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2008/02/14のBlog
[ 06:48 ]
[ 中国株 ]
バイドゥ(BIDU)の決算が出ました。
売上高:7800万ドル、コンセンサス7700万ドル
EPS(GAAPベース):87セント、コンセンサス71セント
ガイダンス
2008年第1四半期売上高:7310~7510万ドル、コンセンサス7700万ドル
* * *
無難な数字だと思います。2008年第1四半期のガイダンスが市場コンセンサスを下回っているのはこのところの中国の寒波で停電したりビジネスがスローダウンしたことを踏まえて保守的なガイダンスを出していることが影響していると思います。この第1四半期のストリート・コンセンサスの数字はそういう天候条件を勘案していない所謂、ステール・ナンバー(陳腐化した古い予想数字のこと)である可能性が高いため、ガイダンスがコンセンサスを下回るのは別に売り材料では無いと思います。
カンファレンス・コールは未だ聞いていません。
* * *
カンファレンス・コールの感想など
先ず売上高でそれほど事前予想を上回っていないのにEPSの数字がぶっちぎりに良かった理由は20セント程度のタックス・リベートが含まれているからです。従ってEPSの実際のアップサイドは殆どありませんでした。さらに日本の事業部での費用が当初ガイダンスより500万ドル程度少なく、決算の数字を作るため(?)に支出を調整した形跡があります。これらのことを勘案するとヘッドラインほどには良い決算では無いといえるでしょう。それを断った上でデータ・ポイントを見ると:
サーチ・マーケットシェア:72%←69%から
アベレージ・オンライン・カスタマー:15.5万人(+44%)
レヴェニュー・パー・オンライン・カスタマー:3700RMB(+48%)
と事業そのもののモメンタムは未だ確りしています。
売上高:7800万ドル、コンセンサス7700万ドル
EPS(GAAPベース):87セント、コンセンサス71セント
ガイダンス
2008年第1四半期売上高:7310~7510万ドル、コンセンサス7700万ドル
* * *
無難な数字だと思います。2008年第1四半期のガイダンスが市場コンセンサスを下回っているのはこのところの中国の寒波で停電したりビジネスがスローダウンしたことを踏まえて保守的なガイダンスを出していることが影響していると思います。この第1四半期のストリート・コンセンサスの数字はそういう天候条件を勘案していない所謂、ステール・ナンバー(陳腐化した古い予想数字のこと)である可能性が高いため、ガイダンスがコンセンサスを下回るのは別に売り材料では無いと思います。
カンファレンス・コールは未だ聞いていません。
* * *
カンファレンス・コールの感想など
先ず売上高でそれほど事前予想を上回っていないのにEPSの数字がぶっちぎりに良かった理由は20セント程度のタックス・リベートが含まれているからです。従ってEPSの実際のアップサイドは殆どありませんでした。さらに日本の事業部での費用が当初ガイダンスより500万ドル程度少なく、決算の数字を作るため(?)に支出を調整した形跡があります。これらのことを勘案するとヘッドラインほどには良い決算では無いといえるでしょう。それを断った上でデータ・ポイントを見ると:
サーチ・マーケットシェア:72%←69%から
アベレージ・オンライン・カスタマー:15.5万人(+44%)
レヴェニュー・パー・オンライン・カスタマー:3700RMB(+48%)
と事業そのもののモメンタムは未だ確りしています。
2008/02/13のBlog
[ 03:10 ]
[ アメリカ株 ]
今日ウォーレン・バフェットがMBIA、アムバック、FGICの3つのモノライン・インシュアラーが保有する8千億ドル相当のミュニ・ボンドをリインシュアー(再保険)する提案をこの3社に示したことが報じられました。これを受けてニューヨークの株式市場は高く始まっています。
しかし、、、
これは別にバフェットがお人よしだからやっていることではないと思うんです。
そもそもミュニというのは地方政府が出す債券ですから、殆どデフォルトしません。歴史的なデフォルト率は1%以下です。また、それらの地方政府はモノライン・インシュアラーよりそもそも信用度が高いところが多く、信用度の低いモノライン・インシュアラーが殆どデフォルトしない地方政府のストップ・ギャップになるという構図自体にどこか滑稽なものを感じるわけです。
でも慣習として(?→このトンマな仕組みは株の人間である僕には到底理解できません。債券畑の人がこれを読んでいたら教えてください。)それらのミュニにもインシュアランスが付いていないと債券を買わない人が多いのでしょうね。
つまりバフェットは本来、再保険をかける必要すら無いものに再保険を提供すると言っているわけで、これは今、自己資本比率を下げないように綱渡りを強いられているモノラインの連中の足許を見た、オポチュニスティック(だめもと)でプレデタリー(強奪的)な提案だと思うのです。
勿論、モノライン・インシュアラーは虎の子であるミュニをバフェットに進呈することで自己資本比率の改善にはなりますけど、それは「残りカス」だけを背負い込むゾンビー(生きる屍)会社になることを意味すると思うのです。
今日、アムバックやMBIAの株が急落したのはそのため。
しかし、、、
これは別にバフェットがお人よしだからやっていることではないと思うんです。
そもそもミュニというのは地方政府が出す債券ですから、殆どデフォルトしません。歴史的なデフォルト率は1%以下です。また、それらの地方政府はモノライン・インシュアラーよりそもそも信用度が高いところが多く、信用度の低いモノライン・インシュアラーが殆どデフォルトしない地方政府のストップ・ギャップになるという構図自体にどこか滑稽なものを感じるわけです。
でも慣習として(?→このトンマな仕組みは株の人間である僕には到底理解できません。債券畑の人がこれを読んでいたら教えてください。)それらのミュニにもインシュアランスが付いていないと債券を買わない人が多いのでしょうね。
つまりバフェットは本来、再保険をかける必要すら無いものに再保険を提供すると言っているわけで、これは今、自己資本比率を下げないように綱渡りを強いられているモノラインの連中の足許を見た、オポチュニスティック(だめもと)でプレデタリー(強奪的)な提案だと思うのです。
勿論、モノライン・インシュアラーは虎の子であるミュニをバフェットに進呈することで自己資本比率の改善にはなりますけど、それは「残りカス」だけを背負い込むゾンビー(生きる屍)会社になることを意味すると思うのです。
今日、アムバックやMBIAの株が急落したのはそのため。
2008/02/12のBlog
[ 20:24 ]
[ 中国株 ]
[ 19:45 ]
[ 中国株 ]
温家宝首相の「鶴の一声」でお蔵入りになっていた直通車ですけど、実は始まっている(ないしはすぐにでも始まる?)と思うんです。
最初に中国本土投資家の外国株解禁のニュースが出たのは去年の8月20日。中国国家外貨管理局は本土の個人投資家が中国銀行の天津支店など、ごく限定された窓口で香港株などを扱うと発表しました。当時はまだ「直通車」という言葉すら無かったわけですけど、そのときのオリジナルのスケジュールにほぼ沿った形での取り扱いの開始というわけです。例によって中国一流の一喜一憂パターンですけど、ここは素直に好感して買い出動というスタンスで良いと思います。
最初に中国本土投資家の外国株解禁のニュースが出たのは去年の8月20日。中国国家外貨管理局は本土の個人投資家が中国銀行の天津支店など、ごく限定された窓口で香港株などを扱うと発表しました。当時はまだ「直通車」という言葉すら無かったわけですけど、そのときのオリジナルのスケジュールにほぼ沿った形での取り扱いの開始というわけです。例によって中国一流の一喜一憂パターンですけど、ここは素直に好感して買い出動というスタンスで良いと思います。
我々投資家の心情としては「もう騙されないぞ」と感じるかも知れません。
でも僕は冷静に頭を切り替えて、心を白紙にして投資チャンスの中身をクールに分析するべきだと思うのです。
先ず「直通車」がやっぱり実施されなければいけない理由というのは別に中国政府の相場観とかマーケットをテコ入れしたいとか、そういう問題じゃなくて、単純に国内の余剰流動性の調整の為の、もうひとつのチャンネルを確保したいという、極めて実務的なニーズから来ていると思うんです。
それから香港のH株やレッドチップですけど、去年の8月から始まったラリーの起点に株価水準が戻ってしまっている銘柄が多いです。フツーにバリュエーションを考えると、、、これはどうみても安い。
投資にプライドや先入観は不要です。これまでの経緯で「もう二度と中国株なんて、買わないぞ」とプリプリ怒っている読者も多いと思いますけど、そんなわだかまりを早く捨てて、初めて中国株を見る人の眼で素直に買いかどうか吟味してみることをお勧めします。
でも僕は冷静に頭を切り替えて、心を白紙にして投資チャンスの中身をクールに分析するべきだと思うのです。
先ず「直通車」がやっぱり実施されなければいけない理由というのは別に中国政府の相場観とかマーケットをテコ入れしたいとか、そういう問題じゃなくて、単純に国内の余剰流動性の調整の為の、もうひとつのチャンネルを確保したいという、極めて実務的なニーズから来ていると思うんです。
それから香港のH株やレッドチップですけど、去年の8月から始まったラリーの起点に株価水準が戻ってしまっている銘柄が多いです。フツーにバリュエーションを考えると、、、これはどうみても安い。
投資にプライドや先入観は不要です。これまでの経緯で「もう二度と中国株なんて、買わないぞ」とプリプリ怒っている読者も多いと思いますけど、そんなわだかまりを早く捨てて、初めて中国株を見る人の眼で素直に買いかどうか吟味してみることをお勧めします。
2008/02/11のBlog
[ 00:43 ]
[ コミュニティー連絡事項 ]
ラーメン二郎 > ADRの流動性が気になるのですが、路線変更先としてそれはあまり気にしなくてもいいのでしょうか?
