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さまき隊的仕事と遊び
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2008/05/14のBlog
○ある大学にいる知人がニセ学位で有名な米国の「学位販売大学」の博士号を大学の教員紹介に出していたことがあった。
 もしかしたら彼はその学位のせいで採用が決まったかも知れない(つまりそうだとしたらその大学の採用関係者は無知な人の集まりだったことになる。教授会や評議会などのメンバーも)。
 その学位販売大学は「社会経験や論文・著作などを単位に換算して…」としているので、本人は自分が提出した論文が認められて博士号を貰えたと錯覚していたかもしれない。
 ぼくは、彼に「この大学はニセ学位を出す「大学」で有名だから、大学のWEBに出しておくと問題になるよ。大学に言って削除して貰ったほうがいい」とアドバイスした。
 彼は早速大学にかけあってWEBからその部分を削除して貰った。これがもう少し遅かったら文部科学省の調査に引っかかるところだった。
 彼はぼくにご馳走してもいいな。(^_^)

○ある高校の理科教員が同じような学位販売大学で博士号を貰った(買った)。論文を提出して貰う前だったので、ぼくは彼にやめるようにアドバイスをした。しかし、彼は買ってしまった。今から数年前のこと。
 彼は非常勤で大学の理科教育法の講義をもっていたのでニセ学位といえどもほしかったのかもしれない。その彼の非常勤先が学科再編で教職課程の認定を出し直したときに彼は認定されなかった。ぼくの想像ではそのニセ学位を書いたのではないかと思う。それを書かなければそれまでずっと担当していたのだから認定が駄目になることはないと思う。

○ぼくのことを。これは2006/12/23に書いたものの手直し。

 以前、地方の某私大に応募しろと言われて応募したことがある。
 科学教育関係。東大附属中高校教諭時代。

 悩んだのは、その大学の学力レベル。あまり高くなかったので。
 でも、「はじめは博士号所持を条件にしたけれど君のためにそれを外した」と学科長から言われて、それでも、そんなに乗り気にならなかったのだが一応応募して面接に。

 駄目でした。そのとき、なんかほっとしたのを覚えている。
 決まったのは国立大学定年退職した博士号所持の人。
 わざわざ条件から外してくれたのに理由が「博士号がないから」と言われた。

 それなら博士号とろうかな、と思って北大の大学院研究生になった。
 その後、某私大が駄目になってから1年後に京都工芸繊維大学教授に決まった。
 その3年後には同志社女子大学教授に。(今は法政大学生命科学部環境応用化学科教授に)

 もう博士号がなくても関係のない立場になり、日々の忙しさに追われてとろうという気持ちが失せている。
 (今の学科で博士号をもっていないのはぼくだけかもしれない。でももう不要。)
 
 これから大学に就職しようとする人は博士号くらい持っていたほうがいいだろう。
 でも、間違えてニセ学位を買わないように!

 このブログで、関係の過去ログは… ニセ学位(インチキ学位)関係過去ログ

ニセ学位(インチキ学位)で就職・昇任した大学人は戦々恐々か…
http://www.doblog.com/weblog/myblog/32167/2620962#2620962

あーあ、イオンド大学教授だって…
http://www.doblog.com/weblog/myblog/32167/2620607#2620607

インチキ学位(2)
http://www.doblog.com/weblog/myblog/32167/2119100#2119100

いま、沖縄料理店+インチキ学位
http://www.doblog.com/weblog/myblog/32167/2099638#2099638
2008/05/13のBlog
○昨日は京都でゼミ指導。帰る途中に岐阜羽島で降りてTさんと飲んだ。飲み終わって帰るときに大きな失敗をした(失敗内容は秘密)。

 今日は、某出版社が研究室に訪ねてきた。年内に2冊の本を書くことになった。

 関西のテレビ局から「金魚すくいの科学」で問い合わせ有り。

 東京のテレビ局から波動系のニセ科学関連で協力の依頼有り。

 本学の冊子(?)に出す研究室の原稿を書いた。
───────────────────────────
 理科教育・科学コミュニケーション研究室

 左巻 健男 教授
 SAMAKI Takeo

 大学の基礎科学教育から小学校・中学校・高等学校の学校理科教育、一般市民への科学啓発及び科学リテラシーの育成、理科教育を土台にした環境教育まで幅広く研究している。
 とくに学校理科教育では、小学校・中学校・高等学校の理科カリキュラムの研究、理科の授業論の研究、理科の教材開発や実験の工夫などを行っている。
 また理科教育の立場から日常生活の事象を科学の目で見たり、科学を装った「ニセ科学」に惑わされないで科学的センスを身につけるための科学リテラシー育成の内容・方法を追究している。

