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いちカイにヤリ 投資世代(ロシア株、インド株、中国株、ブラジル株、ADR、BRICs)
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2008/09/06のBlog
[ 01:10 ] [ コミュニティー連絡事項 ]
あたらしい連載、始めました。題して:

米国株式入門講座

皆さんは僕が新興国ではなく、アメリカという先進国の株式市場について連載を始めるというニュースには唐突の感を持たれることでしょう。

いや、それどころか「そんな無責任な!、それじゃ一体、新興国はどうして呉れるんだ。」と怒り出す人も居るに違いありません。

ご心配なく。

新興国の長期ブル相場は未だ終わっていませんし、『いちカイにヤリ』もやめたりしませんから。

「それじゃ、一体、どうしてそんなにあちこち手を出すのか?」

それについてチョッと説明させて下さい。

 ■ ■ ■

我々の暮らしに四季があるように、相場にも季節というものがあるのです。

いまはたいへん苦しい展開になっていますから、四季で言えばさしずめ「厳冬」といったところですね。

厳冬の間は地上からすべての色が失せ、一面グレーな世界になります。草木は枯れ、動物は冬眠のために姿を消します。

いわゆる「何を買っても儲からない相場」です。

でも灰色の世界だからといって諦めるのは物事の表面だけしか見えない人のすることです。ちゃんと地面の下では来年の春に向けて新しい芽が出る準備をしているし、動物だって冬眠することで英気を養っているわけです。

つまり冬という季節は充電の期間であり、次に来る活動的な期間に備える大事な時間なのです。

何年か収穫を続けると地味は瘠せ、養分がなくなってしまいます。その場合、無理して次の年も耕作するのではなく、休耕して大地がエネルギーを取り戻すのを待つのがにんげんの知恵です。

相場もこれと全く同じで、ブル・マーケットが大きく咲けば咲くほど、休耕の必要性が増します。

そしてちょうど動物や植物が「充電」するように、我々投資家も次の事に向けて充電する必要があるのです

それでは「充電」とは一体なにか?

それはかんたんに言えばあたらしいことべんきょうするということです。

 ■ ■ ■



不思議なもので相場が一面グレーな「冬の世界」になる頃、奇妙な現象が起こるのです。それは次の相場のリーダーが人々の気づかないうちに既に蠢動を始めるということです。

どの辺りが次の相場のリーダーになるか?ということの大体の見当はもうついているし、それに沿った形で新しいブログも始めてあります。

また我々がそういう新しい投資機会へと視野を広げてゆくにあたって必要な条件は実はもう既に整っているのです

もちろん、これから学ばなければいけないことは山ほどあります。

これから習得しなければいけないことの多さを想った時、皆さんは億劫に感じるかも知れません。でも5年くらい前、最初に中国株やベトナム株を取引しはじめた「パイオニア」の方々のことを考えて欲しいのです。彼らがべんきょうを始めた頃は今と違って情報はそれほどふんだんにはありませんでした。

いちはやく意を決してべんきょうに乗り出した人だけが中国株やベトナム株でガンガン儲けたわけで、雑誌かなにか見て周囲に影響されてから動いた人が天井を掴んだことは今更僕が説明するまでも無いと思います。

つまりスピード感を持って新しいことに取り組んでゆくことが絶対必要なんです。

One step ahead....