→たしかにADR、とりわけ最近IPOされた銘柄は比較的出来高が少ないので株価の値運びがチョー荒っぽいです。実は我々がADR投資をする際のリスクの中で、この「板が薄い」という問題が最大のリスクではないでしょうか?。今回みたいに世界のマーケットが荒れる局面ではこれらの銘柄は蚊がポトポト落ちるように枕を並べて討ち死にになってしまいます。でも、それとこれらの企業の中身の良し悪しとは全然別問題だと思うんです。これまで僕が見た感じでは業績が悪化している企業は殆ど無いです。
僕はいつも言っていることですけど、急激に騰がった株は急に下がりもします。
逆に急に下がった株が反騰するのも早いです。
→ところで「ラーメン二郎」って、三田の交差点のところにあった、あのラーメン屋ですか?。
KH8 > Biduの決算はどのようになるでしょうか?
→今回は新しいCFOになるのでカンファレンス・コールが無難に執り行えるかどうかがポイントのひとつでしょうね。あと、TAC、顧客単価の上昇幅などに注目したいと思っています。
minoru > 具体的に分類の仕方を教えてください。
→先日の第6回の勉強会の補足資料の一番うしろ近辺に景気敏感セクターの細分類ならびに関連銘柄のリストを掲げておきました。参考にしていただければ幸いです。
hapirita > 他でインド人は経済的な理由で金の現物を売り始めているとの話がありました真偽は?
→インドのゴールド・トレーダーは世界で最もソフィスティケートされた相場師です。なぜなら経験も長いし、ファブリケーション・デマンド(金細工向け需要)の動向も逐一把握できる立場にあるからです。(金細工の殆どはインドでされます。)だから今みたいに金価格が高いときにはすかさず売りに向かうということは驚くに値しません。僕がごく短期では金価格は一服欲しいと思うのはそのためでもあります。
けい > POTは肥料=素材でもあり、農業関連でもあるので、外すべきかどうか迷います
→僕なら売ります。
gido > H株は底を打ちましたでしょうか?
→今なら限りなく底に近い水準だと思います。今から買い始めても目先下に持っていかれるリスクは極めて小さいと思います。
uyhr > 台湾はPEGが低く有望ですね
→仰る通りです。
→たしかにADR、とりわけ最近IPOされた銘柄は比較的出来高が少ないので株価の値運びがチョー荒っぽいです。実は我々がADR投資をする際のリスクの中で、この「板が薄い」という問題が最大のリスクではないでしょうか?。今回みたいに世界のマーケットが荒れる局面ではこれらの銘柄は蚊がポトポト落ちるように枕を並べて討ち死にになってしまいます。でも、それとこれらの企業の中身の良し悪しとは全然別問題だと思うんです。これまで僕が見た感じでは業績が悪化している企業は殆ど無いです。
僕はいつも言っていることですけど、急激に騰がった株は急に下がりもします。
逆に急に下がった株が反騰するのも早いです。
→ところで「ラーメン二郎」って、三田の交差点のところにあった、あのラーメン屋ですか?。
KH8 > Biduの決算はどのようになるでしょうか?
→今回は新しいCFOになるのでカンファレンス・コールが無難に執り行えるかどうかがポイントのひとつでしょうね。あと、TAC、顧客単価の上昇幅などに注目したいと思っています。
minoru > 具体的に分類の仕方を教えてください。
→先日の第6回の勉強会の補足資料の一番うしろ近辺に景気敏感セクターの細分類ならびに関連銘柄のリストを掲げておきました。参考にしていただければ幸いです。
hapirita > 他でインド人は経済的な理由で金の現物を売り始めているとの話がありました真偽は?
→インドのゴールド・トレーダーは世界で最もソフィスティケートされた相場師です。なぜなら経験も長いし、ファブリケーション・デマンド(金細工向け需要)の動向も逐一把握できる立場にあるからです。(金細工の殆どはインドでされます。)だから今みたいに金価格が高いときにはすかさず売りに向かうということは驚くに値しません。僕がごく短期では金価格は一服欲しいと思うのはそのためでもあります。
けい > POTは肥料=素材でもあり、農業関連でもあるので、外すべきかどうか迷います
→僕なら売ります。
gido > H株は底を打ちましたでしょうか?
→今なら限りなく底に近い水準だと思います。今から買い始めても目先下に持っていかれるリスクは極めて小さいと思います。
uyhr > 台湾はPEGが低く有望ですね
→仰る通りです。
[ 00:09 ]
[ コミュニティー連絡事項 ]
nonnon > 欧米の減速感、新興国が堅調に推移すると、日本はどの方向に向かうと思いますか?
→僕は日本の事については良く知りません。大学を出てから以降、殆どを外国暮らしだからです。今回、米国でサブプライム問題が出始めたとき、「日本が一番ダメだろうな」と思いました。その理由は日本の中央銀行の政策的裁量の余地が一番小さかったからです。でも今の水準では「日本が一番ダメ」だとは思いません。多分、これから一番ダメなのはEUでしょうね。
過去1~2年で最も駄目だったアセット・カテゴリーというのは、現在のその内容がどうであれ、一考してみる価値はあります。最近は日本株から撤退するヘッジファンドなども散見され、運用資産も減っているようですけど、そういう時こそチャンスではないでしょうか?。(あくまでも門外漢の感想です。)
wanwan > 為替も厳しいです ジム・ロジャース氏は中長期で原油150-200ドルを予想していますが、それでもペトロチャイナは売りですか?
→それは確かに中長期では原油が200ドルまで行くという事はありえるでしょうね。でもその前に一回、60ドルとか50ドルを試す動きになるのではないかしら?。
HONMA > ADRのSLTはどうですか
→企業としては大好きな会社です。特に彼らの扱っている商品は今インドが最も必要としているものばかりなのでスウィート・スポットですね。問題はインドの建設、内需関連はどこも株価評価がバカ高いので、このセグメントがベア局面に入ればSLTもそれに引き摺られる危険性が高い点です。
KH8 > Reitの値が下がってますが、いつが底値でしょうか?
→REITは「漕ぎ続けないと倒れる自転車」によく喩えられます。ここで言う「漕ぎ続ける」とは、新しいディールをやり続けるという意味です。今、世界の不動産マーケットは新しいディールのファンディングはやりずらい局面です。だからディールによる成長というのは得にくいのでは無いかしら?。ただ、REIT本来のインカム狙いの道具としての機能はちゃんと存続できるところが多いでしょうね。
よしだよしお > BHPがそこまでリオチントの買収にこだわるのは、資源価格の下落を見越してのことですか?
→BHPはそこまで考えていないと思います。若し資源価格の下落を想定するのであれば怖くて今回BHPが提示しているようなM&Aは出来ない筈です。ところでこのBHP→RTP、CVRD→エクストラタの一連のM&Aが完了したタイミングが世界の資源株がど天井をつける瞬間だと僕は考えています。1970年代終盤にも全く同様の事が起こりました。
katsu > 素材・資源・市況は外せということですが、中国のインデックスを考えたときどうしても時価総額の高さから外せないのでは?
→たしかにそういう面はあります。でも例えば今から5年後というものを想像した場合、中国の株式市場におけるこれらのセクターの重要性は今より遥かに矮小化された存在になっていると僕は確信します。
JetStream > 目先の戻り高値はいつ頃になるとみていますか?
→ブラジル、ロシア、インド、中国のそれぞれの指数は今年のある時点で戻り高値を更新すると思います。
SAI > 今でもじゃぶじゃぶせおりーは有効でしょうか?どこがばぶるの????
