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2008/02/19のBlog
[ 01:56 ]
[ 資源 ]
大手製鉄会社と鉄鉱石のサプライヤーとの間で行われていた今年の鉄鉱石供給契約交渉が妥結しました。新しい値決め価格は前年比+65%と過去2番目に高い上昇幅でした。
2005年 +71.5%
2006年 +19.0%
2007年 +9.5%
2008年 +65.0%
今回の交渉に先立ってBHPビリトンはリオチントに対して、CVRDはエクストラタに対して買収提案を出しており、鉄鉱石のサプライヤーの寡占はどんどん強まる様相を呈しています。この強迫的なムードの中で交渉が進められたわけですから、どうしても鉄鋼メーカーの方が立場が弱いです。2005年のときと同じように比較的「組みやすい」と思われた日本や韓国のメーカーとの交渉が先に妥結し、タフ・ネゴシエーターである中国が後回しにされている点も興味深いです。
今回の妥結内容は当然、鉄鉱石サプライヤー側の完全勝利であり、鉄鋼メーカーにとっては踏んだり蹴ったりの内容ですけど、株価の動きとしては逆に鉄鋼メーカーの株価は確りで、鉄鉱石サプライヤーの株価は軟調でした。これは鉄鋼メーカーの場合、危惧された悪材料が出尽くしたことに対する「ヤレヤレ」の買い、逆に鉄鉱石サプライヤーの方については好材料の出尽くしという理解で良いのではないでしょうか?。
2005年 +71.5%
2006年 +19.0%
2007年 +9.5%
2008年 +65.0%
今回の交渉に先立ってBHPビリトンはリオチントに対して、CVRDはエクストラタに対して買収提案を出しており、鉄鉱石のサプライヤーの寡占はどんどん強まる様相を呈しています。この強迫的なムードの中で交渉が進められたわけですから、どうしても鉄鋼メーカーの方が立場が弱いです。2005年のときと同じように比較的「組みやすい」と思われた日本や韓国のメーカーとの交渉が先に妥結し、タフ・ネゴシエーターである中国が後回しにされている点も興味深いです。
今回の妥結内容は当然、鉄鉱石サプライヤー側の完全勝利であり、鉄鋼メーカーにとっては踏んだり蹴ったりの内容ですけど、株価の動きとしては逆に鉄鋼メーカーの株価は確りで、鉄鉱石サプライヤーの株価は軟調でした。これは鉄鋼メーカーの場合、危惧された悪材料が出尽くしたことに対する「ヤレヤレ」の買い、逆に鉄鉱石サプライヤーの方については好材料の出尽くしという理解で良いのではないでしょうか?。
2008/02/16のBlog
[ 20:38 ]
[ 中国株 ]
イン・リー(YGE)が第4四半期決算を発表しています。
売上高: 1.992億ドル (コンセンサス1.82億ドル)
EPS: 17セント (コンセンサス19セント) = 但し、為替差損、税率が当初ガイダンスより多かった分を修正したEPSは22セント。
ガイダンス
08年通年売上高:9.69~10,2億ドル、予想9.2億ドル。
* * *
EPSの見かけ上の数字が低かったのは中国政府の法人税率変更に伴う一時的な税率のジャンプが含まれている。これを除けばポジティブ・サプライズだった。
今期の出荷は50.5メガワッツ、3Q07は45.5メガワッツだった。今期のASP(平均販売単価)は$3.86、3Q07は$3.70だった。
今期のグロスマージンは24.7%、3Q07は23.7%だった。
今年のポリシリコン消費予想の70%が既に手当て済み。
出荷先: スペイン50%、その他欧州20%、その他地域30%。
180マイクロン・ウエハーへの以降は2月から漸次実施。(それまでは200マイクロン)。
* * *
無難な内容だと思います。ポリシリコンの供給確保などの点で今期は大幅な進歩が見られました。金曜日に株価が▼12%下げたのは税率、為替差損のファクターを考慮しなかったオッチョコチョイな投資家の狼狽売り。買いチャンスだと思います。
売上高: 1.992億ドル (コンセンサス1.82億ドル)
EPS: 17セント (コンセンサス19セント) = 但し、為替差損、税率が当初ガイダンスより多かった分を修正したEPSは22セント。
ガイダンス
08年通年売上高:9.69~10,2億ドル、予想9.2億ドル。
* * *
EPSの見かけ上の数字が低かったのは中国政府の法人税率変更に伴う一時的な税率のジャンプが含まれている。これを除けばポジティブ・サプライズだった。
今期の出荷は50.5メガワッツ、3Q07は45.5メガワッツだった。今期のASP(平均販売単価)は$3.86、3Q07は$3.70だった。
今期のグロスマージンは24.7%、3Q07は23.7%だった。
今年のポリシリコン消費予想の70%が既に手当て済み。
出荷先: スペイン50%、その他欧州20%、その他地域30%。
180マイクロン・ウエハーへの以降は2月から漸次実施。(それまでは200マイクロン)。
* * *
無難な内容だと思います。ポリシリコンの供給確保などの点で今期は大幅な進歩が見られました。金曜日に株価が▼12%下げたのは税率、為替差損のファクターを考慮しなかったオッチョコチョイな投資家の狼狽売り。買いチャンスだと思います。
[ 10:53 ]
[ グローバライゼーション ]
バブルが弾けて以降の日本の商品やサービスというのは、残念ながら海外ではひところの神通力を失ってしまった感が否めません。
でもそんな中で圧倒的に支持されているものもあるんです。それはマンガであり、ゲームであり、雑貨であったりするわけです。それらの商品の多くは僕が「3つのヲ」と呼んでいる、Otaku、Okama、Ochikobore達によって創造されている場合が多いと思うのです。彼らは新しい時代の寵児であり、これからも世界的にみても競争力のあるモノをどんどん生み出せるでしょう。
日本の知的エリートがぜんぜん国際社会で勝負出来ていないのに(例:銀行業)、彼らは何故、成功しているのか?
僕はその鍵はEmotional Valueにあると思うんです。つまり彼らはEV値の極めて高い商品を創造する能力に長けている、、、だからこそそれが世界でウケているわけです。
これは(僕を含めて)所謂、「勝ち組」などとヨイショされてきた薄っぺらな日本のエリートにとっては正視に堪えない苦々しい現実ではないでしょうか?。
でもそんな中で圧倒的に支持されているものもあるんです。それはマンガであり、ゲームであり、雑貨であったりするわけです。それらの商品の多くは僕が「3つのヲ」と呼んでいる、Otaku、Okama、Ochikobore達によって創造されている場合が多いと思うのです。彼らは新しい時代の寵児であり、これからも世界的にみても競争力のあるモノをどんどん生み出せるでしょう。
日本の知的エリートがぜんぜん国際社会で勝負出来ていないのに(例:銀行業)、彼らは何故、成功しているのか?
