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2005/02/12のBlog
[ 23:53 ]
[ 資源 ]
去年は原油価格が高かったので産油国各国とも思わぬ増収にホクホクだったと思います。しかし、5年とか10年単位で見ると産油国の収支は悪化していると思います。去年みたいな原油高がずっと続いて呉れないと困るんです。
原油価格がピークを付けた直後、1980年の国民一人当たり、インフレ調整後の原油販売からの収入をみると、OPEC平均ではUS$1,800でした。去年の数字はこれがUS$600迄、下がっています。約1/3ですね。それだけ人口も増えているんです。
一方、同じ統計でサウジアラビアだけを取り出して見ると1980年にUS$22,000だったのが2004年にはUS$4,000に下がっています。約1/5.5です。
サウジの場合、国庫の収入の殆どが石油ですから一人頭に直した歳入がこんなに減ると「ばら撒き」政策が出来なくなります。実際、国防、保安費用、社会的サービス費用などは増加していますから国民の目からみた政府は「だんだんケチになっている」という不満が出るのは不可避ですね。
サウジは基本的にはサウド家の独裁です。ですからばら撒きによって「人気を買う」必要があります。でも財政的に苦しくなり、最近ではばら撒けなくなってきました。先週、初めてサウジで県議会議員の半数公選の投票がありました。これは投票という餌で民衆の不満のガス抜きをしようとしている訳です。
原油価格がピークを付けた直後、1980年の国民一人当たり、インフレ調整後の原油販売からの収入をみると、OPEC平均ではUS$1,800でした。去年の数字はこれがUS$600迄、下がっています。約1/3ですね。それだけ人口も増えているんです。
一方、同じ統計でサウジアラビアだけを取り出して見ると1980年にUS$22,000だったのが2004年にはUS$4,000に下がっています。約1/5.5です。
サウジの場合、国庫の収入の殆どが石油ですから一人頭に直した歳入がこんなに減ると「ばら撒き」政策が出来なくなります。実際、国防、保安費用、社会的サービス費用などは増加していますから国民の目からみた政府は「だんだんケチになっている」という不満が出るのは不可避ですね。
サウジは基本的にはサウド家の独裁です。ですからばら撒きによって「人気を買う」必要があります。でも財政的に苦しくなり、最近ではばら撒けなくなってきました。先週、初めてサウジで県議会議員の半数公選の投票がありました。これは投票という餌で民衆の不満のガス抜きをしようとしている訳です。
[ 01:32 ]
[ 東欧株 ]
[関連したBlog]
Wah_man3さんのブログに東欧株が噴いているという記事がありました。東欧とかトルコがいい事は僕も知っていたんですが、あそこらへんの株はEU加盟期待とかそういう材料も関係していて、結構、降りるタイミングとか難しかった記憶があり、つい後回しにしていました。後の祭りですね。
さて、これからでも遅くない(本当かな?)東欧プレイとして、コカコーラ・ヘレニック・ボトリング(CCH)ちゅうのは如何なもんでしょうか?。
ヘレニックというのは高校の歴史とかに出てくる「ヘレニズム」から来ていて、ギリシャの事を指します。従って、CCHも本社はアテネ。
日本にもたとえば「三国コカコーラ」とか、いろいろボトリング会社がありますが、あれと同じだと思えば良いでしょう。このCCH、コカ・コーラのボトラーの中では世界で2番目に大きい規模です。発展途上国では庶民が豊かになると先ず清涼飲料とかの消費が増えるということで、昔から消費セクターの成長をプレイする格好の株としてボトリング株が挙げられてきました。僕は昔、メキシコ市場が相場になったとき、コカ・コーラ・フェムサ(KOF)というのを随分、いじくりました。
話が逸れて来たのでCCHに戻しますと、同社、ギリシャ、イタリア、アイルランド等の成熟した市場でもボトリングを展開していますが、そのほかにポーランド、ハンガリー、チェコ、クロアチアなどの中進国、そしてロシア、ルーマニア、ブルガリア、ウクライナ、ナイジェリアなどのエマージング各国で事業展開しています。市場によって成長率はまちまちですが、乱暴に言えばほぼGDP成長と同じくらい成長しているといえるでしょう。
EBITDA成長もそれを大体、トレースしていて、まあ8%成長くらいです。
ヴァリュエーション的にはPBR、PSRともに1倍~1.5倍くらいの範囲に入っており、まあ極めて妥当な線ですね。ボトリングのビジネスはキャピタル・インテンシブなのでリターンの数字は自ずと悪いものですが、その文脈においては頑張っている方だと言えます。
ちょっと地味すぎますかね?。
Wah_man3さんのブログに東欧株が噴いているという記事がありました。東欧とかトルコがいい事は僕も知っていたんですが、あそこらへんの株はEU加盟期待とかそういう材料も関係していて、結構、降りるタイミングとか難しかった記憶があり、つい後回しにしていました。後の祭りですね。
さて、これからでも遅くない(本当かな?)東欧プレイとして、コカコーラ・ヘレニック・ボトリング(CCH)ちゅうのは如何なもんでしょうか?。
ヘレニックというのは高校の歴史とかに出てくる「ヘレニズム」から来ていて、ギリシャの事を指します。従って、CCHも本社はアテネ。
日本にもたとえば「三国コカコーラ」とか、いろいろボトリング会社がありますが、あれと同じだと思えば良いでしょう。このCCH、コカ・コーラのボトラーの中では世界で2番目に大きい規模です。発展途上国では庶民が豊かになると先ず清涼飲料とかの消費が増えるということで、昔から消費セクターの成長をプレイする格好の株としてボトリング株が挙げられてきました。僕は昔、メキシコ市場が相場になったとき、コカ・コーラ・フェムサ(KOF)というのを随分、いじくりました。
話が逸れて来たのでCCHに戻しますと、同社、ギリシャ、イタリア、アイルランド等の成熟した市場でもボトリングを展開していますが、そのほかにポーランド、ハンガリー、チェコ、クロアチアなどの中進国、そしてロシア、ルーマニア、ブルガリア、ウクライナ、ナイジェリアなどのエマージング各国で事業展開しています。市場によって成長率はまちまちですが、乱暴に言えばほぼGDP成長と同じくらい成長しているといえるでしょう。
EBITDA成長もそれを大体、トレースしていて、まあ8%成長くらいです。
ヴァリュエーション的にはPBR、PSRともに1倍~1.5倍くらいの範囲に入っており、まあ極めて妥当な線ですね。ボトリングのビジネスはキャピタル・インテンシブなのでリターンの数字は自ずと悪いものですが、その文脈においては頑張っている方だと言えます。
ちょっと地味すぎますかね?。
2005/02/11のBlog
[ 22:09 ]
[ 中国株 ]
けさナスダック上場のチャイナ・ファイナンス・オンライン(JRJC、中国名は「金融界」)がプロフィット・ウォーニングを出しました。同社は新華とかサーチナとかと似たようなサービスを提供しています。サーチナが日本の投資家向けであるのに対して、チャイナ・ファイナンス・オンラインは大陸の株(A株と言うべきですね)に関して、本土の国内投資家向けの情報提供を柱としていると思います。
「上海市場はつい最近、99年来の安値を更新し、低迷を続けている。特に出来高を見ると今年1月の出来高は去年の同期の28%に過ぎない」のだそうです。
いやあ、僕も大陸のA株市場が悪いことは知っていましたが、こうやって出来高の数字を聞くと改めてその不振ぶりが思い知らされますね。こういう話を聞くと反射的に買いたいと思ってしまいますが、まだまだ大陸の株価水準は滑稽なほど割高ですから今の水準から半値くらいにならないと安心して買いにゆけないんじゃないでしょうか?。
「上海市場はつい最近、99年来の安値を更新し、低迷を続けている。特に出来高を見ると今年1月の出来高は去年の同期の28%に過ぎない」のだそうです。
いやあ、僕も大陸のA株市場が悪いことは知っていましたが、こうやって出来高の数字を聞くと改めてその不振ぶりが思い知らされますね。こういう話を聞くと反射的に買いたいと思ってしまいますが、まだまだ大陸の株価水準は滑稽なほど割高ですから今の水準から半値くらいにならないと安心して買いにゆけないんじゃないでしょうか?。