■研究テーマ 小学校・中学校・高等学校における理科カリキュラムの内容と編成、理科教育の内容と方法、市民の科学リテラシー育成

■社会的活動 中学校・高等学校理科教科書編集委員・執筆者(東京書籍)、理科教育支援センタータスクフォース委員(JST)、科学コミュニケーション推進会議委員(JST)、新理科教育メーリングリスト代表、月刊誌『RikaTan(理科の探検)』編集長(星の環会発行)、学習研究社科学創造研究所客員研究員

■業績 単著『水はなんにも知らないよ』(ディスカヴァー・トゥエンティワン )、単著『大人のやりなおし中学物理』『大人のやりなおし中学化学』(共にソフトバンク サイエンス・アイ新書)、編著『基礎化学12講』(化学同人)、編著『新しい高校化学の教科書』(講談社ブルーバックス)、編著『授業づくりのための理科教育法』(東京書籍)、共編著『理科・数学教育の危機と再生』(岩波書店)、共編著『おもしろ実験・ものづくり事典』(東京書籍)など。
2008/05/12のBlog
http://www.geocities.jp/ryannmaryu16/dqn.html
 これは地方底辺私立大学工学系教員から首都圏私立大学工学系に「脱出」した人が書いたものです。

底辺DQN大の特徴。第二版 40項目
・理工系学科でも簡単な分数の計算ができない学生がいる。
・当然専門的な授業なんてできない。
・しかし対外的なメンツがあるので科目名やシラバスは立派だ。
・学生の1割は先天的精神薄弱者か、あるいは精神発達遅滞を
 引き起こす障害をもっている。
・3割程度の学生はヤンキー。
・1割程度の学生はヒッキー。
・授業中の私語、教室内徘徊、ケンカ、携帯電話使用、飲食がひどい。
・それを注意すると逆切れされる。
・さらに注意すると殴られて教員がケガをする。
・殴られたので仕方なく自己防御のために反撃すると親が出てきて教員が
 クビになる。
・出席不足、レポート未提出、試験欠席、呼び出しても出頭しない。
・携帯に連絡したりアパート、実家に電話したりしてやっと出頭させても
 課題をやらない。しかし「単位くれ」とは言う。
・どうしようもないので不可にしたらお礼参りされたり、
 研究室に火をつけられたりする。
・試験もカンニングし放題。摘発したら他の教員全員に「見ないふりを
 するように」と諭される。
・学生が学内学外で犯罪を何度も起こす。
・実験機材、パソコン周辺機器などがどんどん学生に盗まれる。
・定員割れで収入激減。募集停止近し。
・受験生獲得のため、教員一人あたり数十校もの高校を割り当てられ、
 高校まわりをさせられる。高校の先生に「お宅の生徒さんにうちの
 大学を受験させてください」と平身低頭拝みまくる。
・教員数削減のため、雑用の量が半端じゃない。
・給料削減。ボーナスほとんどなし。
・家族を養えないので他大学に非常勤に行こうとしても非常勤禁止令
 が出ている。
・どうしても外部で非常勤講師をしたいのならそこで得た講師料の半分を
 大学に納めろ、と言われる。
・タイムカードによって出勤管理されている。
・研究室といっても大部屋で、まるで職員室状態。
・研究禁止令が出ている。
・当然研究費はゼロに近い。
・たとえ研究費があったとしても、大部分の教員もDQNなので研究なんて
 やらない。
・学部卒の教員が多数いる。修士号がポツポツ、博士号持ちは少数。
・学士卒、紀要などの査読ナシ論文3本+学会発表1-2回で教授に
 なったヤツ多数。
・査読雑誌に投稿するための投稿料を申請したら「それは掲載してもらう
 ための賄賂か?」と事務に言われる。
・査読雑誌に投稿している先生(ごく少人数!)にこっそり聞いたら
 自腹で払っていると聞いて愕然とする。
・夜隠れて研究しようとしても、電気代節約のために夜は大学から
 出て行けと言われる。
・もちコマ数が多い。(前期12コマ、後期11コマ)
・抜き打ちで理事長や学長が授業を見に来る。
・そのとき学生が騒いでいたりすると、教育力不足と判断され、
 大幅給与カットかクビになる。
・理事長あるいは学長の独裁政権で、ちょっとでも逆らうと首が飛ぶ。
・時々自分宛ての郵便物が開封されている。
・たまに自分の机が開けられた形跡がある。
・学内電話が盗聴されている。
・トップによってメールをチェックされている。
・毎朝全教員、学内や大学周辺の掃除をさせられる。

 http://www.geocities.jp/ryannmaryu16/afterall.html
 彼の前の大学では「ほとんどヤクザかヤンキーのような学生がけっこういて、授業中の私語などを注意するのも「覚悟を決め。下手に歯向かってきたら殺す」位のつもりで注意してました。(そんな学生を不可にしたため、研究室に火をつけられた教員もいた)」
ということです。