僕はその鍵はEmotional Valueにあると思うんです。つまり彼らはEV値の極めて高い商品を創造する能力に長けている、、、だからこそそれが世界でウケているわけです。
これは(僕を含めて)所謂、「勝ち組」などとヨイショされてきた薄っぺらな日本のエリートにとっては正視に堪えない苦々しい現実ではないでしょうか?。
[ 10:16 ]
[ グローバライゼーション ]
表現者の時代はもう既に我々の身の回りで怒涛のように展開しています。
表現者の時代における成功者を測る尺度はEmotional Value(情緒価値)だと思います。
そう言ってもピンと来ない人が多いでしょうから、実例で示します。例えば僕の考える、Emotional Value値の高い商品は次のようなものです:
iPod
Wii
Mini(BMW)
Four Seasons Hotels
Virgin Atlantic
つまり或る商品を持つことの満足度はマイクロプロセッサーのクロック・スピードやエンジンの馬力やホテルの部屋の広さなどの従来の尺度だけではもはや把握しきれないのです。
若しクロック・スピードや搭載機能だけが問題なのであればデル・コンピューター(いまアメリカで一番安物になりつつある)とアップルのマックとの価格差はどう説明すれば良いのでしょうか?。
エモーショナルな商品というのは、情緒に流されてしまうので「エモーショナル=中身が無い」という考え方は間違っていると僕は思います。
ちゃんとしたクルマ、ちゃんとしたパソコンが作れるのは当たり前。これは当然、クリアしなければいけないハードルです。でもちゃんとしたパソコンだから売れるか?と言えば、世の中、そんなに甘くは無い。政治家も一緒です。ちゃんとした統治力があるだけではこれからの政治家は駄目だと僕は思う。
また、ユーザーが創るコンテンツも当然のこととしてEmotional Value値は高いです:
Facebook
Wikipedia
Blogs
Flickr
Youtube
ケータイ小説
などはいずれもEV値の高いサービスです。
表現者の時代における成功者を測る尺度はEmotional Value(情緒価値)だと思います。
そう言ってもピンと来ない人が多いでしょうから、実例で示します。例えば僕の考える、Emotional Value値の高い商品は次のようなものです:
iPod
Wii
Mini(BMW)
Four Seasons Hotels
Virgin Atlantic
つまり或る商品を持つことの満足度はマイクロプロセッサーのクロック・スピードやエンジンの馬力やホテルの部屋の広さなどの従来の尺度だけではもはや把握しきれないのです。
若しクロック・スピードや搭載機能だけが問題なのであればデル・コンピューター(いまアメリカで一番安物になりつつある)とアップルのマックとの価格差はどう説明すれば良いのでしょうか?。
エモーショナルな商品というのは、情緒に流されてしまうので「エモーショナル=中身が無い」という考え方は間違っていると僕は思います。
ちゃんとしたクルマ、ちゃんとしたパソコンが作れるのは当たり前。これは当然、クリアしなければいけないハードルです。でもちゃんとしたパソコンだから売れるか?と言えば、世の中、そんなに甘くは無い。政治家も一緒です。ちゃんとした統治力があるだけではこれからの政治家は駄目だと僕は思う。
また、ユーザーが創るコンテンツも当然のこととしてEmotional Value値は高いです:
Wikipedia
Blogs
Flickr
Youtube
ケータイ小説
などはいずれもEV値の高いサービスです。
2008/02/15のBlog
[ 11:42 ]
[ ゴールド ]
先日『新興国リアルタイム・ネット勉強会』で素材の話をした際に皆さんから「ゴールドは大丈夫なの?」というご質問を頂きました。
(なるほど、まぎらわしかったかな?)
そう思ったのでゴールドのアウトルックに関して特別に記事をアップしておきましたのでご興味のある方は読んでみて下さい。
繰り返しになりますけど僕はゴールドに関しては強気です。
それから金価格そのもの(=例えばETFのGLD)と金鉱株のどちらがお買い得か?という問題に関しては今めずらしいアービトラージの機会が至現している気がします。具体的には金価格の水準に比べて一部金鉱株がメチャクチャ割安になっているということです。なのでこの場面はETFではなく、割安放置されている一部の金鉱株を中心に攻めたいと考えています。
(なるほど、まぎらわしかったかな?)
そう思ったのでゴールドのアウトルックに関して特別に記事をアップしておきましたのでご興味のある方は読んでみて下さい。
繰り返しになりますけど僕はゴールドに関しては強気です。
それから金価格そのもの(=例えばETFのGLD)と金鉱株のどちらがお買い得か?という問題に関しては今めずらしいアービトラージの機会が至現している気がします。具体的には金価格の水準に比べて一部金鉱株がメチャクチャ割安になっているということです。なのでこの場面はETFではなく、割安放置されている一部の金鉱株を中心に攻めたいと考えています。
[ 08:17 ]
[ グローバライゼーション ]
ジョブスやオバマや小泉前首相などに共通する点はいずれも極めて優秀なオーレーター(話し手=表現者)であるという点ではないでしょうか?。
聞き手と瞬時にこころがつながる、、、そういう能力が今の時代はとても要求されている気がします。
これは何もスピーチに限らず、あらゆる生活の場面で既に起こり始めていることです。YoutubeなどのWeb2.0のツールはそういう表現者の時代にターボ・チャージをかける道具であるという風にも考えられると思うのです。
われわれがどんなに頑張っても例えば三桁×三桁の暗算が出来るインド人とかには勝てないと思うんです。
教育学のサー・ケン・ロビンソンが言うようにこれからの時代、「リテラシーも大事だけど、それよりクリエイティビティーの方が大事になる」という意味が最近、ようやくわかりはじめた気がします。
聞き手と瞬時にこころがつながる、、、そういう能力が今の時代はとても要求されている気がします。
これは何もスピーチに限らず、あらゆる生活の場面で既に起こり始めていることです。YoutubeなどのWeb2.0のツールはそういう表現者の時代にターボ・チャージをかける道具であるという風にも考えられると思うのです。
われわれがどんなに頑張っても例えば三桁×三桁の暗算が出来るインド人とかには勝てないと思うんです。
教育学のサー・ケン・ロビンソンが言うようにこれからの時代、「リテラシーも大事だけど、それよりクリエイティビティーの方が大事になる」という意味が最近、ようやくわかりはじめた気がします。
[ 07:58 ]
[ グローバライゼーション ]
こうしたコモディタイゼーションの流れに抗する、ひとつのやり方が、『金持ち父さん』のロバート・キヨサキの提唱した、「オーナーになる」という生き方です。つまり社員になるのではなく株主になれ、テナントになるのではなく、大家さんになれ、、、そういうビジネスのオーナーシップを通じて蓄財を実現してゆく生き方ですね。
しかしこの方法には根本的に間違っている点があります。それは「そうすれば皆がリッチになれる」というのは幻想に過ぎず、実際には「デマンド・カーヴの前半部分で乗った人=前期ベービー・ブーマー」は後から来る人が相場を押し上げてくれるのでそうやって蓄財出来るけど、後から来て高値を買わされる後期ベービー・ブーマーならびにベービー・バスト世代はこの方法ではリッチになれないという問題です。
最近、アメリカで起こっているサブプライム問題も、見方によってはこの「誰もがリッチに」という幻想を極限まで延長戦に持ち込もうとした咎めが出て、おかしなことになってしまったとも言えるわけです。
ナリッジ・ワーカーがどんどん「ただの労働者」に成り下がってゆく過程で、それではどんな人間が上に行けるのでしょうか?。
ダニエル・ピンクはこれからの時代はそういう雑多な情報をテキパキ加工、咀嚼した上で皆にわかりやすい形で再提示できるような人間がこれからは大事になるという意味のことを主張しています。そしてデザインとかストーリーとか同情するこころとか、そういう物が今後どんどん大切になってゆくと言っています。