[ 11:31 ]
[ 資源 ]
どうやら僕の見込み違いでしたね。石油株。
昨日の立会いでは石油サービス株、大手石油株などが軒並み新波動入りしています。
「ぐうの音も出ない」というのはこういう事を言うんでしょうね。
昨日原油価格が高騰したのはIEA(インターナショナル・エネルギー・エージェンシー)が「世界の石油の需要増に対して供給が追いつかない」とコメントしたためです。大体、昔はIEAのコメントで相場が動くなんて事自体、有り得なかったのですが、今は世の中変わりました。
さて、僕はそういうわけでIEAは全然評価してないんですけど、昨日のコメントでひとつだけいいこと言っています。それはロシアの原油生産が漸減しているという事。
ロシアの石油生産は80年代の終盤に変調をきたした後、90年代に入ってからつるべ落としに下落しました。これはロシアが長年、石油床のケアを怠り、一番汲み上げやすいところから秩序なく汲み上げた結果です。さらに石油生産機器も老朽化が激しく、メンテナンスもおろそかにしていたので由緒正しいバクー油田など一時はゴーストタウンみたいな様相を呈していました。
その後、ソ連が崩壊し、ロシアになってから欧米の機器、業者、資本などが入り、さらに民間払い下げで機を見るに敏な連中が安値で石油会社を買ってチョッピリ生産設備に手を入れ、生産量を増やした為、あたかもロシアの石油生産は急成長しているような印象を持つ読者の方々も多いと思います。現実は現在のロシアのオイル生産は80年代終盤のピーク時の水準に未だ達してないんです。しかも、あと一息のところで息切れして、今後、また生産量が下降線に向かうリスクは非常に高いです。IEAがこの部分を指摘しているのは正しいし、サプライ・サイドで僕が今、最も心配している事です。
それではなぜ生産量は下降線を辿るかということですが、先ず、ロシアの石油会社はオールド・ファッションな堅実経営をしているルクオイルなどを除いて、設備投資額が少なすぎます。それから石油会社がよく使う手として、原油価格が高いときは比較的ハイコストな、「死にかかっている」油井を優先して使い、ローコストの油井を「雨の日に備えて」温存するわけですが、そういうコンサーバティブな経営がされてません。さらにリザーブ・リプレースメント・レシオもお寒いものがあります。
つまりロシアの油田は超目先主義で運営されているということ。これでは数年経つと息切れが来て生産量が漸減するのは当たり前。さらに許せないのはユコスの入札問題に見られるようにロシア政府は平気で石油会社から油田を取り上げ、それを全然、お金を持ってない新しいオーナーに与えるということをやっているんですね。僕は新しいオーナーが正当性をもっているかどうかなんて法律的議論には興味ありません。問題なのは新しいオーナーはオケラなので今、切実に追加設備投資を必要としているこれらの油田のケアが出来ないという事なのです。
政府から二束三文で石油会社を掠め取ったオリガルヒも浅知恵なら、政府も近視眼ですね。
昨日の立会いでは石油サービス株、大手石油株などが軒並み新波動入りしています。
「ぐうの音も出ない」というのはこういう事を言うんでしょうね。
昨日原油価格が高騰したのはIEA(インターナショナル・エネルギー・エージェンシー)が「世界の石油の需要増に対して供給が追いつかない」とコメントしたためです。大体、昔はIEAのコメントで相場が動くなんて事自体、有り得なかったのですが、今は世の中変わりました。
さて、僕はそういうわけでIEAは全然評価してないんですけど、昨日のコメントでひとつだけいいこと言っています。それはロシアの原油生産が漸減しているという事。
ロシアの石油生産は80年代の終盤に変調をきたした後、90年代に入ってからつるべ落としに下落しました。これはロシアが長年、石油床のケアを怠り、一番汲み上げやすいところから秩序なく汲み上げた結果です。さらに石油生産機器も老朽化が激しく、メンテナンスもおろそかにしていたので由緒正しいバクー油田など一時はゴーストタウンみたいな様相を呈していました。
その後、ソ連が崩壊し、ロシアになってから欧米の機器、業者、資本などが入り、さらに民間払い下げで機を見るに敏な連中が安値で石油会社を買ってチョッピリ生産設備に手を入れ、生産量を増やした為、あたかもロシアの石油生産は急成長しているような印象を持つ読者の方々も多いと思います。現実は現在のロシアのオイル生産は80年代終盤のピーク時の水準に未だ達してないんです。しかも、あと一息のところで息切れして、今後、また生産量が下降線に向かうリスクは非常に高いです。IEAがこの部分を指摘しているのは正しいし、サプライ・サイドで僕が今、最も心配している事です。
それではなぜ生産量は下降線を辿るかということですが、先ず、ロシアの石油会社はオールド・ファッションな堅実経営をしているルクオイルなどを除いて、設備投資額が少なすぎます。それから石油会社がよく使う手として、原油価格が高いときは比較的ハイコストな、「死にかかっている」油井を優先して使い、ローコストの油井を「雨の日に備えて」温存するわけですが、そういうコンサーバティブな経営がされてません。さらにリザーブ・リプレースメント・レシオもお寒いものがあります。
つまりロシアの油田は超目先主義で運営されているということ。これでは数年経つと息切れが来て生産量が漸減するのは当たり前。さらに許せないのはユコスの入札問題に見られるようにロシア政府は平気で石油会社から油田を取り上げ、それを全然、お金を持ってない新しいオーナーに与えるということをやっているんですね。僕は新しいオーナーが正当性をもっているかどうかなんて法律的議論には興味ありません。問題なのは新しいオーナーはオケラなので今、切実に追加設備投資を必要としているこれらの油田のケアが出来ないという事なのです。
政府から二束三文で石油会社を掠め取ったオリガルヒも浅知恵なら、政府も近視眼ですね。
[ 10:11 ]
[ マクロ・ストラテジー ]
「いい会社を買え」というアドバイスをする投資の本やホームページは掃いて捨てるほどあります。「どういう会社がいい会社か」という事についても十人が十人なりに意見のあるところでしょう。ところが「幾らで買うか?」という問題についてはあまり突っ込んだ議論は目にしません。それでは幾ら払うか、つまりヴァリュエーションの考察がどうでもいい事柄かというと、決してそうではないと思います。場合によってはいい会社を見つけること以上にいい値段で買う事が重要な局面もあります。
でもこのヴァリュエーションの問題というのは株価はもとより、業種、業績のモメンタム、どのヴァリュエーション指標を使用するか、マクロ経済の動向はどうかなどありとあらゆるファクターに左右されます。従って、本の一章くらいで論破できる問題ではないし、リアルタイムでの議論がとても大切な気がします。
僕のブログでは常にこの「幾らで買うか?」という問題を追っかけて行きたいと思います。
* * *
さて、今日のところは手始めに中国株、インド株、ロシア株、ブラジル株などが今、一体どういう株価水準にあるのか、そのさわりの部分をちょっと見てみたいと思います。
各国の向こう12ヶ月の予想EPSに基づいたPER(Fwd PER)と、それぞれの市場の歴史的PER(Historical PER)を比べて見ましょう。
Fwd PER Historical PER
中国株 9.6倍 17.3倍
香港株 14.3倍 12.6倍
インド株 12.5倍 11.4倍
ロシア株 6.5倍 8.1倍
ブラジル株 9.0倍 11.5倍
上記のデータはベア・スターンズ社の資料からとりました。僕がちょっとわからないのはそれぞれの市場のデータにふくまれる構成銘柄がどうなっているのかという点です。例えば、中国株と香港株が分けてあるのですが例えばH株は中国株に分類されているのか、それとも香港株に分類されているのか判りませんでした。でもPERから憶測すると中国株のかなりの部分がH株から構成されているのは想像できます。(PERが安いから。)