 ぼくが共感したのは「どんな職場にも多少なりとも不満はあるでしょうし、完全な職場なんか存在しません。
 それよりも、前職に比べて不満点が多少でも減ったらそれでよしとし、今の職場で働けることを喜んだほうが、人間幸せになれる気がします。

 彼の前の職場はそうも言っていられない、脱出しなければ精神がもたない、というところでした。

 さて、ぼくは公立中学校(大宮市立春里中学校)、東京大学教育学部附属中・高等学校、京都工芸繊維大学、同志社女子大学、そして今の法政大学に至るのですが、それぞれに多少の不満をもっていますが、それを越える満足度がありました。
 元々大学に移ろうと思っていませんでした。現場で悪戦苦闘しながら理科教育を研究しようと思っていました。東大附属の頃は、東大、千葉大、法政大、宮城教育大で「理科教育法」の講師をしたりしました。

 長く勤めた東大附属は勤務条件や研究条件もよくそこで定年までいようと思っていました。しかし、年齢が行くと教務主任や学年主任にされたり、中等教育学校になり、ぼくにとっては余りやりたくもない「研究」をさせられるようになり「脱出」を考えるようになりました。

 京都工芸繊維大学に教授として移り、比較的余裕もできたことから検定外理科教科書づくりができました。東大附属にいたら不可能だったでしょう。

 国立大学が独法化されることもあり、より自分がやりたいことができる同志社女子大学現代社会学部の新設学科(現代こども学科)に移りました。
 
 同志社女子大学は、ここで紹介した「危ない大学の特徴」には当てはまる部分はほとんどありませんでした。150名近くの講義でも私語はほとんどありませんでした。寝ている学生が少数いますが。

 そして今、家族のいる関東で話があったので法政大学(生命科学部環境応用化学科)に移ってきました。同志社と比べると給与は落ちますが、家族のことを考えるとプラスだと思います。

*「大学教員の摩訶不思議」の出来事(アリエナイ!?)
http://www.doblog.com/weblog/myblog/32167/2621596#2621596を書いて、それに触発されたエントリーです。

左巻健男が選んだ危ない大学の特徴20
 先のものを参考にしています。

 該当が8割の16を超えると…

・講義中、ときどき携帯がなる。携帯がなると廊下に出て携帯で話をする学生がいる。
・講義中、飲食物をとっている学生がいる。講義中、化粧をしている学生がいる。
・注意すると逆ギレされる。ときには親が大学に抗議。
・科目名やシラバスは立派だが実際の内容は学生を無視して進めるだけ。
・出席不足、レポート未提出、試験欠席、呼び出しても出頭しない。携 帯に連絡したりアパート、実家に電話したりしてやっと出頭させても課 題をやらない。しかし「単位くれ」とは言う。
・試験もカンニングし放題。摘発したら他の教員全員に「見ないふりを するように」と諭される。
・実験機材、パソコン周辺機器などがどんどん学生に盗まれる。
・定員割れで収入激減。
・受験生獲得のため、教員一人あたり数十校もの高校を割り当てら れ、高校まわりをさせられる。高校の先生に「お宅の生徒さんにうち の大学を受験させてください」と平身低頭拝みまくる。
・教員数削減のため、雑用の量が半端じゃない。
・研究禁止令が出ている。
・給料削減。ボーナスほとんどなし。
・タイムカードによって出勤管理されている。
・研究室といっても大部屋で、まるで職員室状態。
・学部卒の教員が多数いる。修士号がポツポツ、博士号持ちは少数。
・学士卒、紀要などの査読ナシ論文3本+学会発表1-2回で教授に なったヤツ多数。
・もちコマ数が多い。(半期10コマ以上はざら)
・抜き打ちで理事長や学長が授業を見に来る。
・そのとき学生が騒いでいたりすると、教育力不足と判断され、大幅給与カットかクビになる。
・理事長あるいは学長の独裁政権で、ちょっとでも逆らうと首が飛ぶ。
2008/05/11のBlog
○次の公開セミナーがあります。京都工芸繊維大学で実質上ぼくの後任の内村さんが講師です。

