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モチドメデザイン事務所::八ヶ岳通信
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2004/12/21のBlog
普通、煙突は横の長さ1に対して、高さは1.5、ないしは2と言われています。けれど、持留家の煙突は、縦に5m、横に7m。このふざけた煙突を実用的なものにするためにご登場願ったのが、右の写真、チムニーファンです。頭の部分にモーターが入っていて、その下に鋳物のファンがついています。鋳物ということで、あまり精度は期待していなかったのですが、試しにまわしてみると、見事にブレることなくきれいにまわりました。えらいもんです。
無事、煙突をつけ終わってホッとしている山梨暖炉ストーブの清水さん。毎年、年末は忙しく、大晦日まで仕事でうまっているそうです。前回一緒に作業していたスタッフは、今日は別の現場をやっているとのことで、一人で取り付けをしてくれました。いつもゆっくりと丁寧に言葉を選んで話をする紳士です。あとは焚き口をつくればおしまいですが、年末で仕事が急に立て込んで来て、またしばらく作業に間があきそうです...。むむむ。
いやはや、それにしてもすごいものをつくってしまいました。当初は、こんな大ごとにするつもりは無かったのですが、気がつけば、ついついやってしまいました。そういえば、この家の改修もそうです。最初は外トイレを中にいれることを考えていたら、改修する手が止まらなくなってしまって、あちらこちらを直すはめに。いきおいというものは怖いものです。
家の正面から見たところ。不思議な光景ですね。けど、色は馴染んでいるので、すぐに見慣れてしまうような気もします。やはり貫のはしごは美しい。この家にあっています。明治期に、西洋のテイストを日本に持ち込んだ擬洋風建築がはやりましたが、どこかそんな香りさえただよいます。ただ、こちらは和が主で、そこにインダストリアルな形が寄り添うように並んでいます。木造の紡績工場なんかが似ているかもしれません。
最後に台所で遊ぶ匠と光。ふたりとも機関車トーマスの登場人物になったつもりで、機関車ごっこ。この日、光は晩ご飯の最中、ずっと「トビー」でした。「トビー」は食前にぶどうを一房つまみ食いをして、肝心の晩ご飯をろくに食べず、こっぴどく怒られてました。
昨日は、めずらしく東京出張。とはいえ、電車でも車でも片道2時間程度で行けるので、大したことはありません。こうして東京に代表される都会のクライアントからの仕事をしてかせぎ、生活費がかからない田舎の生活をするというのが、わが家の経済構造。同じ「円」でも、去年、吉祥寺に住んでいた時と比べると、ずいぶんと使い出があります。まるで外貨のようで、貿易をして暮らしているような気持ちになります。こんなことが可能なのも、ネットのおかげ。すごいもんです。

その「海外」からの帰り、知り合いのお寺さんが薪をくれるというので取りにいきました。いくと桜の薪やチップがいっぱい。うちがペチカで薫製造りを企んでいるのを知って、用意してくれたのです。ありがたいことです。おまけにヒノキの輪切りも4本いただきました。帰りの道は、車の中にヒノキの香りが充満して、お風呂に入っているようでした。
2004/12/20のBlog
[ 05:40 ] [ 生活 ]
ゆめやえいこちゃんは、隣町に住むミュージシャンで、地域のイベントなどにたくさん出演しています。名前だけ聞くと演歌歌手みたいですが、フォークです(だと思う)。先月には、ローカルテレビ局でも紹介されてました。とてもいい歌詞の曲をつくっています。その彼女が昨日、わが家でライブをしてくれました。一品持ちより、投げ銭ライブです。本当はこれにペチカを間に合わせたかったんですが...うーん、残念。

右の写真は受付係の匠。光と一緒に入場券をはりきってつくってました。けど、何人か応対したら、飽きてしまって部屋の中へ。まったく、いいかげんな受付です。
これがえいこちゃん。以前はパーカッション中心で、今でも子ども太鼓教室をしてますが、2年ほど前から、思うところあって突然歌い始めたそうです。2003年12月に3曲入りのミニアルバム「みち」を発表し、つい先日、フルアルバム「光の花」をリリースしました。今回のライブはCD発売記念も兼ねてます。子どもたちも気軽に参加できるように開場は4時半で、まずは持ち寄ったお菓子を食べてなごんだところで始まりました。
この人は、共に音楽活動をしている棟居イズミ君。彼は富士宮市在住で、今日は奥さんもスタッフとして来ています。彼のブログはこちら。畑や田んぼもやっているそうです。この日、匠と光は興奮してお昼寝できず、ライブの最中は徹夜ハイのようになって暴れてました。人からは「図に乗っている」ようにしか見えません。
八畳の板の間を二つつなげて、即席のライブハウス。昔ながらの日本家屋はこういうとき便利です。音楽を聞きながら、持ち寄ったお菓子を載せたお盆がまわってきます。えいこちゃんは、さすがに食べながら歌いませんが、「ライブ終わるまで残ってるかな...」と気になっていたそうです。ライブ終了後、CDの紹介と販売。なんとこの日、買ってくれた人には、えいこちゃんが「チュー」してくれるという特典付き! けど、あまり売れませんでした。というのも、みんなもう持っていたからです。「チュー」されたくなかったからではありません。
ライブが終わって、大勢の晩ご飯。この日は大人子ども合わせて26人いました。どんどん多くなります。みなマイカップ、マイはし持参。車で来ている人がほとんどなので、お酒は(あまり)飲めませんが、みな、9時すぎまで楽しんでました。
2004/12/19のBlog
ちょっと必要があって、昨日から今朝にかけて、700枚ほどプリントしていました。年賀状ではありません。年賀状づくりは、まだまだこれからです。今年こそは、年内に発送できるでしょうか?