他の投資家に先立って新しい境地を切り開いてゆくつもりでお互いがんばりましょう。






2008/09/05のBlog
プーチン首相は:

「いまの世の中では戦争は弾薬によって行われるのではない。経済戦争こそが最大のバトルである。」

という事を繰り返し説いています。

でも最近のロシアの外貨準備の急減、株式市場の暴落を見ると「負け戦」になっているのはロシアの方ではないでしょうか?。

PERが8倍を切るような国は少なくとも投資の世界では「手ごわい国」とは看做されません。通信簿で言えば落第ものです。

ロシアのコスト・オブ・キャピタル(資金調達コスト)はいまどんどん上昇しています。僕はロシアが今回のグルシア侵攻で一体、どのくらいのものを得たのか知りませんけど、世界経済に於けるステータスとしては、それの10倍くらいのものを失った気がします。
これからここに書くことは僕には余り自信が持てません。

でも「おやっ、チョッと変?」

と思ったので敢えて書きます。

中国政府は外貨がどんどん溜まるので過去にアメリカの債券、とりわけファニー・メイ債やフレディ・マック債を買い漁りました。

でもその間、人民銀行の自己資本はほとんど拡充されていないのです。

それでIMFからごくプライベートに注意を受けた、、、。

「増やしておいた方がいいですよ、人民銀行の自己資本を。」

という風にね。


ところが最近、ファニーやフレディがおかしくなっている。

勿論、ファニーやフレディが国有化されてもファニメ債やフレディマック債にはほとんど影響は無いわけだけど、、、実は人民銀行のバランスシート自体がファニーやフレディも顔負けなくらいストレッチされてしまっている、、、。だからチョッとのショックでも堪え性が無いわけ。

言わば「人民銀行のリーマン・ブラザーズ化」ですか?


で、中国政府が先ずやらないといけない事は即座に人民元の元高を食い止めることです。

(昔、日本の政府や日本の生保などもこれに酷似した境遇に陥った経緯があるのは皆さんの方が詳しいですよね。)
CVRD(ティッカー:RIO)がとんでもない失策を演じています。

今年の鉄鉱石の価格交渉でCVRDが勝ち取った価格がライバルのBHPの契約価格より低かったので、「BHP並みに値上げさせろ」と契約期間の半ばで中国の鉄鋼メーカーに迫り、メンツを重んずる中国の鉄鋼メーカー各社が「キレた」という噂が入っているわけです。

言うまでも無く、世界はいま、余った鋼材で溢れ返っています。

先日の勉強会でも「一体、余って輸出に回された鋼材は何処へ消えているんでしょうね?」と申し上げました。

バミューダ・トライアングルかブラックホールにでも吸い込まれない限り、世界中を駆け回っている余剰鋼材はいずれ鉄鋼価格の急落を招きます。

CVRDはSTRONG SELLです。
世界の景気が同時にスローダウンしているという認識が広がっています。

言うまでも無く今回のスローダウンはアメリカの住宅市場の変調がきっかけでした。
でも今は「アメリカだけが悪い」という「悪者探し」的な議論はもう後の祭りというか、むなしいものがあると思うんです。

直近の経済の状況を見ると欧州もメタメタだし、日本もぜんぜん「踏ん張り」というものを感じさせません。またBRICsもそういう先進国からの「需要蒸発」状態の中でほんとうにデカップリングできるのかを厳しく試される展開になっています。

別のところで書いたのですけど、いまは「どの国に投資するか?」ということより、「どのセクターに投資するか?」という事の方が決定的に重要な局面です。

そこでセクター・ストラテジーの基本をもう一度おさらいしておきます。

去年までは世界の景気は良く、金利は高かったです。(ないしはインフレがひどかったです。)

つまりこの図で言えば12時から1時くらいのところからスタートして、だんだん時計回りに針が下がってきたと考えてください。

つい最近までは原油が値を保っていましたから、エネルギーのところだけがパフォーマンスを保てていた、、、そういう状態だったわけです。しかし今は時計の針が5時くらいの位置に来ているので何を買っても儲からない、最悪の状態に来ているわけです。

僕の考えでは(そしてこれは投資の教科書ならどれにでも書かれている正攻法的なアプローチでもありますが)次に相場になるのは図中の左下部分だと思います。つまり:

食品株
日用品株
バイオ
医療機器

などが良いと思うのです。
マインドレイ・メディカル(ティッカー:MR)が第2四半期決算を発表しています:

売上高:1.46億ドル(コンセンサス1.41億ドル)
ノン・GAAP・EPS:31セント(コンセンサス21セント)

通年ガイダンス:
売上高:5.6~5.8億ドル(コンセンサス5.7億ドル)
ノン・GAAP・EPS:$1.16~$1.18(コンセンサス$1)

 ■ ■ ■


今期は政府の入札のビジネスが前期より少なかった。
これは政府の都合やスケジュールに左右されるビジネスだから、マインドレイの経営努力とは無関係。

今期の中国の売り上げ成長率は+59%。
政府の入札のビジネスを除いた成長率は+70%。
中国国内のビジネスの成長率は上がっている。
その原因は新製品が良く売れていることと単価の高い製品が良く売れていることによる。

総売上高に占める中国政府の入札のビジネスは12%。

中国のディストリビューターからの引き合いは強い。

次の第3四半期は例年、スローな時期である。(夏場だから。)
今年はオリンピックで皆の関心がそちらに移ったこともあり、第3四半期の売り上げはそれほど強くないと思う。でも第4四半期はかなり強くなると思う。。
下半期の成長率としては+40%を見ている。

海外部門を見ると売り上げ成長は+139%だった。
米国などでの病院でのプライス・プレッシャーはマインドレイにとってグッドニュース
3Qはシーズナリティー的に弱い期間。
4Qは予算消化で売り上げは伸びる。

ノン・GAAP・グロス・マージン:54.8%。
通年ターゲット:53~54%。

今年末から統合コスト・セービングスが期待できる。

今年のEPSガイダンスを達成する自信はかなりある


Q&A
データスコープ社買収が今年アクリーティブになると判断した理由は何か?。

→シナジーが生み出せるから。でも今のガイダンスにはそれは含まれていない。
来期の決算発表のときガイダンスを修正する

中国国内の需要は相変わらず強い。マインドレイはその最大のべネフィシャリーだと思う。今期はたまたまテンダーが低かった。

中国の国内におけるカラー・ウルトラサウンドはとても強い。
DC3は当初の新発売スケジュールよりかなり遅延した。それが今期の売り上げに悪影響を与えている。でも今はもう新製品になったので今後は問題ない。

今年のガイダンスを作成するにあたって去年と同じくらいのテンダーを勘案した。
2Qは総売上高の12%しかなかった。
だから余り重要性は高くない。


市場のセクター・ローテーションが一層、くっきりと出始めています。
そこでもう一度、過去に言及した銘柄の下値の目途を検討してみました。
(現在の世界経済の状況を踏まえた上で新しい目標を出したので、過去に示した目安とは必ずしも一致しません。)
2008/09/04のBlog
昨夜の『新興国リアルタイム・ネット勉強会』で、「米国の住宅価格は10月頃、下げ止まりが確認される(実際のデータは8月のデータ)」という事を説明しました。

名づけて10月「こつん」説。


根拠は『外国株ひろば』の方でいずれ示します。
2008/09/03のBlog
NPD,SSRX,ATV,などちょっと見捨てられている銘柄チェックをお願いします。

ありがとうございます。NPDに関しては最近、財務部長が辞めました。ちょっと良くないニュースですので時間があるときに背景など調べておきます。SSRXには今日の勉強会で言及します。問題は無いと思います。ATVについては一度携帯電話販売のビジネスが上向くと見ていますが、タイミング的なものとかはよくわかりません。時間があるときに調べておきます。

これから投資する上で、有望な国はどこか?