そう考えてみれば、例えばアップルのスティーブ・ジョブスなんかはデザインやエモーショナルな商品を作ることにこだわっているし、前の日本の小泉首相なんかもわかりやすいひとこと(quip)で国民を納得させちゃうワザでは抜群でした。その意味では彼も「新人類」だったのかも知れない、、、。
しかしこの方法には根本的に間違っている点があります。それは「そうすれば皆がリッチになれる」というのは幻想に過ぎず、実際には「デマンド・カーヴの前半部分で乗った人=前期ベービー・ブーマー」は後から来る人が相場を押し上げてくれるのでそうやって蓄財出来るけど、後から来て高値を買わされる後期ベービー・ブーマーならびにベービー・バスト世代はこの方法ではリッチになれないという問題です。
最近、アメリカで起こっているサブプライム問題も、見方によってはこの「誰もがリッチに」という幻想を極限まで延長戦に持ち込もうとした咎めが出て、おかしなことになってしまったとも言えるわけです。
ナリッジ・ワーカーがどんどん「ただの労働者」に成り下がってゆく過程で、それではどんな人間が上に行けるのでしょうか?。
ダニエル・ピンクはこれからの時代はそういう雑多な情報をテキパキ加工、咀嚼した上で皆にわかりやすい形で再提示できるような人間がこれからは大事になるという意味のことを主張しています。そしてデザインとかストーリーとか同情するこころとか、そういう物が今後どんどん大切になってゆくと言っています。
そう考えてみれば、例えばアップルのスティーブ・ジョブスなんかはデザインやエモーショナルな商品を作ることにこだわっているし、前の日本の小泉首相なんかもわかりやすいひとこと(quip)で国民を納得させちゃうワザでは抜群でした。その意味では彼も「新人類」だったのかも知れない、、、。
[ 07:37 ]
[ グローバライゼーション ]
オバマ候補に批判的な人は「彼は聞き手を高揚させるようなメッセージだけを繰り返し、具体的な実績や経歴や政策の話には全然入って行かない」ことを指摘しています。その意味でオバマ候補の演説は主に聞き手の情緒に訴えるものであると言えるでしょう。
それでは何故オバマ候補のそういう掴みどころの無い、ムード重視の演説がこれほどまでにウケるのか?、、、
これは実は結構、根の深い問題だと僕は思うのです。
先ず第一に我々の生きる現代という社会はとても複雑だし、いろいろな利害が交錯しています。すると或るひとつの「正解」というものを提示しようと一生懸命努力してもどうしても一部の人間の気に入らない、或いは彼らを疎外してしまうような政策なり意見にならざるを得ないという事です。情報ひとつを例にとっても今はインターネットがあるので情報の収集のコストはガクンと下がっています。その分、相反するさまざまな情報がワンサと集まってしまって、それを咀嚼するちからの方が情報を丹念に集めるちからより重要になってくるわけです。すると全体を俯瞰して、大掴みに形勢を判断できる人間の方がコツコツ情報を集めて加工する人間より重宝されるようになるわけです。
別の言い方をすればそれは「知的労働者(ナリッジ・ワーカー)の時代」が曲がり角に差し掛かっていることを意味すると思うのです。もっと言えば1980年頃に日本がアメリカにどんどん鉄鋼を輸出したおかげで、クリーブランドとかベツレヘムの米国の製鉄所の従業員がどんどんレイオフされた、あの光景が今、弁護士や会計士や銀行マンやITスペシャリストなどの米国の知的労働者へも波及しているということです。これはナリッジ・ワーカーのコモディタイゼーションを意味します。そしてそういう仕事は海底ケーブルを通じて今、どんどんバンガロールに転出してしまっているのです。
日本の皆さんは多分知らないと思いますけど、つい先日までハリウッドの脚本家組合はストライキを敢行していました。『デスパレット・ハウスワイフ』などのテレビ・ドラマを制作している、創造的な仕事をしている筈の人達ですら、自動車工場の工員さんや鉄鋼メーカーの作業員さんと同じノリでピケを張っている光景、、、これには僕も深く考えさせられました。
その流れで言えば、例えば日本で今話題になっている「ハケン」さんですか?、これなんかもホワイトカラーの仕事のコモディタイゼーションのひとつの証のような気がするわけです。
それでは何故オバマ候補のそういう掴みどころの無い、ムード重視の演説がこれほどまでにウケるのか?、、、
これは実は結構、根の深い問題だと僕は思うのです。
先ず第一に我々の生きる現代という社会はとても複雑だし、いろいろな利害が交錯しています。すると或るひとつの「正解」というものを提示しようと一生懸命努力してもどうしても一部の人間の気に入らない、或いは彼らを疎外してしまうような政策なり意見にならざるを得ないという事です。情報ひとつを例にとっても今はインターネットがあるので情報の収集のコストはガクンと下がっています。その分、相反するさまざまな情報がワンサと集まってしまって、それを咀嚼するちからの方が情報を丹念に集めるちからより重要になってくるわけです。すると全体を俯瞰して、大掴みに形勢を判断できる人間の方がコツコツ情報を集めて加工する人間より重宝されるようになるわけです。
別の言い方をすればそれは「知的労働者(ナリッジ・ワーカー)の時代」が曲がり角に差し掛かっていることを意味すると思うのです。もっと言えば1980年頃に日本がアメリカにどんどん鉄鋼を輸出したおかげで、クリーブランドとかベツレヘムの米国の製鉄所の従業員がどんどんレイオフされた、あの光景が今、弁護士や会計士や銀行マンやITスペシャリストなどの米国の知的労働者へも波及しているということです。これはナリッジ・ワーカーのコモディタイゼーションを意味します。そしてそういう仕事は海底ケーブルを通じて今、どんどんバンガロールに転出してしまっているのです。
日本の皆さんは多分知らないと思いますけど、つい先日までハリウッドの脚本家組合はストライキを敢行していました。『デスパレット・ハウスワイフ』などのテレビ・ドラマを制作している、創造的な仕事をしている筈の人達ですら、自動車工場の工員さんや鉄鋼メーカーの作業員さんと同じノリでピケを張っている光景、、、これには僕も深く考えさせられました。
その流れで言えば、例えば日本で今話題になっている「ハケン」さんですか?、これなんかもホワイトカラーの仕事のコモディタイゼーションのひとつの証のような気がするわけです。
[ 07:18 ]
[ グローバライゼーション ]
では「具体的に何処にそのupheavalの証拠があるのだ?」と皆さん思うでしょうね。
そのひとつの例が民主党の大統領予備選挙です。皆さんもご承知のようにバラク・オバマ候補がいまとても勢いをつけはじめています。アメリカではヒラリー・クリントン候補は「ポリティシャン1.0」、バラク・オバマ候補は「ポリティシャン2.0」などと形容され、オバマ候補の新人類ぶりが若者や教養の高い層を中心に熱烈に支持されています。その一方でヒラリー・クリントン候補はベービー・ブーマー世代の既得権益の擁護者とみなされており、支持層を拡大できていません。
こうした違いは例えば両候補の支持者の選挙活動の展開方法にも如実に現れています。オバマ候補を支持するミュージシャンや俳優たちはオバマ候補の演説をリミックスしたミュージック・ビデオを作って支持を表明しています。これをYoutubeでガンガン流されたら、どんなにテレビ広告のスポットを流しても焼け石に水でしょうね。
これまで政治に余り関心の無かった若者が大挙して投票所に押しかけ、投票用紙が足らなくなって投票時間を延長するという州が続出していることからもこのムーブメントが尋常でないことを示唆していると思うのです。
そのひとつの例が民主党の大統領予備選挙です。皆さんもご承知のようにバラク・オバマ候補がいまとても勢いをつけはじめています。アメリカではヒラリー・クリントン候補は「ポリティシャン1.0」、バラク・オバマ候補は「ポリティシャン2.0」などと形容され、オバマ候補の新人類ぶりが若者や教養の高い層を中心に熱烈に支持されています。その一方でヒラリー・クリントン候補はベービー・ブーマー世代の既得権益の擁護者とみなされており、支持層を拡大できていません。