最初の何枚かは順調だったのですが、すぐに紙送りがうまくいかなくなりました。給紙の最初の段階で、うまく紙をつかめないようです。ローラ部分をさわってみると、気のせいかもしれませんが、普段より粘り気がなく、紙の上に置かれても空回りしてしまう感じ。しかたがないので、ずっと横について紙を差し入れてやるはめに。やれやれ。
気になったので、説明書で、動作可能温度を調べてみました。すると、「動作時10℃ー35℃」の記述が! プリンタが設置してある場所は、ストープから一番遠い北側の押し入れの中なので、おそらくそこの気温は3℃ー5℃。この前の冬で、一番寒かった時の仕事部屋の室温はマイナス5℃でした。思いっきり動作保証外です。仕事用のメインマシンとして使っているPowerBookG4 17inchも、調べてみたら動作時温度はプリンタと全く同じ。そういえば、以前、いきなり起動もなにもしなくなって修理に出したことがありましたが、それも寒い日の朝のことでした。ガーン、こんなところにデジタルディバイド(情報格差)が!!

寒い地方や寒い家に住んでいる方で、デジタル製品を使う上でこんなことが困った、こんな工夫をしているという情報があればお寄せください。知恵を出し合って、なんとかこの格差を解消しましょう。
2004/12/18のBlog
右は昨日の晩ご飯の時の写真。普段から段ボールを組み合わせて家を建てたりするのが大好きな匠は、今回は自立型の物干を使って、即席のテントをつくりました。バスタオルを天井代わりにして、本人は上出来のつもり。ペチカがまだなくて寒いのか、ストーブの前に陣取って、子ども二人はそこで晩ご飯を食べたいと言い出しました。多少の不安を残しつつも配膳すると、ちゃんと「いただきます」を言って、食べ始めます。
次男の光はいつものように、独自のセンスでご飯を自分の好きなようにアレンジしてます。今日はコロッケが熱かったのか、おかず皿に水をいれて上機嫌。どこがおいしいのか理解不能ですが、幼児の味覚というのはそんなものかもしれません。お兄ちゃんに、水浸しの黒豆を「食べて食べて」と迫ります。結構、困った男です。
2004/12/17のBlog
[ 07:28 ] [ ペチカ ]
築80年の古民家には、水平垂直というものがありません。どの柱もいくらかは沈み、それに乗っている床も、いくらかは傾いています。天井裏に張り巡らされている梁は、自然に曲がっている木を"ちょうな"で削ったものを使っているので、そこには直線というものすらありません。古民家改修を専門とする大工さんならいざしらず、今回の煙突工事を引き受けてもらった山梨暖炉ストープの清水さんたちにとっては、予想以上に手間のかかる現場です。

最初の煙突の立ち上がりを決めるのに時間がかかり、また、組み始めてみて、ここにあう部材が足らないことがわかり、結局煙突工事は途中段階で一時終了となりました。夕方になると、八ヶ岳から吹いてくる冷たく激しい風「八ヶ岳下ろし」が強くなり、5時半をすぎるともう真っ暗なので、屋外での作業が難しくなってきたこともあります。