さて、各国のPERを比べる場合、例えば中国とロシアを比べて、「なんだ、ロシアの方が断然安いじゃん!だからロシア株を買おう!」と単純に決めてはいけません。国際分散投資をする場合、こうした「横の比較」というのは最も後回しにされるべきだと僕は思います。むしろ大事なのはその国の過去のPERと比べて今の水準が高いのか安いのかという見方です。残念ながら今回引用したベア・スターンズの資料が何年前までのデータまで遡って「歴史的なPER」と呼んでいるのか判りませんでした。多分、過去5年くらいのデータを使っているはずです。
これでいくと例えば中国株なんて随分歴史的PERより割安(-45%)になってますね。逆にインドは歴史的平均より割高(+9%)です。
ここで、前に述べた、「マクロ経済の動向が大事」という部分が関わってくるのですが、皆さんご承知の通り、今は中国でのインフラ建設ブームで市況産業はどこも好景気です。つまりピーク・アーニングス(好況の絶頂での収益)をもとに現在のFwd PERがはじき出されているであろう事。ブラジルは市況産業が市場全体に与える寄与度が大きいですから、このピーク・アーニングスに基づいて「なんだ、22%も割安になっている」と即断するとちょっと危険な気がします。これが収益に基づいた(つまりPERを尺度とする)ヴァリュエーション判断の限界なんです。
そこでブックヴァリュー(簿価)から見た株価評価(PBR)を下に掲げますと:
PBR Historical PBR
中国株 2.0倍 2.5倍
香港株 1.4倍 1.3倍
インド株 3.0倍 2.6倍
ロシア株 1.2倍 0.9倍
ブラジル株 1.7倍 1.2倍
となります。どうですか?。この尺度だとブラジル株は歴史的平均より42%も割高ということになります。PERをつかった場合と全然、結論が違うでしょう?。
僕はどうしてもひとつの尺度だけを選べ、と言われたら迷わずPBRを使います。その理由はブックヴァリューの推移は収益の推移よりマイルドなので目先の業績に判断を左右されにくいからです。
でもこのヴァリュエーションの問題というのは株価はもとより、業種、業績のモメンタム、どのヴァリュエーション指標を使用するか、マクロ経済の動向はどうかなどありとあらゆるファクターに左右されます。従って、本の一章くらいで論破できる問題ではないし、リアルタイムでの議論がとても大切な気がします。
僕のブログでは常にこの「幾らで買うか?」という問題を追っかけて行きたいと思います。
* * *
さて、今日のところは手始めに中国株、インド株、ロシア株、ブラジル株などが今、一体どういう株価水準にあるのか、そのさわりの部分をちょっと見てみたいと思います。
各国の向こう12ヶ月の予想EPSに基づいたPER(Fwd PER)と、それぞれの市場の歴史的PER(Historical PER)を比べて見ましょう。
Fwd PER Historical PER
中国株 9.6倍 17.3倍
香港株 14.3倍 12.6倍
インド株 12.5倍 11.4倍
ロシア株 6.5倍 8.1倍
ブラジル株 9.0倍 11.5倍
上記のデータはベア・スターンズ社の資料からとりました。僕がちょっとわからないのはそれぞれの市場のデータにふくまれる構成銘柄がどうなっているのかという点です。例えば、中国株と香港株が分けてあるのですが例えばH株は中国株に分類されているのか、それとも香港株に分類されているのか判りませんでした。でもPERから憶測すると中国株のかなりの部分がH株から構成されているのは想像できます。(PERが安いから。)
さて、各国のPERを比べる場合、例えば中国とロシアを比べて、「なんだ、ロシアの方が断然安いじゃん!だからロシア株を買おう!」と単純に決めてはいけません。国際分散投資をする場合、こうした「横の比較」というのは最も後回しにされるべきだと僕は思います。むしろ大事なのはその国の過去のPERと比べて今の水準が高いのか安いのかという見方です。残念ながら今回引用したベア・スターンズの資料が何年前までのデータまで遡って「歴史的なPER」と呼んでいるのか判りませんでした。多分、過去5年くらいのデータを使っているはずです。
これでいくと例えば中国株なんて随分歴史的PERより割安(-45%)になってますね。逆にインドは歴史的平均より割高(+9%)です。
ここで、前に述べた、「マクロ経済の動向が大事」という部分が関わってくるのですが、皆さんご承知の通り、今は中国でのインフラ建設ブームで市況産業はどこも好景気です。つまりピーク・アーニングス(好況の絶頂での収益)をもとに現在のFwd PERがはじき出されているであろう事。ブラジルは市況産業が市場全体に与える寄与度が大きいですから、このピーク・アーニングスに基づいて「なんだ、22%も割安になっている」と即断するとちょっと危険な気がします。これが収益に基づいた(つまりPERを尺度とする)ヴァリュエーション判断の限界なんです。
そこでブックヴァリュー(簿価)から見た株価評価(PBR)を下に掲げますと:
PBR Historical PBR
中国株 2.0倍 2.5倍
香港株 1.4倍 1.3倍
インド株 3.0倍 2.6倍
ロシア株 1.2倍 0.9倍
ブラジル株 1.7倍 1.2倍
となります。どうですか?。この尺度だとブラジル株は歴史的平均より42%も割高ということになります。PERをつかった場合と全然、結論が違うでしょう?。
僕はどうしてもひとつの尺度だけを選べ、と言われたら迷わずPBRを使います。その理由はブックヴァリューの推移は収益の推移よりマイルドなので目先の業績に判断を左右されにくいからです。
2005/02/10のBlog
[ 23:05 ]
[ 相場のテクニック ]
[関連したBlog]
例によってWah_man3さんのログ。
簡潔にバブルの心理学を検証しています。
うらやましい
高くて当然
気持ちが良くなる
優越感
ずぅーと続いて欲しい
よりバカ理論
正当化
上記のキー・ワードは毎日、「自分がそうであるかどうか」をチェックするために自問すべき項目ですね。
大変参考になるブログですのでパクらせて頂きました。
例によってWah_man3さんのログ。
簡潔にバブルの心理学を検証しています。
うらやましい
高くて当然
気持ちが良くなる
優越感
ずぅーと続いて欲しい
よりバカ理論
正当化
上記のキー・ワードは毎日、「自分がそうであるかどうか」をチェックするために自問すべき項目ですね。
大変参考になるブログですのでパクらせて頂きました。
[ 12:49 ]
[ アメリカ株 ]
ケベック州のウォルマートに勤める従業員達が労働組合を組織しようとしたところ本社は「組合を作らせるくらいなら店を畳んだ方がマシだ」という事でその店舗の閉鎖を決めました。
昔からウォルマートの従業員はユニオナイズされてないのが謳い文句でしたが、それはサム・ウォルトンの人格に皆が惹かれてそうしたまでの事。そもそも組合結成の話が持ち上がること自体、同社がフツーの会社に成り下がったなによりの証拠でしょう。
会社側は「ケベック州のあの店は開店以来、全然、利益が出なかったから」と言い訳していますが、ウォルマートはこれまで店舗を閉鎖する際は必ず、別のロケーションへの転勤を社員にオファーしてきました。今回は全員クビだそうです。
投資家としては「そんなに組合が怖いのか?」と逆に勘ぐりたくもなりますよね。あ~あ、ウォルマートも今となってはただの「大きな箱(ビッグ・ボックス)」か。
昔からウォルマートの従業員はユニオナイズされてないのが謳い文句でしたが、それはサム・ウォルトンの人格に皆が惹かれてそうしたまでの事。そもそも組合結成の話が持ち上がること自体、同社がフツーの会社に成り下がったなによりの証拠でしょう。
会社側は「ケベック州のあの店は開店以来、全然、利益が出なかったから」と言い訳していますが、ウォルマートはこれまで店舗を閉鎖する際は必ず、別のロケーションへの転勤を社員にオファーしてきました。今回は全員クビだそうです。
投資家としては「そんなに組合が怖いのか?」と逆に勘ぐりたくもなりますよね。あ~あ、ウォルマートも今となってはただの「大きな箱(ビッグ・ボックス)」か。
[ 08:11 ]
[ 中東 ]
今日のニュースでは世界で最大の武器購入国のひとつであるサウジアラビアが初めてロシアから武器を購入することを検討しているらしいです。
