉田さんや、煙突担当の山梨暖炉ストープの清水さんらの知恵によって、天井裏でぐっと横引きをして、妻側から出すことに決まったのが、10月19日。今から50日前のことでした。
通常、煙突の高さは横引きの2倍といわれています。そうしないと、自然に煙がぬけずに、室内に煙が充満したりするそうです。今回のプランの実現にはRITE VENT社のチムニーファンという、強制排気のしくみが不可欠でした。これがあれば、横引き7mという、無茶なプランもOKです。ただし、電気がなければファンがまわりませんから、停電の時はペチカは使えないことになります。

また、チムニーファンは重く、屋根への延焼をさけるために妻側の壁から大きく横に飛び出さなくてはなりません。なので、外へ出た煙突を支えるための構造が必要となります。松田さんが梯子をつくっていたのは、そのためです。その梯子を立てる日がきまりました。今度の日曜日です。男手6人で引き上げます。16日には、まちにまった煙突工事です。ペチカ完成まであと一歩。間に合うようにレンガ積まなきゃ。
これは一体なんでしょう? 答えは、妻側の壁から切り出した土壁。松田さんが高さ4mから投げて落としてもバラバラにならず、しっかりしてました。見ると、小舞いの竹は青々としていて、締めてあるわら縄もボロボロすることなく丈夫なままで、まるで先月、土を塗ったようです。この家の天井裏を覗くと、柱と土壁が接している部分は、随分と隙間があいて、光と風が入ってくるのですが、土壁本体はぐっと踏ん張って家をまもってくれています。
2004/12/09のBlog
梯子に柿渋を塗りました。手伝ってくれたのは、近所のゆかりちゃん。このブログでおなじみの、きみちゃん、くみちゃん、こうせい君のお母さんです。柿渋は、1年前にこの家を改修した時に買っておいたのが固まっていたので、湯煎して戻し、墨汁を加えました。久しぶりに嗅ぐ柿渋の匂いは、やっぱりクサかった。塗ってみると、ぐっと渋みが出ていい感じ。あとは土曜の午後に、角材の先に板金で傘をつけて準備はおしまい。
2004/12/08のBlog
これは、ペチカの中の横に伸びた煙道の写真です。天井からぶらさがっているS字金具が見えますか? これは、ペチカ完成の暁に、薫製をつくるために仕込んでおいたフックです。これ以外にも、天井にあいた4カ所の点検口からも薫製の食材をぶら下げることができるにようになる予定です。ご近所さんも、つくるならサケだ、チーズだ、ソーセージだ、いやタクアンをいれてイブリガッコだと、まるで自分のことのように楽しみにしています。ペチカ完成まで、もう一踏ん張り!
2004/12/07のBlog
昨日、メガネ石が入らないのでは、と土壇場になって焦りましたが、ついに煙突が外に抜ける穴が開通しました! 松田さんお疲れさまでした! 右の写真は、天井裏から、こつこつと手でノミをふるって、穴をあけている松田さんの写真。丸鋸を使うと、何かの拍子に竹小舞いやしめ縄にひっかかった際に、土壁が一気に落ちてしまう可能性があるので、時間はかかっても手で掘っていくことにしたそうです。その甲斐あって、きれいに穴があきました。
化粧貫もきれいに切れて、まるで最初から開いていたかのようにまっすぐに穴があきました。この後、メガネ石を収める木枠をいれて、あとは、本物の煙突が通るのを待つばかりです。