→じゃぶじゃぶセオリーの大前提となるのはそもそも金利を下げて、流動性をじゃぶじゃぶにしないと、シナリオそのものが始まらないということがあります。そういう意味では1月末からのFEDのアグレッシブな利下げで、やっとこさじゃぶじゃぶセオリーが実行に移される必要条件が整い始めたと形容できるのではないでしょうか?(利下げのタイミングがこれほどまで遅れることを読めなかったのは僕の至らぬところです。)ですからじゃぶじゃぶセオリーが試されるのは、実は今からが正念場なのです。
目先、僕が注目しているのはECBの利下げです。ECBが利下げモードに入ると世界の為替へのシナリオなどの枠組みが一変すると思うのです。いままでのコンセンサスは「兎に角、ドルは駄目だ」というものでした。でもこれだけECBが遅行すると「ユーロだけが遅ればせで駄目なシナリオ」とかも本気で考える必要がある気がするのです。(実際、ドットコム・バブルが弾けた時、ECBは同じ過ちをしています。)
まだ実態経済に悪影響がぜんぜん出ていないBRICsに物色の矛先がぜんぜん回ってこないというシナリオは僕には納得がゆきません。
→僕は日本の事については良く知りません。大学を出てから以降、殆どを外国暮らしだからです。今回、米国でサブプライム問題が出始めたとき、「日本が一番ダメだろうな」と思いました。その理由は日本の中央銀行の政策的裁量の余地が一番小さかったからです。でも今の水準では「日本が一番ダメ」だとは思いません。多分、これから一番ダメなのはEUでしょうね。
過去1~2年で最も駄目だったアセット・カテゴリーというのは、現在のその内容がどうであれ、一考してみる価値はあります。最近は日本株から撤退するヘッジファンドなども散見され、運用資産も減っているようですけど、そういう時こそチャンスではないでしょうか?。(あくまでも門外漢の感想です。)
wanwan > 為替も厳しいです ジム・ロジャース氏は中長期で原油150-200ドルを予想していますが、それでもペトロチャイナは売りですか?
→それは確かに中長期では原油が200ドルまで行くという事はありえるでしょうね。でもその前に一回、60ドルとか50ドルを試す動きになるのではないかしら?。
HONMA > ADRのSLTはどうですか
→企業としては大好きな会社です。特に彼らの扱っている商品は今インドが最も必要としているものばかりなのでスウィート・スポットですね。問題はインドの建設、内需関連はどこも株価評価がバカ高いので、このセグメントがベア局面に入ればSLTもそれに引き摺られる危険性が高い点です。
KH8 > Reitの値が下がってますが、いつが底値でしょうか?
→REITは「漕ぎ続けないと倒れる自転車」によく喩えられます。ここで言う「漕ぎ続ける」とは、新しいディールをやり続けるという意味です。今、世界の不動産マーケットは新しいディールのファンディングはやりずらい局面です。だからディールによる成長というのは得にくいのでは無いかしら?。ただ、REIT本来のインカム狙いの道具としての機能はちゃんと存続できるところが多いでしょうね。
よしだよしお > BHPがそこまでリオチントの買収にこだわるのは、資源価格の下落を見越してのことですか?
→BHPはそこまで考えていないと思います。若し資源価格の下落を想定するのであれば怖くて今回BHPが提示しているようなM&Aは出来ない筈です。ところでこのBHP→RTP、CVRD→エクストラタの一連のM&Aが完了したタイミングが世界の資源株がど天井をつける瞬間だと僕は考えています。1970年代終盤にも全く同様の事が起こりました。
katsu > 素材・資源・市況は外せということですが、中国のインデックスを考えたときどうしても時価総額の高さから外せないのでは?
→たしかにそういう面はあります。でも例えば今から5年後というものを想像した場合、中国の株式市場におけるこれらのセクターの重要性は今より遥かに矮小化された存在になっていると僕は確信します。
JetStream > 目先の戻り高値はいつ頃になるとみていますか?
→ブラジル、ロシア、インド、中国のそれぞれの指数は今年のある時点で戻り高値を更新すると思います。
SAI > 今でもじゃぶじゃぶせおりーは有効でしょうか?どこがばぶるの????
→じゃぶじゃぶセオリーの大前提となるのはそもそも金利を下げて、流動性をじゃぶじゃぶにしないと、シナリオそのものが始まらないということがあります。そういう意味では1月末からのFEDのアグレッシブな利下げで、やっとこさじゃぶじゃぶセオリーが実行に移される必要条件が整い始めたと形容できるのではないでしょうか?(利下げのタイミングがこれほどまで遅れることを読めなかったのは僕の至らぬところです。)ですからじゃぶじゃぶセオリーが試されるのは、実は今からが正念場なのです。
目先、僕が注目しているのはECBの利下げです。ECBが利下げモードに入ると世界の為替へのシナリオなどの枠組みが一変すると思うのです。いままでのコンセンサスは「兎に角、ドルは駄目だ」というものでした。でもこれだけECBが遅行すると「ユーロだけが遅ればせで駄目なシナリオ」とかも本気で考える必要がある気がするのです。(実際、ドットコム・バブルが弾けた時、ECBは同じ過ちをしています。)
まだ実態経済に悪影響がぜんぜん出ていないBRICsに物色の矛先がぜんぜん回ってこないというシナリオは僕には納得がゆきません。
2008/02/10のBlog
[ 23:47 ]
[ コミュニティー連絡事項 ]
Mita > 環境・クリーンエネルギーセクターは景気とのコリレーションどうでしょうか?
→基本的には比較的相関していないはずです。太陽電池の株の強弱は主に各国の補助金制度に一番大きく左右されます。エタノールに関してはある程度ガソリンの卸売価格に影響を受けるのでこちらの方が景気に敏感でしょうね。
JetStream > コンビニエンスストアの株はどうでしょうか?例、ウーマート(北京物美)
→小売などのセクターは良いと思います。コンビニやドラッグストアなどのセグメントもOKだと思います。
curl > ヘルスケア株は、薬品、医療等?、消費安定株は、食品?、公共株は、電力、水道
→そういう理解で良いと思います。中国の場合、ヘルスケアに対する政府の支援は今後も増えると思われますので、景気後退などの影響は一切受けないと思います。食品に関してはパッケージド・フードの会社のように原料を他から買ってきて加工している企業については穀物その他の原料の値上がりがマージン圧迫要因になることに注意する必要があります。中国の場合、電力も石炭の価格高騰はマージン圧迫要因になります。
KH8 > BIDUは今週買った方がいいですか?
→BIDUはめったに安いところで買わせてくれない株なので今の水準は妙味を感じます。
alfista > インドの核に関する問題で左派勢力が動くと政局不安になりいつも下がるんですが、今後は?
→そうですね。この問題はいつも忘れた頃に噴出して毎回、痛い思いをします(笑)。
gido > H株指数でいくらから買っていけば良いですか?
→今の水準ならH株は全般的に割高とは言えないと思います。食指の動く銘柄がゴロゴロあります。
hoo > FFレート利下げどれ位まで何時打ち止めになるとお考えですか
→余り深く考えていませんが2%から2.25%の間くらいだと思います。FFレートがそこまで到達する以前に新興国では強烈なラリーがあると考えています。
mac10 > 景気が悪くなるのに、それでもBRICSは買いですか?
→そうです。これはかなり自信を持ってそう答えられます。
kotobuki > では、アルレッシブグロース株は今年中に過去の高値を抜いてくるとお考えですか?
→僕が普段繰り返し言及している銘柄の過半数は多分、年末には過去の新値を更新していると思っています。
トンプウ > 内需ということですが、中国の保険は2年ぐらい持つならまだ持ってていいですか(さがったら買い増しOKですか)最近本土が下げている等で下げ幅が大きいのがちょっと不安なんですが。
→中国の保険株は今の水準なら全部買いです。
→基本的には比較的相関していないはずです。太陽電池の株の強弱は主に各国の補助金制度に一番大きく左右されます。エタノールに関してはある程度ガソリンの卸売価格に影響を受けるのでこちらの方が景気に敏感でしょうね。
JetStream > コンビニエンスストアの株はどうでしょうか?例、ウーマート(北京物美)
→小売などのセクターは良いと思います。コンビニやドラッグストアなどのセグメントもOKだと思います。
curl > ヘルスケア株は、薬品、医療等?、消費安定株は、食品?、公共株は、電力、水道
→そういう理解で良いと思います。中国の場合、ヘルスケアに対する政府の支援は今後も増えると思われますので、景気後退などの影響は一切受けないと思います。食品に関してはパッケージド・フードの会社のように原料を他から買ってきて加工している企業については穀物その他の原料の値上がりがマージン圧迫要因になることに注意する必要があります。中国の場合、電力も石炭の価格高騰はマージン圧迫要因になります。
KH8 > BIDUは今週買った方がいいですか?
→BIDUはめったに安いところで買わせてくれない株なので今の水準は妙味を感じます。
alfista > インドの核に関する問題で左派勢力が動くと政局不安になりいつも下がるんですが、今後は?
→そうですね。この問題はいつも忘れた頃に噴出して毎回、痛い思いをします(笑)。
gido > H株指数でいくらから買っていけば良いですか?
→今の水準ならH株は全般的に割高とは言えないと思います。食指の動く銘柄がゴロゴロあります。
hoo > FFレート利下げどれ位まで何時打ち止めになるとお考えですか
→余り深く考えていませんが2%から2.25%の間くらいだと思います。FFレートがそこまで到達する以前に新興国では強烈なラリーがあると考えています。
mac10 > 景気が悪くなるのに、それでもBRICSは買いですか?