言うまでも無くこれまでサウジはアメリカの上得意のお客さんでアメリカ以外からはめったに武器を購入しませんでした。過去10年にUS$25Billionを超える兵器がアメリカから購入されたそうです。
一方、ロシアの武器輸出は中国とインドが主なお客さんで、この二カ国で約80%を占めていたんだそうです。
先日書いたブログでロシアの戦闘機メーカー、イルクーツを紹介しましたが、イルクーツが核となってミグ他の零細な航空機メーカーを大同合併し、ユナイテッド・エアクラフトという名前の会社にするプランが始動しているらしです。
言うまでも無くこれまでサウジはアメリカの上得意のお客さんでアメリカ以外からはめったに武器を購入しませんでした。過去10年にUS$25Billionを超える兵器がアメリカから購入されたそうです。
一方、ロシアの武器輸出は中国とインドが主なお客さんで、この二カ国で約80%を占めていたんだそうです。
先日書いたブログでロシアの戦闘機メーカー、イルクーツを紹介しましたが、イルクーツが核となってミグ他の零細な航空機メーカーを大同合併し、ユナイテッド・エアクラフトという名前の会社にするプランが始動しているらしです。
[ 04:33 ]
[ インド株 ]
まとめて見ると:
①インドのデモクラシーは歴史があること
②インドはその歴史的経緯からアメリカやイギリスとは距離を置いていること
③ネール王朝は時として癒着などの問題をもつこと
④ソニア・ガンディーがイタリア生まれながら選挙に勝った理由はネール家の「殉教者」の伝統に根付いたカリスマ・パワーが背後にあること
さらに法律家出身のジャワハルラル・ネールがきっちりとした立憲政治の伝統を植えつけてますからインドの政治ならびに企業は法律とか手続きを大変重視します。そこらへんが中国やロシアと違う点ですね。
去年、インドの選挙で番狂わせがあったとき「こんなことなら共産党一党独裁の方が安心していられる」なんてコメントが聞かれましたが、それはたまたま我々中国株の投資家がまだそういう政治リスクの絡んだ問題に直面していないだけであって、軽薄なコメントだと思います。
①インドのデモクラシーは歴史があること
②インドはその歴史的経緯からアメリカやイギリスとは距離を置いていること
③ネール王朝は時として癒着などの問題をもつこと
④ソニア・ガンディーがイタリア生まれながら選挙に勝った理由はネール家の「殉教者」の伝統に根付いたカリスマ・パワーが背後にあること
さらに法律家出身のジャワハルラル・ネールがきっちりとした立憲政治の伝統を植えつけてますからインドの政治ならびに企業は法律とか手続きを大変重視します。そこらへんが中国やロシアと違う点ですね。
去年、インドの選挙で番狂わせがあったとき「こんなことなら共産党一党独裁の方が安心していられる」なんてコメントが聞かれましたが、それはたまたま我々中国株の投資家がまだそういう政治リスクの絡んだ問題に直面していないだけであって、軽薄なコメントだと思います。
[ 02:51 ]
ここで憶えておきたいのはパキスタンは独立直後から米国と親しかった点です。従って、パキスタンと戦争をおっぱじめたインドはアメリカを敵に回す危険があったのです。さらに、東パキスタン(つまりバングラデシュ)であまり派手にやるとすぐ上の中国からの介入を招く危険もあります。インデラ・ガンディーはソ連と仲良くすることでこのパワー・バランスを維持しました。
バングラデシュの誕生を助けたことでインデラは世界中から大変優れた政治家だと賞賛されましたが、息子のサンジェイに対しては甘く、サンジェイが自動車メーカー、マルチを創設したとき、政府の契約を与えるなどかなりひどい公私混同がありました。(サンジェイは後に自分でジェット機を操縦していて事故死しています)
インデラのもうひとりの息子はラジブですが、ラジブの方はサンジェイと違って秀才でケンブリッジに学んでいます。その時、ケンブリッジに語学研修に来ていたイタリア人のソニア・マイーノと恋に落ち、国際結婚しました。ソニアのお父さんは厳格なローマン・カトリックでムッソリーニの信奉者だったそうです。ソニアは全然、インドやネール家に対する知識ゼロでインドに来て、インデラの家に入ったわけですがこの嫁と姑はバッチリ意気投合し、関係は良好だったそうです。(インデラの食事を作ったりサリーを選ぶのはソニアの仕事だったそうです)
さて、インドとパキスタンはその後も仲が悪く、カシミールの領有を巡って幾度も衝突します。インデラは遊説先のカシミールで凶弾に倒れます。このとき、ソニアがインデラを連れて病院に駆け込んだのですが、ソニアのサリーは血みどろだったそうです。
インデラが暗殺されたのでコングレス党はインデラの息子で且つソニアの旦那であるラジブを推し、ラジブが議員となりますが、彼も後年、自爆テロに遭って暗殺されました。ソニアはそもそも全く政治的野心は無く、自分の夫や姑が次々暗殺されるのを見ていますから絶対政治には関わりたくないという意見でしたが、由緒正しいコングレス党が崩壊寸前までボロボロになるのを見て請われて政界に立ちました。勿論、ソニアはイタリア人でネールの血は流れていないのですが、ネール家に嫁ぎ、インデラに大変可愛がられ、インデラやラジブの選挙活動を陰から支えたという事でインド人にとっては「インデラの生まれ変わり」というくらいカリスマのある存在だと思います。
去年のインドの選挙でなぜコングレス党が勝ったか、ソニアはなぜ首相の地位を辞退したのかという背景はこれで大体、説明できたのではないでしょうか?。
バングラデシュの誕生を助けたことでインデラは世界中から大変優れた政治家だと賞賛されましたが、息子のサンジェイに対しては甘く、サンジェイが自動車メーカー、マルチを創設したとき、政府の契約を与えるなどかなりひどい公私混同がありました。(サンジェイは後に自分でジェット機を操縦していて事故死しています)
インデラのもうひとりの息子はラジブですが、ラジブの方はサンジェイと違って秀才でケンブリッジに学んでいます。その時、ケンブリッジに語学研修に来ていたイタリア人のソニア・マイーノと恋に落ち、国際結婚しました。ソニアのお父さんは厳格なローマン・カトリックでムッソリーニの信奉者だったそうです。ソニアは全然、インドやネール家に対する知識ゼロでインドに来て、インデラの家に入ったわけですがこの嫁と姑はバッチリ意気投合し、関係は良好だったそうです。(インデラの食事を作ったりサリーを選ぶのはソニアの仕事だったそうです)
さて、インドとパキスタンはその後も仲が悪く、カシミールの領有を巡って幾度も衝突します。インデラは遊説先のカシミールで凶弾に倒れます。このとき、ソニアがインデラを連れて病院に駆け込んだのですが、ソニアのサリーは血みどろだったそうです。
インデラが暗殺されたのでコングレス党はインデラの息子で且つソニアの旦那であるラジブを推し、ラジブが議員となりますが、彼も後年、自爆テロに遭って暗殺されました。ソニアはそもそも全く政治的野心は無く、自分の夫や姑が次々暗殺されるのを見ていますから絶対政治には関わりたくないという意見でしたが、由緒正しいコングレス党が崩壊寸前までボロボロになるのを見て請われて政界に立ちました。勿論、ソニアはイタリア人でネールの血は流れていないのですが、ネール家に嫁ぎ、インデラに大変可愛がられ、インデラやラジブの選挙活動を陰から支えたという事でインド人にとっては「インデラの生まれ変わり」というくらいカリスマのある存在だと思います。
去年のインドの選挙でなぜコングレス党が勝ったか、ソニアはなぜ首相の地位を辞退したのかという背景はこれで大体、説明できたのではないでしょうか?。
[ 02:21 ]
[ インド株 ]
この独立運動の過程でジャワハルラル・ネールは9回も投獄されています。ネールの娘はインデラ・ネールですが、彼女はしばしばお父さんやお母さんが投獄されるのを見ながら育ったそうです。彼女自身はオックスフォードで学んでいます。子供の頃からお父さんとマハトマ・ガンディーは家族同然の付き合いでしたから、当然、インデラもマハトマ・ガンディーとは大変、近い関係でした。また、お父さんの政党であるコングレス党の活動が日常の生活の大きな部分を占めていたと思われます。
