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2008/08/02のBlog
[ 10:56 ]
[ 証券業の未来 ]
最近、僕は ETFひろばというブログをはじめました。
「踏み上げの野郎、また何馬鹿な事、考えてんだ。」
と思った方も多いと察します。
僕がETFひろばをはじめたのは、ある閃きがあったからです。
いや、デジャ・ヴー(既視感)を感じたからと言った方が正確かもしれません。
その 既視感とは、401(k)が最初に出てきたときです。
日本では401(k)の成功は限定的ですが、アメリカでは401(k)は運用会社の命運を大きく左右する、極めて巨大な変化でした。
それで日本からもアメリカの401(k)が一体、どうなっているのかを勉強しに、投信会社のえらいさんとかがしょっちゅう視察に来ました。
あのときの「こりゃ、ひょっとすると大変な事が起こるかも知れないぞ」という漠然とした期待、、、あれと同種の「空気」を感じたわけです。
但し、当時はギョーカイの人間は401(k)のもたらすビジネス・チャンス、つまりUPサイドにワクワクしていました。今回は主にDOWNサイド、つまりETFがギョーカイに対してもたらす「災い」というものに関して、漠とした不安がくすぶっているのを感じたんです。
ここで急いで付け加えるとギョーカイの人間にとっての「災い」というのは、我々個人投資家の視点からすれば「福音」なのです。
(いいのかな?こんな事、書いちゃって。金融機関の人達から袋叩きに遭わなきゃいいけど、、、)
「踏み上げの野郎、また何馬鹿な事、考えてんだ。」
と思った方も多いと察します。
僕がETFひろばをはじめたのは、ある閃きがあったからです。
いや、デジャ・ヴー(既視感)を感じたからと言った方が正確かもしれません。
その 既視感とは、401(k)が最初に出てきたときです。
日本では401(k)の成功は限定的ですが、アメリカでは401(k)は運用会社の命運を大きく左右する、極めて巨大な変化でした。
それで日本からもアメリカの401(k)が一体、どうなっているのかを勉強しに、投信会社のえらいさんとかがしょっちゅう視察に来ました。
あのときの「こりゃ、ひょっとすると大変な事が起こるかも知れないぞ」という漠然とした期待、、、あれと同種の「空気」を感じたわけです。
但し、当時はギョーカイの人間は401(k)のもたらすビジネス・チャンス、つまりUPサイドにワクワクしていました。今回は主にDOWNサイド、つまりETFがギョーカイに対してもたらす「災い」というものに関して、漠とした不安がくすぶっているのを感じたんです。
ここで急いで付け加えるとギョーカイの人間にとっての「災い」というのは、我々個人投資家の視点からすれば「福音」なのです。
(いいのかな?こんな事、書いちゃって。金融機関の人達から袋叩きに遭わなきゃいいけど、、、)
[ 06:15 ]
[ コミュニティー連絡事項 ]
いちカイきゃすと
→いちばんカジュアルな話題。(ポッドキャストだよ~ん。)
ETFひろば
→ETFに関するフォーラム。(どんどん質問してね。)
『新興国投資情報レポート』楽天証券HP内
→誰でも読めるよ。(まじめだよ。)
『ダイヤモンドZAiオンライン』
→銘柄のことについて、一番自由に書ける場所だよ。
いちカイにヤリ
→本家本元だよ。
『新興国リアルタイム・ネット勉強会』楽天証券HP内
→いちばんたいせつな交流の場だよ。
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ETFひろば
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いちカイにヤリ
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『新興国リアルタイム・ネット勉強会』楽天証券HP内
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2008/08/01のBlog
[ 22:25 ]
[ コミュニティー連絡事項 ]
"・先日、ブログでTCM(トン・ジ・タン)に関するコメントを拝読しました。私の場合もTCMを大量に保有(平均購入単価約9ドル)しており、現在の株価に売れに売れず、広瀬さんのコメントにあるように、もはや以前のようにはTCMに楽観的な見通しももてず、買い続けることもできないまま、動かない株価を眺める毎日です。なさけない質問で恐縮ですが、広瀬さんなら、こういう時どうなさるかをアドバイス頂けないでしょうか?買い続けられるでしょうか? あくまで自己責任であることは承知しておりますので、居酒屋で友だちにアドバイスしてあげるように気楽にひと言頂けたら幸いです。
私も早く「投資世代」の一員として恥ずかしくないよう、もっと勉強していきたいと思っています。今回もどうぞよろしくお願い申し上げます。"
→ご質問ありがとうございます。トン・ジ・タンですけど若しご迷惑がかかったら、ごめんなさい。
僕もこの株はポートフォリオに入っています。全然売る気は無いし、そろそろ買い増そうと考えていたところです。
おそらく中国企業多しと言えども、今年の冬の豪雪と四川省の大地震という二つの災害でバッチリと被害を受けたという点では、このTCMほど見事にアンラッキーな株も無いんじゃないですか?。
過去の決算が悪かった主な理由はそれです。
加えて主力薬、シェンリン・グーバオの原料であるイカリソウという薬草が「精力絶倫になる」という噂が出て乱獲され、原料不足に陥るピンチに立たされました。
TCMは自社でイカリソウの栽培を始めるので、原料の安定供給の問題はいずれ解決します。また地震で停止していた工場は復旧しています。
シェンリン・グーバオは骨粗しょう症の薬ですけど、これは典型的な老人の罹る病気で、冬が寒いと関節が痛みすぎてお薬を買いにゆくことも億劫になるんですね。今年の冬、豪雪が「逆効果」だった理由はそのへんにあります。
でも中・長期で見れば中国の人口動態は今後どんどん高齢化するわけだし、骨粗しょう症の薬はシェンリン・グーバオが圧倒的な存在です。シェンリン・グーバオは中国政府の公式薬価リストにも記載されている薬で国の保険で払い戻しがききます。
それらのことを総合すると今は辛抱して持っておくべき株だと思うのです。
私も早く「投資世代」の一員として恥ずかしくないよう、もっと勉強していきたいと思っています。今回もどうぞよろしくお願い申し上げます。"
→ご質問ありがとうございます。トン・ジ・タンですけど若しご迷惑がかかったら、ごめんなさい。
僕もこの株はポートフォリオに入っています。全然売る気は無いし、そろそろ買い増そうと考えていたところです。
おそらく中国企業多しと言えども、今年の冬の豪雪と四川省の大地震という二つの災害でバッチリと被害を受けたという点では、このTCMほど見事にアンラッキーな株も無いんじゃないですか?。
過去の決算が悪かった主な理由はそれです。
加えて主力薬、シェンリン・グーバオの原料であるイカリソウという薬草が「精力絶倫になる」という噂が出て乱獲され、原料不足に陥るピンチに立たされました。
TCMは自社でイカリソウの栽培を始めるので、原料の安定供給の問題はいずれ解決します。また地震で停止していた工場は復旧しています。
シェンリン・グーバオは骨粗しょう症の薬ですけど、これは典型的な老人の罹る病気で、冬が寒いと関節が痛みすぎてお薬を買いにゆくことも億劫になるんですね。今年の冬、豪雪が「逆効果」だった理由はそのへんにあります。
でも中・長期で見れば中国の人口動態は今後どんどん高齢化するわけだし、骨粗しょう症の薬はシェンリン・グーバオが圧倒的な存在です。シェンリン・グーバオは中国政府の公式薬価リストにも記載されている薬で国の保険で払い戻しがききます。
それらのことを総合すると今は辛抱して持っておくべき株だと思うのです。
