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2004/12/17のBlog
[ 08:19 ]
[ インド株 ]
最近、インド株が注目されているみたいなので簡単にイントロつけます。
先ず、インド株ですが今のところ外国人の個人投資家が現地証券会社でインド株を買い付けることはできません。機関投資家であることが条件。そしてモーリシャスにインド向け投資子会社を設立し、登録する必要があります。自分で会社つくって法人格で投資すればよいわけですね。でもこの手続きだけで400万円くらいかかりますからアホらしい!。僕は専らADRで投資しています。
ADRについては詳細な解説がいろいろなブログでなされていますが、「アジアKABU」(リンク参照)の解説が一番でしょう。でも個人投資家が覚えておかなければいけないことは次のことだけです。
「ADRは実質的にはフツーのアメリカ株と同じ!」
だってそうでしょ?そもそもADRを作った精神は「アメリカ株と同じような気軽さで外国株に投資する手段を作ろう!」ということですから。
それではインド株のADRはどのくらいあるのか?という疑問ですが、これが案外、選択肢が沢山あるんです。括弧内はティッカー・シンボル、つまり銘柄コード。
サティヤム・コンピューター(SAY) NY上場 ITアウトソース
ウィプロ(WIT) NY上場 ITアウトソース
インフォシス(INFY) NASDAQ上場 ITアウトソース
ドクター・レディーズ・ラボ(RDY) NY上場 製薬会社
ICICI 銀行 (IBN) NY上場 商業銀行
HDFC銀行 (HDB) NY 上場 商業銀行
タタ・モータース(TTM) NY上場 自動車
VSNL (VSL) NY上場 通信
MTNL (MTE) NY上場 通信
リディフ (REDF) NASDAQ上場 ウエブ・ポータル
シフィー(SIFY) NASDAQ上場 ウエブ・ポータル
ひょっとしたら幾つか書き忘れたかもしれませんが、まあこんなもんで充分でしょう。
それから日本の証券会社は「インド株はADRでも取り扱ってない」なんて返事をする証券マンが多いと思いますが、それはあなたを担当している外務員が不勉強なだけです。野村なりUFJつばさ証券なり、およそ本社に「外国株式課」を置いているような総合証券ならどこでもアメリカ株の注文をNYにつなぐ能力を持っているものです。「IBMが買えてSAYが買えない」なんてことは物理的には有り得ません!。でも日本の証券会社は不勉強だし怠惰ですから自分の売りたいものだけ「取り扱いリスト」なんて形で銘柄を限って営業してるんですねぇ。そこで一計ですが、敢えて「インド株なんですけど、、」なんてへりくだって断らずに:
「このティッカーの株、買ってください!」
と発注しちゃえば良いのです。先ず90%の確率で「出来てくる」と思います。ネット証券の場合、ソフトウエアで「取り扱い以外の証券」ははじいちゃうかもしれませんから、これは無理ですかね?。
先ず、インド株ですが今のところ外国人の個人投資家が現地証券会社でインド株を買い付けることはできません。機関投資家であることが条件。そしてモーリシャスにインド向け投資子会社を設立し、登録する必要があります。自分で会社つくって法人格で投資すればよいわけですね。でもこの手続きだけで400万円くらいかかりますからアホらしい!。僕は専らADRで投資しています。
ADRについては詳細な解説がいろいろなブログでなされていますが、「アジアKABU」(リンク参照)の解説が一番でしょう。でも個人投資家が覚えておかなければいけないことは次のことだけです。
「ADRは実質的にはフツーのアメリカ株と同じ!」
だってそうでしょ?そもそもADRを作った精神は「アメリカ株と同じような気軽さで外国株に投資する手段を作ろう!」ということですから。
それではインド株のADRはどのくらいあるのか?という疑問ですが、これが案外、選択肢が沢山あるんです。括弧内はティッカー・シンボル、つまり銘柄コード。
サティヤム・コンピューター(SAY) NY上場 ITアウトソース
ウィプロ(WIT) NY上場 ITアウトソース
インフォシス(INFY) NASDAQ上場 ITアウトソース
ドクター・レディーズ・ラボ(RDY) NY上場 製薬会社
ICICI 銀行 (IBN) NY上場 商業銀行
HDFC銀行 (HDB) NY 上場 商業銀行
タタ・モータース(TTM) NY上場 自動車
VSNL (VSL) NY上場 通信
MTNL (MTE) NY上場 通信
リディフ (REDF) NASDAQ上場 ウエブ・ポータル
シフィー(SIFY) NASDAQ上場 ウエブ・ポータル
ひょっとしたら幾つか書き忘れたかもしれませんが、まあこんなもんで充分でしょう。
それから日本の証券会社は「インド株はADRでも取り扱ってない」なんて返事をする証券マンが多いと思いますが、それはあなたを担当している外務員が不勉強なだけです。野村なりUFJつばさ証券なり、およそ本社に「外国株式課」を置いているような総合証券ならどこでもアメリカ株の注文をNYにつなぐ能力を持っているものです。「IBMが買えてSAYが買えない」なんてことは物理的には有り得ません!。でも日本の証券会社は不勉強だし怠惰ですから自分の売りたいものだけ「取り扱いリスト」なんて形で銘柄を限って営業してるんですねぇ。そこで一計ですが、敢えて「インド株なんですけど、、」なんてへりくだって断らずに:
「このティッカーの株、買ってください!」
と発注しちゃえば良いのです。先ず90%の確率で「出来てくる」と思います。ネット証券の場合、ソフトウエアで「取り扱い以外の証券」ははじいちゃうかもしれませんから、これは無理ですかね?。
[ 01:56 ]
[ カザフスタン ]
カザフスタンという国がいかに石油に恵まれているかという話は前に書きました。そこで今回はそれをプレイする方法について書きます。僕はカザフスタンの石油セクターの成長を買うベストの方法はペトロ・カザフスタン(PKZ)の株を買うことだと思います。
この会社、先ず滅茶苦茶に急成長している!。1999年から2003年までの過去5年間に生産量(mbopd)は2.3倍、キャッシュフローは23倍になっています。(普通、中型から大型の石油会社の生産量は一桁台の下のほう、つまり4%とかしか成長しないものなのです。)
次にヴァリュエーションですが、PERで7倍(2004年のEPSに基づく)程度、PSRで2倍程度です。バランスシートは石油会社には珍しく無借金。オペレーティング・マージンは45%、ネット・マージンは25%、ROAは37%、ROEは70%、、、。兎に角、キャッシュが溜まって溜まって困っているという誠に結構な悩みを抱えている企業。今年はリバース・テンダー・オファー(逆入札)による自社株の買戻しを2回も発表しています。
それではなぜこの会社、こんなに伸びているのでしょう?。一つ目の理由はロケーションです。カザフスタンは西はカスピ海から東は中国の新疆ウイグル地区に至る2,000キロもの距離を跨ぐ広大な国土を有しています。北はロシア、南はウズベキスタンとキルギスタンに挟まれています。ペトロ・カザフスタンの所有するクムコル油田(採掘権の100%を保有)は国土のほぼ中心に位置しています。そこで採掘される石油は所謂、「スウィート」、つまり精製コストの低い、良質なオイルです。また、採掘コストも世界水準からすると大変安いです。これらはカザフスタンのほかの油田にも共通する美点です。さて、これまでカザフスタンの石油産業の成長のボトルネックになっていたのはそういう安くて良質な石油をどうやって輸出市場に出してゆくかという点です。理想的にはパイプラインが最も効率的なのですが、先行投資資本を誘致するのが困難で、もっぱら鉄道の貨車輸送という原始的な方法に依存してきました。これでは効率があがりません。しかし、最近ではロシアに抜けるパイプラインとかイランに抜けるパイプラインとか、カスピ海の対岸、バクーから黒海に抜けるパイプラインなど、いろいろなルートがキャパシティーを増強していて、これが輸送コストの低減の一助となっています。
さて、今、投資家がペトロ・カザフスタンを買う最大の理由は来年、カザフスタンと中国の新疆ウイグルを繋ぐパイプラインが完成するところにあります。このパイプラインは中国のCNPCとカザフスタンの資源公社が共同で開発するものです。折から中国の大慶油田は生産のピークを迎え、ペトロチャイナは今後新しい石油の供給元を確保しなければならないわけですが、同社の精製設備などの固定資産は中国内陸に存在している比重が高いのです。(一方のシノペックは沿岸沿いに殆どの設備が集中している)
皆さんはシベリア・パイプラインのルートを巡って今、日本と中国が鍔迫り合いをしていることをご存知だと思いますが、一端、ロシアから中国の大慶油田の方面に直接パイプラインを引く線で決まりかけていたディールが、日本案であるナホトカから太平洋に抜けるルートに逆転する雲行きになってきました。