2008年度 第1回公開セミナーのご案内

『 新学習指導要領の動向と課題(理科)
- 教育調査、学習心理学、教育実践の立場から - 』

共催: 京都大学経済研究所教育経済学寄付研究部門、国際教育学会(ISE)
日時: 2008年5月28日(水)18:30~20:30
会場: 京都大学百周年時計台記念館 2階国際交流ホールI
 (京都大学吉田キャンパス本部構内)
(場所は、下記のホームページの地図をご参照ください)

講師: 内 村 浩
 (京都工芸繊維大学アドミッションセンター 准教授)
プロフィール:
1952年生まれ。広島県出身。心理学博士,教育学修士。
専門分野は,学習心理学,理科教育,教育評価。
OECDのPISA、TIMSS、文科省教育課程実施状況調査分析に関わり、国立教育政策研究所の調査専門委員、高校理科教科書編集委員などを務める。
編著書『おもしろ実験・ものづくり事典』(左巻健男氏との共編著)東京書籍

内容:国際社会の急激な変化に伴い、世界の学力観そのものが大きく変わりつつある。我が国の学習指導要領を検討するにあたっては、新しい時代に向けて児童・生徒のどのような能力やコンピテンシーを伸ばすのか、それをどのように具現化するのかという視点に基づいて、新しい理科の学習指導要領について、考えてみたい。

受講料: 無料
 
申し込み: 「5月28日公開セミナー申し込み」と明記し、
(1)所属、
(2)氏名(ふりがな)、
(3)メールアドレスまたはファックス番号
をお書き添えの上、メールまたはファックスにて下記までお申し込みください。
 e-Mail: symposium アットマーク kier.kyoto-u.ac.jp
 Fax: (075)753-7157
 
問い合わせ先: 京都大学経済研究所総務掛(Tel: 075-753-7102)

会場地図: 次のホームページをご参照下さい。
 http://sfi-npo.net/ise/i-news.html
 http://www.kier.kyoto-u.ac.jp/jpn/index.html
○左巻健男@法政大学生命科学部環境応用化学科です。
 この種の講義を大学でお持ちの人へ。
 もう今年度の採用は間に合わないかも知れませんが、夏から秋にかけて
献本をして、来年度の採用をご検討いただこうと思います。
 検討用の見本が必要な人は連絡をください。
 出版社から送ってもらおうと思います。

書名 『基礎化学12講』
著者名 左巻健男 編著,露本伊佐男,藤村陽,山田洋一,和田重雄 著
発行元 化学同人
定価 本体2200円(税込み2310円)
ISBN 978-4-7598-1152-0


*以下は変更の可能性があります。(一次原稿)

 はじめに

 本書は、大学理系の基礎教育で化学を学ぶためのテキストとしてつくった。

 とくに半期週一コマの講義を想定している。通常、半期で14~15回程度の
講義が行われるので、講義担当者が重点を置くテーマや学科によっての重点
テーマは複数回行うとしても大丈夫なように12講とした。

 本書の特徴は次のようである。
--------------------------------
1.大学理系といっても様々な分野がある。どの分野の専門に進むにしても
基礎化学で知ってほしいことを盛り込んだ。
2.内容は、「あれもこれも」ではなく、「これだけは」学んでほしい、と
いう願いを持って選んだ。
3.基礎的な内容、つまづきやすい内容を丁寧に記述するようにした。
4.機械系や電気・電子系でも化学的な観点から見た材料の基礎知識は重要
と考えて、各論で「金属」や「高分子」なども扱った。
--------------------------------

 基礎化学のテキストとしても、リメディアル化学のテキストとしても活用
できることを念頭に企画・編集したつもりである。そのときに、現在の高等
学校の化学教育の実態も考慮に入れて高等学校と大学の接続がスムースに行
くようにとの配慮もした。

 高等学校で不十分にしか化学を学んでこなかった学生に対して、大学理系
で学んでいこうとするなら、基礎から「これだけ」は学ぼう、という提案で
もある。

 量子化学的な内容は理解が容易ではないが、考え方の雰囲気だけでもつか
んでほしい。

 執筆者は、すべて大学で教えているが、小学校~高等学校を範囲にした理
科教育、化学教育の専門家から環境化学の専門家までが集まってメーリング
リストを組んでつくりあげた。
 今後、本書を使われた教員、学生の意見をもとに、さらに改善する機会が
あることを希望している。
2008年2月発行 化学同人
左巻健男 編 オトナのためのサイエンスIQ
四六判・約200頁・定価1470円(本体1400円+税)
ISBN978-4-7598-1088-2

クイズで,あなたのサイエンスIQを診断.わかりやすい解説で,科学リテラシーレベルアップを目指す!
月刊化学の人気連載「ぼくらの科学リテラシー」を大幅改編.小学校から大学レベルまでの良質○×クイズを用意しました.わかりやすい解説を読めば,間違えた問題もすっきり解決することはもちろん.科学リテラシーもどんどん身につきます.家族で解いて楽しめる,解答用紙付き.見やすい2色刷り&コンパクト設計で,どこでも科学リテラシー向上!