こうした違いは例えば両候補の支持者の選挙活動の展開方法にも如実に現れています。オバマ候補を支持するミュージシャンや俳優たちはオバマ候補の演説をリミックスしたミュージック・ビデオを作って支持を表明しています。これをYoutubeでガンガン流されたら、どんなにテレビ広告のスポットを流しても焼け石に水でしょうね。
これまで政治に余り関心の無かった若者が大挙して投票所に押しかけ、投票用紙が足らなくなって投票時間を延長するという州が続出していることからもこのムーブメントが尋常でないことを示唆していると思うのです。
[ 06:52 ]
[ グローバライゼーション ]
いまアメリカが大きく変わっています。
最近、よく目にするようになったコメントは:
「Move over Baby Boomers, your time is over!(邪魔なんだよ、あんたたち、ベービー・ブーマーさん達よ。)」
というものです。
日本からアメリカを眺めていると最近のアメリカで起こっている事は「アメリカの覇権の凋落だ」という風に映るかもしれません。この場合、気をつけないといけないのは日本人が意見交換するアメリカ人は今の米国の政治や実業界で実権を握っているシニアな人達が多いという点です。この人達はいま若い層からの「突き上げ」に遭っています。だから凋落しているのはアメリカそのものではなくて、今まで「持てる者」として君臨してきた「金持ち父さん」層なのです。
この状況は喩えて言えば1960年代の『いちご白書』や『サマー・オブ・ラブ』に匹敵するような世代間の巨大な地殻変動(upheaval)だと形容できるかも知れません。つまり若いムーブメントが、慢心して、怠惰で、既得権益にしがみついている中年ブーマーたちを内側から喰い潰しにかかっている、、、そういう構図なのです。
最近、よく目にするようになったコメントは:
「Move over Baby Boomers, your time is over!(邪魔なんだよ、あんたたち、ベービー・ブーマーさん達よ。)」
というものです。
日本からアメリカを眺めていると最近のアメリカで起こっている事は「アメリカの覇権の凋落だ」という風に映るかもしれません。この場合、気をつけないといけないのは日本人が意見交換するアメリカ人は今の米国の政治や実業界で実権を握っているシニアな人達が多いという点です。この人達はいま若い層からの「突き上げ」に遭っています。だから凋落しているのはアメリカそのものではなくて、今まで「持てる者」として君臨してきた「金持ち父さん」層なのです。
この状況は喩えて言えば1960年代の『いちご白書』や『サマー・オブ・ラブ』に匹敵するような世代間の巨大な地殻変動(upheaval)だと形容できるかも知れません。つまり若いムーブメントが、慢心して、怠惰で、既得権益にしがみついている中年ブーマーたちを内側から喰い潰しにかかっている、、、そういう構図なのです。
2008/02/14のBlog
[ 06:48 ]
[ 中国株 ]
バイドゥ(BIDU)の決算が出ました。
売上高:7800万ドル、コンセンサス7700万ドル
EPS(GAAPベース):87セント、コンセンサス71セント
ガイダンス
2008年第1四半期売上高:7310~7510万ドル、コンセンサス7700万ドル
* * *
無難な数字だと思います。2008年第1四半期のガイダンスが市場コンセンサスを下回っているのはこのところの中国の寒波で停電したりビジネスがスローダウンしたことを踏まえて保守的なガイダンスを出していることが影響していると思います。この第1四半期のストリート・コンセンサスの数字はそういう天候条件を勘案していない所謂、ステール・ナンバー(陳腐化した古い予想数字のこと)である可能性が高いため、ガイダンスがコンセンサスを下回るのは別に売り材料では無いと思います。
カンファレンス・コールは未だ聞いていません。
* * *
カンファレンス・コールの感想など
先ず売上高でそれほど事前予想を上回っていないのにEPSの数字がぶっちぎりに良かった理由は20セント程度のタックス・リベートが含まれているからです。従ってEPSの実際のアップサイドは殆どありませんでした。さらに日本の事業部での費用が当初ガイダンスより500万ドル程度少なく、決算の数字を作るため(?)に支出を調整した形跡があります。これらのことを勘案するとヘッドラインほどには良い決算では無いといえるでしょう。それを断った上でデータ・ポイントを見ると:
サーチ・マーケットシェア:72%←69%から
アベレージ・オンライン・カスタマー:15.5万人(+44%)
レヴェニュー・パー・オンライン・カスタマー:3700RMB(+48%)
と事業そのもののモメンタムは未だ確りしています。
売上高:7800万ドル、コンセンサス7700万ドル
EPS(GAAPベース):87セント、コンセンサス71セント
ガイダンス
2008年第1四半期売上高:7310~7510万ドル、コンセンサス7700万ドル
* * *
無難な数字だと思います。2008年第1四半期のガイダンスが市場コンセンサスを下回っているのはこのところの中国の寒波で停電したりビジネスがスローダウンしたことを踏まえて保守的なガイダンスを出していることが影響していると思います。この第1四半期のストリート・コンセンサスの数字はそういう天候条件を勘案していない所謂、ステール・ナンバー(陳腐化した古い予想数字のこと)である可能性が高いため、ガイダンスがコンセンサスを下回るのは別に売り材料では無いと思います。
カンファレンス・コールは未だ聞いていません。
* * *
カンファレンス・コールの感想など
先ず売上高でそれほど事前予想を上回っていないのにEPSの数字がぶっちぎりに良かった理由は20セント程度のタックス・リベートが含まれているからです。従ってEPSの実際のアップサイドは殆どありませんでした。さらに日本の事業部での費用が当初ガイダンスより500万ドル程度少なく、決算の数字を作るため(?)に支出を調整した形跡があります。これらのことを勘案するとヘッドラインほどには良い決算では無いといえるでしょう。それを断った上でデータ・ポイントを見ると:
サーチ・マーケットシェア:72%←69%から
アベレージ・オンライン・カスタマー:15.5万人(+44%)
レヴェニュー・パー・オンライン・カスタマー:3700RMB(+48%)
と事業そのもののモメンタムは未だ確りしています。
2008/02/13のBlog
[ 03:10 ]
[ アメリカ株 ]
今日ウォーレン・バフェットがMBIA、アムバック、FGICの3つのモノライン・インシュアラーが保有する8千億ドル相当のミュニ・ボンドをリインシュアー(再保険)する提案をこの3社に示したことが報じられました。これを受けてニューヨークの株式市場は高く始まっています。
しかし、、、
これは別にバフェットがお人よしだからやっていることではないと思うんです。
そもそもミュニというのは地方政府が出す債券ですから、殆どデフォルトしません。歴史的なデフォルト率は1%以下です。また、それらの地方政府はモノライン・インシュアラーよりそもそも信用度が高いところが多く、信用度の低いモノライン・インシュアラーが殆どデフォルトしない地方政府のストップ・ギャップになるという構図自体にどこか滑稽なものを感じるわけです。
でも慣習として(?→このトンマな仕組みは株の人間である僕には到底理解できません。債券畑の人がこれを読んでいたら教えてください。)それらのミュニにもインシュアランスが付いていないと債券を買わない人が多いのでしょうね。
つまりバフェットは本来、再保険をかける必要すら無いものに再保険を提供すると言っているわけで、これは今、自己資本比率を下げないように綱渡りを強いられているモノラインの連中の足許を見た、オポチュニスティック(だめもと)でプレデタリー(強奪的)な提案だと思うのです。