さて、インドが独立する際、宗教の違うパキスタンは別の国として分離しました。この分裂を避けようとするマハトマ・ガンディーは極右ヒンズー教徒によって1948年に暗殺されています。ジャワハルラル・ネールはマハトマ・ガンディーの遺志をついでインドの首相になります。
インデラ・ネールはフェローゼ・ガンディー(マハトマ・ガンディーとは血縁関係は無い)と結婚し、名前がインデラ・ネール・ガンディーに変わりました(紛らわしいですね)。二人の間には男の子が二人生まれています。ラジブとサンジェイです。
インデラはお父さんのジャワハルラルが死んだ後、インドの首相として推されます。さて、インドとパキスタンの関係は分離直後は良好だったのですが、パキスタンがインドの東にある東パキスタン(ベンガル人中心で西パキスタンとは人種的に異なる)に圧政をしたため、東パキスタンから沢山の難民がカルカッタなどに流入しました。その数は数百万人にも上ったそうです。インドはそんな大変な数の難民を受け入れるのは無理ですからパキスタンに東パキスタンへの圧政を止めるよう要求、これがエスカレートしてインド・パキスタン戦争に発展します。インドは軍事力でパキスタンを圧倒した後、停戦を発表、東パキスタンはバングラデシュとして独立しました。
さて、インドが独立する際、宗教の違うパキスタンは別の国として分離しました。この分裂を避けようとするマハトマ・ガンディーは極右ヒンズー教徒によって1948年に暗殺されています。ジャワハルラル・ネールはマハトマ・ガンディーの遺志をついでインドの首相になります。
インデラ・ネールはフェローゼ・ガンディー(マハトマ・ガンディーとは血縁関係は無い)と結婚し、名前がインデラ・ネール・ガンディーに変わりました(紛らわしいですね)。二人の間には男の子が二人生まれています。ラジブとサンジェイです。
インデラはお父さんのジャワハルラルが死んだ後、インドの首相として推されます。さて、インドとパキスタンの関係は分離直後は良好だったのですが、パキスタンがインドの東にある東パキスタン(ベンガル人中心で西パキスタンとは人種的に異なる)に圧政をしたため、東パキスタンから沢山の難民がカルカッタなどに流入しました。その数は数百万人にも上ったそうです。インドはそんな大変な数の難民を受け入れるのは無理ですからパキスタンに東パキスタンへの圧政を止めるよう要求、これがエスカレートしてインド・パキスタン戦争に発展します。インドは軍事力でパキスタンを圧倒した後、停戦を発表、東パキスタンはバングラデシュとして独立しました。
[ 01:38 ]
[ インド株 ]
著名な投資家、マーク・ファーバーは「重要な問題なのに投資家の皆から無視されているような事柄は注意深く検討するに値する」と主張しています。
中国株、ロシア株などのエマージング・マーケットに投資する際、先ず無視してかからないといけないのが政治的リスクの問題でしょう。「そもそも政治的リスクを気にしていたら、投資なんて出来っこない」からです。そういう僕も普段はまさしくそういう発想から政治リスクにはあえて目をつぶります。
しかし、無視するからといってBRICsの政治リスクを全部同一だと見做すのはすこし怠けすぎだと思いますので、今日はインドの政治が中国とかロシアとは基本的に違うんだという部分をちょっと書いて見ようと思います。
先ず、インドですが中国やロシアと違い、ちゃんとしたデモクラシーがしっかり根付いています。インドにおけるデモクラシーの起点は1915年に遡ります。この年、マハトマ・ガンディーがインドでサティアグラハ(真理をつかむ)という非暴力運動を始めました。イギリスの植民地統治に抵抗する運動です。ガンディーはジャワハルラル・ネールを弟子として育て上げました。ジャワハルラル・ネールは政治家の息子でケンブリッジ大学を卒業した秀才です。帰国後は弁護士として裕福な暮らしをしていたのですが、ガンディーに感化されて政治に生涯を捧げる決意をしました。
第二次世界大戦で欧州各国の経済力が凋落し、イギリスも植民地経営が出来なくなりました。こうしてインドは1949年にようやく独立したのです。インドのデモクラシーが単に「上から与えられた」ものではなく30年以上にもわたる草の根的運動の後に獲得された点に注意する必要があります。
中国株、ロシア株などのエマージング・マーケットに投資する際、先ず無視してかからないといけないのが政治的リスクの問題でしょう。「そもそも政治的リスクを気にしていたら、投資なんて出来っこない」からです。そういう僕も普段はまさしくそういう発想から政治リスクにはあえて目をつぶります。
しかし、無視するからといってBRICsの政治リスクを全部同一だと見做すのはすこし怠けすぎだと思いますので、今日はインドの政治が中国とかロシアとは基本的に違うんだという部分をちょっと書いて見ようと思います。
先ず、インドですが中国やロシアと違い、ちゃんとしたデモクラシーがしっかり根付いています。インドにおけるデモクラシーの起点は1915年に遡ります。この年、マハトマ・ガンディーがインドでサティアグラハ(真理をつかむ)という非暴力運動を始めました。イギリスの植民地統治に抵抗する運動です。ガンディーはジャワハルラル・ネールを弟子として育て上げました。ジャワハルラル・ネールは政治家の息子でケンブリッジ大学を卒業した秀才です。帰国後は弁護士として裕福な暮らしをしていたのですが、ガンディーに感化されて政治に生涯を捧げる決意をしました。
第二次世界大戦で欧州各国の経済力が凋落し、イギリスも植民地経営が出来なくなりました。こうしてインドは1949年にようやく独立したのです。インドのデモクラシーが単に「上から与えられた」ものではなく30年以上にもわたる草の根的運動の後に獲得された点に注意する必要があります。
[ 00:09 ]
[ ブラジル株 ]
いてっ!。だから優良株はショートするもんじゃない。
昨日、ブラジルの航空機メーカー、エンブレアー(ERJ)の株が急騰しました。インド政府が同社のスパイ機を購入すると発表したからです。今回の契約は「試しに」3機だけ購入というものですが、若し、満足するともっと注文が増えるかもしれません。
このスパイ機というのは今、防衛関連セクターで最もヒットしている商品カテゴリーなんです。アメリカの防衛株もこのスパイ機がドル箱ですし、先日紹介したロシアのイルクーツなんかも力を入れ始めています。それにしてもまさかブラジルのエンブレアーまでが食い込むとは思いませんでした。
このエンブレアー、いい会社ですよ。100人乗りくらいのジェット機を作っています。今、アメリカではジェットブルーとかサウスウエストとかのディスカウント航空会社が大流行ですが、近距離や小さい都市同士の連絡では大型ジェットだと効率悪いんですね。それでエンブレアーなんかの作っているリージョナル・ジェットがミニ・ブームになってます。最初は「ブラジルの作った飛行機なんて」と皆、バカにしていたのですが、今ではボーイングなんかも全然、かないません。
ライバルはカナダの航空機とスノー・モービルのメーカー、ボンバルディエなんですが、ここ数年でエンブレアーが追い抜きました。
それではなんでこんないい株を僕がショートしていたかというとエンブレアーの受注残がUSエアー(倒産している)とアメリカン航空に集中していて、若し、USエアーがちゃんとリストラクチャリングして出戻って来れないとバッサリ受注残を削らないといけないからです。ひと月ほど前、アメリカのデルタ航空が航空運賃を大幅に引き下げ、値引き競争に拍車が掛かったので「これでUSエアーも絶対駄目だろうな」とタカをくくっていました。
まさかスパイ機に撃墜されるとは、、、。
昨日、ブラジルの航空機メーカー、エンブレアー(ERJ)の株が急騰しました。インド政府が同社のスパイ機を購入すると発表したからです。今回の契約は「試しに」3機だけ購入というものですが、若し、満足するともっと注文が増えるかもしれません。
このスパイ機というのは今、防衛関連セクターで最もヒットしている商品カテゴリーなんです。アメリカの防衛株もこのスパイ機がドル箱ですし、先日紹介したロシアのイルクーツなんかも力を入れ始めています。それにしてもまさかブラジルのエンブレアーまでが食い込むとは思いませんでした。