[ 22:02 ]
[ 食品株 ]
ギリシャのコカ・コーラ・ヘレニック・ボトリング(CCH)の株価が低迷しています。
同社は6月の13日に今年のEPSガイダンスを引き下げています。
業績予想を下方修正した理由は:
①原油価格の高騰でペットボトルのコストも上昇した
②ボリューム成長が東欧などの景気減速でこれまでの+7%から+6%へ下方修正された
という2つの原因によります。
清涼飲料のビジネスは普通、余り業績がブレないのでたまにこの手の会社が悪決算を出すと投資家はとても驚き、過剰反応するケースがあるんですね。CCH株もこの業績下方修正のニュースが出た日は▼25%くらい株価が下がりました。
でも、、、、
そろそろ拾いはじめて良いと思うんです。なぜなら原油価格が沈静化すればペットボトルのコストも下がるだろうし、欧州でのボリューム成長が減ったと言っても、たった1%のことで、これは例えばロシアなどの消費が強ければすぐにでも挽回できると思うからです。
同社は6月の13日に今年のEPSガイダンスを引き下げています。
業績予想を下方修正した理由は:
①原油価格の高騰でペットボトルのコストも上昇した
②ボリューム成長が東欧などの景気減速でこれまでの+7%から+6%へ下方修正された
という2つの原因によります。
清涼飲料のビジネスは普通、余り業績がブレないのでたまにこの手の会社が悪決算を出すと投資家はとても驚き、過剰反応するケースがあるんですね。CCH株もこの業績下方修正のニュースが出た日は▼25%くらい株価が下がりました。
でも、、、、
そろそろ拾いはじめて良いと思うんです。なぜなら原油価格が沈静化すればペットボトルのコストも下がるだろうし、欧州でのボリューム成長が減ったと言っても、たった1%のことで、これは例えばロシアなどの消費が強ければすぐにでも挽回できると思うからです。
[ 02:00 ]
[ コミュニティー連絡事項 ]
『ETFひろば』 やってるよ。
2008/07/31のBlog
[ 23:35 ]
[ マクロ・ストラテジー ]
靴とか洋服とか家電製品とかの商品を扱っている商売の人にとって、今は今年のクリスマス戦略を決めないといけない、とても大事な時期です。
でも肝心のアメリカ経済の見通しはとても不透明です。
そこで中国のアメリカに対する輸出が今年の後半はどうなるか?ということに関する、幾つかのアネクドート(聞き伝え話)を紹介します。
先ずコンテナ船のアウトソーシングの業者であるダナオス(=僕はとても見識のある経営陣だと思っています)の先の決算カンファレンス・コールはとても興味深かったです。
ダナオス曰く:
「太平洋航路のコンテナ船需要は去年までは二桁成長だったけど、今は前年比▼2~3%くらいで推移している。」
それと需要が落ち込んでいるので船会社は皆、「スロー・スティーミング」と呼ばれる運航方法で燃料を節約しているのだそうです。
「スロー・スティーミング」というのはわざとノロノロ運航するやり方です。
面白いなと思ったのは、電気式モーターでスクリューを回しているコンテナ船についてはスロー・スティーミングが上手く出来るのだけど、「旧式なボイラーの船だとそういう微調整がなかなか出来ず、効率が悪い」と経営陣が言っていた点です。
「ギョーカイ全体がスロー・スティーミングしはじめたら、、、、配船計画や新規の建造(=増やす必要が出る)のプランを見直ししないといけない、、、、」
そんな事を心配するほど、スロー・スティーミングが流行しているのだそうです。
■ ■ ■
別の話題ですけど、ラスベガスで靴の見本市が今開かれているのですけど、今年は見本市の観客動員数がとても少なかったらしいです。
閑散。
また、出展したベンダーの多くも「もう来年は来ない」と宣言するところが続出。
このあたりにも今の消費セクターの苦しさを感じました。
でも肝心のアメリカ経済の見通しはとても不透明です。
そこで中国のアメリカに対する輸出が今年の後半はどうなるか?ということに関する、幾つかのアネクドート(聞き伝え話)を紹介します。
先ずコンテナ船のアウトソーシングの業者であるダナオス(=僕はとても見識のある経営陣だと思っています)の先の決算カンファレンス・コールはとても興味深かったです。
ダナオス曰く:
「太平洋航路のコンテナ船需要は去年までは二桁成長だったけど、今は前年比▼2~3%くらいで推移している。」
それと需要が落ち込んでいるので船会社は皆、「スロー・スティーミング」と呼ばれる運航方法で燃料を節約しているのだそうです。
「スロー・スティーミング」というのはわざとノロノロ運航するやり方です。
面白いなと思ったのは、電気式モーターでスクリューを回しているコンテナ船についてはスロー・スティーミングが上手く出来るのだけど、「旧式なボイラーの船だとそういう微調整がなかなか出来ず、効率が悪い」と経営陣が言っていた点です。
「ギョーカイ全体がスロー・スティーミングしはじめたら、、、、配船計画や新規の建造(=増やす必要が出る)のプランを見直ししないといけない、、、、」
そんな事を心配するほど、スロー・スティーミングが流行しているのだそうです。
■ ■ ■
別の話題ですけど、ラスベガスで靴の見本市が今開かれているのですけど、今年は見本市の観客動員数がとても少なかったらしいです。
閑散。
また、出展したベンダーの多くも「もう来年は来ない」と宣言するところが続出。
このあたりにも今の消費セクターの苦しさを感じました。
[ 13:46 ]
[ コミュニティー連絡事項 ]
申し込みの締め切りが近くなりました。手続きはお早めに。
『新興国リアルタイム・ネット勉強会』第12回 ~ 新興国の大型株を点検する ガスプロム、中国移動、中国工商銀行、ペトロチャイナ、ペトロブラス、中国建設銀行、CVRDなどの近況」は以下の要領で開催されます:
開催日:8月4日(月)
時間:20:00~21:30
申し込み期間:7月16日(水)~7月31日(木)まで
申し込み方法:リンクを参照して下さい
『新興国リアルタイム・ネット勉強会』第12回 ~ 新興国の大型株を点検する ガスプロム、中国移動、中国工商銀行、ペトロチャイナ、ペトロブラス、中国建設銀行、CVRDなどの近況」は以下の要領で開催されます:
開催日:8月4日(月)
時間:20:00~21:30
申し込み期間:7月16日(水)~7月31日(木)まで
申し込み方法:リンクを参照して下さい
[ 10:56 ]
サウジのアル・ワリード王子が10億万長者になり、踏み上げがエッチなカタログに埋もれる話
現在のアメリカの金融セクターを巡る状況は当時の状況に大体、似ています。
当時、アル・ワリード王子のシティへの出資に懐疑的な意見を述べる「識者」が後を絶たなかったことをつけ加えておきます。
現在のアメリカの金融セクターを巡る状況は当時の状況に大体、似ています。
当時、アル・ワリード王子のシティへの出資に懐疑的な意見を述べる「識者」が後を絶たなかったことをつけ加えておきます。
2008/07/30のBlog
[ 22:14 ]
[ 相場のテクニック ]
皆さん、コメントありがとうございます。
唐突ですけど、インベストメント・バンキング(投資銀行業務のこと)で創造的な仕事をしようと思うと普段の仕事の手順、慣習、先入観、、、
そういった普段金融のプロが当然のことと看做し(=assume)、一足飛びにルーチン作業(=日常業務)にとりかかる、、、そこの、はしょられている部分をもう一回見直すことから始めないといけないんです。
「もっと、、、別のやり方はないかなぁ?」
そういう工夫がマネー・マーケット・ファンドを生み、ジャンク・ボンドを生み、パックマン・ディフェンスを生み、MBSを生み、CDOを生んだんだと思うわけです。
つまり金融におけるイノベーション(革新)というのはこれまでのビジネスの手順に挑戦すること、あるいは法規の範囲内で許される限界ギリギリのところまでチャレンジすること、、、そういう試みから生まれるのです。