→そうです。これはかなり自信を持ってそう答えられます。
kotobuki > では、アルレッシブグロース株は今年中に過去の高値を抜いてくるとお考えですか?
→僕が普段繰り返し言及している銘柄の過半数は多分、年末には過去の新値を更新していると思っています。
トンプウ > 内需ということですが、中国の保険は2年ぐらい持つならまだ持ってていいですか(さがったら買い増しOKですか)最近本土が下げている等で下げ幅が大きいのがちょっと不安なんですが。
→中国の保険株は今の水準なら全部買いです。
[ 23:29 ]
[ コミュニティー連絡事項 ]
ZEL > 米で不動産の下落中は回復は見込めないということはないですか?
→いま世界の株式の投資家はそういう考えに傾いています。僕は米国の不動産市況そのものが回復するのには時間がかかると思っています。でもそれと「材料としての不動産不況」が株式市場で投資家を脅し続けられるか?という問題は同義では無いと確信しています。米国の金融機関がこれまでに発表した引き当て額は巨大ですし、適切です。「相場は知ったら、しまい」という格言がありますけど一度織り込んだ材料は二度織り込まれるということは普通無いと思うんです。
僕の考えでは米国の不動産市況をテコ入れするため、FEDは今後も利下げを続けるし、ECBもそろそろ利下げに転じる必要があるでしょう。そういう世界同時利下げモードに入ってくれば早晩株式は戻します。
株というのは安心できるとき、気分の良いときに買うものではありません。不安でたまらないとき、損してムシャクシャしているとき、自分が情けなく感じたとき、、、そういう時こそ買い場です。去年秋にバフェットがペトロチャイナを処分したとき、中国のレポーターから「あなたはなぜこんな良い株を売るのか?、そんなこと今したら、みすみす上値を取り損ねるに決まっている。」と詰問されて、彼は「確かに僕は損するだろうよ。でも株というのは気分の良いときに買うべきものじゃないんだ。」と諭していました。
その時々に眼前に展開している光景だけをみて、「これは駄目だ!」、「これはもう買うしか無い!」と付和雷同するのではなく、サイクルの先を見通すように、「次はどうなるか?」という点まで展望を持って株式投資してください。
→いま世界の株式の投資家はそういう考えに傾いています。僕は米国の不動産市況そのものが回復するのには時間がかかると思っています。でもそれと「材料としての不動産不況」が株式市場で投資家を脅し続けられるか?という問題は同義では無いと確信しています。米国の金融機関がこれまでに発表した引き当て額は巨大ですし、適切です。「相場は知ったら、しまい」という格言がありますけど一度織り込んだ材料は二度織り込まれるということは普通無いと思うんです。
僕の考えでは米国の不動産市況をテコ入れするため、FEDは今後も利下げを続けるし、ECBもそろそろ利下げに転じる必要があるでしょう。そういう世界同時利下げモードに入ってくれば早晩株式は戻します。
株というのは安心できるとき、気分の良いときに買うものではありません。不安でたまらないとき、損してムシャクシャしているとき、自分が情けなく感じたとき、、、そういう時こそ買い場です。去年秋にバフェットがペトロチャイナを処分したとき、中国のレポーターから「あなたはなぜこんな良い株を売るのか?、そんなこと今したら、みすみす上値を取り損ねるに決まっている。」と詰問されて、彼は「確かに僕は損するだろうよ。でも株というのは気分の良いときに買うべきものじゃないんだ。」と諭していました。
その時々に眼前に展開している光景だけをみて、「これは駄目だ!」、「これはもう買うしか無い!」と付和雷同するのではなく、サイクルの先を見通すように、「次はどうなるか?」という点まで展望を持って株式投資してください。
[ 22:31 ]
[ 大統領選挙ウォッチ ]
今回の米国大統領選挙ではインターネットをどう使うか?という問題が選挙戦に極めて大きなインパクトを与えています。
候補者のイメージづくりという点でもユーチューブなどの媒体の重要性が再認識されましたけど、それと同じくらい重要なのが選挙資金のコントリビューションのチャンネル(経路)です。
米国ではBCRA(バイパルチザン・キャンペーン・リフォーム・アクト)という規則があり、或る候補者に対する個人のコントリビューションには2300ドルの上限が設定されています。
上はNYタイムズに掲載されたヒラリー・クリントン候補とバラク・オバマ候補の選挙資金の調達内訳を示しています。これで見るとオバマ候補への献金は小口のコントリビューションが無数に集まっていることがわかります。インターネットがこのような幅広いリーチを可能にしたと言えるでしょう。(実際、オバマ候補へのコントリビューションの9割はネット経由です。)
これまでのところヒラリー・クリントン候補とバラク・オバマ候補の集めた選挙資金の額は大体拮抗しているわけですけど、今後の予想としてはヒラリー・クリントン候補の資金集めは苦しくなると思います。その理由はクリントン候補の支持者の多くが既にBCRAで定められた2300ドルの上限一杯迄、コントリビューションしてしまっているので、クリントン候補は新しい出資者を探さないといけないからです。
一方、オバマ候補へのコントリビューターの多くは2300ドルの上限に達していないので、「勝つためには皆さんの協力が必要です。2回目お願いします!」と声をかければ或る程度の追加コントリビューションが集まるだろうし、全く新規のコントリビューターを開拓する能力でもオバマ候補の方が遥かに上だからです。
クリントン候補はスーパー・チューズデイの直後に瞬間的に選挙資金を使い果たし、5億円強を借り入れによって賄うという「やりくり」をする必要が出ました。(その後、新しいコントリビューションが集まったので今は黒残に戻っています。)予備選挙開始前の時点で、まさかクリントン陣営がこんなに早い段階でファンディングの問題に陥るなんて、誰が想像したでしょう?。
「大統領レース・ウィジット(widget)」などのウエブ・ツールがこれほど決定的な影響力を持ちうることに対し、僕はウエブの力というものを感じざるを得ません。
候補者のイメージづくりという点でもユーチューブなどの媒体の重要性が再認識されましたけど、それと同じくらい重要なのが選挙資金のコントリビューションのチャンネル(経路)です。
米国ではBCRA(バイパルチザン・キャンペーン・リフォーム・アクト)という規則があり、或る候補者に対する個人のコントリビューションには2300ドルの上限が設定されています。
上はNYタイムズに掲載されたヒラリー・クリントン候補とバラク・オバマ候補の選挙資金の調達内訳を示しています。これで見るとオバマ候補への献金は小口のコントリビューションが無数に集まっていることがわかります。インターネットがこのような幅広いリーチを可能にしたと言えるでしょう。(実際、オバマ候補へのコントリビューションの9割はネット経由です。)
これまでのところヒラリー・クリントン候補とバラク・オバマ候補の集めた選挙資金の額は大体拮抗しているわけですけど、今後の予想としてはヒラリー・クリントン候補の資金集めは苦しくなると思います。その理由はクリントン候補の支持者の多くが既にBCRAで定められた2300ドルの上限一杯迄、コントリビューションしてしまっているので、クリントン候補は新しい出資者を探さないといけないからです。
一方、オバマ候補へのコントリビューターの多くは2300ドルの上限に達していないので、「勝つためには皆さんの協力が必要です。2回目お願いします!」と声をかければ或る程度の追加コントリビューションが集まるだろうし、全く新規のコントリビューターを開拓する能力でもオバマ候補の方が遥かに上だからです。
クリントン候補はスーパー・チューズデイの直後に瞬間的に選挙資金を使い果たし、5億円強を借り入れによって賄うという「やりくり」をする必要が出ました。(その後、新しいコントリビューションが集まったので今は黒残に戻っています。)予備選挙開始前の時点で、まさかクリントン陣営がこんなに早い段階でファンディングの問題に陥るなんて、誰が想像したでしょう?。
「大統領レース・ウィジット(widget)」などのウエブ・ツールがこれほど決定的な影響力を持ちうることに対し、僕はウエブの力というものを感じざるを得ません。
2008/02/09のBlog
[ 23:42 ]
[ ウォール街の歴史 ]
何処の世界にも大御所というのは居るものです。
日本では無名ですが年金の世界ではジェレミー・グランサムは三本の指に入る大家です。プロのファンド・マネージャーが教えを請うために自分の運用しているお金の一部をアウトソースして預ける先がジェレミー・グランサムの運用会社、GMOなのです。つまり、「師匠の師匠」というわけ。
ジェレミーはときどき『バロンズ』のインタビューに応えるのですが、今日出た最新号のに彼のインタビューが出ていましたので引用します。
What about the dollar?
Currency is a real problem, I've got to admit. There was a time not that many years ago when we had a huge high-confidence bet against the dollar. It was technically overpriced, and we were running a huge trade deficit. Now, it is technically substantially cheap. But we are running an even bigger deficit. It is a conundrum. I don't think it should be a major, major bet. We are reasonably happy owning emerging currencies as a packet against the dollar for a several-year time horizon. I'm not particularly happy owning a packet of other developed currencies against the dollar.