このエンブレアー、いい会社ですよ。100人乗りくらいのジェット機を作っています。今、アメリカではジェットブルーとかサウスウエストとかのディスカウント航空会社が大流行ですが、近距離や小さい都市同士の連絡では大型ジェットだと効率悪いんですね。それでエンブレアーなんかの作っているリージョナル・ジェットがミニ・ブームになってます。最初は「ブラジルの作った飛行機なんて」と皆、バカにしていたのですが、今ではボーイングなんかも全然、かないません。
ライバルはカナダの航空機とスノー・モービルのメーカー、ボンバルディエなんですが、ここ数年でエンブレアーが追い抜きました。
それではなんでこんないい株を僕がショートしていたかというとエンブレアーの受注残がUSエアー(倒産している)とアメリカン航空に集中していて、若し、USエアーがちゃんとリストラクチャリングして出戻って来れないとバッサリ受注残を削らないといけないからです。ひと月ほど前、アメリカのデルタ航空が航空運賃を大幅に引き下げ、値引き競争に拍車が掛かったので「これでUSエアーも絶対駄目だろうな」とタカをくくっていました。
まさかスパイ機に撃墜されるとは、、、。
2005/02/09のBlog
[ 23:32 ]
[ インド株 ]
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先日のブログで中国のCNPCがユガンスクにUS$6Billionの「前渡し金」を渡した経緯を書きました。CNPCは結局、ユガンスクないしはその親会社であるロスネフチへの資本参加(つまり株式の取得)は出来なかったようです。その時点で僕はてっきりロシア側は株式の持ち合いには興味無いんだと思ったのですが、どうやら未だこのゲームは終わってないようです。
というのは今日になってONGCがいよいよユガンスクの15%株式を取得するという観測がインドのマスコミに流れたからです。でも、僕の考えではこのニュースは中国側をちょっと怒らせるんじゃないでしょうか?。折角、CNPCが無理してUS$6Billionも用立てしたのに、CNPCにはエクイティー・ステイク(株式)を与えず、その部分がONGCに行くのではONGCが「いいとこ取り」したことになります。
蛇足ですが、先日のCNPCとユガンスクのUS$6Billionのディール、欧米の銀行からは顰蹙を買っています。それは欧米の銀行がユガンスクの親会社ロスネフチに運転資金を融資した際、担保としてロスネフチの生産した石油が供出されているにも関わらず、CNPCが優先的(融資の世界ではこういうのをseniorと言います)にロスネフチ/ユガンスクの生産する石油を受ける取りきめを勝手に結んだからです。
ロシアが中国、インド、西側銀行団の三者を手玉に取った図ですね。
先日のブログで中国のCNPCがユガンスクにUS$6Billionの「前渡し金」を渡した経緯を書きました。CNPCは結局、ユガンスクないしはその親会社であるロスネフチへの資本参加(つまり株式の取得)は出来なかったようです。その時点で僕はてっきりロシア側は株式の持ち合いには興味無いんだと思ったのですが、どうやら未だこのゲームは終わってないようです。
というのは今日になってONGCがいよいよユガンスクの15%株式を取得するという観測がインドのマスコミに流れたからです。でも、僕の考えではこのニュースは中国側をちょっと怒らせるんじゃないでしょうか?。折角、CNPCが無理してUS$6Billionも用立てしたのに、CNPCにはエクイティー・ステイク(株式)を与えず、その部分がONGCに行くのではONGCが「いいとこ取り」したことになります。
蛇足ですが、先日のCNPCとユガンスクのUS$6Billionのディール、欧米の銀行からは顰蹙を買っています。それは欧米の銀行がユガンスクの親会社ロスネフチに運転資金を融資した際、担保としてロスネフチの生産した石油が供出されているにも関わらず、CNPCが優先的(融資の世界ではこういうのをseniorと言います)にロスネフチ/ユガンスクの生産する石油を受ける取りきめを勝手に結んだからです。
ロシアが中国、インド、西側銀行団の三者を手玉に取った図ですね。
[ 22:57 ]
[ ロシア株 ]
ロシア株の話題です。ロシアの消費セクターの成長をプレイするのに好適なのが携帯電話会社の株ですが、1月のサブスクライバー統計が出てきました。大変良い数字だと思います。
先ずロシア全体の普及率は54%(05年1月末)でした。1月の増加分は+2.7%ポイントで、去年の1月の増加分+1.2%ポイントより成長が加速しています。この分でゆくと、今年の年末までには市場予想の65%の普及率を上回る可能性が出てきました。
モスクワでの普及率は104%(05年1月末)でした。1月の増加分は+4.2%ポイントです。
地方での普及率は47.4%(05年1月末)でした。1月の増加分は+2.8%ポイントです。
各社の市場占有率はMBTが35.7%、VIPが34.8%、メガフォンが18.0%、その他が11.5%となっています。尚、新規加入者の増加率ではVIP、MBTの順で増えています。
ロシアの携帯電話市場は上記のように「皆が携帯を持っているから僕も買わないと不便だ」という所謂、ネットワーク効果がフルに作用し、駆け込み的にドサッと加入者が増える、英語で言うティッピング・ポイントに来ています。これは成長という面から見ると好ましい現象ですが、これから先の加入者は低所得者層ですからARPUが圧迫される可能性があるでしょう。それと、市場の飽和で今年の或る時点で成長率が急激に鈍化することは避けられません。目先は強気、でもいつでも逃げられる用意も必要でしょうね。
先ずロシア全体の普及率は54%(05年1月末)でした。1月の増加分は+2.7%ポイントで、去年の1月の増加分+1.2%ポイントより成長が加速しています。この分でゆくと、今年の年末までには市場予想の65%の普及率を上回る可能性が出てきました。
モスクワでの普及率は104%(05年1月末)でした。1月の増加分は+4.2%ポイントです。
地方での普及率は47.4%(05年1月末)でした。1月の増加分は+2.8%ポイントです。
各社の市場占有率はMBTが35.7%、VIPが34.8%、メガフォンが18.0%、その他が11.5%となっています。尚、新規加入者の増加率ではVIP、MBTの順で増えています。
ロシアの携帯電話市場は上記のように「皆が携帯を持っているから僕も買わないと不便だ」という所謂、ネットワーク効果がフルに作用し、駆け込み的にドサッと加入者が増える、英語で言うティッピング・ポイントに来ています。これは成長という面から見ると好ましい現象ですが、これから先の加入者は低所得者層ですからARPUが圧迫される可能性があるでしょう。それと、市場の飽和で今年の或る時点で成長率が急激に鈍化することは避けられません。目先は強気、でもいつでも逃げられる用意も必要でしょうね。
[ 10:41 ]
[ 資源 ]
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以前に本ブログで中国の石油消費は2年周期で加速したり減速したりを繰り返すことを指摘しました。この計算でゆくと2005年は石油消費の成長がGDP成長を下回る年の筈です。昨日、一月の石油輸入の数字が発表になり、前年比-24.1%でした。前年比で石油輸入の数字がマイナスになったのは2002年6月以来のことです。
勿論、単月の数字はヴォラタイル(振幅が激しい)なので、この数字だけをみてとやかく言う気はありません。でもシノペックやCNPCの首脳が去年の年末に発表した2005年の需要成長予想(8%台)が急に現実味を帯びてきています。
以前に本ブログで中国の石油消費は2年周期で加速したり減速したりを繰り返すことを指摘しました。この計算でゆくと2005年は石油消費の成長がGDP成長を下回る年の筈です。昨日、一月の石油輸入の数字が発表になり、前年比-24.1%でした。前年比で石油輸入の数字がマイナスになったのは2002年6月以来のことです。
勿論、単月の数字はヴォラタイル(振幅が激しい)なので、この数字だけをみてとやかく言う気はありません。でもシノペックやCNPCの首脳が去年の年末に発表した2005年の需要成長予想(8%台)が急に現実味を帯びてきています。
[ 09:26 ]
[ 中国株 ]