これは別にインベストメント・バンキングに限ったことではありません。ボーイングの技術者は多分、航空力学の限界に毎日挑戦しているし、トヨタの技術者だってエンジニアリングの限界に毎日挑戦しているに決まっています。そういう行為の事を英語では「プッシング・ザ・エンベロップ(限界への挑戦)」と言います。
日本では、そしてとりわけ日本の金融界では、そういう新しい事や限界に挑戦すること自体を悪くみる、あるいは行政が「やめときなさい、そんな事」と言う風に隠然とプレッシャーを加える、、、そういう雰囲気があります。だから残念だけど金融の商品で(理論じゃないですよ→理論では日本人も優秀だと思います)、世界に先駆けた優れた商品やプラクティス(実務のこと)が開発されることは稀なんだと思うんです。
■ ■ ■
僕は証券界に入って最初の1年目を除くとずっとウォール街で外国株に携わってきました。でも例外があるんです。
それは90年代中頃に日本の金融機関のバランスシートを改善しないといけないという時期があって、そのとき、日本株担当のエライさんから「おい、踏み上げっ!日本株の仕事を手伝えっ!」と言われて日本株のコーポレート・ファイナンスの仕事を手伝わされた時期があるんです。
どうして僕に白羽の矢が立てられたか?と言えば、それは僕が日本株に詳しかったからではなくて、欧米の機関投資家のビヘイビア(行動様式)やものの考え方に詳しかったからです。
まあ、細かい事は兎も角、株式の持ち合いをほぐさないといけない、、、、だけど日本中の金融機関が深い傷を負っているのでカンタンには株の買い手がみつからない、、、そういう八方塞の状況だったわけです。
なんだかんだと理由をつけて、この仕事を断ったのですけど、どうしても断れないところまで来てしまって、いよいよその仕事をする段になって最初に僕がやったことは「証券六法」という本を日本から取り寄せ、最初から最後まで全部通読することでした。5cmくらいある分厚い本です。
つまり閉塞状況を打破する解決法を編み出すにせよ、最初に証券法というフレームワーク(枠組み)がどうなっているのかを良く理解し、それに立脚しなければ何も始められないのです。
■ ■ ■
さて、導入部分が長くなってしまいましたけど、皆さんからのコメントで、「メリルのやっていることは、ありゃ「飛ばし」だっ!」という声が多かったですね。
僕はあれは「飛ばし」では無いと思います。
われわれ一般投資家に伝わってくる情報、、、、それは公開情報(disclosed information)なのであって、「飛ばし」の本質はウラでの約束事を一般投資家の目から隠蔽することにあるのです。
メリルは昨日、CDOを処分したと同時に公募増資をしました。
「公募」増資をするということは「Ks」(「ケーズ」と読みます)、つまり公募に際する届けをSECに提出しないといけないわけです。
公募という形でパブリック(公=一般投資家)を巻き込んだ瞬間にディスクロージャー(情報公開)の義務はぐんと増します。
実際、メリルがテマセックとの間で交わした「ラチェッテイング・プロビジョンズ(補償条項)」に関してもちゃんと公募の書類の中にディスクローズがなされています。
メリルが能動的に公募という途を選んだということは、、、それはつまりメリルの弱さが露呈されたのではなく、ラチェッティング・プロビジョンだの、75%のファンディングを実はメリルがつけているだの、、、そういう恥を世間に晒しながらでもメリルはバランスシートのリストラクチャリングを完遂できる!、そういう勝算が彼らにあったからです。
これは「弱い姿」なのではなく、 「強い姿」なのです。
そこのところに「はっ!」と気が付かなかった投資家は何故メリルの株が高かったのかがチンプンカンプンだったはずです。
最初にサブプライム問題が発覚したとき、僕は「いずれ金融機関はこれらのいんちきペーパーを自分のバランスシートに取り込まないといけなくなる」と書きました。いま、正しくサブプライム問題は「各金融機関のバランスシートを巡る攻防」になっています。メリルのやったような公募によるバランスシートの補強作業は、専門家の立場からすれば「王道」を行くやり方です。
以前にも使った喩えですけど、これは言ってみればウォール・ストリート版「バルジ大作戦」なわけで、リスク・キャピタルの消耗戦です。オープン・フィールドでの撃ち合いになれば、リスク・キャピタルという物量に勝る方が最後は勝ちます。僕の考えではアメリカの機関投資家にはリスク・キャピタルは唸るほど温存されていると思います。(そこが日本の90年代と違うところ。)その意味でいまのアメリカの金融セクターにおこっていることはシンプルな状況だとすら言えます。
われわれエクイティー(株式業務)に携わるものにとって「Ks and Qs」、つまりSECに提出される様々な書式に基づいた判断というのは、その記載内容がどんなに醜悪でも、病根がわかっている以上、怖くはありません。
われわれが恐れるのはわれわれの目に見えないもの、つまり隠蔽行為なのです。
唐突ですけど、インベストメント・バンキング(投資銀行業務のこと)で創造的な仕事をしようと思うと普段の仕事の手順、慣習、先入観、、、
そういった普段金融のプロが当然のことと看做し(=assume)、一足飛びにルーチン作業(=日常業務)にとりかかる、、、そこの、はしょられている部分をもう一回見直すことから始めないといけないんです。
「もっと、、、別のやり方はないかなぁ?」
そういう工夫がマネー・マーケット・ファンドを生み、ジャンク・ボンドを生み、パックマン・ディフェンスを生み、MBSを生み、CDOを生んだんだと思うわけです。
つまり金融におけるイノベーション(革新)というのはこれまでのビジネスの手順に挑戦すること、あるいは法規の範囲内で許される限界ギリギリのところまでチャレンジすること、、、そういう試みから生まれるのです。
これは別にインベストメント・バンキングに限ったことではありません。ボーイングの技術者は多分、航空力学の限界に毎日挑戦しているし、トヨタの技術者だってエンジニアリングの限界に毎日挑戦しているに決まっています。そういう行為の事を英語では「プッシング・ザ・エンベロップ(限界への挑戦)」と言います。
日本では、そしてとりわけ日本の金融界では、そういう新しい事や限界に挑戦すること自体を悪くみる、あるいは行政が「やめときなさい、そんな事」と言う風に隠然とプレッシャーを加える、、、そういう雰囲気があります。だから残念だけど金融の商品で(理論じゃないですよ→理論では日本人も優秀だと思います)、世界に先駆けた優れた商品やプラクティス(実務のこと)が開発されることは稀なんだと思うんです。
■ ■ ■
僕は証券界に入って最初の1年目を除くとずっとウォール街で外国株に携わってきました。でも例外があるんです。
それは90年代中頃に日本の金融機関のバランスシートを改善しないといけないという時期があって、そのとき、日本株担当のエライさんから「おい、踏み上げっ!日本株の仕事を手伝えっ!」と言われて日本株のコーポレート・ファイナンスの仕事を手伝わされた時期があるんです。
どうして僕に白羽の矢が立てられたか?と言えば、それは僕が日本株に詳しかったからではなくて、欧米の機関投資家のビヘイビア(行動様式)やものの考え方に詳しかったからです。
まあ、細かい事は兎も角、株式の持ち合いをほぐさないといけない、、、、だけど日本中の金融機関が深い傷を負っているのでカンタンには株の買い手がみつからない、、、そういう八方塞の状況だったわけです。
なんだかんだと理由をつけて、この仕事を断ったのですけど、どうしても断れないところまで来てしまって、いよいよその仕事をする段になって最初に僕がやったことは「証券六法」という本を日本から取り寄せ、最初から最後まで全部通読することでした。5cmくらいある分厚い本です。
