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はじまりはブラックミュージック
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2006/11/21のBlog
[ 20:05 ] [ ネオソウル・アコースティック系 ]
●G・レオン『アンフェイリング・ラブ』・・・顔はいかついけど至ってスムーズな歌い口。曲も静かな感じの物が多く、ジンワリと癒されるタイプです。派手さはないけどブラックネス溢れるアルバムのようです。この手の作品にはどうのこうの言えないです。世界がシッカリ出来ています。あとほんのちょっと安定感が欲しい・・・でも十分浸れます。

♪サイト




2006/11/20のBlog
[ 20:14 ] [ ネオソウル・アコースティック系 ]
●ジェイ・プロクター『スティル・ガット・フロウ』・・・かつてジェイ&ザ・テクニークスという白黒混合バンドのリーダーだった人。60~70年代ソウルを下地に(但し前半)あまり声は張り上げませんが十分熱は帯びています。しかしちょっと落ち着きすぎ・・・メリハリがやや足りません。演奏と歌が乖離している感じもします。サウンドも懐かしいし、歌い口自体は悪くないんですが、少し「ずれ」みたいなのを感じる時もあります。歌い方に「抑揚」がないのでそう感じるかと思います。ちょっと惜しい。今をときめくプロデューサーとかに絡めばとも思いますがなんとも言えません。

5曲目とか楽しい感じの曲なのでもっと「めくるめく」感じで歌ってほしい気持ちもあります。しかし、全体的に良く創ってあると思います。6曲目に色っぽい女性の声、もう少し聴きたかった。8曲目とかサザン離れしてアーヴァンな感じで仕上げてるのが結構良く感じます。9曲目はゴスペル調コーラスが入ったりラップ調に歌ったり、これも良いですよ。こういう試みをたくさんした方がオールド路線で行くよりgoodです。10曲目もイントロからすんなり入れます。絶対この線が良いよ。前半のサザン調だとゴツイヴォーカルを期待してしまう私もいけないのかも知れませんが、後半のアーヴァン調が俄然合ってると思います。ある意味ポップス風(12曲目の女性コーラスとか・・・)なんですが、こちらがこの人にとって自然な感じです。雰囲気に合ってます。8曲目から最後まで私からすればここで「本領発揮」じゃないかと思います。このために買っても損はないです。

♪サイト
2006/11/19のBlog
[ 20:04 ] [ セッション ]
石島春美さんのもう一つの名コラム『You Gotta Have It』のサンプルを探してみました。

●マーカス・コール『ライト(Write)・マイ・ソング』・・・サイトでしか聴けませんでした。さすがゴスペルアーティストらしく、安定感とリズム感抜群の歌唱です。コミッションドのメンバーの初ソロ盤という事ですね。いやいや落ち着く落ち着く。
●ジェシ・ジェイムス『イッツ・ノット・ソー・バッド・アフター・オール』・・・これはソウル・ファン、ブルース・ファンにはお勧め。私もたっぷり楽しめました。1曲目が泥臭いソウルですが、2曲目はアーヴァンな味わいで展開が楽しみな出だしです。温かさの伝わる渋い声。3曲目はファンキー・ブルース。私が好きなタイプの曲。<ガンスモーク>といったら<マラコ>みたいなブルース寄りのレーベルだったと思いますので全体的に<マラコ>的サウンドが基本になっています。

3曲目は女性と語り合うベタなソウル演出。微笑ましく楽しめますJ・ブラックフットレベルまで歌が上手かったらとも思いますが、丁寧な歌いっぷりは好感が持てます。5曲目はちょっと現代R&B風。オラン・“ジュース”・ジョーンズ辺りに似合いそうな曲。声が“クール”じゃないので今一つかな?