もし、中国案が負けたら一番損するのは中国ルートの主唱者であるペトロチャイナです。でも今の形勢では負けることが濃厚ですからペトロチャイナは慌てて次の一手を考えているわけです。そこでとりあえず重要になってくるのがこのカザフスタン・ルートなんですね。ペトロ・カザフスタンの油田や中継施設、製油所などはこのカザフスタン・ルートに直結する、最も近い位置にあります。つまり中国の「表玄関」ではなく「勝手口」に構えて商売しようとしている会社と言えるでしょう。
この会社、先ず滅茶苦茶に急成長している!。1999年から2003年までの過去5年間に生産量(mbopd)は2.3倍、キャッシュフローは23倍になっています。(普通、中型から大型の石油会社の生産量は一桁台の下のほう、つまり4%とかしか成長しないものなのです。)
次にヴァリュエーションですが、PERで7倍(2004年のEPSに基づく)程度、PSRで2倍程度です。バランスシートは石油会社には珍しく無借金。オペレーティング・マージンは45%、ネット・マージンは25%、ROAは37%、ROEは70%、、、。兎に角、キャッシュが溜まって溜まって困っているという誠に結構な悩みを抱えている企業。今年はリバース・テンダー・オファー(逆入札)による自社株の買戻しを2回も発表しています。
それではなぜこの会社、こんなに伸びているのでしょう?。一つ目の理由はロケーションです。カザフスタンは西はカスピ海から東は中国の新疆ウイグル地区に至る2,000キロもの距離を跨ぐ広大な国土を有しています。北はロシア、南はウズベキスタンとキルギスタンに挟まれています。ペトロ・カザフスタンの所有するクムコル油田(採掘権の100%を保有)は国土のほぼ中心に位置しています。そこで採掘される石油は所謂、「スウィート」、つまり精製コストの低い、良質なオイルです。また、採掘コストも世界水準からすると大変安いです。これらはカザフスタンのほかの油田にも共通する美点です。さて、これまでカザフスタンの石油産業の成長のボトルネックになっていたのはそういう安くて良質な石油をどうやって輸出市場に出してゆくかという点です。理想的にはパイプラインが最も効率的なのですが、先行投資資本を誘致するのが困難で、もっぱら鉄道の貨車輸送という原始的な方法に依存してきました。これでは効率があがりません。しかし、最近ではロシアに抜けるパイプラインとかイランに抜けるパイプラインとか、カスピ海の対岸、バクーから黒海に抜けるパイプラインなど、いろいろなルートがキャパシティーを増強していて、これが輸送コストの低減の一助となっています。
さて、今、投資家がペトロ・カザフスタンを買う最大の理由は来年、カザフスタンと中国の新疆ウイグルを繋ぐパイプラインが完成するところにあります。このパイプラインは中国のCNPCとカザフスタンの資源公社が共同で開発するものです。折から中国の大慶油田は生産のピークを迎え、ペトロチャイナは今後新しい石油の供給元を確保しなければならないわけですが、同社の精製設備などの固定資産は中国内陸に存在している比重が高いのです。(一方のシノペックは沿岸沿いに殆どの設備が集中している)
皆さんはシベリア・パイプラインのルートを巡って今、日本と中国が鍔迫り合いをしていることをご存知だと思いますが、一端、ロシアから中国の大慶油田の方面に直接パイプラインを引く線で決まりかけていたディールが、日本案であるナホトカから太平洋に抜けるルートに逆転する雲行きになってきました。
もし、中国案が負けたら一番損するのは中国ルートの主唱者であるペトロチャイナです。でも今の形勢では負けることが濃厚ですからペトロチャイナは慌てて次の一手を考えているわけです。そこでとりあえず重要になってくるのがこのカザフスタン・ルートなんですね。ペトロ・カザフスタンの油田や中継施設、製油所などはこのカザフスタン・ルートに直結する、最も近い位置にあります。つまり中国の「表玄関」ではなく「勝手口」に構えて商売しようとしている会社と言えるでしょう。
[ 00:19 ]
[ オンライン・ゲーム ]
ザナイン(NCTY)、今日も続伸。+10%で$23台突入です。
「オンライン・ゲームはブロードバンドのキラー・アプリケーションである」という認識は未だアメリカの投資家の間には広がっていません。所謂、ストリート・ラグという奴ですね。今からこのセクターじっくり研究すると大儲け出来る気がします。
「オンライン・ゲームはブロードバンドのキラー・アプリケーションである」という認識は未だアメリカの投資家の間には広がっていません。所謂、ストリート・ラグという奴ですね。今からこのセクターじっくり研究すると大儲け出来る気がします。
2004/12/16のBlog
[ 13:52 ]
[ IPO ]
ケンブリッジ・ディスプレイ(OLED)ですが、先ほど値決めがありました。$12です。これは当初のレンジ$13~$15より低い値段です。きっとデマンドが少なかったのでしょう。今週はIPOの嵐ですからよっぽど目立つ会社でないと埋もれてしまう危険があるわけです。
今回のように引き受け幹事が株を捌くのに四苦八苦する場合、証券会社が逆に大手機関投資家に「じゃあ聞きますけど、アナタ、一体幾らだったら買ってくれるんですか?」とお客の希望価格を打診するんですね。そして最も需要のある価格帯に鞘寄せして値決めします。このディールは250万株で初値$12という事は調達金額は$30Millionに過ぎません。IPOとしては小さいディールです。人気が無かったことから憶測すると1社か2社の大口投資家がディールの過半数を買った可能性があります。また、フリッパー(応募してすぐ売り抜ける目先筋)を避けるため、「デマンドのテールは短くする(これ、アメリカの投資銀行ギョーカイ特有の表現ですけどイメージとしては偏差値のカーブの中央のモッコリしたところではなく、端っこの方のことだと思えばよい)」と思います。具体的には小口投資家は全部アロケーションをゼロにするという事。
結果として明日から取引開始になるわけですが、上場初日の出来高は比較的少なくなるでしょう(フリッパーが居ないから)。よく言えば「秩序だった」、悪く言えば「寂しい」立会いになるはずです。こういう株はあせって初日に買い出動しなくても値を飛ばして買いそびれる心配はありません。1週間くらい放っておいて、値が固まった頃に鷹揚に出動すればよいのだと思います。
今回のように引き受け幹事が株を捌くのに四苦八苦する場合、証券会社が逆に大手機関投資家に「じゃあ聞きますけど、アナタ、一体幾らだったら買ってくれるんですか?」とお客の希望価格を打診するんですね。そして最も需要のある価格帯に鞘寄せして値決めします。このディールは250万株で初値$12という事は調達金額は$30Millionに過ぎません。IPOとしては小さいディールです。人気が無かったことから憶測すると1社か2社の大口投資家がディールの過半数を買った可能性があります。また、フリッパー(応募してすぐ売り抜ける目先筋)を避けるため、「デマンドのテールは短くする(これ、アメリカの投資銀行ギョーカイ特有の表現ですけどイメージとしては偏差値のカーブの中央のモッコリしたところではなく、端っこの方のことだと思えばよい)」と思います。具体的には小口投資家は全部アロケーションをゼロにするという事。
結果として明日から取引開始になるわけですが、上場初日の出来高は比較的少なくなるでしょう(フリッパーが居ないから)。よく言えば「秩序だった」、悪く言えば「寂しい」立会いになるはずです。こういう株はあせって初日に買い出動しなくても値を飛ばして買いそびれる心配はありません。1週間くらい放っておいて、値が固まった頃に鷹揚に出動すればよいのだと思います。
[ 09:01 ]
[ オンライン・ゲーム ]
ザナイン(NCTY)ですが$17で値決めされ今日が上場初日、大引けは$21、+23.5%でした。♪
[ 06:44 ]
[ カザフスタン ]
そうか忘れてた!カザフスタンと言えばテンギス油田。シェブロンのドル箱なのでございます。
思わず色に迷った(?)僕ですが、「犬も歩けば棒に当たる」で閃いたらちゃんと調べる事くらいは面倒臭がらずにやる。そこで調べてみました、カザフスタン。
この国、ソ連邦が崩壊したときにソ連から独立した国ですが、旧ソ連邦の国々の中で元も早く、且つ、大胆に市場経済への移行を試みた国です。最初はこれが裏目に出て経済は大混乱、GDPは大きくマイナスに落ち込みました。でも、その努力がようやく実り、2000年からは目を見張るような成長を遂げています。過去5年間のGDP成長はコンスタントに9.5%くらい出ている。経常収支も今年はプラスに転じています。財政収支も健全。これを受けて2002年からは旧ソ連邦各国では初の投資適格国格付け(Baa3)を得ています。
当然、石油が同国の最も重要な産業で推定埋蔵量は一説には50Billion bblとも言われています。これは世界第8位、推定採掘可能年数ではサウジやクウェートを抜いて世界第2位です。
さて、これをなんとか株式市場でプレイする方法はないかな?と探したんですが、あるんです、これが!。それはNY市場とトロント市場に上場しているペトロカザフスタン(PKZ)を買うという方法です。