つまり閉塞状況を打破する解決法を編み出すにせよ、最初に証券法というフレームワーク(枠組み)がどうなっているのかを良く理解し、それに立脚しなければ何も始められないのです。
■ ■ ■
さて、導入部分が長くなってしまいましたけど、皆さんからのコメントで、「メリルのやっていることは、ありゃ「飛ばし」だっ!」という声が多かったですね。
僕はあれは「飛ばし」では無いと思います。
われわれ一般投資家に伝わってくる情報、、、、それは公開情報(disclosed information)なのであって、「飛ばし」の本質はウラでの約束事を一般投資家の目から隠蔽することにあるのです。
メリルは昨日、CDOを処分したと同時に公募増資をしました。
「公募」増資をするということは「Ks」(「ケーズ」と読みます)、つまり公募に際する届けをSECに提出しないといけないわけです。
公募という形でパブリック(公=一般投資家)を巻き込んだ瞬間にディスクロージャー(情報公開)の義務はぐんと増します。
実際、メリルがテマセックとの間で交わした「ラチェッテイング・プロビジョンズ(補償条項)」に関してもちゃんと公募の書類の中にディスクローズがなされています。
メリルが能動的に公募という途を選んだということは、、、それはつまりメリルの弱さが露呈されたのではなく、ラチェッティング・プロビジョンだの、75%のファンディングを実はメリルがつけているだの、、、そういう恥を世間に晒しながらでもメリルはバランスシートのリストラクチャリングを完遂できる!、そういう勝算が彼らにあったからです。
これは「弱い姿」なのではなく、 「強い姿」なのです。
そこのところに「はっ!」と気が付かなかった投資家は何故メリルの株が高かったのかがチンプンカンプンだったはずです。
最初にサブプライム問題が発覚したとき、僕は「いずれ金融機関はこれらのいんちきペーパーを自分のバランスシートに取り込まないといけなくなる」と書きました。いま、正しくサブプライム問題は「各金融機関のバランスシートを巡る攻防」になっています。メリルのやったような公募によるバランスシートの補強作業は、専門家の立場からすれば「王道」を行くやり方です。
以前にも使った喩えですけど、これは言ってみればウォール・ストリート版「バルジ大作戦」なわけで、リスク・キャピタルの消耗戦です。オープン・フィールドでの撃ち合いになれば、リスク・キャピタルという物量に勝る方が最後は勝ちます。僕の考えではアメリカの機関投資家にはリスク・キャピタルは唸るほど温存されていると思います。(そこが日本の90年代と違うところ。)その意味でいまのアメリカの金融セクターにおこっていることはシンプルな状況だとすら言えます。
われわれエクイティー(株式業務)に携わるものにとって「Ks and Qs」、つまりSECに提出される様々な書式に基づいた判断というのは、その記載内容がどんなに醜悪でも、病根がわかっている以上、怖くはありません。
われわれが恐れるのはわれわれの目に見えないもの、つまり隠蔽行為なのです。
[ 05:01 ]
[ アメリカ株 ]
メリルリンチ(ティッカー:MER)がシコッていたCDOを安値(額面1ドルのところをたったの22セント)でぶん投げ、大きな損を計上するとともに、それでバランスシートに開いた大穴を修繕するための公募増資をしました。
今回公募株数は3.8億株、調達総額85.5億ドル、値決め価格は22.5ドル。
今日の大引けが26.25ドルですから勇気を出して公募に応じた投資家は1日で16.6%の利食いになったわけ。
今回の公募ではグリーン・シューがエクササイズされています。つまりディールはオーバー・サブスクライブされているし、メリルのデスクは大引けの時点でフラットの筈。今日の立会いでの出来高が2.9億株ということはデマンドのテールは長かったに違いありません。
ニューヨーク・タイムズに載った、メリルの取引ポスト付近の混雑の様子の写真を載せて起きます。フォト・クレジットはリチャード・ドリュー、提供はAPです。
■ ■ ■
まず今日の公募を成功させたメリルの株式営業部に拍手を送りたいと思います。
(いまこれを書いているのはちょうど場が引けた後だけど、今頃、メリルの営業部員は皆、疲労困憊してデスクに倒れこんでいると思う。)
次に今日の展開の意味するところは:
「これでシティやドイチェのようにまだCDOを抱えているところは早急にそれらを処分する必要に迫られるとともに、彼らもメリル同様、必要であれば公募によってバランスシートを修復するウインドウ(=チャンス)が開いた」
ということです。
なぜ値洗いが必須になるか?といえばメリルがCDOを処分したことで「先例」が出来、フェア・プライスがエスタブリッシュされてしまったからです。
なぜ公募のウインドウが開いたか?といえば、メリルの公募を買った投資家が一日で+16.6%の利食いになったからです。これは「次に同じようなディールがあったら、、、また行くぞ!」という投資家のファイティング・スピリットを鼓舞する結果になったわけです。
若し、遅かれ早かれ公募をやらないといけないなら、勢いがある今のうちがベスト!。
■ ■ ■
今日起こった事というのは喩えて謂うなら戦場で敵弾を太ももに受けた兵隊さんが失神しそうになりながら必死の思いでナイフでその弾をえぐり出したようなもの。
これで少なくとも化膿するリスクは軽減できます。
今回公募株数は3.8億株、調達総額85.5億ドル、値決め価格は22.5ドル。
今日の大引けが26.25ドルですから勇気を出して公募に応じた投資家は1日で16.6%の利食いになったわけ。
今回の公募ではグリーン・シューがエクササイズされています。つまりディールはオーバー・サブスクライブされているし、メリルのデスクは大引けの時点でフラットの筈。今日の立会いでの出来高が2.9億株ということはデマンドのテールは長かったに違いありません。
ニューヨーク・タイムズに載った、メリルの取引ポスト付近の混雑の様子の写真を載せて起きます。フォト・クレジットはリチャード・ドリュー、提供はAPです。
■ ■ ■
まず今日の公募を成功させたメリルの株式営業部に拍手を送りたいと思います。
(いまこれを書いているのはちょうど場が引けた後だけど、今頃、メリルの営業部員は皆、疲労困憊してデスクに倒れこんでいると思う。)
次に今日の展開の意味するところは:
「これでシティやドイチェのようにまだCDOを抱えているところは早急にそれらを処分する必要に迫られるとともに、彼らもメリル同様、必要であれば公募によってバランスシートを修復するウインドウ(=チャンス)が開いた」
ということです。
なぜ値洗いが必須になるか?といえばメリルがCDOを処分したことで「先例」が出来、フェア・プライスがエスタブリッシュされてしまったからです。
なぜ公募のウインドウが開いたか?といえば、メリルの公募を買った投資家が一日で+16.6%の利食いになったからです。これは「次に同じようなディールがあったら、、、また行くぞ!」という投資家のファイティング・スピリットを鼓舞する結果になったわけです。
若し、遅かれ早かれ公募をやらないといけないなら、勢いがある今のうちがベスト!。
■ ■ ■
今日起こった事というのは喩えて謂うなら戦場で敵弾を太ももに受けた兵隊さんが失神しそうになりながら必死の思いでナイフでその弾をえぐり出したようなもの。
これで少なくとも化膿するリスクは軽減できます。
[ 03:19 ]
[ コミュニティー連絡事項 ]
『ETFひろば』というブログをはじめます。
僕はETFというのはとっても良心的な商品だとおもうわけ。
それは基本、運用フィーが安いから。
でも運用ギョーカイの人にとってはETFの隆盛は「命取り」になりかねないんだよね。
だからETFというのはしっかりマーケティングされていないんです。
優れもの商品なのに、、、消費者の認知度は低い、、、。
そこに義侠(古いな、オレも)みたいなものを感じるワケよ。だから、、、『ETFひろば』。
僕はETFというのはとっても良心的な商品だとおもうわけ。