<マラコ>的と感じたとおり、旧世代のブルーズンソウル的なんですが、今の感覚も持ってます。7曲目とかソウルとR&Bの狭間を揺れています。とにかく幅広く展開して飽きさせませんね。泥臭い面もあり垢抜けた面も感じます。9~12辺りは、ずぶずぶとオールドソウル路線。12曲目特に好き。次の13曲目がスコーンと抜けているんで、その繋がり具合も堪りません。10曲目の女性のマイクを通した声も実にタイミングよく入ってます。ラストにはユッタリ目の女性ラップ・・・大団円って感じ。

凄い才能です。
[ 12:21 ] [ ネオソウル・アコースティック系 ]
石島春美さんのコラム『SOULDIGGER』に取り上げられている作品のサンプルを探しています。今回は、

●ブランドン・ロジャース『オートマティック』・・・影響を受けたアーティストがダニー・ハザウェイ、ビートルズ、マイケル・ジャクソン、ジェイムス・テイラーと、最近の人らしく幅広い音楽を上げています。「スティーヴィー・ワンダーの子供たち」という言い方は聞いた事がありますが、最早マイケル・ジャクソンの子供の時代なんだなあとふと思いました。ニーヨとかは歴然。先日ジョン・レジェンドの新作を試聴し、記事にしたいと思いつつ中々苦労してます。何故か考えてみたんですが、もう私の黒人音楽の知識では感じ取れない部分が多いからです。旧世代であることを痛感します。

しかし、この作品やジョン・レジェンドを否定するつもりは有りません。ポップ/フォーキーな音世界の底辺に「ソウル・フィーリング」を感じ取れるからです。但し、その仕込み方が私なんぞには馴染めないのは確か。今後聴き続ければ慣れてくるとは思うんですが、この“ブラックネス解釈”の違いはちょっとしたカルチャー・ショックです。しかし、楽しいカルチャー・ショックだし、新しいブラックミュージックなんだろうなあとは思います。

2曲目とかは90年代R&Bの感覚も感じ取れます。オールドソウルファンとしては8曲目のソウルフィーリングにホッと一息。しかし、全部通して聴いてみたいところです。

♪マイスペース
2006/11/18のBlog
ジェラルド・リヴァートへの涙も乾かぬうちに、残念ながらまた悲報に出会ってしまいました。かつて“ミス・リズム”と呼ばれ、<アトランティック>レーベルをラヴァーン・ベイカーと共に支えたルース・ブラウンが78歳の人生を全うし闘病中の病院で亡くなりました。今「R&B」という呼称は別の意味になってますが、彼女達が、ソウル・ミュージック誕生以前に、ブルース、ジャズ、ジャンプの感覚を取り混ぜて聴かせてくれていたのが“本家”R&B(リズム&ブルース)です。

ルースは“ミス・リズム”の愛称通りパンチ力を売り物にしていましたが、ハスキーな声に可愛らしい色気があり、歌唱全体の安定度も高いです。勢いだけの歌手ではないです。私も黒人音楽を聴き始めの頃知りましたので、すぐに虜になり、ある意味黒人女性歌手の魅力を教えてくれた人でもあります。

しかし、ルース・ブラウンというと大抵の人が<アトランティック>時代を上げてそれで終わりという感じです。私自身もそうでした。もし彼女がソウル時代の歌手だったら「持ち上げられた」部分も出てきたかも知れませんが、どうしても「昔の流行歌手」で片付けられてしまいがちです。

♪リズム&ブルース期
彼女自身低迷した時期が有りましたが、実は成熟した女性になってからも、一定レベルの作品はリリースしています。ジャズ系だったり、ブルーズン・ソウルだったり「立ち位置」は変わらざるを得ませんでしたが、滋味溢れる歌唱を聴かせています。

そもそも女性歌手には“華”の時期がどうしても有ると思います。若さから出て来る健康的色気は歳とともに薄れてしまいます。しかし、大人の女性には男性の渋みとは違う「女性ならではの渋み」が出て来ると思いますし、ルースとかエタ・ジェイムスとかは素直にその魅力を出し素晴らしい歌手人生を送った(送っている)と思います。

♪<ブルズアイ>作品
晩年「流行歌手」としては扱われなかったルースの本音は知るべくも無いですが、知る必要も無いかなと思います。彼女の懸命な歌声が語りかけてきます。「私にとってルース・ブラウンである事が一番必要なの」・・・。

永遠の眠りについたルース・ブラウン。あなたも黒人音楽の精神と楽しさを教えてくれた人でした。どうもありがとうございました。

♪最新作?