勿論、モノライン・インシュアラーは虎の子であるミュニをバフェットに進呈することで自己資本比率の改善にはなりますけど、それは「残りカス」だけを背負い込むゾンビー(生きる屍)会社になることを意味すると思うのです。
今日、アムバックやMBIAの株が急落したのはそのため。
しかし、、、
これは別にバフェットがお人よしだからやっていることではないと思うんです。
そもそもミュニというのは地方政府が出す債券ですから、殆どデフォルトしません。歴史的なデフォルト率は1%以下です。また、それらの地方政府はモノライン・インシュアラーよりそもそも信用度が高いところが多く、信用度の低いモノライン・インシュアラーが殆どデフォルトしない地方政府のストップ・ギャップになるという構図自体にどこか滑稽なものを感じるわけです。
でも慣習として(?→このトンマな仕組みは株の人間である僕には到底理解できません。債券畑の人がこれを読んでいたら教えてください。)それらのミュニにもインシュアランスが付いていないと債券を買わない人が多いのでしょうね。
つまりバフェットは本来、再保険をかける必要すら無いものに再保険を提供すると言っているわけで、これは今、自己資本比率を下げないように綱渡りを強いられているモノラインの連中の足許を見た、オポチュニスティック(だめもと)でプレデタリー(強奪的)な提案だと思うのです。
勿論、モノライン・インシュアラーは虎の子であるミュニをバフェットに進呈することで自己資本比率の改善にはなりますけど、それは「残りカス」だけを背負い込むゾンビー(生きる屍)会社になることを意味すると思うのです。
今日、アムバックやMBIAの株が急落したのはそのため。
2008/02/12のBlog
[ 20:24 ]
[ 中国株 ]
[ 19:45 ]
[ 中国株 ]
温家宝首相の「鶴の一声」でお蔵入りになっていた直通車ですけど、実は始まっている(ないしはすぐにでも始まる?)と思うんです。
最初に中国本土投資家の外国株解禁のニュースが出たのは去年の8月20日。中国国家外貨管理局は本土の個人投資家が中国銀行の天津支店など、ごく限定された窓口で香港株などを扱うと発表しました。当時はまだ「直通車」という言葉すら無かったわけですけど、そのときのオリジナルのスケジュールにほぼ沿った形での取り扱いの開始というわけです。例によって中国一流の一喜一憂パターンですけど、ここは素直に好感して買い出動というスタンスで良いと思います。
最初に中国本土投資家の外国株解禁のニュースが出たのは去年の8月20日。中国国家外貨管理局は本土の個人投資家が中国銀行の天津支店など、ごく限定された窓口で香港株などを扱うと発表しました。当時はまだ「直通車」という言葉すら無かったわけですけど、そのときのオリジナルのスケジュールにほぼ沿った形での取り扱いの開始というわけです。例によって中国一流の一喜一憂パターンですけど、ここは素直に好感して買い出動というスタンスで良いと思います。
我々投資家の心情としては「もう騙されないぞ」と感じるかも知れません。
でも僕は冷静に頭を切り替えて、心を白紙にして投資チャンスの中身をクールに分析するべきだと思うのです。
先ず「直通車」がやっぱり実施されなければいけない理由というのは別に中国政府の相場観とかマーケットをテコ入れしたいとか、そういう問題じゃなくて、単純に国内の余剰流動性の調整の為の、もうひとつのチャンネルを確保したいという、極めて実務的なニーズから来ていると思うんです。
それから香港のH株やレッドチップですけど、去年の8月から始まったラリーの起点に株価水準が戻ってしまっている銘柄が多いです。フツーにバリュエーションを考えると、、、これはどうみても安い。
投資にプライドや先入観は不要です。これまでの経緯で「もう二度と中国株なんて、買わないぞ」とプリプリ怒っている読者も多いと思いますけど、そんなわだかまりを早く捨てて、初めて中国株を見る人の眼で素直に買いかどうか吟味してみることをお勧めします。
でも僕は冷静に頭を切り替えて、心を白紙にして投資チャンスの中身をクールに分析するべきだと思うのです。
先ず「直通車」がやっぱり実施されなければいけない理由というのは別に中国政府の相場観とかマーケットをテコ入れしたいとか、そういう問題じゃなくて、単純に国内の余剰流動性の調整の為の、もうひとつのチャンネルを確保したいという、極めて実務的なニーズから来ていると思うんです。
それから香港のH株やレッドチップですけど、去年の8月から始まったラリーの起点に株価水準が戻ってしまっている銘柄が多いです。フツーにバリュエーションを考えると、、、これはどうみても安い。
投資にプライドや先入観は不要です。これまでの経緯で「もう二度と中国株なんて、買わないぞ」とプリプリ怒っている読者も多いと思いますけど、そんなわだかまりを早く捨てて、初めて中国株を見る人の眼で素直に買いかどうか吟味してみることをお勧めします。
2008/02/11のBlog
[ 00:43 ]
[ コミュニティー連絡事項 ]
ラーメン二郎 > ADRの流動性が気になるのですが、路線変更先としてそれはあまり気にしなくてもいいのでしょうか?
→たしかにADR、とりわけ最近IPOされた銘柄は比較的出来高が少ないので株価の値運びがチョー荒っぽいです。実は我々がADR投資をする際のリスクの中で、この「板が薄い」という問題が最大のリスクではないでしょうか?。今回みたいに世界のマーケットが荒れる局面ではこれらの銘柄は蚊がポトポト落ちるように枕を並べて討ち死にになってしまいます。でも、それとこれらの企業の中身の良し悪しとは全然別問題だと思うんです。これまで僕が見た感じでは業績が悪化している企業は殆ど無いです。
僕はいつも言っていることですけど、急激に騰がった株は急に下がりもします。
逆に急に下がった株が反騰するのも早いです。
→ところで「ラーメン二郎」って、三田の交差点のところにあった、あのラーメン屋ですか?。
KH8 > Biduの決算はどのようになるでしょうか?
→今回は新しいCFOになるのでカンファレンス・コールが無難に執り行えるかどうかがポイントのひとつでしょうね。あと、TAC、顧客単価の上昇幅などに注目したいと思っています。
minoru > 具体的に分類の仕方を教えてください。
→先日の第6回の勉強会の補足資料の一番うしろ近辺に景気敏感セクターの細分類ならびに関連銘柄のリストを掲げておきました。参考にしていただければ幸いです。
hapirita > 他でインド人は経済的な理由で金の現物を売り始めているとの話がありました真偽は?
→インドのゴールド・トレーダーは世界で最もソフィスティケートされた相場師です。なぜなら経験も長いし、ファブリケーション・デマンド(金細工向け需要)の動向も逐一把握できる立場にあるからです。(金細工の殆どはインドでされます。)だから今みたいに金価格が高いときにはすかさず売りに向かうということは驚くに値しません。僕がごく短期では金価格は一服欲しいと思うのはそのためでもあります。
けい > POTは肥料=素材でもあり、農業関連でもあるので、外すべきかどうか迷います
→僕なら売ります。
gido > H株は底を打ちましたでしょうか?
→今なら限りなく底に近い水準だと思います。今から買い始めても目先下に持っていかれるリスクは極めて小さいと思います。
uyhr > 台湾はPEGが低く有望ですね
→仰る通りです。
→たしかにADR、とりわけ最近IPOされた銘柄は比較的出来高が少ないので株価の値運びがチョー荒っぽいです。実は我々がADR投資をする際のリスクの中で、この「板が薄い」という問題が最大のリスクではないでしょうか?。今回みたいに世界のマーケットが荒れる局面ではこれらの銘柄は蚊がポトポト落ちるように枕を並べて討ち死にになってしまいます。でも、それとこれらの企業の中身の良し悪しとは全然別問題だと思うんです。これまで僕が見た感じでは業績が悪化している企業は殆ど無いです。
僕はいつも言っていることですけど、急激に騰がった株は急に下がりもします。
逆に急に下がった株が反騰するのも早いです。
→ところで「ラーメン二郎」って、三田の交差点のところにあった、あのラーメン屋ですか?。
KH8 > Biduの決算はどのようになるでしょうか?