つぎはペトロカザフスタンについて書きます。
思わず色に迷った(?)僕ですが、「犬も歩けば棒に当たる」で閃いたらちゃんと調べる事くらいは面倒臭がらずにやる。そこで調べてみました、カザフスタン。
この国、ソ連邦が崩壊したときにソ連から独立した国ですが、旧ソ連邦の国々の中で元も早く、且つ、大胆に市場経済への移行を試みた国です。最初はこれが裏目に出て経済は大混乱、GDPは大きくマイナスに落ち込みました。でも、その努力がようやく実り、2000年からは目を見張るような成長を遂げています。過去5年間のGDP成長はコンスタントに9.5%くらい出ている。経常収支も今年はプラスに転じています。財政収支も健全。これを受けて2002年からは旧ソ連邦各国では初の投資適格国格付け(Baa3)を得ています。
当然、石油が同国の最も重要な産業で推定埋蔵量は一説には50Billion bblとも言われています。これは世界第8位、推定採掘可能年数ではサウジやクウェートを抜いて世界第2位です。
さて、これをなんとか株式市場でプレイする方法はないかな?と探したんですが、あるんです、これが!。それはNY市場とトロント市場に上場しているペトロカザフスタン(PKZ)を買うという方法です。
つぎはペトロカザフスタンについて書きます。
[ 05:38 ]
[ カザフスタン ]
僕がなぜカザフスタンの将来性に気付いたか?、それは3年ほど前に遡ります。
アメリカの石油会社、シェブロン・テキサコ(CVX)に会社訪問してインベスター・リレーションズの人に最近の業績を訊いていたとき、同社のIRチームにファッション・モデルと見間違うほど綺麗な黒人の御姐さんが居たんですね。年の頃で25才くらいですか。実名を出すのはなんなので仮にカレンさんとしておきましょう。最初はあんまり美しいのでこっちはしどろもどろ。ところが財務内容に関していろいろ質問し始めると、カレンさん「ウーン、それはちょっと憶えてない。」、「これは重要じゃないから貴方知らなくてもいいわよ!。」なんて全然、こちらの質問に答えられない。「ま、いいか。美人だから。」と諦めて帰ったわけです。
それから半年ほど経って、シェブロンの業績に関して質問があり、彼女のところに電話したら他の人が出てきて、「ああ、カレンならカザフスタンに転勤になりましたよ。」と言われた。「ぐわ~ん。何が悲しくてあんな可愛い娘がカザフスタンくんだりまで行くんだよっ。」そこで電話口の人に思わず聞いてしまった。「それってやっぱり左遷ですか?。」ところが後任の人曰く、「うちの会社ではね、カザフスタンは出世最短コースなんです!。」
つづく
アメリカの石油会社、シェブロン・テキサコ(CVX)に会社訪問してインベスター・リレーションズの人に最近の業績を訊いていたとき、同社のIRチームにファッション・モデルと見間違うほど綺麗な黒人の御姐さんが居たんですね。年の頃で25才くらいですか。実名を出すのはなんなので仮にカレンさんとしておきましょう。最初はあんまり美しいのでこっちはしどろもどろ。ところが財務内容に関していろいろ質問し始めると、カレンさん「ウーン、それはちょっと憶えてない。」、「これは重要じゃないから貴方知らなくてもいいわよ!。」なんて全然、こちらの質問に答えられない。「ま、いいか。美人だから。」と諦めて帰ったわけです。
それから半年ほど経って、シェブロンの業績に関して質問があり、彼女のところに電話したら他の人が出てきて、「ああ、カレンならカザフスタンに転勤になりましたよ。」と言われた。「ぐわ~ん。何が悲しくてあんな可愛い娘がカザフスタンくんだりまで行くんだよっ。」そこで電話口の人に思わず聞いてしまった。「それってやっぱり左遷ですか?。」ところが後任の人曰く、「うちの会社ではね、カザフスタンは出世最短コースなんです!。」
つづく
2004/12/15のBlog
[ 22:56 ]
[ 資源 ]
インタファックス(これ旧共産圏をカバーするニュース・エージェンシーです。結構重宝。)の記事を読んでいたら中国の来年の原油消費量の成長率が鈍化する見通しであるという記事がありました。それによると北京で石油および発電関連のコンファレンスが開催され、CNPCとシノペックの人が来年の需要見通しを述べたらしいです。CNPCは今年の石油消費成長実績+19%に対し、来年の成長率は+8.3%にとどまると見ています。一方、シノペックの関係者は来年+8.7%を予想しています。
石油の消費は長期で見るとGDP成長率に沿った形で伸びる筈ですが、中国の場合、GDP成長よりオーバーシュートして成長する年が2年続くと、その後はGDP成長よりアンダーシュートする年が2年続く、という風にシクリカル性があります。今はGDP成長より遥かに高い成長が2年続いてきたところです。よく言われるのは「中国の経済のエナジー・インテンシティー(資源集約性)が高まってきているから需要が急増している」という事です。僕もこの議論には異論はありません。ただ、永久に新しい造船所や鉄工所を作り続けるというのは馬鹿げた予測で、いずれ飽和状態になるときが来るでしょう。そこで敢えて来年、さ来年はGDP成長より低い率で石油需要が成長する(つまりこれまでのサイクルを踏襲する)というシナリオを僕は考えています。CNPCやシノペックの関係者が同じシナリオを立てているのは「我が意を得たり」というところです。
石油の消費は長期で見るとGDP成長率に沿った形で伸びる筈ですが、中国の場合、GDP成長よりオーバーシュートして成長する年が2年続くと、その後はGDP成長よりアンダーシュートする年が2年続く、という風にシクリカル性があります。今はGDP成長より遥かに高い成長が2年続いてきたところです。よく言われるのは「中国の経済のエナジー・インテンシティー(資源集約性)が高まってきているから需要が急増している」という事です。僕もこの議論には異論はありません。ただ、永久に新しい造船所や鉄工所を作り続けるというのは馬鹿げた予測で、いずれ飽和状態になるときが来るでしょう。そこで敢えて来年、さ来年はGDP成長より低い率で石油需要が成長する(つまりこれまでのサイクルを踏襲する)というシナリオを僕は考えています。CNPCやシノペックの関係者が同じシナリオを立てているのは「我が意を得たり」というところです。
[ 21:40 ]
[ ロシア株 ]
ロシアの石油会社ユコスがアメリカの裁判所に破産申告しました。これを受けて石油の先物は買われているようですが、どんなもんですかネ?。僕はこのニュース、石油の買い材料には成り得ない気がします。
先ずまんまとユコスが日曜日に迫った同社資産の競売にストップをかけることに成功すれば、「現状維持」が続くことになるので石油の供給が大幅に減少することはないでしょう。逆にロシアが今回の米国での破産申請を無視し、競売に踏み切れば、新しい買い手(多分、ガスプロム)がユコスの生産子会社、ユガンスクネフチガスを引き継ぐことになるので、これも石油の供給の減少にはつながらないはずです。
むしろ石油先物トレーダー達は今日のこのニュースに最後の希望をつないでいる気がします。ウォール街の格言に:
相場は希望の坂を転げ落ちる
というのがあります。
ちなみにロシア市場では今日のニュースを受け、ユコス株は-9%(ザラ場ベース)下げています。株の連中はこの窮地打開策が成功するとは思ってない証拠。
先ずまんまとユコスが日曜日に迫った同社資産の競売にストップをかけることに成功すれば、「現状維持」が続くことになるので石油の供給が大幅に減少することはないでしょう。逆にロシアが今回の米国での破産申請を無視し、競売に踏み切れば、新しい買い手(多分、ガスプロム)がユコスの生産子会社、ユガンスクネフチガスを引き継ぐことになるので、これも石油の供給の減少にはつながらないはずです。
むしろ石油先物トレーダー達は今日のこのニュースに最後の希望をつないでいる気がします。ウォール街の格言に:
相場は希望の坂を転げ落ちる
というのがあります。
ちなみにロシア市場では今日のニュースを受け、ユコス株は-9%(ザラ場ベース)下げています。株の連中はこの窮地打開策が成功するとは思ってない証拠。
[ 10:10 ]
[ IPO ]
MMORPG(オンラインゲーム)のザナイン(NCTY)が明日からナスダックに上場されます。先ほど値決めがあり、予定レンジ$13から$15を上回る$16で値決めになりました。そのことから判断してデマンドは高かったようです。今回発行株数は607万株。発行済み株式数は2327万株。時価総額はUS$372Million。
このところMMORPG株はアメリカで人気になっています。今年春、ゴールドマン・サックスが主幹事でIPOしたシャンダ(SNDA)は4倍(♪)にもなりました。中国のMMORPGのピュアー・プレイは残念ながらこれまでシャンダ1社しかなく、次のIPOが待たれていたところです。従って、明日のザナインの初立会いですが結構値を飛ばす展開を僕は想定しています。$18くらいで引けてもおかしくないのでは?。