Personally, I'm long the yen, the Singapore dollar and the Swiss franc. I'm certainly not long the pound: shorting the pound is a better bet than shorting the dollar.
What other bets would you take here?
My favorite bet on Jan. 1 and today, for that matter, is going long very-high-quality U.S. blue chips with 50% of my dough, and long emerging markets for 50%, and shorting the Russell 2000 for 100%, or a complete hedge. In that bet, I'm long value because both of those components are cheaper than the Russell 2000. I'm long liquidity on average. I'm long momentum on average.
What about growth stocks? Isn't there value there?
Growth stocks are expensive, but not quite as expensive as value stocks or low-growth stocks. Quality stocks are expensive but substantially less so than anything else. Emerging is expensive, but less so than anything less, and the fundamentals are so much superior to the rest of the world. Everything is expensive. All we are trying to do is extract some relative money, or by going short, actually make some real money.
(以下は僕の拙訳)
バロンズ:「ドルはどうですか?」
ジェレミー:「為替は正直言って難問だね。数年前なら自信を持ってドルをショートできたけど、今はわからない。当時はテクニカル的に割高だったことに加えて米国は大きな貿易赤字を抱えていた。今はテクニカル的には結構安い。その一方で貿易赤字は一層悪くなっている。これは難問だ。どっちにしてもドルに大きく強気ないし、弱気のポジションを張る時期ではないと思う。新興国の通貨に関しては今後数年、バスケットで持つことについてはそんなに悪くないと思う。その一方で米国以外の先進国の通貨をドルに対するヘッジの心算で持つ事には、あまり意義を感じないね。個人的には円、シンガポール・ドル、スイス・フランはロング(買い持ち)にしている。ポンドはダメだ。ドルをショートするよりはポンドを先にショートすべきだ。」
バロンズ:「その他に投資アイデアはありますか?」
ジェレミー:「今の時点での私のスタンスはまず運用資産の半分を米国株の中の超大型株で優良な銘柄に突っ込むことだ。そして、残りの50%を全部新興国に投入する。そうしておいてラッセル2000指数(アメリカの小型株の指数)のショート(空売り)ポジションを100%持つことによりヘッジをする。こうすることで私のそのポジションはどちらかといえばバリューに傾斜したポートフォリオになる。なぜなら超大型の優良株も、新興国の株もラッセル2000指数よりPERが安いからね。さらに流動性の高い銘柄をロングにし、流動性の乏しい銘柄をショートにした格好になる。さらに今現在のモメンタムのある銘柄群をこれでロングしたことになる。
バロンズ:「成長株はどうですか?割安ではありませんか?」
ジェレミー:「(米国の)成長株は割高だ。でもバリュー株とか低成長株ほど割高ではない。優良株は割高だけど、他のものに比べれば割高度合いはそれほどひどくはない。新興国の株式は割高だけど、他のどの種類よりも割高度は低い。それと同時にファンダメンタルズの中身は世界の他のどのマーケットより圧倒的に良い。つまり、我々は比較感のゲームをやっているわけだ。あとショートを振った部分に関してもちゃんと儲けようと思っている。
日本では無名ですが年金の世界ではジェレミー・グランサムは三本の指に入る大家です。プロのファンド・マネージャーが教えを請うために自分の運用しているお金の一部をアウトソースして預ける先がジェレミー・グランサムの運用会社、GMOなのです。つまり、「師匠の師匠」というわけ。
ジェレミーはときどき『バロンズ』のインタビューに応えるのですが、今日出た最新号のに彼のインタビューが出ていましたので引用します。
What about the dollar?
Currency is a real problem, I've got to admit. There was a time not that many years ago when we had a huge high-confidence bet against the dollar. It was technically overpriced, and we were running a huge trade deficit. Now, it is technically substantially cheap. But we are running an even bigger deficit. It is a conundrum. I don't think it should be a major, major bet. We are reasonably happy owning emerging currencies as a packet against the dollar for a several-year time horizon. I'm not particularly happy owning a packet of other developed currencies against the dollar.
Personally, I'm long the yen, the Singapore dollar and the Swiss franc. I'm certainly not long the pound: shorting the pound is a better bet than shorting the dollar.
What other bets would you take here?
My favorite bet on Jan. 1 and today, for that matter, is going long very-high-quality U.S. blue chips with 50% of my dough, and long emerging markets for 50%, and shorting the Russell 2000 for 100%, or a complete hedge. In that bet, I'm long value because both of those components are cheaper than the Russell 2000. I'm long liquidity on average. I'm long momentum on average.
What about growth stocks? Isn't there value there?
Growth stocks are expensive, but not quite as expensive as value stocks or low-growth stocks. Quality stocks are expensive but substantially less so than anything else. Emerging is expensive, but less so than anything less, and the fundamentals are so much superior to the rest of the world. Everything is expensive. All we are trying to do is extract some relative money, or by going short, actually make some real money.
(以下は僕の拙訳)
バロンズ:「ドルはどうですか?」
ジェレミー:「為替は正直言って難問だね。数年前なら自信を持ってドルをショートできたけど、今はわからない。当時はテクニカル的に割高だったことに加えて米国は大きな貿易赤字を抱えていた。今はテクニカル的には結構安い。その一方で貿易赤字は一層悪くなっている。これは難問だ。どっちにしてもドルに大きく強気ないし、弱気のポジションを張る時期ではないと思う。新興国の通貨に関しては今後数年、バスケットで持つことについてはそんなに悪くないと思う。その一方で米国以外の先進国の通貨をドルに対するヘッジの心算で持つ事には、あまり意義を感じないね。個人的には円、シンガポール・ドル、スイス・フランはロング(買い持ち)にしている。ポンドはダメだ。ドルをショートするよりはポンドを先にショートすべきだ。」
バロンズ:「その他に投資アイデアはありますか?」
ジェレミー:「今の時点での私のスタンスはまず運用資産の半分を米国株の中の超大型株で優良な銘柄に突っ込むことだ。そして、残りの50%を全部新興国に投入する。そうしておいてラッセル2000指数(アメリカの小型株の指数)のショート(空売り)ポジションを100%持つことによりヘッジをする。こうすることで私のそのポジションはどちらかといえばバリューに傾斜したポートフォリオになる。なぜなら超大型の優良株も、新興国の株もラッセル2000指数よりPERが安いからね。さらに流動性の高い銘柄をロングにし、流動性の乏しい銘柄をショートにした格好になる。さらに今現在のモメンタムのある銘柄群をこれでロングしたことになる。
バロンズ:「成長株はどうですか?割安ではありませんか?」
ジェレミー:「(米国の)成長株は割高だ。でもバリュー株とか低成長株ほど割高ではない。優良株は割高だけど、他のものに比べれば割高度合いはそれほどひどくはない。新興国の株式は割高だけど、他のどの種類よりも割高度は低い。それと同時にファンダメンタルズの中身は世界の他のどのマーケットより圧倒的に良い。つまり、我々は比較感のゲームをやっているわけだ。あとショートを振った部分に関してもちゃんと儲けようと思っている。
2008/02/08のBlog
[ 21:55 ]
[ 中国株 ]
もう一度バイドゥ(BIDU)を強調したいと思います。
バイドゥへの投資チャンスを測る際に皆さんが一番注目すべきことはグーグル(GOOG)とバイドゥ(BIDU)の株価の連動性のデカップリングです。今回の米国の景気後退はグーグルにとっては上場後、最初に経験する本格的なスロー・ダウンです。アメリカのサービス産業の少なからぬ部分は「従業員1名」程度の規模の無数のスモール・ビジネスによって構成されています。そういうスモール・ビジネスにとってグーグルのP4Pアドというのは極めて重要な広告チャンネルでした。しかし最近はP4PアドのROIが本当にスモール・ビジネスにとって価値ある先行投資なのか?ということが問われ直されています。またグーグルの場合、極めて効果的なトラフィック・アクィジション・ストラテジーを採ってきたことが成功の秘訣なのですが、TAC(トラフィック・アクイジション・コスト)はいまどんどん上がっています。
一方、バイドゥの活動する中国の経済は未だスロー・ダウンしていません。P4PのROIに関する懸念も無いし、TACの上昇も許せる範囲内です。
* * *
先日、『ザ・ストリート・ドットコム』でもバイドゥに関するよくまとまったプロファイル・インタビュー(動画)がアップされました。
バイドゥへの投資チャンスを測る際に皆さんが一番注目すべきことはグーグル(GOOG)とバイドゥ(BIDU)の株価の連動性のデカップリングです。今回の米国の景気後退はグーグルにとっては上場後、最初に経験する本格的なスロー・ダウンです。アメリカのサービス産業の少なからぬ部分は「従業員1名」程度の規模の無数のスモール・ビジネスによって構成されています。そういうスモール・ビジネスにとってグーグルのP4Pアドというのは極めて重要な広告チャンネルでした。しかし最近はP4PアドのROIが本当にスモール・ビジネスにとって価値ある先行投資なのか?ということが問われ直されています。またグーグルの場合、極めて効果的なトラフィック・アクィジション・ストラテジーを採ってきたことが成功の秘訣なのですが、TAC(トラフィック・アクイジション・コスト)はいまどんどん上がっています。
一方、バイドゥの活動する中国の経済は未だスロー・ダウンしていません。P4PのROIに関する懸念も無いし、TACの上昇も許せる範囲内です。
* * *
先日、『ザ・ストリート・ドットコム』でもバイドゥに関するよくまとまったプロファイル・インタビュー(動画)がアップされました。
[ 21:24 ]
[ コミュニティー連絡事項 ]
上海キャット > wxは先進国が商売相手ですが、先進国の減速の影響は受けないのでしょうか。
→受けません。その理由は薬品業界というのは景気に関係ないからです。
Neco_Arc > 恐縮ながら、邱先生のWEBサイトを読んでの質問です。今後、銀行セクターは過剰流動性によって身動きが取れなくなるのでしょうか?