→今回は新しいCFOになるのでカンファレンス・コールが無難に執り行えるかどうかがポイントのひとつでしょうね。あと、TAC、顧客単価の上昇幅などに注目したいと思っています。
minoru > 具体的に分類の仕方を教えてください。
→先日の第6回の勉強会の補足資料の一番うしろ近辺に景気敏感セクターの細分類ならびに関連銘柄のリストを掲げておきました。参考にしていただければ幸いです。
hapirita > 他でインド人は経済的な理由で金の現物を売り始めているとの話がありました真偽は?
→インドのゴールド・トレーダーは世界で最もソフィスティケートされた相場師です。なぜなら経験も長いし、ファブリケーション・デマンド(金細工向け需要)の動向も逐一把握できる立場にあるからです。(金細工の殆どはインドでされます。)だから今みたいに金価格が高いときにはすかさず売りに向かうということは驚くに値しません。僕がごく短期では金価格は一服欲しいと思うのはそのためでもあります。
けい > POTは肥料=素材でもあり、農業関連でもあるので、外すべきかどうか迷います
→僕なら売ります。
gido > H株は底を打ちましたでしょうか?
→今なら限りなく底に近い水準だと思います。今から買い始めても目先下に持っていかれるリスクは極めて小さいと思います。
uyhr > 台湾はPEGが低く有望ですね
→仰る通りです。
[ 00:09 ]
[ コミュニティー連絡事項 ]
nonnon > 欧米の減速感、新興国が堅調に推移すると、日本はどの方向に向かうと思いますか?
→僕は日本の事については良く知りません。大学を出てから以降、殆どを外国暮らしだからです。今回、米国でサブプライム問題が出始めたとき、「日本が一番ダメだろうな」と思いました。その理由は日本の中央銀行の政策的裁量の余地が一番小さかったからです。でも今の水準では「日本が一番ダメ」だとは思いません。多分、これから一番ダメなのはEUでしょうね。
過去1~2年で最も駄目だったアセット・カテゴリーというのは、現在のその内容がどうであれ、一考してみる価値はあります。最近は日本株から撤退するヘッジファンドなども散見され、運用資産も減っているようですけど、そういう時こそチャンスではないでしょうか?。(あくまでも門外漢の感想です。)
wanwan > 為替も厳しいです ジム・ロジャース氏は中長期で原油150-200ドルを予想していますが、それでもペトロチャイナは売りですか?
→それは確かに中長期では原油が200ドルまで行くという事はありえるでしょうね。でもその前に一回、60ドルとか50ドルを試す動きになるのではないかしら?。
HONMA > ADRのSLTはどうですか
→企業としては大好きな会社です。特に彼らの扱っている商品は今インドが最も必要としているものばかりなのでスウィート・スポットですね。問題はインドの建設、内需関連はどこも株価評価がバカ高いので、このセグメントがベア局面に入ればSLTもそれに引き摺られる危険性が高い点です。
KH8 > Reitの値が下がってますが、いつが底値でしょうか?
→REITは「漕ぎ続けないと倒れる自転車」によく喩えられます。ここで言う「漕ぎ続ける」とは、新しいディールをやり続けるという意味です。今、世界の不動産マーケットは新しいディールのファンディングはやりずらい局面です。だからディールによる成長というのは得にくいのでは無いかしら?。ただ、REIT本来のインカム狙いの道具としての機能はちゃんと存続できるところが多いでしょうね。
よしだよしお > BHPがそこまでリオチントの買収にこだわるのは、資源価格の下落を見越してのことですか?
→BHPはそこまで考えていないと思います。若し資源価格の下落を想定するのであれば怖くて今回BHPが提示しているようなM&Aは出来ない筈です。ところでこのBHP→RTP、CVRD→エクストラタの一連のM&Aが完了したタイミングが世界の資源株がど天井をつける瞬間だと僕は考えています。1970年代終盤にも全く同様の事が起こりました。
katsu > 素材・資源・市況は外せということですが、中国のインデックスを考えたときどうしても時価総額の高さから外せないのでは?
→たしかにそういう面はあります。でも例えば今から5年後というものを想像した場合、中国の株式市場におけるこれらのセクターの重要性は今より遥かに矮小化された存在になっていると僕は確信します。
JetStream > 目先の戻り高値はいつ頃になるとみていますか?
→ブラジル、ロシア、インド、中国のそれぞれの指数は今年のある時点で戻り高値を更新すると思います。
SAI > 今でもじゃぶじゃぶせおりーは有効でしょうか?どこがばぶるの????
→じゃぶじゃぶセオリーの大前提となるのはそもそも金利を下げて、流動性をじゃぶじゃぶにしないと、シナリオそのものが始まらないということがあります。そういう意味では1月末からのFEDのアグレッシブな利下げで、やっとこさじゃぶじゃぶセオリーが実行に移される必要条件が整い始めたと形容できるのではないでしょうか?(利下げのタイミングがこれほどまで遅れることを読めなかったのは僕の至らぬところです。)ですからじゃぶじゃぶセオリーが試されるのは、実は今からが正念場なのです。
目先、僕が注目しているのはECBの利下げです。ECBが利下げモードに入ると世界の為替へのシナリオなどの枠組みが一変すると思うのです。いままでのコンセンサスは「兎に角、ドルは駄目だ」というものでした。でもこれだけECBが遅行すると「ユーロだけが遅ればせで駄目なシナリオ」とかも本気で考える必要がある気がするのです。(実際、ドットコム・バブルが弾けた時、ECBは同じ過ちをしています。)
まだ実態経済に悪影響がぜんぜん出ていないBRICsに物色の矛先がぜんぜん回ってこないというシナリオは僕には納得がゆきません。
→僕は日本の事については良く知りません。大学を出てから以降、殆どを外国暮らしだからです。今回、米国でサブプライム問題が出始めたとき、「日本が一番ダメだろうな」と思いました。その理由は日本の中央銀行の政策的裁量の余地が一番小さかったからです。でも今の水準では「日本が一番ダメ」だとは思いません。多分、これから一番ダメなのはEUでしょうね。
過去1~2年で最も駄目だったアセット・カテゴリーというのは、現在のその内容がどうであれ、一考してみる価値はあります。最近は日本株から撤退するヘッジファンドなども散見され、運用資産も減っているようですけど、そういう時こそチャンスではないでしょうか?。(あくまでも門外漢の感想です。)
wanwan > 為替も厳しいです ジム・ロジャース氏は中長期で原油150-200ドルを予想していますが、それでもペトロチャイナは売りですか?
→それは確かに中長期では原油が200ドルまで行くという事はありえるでしょうね。でもその前に一回、60ドルとか50ドルを試す動きになるのではないかしら?。
HONMA > ADRのSLTはどうですか
→企業としては大好きな会社です。特に彼らの扱っている商品は今インドが最も必要としているものばかりなのでスウィート・スポットですね。問題はインドの建設、内需関連はどこも株価評価がバカ高いので、このセグメントがベア局面に入ればSLTもそれに引き摺られる危険性が高い点です。
KH8 > Reitの値が下がってますが、いつが底値でしょうか?