主幹事ベア・スターンズは中国のインターネット株では結構いい仕事をしており、JPモルガン(最近、ナインタウンズという株をIPOした=名前が似ているので混同しないように!)、UBSなどよりはパワーがあると思います。副幹事はクレディ・リヨネで、この会社は中国の投資ストラテジーなどの調査に特色があります。
さて、このザナインですが、韓国のMMORPGのクリエーター、ウエブゼン(WZEN)と折半でザナイン・ウエブゼンという会社を中国に設立しています。ザナイン・ウエブゼンの業務内容はウエブゼンのMMORPGである「MU」の中国におけるサイト運営です。
サイト運営会社のことを英語では「オペレーター」といって、ゲームの製作者(クリエーター)とは区別しています。それではオペレーターとクリエーターのどちらが偉いかということになるのですが、僕はオペレーターだからといってクリエーターより付加価値の低い仕事をしているとは思えません。その理由はオンライン・ゲームは不法サーバーを設置する輩とか自動プレイ装置を設定して不正にポイントを稼ぐプレーヤーとかが結構居るので、ゲーム・オブザーバーが常におまわりさんみたいに巡回してゆく必要があるからです。そういう交通整理をしっかりしないと不正プレイヤーばかりだとゲームのインテグリティー(完璧性)が損なわれ、ユーザーが離散するからです。この運営作業のなかから新しいゲームを作るときのノウハウとかヒントも得られるはずです。(ちなみにシャンダもオペレーターでした。今後は自社開発商品も出してゆくと言ってますからクリエーターの役回りも加えたい意向でしょう。)
さて、ザナインですが、問題点としては現在のところ「MU」一本に売り上げの大半を依存している点でしょう。事実、「MU」は本国の韓国では既に人気に翳りが出ており、これがクリエーターであるウエブゼン(WZEN)の株価低迷の主因になっています。今後、「MU」から早く脱却したいところですね。ザナインは「ワールド・オブ・ウォークラフト」、「ミスティック・オンライン」、「グラナダ・エスパダ」などの新タイトルを用意しています。
最後にウエブゼンについて触れたいのですが、若し、首尾よくザナインが人気化すれば、ビジネス・パートナーであるウエブゼンも脚光を浴びること必至。この株、今までは「良いとこなし」だったのですが、来年は5本も新しいゲームを出す予定であり、また、株価水準も割安でちゃんと利益も出ていることからバーゲン・ハンティングされると思います。
このところMMORPG株はアメリカで人気になっています。今年春、ゴールドマン・サックスが主幹事でIPOしたシャンダ(SNDA)は4倍(♪)にもなりました。中国のMMORPGのピュアー・プレイは残念ながらこれまでシャンダ1社しかなく、次のIPOが待たれていたところです。従って、明日のザナインの初立会いですが結構値を飛ばす展開を僕は想定しています。$18くらいで引けてもおかしくないのでは?。
主幹事ベア・スターンズは中国のインターネット株では結構いい仕事をしており、JPモルガン(最近、ナインタウンズという株をIPOした=名前が似ているので混同しないように!)、UBSなどよりはパワーがあると思います。副幹事はクレディ・リヨネで、この会社は中国の投資ストラテジーなどの調査に特色があります。
さて、このザナインですが、韓国のMMORPGのクリエーター、ウエブゼン(WZEN)と折半でザナイン・ウエブゼンという会社を中国に設立しています。ザナイン・ウエブゼンの業務内容はウエブゼンのMMORPGである「MU」の中国におけるサイト運営です。
サイト運営会社のことを英語では「オペレーター」といって、ゲームの製作者(クリエーター)とは区別しています。それではオペレーターとクリエーターのどちらが偉いかということになるのですが、僕はオペレーターだからといってクリエーターより付加価値の低い仕事をしているとは思えません。その理由はオンライン・ゲームは不法サーバーを設置する輩とか自動プレイ装置を設定して不正にポイントを稼ぐプレーヤーとかが結構居るので、ゲーム・オブザーバーが常におまわりさんみたいに巡回してゆく必要があるからです。そういう交通整理をしっかりしないと不正プレイヤーばかりだとゲームのインテグリティー(完璧性)が損なわれ、ユーザーが離散するからです。この運営作業のなかから新しいゲームを作るときのノウハウとかヒントも得られるはずです。(ちなみにシャンダもオペレーターでした。今後は自社開発商品も出してゆくと言ってますからクリエーターの役回りも加えたい意向でしょう。)
さて、ザナインですが、問題点としては現在のところ「MU」一本に売り上げの大半を依存している点でしょう。事実、「MU」は本国の韓国では既に人気に翳りが出ており、これがクリエーターであるウエブゼン(WZEN)の株価低迷の主因になっています。今後、「MU」から早く脱却したいところですね。ザナインは「ワールド・オブ・ウォークラフト」、「ミスティック・オンライン」、「グラナダ・エスパダ」などの新タイトルを用意しています。
最後にウエブゼンについて触れたいのですが、若し、首尾よくザナインが人気化すれば、ビジネス・パートナーであるウエブゼンも脚光を浴びること必至。この株、今までは「良いとこなし」だったのですが、来年は5本も新しいゲームを出す予定であり、また、株価水準も割安でちゃんと利益も出ていることからバーゲン・ハンティングされると思います。
[ 06:35 ]
[ ブラジル株 ]
これまで経済成長が足踏み気味だったブラジル、このところようやく調子付いてきた様子です。今年のGDP成長は約4.5%、来年の予想は4.3%といったところですか。貿易収支、経常収支なども改善してきていますし、GDPに対する負債比率も漸減してきています。まさに中国サマ様ですね。
ブラジル株のヴァリュエーションですが、来年の収益予想に基づいてPERで約7.5倍、決して高くありません。ブラジルの過去のPERから見ても、他のエマージング市場の平均PERから見ても妥当な水準だと思います。但し、ブラジルの場合、景気敏感株や石油関連など、普段でもPEが低いセクターが株式市場の大半を占めていますから、この分、割り引いて考える必要があると思います。特に昨今の石油高、商品市場の活況でこれらの企業は大変儲かりました。そのピーク・アーニングス(好業績の頂点)に基づいたヴァリュエーションであることをくれぐれも注意して下さい。
今、ブラジルでは「PPP」と呼ばれる、官民共同経済開発プログラムが法律化されようとしています。しばらく前に中国の首脳がブラジルを訪れて経済協力の話し合いをしたことを受けた動きだと思いますが、このPPPというのは簡単に言えばこれまでブラジルではおもに政府の仕事とされてきた公共工事とかを「民活でやりなはれ!」と委譲する法案です。英語で言えば「コンセッション」ということですね。若し、これが法案として通過すればこれまで遅れていたブラジルの港湾、鉄道、高速道路などのインフラの整備が加速する可能性があります。
さて、銘柄ですが世界的な優良会社CVRD(RIO)が先ず真っ先に頭に浮かびます。それからブラジル版のユニバーサル・バンクであるバンコ・イタウ(ITU)なんかもしっかりした企業です。国有企業系では僕は嫌いな会社(親方日の丸的もたれあい経営)ですがペトロブラス(PBR)、テレブラス(TBH)あたりも有名。
ブラジル株のヴァリュエーションですが、来年の収益予想に基づいてPERで約7.5倍、決して高くありません。ブラジルの過去のPERから見ても、他のエマージング市場の平均PERから見ても妥当な水準だと思います。但し、ブラジルの場合、景気敏感株や石油関連など、普段でもPEが低いセクターが株式市場の大半を占めていますから、この分、割り引いて考える必要があると思います。特に昨今の石油高、商品市場の活況でこれらの企業は大変儲かりました。そのピーク・アーニングス(好業績の頂点)に基づいたヴァリュエーションであることをくれぐれも注意して下さい。
今、ブラジルでは「PPP」と呼ばれる、官民共同経済開発プログラムが法律化されようとしています。しばらく前に中国の首脳がブラジルを訪れて経済協力の話し合いをしたことを受けた動きだと思いますが、このPPPというのは簡単に言えばこれまでブラジルではおもに政府の仕事とされてきた公共工事とかを「民活でやりなはれ!」と委譲する法案です。英語で言えば「コンセッション」ということですね。若し、これが法案として通過すればこれまで遅れていたブラジルの港湾、鉄道、高速道路などのインフラの整備が加速する可能性があります。
さて、銘柄ですが世界的な優良会社CVRD(RIO)が先ず真っ先に頭に浮かびます。それからブラジル版のユニバーサル・バンクであるバンコ・イタウ(ITU)なんかもしっかりした企業です。国有企業系では僕は嫌いな会社(親方日の丸的もたれあい経営)ですがペトロブラス(PBR)、テレブラス(TBH)あたりも有名。
[ 02:30 ]
[ IPO ]
今週、SGカウエン証券が主幹事でIPOされる予定です。ティッカーはOLED。初値設定は$13から$15。今回発行株数は250万株。ディール後の発行済み株式数は1950万株。