本書を読まれる皆さんへ

 本書は,単なる科学クイズの本ではない.○×の2択問題とその解説であるが,○か×か迷うものも多いし,いざ,その理由を説明しようとするとさらに難しい,というのがすぐにおわかりいただけるだろう.まさに,自分の「サイエンスIQ」を試される問題がいっぱいある本である.

 皆さんは,この本を手に取った時点で,少なからず「科学」というものに興味をもっていることが伺える.さて,その自信のほどは?

 本書は,化学同人が発刊している「月刊 化学」に掲載されていた連載『こたえてナンボ? ぼくらの科学リテラシー』の問題と解説をもとに編集したものである.当時はこの連載が懸賞の対象になっていて,「全問正解者には記念品を贈呈!」と回答を募っていた.もしかすると,皆さんのなかには懸賞に応募した人もいるかもしれない.「月刊 化学」は,化学の専門誌の一つであり,読者は何年間も化学や科学一般を学んできた人たちばかり.もちろん全問正解!?…のはずはなかった.科学者だって,門外漢のことには疎くなってしまうものだ.

 そもそも「リテラシー」とは,「読み書きそろばん」のような「生きていくために必要な最低限の知識・技」のことだ.私は,小学校~大学基礎教育までの理科教育を専門としている者として,現代社会で必要な「リテラシー」は,「読み書きそろばん」だけでは不足だと考えている.そこで,「読み書きそろばんサイエンス」を主張している.生きていくためだけではなく,人類の文化の一つとしての科学を愉しむためにもだ.

 本書も,人類の文化の一つとしての科学を愉しむための一助になることを希望している.だから,本書は,良質の○×科学クイズを集めたというだけでなく,解説に重点をおいて編集した.たとえクイズに全問正解したとしても,ぜひ解説を読むことをオススメする.そこには,答えだけでない,新たな科学的好奇心への道が開けていることだろう.
 さぁ,では,心してIQ診断を受けてみたまえ!



 2008年2月 左巻 健男
読んでもつまらない 「ブログ」はもう終わったのか 井上トシユキさんに聞く(上)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080505-00000000-jct-sci


結局、誰が書いているのかもわからないし、客観性、信憑性の担保がないからなんです。アメリカのトップブロガーは実名を出し、自分で取材や調査をしていますが、日本のブロガーは基本的に匿名での論評が多い。

 ――匿名で書いているから誰かわからない。書いてあることが事実かどうかもわからないから、ブログから遠ざかるんですね。

 井上 いまも読まれているブログは、実名や正体を露出しているか、現実社会での専門性が読んでいてハッキリとわかる人のもの。現実社会で通用している人は、ブログ社会でも通用しているわけです。趣味を追究した内容や、実体験に基づいたことを書いたものならともかく、よくわからない人による「オレが、オレが」の論評ばかりでは読むほうもツライでしょう。

──────────────────────────────────
*匿名ブログや匿名掲示板は読む気がしない理由の一端がわかりました。

5/11追記「ぼくのような者でも、ときどき、そのような匿名掲示板に肴にされていることがあります。過去にはスレッドを立てられたことがあります。
 そういうブログや掲示板には近づかないで、知らないでいるほうがよさそうです。」
◎新書2冊が1月16日に書店に並んでから数か月経ちました。
『大人のやりなおし中学物理』『大人のやりなおし中学化学』
○副題 「現代を生きるために必要な科学的基礎知識が身につく」

物理(化学)も中学レベルからなら楽しく学び直せる-「大人のやりなおし中学物理」「化学」の前書き
http://www.doblog.com/weblog/myblog/32167/2621488#2621488

*5/11追加「できれば生物編、地学編も出したいと思います。生きるための基礎知識には生物も地学も欠かせないでしょう。
 小学校理科で“理科再入門-初等理科を深く知る”という本も、機会があったら書きたいと思っています。(すでに今年~来春に出す予定の本が10冊余あるのですが。)」