→REITは「漕ぎ続けないと倒れる自転車」によく喩えられます。ここで言う「漕ぎ続ける」とは、新しいディールをやり続けるという意味です。今、世界の不動産マーケットは新しいディールのファンディングはやりずらい局面です。だからディールによる成長というのは得にくいのでは無いかしら?。ただ、REIT本来のインカム狙いの道具としての機能はちゃんと存続できるところが多いでしょうね。
よしだよしお > BHPがそこまでリオチントの買収にこだわるのは、資源価格の下落を見越してのことですか?
→BHPはそこまで考えていないと思います。若し資源価格の下落を想定するのであれば怖くて今回BHPが提示しているようなM&Aは出来ない筈です。ところでこのBHP→RTP、CVRD→エクストラタの一連のM&Aが完了したタイミングが世界の資源株がど天井をつける瞬間だと僕は考えています。1970年代終盤にも全く同様の事が起こりました。
katsu > 素材・資源・市況は外せということですが、中国のインデックスを考えたときどうしても時価総額の高さから外せないのでは?
→たしかにそういう面はあります。でも例えば今から5年後というものを想像した場合、中国の株式市場におけるこれらのセクターの重要性は今より遥かに矮小化された存在になっていると僕は確信します。
JetStream > 目先の戻り高値はいつ頃になるとみていますか?
→ブラジル、ロシア、インド、中国のそれぞれの指数は今年のある時点で戻り高値を更新すると思います。
SAI > 今でもじゃぶじゃぶせおりーは有効でしょうか?どこがばぶるの????
→じゃぶじゃぶセオリーの大前提となるのはそもそも金利を下げて、流動性をじゃぶじゃぶにしないと、シナリオそのものが始まらないということがあります。そういう意味では1月末からのFEDのアグレッシブな利下げで、やっとこさじゃぶじゃぶセオリーが実行に移される必要条件が整い始めたと形容できるのではないでしょうか?(利下げのタイミングがこれほどまで遅れることを読めなかったのは僕の至らぬところです。)ですからじゃぶじゃぶセオリーが試されるのは、実は今からが正念場なのです。
目先、僕が注目しているのはECBの利下げです。ECBが利下げモードに入ると世界の為替へのシナリオなどの枠組みが一変すると思うのです。いままでのコンセンサスは「兎に角、ドルは駄目だ」というものでした。でもこれだけECBが遅行すると「ユーロだけが遅ればせで駄目なシナリオ」とかも本気で考える必要がある気がするのです。(実際、ドットコム・バブルが弾けた時、ECBは同じ過ちをしています。)
まだ実態経済に悪影響がぜんぜん出ていないBRICsに物色の矛先がぜんぜん回ってこないというシナリオは僕には納得がゆきません。
2008/02/10のBlog
[ 23:47 ]
[ コミュニティー連絡事項 ]
Mita > 環境・クリーンエネルギーセクターは景気とのコリレーションどうでしょうか?
→基本的には比較的相関していないはずです。太陽電池の株の強弱は主に各国の補助金制度に一番大きく左右されます。エタノールに関してはある程度ガソリンの卸売価格に影響を受けるのでこちらの方が景気に敏感でしょうね。
JetStream > コンビニエンスストアの株はどうでしょうか?例、ウーマート(北京物美)
→小売などのセクターは良いと思います。コンビニやドラッグストアなどのセグメントもOKだと思います。
curl > ヘルスケア株は、薬品、医療等?、消費安定株は、食品?、公共株は、電力、水道
→そういう理解で良いと思います。中国の場合、ヘルスケアに対する政府の支援は今後も増えると思われますので、景気後退などの影響は一切受けないと思います。食品に関してはパッケージド・フードの会社のように原料を他から買ってきて加工している企業については穀物その他の原料の値上がりがマージン圧迫要因になることに注意する必要があります。中国の場合、電力も石炭の価格高騰はマージン圧迫要因になります。
KH8 > BIDUは今週買った方がいいですか?
→BIDUはめったに安いところで買わせてくれない株なので今の水準は妙味を感じます。
alfista > インドの核に関する問題で左派勢力が動くと政局不安になりいつも下がるんですが、今後は?
→そうですね。この問題はいつも忘れた頃に噴出して毎回、痛い思いをします(笑)。
gido > H株指数でいくらから買っていけば良いですか?
→今の水準ならH株は全般的に割高とは言えないと思います。食指の動く銘柄がゴロゴロあります。
hoo > FFレート利下げどれ位まで何時打ち止めになるとお考えですか
→余り深く考えていませんが2%から2.25%の間くらいだと思います。FFレートがそこまで到達する以前に新興国では強烈なラリーがあると考えています。
mac10 > 景気が悪くなるのに、それでもBRICSは買いですか?
→そうです。これはかなり自信を持ってそう答えられます。
kotobuki > では、アルレッシブグロース株は今年中に過去の高値を抜いてくるとお考えですか?
→僕が普段繰り返し言及している銘柄の過半数は多分、年末には過去の新値を更新していると思っています。
トンプウ > 内需ということですが、中国の保険は2年ぐらい持つならまだ持ってていいですか(さがったら買い増しOKですか)最近本土が下げている等で下げ幅が大きいのがちょっと不安なんですが。
→中国の保険株は今の水準なら全部買いです。
→基本的には比較的相関していないはずです。太陽電池の株の強弱は主に各国の補助金制度に一番大きく左右されます。エタノールに関してはある程度ガソリンの卸売価格に影響を受けるのでこちらの方が景気に敏感でしょうね。
JetStream > コンビニエンスストアの株はどうでしょうか?例、ウーマート(北京物美)
→小売などのセクターは良いと思います。コンビニやドラッグストアなどのセグメントもOKだと思います。
curl > ヘルスケア株は、薬品、医療等?、消費安定株は、食品?、公共株は、電力、水道
→そういう理解で良いと思います。中国の場合、ヘルスケアに対する政府の支援は今後も増えると思われますので、景気後退などの影響は一切受けないと思います。食品に関してはパッケージド・フードの会社のように原料を他から買ってきて加工している企業については穀物その他の原料の値上がりがマージン圧迫要因になることに注意する必要があります。中国の場合、電力も石炭の価格高騰はマージン圧迫要因になります。
KH8 > BIDUは今週買った方がいいですか?
→BIDUはめったに安いところで買わせてくれない株なので今の水準は妙味を感じます。
alfista > インドの核に関する問題で左派勢力が動くと政局不安になりいつも下がるんですが、今後は?
→そうですね。この問題はいつも忘れた頃に噴出して毎回、痛い思いをします(笑)。
gido > H株指数でいくらから買っていけば良いですか?
→今の水準ならH株は全般的に割高とは言えないと思います。食指の動く銘柄がゴロゴロあります。
hoo > FFレート利下げどれ位まで何時打ち止めになるとお考えですか
→余り深く考えていませんが2%から2.25%の間くらいだと思います。FFレートがそこまで到達する以前に新興国では強烈なラリーがあると考えています。
mac10 > 景気が悪くなるのに、それでもBRICSは買いですか?
→そうです。これはかなり自信を持ってそう答えられます。
kotobuki > では、アルレッシブグロース株は今年中に過去の高値を抜いてくるとお考えですか?
→僕が普段繰り返し言及している銘柄の過半数は多分、年末には過去の新値を更新していると思っています。
トンプウ > 内需ということですが、中国の保険は2年ぐらい持つならまだ持ってていいですか(さがったら買い増しOKですか)最近本土が下げている等で下げ幅が大きいのがちょっと不安なんですが。
→中国の保険株は今の水準なら全部買いです。
[ 23:29 ]
[ コミュニティー連絡事項 ]
ZEL > 米で不動産の下落中は回復は見込めないということはないですか?