いま僕が一番好きな市場はインドです。それから最近、別のブログで『外国株ひろば』というのをはじめました。その意図は次の大相場に一階部分からしっかり乗りたいという考えを持っていて、今から準備するためです。具体的にはシリコンバレーの復活、米国のバイオ・ゲノムの復活の兆しを日々実感しています。

今後、もしニューヨークやヨーロッパが暴落した場合の新興国への影響を、大きな視点から伺いたいです。

9月は例年、アメリカ市場は安いです。10月は総合してみると過去のパフォーマンスは悪くないのですが、大きな暴落が起こりやすい月です。これらの事から目先はちょっと警戒していますけど、10月後半までにはフル・ポジションで強気のポートフォリオにもってゆきたいと考えています。

*米ソ冷戦再発の可能性、地政学的リスクが大きくなる可能性。
*中国株価の今後の動向(希望的観測では無く、堅く見て)。


米ソの冷戦はロシア側は声高にアピールしています。でもアメリカ側はぜんぜん気にしていないです。例えば今週、共和党の党大会がセント・ポールで開催されていますけど、アメリカの共和党はプーチン首相の統一ロシア党(「友好都市」みたいな協調提携関係があります)を共和党大会に招待しました。でも統一ロシア党は「これからは冷戦だから、、、出席しない」と、今回初めて代表を送り込むことを止めました。でもそれに対するアメリカ側の反応は「あ、そう」という感じで、暖簾に腕押しです。
グルジアを巡る環境が相場に与える影響に言及してほしいです。

ご質問ありがとうございます。
グルシア問題のロシア株に与える悪影響は既に株価に織り込まれており、今後はあまり心配する必要は無いでしょう。むしろ原油、資源価格の下落の方がロシアにとっては頭痛の種だと思います。

香港株物色の方向についてお願いします。

きょう、コカコーラが中国第二位のジュース・メーカーを買収しました。買収総額は約24億ドルです。これだけの規模の中国企業を外国企業が完全買収するのは例が少なく、中国政府が株価てこ入れに積極的であることの象徴だと思いました。

STVの決算、それほど悪いとも思えませんがなんでこんなに下がるのでしょう?私自身、全く売る気がないだけに思い当たる情報があれば宜しくお願いします。また暫くぶりにNPDなんかについても、2Q決算の解説頂ければ幸いです。


ご質問ありがとうございます。STVに関しては今日の勉強会で詳述します。

広瀬先生は持論として、ブラジル投資を1番厳しく見ておられます。かなりの資金が入ってきている中にあって、リパトリエーション等がありうるのか?ニュージーランドでベトナム再来がありうるように感じてますが、引くべきではと考えてますが?どう見てますか?

ご質問ありがとうございます。ブラジルには引き続き弱気です。あとオーストラリアやカナダや南アフリカなど、資源と密接に関係した国も駄目です。それらの国の通貨も売られると思います。若しオーストラリアから資金が抜けたら、ニュージーランドも連想で売られると思います。

申し込んでは、帰宅時間に間に合わずという状態が3回ほど続きました。あと1時間時間を繰り下げていただければというのは無理でしょうね。相場と一緒で、自分に合わせようとするのが最悪の考え方なのだとあきらめています。

コメントありがとうございます。毎回、申し込んでいただいて光栄です。皆さん大事なお仕事の都合があることは私自身もサラリーマンしてましたからよくわかります。今回は都合がつくといいですね。ネット勉強会でお会いできることを楽しみにしています。
[ 09:22 ] [ コミュニティー連絡事項 ]
このブログをより面白くするために皆さんからのご質問やご意見、主張などどしどし寄せて下さい。

「この銘柄を取り上げて欲しい」
「踏み上げ太郎の意見に異議アリ!」
「ここをこういう風に直したほうが良い」

どんなコメントでも結構です。

時間の許す限り、どんどんお答えしてゆきたいと思いますが、見落としたりするケースもあります。その場合はご容赦下さい。

前にも書きましたけど、横レスもOKです。
どんどん横レスして下さい。

皆さんからメールでご質問を頂くケースが多いのですが、メールは余りにも多くていちいち目を通すことが出来ません。それと回答している様子が他の読者にもわかった方が良いと思うのです。ですから使いにくいとは思いますがコメント欄でご質問頂ければ嬉しいです。
2008/09/02のBlog
ボイスブログ『いちカイきゃすと』でちょっと前に紹介したゲーリーという凄く相場の上手い先輩が口癖のように言っていた言葉に:

「レーバーデイ明けの相場を目をしっかりあけて見ろ!」

というのがあります。

レーバーデイというのはアメリカの「夏の終わり」を意味し、ちょうど日本で言うと4月の新学期、或いは株のビジネスで言えば新年度入りに相当します。「心機一転、がんばろう!」と機関投資家やセールスマンが腕まくりする日なのです。

だから、この日の動きが年末までの相場つきの前兆になる、、、そういう風に信じている人が年長者を中心に多いわけです

僕の経験ではこの「レーバーデイ明けインディケーター」は図星で当るときもあれば、ぜんぜん外れることもあり、余り信頼性がない気がします。でも当るときは凄く当る、、、

さて、今日は未だ寄り付いたばかりですけど、ここ数年来で最もくっきりと投資家のスタンスが顕われた立会いになっています。ひとことで言えば原油や素材が暴落し、金融株やバイオ株やインド株が高いです。

もちろん、ちょうど台風が去ったという特殊要因がありますから、この動きだけを見て即断はできないけど、それにしても:

原油 ▼6%
BHP ▼8.82%
USスチール ▼4.8%

などは尋常ではない動きです。

取り敢えず市場は一層の景気後退に備え、素材や工業株を処分する、、、そういう動きになっていると言えるでしょう。

各国の株式市場のセクター構成がどうなっているかは『外国株ひろば』のエントリーの方に掲載してありますのでご興味があれば見てください。

PS:これも『外国株ひろば』の方に書いたことですけど、9月の米国の相場はレーバーデイ明けは大体、強くて、その後、ショボンと萎縮するケースが多いです。なので焦って上値を追わない方がいいと思います。
2008/09/01のBlog
[ 23:53 ] [ コミュニティー連絡事項 ]
FPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)の販売が好調です。
これはハイテク製品の世界における新製品の新陳代謝が早いペースでおきていることを暗示していると思います。業界風の言い方をすれば「デザイン・ベロシティーがたかまりつつある」わけです。

「景気が良い」、「景気が悪い」という単純な問題に加えて、ハイテクの世界では「どのくらい革新的なモノが新しく登場しているか?」というのが将来の需要を占う上で大事です。FPGAの売り上げは意匠の刷新ということに関し、デザイン・エンジニアにどのくらいプレッシャーが降りかかっているかを測る上でまたとない先行指標です。

したがってFPGAが良く売れているこということはシリコンバレーにとっては良いニュースです。

『ダイヤモンドZAiオンライン』にその辺りの事を記事にしておきました。

『新興国(BRICs、VISTA、ネクスト11等)投資情報レポート』に新興国の携帯電話株について新しい記事を書いておきました。
2008/08/30のBlog
申し込みの締め切りが迫っています。早めに申し込みを済ませてください。

オンライン勉強会のおしらせです。

つぎの『新興国(BRICs、VISTA、ネクスト11等)リアルタイム・ネット勉強会』第13回は以下の要領で開催されます:

開催日:08年9月3日
時間:夜8時から9時半
申し込み期間:8月20日~8月31日(日)
申し込み方法:リンクを参照して下さい

勉強会は無料ですが、視聴するためには楽天証券に口座が必要です。

今回の勉強会では第2四半期の各社の決算を振り返ってみたいと思います。


アメリカでAT&Tが提供している3G「アイフォーン(iPhone)」のサービスの不具合に関する記事を『外国株ひろば』に掲載しておきました。
[ 06:45 ] [ 大統領選挙ウォッチ ]
共和党の大統領候補、ジョン・マッケインが副大統領候補にアラスカ州知事のセーラ・ペイレンを氏名しました。