※因みにラヴァーン・ベイカーは88年の<アトランティック>記念公演で“復活”したそうですが(ルースに会えたかは不明)、97年に亡くなったそうです。ああ、リズム&ブルースは遠くなりにけり・・・。
2006/11/13のBlog
[ 20:04 ] [ はじブラ流 ]
石島春美さんが『SOULDIGGER』の中で、「困った質問」の話をされてました。

「何を聞いたら良いか判らないんですゥ」といった類のもので、そんな時は冗談半分・本気半分で「サム・クック」と答えるそうです。

トレンディーな歌手か、少なくとも最近の人の名前を期待する向きなら面食らうだろうし、ソウル~R&Bシンガーの源流ともいえるサムは、一度は聴くべきアーティストなのも事実です。

ここで石島さんが言いたい事は「自分が好きなように聴くべき」という事。私のブログを読んで下さる方はジャンルは別にして「音楽好き」の方が多く、そういう人には至極当たり前の話だと思います。皆、自分の好きな音楽を自分で探し求めて、失敗したり思いもよらぬ発見をしたりして、楽しんでいるんだと思います。人に尋ねる場合もポイントがある程度定まっていて、「サム・クックみたいな感じの歌手って他に誰がいます?」程度の質問にはなると思うんです。

何が違うのかというと「音楽を愛しているかどうか」だと思います。好きになった人の事をもっと知りたい、もっとこの人と一緒に居たい、という気持ちと音楽好きな人が音楽に抱く気持ちは同じだと思います。

流行ってるから聴く、という聴き方も確かに有ります。でもどうせならアーティストに恋しましょう・・・今の世の中に一番必要なのが「他を愛する」って事だから。
2006/11/12のBlog
[ 20:09 ] [ Life is... ]
[はじまりは記者Yさん]

いつも美味しい料理で楽しませて頂いてる記者Yさんのブログで知ったお話。

イカ墨料理は有るのにタコ墨料理はなぜ無いのか・・・答えはタコ墨は不味いからという至って当たり前な理由ですが、調べてみたら旨味成分のアミノ酸の数が40倍ぐらい違うらしいです。

襲う側から考えると不味い物をかけられるより、旨い物でだまされる方がまだマシ?

墨自体もイカの方はどろっとした感じで、外敵からすると墨が固体に思え、イカそのものと勘違いするらしいです(分身の術)。旨味も出てるしね。一方タコの方は煙状で、とにかく相手を面食らわせるらしいです(煙幕の術)。

女性にアプローチして、その気にさせられバイバイするのと嫌われて逃げられるのと同じようなものか←違うってば!

♪参考記事
[ 16:14 ] [ blog・doblog関連 ]
ドブログ表紙の「ピックアップブログ」が変わってきたなと思ったら、“愛ある企画屋”jinさんが仕切り始めたからでした。

次の段階として『WEEKLY DOBLOG INDEX』なるものを考案されました。数有るドブログをカテゴリー別に分けようという企画です。私が下手に説明するよりこちらへどうぞ。

一人でも多くの方が参加されますように!
ビリー・クックという名前に聞き覚えがあり、ジャケットも何となくソソルので聴いてみました。ジャケの中央にはロジャー・トラウトマンとマーヴィン・ゲイに捧げるという文字が有るのに気付き、一挙に興味は増しました。

オリジナルは2000年、まず間違いない仕事をする<デフ・ソウル>から出ていたのですが、今回リイシューで初国内盤という形で発売するのは、クラブ・ミュージック関係のネット販売などで有名な<シスコ・レコーズ>。見逃せないR&Bを紹介する事もあるので私もリンクしています。

歌声はアーロン・ホールかK-Ciを髣髴とさせる上へ上へと登りつめるタイプ。K-Ciのようなガラガラ声ではないので聴いてて疲れません。サウンドもさすがはクラブ系の人が注目するだけあってしなやかなグルーブを保持しています。マーヴィン・ゲイ的オカズは目立たないように仕込まれていて、思わずニヤリとする局面もあります。ロジャー/ザップ的に、間に美メロ曲を入れるのも自然に決まっています。ロジャーほどシュガーコーティングされてないのが、却って今風のクールな甘さを感じます。