→中国の銀行セクターの後進性は邱先生がご指摘されている通りだと思います。ただ、一部変わってきている部分もあるのです。例えばクレジット・カードの普及などについては良く観察してゆく必要があります。なぜなら今の時代、欧米などの先進国で消費者に対して銀行がローンを提供するということは、つまりクレジット・カード・ローンを提供することに他ならないからです。クレジット・カードというのは過去の個々人の信用データなどに大きく依存する商品です。「テクノロジーへの依存度が高い」と言い換えることも出来るでしょう。従って、これは今の中国の銀行界が一番やらなければいけない部分なのです。中国の銀行はご承知のように事業会社に対する貸付ばかりやって、消費者バンキングが弱いです。これが「不動産投機を抑えるために」などの理由でローンの総量規制などが出るととたんに業績見通しが急変する理由なのです。消費者への貸付を増やすということは銀行がコンピューターやストレージなどのテクノロジーへの出費を増やすことを意味します。そういう意味ではロングトップ(LFT)などは恩恵を蒙る立場にあるでしょうね。
Shigechan > サイクルということで言えばコンドラチェフの波についてはどう思いますか?
→僕自身はコンドラチェフのサイクルを投資判断に援用していませんけど、彼の研究は素晴らしいし、物事の捉え方、世界観という面ではサイクルを理解することは投資の第一歩です。とりわけ、所謂、バリュー投資をやる人は必ずサイクルの事を頭の隅に入れながら投資してください。
→受けません。その理由は薬品業界というのは景気に関係ないからです。
Neco_Arc > 恐縮ながら、邱先生のWEBサイトを読んでの質問です。今後、銀行セクターは過剰流動性によって身動きが取れなくなるのでしょうか?
→中国の銀行セクターの後進性は邱先生がご指摘されている通りだと思います。ただ、一部変わってきている部分もあるのです。例えばクレジット・カードの普及などについては良く観察してゆく必要があります。なぜなら今の時代、欧米などの先進国で消費者に対して銀行がローンを提供するということは、つまりクレジット・カード・ローンを提供することに他ならないからです。クレジット・カードというのは過去の個々人の信用データなどに大きく依存する商品です。「テクノロジーへの依存度が高い」と言い換えることも出来るでしょう。従って、これは今の中国の銀行界が一番やらなければいけない部分なのです。中国の銀行はご承知のように事業会社に対する貸付ばかりやって、消費者バンキングが弱いです。これが「不動産投機を抑えるために」などの理由でローンの総量規制などが出るととたんに業績見通しが急変する理由なのです。消費者への貸付を増やすということは銀行がコンピューターやストレージなどのテクノロジーへの出費を増やすことを意味します。そういう意味ではロングトップ(LFT)などは恩恵を蒙る立場にあるでしょうね。
Shigechan > サイクルということで言えばコンドラチェフの波についてはどう思いますか?
→僕自身はコンドラチェフのサイクルを投資判断に援用していませんけど、彼の研究は素晴らしいし、物事の捉え方、世界観という面ではサイクルを理解することは投資の第一歩です。とりわけ、所謂、バリュー投資をやる人は必ずサイクルの事を頭の隅に入れながら投資してください。
[ 21:01 ]
[ コミュニティー連絡事項 ]
カメハメ仙人 > コリレーションによるNCTYの連動性はどうのように捕らえれば宜しいでしょうか
→NCTYは先進国の特定のセクターに連動しているとか、そういう事は無いと思います。次の決算発表日は2月21日です。多分、投資家は大雪によるインターネット・カフェへの客足の遠のきの要因を心配していると思います。(これは他のネトゲ株もおなじ。)
kinzou : 肥料価格(燐安価格など)が高騰していますが、やはり今後下がるのでしょうか?
→昨日のブンゲ社(BG)の決算カンファレンス・コールの中で肥料などのコストが急騰していて農家が苦しんでいるというコメントがありました。勿論、今、農産物は価格が上昇してウハウハなわけですけど、その中にあってもやはり余りに非常識な値上げとかは後々で禍根が残る気がします。
ponda > 農業関連セクターはどうでしょうか?
→農業関連については景気の影響を全然受けませんから強気です。また、「BRICsの水問題」などの構造的な要因が安定的な供給増加を阻むファクターになっています。ですから水に恵まれたブラジルのような国は中・長期に渡ってもどんどん農産物の輸出を増やせると考えています。
プゾー > CTCMのカザフのテレビ局買収について
→よくモニターされていますね(笑)。そのニュースは僕も見ました。少し調べる時間を下さい。ドタ勘としては良い買収だと思います。
mm > モノラインの格付け引き下げはBRICsにどう影響するでしょうか
→当然、これで先進国の相場がかく乱されればBRICsのマーケットも荒れるでしょう。ただモノラインの問題に限らず、今のサブプライム関連問題の解決を図るには金利は下がってくるしか途はありません。金利が下がるということはBRICsには二重、三重の意味でプラスなんです。それは1.株価評価が配当利回りモデルなど理論的に見た場合、底上げになる、という至極当然な議論に加えて、2.先進国と新興国間での金利のディファレンシャルが増大するため、より有利な利回りを求める金が新興国へ向かう、3.さらに利下げがインフレを助長するということを懸念する人にとってみればインフレになればBRICsの方が先進国より有利、、、などの理由です。
Ron > ロシアのノリリスクニッケルは、いかがでしょうか?
→今日の話はインダストリアル・コモディティーは気をつける必要があるという主旨ですから、当然、このへんも出来れば避けたいです。
naomitin > 中国不動産はどうでしょうか?
→今の引締め政策が一段落したら、どこかで猛烈に上昇するでしょうね。
にんにん > 資源の消費量が減るということは,たとえば資源輸出で稼ぐロシア経済にとって痛手となる可能性はありませんか?
→そうです。
dokidoki > エタノールは資源、素材に入らないのでしょうか?
→入りますけど最終消費者は工業ではなく、一般消費者です。その意味では今日の話(主に工業における過剰設備の話)とは少しズレると思います。
PTraveler > 環境関連は消費循環ですか、安定ですか?
→極めて新しいセクターなので分類しにくいですね。
Gakkun > ECBは利下げ対し後手をふんでませんか
→そうだと思います。ドットコム・バブルが弾けたときもEUは「あれはアメリカの問題であり、欧州の受けるダメージは軽微だ」とし、利下げが遅れました。でも結果的には欧州の景気も踏んだり蹴ったりでした。更に悪いことにリカバリーは米国よりも遥かに遅れました。ECBは今回も前回と全く同じ過ちを犯しています。
→NCTYは先進国の特定のセクターに連動しているとか、そういう事は無いと思います。次の決算発表日は2月21日です。多分、投資家は大雪によるインターネット・カフェへの客足の遠のきの要因を心配していると思います。(これは他のネトゲ株もおなじ。)
kinzou : 肥料価格(燐安価格など)が高騰していますが、やはり今後下がるのでしょうか?
→昨日のブンゲ社(BG)の決算カンファレンス・コールの中で肥料などのコストが急騰していて農家が苦しんでいるというコメントがありました。勿論、今、農産物は価格が上昇してウハウハなわけですけど、その中にあってもやはり余りに非常識な値上げとかは後々で禍根が残る気がします。
ponda > 農業関連セクターはどうでしょうか?