さて、高分子有機LEDとは次世代のディスプレー技術で、自発光、高輝度、電力消費が少ない、部品点数が少ないなどの利点があります。これまでのLCDは自発光ではありませんから、バックライト、フィルター、ポーラライザーなどが必要でした。高分子有機LEDはそれらが必要でないので例えばフレキシブルなフィルム上にディスプレーすることが可能になります。同社はラムバス(RMBS)とかの「知的所有権プレイ」で、ビジネスモデルもライセンシング・モデルになっています。現在のライセンシーは住友化学、ダウ、デュポン、三星電子、フィリップス、セイコー・エプソンなど。
この技術の問題点は製品の寿命が7年程度と短いこと。(青色の発光パフォーマンスのみがネックになっている。)これは今、改善するため研究中とのことです。
ファンダメンタルズですが、「知的所有権プレイ」のIPOの多くがそうであるように売り上げとか大変小さいです。当然、利益は上がっていません。でも「コンセプトを買う」わけですからそのへんのところはあんまり心配しても無駄でしょう。
所有関係ですが、アメリカのバイアウト・ファームであるケルソが大株主です。これも有力VCとかではないのでちょっと不安。それから現経営陣が殆ど株を持っていないのもマイナス要因です。
まあ、これらを断った上でストーリーとしては潜在市場、潜在アプリケーションがバカでかいので結構人気化するかもしれません。前評判的にはあまり過熱しているような情報は入ってきていないので、案外、安く買えるかもしれない♪。
さて、高分子有機LEDとは次世代のディスプレー技術で、自発光、高輝度、電力消費が少ない、部品点数が少ないなどの利点があります。これまでのLCDは自発光ではありませんから、バックライト、フィルター、ポーラライザーなどが必要でした。高分子有機LEDはそれらが必要でないので例えばフレキシブルなフィルム上にディスプレーすることが可能になります。同社はラムバス(RMBS)とかの「知的所有権プレイ」で、ビジネスモデルもライセンシング・モデルになっています。現在のライセンシーは住友化学、ダウ、デュポン、三星電子、フィリップス、セイコー・エプソンなど。
この技術の問題点は製品の寿命が7年程度と短いこと。(青色の発光パフォーマンスのみがネックになっている。)これは今、改善するため研究中とのことです。
ファンダメンタルズですが、「知的所有権プレイ」のIPOの多くがそうであるように売り上げとか大変小さいです。当然、利益は上がっていません。でも「コンセプトを買う」わけですからそのへんのところはあんまり心配しても無駄でしょう。
所有関係ですが、アメリカのバイアウト・ファームであるケルソが大株主です。これも有力VCとかではないのでちょっと不安。それから現経営陣が殆ど株を持っていないのもマイナス要因です。
まあ、これらを断った上でストーリーとしては潜在市場、潜在アプリケーションがバカでかいので結構人気化するかもしれません。前評判的にはあまり過熱しているような情報は入ってきていないので、案外、安く買えるかもしれない♪。
2004/12/14のBlog
[ 04:52 ]
[ 相場のテクニック ]
15日、16日はエア・チャイナとリンクリートが相次いで取引開始の予定です。この両方の銘柄、香港のリテール・トランチェ(個人投資家)では上々の人気だったそうです。ということは香港市場の個人投資家のキャッシュ・ポジションは今が一番高いわけですから、この2銘柄の取引開始直後に香港市場(当然、レッドチップ、H株なども含む)全体が買われる可能性が高いと思います。
前に書いたようにIPOの倍率が10倍とかになると個人投資家はIPO応募の際、デマンドをわざと多めに入れます。(たとえば着地で1000株欲しいのなら、10倍に増やして「1万株下さい!」と申し込むわけです。)この際、重要なのは10倍に水増しした応募分を払い込めるだけのキャッシュがあることが証券会社が注文を受けるときの条件になるという事です。
個人投資家は投資資金が限られていますから、どうしてもそのIPOが欲しい場合、他の保有銘柄を売却してキャッシュを捻出するわけです。するとアロケーション(割り当て)が判明する直前(今回でいえばさしずめ14日ということになるでしょう)は香港中の投資家のキャッシュ・ポジションが非常に高くなることになります。
実際のアロケーションは申し込み株数の10分の1とかしか来ませんから、その分は支払ったとしてもあとはキャッシュが残ってしまいます。「なんだ、これっぽっちしか来なかったのか、つまんないの。」と言いながら「それじゃまた株でも買うか」と場で株を拾うことになるわけです。
今回も明日あたりが底で、ここを買えば来週あたまくらいまでには一回転、抜けるのではないでしょうか?。銘柄的にはなんでもいいと思いますが、同じセクターであるという理由で不動産とか航空株とかは「乗り換え売り」の対象になった形跡があります。このへんですかね。
前に書いたようにIPOの倍率が10倍とかになると個人投資家はIPO応募の際、デマンドをわざと多めに入れます。(たとえば着地で1000株欲しいのなら、10倍に増やして「1万株下さい!」と申し込むわけです。)この際、重要なのは10倍に水増しした応募分を払い込めるだけのキャッシュがあることが証券会社が注文を受けるときの条件になるという事です。
個人投資家は投資資金が限られていますから、どうしてもそのIPOが欲しい場合、他の保有銘柄を売却してキャッシュを捻出するわけです。するとアロケーション(割り当て)が判明する直前(今回でいえばさしずめ14日ということになるでしょう)は香港中の投資家のキャッシュ・ポジションが非常に高くなることになります。
実際のアロケーションは申し込み株数の10分の1とかしか来ませんから、その分は支払ったとしてもあとはキャッシュが残ってしまいます。「なんだ、これっぽっちしか来なかったのか、つまんないの。」と言いながら「それじゃまた株でも買うか」と場で株を拾うことになるわけです。
今回も明日あたりが底で、ここを買えば来週あたまくらいまでには一回転、抜けるのではないでしょうか?。銘柄的にはなんでもいいと思いますが、同じセクターであるという理由で不動産とか航空株とかは「乗り換え売り」の対象になった形跡があります。このへんですかね。
2004/12/12のBlog
[ 01:46 ]
[ 中国株 ]
金曜日、中国の保険株が急落しました。直接の原因はゴールドマン・サックス証券が同セクターをダウングレードした為です。特に中国人寿保険株は二つのネガティブな要因を抱えていると思います。
1.バカ売れした利益配当型保険のブーム一巡の可能性
2.ロックアップが切れること
このうち1.に関しては今回、利上げが発表されるまでは銀行に預けるより保険を買うほうが有利だった背景があります。即ち中国では銀行預金の利子収入は20%の税金が課せられることから利上げ前の時点で5年定期(利回り約2.8%)の実効利回りは2.23%程度、これに対して保険商品の最大保障利回りは2.5%と有利だったことが指摘できると思います。でもご承知の通り、人民銀行は今後数回に渡って金利を引き上げると予想されていることから保険商品の相対的魅力が低下する可能性があります。
2.に関しては12月18日に中国人寿保険のIPOの際に締結されたロックアップ契約(既存大株主が場で持ち株を処分しないことを約束した契約)が終了します。今、長江、ハチソンなどの4つの大株主がこのロックアップの対象となっており、株数にして約10億株が新たに市場で売却可能となります。勿論、流動性の限られた中、これらの大株主が乱暴に場で処分するとは考えられませんが、一応、注意する必要があると思います。中国人寿保険に関してはウォーレン・バフェットの会社の人間が企業訪問をかけているという報道もありますが、そういう企業同士の玉の移動というのは考えられないシナリオではないと思います。但しバフェットの趣味から考えて今の割高なPEで中国人寿株を買うというのはヴァリュー・インベスターの面子にかけてもやりたくないと感じるでしょう。
1.バカ売れした利益配当型保険のブーム一巡の可能性
2.ロックアップが切れること
このうち1.に関しては今回、利上げが発表されるまでは銀行に預けるより保険を買うほうが有利だった背景があります。即ち中国では銀行預金の利子収入は20%の税金が課せられることから利上げ前の時点で5年定期(利回り約2.8%)の実効利回りは2.23%程度、これに対して保険商品の最大保障利回りは2.5%と有利だったことが指摘できると思います。でもご承知の通り、人民銀行は今後数回に渡って金利を引き上げると予想されていることから保険商品の相対的魅力が低下する可能性があります。