 通勤時間の電車内などで軽く読めると思います。

 本2冊を見た人から「フルカラーですね。かっこいいなぁ。」という感想を貰いました。

左巻健男著『大人のやりなおし中学物理
現代を生きるために必要な科学的基礎知識が身につく』
(ソフトバンク サイエンス・アイ新書)
¥1000(税込)
# 新書: 208ページ
# 出版社: ソフトバンククリエイティブ (2008/1/16)
# ISBN-10: 479734282X
# ISBN-13: 978-4797342826
# 発売日: 2008/1/16

最低限知っておきたい物理のキホン
理系のハナシは難しいと思っているアナタ。実は中学レベルの約束事を覚えれば、大半の内容は理解できます。本書は音や光、電気、力といった中学物理をやさしく解説したものです。常識力アップに、再挑戦してみてはいかがですか?
アマゾン→ http://www.amazon.co.jp/%E5%A4%A7%E4%BA%BA%E3%81%AE%E3%82%84%E3%82%8A%E3%81%AA%E3%81%8A%E3%81%97%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E7%89%A9%E7%90%86-%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E3%82%92%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB%E5%BF%85%E8%A6%81%E3%81%AA%E7%A7%91%E5%AD%A6%E7%9A%84%E5%9F%BA%E7%A4%8E%E7%9F%A5%E8%AD%98%E3%81%8C%E8%BA%AB%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%8F-%E5%B7%A6%E5%B7%BB-%E5%81%A5%E7%94%B7/dp/479734282X/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1200197162&sr=1-1

左巻健男著『 大人のやりなおし中学化学
現代を生きるために必要な科学的基礎知識が身につく』 (新書)
(ソフトバンク サイエンス・アイ新書)
¥1000(税込)
# 新書: 208ページ
# 出版社: ソフトバンククリエイティブ (2008/1/16)
# ISBN-10: 4797342838 # ISBN-13: 978-4797342833
# 発売日: 2008/1/16

最低限知っておきたい化学のキホン
理系のハナシは難しいと思っているアナタ。実は中学レベルの約束事を覚えれば、大半の内容は理解できます。本書は水溶液や化学変化、イオンや酸アルカリといった中学化学をやさしく解説したものです。常識力アップに、再挑戦してみてはいかがですか?
アマゾン→ http://www.amazon.co.jp/%E5%A4%A7%E4%BA%BA%E3%81%AE%E3%82%84%E3%82%8A%E3%81%AA%E3%81%8A%E3%81%97%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8C%96%E5%AD%A6-%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E3%82%92%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB%E5%BF%85%E8%A6%81%E3%81%AA%E7%A7%91%E5%AD%A6%E7%9A%84%E5%9F%BA%E7%A4%8E%E7%9F%A5%E8%AD%98%E3%81%8C%E8%BA%AB%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%8F-%E5%B7%A6%E5%B7%BB-%E5%81%A5%E7%94%B7/dp/4797342838/ref=sr_1_2?ie=UTF8&s=books&qid=1200197162&sr=1-2
2008/05/10のBlog
先日、全学の教職課程委員会に出席。やってもプラスマイナス考えたら意味が
ないし、マイナスが目立つ教員免許更新。あんなひどいシステムも「教育再生
会議」あたりが突っ走って決めてしまった(あの会議、教育の素人の集まりだっ
た)。

今後、内容を詰めていくのだが、法政の場合はまずは社国英あたりの教員対象
で始めるようだ。
「削除:kaetzchenというHN者(かつてはチビマル)…」
http://www.doblog.com/weblog/myblog/32167/2621098#2621098
に関連することだが、kaetzchenをメインの読者さんとする「子路(komichi)」
というHNのブログがある。(汚らしいので見たくないブログ…。)

友人に言われてざっと見たのだがぼくを騙る別人がいるようだ。そやつ
が「子路」氏のところにTBを送ったかコメントをしたかしたらしい。もちろん
「子路」氏はぼくだと思いこみ、そのIPを晒すといい、ocn.ne.jpドメインを
出している。もちろん、ぼくにはまったく関係がないドメイン。
しかし、そこで部分的に紹介されている文章はすでに削除したがぼくが
書いたものだ。それを使って遊んでいる輩がいるということだろう。
「子路」氏は自分のことを「その正体は……やはりただのバカ」としている
がよくわかってはいる。
まあ、無視しておいたほうが無難のようだ。

名前などが騙られるというのは迷惑千万の話だが、何でも有りのネット社会
ではふつうのことなのだろうか。
2008/05/07のBlog
サイエンスカフェや科学系の出版など科学コミュニケーションの活動をしている
人のオフ会を行います。

5月23日(金)18時半~20時半 東京駅近く 
\4725(飲み放題)
アジアンダイニング
TOMPOOYA(東風家) 八重洲店
HP http://r.gnavi.co.jp/g493504/