→農業関連については景気の影響を全然受けませんから強気です。また、「BRICsの水問題」などの構造的な要因が安定的な供給増加を阻むファクターになっています。ですから水に恵まれたブラジルのような国は中・長期に渡ってもどんどん農産物の輸出を増やせると考えています。
プゾー > CTCMのカザフのテレビ局買収について
→よくモニターされていますね(笑)。そのニュースは僕も見ました。少し調べる時間を下さい。ドタ勘としては良い買収だと思います。
mm > モノラインの格付け引き下げはBRICsにどう影響するでしょうか
→当然、これで先進国の相場がかく乱されればBRICsのマーケットも荒れるでしょう。ただモノラインの問題に限らず、今のサブプライム関連問題の解決を図るには金利は下がってくるしか途はありません。金利が下がるということはBRICsには二重、三重の意味でプラスなんです。それは1.株価評価が配当利回りモデルなど理論的に見た場合、底上げになる、という至極当然な議論に加えて、2.先進国と新興国間での金利のディファレンシャルが増大するため、より有利な利回りを求める金が新興国へ向かう、3.さらに利下げがインフレを助長するということを懸念する人にとってみればインフレになればBRICsの方が先進国より有利、、、などの理由です。
Ron > ロシアのノリリスクニッケルは、いかがでしょうか?
→今日の話はインダストリアル・コモディティーは気をつける必要があるという主旨ですから、当然、このへんも出来れば避けたいです。
naomitin > 中国不動産はどうでしょうか?
→今の引締め政策が一段落したら、どこかで猛烈に上昇するでしょうね。
にんにん > 資源の消費量が減るということは,たとえば資源輸出で稼ぐロシア経済にとって痛手となる可能性はありませんか?
→そうです。
dokidoki > エタノールは資源、素材に入らないのでしょうか?
→入りますけど最終消費者は工業ではなく、一般消費者です。その意味では今日の話(主に工業における過剰設備の話)とは少しズレると思います。
PTraveler > 環境関連は消費循環ですか、安定ですか?
→極めて新しいセクターなので分類しにくいですね。
Gakkun > ECBは利下げ対し後手をふんでませんか
→そうだと思います。ドットコム・バブルが弾けたときもEUは「あれはアメリカの問題であり、欧州の受けるダメージは軽微だ」とし、利下げが遅れました。でも結果的には欧州の景気も踏んだり蹴ったりでした。更に悪いことにリカバリーは米国よりも遥かに遅れました。ECBは今回も前回と全く同じ過ちを犯しています。
[ 20:45 ]
[ コミュニティー連絡事項 ]
jgjj > GOLD相場はどうでしょう
→基本、上を見ています。このところは南アの鉱山の停電による操業停止など、強気材料が多かったので若干、利食い売りが出るかと思いますけど、その後はまた上でしょう。ECBが利下げに転じたら、ゴールドへ資金が集中すると思います。
meatsource > WXウーシーはハイテク株?それとも医療?
→ヘルスケア株と捉えるべきでしょうね。収益の構造としてはITアウトソーシングなどの業態に似ている面もあります。将来の業績は極めて読みやすく、景気に左右されません。但し同社の提供するサービスの評判の面で傷がついたら致命的でしょうね。
jackey > 例によってですが、ULTRはまだコア銘柄でいいのでしょうか?少々不安があります。
→株価が下がっていて、迷惑がかかったら御免なさい。僕はまだ一株も売っていませんし、当分、売る心算はありません。バージのビジネスはバラ積み船のビジネスのようにスポットの市況に影響される商売ではありません。
jumpingcatch > WBDはもう駄目ですか?
→そんなことは無いと思います。ロシアの食品、消費関連のセクターはまたM&Aが盛り上がりそうな気配です。WBDは去年株価が噴いたので、ちょっと一休み欲しい局面でしたが、日柄を入れればストーリーの基本は変わっていません。
wada : ADRはどこまでNYに連動するのですか?
→下がるときは米国の大型株が1下がれば、1.5~2くらい平気で下がります。但し、逆も真なりです。
kdkrstsh1210 > 中国株はオリンピックが近いと上がりますか?
→単純にオリンピック前は高いと考えて良いのでは?。こういうイベントの前では斜に構えた投資家が人々を不安にするようなコメントを必ず出し、相場が足踏みするものなのです。「2000年問題」の時も2000年を前にして懐疑論が一時噴出し、所謂「2000年関連銘柄」が下落する局面というのがありました。でもその後、はやりそれらの銘柄は相場になりました。大事なことは今の中国株の大半はバリュエーション(株価評価)面からは決して高くないという事だと思います。
→基本、上を見ています。このところは南アの鉱山の停電による操業停止など、強気材料が多かったので若干、利食い売りが出るかと思いますけど、その後はまた上でしょう。ECBが利下げに転じたら、ゴールドへ資金が集中すると思います。
meatsource > WXウーシーはハイテク株?それとも医療?
→ヘルスケア株と捉えるべきでしょうね。収益の構造としてはITアウトソーシングなどの業態に似ている面もあります。将来の業績は極めて読みやすく、景気に左右されません。但し同社の提供するサービスの評判の面で傷がついたら致命的でしょうね。
jackey > 例によってですが、ULTRはまだコア銘柄でいいのでしょうか?少々不安があります。
→株価が下がっていて、迷惑がかかったら御免なさい。僕はまだ一株も売っていませんし、当分、売る心算はありません。バージのビジネスはバラ積み船のビジネスのようにスポットの市況に影響される商売ではありません。
jumpingcatch > WBDはもう駄目ですか?
→そんなことは無いと思います。ロシアの食品、消費関連のセクターはまたM&Aが盛り上がりそうな気配です。WBDは去年株価が噴いたので、ちょっと一休み欲しい局面でしたが、日柄を入れればストーリーの基本は変わっていません。
wada : ADRはどこまでNYに連動するのですか?
→下がるときは米国の大型株が1下がれば、1.5~2くらい平気で下がります。但し、逆も真なりです。
kdkrstsh1210 > 中国株はオリンピックが近いと上がりますか?
→単純にオリンピック前は高いと考えて良いのでは?。こういうイベントの前では斜に構えた投資家が人々を不安にするようなコメントを必ず出し、相場が足踏みするものなのです。「2000年問題」の時も2000年を前にして懐疑論が一時噴出し、所謂「2000年関連銘柄」が下落する局面というのがありました。でもその後、はやりそれらの銘柄は相場になりました。大事なことは今の中国株の大半はバリュエーション(株価評価)面からは決して高くないという事だと思います。
2008/02/07のBlog
[ 13:37 ]
[ コミュニティー連絡事項 ]
river > agriaにDavid Pasqualeが来たことの意味は何ですか?
→彼はIR(インベスター・リレーションズ)のマネージャーになるのだと思います。NYベースですからアメリカの投資家へのサービスの強化ということを狙っているのでしょう。
AXEL > WXもヘルスケアですけど、外国頼みですよね?MRと同じと考えてよいですか?
→そうです。但し欧米の製薬会社の業績は景気には無関係ですから今回のアメリカの景気後退の影響は一切受けないはずです。
Muu-san > GROガンガン落ちてるけどコメントいただけますか?
→株価が下がって迷惑がかかったようでしたら御免なさい。業績については特に会社側からは何もコメントはありません。風の噂で伝え聞くところによるとトウモロコシの種子のビジネスが若干軟調という風な説もあります。(僕は確認が取れていません。)加えて先週のバロンズに中国の会社が比較的財務など内部管理が弱いという内容の記事が出ていて、そこに他の多くの銘柄に混じってアグリアも掲げられていました。しかし記事をよく読んでみるとそれは売り出し目論見書に書かれているリスク・ファクターをそのまま転記しただけのことであり、とりわけこの記者(レスリー・ノートン=いつもトンチンカンな記事ばかり書いている、極めて当てにならない記者)が自分で取材して突き止めた内容ではないと思います。むしろ僕が一番心配しているのは昨今の中国の悪天候がアグリアの種子の生産や農家の次の作付けシーズンにどういう影響を与えるのかと言う問題です。
→彼はIR(インベスター・リレーションズ)のマネージャーになるのだと思います。NYベースですからアメリカの投資家へのサービスの強化ということを狙っているのでしょう。
AXEL > WXもヘルスケアですけど、外国頼みですよね?MRと同じと考えてよいですか?
→そうです。但し欧米の製薬会社の業績は景気には無関係ですから今回のアメリカの景気後退の影響は一切受けないはずです。
Muu-san > GROガンガン落ちてるけどコメントいただけますか?
→株価が下がって迷惑がかかったようでしたら御免なさい。業績については特に会社側からは何もコメントはありません。風の噂で伝え聞くところによるとトウモロコシの種子のビジネスが若干軟調という風な説もあります。(僕は確認が取れていません。)加えて先週のバロンズに中国の会社が比較的財務など内部管理が弱いという内容の記事が出ていて、そこに他の多くの銘柄に混じってアグリアも掲げられていました。しかし記事をよく読んでみるとそれは売り出し目論見書に書かれているリスク・ファクターをそのまま転記しただけのことであり、とりわけこの記者(レスリー・ノートン=いつもトンチンカンな記事ばかり書いている、極めて当てにならない記者)が自分で取材して突き止めた内容ではないと思います。むしろ僕が一番心配しているのは昨今の中国の悪天候がアグリアの種子の生産や農家の次の作付けシーズンにどういう影響を与えるのかと言う問題です。
[ 13:13 ]
[ コミュニティー連絡事項 ]
しんちゃお > 船ってキャンセルできるの?