2.に関しては12月18日に中国人寿保険のIPOの際に締結されたロックアップ契約(既存大株主が場で持ち株を処分しないことを約束した契約)が終了します。今、長江、ハチソンなどの4つの大株主がこのロックアップの対象となっており、株数にして約10億株が新たに市場で売却可能となります。勿論、流動性の限られた中、これらの大株主が乱暴に場で処分するとは考えられませんが、一応、注意する必要があると思います。中国人寿保険に関してはウォーレン・バフェットの会社の人間が企業訪問をかけているという報道もありますが、そういう企業同士の玉の移動というのは考えられないシナリオではないと思います。但しバフェットの趣味から考えて今の割高なPEで中国人寿株を買うというのはヴァリュー・インベスターの面子にかけてもやりたくないと感じるでしょう。
2004/12/11のBlog
[ 23:40 ]
[ 中国株 ]
中国南方航空が中国北方航空および新疆航空を買収する件に関するドキュメントが届きました。350頁の分厚いディスクロージャーです。
一瞥した感じでは今回の買収は「当然、実行すべき」だという事。
先ず、中国北方航空と新疆航空がネットワークに加わることでスケール・メリットが出ます。航空事業というのは典型的な規模のメリットが働くビジネスですから、「大きければ大きい方がよい」と言えるでしょう。具体的なメリットとしては;
1.機材の融通、メインテナンスの共有化などによる効率化
2.予約、発券、マーケティング上の相乗効果
3.乗務員の融通
4.本社機能の統合
などです。今回の買収が中国南方航空の利益に与える影響としてはEPSが36%引き上げられる(アクリーティブ)効果があるそうです。また、中国北方航空は大連などの北部工業地帯を地盤にしていて、一方の新疆航空はウルムチなど西方の内陸部が地盤です。どちらも今後中国が国を挙げててこ入れしてゆく方針が既に打ち出されている地域ですからその恩恵を被ることが予想されます。
中国南方航空の株はPEが東方航空や最近上場したエア・チャイナより割高だという事で最近は敬遠されています。でも今回の買収でEPSが上昇することでアジア全体の航空業界の平均PER(16.2倍)に同社のPERが近づきました。今、中国の乗客成長率が年率で14%程度であること、今後、人民元高で国内購買力が上昇すれば旅行ブームが到来するので、この14%という成長率は楽に維持できるであろうこと、さらに中国の航空業界は規制緩和が他のアジア地域より遅れており、ディスカウンターなどからの攻勢により中国航空会社各社の業績が損なわれる危険性が低いことなどを考慮するともっと割高に買われても不思議はないと感じます。
また、他の中国株の多くのストーリーは無秩序な新規投資による過当競争のリスクを孕んだものが多いのに対し、この業界は極めて秩序だった成長が見込まれます。これも安心出来る要因のひとつでしょう。
ところでアジアの主要航空会社で最もヴァリュエーションが安い株はタイ航空です。PERで7.9倍。確かに南アジア地域は新手のディスカウンターの登場で市場構造が変貌しつつあるとは言え、これは安すぎるのではないでしょうか?。
一瞥した感じでは今回の買収は「当然、実行すべき」だという事。
先ず、中国北方航空と新疆航空がネットワークに加わることでスケール・メリットが出ます。航空事業というのは典型的な規模のメリットが働くビジネスですから、「大きければ大きい方がよい」と言えるでしょう。具体的なメリットとしては;
1.機材の融通、メインテナンスの共有化などによる効率化
2.予約、発券、マーケティング上の相乗効果
3.乗務員の融通
4.本社機能の統合
などです。今回の買収が中国南方航空の利益に与える影響としてはEPSが36%引き上げられる(アクリーティブ)効果があるそうです。また、中国北方航空は大連などの北部工業地帯を地盤にしていて、一方の新疆航空はウルムチなど西方の内陸部が地盤です。どちらも今後中国が国を挙げててこ入れしてゆく方針が既に打ち出されている地域ですからその恩恵を被ることが予想されます。
中国南方航空の株はPEが東方航空や最近上場したエア・チャイナより割高だという事で最近は敬遠されています。でも今回の買収でEPSが上昇することでアジア全体の航空業界の平均PER(16.2倍)に同社のPERが近づきました。今、中国の乗客成長率が年率で14%程度であること、今後、人民元高で国内購買力が上昇すれば旅行ブームが到来するので、この14%という成長率は楽に維持できるであろうこと、さらに中国の航空業界は規制緩和が他のアジア地域より遅れており、ディスカウンターなどからの攻勢により中国航空会社各社の業績が損なわれる危険性が低いことなどを考慮するともっと割高に買われても不思議はないと感じます。
また、他の中国株の多くのストーリーは無秩序な新規投資による過当競争のリスクを孕んだものが多いのに対し、この業界は極めて秩序だった成長が見込まれます。これも安心出来る要因のひとつでしょう。
ところでアジアの主要航空会社で最もヴァリュエーションが安い株はタイ航空です。PERで7.9倍。確かに南アジア地域は新手のディスカウンターの登場で市場構造が変貌しつつあるとは言え、これは安すぎるのではないでしょうか?。
[ 01:28 ]
[ 中東 ]
ドバイの港湾運営会社、ドバイ・ポーツ・インターナショナル(DPI)が米国のCSXから香港のコンテナ港の設備をUS$1.5Billionで買収しました。
香港の新空港からバスに乗って香港に入るたびに思うのは、香港の港湾施設の素晴らしさです。一体、どのくらいの価値があるのかいつも気になっていたのですが、今回のトランスアクションはどうやらブックヴァリューの2倍程度だったらしいです。「成る程、たかが港湾施設とはいえ今をときめく中国の玄関となるとやはりそれだけのプレミアムが要求されるもんなんだなぁ」と納得。僕は昔やっていた仕事の関係で港湾施設を見ると思わずいろいろ考え込んでしまうんですが、香港の設備はピカピカですね。アメリカではロングビーチとかオークランドとかシアトル・タコマとかの設備も見ましたけど、香港の比じゃないです。(当然、日本も勝てない)
このDPIという会社、「なかなかやるな!」と思います。「港湾運営事業というのはサービス業だ!」と宣言しているあたり、アラブ企業のイメージをちょっと超越している気がします。でも、ドバイという土地柄を考えればそれも理解できます。ドバイは石油などの地下資源では周辺の国々には勝てませんが、逆に早くからそれを悟り、中東のシンガポールを目指し、観光、金融、トランスポーテーションなどに注力してきました。このアラブ商人の良い面というのが最大限の形で表現されているのがドバイというところでしょう。(蛇足ながらエミレーツ航空にのってドバイに遊びに行くというのが今、欧州のヘッジファンド・マネージャーの間で流行しています。ことヴァケーションに関しては口の奢った連中ですから、その要求水準に叶ったドバイという土地、今後は観光でも相当イケルという気がします。)
翻って、DPIにコンテナ港を売ったCSXという会社、どうもいけませんなぁ。CSXといえば財務長官ジョン・スノーの出身会社ですが、クラウン・ジュエルであるコンテナ港をあっさり売却なんて思わず「アホかいな?」と言いたくなる。このところの石油高で石炭輸送の需要が高まったりしたので港湾のビジネスは処分したくなったのだと思いますが、いかにも近視眼的経営ですね。
さて、香港の港湾施設の話が出たので思い出したのですが、先日言及したナインタウンズ(NINE)、その翌日ザラ場$9.40どころまで急落した後、買い手が出現したと見えて急反発、2日で15%も上昇しました。僕は指値が低すぎて買い逃した。トホホ!。
香港の新空港からバスに乗って香港に入るたびに思うのは、香港の港湾施設の素晴らしさです。一体、どのくらいの価値があるのかいつも気になっていたのですが、今回のトランスアクションはどうやらブックヴァリューの2倍程度だったらしいです。「成る程、たかが港湾施設とはいえ今をときめく中国の玄関となるとやはりそれだけのプレミアムが要求されるもんなんだなぁ」と納得。僕は昔やっていた仕事の関係で港湾施設を見ると思わずいろいろ考え込んでしまうんですが、香港の設備はピカピカですね。アメリカではロングビーチとかオークランドとかシアトル・タコマとかの設備も見ましたけど、香港の比じゃないです。(当然、日本も勝てない)
このDPIという会社、「なかなかやるな!」と思います。「港湾運営事業というのはサービス業だ!」と宣言しているあたり、アラブ企業のイメージをちょっと超越している気がします。でも、ドバイという土地柄を考えればそれも理解できます。ドバイは石油などの地下資源では周辺の国々には勝てませんが、逆に早くからそれを悟り、中東のシンガポールを目指し、観光、金融、トランスポーテーションなどに注力してきました。このアラブ商人の良い面というのが最大限の形で表現されているのがドバイというところでしょう。(蛇足ながらエミレーツ航空にのってドバイに遊びに行くというのが今、欧州のヘッジファンド・マネージャーの間で流行しています。ことヴァケーションに関しては口の奢った連中ですから、その要求水準に叶ったドバイという土地、今後は観光でも相当イケルという気がします。)