(それにしても日本のマスコミは相変わらず人名の表記がメチャクチャですね。新聞だとサラ・ペイリンというのが正式な表記のようですけど、アメリカじゃ、そう発音しても通じないでしょうね。)

この人選に関しては日本、アメリカともに結構、ネガティブな評価が多いです。(例:「大手町から見る米大統領選」加藤祐子)

確かに経験の浅いランニング・メイトを選んだのはジョン・マッケインの強さの現われというより、焦りが露呈した観は否めません。

でも僕は彼女はそれなりにインパクトのある副大統領候補になると思います。

まず彼女の副大統領候補指名演説ですけど、最初は小市民的な、どこにでも居るママという感じで始まったのです。でも中盤からだんだん熱を帯びてきて、後半は昨夜のデンバーでのバラク・オバマ候補のスピーチ(=僕はこれまでで最低だったと思う)より遥かにフレッシュで、人を感動させるトークでした。

「いやしくも政治家を目指すものは立候補の動機が不純であってはならないと思うんです。私にとって正しい立候補の理由というのは旧体制や慣習に挑戦し、ひとびとの共通の利益を代弁することです。」

セーラ・ペイレンは既得権益に敢然と挑み、オイル・メジャーにお灸を据えました。具体的にはアラスカでパイプラインのメインテナンスを怠ったBPなどの大手石油会社をパイプライン建設の指定業者から外し、カナダのパイプライン専業業者であるトランス・カナダ・パイプライン(ティッカー:TRP)を起用しました。

これは利権にまみれたアラスカの知事が取った決断としてはとても勇気の要ることです。なぜならBPは昔のARCO(アーコ)の親会社であり、アーコはアラスカで最も根を張った企業だからです。しかしBPのアラスカ・パイプラインはメンテナンスを怠り、大事件に発展しました。(ピッグに関する昔のエントリーを参照してください)

セーラ・ペイレンはアラスカ・オイル&ガス・コミッションの委員長だったのですが、腐敗と汚職にあきれて委員長を辞職し、その足で既得権益の権化であるアラスカ知事、フランク・マカウスキーに対抗すべく立候補して、現職の共和党知事を大差で破り、当選したというわけ。

アメリカの州知事というと、まず真っ先に思い浮かぶのがカリフォルニアのアーノルド・シュワルツネーガー知事ですけど、実は全米の州知事の中で支持率No.1はシュワちゃんではなくて、セーラ・ペイレンなんです。(90%以上の支持率があります。)

アメリカの大統領候補になる人は、ストーリーというものが無くてはなりません。バラク・オバマ候補はアメリカ人なら誰もが共感する「個人史」を持っているし、ベトナム戦争のパイロットでハノイ上空で撃墜され、パラシュート降下し、そのまま「ハノイ・ヒルトン」というあだ名がつけられた牢獄に収監されたジョン・マッケイン候補もストーリーがあります。

セーラ・ペイレンもにんげんとしての魅力はいい線行っていると僕は思います。

PS: チョイとダイアン・キートンを彷彿とさせますねぇ。

2008/08/29のBlog
中国移動(チャイナ・モバイル:CHL)が08年上半期決算を発表しています:

売上高:
1965億人民元(コンセンサス1977億人民元)+17.9%

利払い・償却・税引前利益:
1044億人民元(コンセンサス1065億人民元)+16.2%

純利益:
548億人民元(コンセンサス521億人民元)+44.7%


ローミング・タリフの料率変更で今期のマージンは若干下がりました。
しかし新規加入者数は着実に伸びており、異変は感じさせません。



次にユーザー単価ですけど少し下がっています。
どのくらい季節性があるのか僕にはわからないけど、去年よりベースが少し下がったと考えてよいでしょう。或いは地方への進出が関係しているのかもしれません。