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以前のブログで中国のドットコム株のヴァリュエーションが割安な事、目先は様々なネガティブ要因が重なって決算は苦しくなるだろう事を紹介しました。「当面は静観したい」というのが僕のスタンスでした。
案の定、これらの株の4Qの決算は大荒れです。一昨日はソーフー(SOHU)が悪い決算を出して一日で20%下げましたし、今日はシナ(SINA)が4Qの決算はなんとか格好を取り繕ったものの、1Qのガイダンスがドカンと下がった為、「総投げ」になりました。
しかし、、、です。各社とも必要以上に悲観的なガイダンスを出してきたことから、ひょっとするとここが当面の株価のボトムになるのかな?という気がしています。実際、ソーフーもシナも今日は大安寄りの後、ずっと買い直されて陽線を引いていますし、同じセクターのトム・オンライン(TOMO)やリンクトーン(LTON)も下ひげをつけて反発しています。
ソーフーとシナの場合、1Qのガイダンスが低い理由として春節で広告収入が減ることを指摘していますが、これは一過性のもので理由になってない気がします。また、SMSの請求書プラットフォームの移行は各社とも1Q中には山を越えると思います。
さらに、同じドットコム株でもオンラインゲームを収益の柱としているシャンダ(SNDA)やネットイーズ(NETS)までが連れ安したのは全然理屈に叶ってません。事実、シャンダは先日、ぶっちぎりの好決算を発表したばかりです。
投資家のヒステリックなリアクションを見るにつけ、ちょっと味付け的に出動かけたいなぁという気がしてきます。
以前のブログで中国のドットコム株のヴァリュエーションが割安な事、目先は様々なネガティブ要因が重なって決算は苦しくなるだろう事を紹介しました。「当面は静観したい」というのが僕のスタンスでした。
案の定、これらの株の4Qの決算は大荒れです。一昨日はソーフー(SOHU)が悪い決算を出して一日で20%下げましたし、今日はシナ(SINA)が4Qの決算はなんとか格好を取り繕ったものの、1Qのガイダンスがドカンと下がった為、「総投げ」になりました。
しかし、、、です。各社とも必要以上に悲観的なガイダンスを出してきたことから、ひょっとするとここが当面の株価のボトムになるのかな?という気がしています。実際、ソーフーもシナも今日は大安寄りの後、ずっと買い直されて陽線を引いていますし、同じセクターのトム・オンライン(TOMO)やリンクトーン(LTON)も下ひげをつけて反発しています。
ソーフーとシナの場合、1Qのガイダンスが低い理由として春節で広告収入が減ることを指摘していますが、これは一過性のもので理由になってない気がします。また、SMSの請求書プラットフォームの移行は各社とも1Q中には山を越えると思います。
さらに、同じドットコム株でもオンラインゲームを収益の柱としているシャンダ(SNDA)やネットイーズ(NETS)までが連れ安したのは全然理屈に叶ってません。事実、シャンダは先日、ぶっちぎりの好決算を発表したばかりです。
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[ 09:04 ]
[ メキシコ株 ]
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以前、紹介したメキシコ株、アスール(ASR)、業績好調です。今日発表された1月の観光客数は前年比+13.7%でした。予想よりかなり高い数字です。好調の原因はアジアのリゾートが大津波の被害に遇ったので漁夫の利を得た為と思われます。今日の上げで新値更新になりました。明日以降、フォロー・スルーがあれば新波動入りが確認できると思います。
以前、紹介したメキシコ株、アスール(ASR)、業績好調です。今日発表された1月の観光客数は前年比+13.7%でした。予想よりかなり高い数字です。好調の原因はアジアのリゾートが大津波の被害に遇ったので漁夫の利を得た為と思われます。今日の上げで新値更新になりました。明日以降、フォロー・スルーがあれば新波動入りが確認できると思います。
[ 02:48 ]
[ マクロ・ストラテジー ]
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以前、ブログに「今の市場、どこにコンプレーセンシーがあるか?」というのを書きました。そこでは「巡航速度で安定的に景気が推移する」という前提が間違っているんじゃないか?という問題提起をしました。
このところ債券のマーケットではデュレーション・トレーディング(景気後退局面では長期債の方が短期債より値上がり率が大きいことを利用し、短期債売り、長期債買いという取引をすること)が話題になっています。これにより短期金利は上昇し、長期、特に30年の金利が下落しています。こういうのを「イールド・カーブのフラットニング」と呼び、これは景気後退の前兆です(そんな単純に断言すると債券のプロの人から反発されるかもしれませんが)。
僕のドタ勘では今回の利上げサイクルは以前のサイクルより低い短期金利水準でFEDが利上げの手を止めてしまうと思います。景気に関しては一段の下方リスクを想定しています。僕には誰が何と言おうと今の①先進国のフラットなイールド・カーブと②BDI指数が下向きであることは景気がもう一段高する時のパターンとは思えません。
壊れたレコードのように繰り返すとCVRD(RIO)、CSN(SID)、ブラスケム(BAK)、ダイヤモンド・オフショア(DO)、ティーケー・シッピング(TK)などのシクリカル株の株価は滑稽な程、割高だと思います。
以前、ブログに「今の市場、どこにコンプレーセンシーがあるか?」というのを書きました。そこでは「巡航速度で安定的に景気が推移する」という前提が間違っているんじゃないか?という問題提起をしました。
このところ債券のマーケットではデュレーション・トレーディング(景気後退局面では長期債の方が短期債より値上がり率が大きいことを利用し、短期債売り、長期債買いという取引をすること)が話題になっています。これにより短期金利は上昇し、長期、特に30年の金利が下落しています。こういうのを「イールド・カーブのフラットニング」と呼び、これは景気後退の前兆です(そんな単純に断言すると債券のプロの人から反発されるかもしれませんが)。
僕のドタ勘では今回の利上げサイクルは以前のサイクルより低い短期金利水準でFEDが利上げの手を止めてしまうと思います。景気に関しては一段の下方リスクを想定しています。僕には誰が何と言おうと今の①先進国のフラットなイールド・カーブと②BDI指数が下向きであることは景気がもう一段高する時のパターンとは思えません。
壊れたレコードのように繰り返すとCVRD(RIO)、CSN(SID)、ブラスケム(BAK)、ダイヤモンド・オフショア(DO)、ティーケー・シッピング(TK)などのシクリカル株の株価は滑稽な程、割高だと思います。
[ 01:56 ]
[ オンライン・ゲーム ]
日本の若者に人気のMMORPG、『ラグナロク・オンライン』のデベロッパー、グラビティー(GRVY)が今日、CSFB証券が主幹事でナスダックにIPOされました。この株、アメリカでは全然、人気ありませんし、話題になってません。
それもその筈、同社の売り上げの殆どはかわいいキャラクターが登場する『ラグナロク・オンライン』から上がっており、その殆どは日本、韓国、台湾、中国、タイ等のアジア諸国ですから。でも、オンライン・ゲームのファンの皆さんは『ラグナロク・オンライン』が大ブレイクしていることはよくご存知でしょうから、僕はつべこべ説明しません。数字です:
発行価格:US$13.5
今回発行株数:800万株
発行済み株式数:2800万株(修正F-1が提出されてない為、概算。)
会社に入るキャッシュ:US$87Million(同じく概算。)
04年1月から9月までの売上高:US$41Million (前年同期比+72%)
04年1月から9月までの純利益:US$18Million
PSR(概算):6.7倍
PER(概算):15倍