翻って、DPIにコンテナ港を売ったCSXという会社、どうもいけませんなぁ。CSXといえば財務長官ジョン・スノーの出身会社ですが、クラウン・ジュエルであるコンテナ港をあっさり売却なんて思わず「アホかいな?」と言いたくなる。このところの石油高で石炭輸送の需要が高まったりしたので港湾のビジネスは処分したくなったのだと思いますが、いかにも近視眼的経営ですね。
さて、香港の港湾施設の話が出たので思い出したのですが、先日言及したナインタウンズ(NINE)、その翌日ザラ場$9.40どころまで急落した後、買い手が出現したと見えて急反発、2日で15%も上昇しました。僕は指値が低すぎて買い逃した。トホホ!。
[ 01:04 ]
[ インド株 ]
インフォシス(INFY)はインドを代表するITアウトソーシングの会社です。この会社、既に売り上げ規模はUS$1Billionを超えているのですが、それでも年率46%で売上高が成長しています。世界をぐるっと見回してみてもこれだけの規模でこんなに急成長している会社というのは数えるほどしか見当たりません。
インフォシスは売り上げの殆ど(約90%)を欧米の顧客から上げており、請けて来た契約をインドの廉価で良質なエンジニアによって執行しています。(売り上げの68%に相当する部分はインドでプロセス。)このシンプルかつパワフルなビジネス・モデルはまだまだ成長の余地大であると思われます。
ただし、こと株となると少し注意が必要だと思います。というのは既にインフォシスやウィプロ(WIT)、サティヤム(SAY)らインドのITアウトソース株は相当、PERが高くなってきていますし、ADRで買う場合(個人の方法としてはこれしかないと思います)、現地普通株に対してべらぼうなプレミアムがついているからです。折から、インフォシスとサティヤムの両社はADRの増資を発表してます。これでADRの供給が増えればプレミアムが剥げてくるでしょう。従って、ADR公募後まで待ってから買っても遅くない気がします。
ADRのプレミアムが話題に出たついでに言えば、過去において特にプレミアムが大きかったのが台湾セミコンダクター(TSM)とユナイテッド・マイクロエレクトロニクス(UMC)の2社です。ところが昨今のハードウエア株安で随分、これらのプレミアムは縮小しました。事実、エマージング・マーケット全体のヴァリュエーションと照らしてこれらの銘柄がこんなに割安に取引されたのははじめてであると言っても過言ではないでしょう。これら銘柄はOECDリーディング・インディケーターと密接な相関性があります。そのリーディング・インディケーターですが今年春に天井をつけてからずっと下降線を辿っています。来年の春には底入れが予想されますからこれを先回りして今から買っても良いでしょう。
インフォシスは売り上げの殆ど(約90%)を欧米の顧客から上げており、請けて来た契約をインドの廉価で良質なエンジニアによって執行しています。(売り上げの68%に相当する部分はインドでプロセス。)このシンプルかつパワフルなビジネス・モデルはまだまだ成長の余地大であると思われます。
ただし、こと株となると少し注意が必要だと思います。というのは既にインフォシスやウィプロ(WIT)、サティヤム(SAY)らインドのITアウトソース株は相当、PERが高くなってきていますし、ADRで買う場合(個人の方法としてはこれしかないと思います)、現地普通株に対してべらぼうなプレミアムがついているからです。折から、インフォシスとサティヤムの両社はADRの増資を発表してます。これでADRの供給が増えればプレミアムが剥げてくるでしょう。従って、ADR公募後まで待ってから買っても遅くない気がします。
ADRのプレミアムが話題に出たついでに言えば、過去において特にプレミアムが大きかったのが台湾セミコンダクター(TSM)とユナイテッド・マイクロエレクトロニクス(UMC)の2社です。ところが昨今のハードウエア株安で随分、これらのプレミアムは縮小しました。事実、エマージング・マーケット全体のヴァリュエーションと照らしてこれらの銘柄がこんなに割安に取引されたのははじめてであると言っても過言ではないでしょう。これら銘柄はOECDリーディング・インディケーターと密接な相関性があります。そのリーディング・インディケーターですが今年春に天井をつけてからずっと下降線を辿っています。来年の春には底入れが予想されますからこれを先回りして今から買っても良いでしょう。
2004/12/10のBlog
[ 05:58 ]
[ ハイテク株 ]
今日のナスダック市場はプログラマブル・ロジックのザイリンクス(XLNX)およびアルテラ(ALTR)の両社が仲良く昨日引け後にプロフィット・ウォーニングを出したことで軟調に寄り付きました。「在庫調整が完了どころか、一層、見通しが悪化した」というのがその弁。ところがザラ場にナショナル・セミコンダクター(NSM)が「ウチは最悪期は脱した」とコメント、半導体株が慌てて買い戻されました。先日のインテルの在庫調整完了宣言と併せて、一体、誰の話を聞けばよいのか迷ってしまう投資家も多いと思います。
僕の考えではザイリンクスやアルテラの業績が上向かないのはハイテクの需要そのものの問題というよりも「デザイン・ベロシティー」、つまり「どのくらい早いペースでいろいろなハイテクの新製品、新企画が打ち出されているか」に左右されるからで、このところハイテク全般で新しいアイデアが停滞している事が両社の業績の足を引っ張っていると思います。
事実、比較的スタンダード商品で主にヴォリュームとコストで勝負するインテルやナショ・セミが「商品は動いている」と言っているわけですから、実際に商品は動いているのでしょう。
さて、世界のファブレス・セミコンダクター各社の在庫状況を見ると、この第3四半期が在庫のピークで、第4四半期には在庫トレンドが減少に転ずると予想されます。このインフレクション・ポイントが台湾セミコンダクター(TSM)やユナイテッド・マイクロエレクトロニクス(UMC)、そして中国のSMIなどの半導体ファウンドリー会社の株を買う絶好のエントリー・ポイントである事を指摘しておきます。そしてアドヴァンスト・セミコンダクター(ASX)、シリコンウエア・プレシジョン(SPIL)、アムコア(AMKR)、シンガポール・テスト(STTS)、ASEテスト(ASTSF)などのパッケージング、テスティング業者の株も妙味だと思われます。
日本の個人投資家の中国株、アジア株への投資のビヘイビアを見ると重厚長大企業とか不動産へのシフトが極端で、ハイテクは殆ど顧みられていません。でも長期で見れば僕はアジアのハイテク企業は生き残るけど、鉄鋼とか鉱工業とかは疑問な気がします。これは丁度、日本でも円高前は新日鉄とかNKKとかが幅を利かせたけれども、今、振り返ってみるとソニーとかのハイテク企業の方が生き残った率が高かったのと同じ理由です。(NKKの鋼管部門は今はアルゼンチン企業の子会社!になっている。あのプライド高きNKKマンたちはさぞ無念でしょうね。)
僕の考えではザイリンクスやアルテラの業績が上向かないのはハイテクの需要そのものの問題というよりも「デザイン・ベロシティー」、つまり「どのくらい早いペースでいろいろなハイテクの新製品、新企画が打ち出されているか」に左右されるからで、このところハイテク全般で新しいアイデアが停滞している事が両社の業績の足を引っ張っていると思います。
事実、比較的スタンダード商品で主にヴォリュームとコストで勝負するインテルやナショ・セミが「商品は動いている」と言っているわけですから、実際に商品は動いているのでしょう。
さて、世界のファブレス・セミコンダクター各社の在庫状況を見ると、この第3四半期が在庫のピークで、第4四半期には在庫トレンドが減少に転ずると予想されます。このインフレクション・ポイントが台湾セミコンダクター(TSM)やユナイテッド・マイクロエレクトロニクス(UMC)、そして中国のSMIなどの半導体ファウンドリー会社の株を買う絶好のエントリー・ポイントである事を指摘しておきます。そしてアドヴァンスト・セミコンダクター(ASX)、シリコンウエア・プレシジョン(SPIL)、アムコア(AMKR)、シンガポール・テスト(STTS)、ASEテスト(ASTSF)などのパッケージング、テスティング業者の株も妙味だと思われます。
日本の個人投資家の中国株、アジア株への投資のビヘイビアを見ると重厚長大企業とか不動産へのシフトが極端で、ハイテクは殆ど顧みられていません。でも長期で見れば僕はアジアのハイテク企業は生き残るけど、鉄鋼とか鉱工業とかは疑問な気がします。これは丁度、日本でも円高前は新日鉄とかNKKとかが幅を利かせたけれども、今、振り返ってみるとソニーとかのハイテク企業の方が生き残った率が高かったのと同じ理由です。(NKKの鋼管部門は今はアルゼンチン企業の子会社!になっている。あのプライド高きNKKマンたちはさぞ無念でしょうね。)
[ 03:40 ]
[ 相場のテクニック ]
これ、常識ですね。
そもそも市況産業の経営者が株を出すときというのは業績がピークになって、株価が最高値の時ときまっていますから、そんなときに株を買うのはおっちょこちょいです。