それは基本、運用フィーが安いから。
でも運用ギョーカイの人にとってはETFの隆盛は「命取り」になりかねないんだよね。
だからETFというのはしっかりマーケティングされていないんです。
優れもの商品なのに、、、消費者の認知度は低い、、、。
そこに義侠(古いな、オレも)みたいなものを感じるワケよ。だから、、、『ETFひろば』。
2008/07/29のBlog
[ 23:52 ]
[ 中国株 ]
原油価格が引き続き軟調に推移しています。
右のグラフは原油価格に連動したETFであるiPath S&P GSCI Crude Oil Total Return Index (ティッカーOIL:▼2.88%)。
今日の原油価格の下げの理由はリーマン・ブラザーズが出したレポートの影響だと思います。
* * *
(追記部分)
レポートを入手したのでカンタンに紹介します;
1.今年上半期の中国の石油製品への需要は+6.7%だった。
2.今年下半期の中国の石油製品への需要は+5.3%になると予想される。
今年上半期に需要が伸びた品目を見ると主に政府が価格統制をしている商品が多かった。
現在、価格統制によりこれらの商品の中国国内での価格は世界の市況より20%程度安くなっている。
ディーゼル 上半期の需要成長率 +13%
ガソリン 上半期の需要成長率 +14%
ケロシン 上半期の需要成長率 +7.5%
これらの商品の需要が強かったのは五輪を控えて在庫積み増しの動きがあったからだ。船舶燃料やLPGなどの価格統制の対象になっていない商品は国際市況並みに価格が上昇したので需要の減退が見られた。
右のグラフは原油価格に連動したETFであるiPath S&P GSCI Crude Oil Total Return Index (ティッカーOIL:▼2.88%)。
今日の原油価格の下げの理由はリーマン・ブラザーズが出したレポートの影響だと思います。
* * *
(追記部分)
レポートを入手したのでカンタンに紹介します;
1.今年上半期の中国の石油製品への需要は+6.7%だった。
2.今年下半期の中国の石油製品への需要は+5.3%になると予想される。
今年上半期に需要が伸びた品目を見ると主に政府が価格統制をしている商品が多かった。
現在、価格統制によりこれらの商品の中国国内での価格は世界の市況より20%程度安くなっている。
ディーゼル 上半期の需要成長率 +13%
ガソリン 上半期の需要成長率 +14%
ケロシン 上半期の需要成長率 +7.5%
これらの商品の需要が強かったのは五輪を控えて在庫積み増しの動きがあったからだ。船舶燃料やLPGなどの価格統制の対象になっていない商品は国際市況並みに価格が上昇したので需要の減退が見られた。
[ 22:32 ]
[ ロシア株 ]
CTCメディアが第2四半期決算を発表しています:
売上高:1.73億ドル(コンセンサスは1.64億ドル)
EPS:31セント(コンセンサスは30セント)
ガイダンス
通年売上高:6.5~7億ドル(コンセンサス6.57億ドル)
今期の売上高は前年比+54%
今期の利益は前年比+59%
ロシアの広告市場は相変わらず高水準で成長している。
成長率は+25~30%だ。
CTCメディアの視聴率シェアは:
今期:11.6%
去年の同期:11.2%
レディエンスキー部門の視聴率シェア:
今期:21.8%
去年の同期:17.3%
新シリーズが視聴率向上に貢献。
『フォー・シーズンズ』
シチュエーション・コメディ
『マイ・フェア・ナニー』
ダマシニの視聴率シェアは:
今期:2.5%
去年同期:2.1%
「チャンネル31」(カザフスタン)
(素晴らしいスタート)
視聴率シェアは:
今期:11.8%
今年の第1四半期は:7%
「チャンネル31」はカザフスタンのナンバー2チャンネルになった。
カザフ経済は少し翳りが出た。
10Milは為替ゲイン
営業マージンは42.5%。
営業費用の成長率は54%。
プログラミング・アモタイゼーションを加速した。
これによるチャージが600万ドル。
アモタイゼーションを加速する理由はそれにより古い番組だけど制作費が沢山かかった作品を早い段階でカザフやウズベキスタンなどの地方局へ下ろせるから。
『ハートブレーカーズ』の視聴率が低かったので損金で落とした。
25%のプログラミングはインハウスで製作。
広告レートは強含んでいるのか
50%程度の値上げ→今年、広告のインベントリーが低かったことを反映し、各社値上げした関係。来年の広告インベントリーは巨大。来年の値上げ幅は多分今年より低くなる。
■ ■ ■
【寸評】
CTCメディアの業績は上向いている感じ。
特に視聴率が全般的に上がってきている。
番組制作・取得コストを前倒しでどんどん償却するのは良い戦略だと思う。
売上高:1.73億ドル(コンセンサスは1.64億ドル)
EPS:31セント(コンセンサスは30セント)
ガイダンス
通年売上高:6.5~7億ドル(コンセンサス6.57億ドル)
今期の売上高は前年比+54%
今期の利益は前年比+59%
ロシアの広告市場は相変わらず高水準で成長している。
成長率は+25~30%だ。
CTCメディアの視聴率シェアは:
今期:11.6%
去年の同期:11.2%
レディエンスキー部門の視聴率シェア:
今期:21.8%
去年の同期:17.3%
新シリーズが視聴率向上に貢献。
『フォー・シーズンズ』
シチュエーション・コメディ
『マイ・フェア・ナニー』
ダマシニの視聴率シェアは:
今期:2.5%
去年同期:2.1%
「チャンネル31」(カザフスタン)
(素晴らしいスタート)
視聴率シェアは:
今期:11.8%
今年の第1四半期は:7%
「チャンネル31」はカザフスタンのナンバー2チャンネルになった。
カザフ経済は少し翳りが出た。
10Milは為替ゲイン
営業マージンは42.5%。
営業費用の成長率は54%。
プログラミング・アモタイゼーションを加速した。
これによるチャージが600万ドル。
アモタイゼーションを加速する理由はそれにより古い番組だけど制作費が沢山かかった作品を早い段階でカザフやウズベキスタンなどの地方局へ下ろせるから。
『ハートブレーカーズ』の視聴率が低かったので損金で落とした。
25%のプログラミングはインハウスで製作。
広告レートは強含んでいるのか
50%程度の値上げ→今年、広告のインベントリーが低かったことを反映し、各社値上げした関係。来年の広告インベントリーは巨大。来年の値上げ幅は多分今年より低くなる。
■ ■ ■
【寸評】
CTCメディアの業績は上向いている感じ。
特に視聴率が全般的に上がってきている。
番組制作・取得コストを前倒しでどんどん償却するのは良い戦略だと思う。
[ 00:02 ]
[ ウォール街の歴史 ]
ジム・クレーマーと言うとケーブルTVでギャアギャアわめきたてる、下品なオッサンだと皆さんは思っているかも知れません。
それは彼の単なる一面であって、大衆ウケするためのポーズなのです。
実際にはジムにはもっとまじめな側面があって、ヘッジファンド・マネージャーとしての彼は、やっぱりとても切れる男でした。
そういうジムのほんらいの姿を見たいと思う人は『ザ・ストリート・ドットコム』のヴィデオのリンクの中にある「クレーマー・オンデマンド」というページ(Select a channel belowというタブからCramer on demand=メニューの2番目)を視聴して下さい。
そこには昔、僕が彼のファンドを担当していた頃の、シリアスで剃刀の刃のようにシャープなジムが居ます。ジム曰く:
「ファンド・マネージャーをやっていて俺が学んだことのひとつは、自分より或ることがらを良く知っている人間というのは常に存在するわけで、全てのことに関して自分の相場観にこだわる必要は無いということだ。「当たり屋」がいるのなら、リズムに乗っているそいつについてゆくこともたまには大事だ。」
それは彼の単なる一面であって、大衆ウケするためのポーズなのです。