*この幹事をします。新潟でサイエンスカフェをやっている本間さんが東京に
来るのでお迎えオフの面もあります。
*この前、技術評論社の編集者さんとオフ会で知り合いになりました。それで
新しい仕事が発生(?)したり…。
*少し席に余裕がありますから(12名定員に今のところ7名)、希望者は 
rika88 ★ rika.org(左巻健男)へ。★=@左右詰め
定員になりしだい締切。
2008/05/06のBlog
左巻健男@法政大学生命科学部環境応用化学科です。

以下の記事で「小中高生の教育指導」とあるが、小学校までふくめているとしたら画期的な方針だと思います。

「理科教育」「環境教育」「科学コミュニケーション」「科学リテラシー育成」を専門分野にするぼくとしては、アイデアを考えてみようか、と思いました。

──────────────────────────────────
「スーパー理科教員」養成課程、理工系大学・大学院に設置へ
5月6日9時18分配信 読売新聞

 来年度予算の概算要求に、理工系の大学・大学院などに、理科専門教員の養成課程を設置する費用を計上。各大学からアイデアを募集する。

 養成課程では、通常の小中高生の教育指導に加え、最新の科学知識に裏付けられた新しい実験教材の作り方や、科学への関心を引き出す指導法を学ぶ。

 カリキュラムの企画段階から地域の教育委員会と連携して、教育現場の声を反映させるとともに、学生が実際に教員に採用されやすいように工夫する。

 理工系の大学・大学院にも、中高校の教員養成課程はあるが、生徒に分かりやすく科学を伝える指導法を学ぶ科目は不足気味。卒業後は、多くが研究・技術職を選び、教員になる学生は少ない。
○あまりにもひどい大学の様子を知りました。
 あー、世の中にはこんなひどい大学があるんだ…。このブログ主の「たらり」さんが、裁判起こすときや、その大学の酷さを世に出そうとするときには協力したいと思いました。

 「大学教員の摩訶不思議」
 http://wind.ap.teacup.com/applet/tarattaratta/20080409/archive
 さっき見たら「今後のことも考えて裁判にはしない」とのこと。

 ぼくは、このブログの内容からいろいろ推測して、関西の某大学のある資格系の学科に行き当たりました。
 いくつも符合します。ちょっとしたパズルを解いた感じです。
 「ああ、この大学名は知らなかったなあ」

 ぼくは京都に7年間いても一回もその大学名を聞いた記憶がありません。
 
 「たらり」さんのいた大学もひどいです。
 ぼくはいま大学人としては3つめの大学ですが、3つとも条件がよかったです。
 東大附属にいたときに「左巻さん、中堅未満の大学に移るくらいなら東大附属にいたほうがいいよ」とよく言われましたが、「たらり」さんのいた大学と比べると東大附属は天国だと思いました。(運がよかっただけですが。)

 ともかく、ふつうにはあり得ない理不尽な仕打ちに対して、泣き寝入りしかないのでしょうか。
 *パズルを解こうとする人には解けるデータがあると思うのはぼくだけ?ぼくの「妄想」?
 
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*その後、「たらり」さんのI大学ですが、ぼくが推測した大学名で検索をかけて学生や職員が書いているだろうと思うものを読んでみると、「妄想」から「確信」へとなっていきます。
どうも「たらり」さんはちょっとその業界を知っていれば大学名にたどり着けるようなヒントをいくつか入れていると思います。

 そういえば、最近も新聞記事になっていたなあ、と思いました。

 教員や職員がばんばん辞める大学というだけでおかしいです。(辞めさせられてもいるようです。)
 「たらり」さんが裁判なり組合なりに告訴するのをやめたのは、そこまでしても勤めたい大学ではなかったということもあったと思います。あんな仕打ちをする大学、学生(らしい人)が「そこを卒業したというだけで恥」という大学、ちゃんと教育をしていない大学ですもん。

 東大附属のとき「そろそろ大学に移ろうかな」としたとき、「どんな大学でも大学なら移ろう」と思っていましたが、世の中には想像を超えた存在があるものなんだと、今回あらためて思いました。
 それにしてもあんな大学がどうして存在しているのかと思いましたが、株式会社立の大学や補助金いらないと定員の何倍もとっている大学など、ひどい大学は他にもかなりあるということでしょう。

 規制緩和でひどい大学でも割と容易に設立できたりするようになっています。
 文部科学省は、受験生減少のおり、ひどい大学は自然に淘汰されると思っているんでしょうが、淘汰の過程でそこで学ぶ学生やそこの教職員は大迷惑を受けることになるのではないでしょうか。
 高等教育として最低限の条件はあるでしょう。 