でも証券会社の立場からするとIPOより重厚長大産業の株の公募増資のほうが遥かにオイシイ。アナリストも3年に一度か5年に一度しか巡ってこないこのチャンスに幹事獲得を逃すとクビになってしまいます。だから本当はもっともアブナイ時なのに皆「業績がいいから買いましょう!」の大合唱になるわけです。
ウォール街の格言で「公募増資は発行体が資金が必要なときに実行するのではなく、株に対する需要があるときにやるものだ」というのがあります。これをインベストメント・バンカーはお百度参りをしながら企業の経営者の頭に叩き込むわけですね。
最近、市況産業の公募とかIPOが米国でも多くなってきました。今日は石油パイプライン向けのポンプを作っている老舗、ドレッサーが上場書類を提出しています。この会社、ハリバートンが1998年に買収(とんでもないお荷物を背負い込んだということで当時ハリバートンの社長をしていた現米国副大統領のディック・チェイニーはウォール街の笑いものになった経緯があります)した後、お荷物であるということでスピンオフされた会社です(ドレッサーの傘下だったエンジニアリング会社のKBRだけはハリバートンが依然キープしています)。
こんなぼろ会社(ちょっと仮目論見書を眺めた感じでは、相変わらず業績は低迷したまま)がすました顔してまたIPOに出てくるくらいですから昨今の市況関連株ブームはそろそろ下車する時が来ている気がします。
そもそも市況産業の経営者が株を出すときというのは業績がピークになって、株価が最高値の時ときまっていますから、そんなときに株を買うのはおっちょこちょいです。
でも証券会社の立場からするとIPOより重厚長大産業の株の公募増資のほうが遥かにオイシイ。アナリストも3年に一度か5年に一度しか巡ってこないこのチャンスに幹事獲得を逃すとクビになってしまいます。だから本当はもっともアブナイ時なのに皆「業績がいいから買いましょう!」の大合唱になるわけです。
ウォール街の格言で「公募増資は発行体が資金が必要なときに実行するのではなく、株に対する需要があるときにやるものだ」というのがあります。これをインベストメント・バンカーはお百度参りをしながら企業の経営者の頭に叩き込むわけですね。
最近、市況産業の公募とかIPOが米国でも多くなってきました。今日は石油パイプライン向けのポンプを作っている老舗、ドレッサーが上場書類を提出しています。この会社、ハリバートンが1998年に買収(とんでもないお荷物を背負い込んだということで当時ハリバートンの社長をしていた現米国副大統領のディック・チェイニーはウォール街の笑いものになった経緯があります)した後、お荷物であるということでスピンオフされた会社です(ドレッサーの傘下だったエンジニアリング会社のKBRだけはハリバートンが依然キープしています)。
こんなぼろ会社(ちょっと仮目論見書を眺めた感じでは、相変わらず業績は低迷したまま)がすました顔してまたIPOに出てくるくらいですから昨今の市況関連株ブームはそろそろ下車する時が来ている気がします。
2004/12/09のBlog
[ 10:47 ]
[ IPO ]
今、買い出動のタイミングをてぐすねひいて待っているのが、この株。
ナインタウンズ(NINE)は12月3日にNasdaqに上場された中国のソフトウエア企業です。同社は輸出入・通関書類のオンライン化ソフトウエアを販売しています。
中国には外国資本の参加を受けた企業が全部で47万社あり、その多くが中国からモノを輸出したり、逆に中国へモノを輸入する業務に携わっているそうです。このところ、WTO加盟とか、テロリスト対策で輸出入業務にまつわる届出事項が増えたりなど、いろいろな要因が重なって、ペーパーによる書類処理は限界に来ています。
ナインタウンズはこの事務をオンライン化することでこれまで2日以上かかっていた届出作業を30分で完了させるというソリューションを提供しています。なかなか将来性のありそうなビジネスですね。同社の顧客は現在8万社、まだまだ成長余地は大きそうです。
さて、ファンダメンタルズですが、今年1月から9月までの3四半期の売り上げは約US$16Million、同期間のEPSは40セントです。IPO後のバランスシート上のネット・キャッシュは約2ドルといったところでしょうか?。
同社株は11ドルで値決め後、3日の上場初日は14ドル超までザラ場買い進まれました。しかし、主幹事のJPモルガンのディールにしばしばありがちなのですが買い物が続かずその後毎日陰線を引いています。7日にはとうとう公募価格を割込み、今日(8日)は一時10ドルを割込みました。
IPO後の相場の持ってゆき方に関しては主幹事証券によっていろいろなクセがあり、それをよく見極めて出動かけないととんでもない損を被ったりしますが、JPモルガンの場合、公募価格を割ったら無理に買い支えず、下値でナチュラル・バイヤーが出現するのを待ちます。そこでフリッパー(IPOに応募しておきながら、すぐに売り抜ける目先筋)の売り物をスウィープしたら、後は売り物が薄くなって軽くなったところを自在に煽ってゆく、そういうアプローチを好みます。
今回もそのパターンを踏襲する格好になったわけですが、10ドル割れの水準はそろそろ買いのタイミングを窺う準備に入るべき水準でしょう。これはゴールドマンのディールなのですが、最近ではハッチソン・テレコム(HTX)がほぼ似たような株価の足取りを辿りました。ハッチソン・テレコムの場合、上場後13立会いでコツンと底打ち、下げ幅的には公募価格からマイナス15%という水準で反転しています。ナインタウンズの場合、未だ4日目ですから出動するにはちょっと早い気がします。水準的には9.3ドルあたりが妥当かなと思います。大体、上場してから一ヶ月経つと所謂クウヮイエット・ピリオド明けで各証券が推奨を始めることが出来ます。それを先回りして買い物が入りますから遅くとも上場後20日程度までにはポジションを建てるというのが定石でしょう。
ナインタウンズ(NINE)は12月3日にNasdaqに上場された中国のソフトウエア企業です。同社は輸出入・通関書類のオンライン化ソフトウエアを販売しています。
中国には外国資本の参加を受けた企業が全部で47万社あり、その多くが中国からモノを輸出したり、逆に中国へモノを輸入する業務に携わっているそうです。このところ、WTO加盟とか、テロリスト対策で輸出入業務にまつわる届出事項が増えたりなど、いろいろな要因が重なって、ペーパーによる書類処理は限界に来ています。
ナインタウンズはこの事務をオンライン化することでこれまで2日以上かかっていた届出作業を30分で完了させるというソリューションを提供しています。なかなか将来性のありそうなビジネスですね。同社の顧客は現在8万社、まだまだ成長余地は大きそうです。
さて、ファンダメンタルズですが、今年1月から9月までの3四半期の売り上げは約US$16Million、同期間のEPSは40セントです。IPO後のバランスシート上のネット・キャッシュは約2ドルといったところでしょうか?。
同社株は11ドルで値決め後、3日の上場初日は14ドル超までザラ場買い進まれました。しかし、主幹事のJPモルガンのディールにしばしばありがちなのですが買い物が続かずその後毎日陰線を引いています。7日にはとうとう公募価格を割込み、今日(8日)は一時10ドルを割込みました。
IPO後の相場の持ってゆき方に関しては主幹事証券によっていろいろなクセがあり、それをよく見極めて出動かけないととんでもない損を被ったりしますが、JPモルガンの場合、公募価格を割ったら無理に買い支えず、下値でナチュラル・バイヤーが出現するのを待ちます。そこでフリッパー(IPOに応募しておきながら、すぐに売り抜ける目先筋)の売り物をスウィープしたら、後は売り物が薄くなって軽くなったところを自在に煽ってゆく、そういうアプローチを好みます。
今回もそのパターンを踏襲する格好になったわけですが、10ドル割れの水準はそろそろ買いのタイミングを窺う準備に入るべき水準でしょう。これはゴールドマンのディールなのですが、最近ではハッチソン・テレコム(HTX)がほぼ似たような株価の足取りを辿りました。ハッチソン・テレコムの場合、上場後13立会いでコツンと底打ち、下げ幅的には公募価格からマイナス15%という水準で反転しています。ナインタウンズの場合、未だ4日目ですから出動するにはちょっと早い気がします。水準的には9.3ドルあたりが妥当かなと思います。大体、上場してから一ヶ月経つと所謂クウヮイエット・ピリオド明けで各証券が推奨を始めることが出来ます。それを先回りして買い物が入りますから遅くとも上場後20日程度までにはポジションを建てるというのが定石でしょう。
[ 02:07 ]
[ 中国株 ]
ゴールドマン・サックスがウォルマートの株式をダウングレードしました。ウォルマートが余りに巨大になった為、新規出店しても既存のウォルマートと喰い合いになってしまうというのがその主な理由です。換言すればウォルマートはアメリカ国内ではそろそろ飽和点に達したということでしょう。(生鮮食料品とかに進出しようとする試みは