実際にはジムにはもっとまじめな側面があって、ヘッジファンド・マネージャーとしての彼は、やっぱりとても切れる男でした。
そういうジムのほんらいの姿を見たいと思う人は『ザ・ストリート・ドットコム』のヴィデオのリンクの中にある「クレーマー・オンデマンド」というページ(Select a channel belowというタブからCramer on demand=メニューの2番目)を視聴して下さい。
そこには昔、僕が彼のファンドを担当していた頃の、シリアスで剃刀の刃のようにシャープなジムが居ます。ジム曰く:
「ファンド・マネージャーをやっていて俺が学んだことのひとつは、自分より或ることがらを良く知っている人間というのは常に存在するわけで、全てのことに関して自分の相場観にこだわる必要は無いということだ。「当たり屋」がいるのなら、リズムに乗っているそいつについてゆくこともたまには大事だ。」
2008/07/28のBlog
[ 23:11 ]
[ コミュニティー連絡事項 ]
[ 21:15 ]
[ 中国株 ]
ソーフー(ティッカー:SOHU)が第2四半期決算を発表しています:
売上高:1.02億ドル(コンセンサス9650万ドル)
EPS:92セント(コンセンサス67セント)
ガイダンス
第3四半期売上高:1.12~1.16億ドル(コンセンサス1.07億ドル)
同EPS:$1~1.05(コンセンサス71セント)
今期のTLBBの売上は4500万ドル。1Q比で+17%だった。
ワイヤレス売上は全体の10%に過ぎない。
ブランド広告のノン・ギャップ・グロス・マージンは67%である。
オンライン・ゲームのノン・ギャップ・グロス・マージンは93%である。
ワイヤレスのノン・ギャップ・グロス・マージンは51%である。
ノン・ギャップ・営業費用は+50%増。
今期のオリンピック関連のコンテンツ・コストは650万ドル。
来期のオリンピック関連のコンテンツ・コストは1700万ドル。
税率は当初25%を想定したが2Q中に税務署から一部の部門に関して0%税率が許されたと教えられた。これを受けて今期の実効税率は11%とした。来年は12.5%程度だと思う。今年の通年の税率は10%~15%程度だと思う。
バランスシート上のキャッシュは2.26億ドル。その大半が人民元預金。
売掛金は3600万ドル=DSOは31日→不変。
今期の利益にはインカム・タックス・リバーサルが含まれている。
4Qは2Qや3Qと同じ程度の収益性を維持できる。
その理由はオリンピック関連のコンテンツ費用の1700万ドルがなくなるから。
Q&A
2009年のガイダンスは未だ出さない。
自動車、不動産業界はスローダウンしているがネット広告はそうした業界の動きに連動していない。
「ユーロ2008「はオンライン・ゲームに影響ある?。
→無いと思う。
TLBBのARPUは下がっている。これはどう考えればよいか?。
→無料でゲームをやっているユーザーをペイング・アカウントにコンバートすることに専心している。また、アイテムのローンチを減らした。これによりライフサイクルを伸ばそうと思う。ゲームのポテンシャルを余り消耗することは避けようと思う。
■ ■ ■
【寸評】
今期のEPSは「ぶっちぎり」に良かったですが、その中にはインカム・タックス・リバーサルが含まれており、実際のアップサイドはそれほど良くなかったです。
TLBBの顧客単価(ARPU)が予想に反してピーク・アウトしたことは投資家から嫌気されると思います。
今回の決算発表で新値を抜けないようだと、ここがソーフーの天井になると思います。
売上高:1.02億ドル(コンセンサス9650万ドル)
EPS:92セント(コンセンサス67セント)
ガイダンス
第3四半期売上高:1.12~1.16億ドル(コンセンサス1.07億ドル)
同EPS:$1~1.05(コンセンサス71セント)
今期のTLBBの売上は4500万ドル。1Q比で+17%だった。
ワイヤレス売上は全体の10%に過ぎない。
ブランド広告のノン・ギャップ・グロス・マージンは67%である。
オンライン・ゲームのノン・ギャップ・グロス・マージンは93%である。
ワイヤレスのノン・ギャップ・グロス・マージンは51%である。
ノン・ギャップ・営業費用は+50%増。
今期のオリンピック関連のコンテンツ・コストは650万ドル。
来期のオリンピック関連のコンテンツ・コストは1700万ドル。
税率は当初25%を想定したが2Q中に税務署から一部の部門に関して0%税率が許されたと教えられた。これを受けて今期の実効税率は11%とした。来年は12.5%程度だと思う。今年の通年の税率は10%~15%程度だと思う。
バランスシート上のキャッシュは2.26億ドル。その大半が人民元預金。
売掛金は3600万ドル=DSOは31日→不変。
今期の利益にはインカム・タックス・リバーサルが含まれている。
4Qは2Qや3Qと同じ程度の収益性を維持できる。
その理由はオリンピック関連のコンテンツ費用の1700万ドルがなくなるから。
Q&A
2009年のガイダンスは未だ出さない。
自動車、不動産業界はスローダウンしているがネット広告はそうした業界の動きに連動していない。
「ユーロ2008「はオンライン・ゲームに影響ある?。
→無いと思う。
TLBBのARPUは下がっている。これはどう考えればよいか?。
→無料でゲームをやっているユーザーをペイング・アカウントにコンバートすることに専心している。また、アイテムのローンチを減らした。これによりライフサイクルを伸ばそうと思う。ゲームのポテンシャルを余り消耗することは避けようと思う。
■ ■ ■
【寸評】
今期のEPSは「ぶっちぎり」に良かったですが、その中にはインカム・タックス・リバーサルが含まれており、実際のアップサイドはそれほど良くなかったです。
TLBBの顧客単価(ARPU)が予想に反してピーク・アウトしたことは投資家から嫌気されると思います。
今回の決算発表で新値を抜けないようだと、ここがソーフーの天井になると思います。
[ 20:35 ]
[ コミュニティー連絡事項 ]
『ダイヤモンドZAiオンライン』に新しい記事がUPされました。
中国のADRのIPO市場が再開されるという内容です。
それ自体は別に相場に関係ないことかも知れませんが、ニューヨーク市場やナスダックに上場されているBRICsのADRは若い企業が多く、新規上場のマーケットが熱を帯びてくると既上場の銘柄にもそれは波及するものなのです。
中国のADRのIPO市場が再開されるという内容です。
それ自体は別に相場に関係ないことかも知れませんが、ニューヨーク市場やナスダックに上場されているBRICsのADRは若い企業が多く、新規上場のマーケットが熱を帯びてくると既上場の銘柄にもそれは波及するものなのです。
2008/07/27のBlog
[ 11:36 ]
[ ロシア株 ]
メチェル(ティッカー:MTL)の株が急落しています。
その原因はプーチン首相が:
「メチェルは輸出価格の2倍の値段でロシア国内で鉄鋼製品を売っている。これは独占禁止法違反が無かったかどうか、絶対調べさせる!。あ、それから鉄鋼製品の輸入関税だけど、これはもう撤廃した方がロシアのためだろう。」
とコメントしたからです。
APによると:
Putin also noted that Mechel's biggest shareholder and chief executive, Igor Zyuzin, had been invited to the session, but had fallen ill. He urged him to get better soon. "Otherwise, we will have to send him a doctor to get rid of all these problems," Putin said, according to Interfax.