ユーザーの通話時間は着実に伸びています。



株価の方は長期トレンド・ラインをブレイク・ダウンしそうな雲行きです。

ライバルの通信会社の株はどれもサポートを割り込んだようなチャートつきをしています。

これほど投資家の認識が変わるほどの悪い要素が今回の決算に含まれていたとは僕には思えません。

去年、中国株全般、とりわけ小型株が苦しんでいるときにチャイナ・モバイルとペトロチャイナだけはズンズン急伸して指数を牽引しました。今はちょうどその逆でこれらの銘柄が指数の足を引っ張っている感じです。

去年の中国移動の株価は「出来過ぎ」だと思ったけど、今の売られ方は悲観的に過ぎるのではないでしょうか?

現在同社のPERは14倍で、これはコンサーバティブな利益成長予想とほぼ一致しています。3Gですか?ロールアウトは徐々にしか起こらないし、最初は都市部だけだろうから大勢に影響ない筈です。

2008/08/27のBlog
[ 19:03 ] [ デジタル・メディア ]
今日はいちファンの立場から僕が愛読しているネット上の巡回先を紹介します。

先ず中国株関係では:

カテキンの中国株日記

これは中国株やっている人なら知らない人は居ないと思います。とりわけ勉強になるのはカテキンさんの相場に対する姿勢です。

次に日本株関係では:

ヒゲ虎の株式談話室

これは僕の昔の上司の方が書いているサイトです。ヒゲ虎さんのお父様は虎禅さんという方で、僕はほんの何度かお見かけしただけなのですが、相場に打ち込む姿勢には鬼気迫るものがありました。ヒゲ虎さんご本人はお父様よりずっと軽いタッチで、ユーモアに溢れた、気さくな方です。もちろん、相場を見る目はお父様譲りです。

先入観に凝り固まった目で相場をみるのではなく、株価の語りかけてくるメッセージをこころを空っぽにしてじっと聞く姿勢には毎回、打たれるものがあります。

それからシリコンバレー関係では:

シリコンバレー起業マニュアル

というサイトが気に入っています。実はシリコンバレー関連のブログは結構多いです。もともとハイテクに明るい人たちがシリコンバレーに来ているから、それは当たり前なのかも知れません。でもその多くはテクノロジー評論みたいな内容で、わざわざブログというメディアで読む意義に欠けるものが多いです。そんな中で、バレーで仕事をするということはどういう事なのか?、その空気を感じるという意味では、この人がいちばん現地に溶け込んで、リアルなものを伝えている気がします。



2008/08/26のBlog
ブルームバーグによると中国株の株価のアタマを押さえている非流通株問題を解決するために中国証券監督管理委員会はエクスチェンジャブル・ボンドの活用を検討しているそうです。

エクスチェンジャブル・ボンドというのは将来、株式に転換(エクスチェンジ)することが可能な債券を指します。これを出すことで非流通株のオーナーは場で株を売らずとも、或る程度の資金を債券発行から得られるというわけです。

なお、記事を読んだ感じでは、実際にこれが採用されるかどうかはわからないし、エクスチェンジャブル・ボンドの発行条件などの詳細もわかりません。

いずれにせよ非流通株問題は中国本土株にとって引き続き大問題であることにはかわりありませんから、大量の非流通株のロックアップが切れる(ピークは2009年です)前にきちんとした方針を打ち出すという事は良いことだと思います。
『いちカイきゃすと』にティファニーの話題をUPしておきました。


ティファニーの決算はポジティブ・サプライズでした。
『外国株ひろば』の方に追記を載せておきました。
2008/08/25のBlog
楽天証券の『新興国投資情報レポート』に最近、急落しているロシア株について記事を書いておきました。
『ダイヤモンドZAiオンライン』に中国の赤ちゃん向け粉ミルクのメーカー、シニュートラ(SYUT)に関する記事をUPしておきました。
右は同社の過去3ヶ月の株価チャートです。
2008/08/24のBlog