→いま世界の株式の投資家はそういう考えに傾いています。僕は米国の不動産市況そのものが回復するのには時間がかかると思っています。でもそれと「材料としての不動産不況」が株式市場で投資家を脅し続けられるか?という問題は同義では無いと確信しています。米国の金融機関がこれまでに発表した引き当て額は巨大ですし、適切です。「相場は知ったら、しまい」という格言がありますけど一度織り込んだ材料は二度織り込まれるということは普通無いと思うんです。
僕の考えでは米国の不動産市況をテコ入れするため、FEDは今後も利下げを続けるし、ECBもそろそろ利下げに転じる必要があるでしょう。そういう世界同時利下げモードに入ってくれば早晩株式は戻します。
株というのは安心できるとき、気分の良いときに買うものではありません。不安でたまらないとき、損してムシャクシャしているとき、自分が情けなく感じたとき、、、そういう時こそ買い場です。去年秋にバフェットがペトロチャイナを処分したとき、中国のレポーターから「あなたはなぜこんな良い株を売るのか?、そんなこと今したら、みすみす上値を取り損ねるに決まっている。」と詰問されて、彼は「確かに僕は損するだろうよ。でも株というのは気分の良いときに買うべきものじゃないんだ。」と諭していました。
その時々に眼前に展開している光景だけをみて、「これは駄目だ!」、「これはもう買うしか無い!」と付和雷同するのではなく、サイクルの先を見通すように、「次はどうなるか?」という点まで展望を持って株式投資してください。
→いま世界の株式の投資家はそういう考えに傾いています。僕は米国の不動産市況そのものが回復するのには時間がかかると思っています。でもそれと「材料としての不動産不況」が株式市場で投資家を脅し続けられるか?という問題は同義では無いと確信しています。米国の金融機関がこれまでに発表した引き当て額は巨大ですし、適切です。「相場は知ったら、しまい」という格言がありますけど一度織り込んだ材料は二度織り込まれるということは普通無いと思うんです。
僕の考えでは米国の不動産市況をテコ入れするため、FEDは今後も利下げを続けるし、ECBもそろそろ利下げに転じる必要があるでしょう。そういう世界同時利下げモードに入ってくれば早晩株式は戻します。
株というのは安心できるとき、気分の良いときに買うものではありません。不安でたまらないとき、損してムシャクシャしているとき、自分が情けなく感じたとき、、、そういう時こそ買い場です。去年秋にバフェットがペトロチャイナを処分したとき、中国のレポーターから「あなたはなぜこんな良い株を売るのか?、そんなこと今したら、みすみす上値を取り損ねるに決まっている。」と詰問されて、彼は「確かに僕は損するだろうよ。でも株というのは気分の良いときに買うべきものじゃないんだ。」と諭していました。
その時々に眼前に展開している光景だけをみて、「これは駄目だ!」、「これはもう買うしか無い!」と付和雷同するのではなく、サイクルの先を見通すように、「次はどうなるか?」という点まで展望を持って株式投資してください。
[ 22:31 ]
[ 大統領選挙ウォッチ ]
今回の米国大統領選挙ではインターネットをどう使うか?という問題が選挙戦に極めて大きなインパクトを与えています。
候補者のイメージづくりという点でもユーチューブなどの媒体の重要性が再認識されましたけど、それと同じくらい重要なのが選挙資金のコントリビューションのチャンネル(経路)です。
米国ではBCRA(バイパルチザン・キャンペーン・リフォーム・アクト)という規則があり、或る候補者に対する個人のコントリビューションには2300ドルの上限が設定されています。
上はNYタイムズに掲載されたヒラリー・クリントン候補とバラク・オバマ候補の選挙資金の調達内訳を示しています。これで見るとオバマ候補への献金は小口のコントリビューションが無数に集まっていることがわかります。インターネットがこのような幅広いリーチを可能にしたと言えるでしょう。(実際、オバマ候補へのコントリビューションの9割はネット経由です。)
これまでのところヒラリー・クリントン候補とバラク・オバマ候補の集めた選挙資金の額は大体拮抗しているわけですけど、今後の予想としてはヒラリー・クリントン候補の資金集めは苦しくなると思います。その理由はクリントン候補の支持者の多くが既にBCRAで定められた2300ドルの上限一杯迄、コントリビューションしてしまっているので、クリントン候補は新しい出資者を探さないといけないからです。
一方、オバマ候補へのコントリビューターの多くは2300ドルの上限に達していないので、「勝つためには皆さんの協力が必要です。2回目お願いします!」と声をかければ或る程度の追加コントリビューションが集まるだろうし、全く新規のコントリビューターを開拓する能力でもオバマ候補の方が遥かに上だからです。
クリントン候補はスーパー・チューズデイの直後に瞬間的に選挙資金を使い果たし、5億円強を借り入れによって賄うという「やりくり」をする必要が出ました。(その後、新しいコントリビューションが集まったので今は黒残に戻っています。)予備選挙開始前の時点で、まさかクリントン陣営がこんなに早い段階でファンディングの問題に陥るなんて、誰が想像したでしょう?。
「大統領レース・ウィジット(widget)」などのウエブ・ツールがこれほど決定的な影響力を持ちうることに対し、僕はウエブの力というものを感じざるを得ません。
候補者のイメージづくりという点でもユーチューブなどの媒体の重要性が再認識されましたけど、それと同じくらい重要なのが選挙資金のコントリビューションのチャンネル(経路)です。
米国ではBCRA(バイパルチザン・キャンペーン・リフォーム・アクト)という規則があり、或る候補者に対する個人のコントリビューションには2300ドルの上限が設定されています。
上はNYタイムズに掲載されたヒラリー・クリントン候補とバラク・オバマ候補の選挙資金の調達内訳を示しています。これで見るとオバマ候補への献金は小口のコントリビューションが無数に集まっていることがわかります。インターネットがこのような幅広いリーチを可能にしたと言えるでしょう。(実際、オバマ候補へのコントリビューションの9割はネット経由です。)
これまでのところヒラリー・クリントン候補とバラク・オバマ候補の集めた選挙資金の額は大体拮抗しているわけですけど、今後の予想としてはヒラリー・クリントン候補の資金集めは苦しくなると思います。その理由はクリントン候補の支持者の多くが既にBCRAで定められた2300ドルの上限一杯迄、コントリビューションしてしまっているので、クリントン候補は新しい出資者を探さないといけないからです。
一方、オバマ候補へのコントリビューターの多くは2300ドルの上限に達していないので、「勝つためには皆さんの協力が必要です。2回目お願いします!」と声をかければ或る程度の追加コントリビューションが集まるだろうし、全く新規のコントリビューターを開拓する能力でもオバマ候補の方が遥かに上だからです。
クリントン候補はスーパー・チューズデイの直後に瞬間的に選挙資金を使い果たし、5億円強を借り入れによって賄うという「やりくり」をする必要が出ました。(その後、新しいコントリビューションが集まったので今は黒残に戻っています。)予備選挙開始前の時点で、まさかクリントン陣営がこんなに早い段階でファンディングの問題に陥るなんて、誰が想像したでしょう?。
「大統領レース・ウィジット(widget)」などのウエブ・ツールがこれほど決定的な影響力を持ちうることに対し、僕はウエブの力というものを感じざるを得ません。
2008/02/09のBlog
[ 23:42 ]
[ ウォール街の歴史 ]