プーチンは鉄鋼業者の会合に招待されながら、病気で欠席したメチェルのアイゴー・ズージン会長に対して「早く病気治した方がいいぞ。さもないと我々が医者を送り込んで俺が指摘したようなビョーキを全部除去してやることになるからな。」
これじゃ▼30%も株価が下がるのも無理は無い、、、、
(追記)
この事件に関してNYタイムズの記事が出ました。その写真がとても秀逸(笑)だったのでUPしときます。(出典:NYタイムズ)
プーチン首相、、、か、カッコイイ!
、、、でも、、、なんかヤーサンっぽく無いですか?
その原因はプーチン首相が:
「メチェルは輸出価格の2倍の値段でロシア国内で鉄鋼製品を売っている。これは独占禁止法違反が無かったかどうか、絶対調べさせる!。あ、それから鉄鋼製品の輸入関税だけど、これはもう撤廃した方がロシアのためだろう。」
とコメントしたからです。
APによると:
Putin also noted that Mechel's biggest shareholder and chief executive, Igor Zyuzin, had been invited to the session, but had fallen ill. He urged him to get better soon. "Otherwise, we will have to send him a doctor to get rid of all these problems," Putin said, according to Interfax.
プーチンは鉄鋼業者の会合に招待されながら、病気で欠席したメチェルのアイゴー・ズージン会長に対して「早く病気治した方がいいぞ。さもないと我々が医者を送り込んで俺が指摘したようなビョーキを全部除去してやることになるからな。」
これじゃ▼30%も株価が下がるのも無理は無い、、、、
(追記)
この事件に関してNYタイムズの記事が出ました。その写真がとても秀逸(笑)だったのでUPしときます。(出典:NYタイムズ)
プーチン首相、、、か、カッコイイ!
、、、でも、、、なんかヤーサンっぽく無いですか?2008/07/26のBlog
[ 04:45 ]
[ 既存メディア ]
『MONEY JAPAN』9月号を編集者の方に送って頂きました。ありがとう!。
正直言ってこれまでこの雑誌はちゃんと読んだことは無かったのですが(ごめんなさい)、今回、ちゃんと読んでみて好感を持ちました。
その理由はほんらいとっても複雑で、難解な問題を総力特集し、一生懸命整理し、解説しようという努力を感じたからです。その苦心の跡が随所に感じられました。
先ず同誌は読者にアンケートを実施し、「なぜか、儲けることが難しくなった」という読者のSOSに応える形で:
「あなたは今年、なぜ投資でもうからないのか?」
という問題に体当たりしているわけです。
* * *
Investment Topography(投資地勢学)とでも言えば良いのかな、、、世界の経済や投資の地図がどうなっているか?ということは普段から僕のアタマの中にはイメージがあるわけです。しかしそれを構成する無数のファクターは常に移ろいで行き、情景は刻々と変化するのです。
これを捉えることの難しさは僕もネット勉強会の準備とかをしていて日頃から痛感しています。
『MONEY JAPAN』はそういうInvestment Topographyを本号で構築しようと試みているわけです。
本誌トップでは世界を彷徨うホームレス・マネーが実は我々のような普通の人の大切なお金なんだという事を大前研一が解説しています。お金の洪水を制御するには信用を作り出す銀行と、取引商品を売買する証券会社をハッキリ分離することが大切と彼は説いています。
ファイナンスの専門家ではない(?)にもかかわらず、グラム・リーチ・ブライリー法にちゃんと言及するあたり、やはり大前研一はすごいと思いました。
次に新興国の解説のところでは:
「二極化勝者のBRICs、特にブラジルとロシアが良い」
という旨の記述があるのですけど、これは雑誌というメディアの限界を感じました。
つまり雑誌は編集作業の関係で実際に店頭に並ぶよりひと月くらい前に取材をするわけで、こんにちのグローバル・インベスティングの世界ではひと月というのは気の遠くなるような大昔になってしまうんです。
実際、ブラジルやロシアの市場は直近では下げがきついです。
(僕はBRICsの中ではブラジルが一番駄目だと思う。)
あと外債の記事では証券会社の人のコメントより独立FPの野尻美江子さんという方のコメントが一番傾聴に値するものでした。彼女は最も注意すべきは「為替リスクだ」としています。(その意味ではブラジル・レアルなんかはメチャクチャ動いているんですね。僕はなぜこれを証券会社の人が指摘しないのか不思議でたまらないのですけど。)
また野尻さんは:
「同じ為替リスクを取るBRICs株式ファンドよりも、さらにスパイス的な存在だと思います。なぜなら、金利が固定されているので、利益幅が上に伸びようがないからです。」
とコメントされているけど、これは重要な視点だと思いました。
■ ■ ■
PS:あとジム・ロジャーズの記事が出ていて、彼は「ベトナムに注目している」と言っています。でも記事をよ~く読んでみると:
「わたしはいままでベトナムに投資したことは一度もない」
と言っているわけで、今のベトナムのベア・マーケットに彼は捕まっていないわけです。また:
「事態がどう収拾するかを注意深く見守っているところだ。」
という言い方は、明日にでもすぐ出動するというような急いだ雰囲気は感じませんでした。事実:
「いつかはきっと投資するだろう」
と言っています。
■ ■ ■
これは『MONEY JAPAN』ではないけれど、『ダイヤモンドZAi』では春山昇華さんは「株式の益回りの考え方を援用するとベトナムはこの水準から半値になってもおかしくない」と仰っていましたが、僕も大筋ではその考えに賛成です。
クルマを買うとき、普通の人は先ずそのクルマに試乗してみると思うんです。ベトナムの場合にこれを当てはめれば、一度、お金をベトナムに送金して、その後でちゃんと利喰ったお金を日本に戻してみて、そういう風に元金を回収できることが確認されてから初めてその国が「投資可能国」だと言える気がするのです。
今の段階では大半の外国人投資家は未だ一度もお金を本国に呼び戻すことを実験していない気がします。それがちゃんと実行できることが他の人の失敗から確認されたところで、鷹揚に出動しても十分間に合うと思うわけです。これは喩えて言うなら、映画館の出口確認です。
多分、ジムもそのへんをしっかり見ている筈です。
正直言ってこれまでこの雑誌はちゃんと読んだことは無かったのですが(ごめんなさい)、今回、ちゃんと読んでみて好感を持ちました。
その理由はほんらいとっても複雑で、難解な問題を総力特集し、一生懸命整理し、解説しようという努力を感じたからです。その苦心の跡が随所に感じられました。
先ず同誌は読者にアンケートを実施し、「なぜか、儲けることが難しくなった」という読者のSOSに応える形で:
「あなたは今年、なぜ投資でもうからないのか?」
という問題に体当たりしているわけです。
* * *
Investment Topography(投資地勢学)とでも言えば良いのかな、、、世界の経済や投資の地図がどうなっているか?ということは普段から僕のアタマの中にはイメージがあるわけです。しかしそれを構成する無数のファクターは常に移ろいで行き、情景は刻々と変化するのです。
これを捉えることの難しさは僕もネット勉強会の準備とかをしていて日頃から痛感しています。
『MONEY JAPAN』はそういうInvestment Topographyを本号で構築しようと試みているわけです。