*ぼくは、大学人として専任としては京都工芸繊維大学、同志社女子大学、そして今3つめの法政大学の経験があるのですが、これら3つはどれもまともな大学でした。
 京都工芸繊維大学はちょうど次の日から独法になるというときに退職しました。だから国家公務員の「文部科学省教官」の最後でした。
 同志社女子大学はさすが学校法人同志社で、格付も早稲田・慶応と同じAA+で、条件がよかったです。確か今いる法政は格付が同志社より2段階低いかも(それでも十分経営状態がよいレベルです)。
 同志社から法政に移るときに決めかねて逡巡しましたが、家族のいる関東に戻るのが正しいだろう、と思い、決断しました。
2008/05/05のBlog
○1年2ヵ月前の2007/03/09に書いたものです。未だ今の法政に移ることは夢にも思わなかった時期でした。(ちょっと他の大学で、「是非応募して」といわれたものが最後の2人に残っていましたが、どうもそこの有力者に採りたい人がいる感じがしましたので期待はありませんでした。)

 何度も書いていますが、ぼくは、定年まで中学校や高等学校で理科を教えているという人生を思っていました。ひょんなことから大学人になりました。

 「なるようにしかならない」のが人生でしょう。

 過ぎてしまったことに「もしも別の判断をしていたら…」と思っても、誰にもそんなことはわかりません。
 一応、ぼくは、中学校教員としてスタートしたことに誇りをもっています。元々は高校化学教員志望で高校の教員採用試験にも合格しましたが、事情で中学校教員になりました。はじめは挫折感が少々有りましたが、「化学以外も理科はおもしろい!」と思えるようになり、理科教育に、はまっていったのでした。
 中学校や高等学校で教えてきた間に悪戦苦闘した理科授業など理科教育に取り組んできたから今があるのでしょう。

 自分を少しでも活かせることができた道だったと思います。そういう道を歩めたことはとても幸せだったと思います。
 今後、大学人として、小学校~大学基礎教育までの理科教育、理科を土台にした環境教育、そして科学技術リテラシーの育成の研究をさらに進めていきたいと思います。

2007/03/09:
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○これまでの人生で、ときに悩むことがあった。つまるところ、それは無難な「現在の延長」か冒険的な「未知への挑戦」かということであった。

 そういうときに、成り行きに任せようと挑戦だけはしておこうと思ってきた。

 「現在の延長」はイメージしやすかった。もし結果が「現在の延長」を否定することになったら、辛い面も多々出てくるものだ。そういうとき、世話になっているいろいろな人の顔が浮かんだ。

 まあ、なるようにしかならないのが人生だろう。
 そういう挑戦をしながら人生を渡ってきた。どうも今までうまく行き過ぎたかもしれない。学生時代、「先輩は絶対浮浪者になりますよ。そのときは訪ねてきてください。食事を奢りますよ」と言われた。それが大宮市立春里中学校教諭も楽しく(我が儘に)過ごし、東京大学教育学部附属中・高等学校教諭も同様に過ごせた。そろそろ大学へ、と思ったときに京都工芸繊維大学教授に。そして国立大よりは自由と良条件の現職へ。

 もしかしたら今後も挑戦の機会があるのかもしれない。
 そんなときに、「現在の延長」という結果が出たらそれはそれでホッとすることだろう。
 もしも未知へと足を踏み出すことになったら…。しょうがない、その可能性もふくめて挑戦したのだからやるしかない、ということになるのだろう。
○以下の「リメディアル教育」についてフォローしておきます。
 一言で「補充教育」。大学生として学んでいくのに必要な基礎学力(中等教育段階)をもたないまま入学する学生に対して、補充と専門教育入門を統一した教育を考えていきます。
 理系ではとくに理科、数学です。

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 4月25日は法政に移って初めての教授会。そこで、ぼくが理工学部・生命科学部小金井地区の教職課程委員会委員長に決定。これは前もって聞いていたので、やる気でいたのですが…。

 もう一つ、リメディアル教育委員会委員長にも。
 これは聞いていませんでした。
 教授会で初めて委員長ということを知ったのでした。
 「委員」にはなっているかもと思っていましたが。

 まあ、これが法政流なのかな。しょうがない、引き受けました。
 ぼくは、慣れてくれば、前の大学より余裕が出ると思います。法政が最後の勤務先になると思います。ぼくが力を出せるところではやっていきたいと思います。
○自然の中を歩