金曜日の朝に足らない部材を発注して届くのが日曜。その後、準備や他の工事とのスケジュール調整をすると、次の工事は来週の火ー木あたりになりそうです。ちょっと残念。

急いで焚き口をつくらなくてもよくなったので、仕事がたまっている持留デザイン事務所としては、ほっとしている面もあります。クリスマスには使えますかね。まぁ、まだつくる楽しみが続くので、よしとしましょう。
2004/12/16のBlog
レンガを積み終わり、ちょこちょこ雑用をし、なんだか落ち着かないし、お腹も減ったので、深夜にラーメンを食べに車を30分走らせて、帰って寝たらもう5時半。気がついたら山梨暖炉ストープの清水さんの声。ずるずると布団からはい出して挨拶。
部材が多かったので牽引車つきで到着した清水さん。長男の匠はそれを見て、「たくも大きくなったら牽引車運転する! バックの時には、ひかちゃんに手伝ってもらう!」とはしゃいでました。その匠と光ですが、昨晩から咳をして、熱もあるので、今日は保育園はお休み。おかげで工事を見ることができて、喜んでました。
二重煙突は随分としっかりしたものです。ホームセンターで売っているペラペラのシングル煙突とは、存在感が全く違います。煙が冷えないので、引く力が強く、薪をちょろちょろと燃やしても、ちゃんと煙が外に出るそうです。そのかわり、高い。今回、奮発したのは、横引き7mという、自然排気しにくい特殊事情があるため。長いから二重煙突も沢山必要です。当然、お金も沢山必要です。だから、煙突はストレートの方が断然いいです。
煙突がペチカ本体につきました。ものすごい存在感です。ただ、ここで失敗がひとつ。最上段を積んだのが午前2時ごろで、モルタルが硬化する時間がたりず、剥がれてしまいました...。やはり、スケジュールには余裕がないといけませんな。今日のところは、隙間にモルタルを詰め直してなんとかつじつまを合わせています。煙突自体はつり下げて固定されているので、落ちてくることはありません。
これが天井裏。まるで工場か、車のエンジンルームのようです。運転席はどこだ? アクセルをふかせ! まるで家が炎を上げて飛び立ちそうです。どこへ向かう? 

すごいことになってしまいました。立派な煙突です。
ついにレンガを積み終わりました! だたし、それは煙道部分だけの話で、焚き口はこれから。とはいえ、ペチカ積み一番の山をとうとう越えました! 日中は仕事、夜にレンガ積みの繰り返しの毎日で、正直けっこうヘトヘトでしたが、これでかなり気持ちが楽になりました。積み終えたのは夜の3時半。全25段、およそ450丁のレンガ積みは、結構大変な作業で、別に仕事をしながら進めるもんじゃないと痛感しました。とはいえ、完成すると大きな達成感があります。これまでにつくったもののうちで、一番重いものかも。
右の写真はペチカの最上段、点検掃除口が並んでいるところ。こうして見ると、まるでこのレンガの固まりが大きなエンジンのようにも見えてきます。左奥に見える黒い金物はダンパーです。下のダンパーは、薪を焚き始めの時に、開けることで煙の近道をつくるためのもの。上のダンパーは、レンガが暖まった後、閉じて熱を逃がさないようにするためのもの。いろいろ考えています。
この戦いに戦死者がひとり、いや一本。乾いて固くなったモルタルを力をいれて練っていたら、ポキンと折れてしまったコテ。大工の横山さんから借りたものです。今回、大活躍してくれましたが、ペチカの完成を見ることなく逝ってしまって、さぞや無念のことでしょう。ご冥福をお祈りします。
2004/12/15のBlog
暖冬の今年も、今朝は随分と冷え込んで一面の霜。車のフロントガラスもすっかり凍り付いて、ワイパーが動かなくなっていました。畑もまっしろです。先週、大根の貯蔵用に穴を掘りました。深さは80cmほど。まず始めに有機物の多い黒土の層があり、30cmほどいくと、赤土に変わります。さらに掘り進んでいくと、70cmぐらいいったところで粘土層が現れました。この畑は休耕田なので、下には水がもれないように粘土の不透水層があるのです。粘土層は固いので、そこまでたどり着いたところでギブアップ。本当はもう少し深い方がいいでしょうが。
掘った穴の底に、畑で実った大根を並べ、穴の上には、霜がおりないように、つかわなくなったスダレをかけておきました。そこに匠が落ちる落ちる! 日曜日はほんの10分ほどの間に3回も落ちてました。大根土まみれ。まるでマンガみたいです。「そういえば、落とし穴って落ちたことないなぁ」と、これも貴重な体験なのかもと思いました。
2004/12/14のBlog
この前の日曜日、お父さんたちがはしごを立ててひと安心しているうちに、お母さんと匠と光は、もみの樹の飾り付けをしました。うちのルールは「自分で工夫してつくる!」。最初は電飾を欲しがった匠でしたが、飾りを自分でつくれると気がついてからは、おもちゃ箱の中から使えそうなものを探したり、お母さんといっしょにクッキーを焼いて、それをぶら下げたりと夢中でした。
クッキーは、おばあちゃんに送ってもらった型抜きを使い、ハートやトナカイの形をしたものをつくってぶら下げます。けど、飾るそばから光が食べてしまうので、ツリーの下の方はクッキーがありません。右の写真の左下にぶら下がっている沢山の丸い写真は、吉祥寺から引越してくる時に、それまで通っていた保育園でくれた記念の品。友達の顔写真が輪っかにつながっています。
これは匠がまだ赤ちゃんだった頃、授乳時に服がずり落ちてこないようにとめておくためのクマさんクリップ。匠によると、このクリスマスツリーは雲の上まで届くほど高く、そこから飛び降りてくるムササビだそうです。