特に面白く感じたのは7曲目。変わったタイトルの「プライヴェート・インタビュー」という曲ですが、印象的なギターサウンド(過剰でない)がまとわりつく中、あまり粘りつかずにユッタリと歌うさまが“新感覚”だなあと感心しました。「ディスタント・ラヴァー」もカバーしているのですが、マーヴィン的に攻めず、微妙な距離感を創り出し興味深い出来になっています。

過去の遺産を大切にし、新しいサウンドを創って行く(変わりゆく変わらぬもの)・・・黒人音楽の「王道」がこのアルバムには有ります。ただ一つ残念なのは今回の国内盤が限定1000セットという事。色々な思惑があるので一概には言えませんが、素晴らしい音盤は手に入りやすい状態にしておくのが聴く側としては嬉しいんですけどね。

♪サンプル

♪<シスコ・レコーズ>の紹介文

♪インタビュー記事
2006/11/11のBlog
ジェラルド・リヴァート逝去の報は、やはりショッキングでした。若いという事もありますし、現代黒人音楽界を代表する一人であるのは勿論ですが、私の勝手な思いとして、彼にはまだまだ確立すべき「ジェラルド・リヴァート像」が有ったような気がするのです。

比べてはならないと思うんですが、親父エディ・リヴァートの存在がどうしても念頭から離れません。親が偉大だからといって必ずしも越えなければならないものでは無いかも知れません。しかし、彼には出来そうな気がしたのです。ソウルがR&Bに姿を変えた今、彼の創造力を持ってすれば“新感覚のソウル”が誕生したのではと思います。

♪『ファザー&サン』
ジェラルド・リヴァートに関する最近の鳥肌体験は、映画『永遠のモータウン』でのパフォーマンスでした。フォー・トップスの「リーチ・アウト・アイル・ビー・ゼア」を熱唱しているんですが、これがハマリにハマって「コイツ、完全に生まれる時代を間違えてる」と思ったものです。<モータウン>系のドライブ感の有る歌を難なくこなすのは“名”ソウルシンガーの証です。これが彼の長所であり、R&B時代に生きるには“難点”になっていたと思います。彼にはその難点を消し去る能力が十分有ったと思います。それがこれから観れたと思うのです。

♪『ヴォイシズ』
LSGは実に不思議で興味深いグループでした。ジェラルドが、キース・スウェットとジョニー・ギルという声的バランスが絶妙の二人と組んだのは正解だと思います。更にこの三人は単独でも素晴らしいんですが、他の歌手のアシストに回った時も良い仕事をします。そのアシスト上手が集まったのが逆に「主役不在」を招いたのかも知れないんですが、考えてみればその“グループ感覚”を表現したかったのかなとも思っています。LSGの将来も私的には楽しみでした。

♪『LSG』

エディ・リヴァートがオージェイズの“顔”であるのとは、少し違うスタンスだったのがリヴァートというグループ。ジェラルドはグループのリーダーでは有っても“顔”にはならなかったようです。それがこのグループの溌剌とした雰囲気を醸し出し、結果的に「正解」だったのではないでしょうか?

人間死んでしまっては先に進めない悲劇・・・当たり前の事なんですが、辛く悲しい真実です。リヴァート時代から創作性に溢れ、大物シンガーとグループを作ったり、プロデュース業でも一定の評価を受け、シンガーとしても真摯に歌い続けたジェラルド。今考えるとエディ・リヴァート&オージェイズがレベルの高いアルバムを創り続けているのも、ジェラルドの存在が有ったからかも知れません。又ジェラルドにとっても親父がトップアーティストとして頑張っているのが励みになっていたのではないでしょうか?

記事の標題に「我々は新しいソウルを見失うのか?」と書きましたが、冷静な見地に立てばそんな事はないと思います。常に遺産を継承しながら新しい感覚を付加していく黒人音楽界ですから、我々は21世紀のソウルミュージックに出会えると思います。

ただ、私は、志半ばながら一生懸命頑張って作品を創り続けてくれたジェラルド・リヴァートに感謝の意を表するため、こんな表現をしました。

ジェラルド、ありがとう。

♪『ロープ・ア・ドープ・スタイル』

♪サイト

♪shunちゃんさんの追悼記事

♪吉岡正晴さんの追悼記事