→表向きには「キャンセルできない」とか何とか主張していますけど、実際は不況になればどんどんキャンセルされます。飛行機だって同じです。まあ、キャンセルという表現じゃなくて、「ディファーラル(先延ばし)」なんて上品な表現になりますけど。
Shigechan > バルティック指数が下向きということは市場全体が弱気になっていく中で株だけは上昇するものなんですか?
→バルチック・ドライ指数は主に鉄鉱石や穀物や石炭やH型鋼などを運搬するのに使います。でもそれが経済の全てか?と言えば、そうではありません。例えばハイテクとバルチック・ドライには何の関係もないし、ヘルスケアやエンターテイメントもBDIとは無縁です。だからBDI指数が下がったからと言って「買える株が無くなる」と思わないで下さい。
あい > 中国の石油消費量の伸びしろがあるって事なんじゃないの?
→逆の見方をすれば正しくそういう事です。長期で見れば石油の消費量の伸びる余地は大きいです。
yamasan > (質問)不動産株はクワドラントで分類すると、どこに位置するのですか
→僕のデータには含まれて居ません。なお、この分類は実際の過去のパフォーマンスを元に割り振りしました。不動産はどちらかと言えば金利敏感ですから、金利が安いときの方がパフォーマンスは良いと思います(つまり左)。景気の強い、弱いとの関係は実証データが無いのでよくわかりません。
JetStream > ガスと電力は、エネルギーじゃなくて、公共でいいんですよね。初歩的な質問ですみません
→そうです。但し、国によっては電力会社にどんどん儲けて良いような仕組み(電力料金の設定の仕方などの点で)になっている国があり、そういうところは先進国の公共株(通常、一定の利益率(RATE OF RETURN)に縛られているケースが多い)のようなディフェンシブな性格を持っていない場合があるので注意してください。(→例:中国)
→表向きには「キャンセルできない」とか何とか主張していますけど、実際は不況になればどんどんキャンセルされます。飛行機だって同じです。まあ、キャンセルという表現じゃなくて、「ディファーラル(先延ばし)」なんて上品な表現になりますけど。
Shigechan > バルティック指数が下向きということは市場全体が弱気になっていく中で株だけは上昇するものなんですか?
→バルチック・ドライ指数は主に鉄鉱石や穀物や石炭やH型鋼などを運搬するのに使います。でもそれが経済の全てか?と言えば、そうではありません。例えばハイテクとバルチック・ドライには何の関係もないし、ヘルスケアやエンターテイメントもBDIとは無縁です。だからBDI指数が下がったからと言って「買える株が無くなる」と思わないで下さい。
あい > 中国の石油消費量の伸びしろがあるって事なんじゃないの?
→逆の見方をすれば正しくそういう事です。長期で見れば石油の消費量の伸びる余地は大きいです。
yamasan > (質問)不動産株はクワドラントで分類すると、どこに位置するのですか
→僕のデータには含まれて居ません。なお、この分類は実際の過去のパフォーマンスを元に割り振りしました。不動産はどちらかと言えば金利敏感ですから、金利が安いときの方がパフォーマンスは良いと思います(つまり左)。景気の強い、弱いとの関係は実証データが無いのでよくわかりません。
JetStream > ガスと電力は、エネルギーじゃなくて、公共でいいんですよね。初歩的な質問ですみません
→そうです。但し、国によっては電力会社にどんどん儲けて良いような仕組み(電力料金の設定の仕方などの点で)になっている国があり、そういうところは先進国の公共株(通常、一定の利益率(RATE OF RETURN)に縛られているケースが多い)のようなディフェンシブな性格を持っていない場合があるので注意してください。(→例:中国)
[ 12:29 ]
[ コミュニティー連絡事項 ]
Shigechan > お金は一応ジャブジャブということですが、リスク回避の姿勢はいつになったらやみますか?
→僕にもわかりません。マーケットが急落した後というのは市場のボラティリティーが高い場合が多いですから、臆病なお金は出動しにくいですね。でも暫くすると落ち着いてきますから、ボラティリティーが下がればリスクに敏感なお金でも少しずつ戻ってくると思います。
TCP > BRICsの素材、市況株が暴落した場合、その他の株も合わせて暴落しませんか?
→これは大変良い質問だと思います。やはりある程度道連れにされることは覚悟すべきだと思います。ただ中期で見ればちゃんと良いものは騰がり、悪いものは下がると思います。
kenrei > ブラジル、ロシアは、資源が下げても内需好調維持可能?
→これもたいへん的を得たご質問ですね。僕の考えではブラジル、ロシアの通貨が確りで、なおかつ金利が余り高くなければ消費などの内需関連はOKだと思います。
→僕にもわかりません。マーケットが急落した後というのは市場のボラティリティーが高い場合が多いですから、臆病なお金は出動しにくいですね。でも暫くすると落ち着いてきますから、ボラティリティーが下がればリスクに敏感なお金でも少しずつ戻ってくると思います。
TCP > BRICsの素材、市況株が暴落した場合、その他の株も合わせて暴落しませんか?
→これは大変良い質問だと思います。やはりある程度道連れにされることは覚悟すべきだと思います。ただ中期で見ればちゃんと良いものは騰がり、悪いものは下がると思います。
kenrei > ブラジル、ロシアは、資源が下げても内需好調維持可能?
→これもたいへん的を得たご質問ですね。僕の考えではブラジル、ロシアの通貨が確りで、なおかつ金利が余り高くなければ消費などの内需関連はOKだと思います。
2008/02/05のBlog
[ 07:39 ]
[ 中国株 ]
ソーフー(SOHU)が第4四半期決算を発表しています。
売上高:6530万ドル(予想5650万ドル)
EPS:39セント(予想31セント)
2008年第1四半期ガイダンス(上方修正アリ)
売上高:新6650万ドル(予想5900万ドル)
EPS:34~37セント(予想32セント)
決算が良かった最大の理由はMMOPRGの『TLBB』が絶好調だった事によります。加えてブランド・アド部門も売上高3220万ドル(+46%)とガイダンスの上限を上回っています。北京オリンピックの公式スポンサーの立場からブランド・アドの営業は順調に展開している模様。
カンファレンス・コールの要点:
1. 『TLBB』の成功はソーフーがゲーム・ポータル・サイト、『17173』を傘下に入れていることがシナジー効果を生んでいる。『TLBB』の顧客はソーフー・パスポートの口座も使用できるため、『TLBB』の顧客がソーフーの他のサイトを利用するケースも多い。
2.このところの豪雪のオンライン・ゲームに対する影響は▼5%程度の影響だった。第1四半期のガイダンスは既にこのネガティブ・インパクトを含んでいる。
3.『17173』の広告収入は各オンライン・ゲーム会社がアグレッシブにマーケティングを増やしたため、+130%と好調だった。
4.オリンピック関連の広告キャンペーンを展開したい顧客は既に予算をどんどん増額している。
5.ソーフーはオリンピックのトーチ・ラリー(ヒマラヤの頂上を経由)に合わせてイベントを計画している。
6.不動産広告は07年はイマイチだったが08年は好調だと見ている。
7.『TLBB』のユーザー当たり単価は現在147人民元。ソーフーの予想では170人民元まで単価の上昇は可能。
売上高:6530万ドル(予想5650万ドル)
EPS:39セント(予想31セント)
2008年第1四半期ガイダンス(上方修正アリ)
売上高:新6650万ドル(予想5900万ドル)
EPS:34~37セント(予想32セント)
決算が良かった最大の理由はMMOPRGの『TLBB』が絶好調だった事によります。加えてブランド・アド部門も売上高3220万ドル(+46%)とガイダンスの上限を上回っています。北京オリンピックの公式スポンサーの立場からブランド・アドの営業は順調に展開している模様。
カンファレンス・コールの要点:
1. 『TLBB』の成功はソーフーがゲーム・ポータル・サイト、『17173』を傘下に入れていることがシナジー効果を生んでいる。『TLBB』の顧客はソーフー・パスポートの口座も使用できるため、『TLBB』の顧客がソーフーの他のサイトを利用するケースも多い。
2.このところの豪雪のオンライン・ゲームに対する影響は▼5%程度の影響だった。第1四半期のガイダンスは既にこのネガティブ・インパクトを含んでいる。
3.『17173』の広告収入は各オンライン・ゲーム会社がアグレッシブにマーケティングを増やしたため、+130%と好調だった。
4.オリンピック関連の広告キャンペーンを展開したい顧客は既に予算をどんどん増額している。
5.ソーフーはオリンピックのトーチ・ラリー(ヒマラヤの頂上を経由)に合わせてイベントを計画している。
6.不動産広告は07年はイマイチだったが08年は好調だと見ている。
7.『TLBB』のユーザー当たり単価は現在147人民元。ソーフーの予想では170人民元まで単価の上昇は可能。