本誌トップでは世界を彷徨うホームレス・マネーが実は我々のような普通の人の大切なお金なんだという事を大前研一が解説しています。お金の洪水を制御するには信用を作り出す銀行と、取引商品を売買する証券会社をハッキリ分離することが大切と彼は説いています。
ファイナンスの専門家ではない(?)にもかかわらず、グラム・リーチ・ブライリー法にちゃんと言及するあたり、やはり大前研一はすごいと思いました。
次に新興国の解説のところでは:
「二極化勝者のBRICs、特にブラジルとロシアが良い」
という旨の記述があるのですけど、これは雑誌というメディアの限界を感じました。
つまり雑誌は編集作業の関係で実際に店頭に並ぶよりひと月くらい前に取材をするわけで、こんにちのグローバル・インベスティングの世界ではひと月というのは気の遠くなるような大昔になってしまうんです。
実際、ブラジルやロシアの市場は直近では下げがきついです。
(僕はBRICsの中ではブラジルが一番駄目だと思う。)
あと外債の記事では証券会社の人のコメントより独立FPの野尻美江子さんという方のコメントが一番傾聴に値するものでした。彼女は最も注意すべきは「為替リスクだ」としています。(その意味ではブラジル・レアルなんかはメチャクチャ動いているんですね。僕はなぜこれを証券会社の人が指摘しないのか不思議でたまらないのですけど。)
また野尻さんは:
「同じ為替リスクを取るBRICs株式ファンドよりも、さらにスパイス的な存在だと思います。なぜなら、金利が固定されているので、利益幅が上に伸びようがないからです。」
とコメントされているけど、これは重要な視点だと思いました。
■ ■ ■
PS:あとジム・ロジャーズの記事が出ていて、彼は「ベトナムに注目している」と言っています。でも記事をよ~く読んでみると:
「わたしはいままでベトナムに投資したことは一度もない」
と言っているわけで、今のベトナムのベア・マーケットに彼は捕まっていないわけです。また:
「事態がどう収拾するかを注意深く見守っているところだ。」
という言い方は、明日にでもすぐ出動するというような急いだ雰囲気は感じませんでした。事実:
「いつかはきっと投資するだろう」
と言っています。
■ ■ ■
これは『MONEY JAPAN』ではないけれど、『ダイヤモンドZAi』では春山昇華さんは「株式の益回りの考え方を援用するとベトナムはこの水準から半値になってもおかしくない」と仰っていましたが、僕も大筋ではその考えに賛成です。
クルマを買うとき、普通の人は先ずそのクルマに試乗してみると思うんです。ベトナムの場合にこれを当てはめれば、一度、お金をベトナムに送金して、その後でちゃんと利喰ったお金を日本に戻してみて、そういう風に元金を回収できることが確認されてから初めてその国が「投資可能国」だと言える気がするのです。
今の段階では大半の外国人投資家は未だ一度もお金を本国に呼び戻すことを実験していない気がします。それがちゃんと実行できることが他の人の失敗から確認されたところで、鷹揚に出動しても十分間に合うと思うわけです。これは喩えて言うなら、映画館の出口確認です。
多分、ジムもそのへんをしっかり見ている筈です。
[ 01:20 ]
[ 中国株 ]
ヴィジョンチャイナ(ティッカー:VISN)が第2四半期決算を発表しています:
売上高:2030万ドル(コンセンサスは2000万ドル)
EPS:12セント(コンセンサス9セント)
ガイダンス
第3四半期売上高:3400~3600万ドル(コンセンサス3343万ドル)
通年売上高:1.01~1.05億ドル(コンセンサス1億ドル)
* * *
広告主の数は60%以上成長した。
営業隊の拡充に力を入れている。30%以上人数を増やした。
上海の地下鉄の「8号線」および「9号線」に独占契約を結んだ。
中国の地下鉄の60%はヴィジョンチャイナの液晶パネルが入っている。
地震の期間は広告を減らし、地震のニュースを伝えるのに注力した。
また喪に付した3日間は広告を一切出さなかった。
それでもガイダンスの数字を達成できた。
売上高は第1四半期より+52%成長。
広告時間は第1四半期より+30%成長。
ネットワーク・キャパシティーは第1四半期より+14%成長。
Q&A
Q:売上高は稼働率の向上でOKだったようだが、価格はチョッと予想より低かった?。
今後値上げあるのか?
A:第3四半期にかけては広告単価は上昇すると見ている。需要は強い。地下鉄では7月1日から値上げした。稼働率も引き続き上昇すると思う。
Q:上海メトロの契約期間?
A:6ヶ月は独占。今後、上海メトロとの契約は拡大されると思う。
Q:オリンピック期間の計画、コンテンツ?
A:ライブやプレイバックを含むコンテンツの供給を受ける。
Q:広告ミックス?、3Qと4Qの売上?
A:広告主は一定。食品会社などが68%。今後も比率に変化なし。アップサイドは独自の営業隊によるオルガニック成長。
Q:予約注文?
A:一年の売上のうち93%のセールスターゲットは既に完売している。
食品、薬品、日用品はぜんぜんスローダウンしていない。
広告主はどんどん新しいメディアをトライしているから、予算は増える。
* * *
売上高:2030万ドル(コンセンサスは2000万ドル)
EPS:12セント(コンセンサス9セント)
ガイダンス
第3四半期売上高:3400~3600万ドル(コンセンサス3343万ドル)
通年売上高:1.01~1.05億ドル(コンセンサス1億ドル)
* * *
広告主の数は60%以上成長した。
営業隊の拡充に力を入れている。30%以上人数を増やした。
上海の地下鉄の「8号線」および「9号線」に独占契約を結んだ。
中国の地下鉄の60%はヴィジョンチャイナの液晶パネルが入っている。
地震の期間は広告を減らし、地震のニュースを伝えるのに注力した。
また喪に付した3日間は広告を一切出さなかった。
それでもガイダンスの数字を達成できた。
売上高は第1四半期より+52%成長。
広告時間は第1四半期より+30%成長。
ネットワーク・キャパシティーは第1四半期より+14%成長。
Q&A
Q:売上高は稼働率の向上でOKだったようだが、価格はチョッと予想より低かった?。
今後値上げあるのか?
A:第3四半期にかけては広告単価は上昇すると見ている。需要は強い。地下鉄では7月1日から値上げした。稼働率も引き続き上昇すると思う。
Q:上海メトロの契約期間?
A:6ヶ月は独占。今後、上海メトロとの契約は拡大されると思う。
Q:オリンピック期間の計画、コンテンツ?
A:ライブやプレイバックを含むコンテンツの供給を受ける。
Q:広告ミックス?、3Qと4Qの売上?
A:広告主は一定。食品会社などが68%。今後も比率に変化なし。アップサイドは独自の営業隊によるオルガニック成長。
Q:予約注文?
A:一年の売上のうち93%のセールスターゲットは既に完売している。
食品、薬品、日用品はぜんぜんスローダウンしていない。
広告主はどんどん新しいメディアをトライしているから、予算は増える。
* * *
【感想】
ヴィジョンチャイナは3月5日に開催した「新興国リアルタイム・ネット勉強会」第7回の2007年第4四半期決算特集でパーフェクト・ワールド(PWRD)とともにハイライトした、「最も素晴らしい決算内容の企業」のうちのひとつでした。その後の株価のパフォーマンスですが、右がヴィジョンチャイナです。
ヴィジョンチャイナは3月5日に開催した「新興国リアルタイム・ネット勉強会」第7回の2007年第4四半期決算特集でパーフェクト・ワールド(PWRD)とともにハイライトした、「最も素晴らしい決算内容の企業」のうちのひとつでした。その後の株価のパフォーマンスですが、右がヴィジョンチャイナです。