以上は未だ、シェア・カウント(発行済み株式数)などのデータが取れないのであくまでもバック・オブ・ザ・エンベロップの概算です。また、PSRとPERは04年の9ヶ月の数字を単純にアニュアライズしました。時価総額の約21%がキャッシュですからキャッシュ・アジャステッドのPERは12倍程度ですかね。「持ってけ泥棒!」の世界です。
上に書いたようにこの会社、ウォール街からは全く理解されていません。今日、上場初日に公募価格を割れたので、目先はコツンと来るまで下値を模索する展開でしょう。所謂、ブロークン・ディール(上場失敗)という奴です。ここは焦らず、じっくり引き付けてから出動したいものです。目安的には僕なら一週間くらいは待ちます。日足で寄り引け同時足が出たら出動態勢に入りたいと思います。いずれにせよ上場後15日目くらいで売り物が切れる筈です。あとはCSFBの推奨開始を控えて株価は出直るというのが定石。
それではキャタリスト(株価が上昇する触媒)は何か?という事ですが、『ラグナロク・オンライン』の日本でのパブリッシャー、ガンホーが今度ヘラクレスに上場する予定です。これが人気化すれば自ずとグラビティーにも注目が行くでしょう。それにしてもオンライン・ゲーム株が増えて、ファン(株の方)の僕としては嬉しい限りですね。
それもその筈、同社の売り上げの殆どはかわいいキャラクターが登場する『ラグナロク・オンライン』から上がっており、その殆どは日本、韓国、台湾、中国、タイ等のアジア諸国ですから。でも、オンライン・ゲームのファンの皆さんは『ラグナロク・オンライン』が大ブレイクしていることはよくご存知でしょうから、僕はつべこべ説明しません。数字です:
発行価格:US$13.5
今回発行株数:800万株
発行済み株式数:2800万株(修正F-1が提出されてない為、概算。)
会社に入るキャッシュ:US$87Million(同じく概算。)
04年1月から9月までの売上高:US$41Million (前年同期比+72%)
04年1月から9月までの純利益:US$18Million
PSR(概算):6.7倍
PER(概算):15倍
以上は未だ、シェア・カウント(発行済み株式数)などのデータが取れないのであくまでもバック・オブ・ザ・エンベロップの概算です。また、PSRとPERは04年の9ヶ月の数字を単純にアニュアライズしました。時価総額の約21%がキャッシュですからキャッシュ・アジャステッドのPERは12倍程度ですかね。「持ってけ泥棒!」の世界です。
上に書いたようにこの会社、ウォール街からは全く理解されていません。今日、上場初日に公募価格を割れたので、目先はコツンと来るまで下値を模索する展開でしょう。所謂、ブロークン・ディール(上場失敗)という奴です。ここは焦らず、じっくり引き付けてから出動したいものです。目安的には僕なら一週間くらいは待ちます。日足で寄り引け同時足が出たら出動態勢に入りたいと思います。いずれにせよ上場後15日目くらいで売り物が切れる筈です。あとはCSFBの推奨開始を控えて株価は出直るというのが定石。
それではキャタリスト(株価が上昇する触媒)は何か?という事ですが、『ラグナロク・オンライン』の日本でのパブリッシャー、ガンホーが今度ヘラクレスに上場する予定です。これが人気化すれば自ずとグラビティーにも注目が行くでしょう。それにしてもオンライン・ゲーム株が増えて、ファン(株の方)の僕としては嬉しい限りですね。
2005/02/08のBlog
[ 01:09 ]
[ 中国株 ]
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以前紹介したナムタイ(NTE)ですが、今日、決算を発表しています。売上高は+40%(yoy)のUS$153Million、市場予想はUS$132Million、EPSは24セント。2㌣のアップサイドでした。1Qのガイダンスも上方修正しています。
世界の携帯電話の売り上げ高は大して成長していないと思いますが、中身をよく見るとカメラ付き携帯電話がぐんぐんシェアを伸ばしているんですね。ナムタイはカメラ付き携帯電話を製作するとき必要なCMOSセンサーで圧倒的地位にあります。それから携帯やゲームボーイなどの小さな液晶パネルの周りの組み立てでも同社はメージャー・プレイヤーですね。ヴァリュエーション良し、ストーリー良しの申し分ない株。
以前紹介したナムタイ(NTE)ですが、今日、決算を発表しています。売上高は+40%(yoy)のUS$153Million、市場予想はUS$132Million、EPSは24セント。2㌣のアップサイドでした。1Qのガイダンスも上方修正しています。
世界の携帯電話の売り上げ高は大して成長していないと思いますが、中身をよく見るとカメラ付き携帯電話がぐんぐんシェアを伸ばしているんですね。ナムタイはカメラ付き携帯電話を製作するとき必要なCMOSセンサーで圧倒的地位にあります。それから携帯やゲームボーイなどの小さな液晶パネルの周りの組み立てでも同社はメージャー・プレイヤーですね。ヴァリュエーション良し、ストーリー良しの申し分ない株。
2005/02/07のBlog
[ 23:54 ]
[ ロシア株 ]
ユナイテッド・ワールド証券とかがロシア株を取引するようになれば是非買いたいローカル(現地)株がイルクーツですね。
この会社、ロシア最大の戦闘機のメーカーです。僕がなぜイルクーツに興味を覚えるかというと:
1.輸出競争力がある
2.収益のヴィジビリティーが大変高い
3.ヴァリュエーションが大変安い
4.欧米投資家の偏見がある
に集約されます。
先ず、輸出競争力については同社の主力モデル、Su30MKは大体、アメリカのFA-18などと比較されますが、パフォーマンスで上回っている上、値段が半額です。また、武器の購入をアメリカ一辺倒にするのはリスク分散の見地から好ましくないと考える国々も多く、或る一定のマーケット・セグメントは必ずロシアの業者にリザーブされていると考えるべきでしょう。しかも、ロシアのお客さんである旧社会主義圏の途上国とか産油国とかは今、国庫が潤っていますから、年々、防衛予算はうなぎ登りです。ロシアそのものの防衛予算も当然、急成長しています。
この好条件を反映して、イルクーツの受注残は向こう9年分くらいあります。これが如何に凄い数字かと言うと、例えばボーイングは向こう2年分のヴィジビリティーしかありません。他の航空防衛産業株もおしなべて2~3年程度です。
さらにイルクーツはPERで4倍で取引されています。ロシア株はカントリー・リスクがありますからPERが全般に安いとは言え、イルクーツの4倍というのは安すぎますね。でもアメリカの投資家は怖いもの知らずのヘッジファンドでさえ、「石油株や携帯電話ならともかく、冷戦時代のイメージがあるから防衛関連だけはちょっとねぇ、、、」と二の足踏
この会社、ロシア最大の戦闘機のメーカーです。僕がなぜイルクーツに興味を覚えるかというと:
1.輸出競争力がある
2.収益のヴィジビリティーが大変高い
3.ヴァリュエーションが大変安い
4.欧米投資家の偏見がある
に集約されます。
先ず、輸出競争力については同社の主力モデル、Su30MKは大体、アメリカのFA-18などと比較されますが、パフォーマンスで上回っている上、値段が半額です。また、武器の購入をアメリカ一辺倒にするのはリスク分散の見地から好ましくないと考える国々も多く、或る一定のマーケット・セグメントは必ずロシアの業者にリザーブされていると考えるべきでしょう。しかも、ロシアのお客さんである旧社会主義圏の途上国とか産油国とかは今、国庫が潤っていますから、年々、防衛予算はうなぎ登りです。ロシアそのものの防衛予算も当然、急成長しています。
この好条件を反映して、イルクーツの受注残は向こう9年分くらいあります。これが如何に凄い数字かと言うと、例えばボーイングは向こう2年分のヴィジビリティーしかありません。他の航空防衛産業株もおしなべて2~3年程度です。
さらにイルクーツはPERで4倍で取引されています。ロシア株はカントリー・リスクがありますからPERが全般に安いとは言え、イルクーツの4倍というのは安すぎますね。でもアメリカの投資家は怖いもの知らずのヘッジファンドでさえ、「石油株や携帯電話ならともかく、冷戦時代のイメージがあるから防衛関連だけはちょっとねぇ、、、」と二の足踏