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はじまりはブラックミュージック
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2007/10/10のBlog
[ 22:17 ] [ Life is... ]
10月8日(月)

母の見舞いへ・・・来週一旦退院し、デイサービスの延長のような形の「ショートステイ」とかを利用するらしい。

病状が深刻という訳ではないが、よく愚痴る。病人に愚痴は付き物かも知れないが、逆にそれだけ元気なんだろう。

昼からは外出せず、パソコンしたりテレビを観たり。

夕方頃から激しい雨が降る。ひさしぶりの事だ。日中は、曇り止まりで蒸し蒸ししていたので、少々カタルシス。

ビリー・クックを聴く。細かい音遣いまで心底黒い。

10月9日(火)

雨が、昼過ぎから本格的に降り出す。帰る頃はドシャ降りだった。スーツの足元から膝近くまでビショビショとなる。

仕事には余裕有り。

10月10日(水)

曇りの一日。雨までは降らなかった。比較的過ごしやすかった。

仕事はわりと立て込んでいたが、集中力が持続できた。
2007/10/08のBlog
戦前ブルースの歌詞には、とてつもなくイメージが広がるようなものがあります。例えば、ブラインド・レモン・ジェファーソン「ブラック・スネイク・モーン」の中の“黒いヘビが俺の部屋でのたうち回る”という一節。歌の中では女性にとっての“黒いヘビ”なんですが、私の頭の中ではベッドの真白いシーツを掴みながら身悶えて切ない声を上げる、体格の良い“黒いヘビ”を思い浮かべてしまいます。

それはただ単にセクシャルなイメージに止まらず、ヘビのぬるりとした感触も相俟って、決してベッドから降りることができず悶え続ける人間の「苦しみのようなもの」が表現されているという妄想に繋がった結果です。レモンの、念のこもった声は歌詞の断片しか知らなくても、聴く者の心の中に「世界」を創り上げます。ブルースの魅力は正にここに有りといえるでしょう。アーティストとリスナーの間に“交歓”されるものが確実にあります。

主にデルタ地帯で醸成されたブルースの“種”は、シカゴで花開きます。<チェス>を主役として発展したシカゴ・ブルースの大きな特徴は「電化バンドサウンド」ですが、たとえ形式は変わろうとも、大都市シカゴにブルースの魂は引き継がれました。その功労者の代表格の一人がマディー・ウォーターズであることは揺るぎない事実です。

<チェス>のスタジオには独特のサウンドがあるといわれています。スタジオの構造などの技術的な理由もあるようですが、確かに<チェス>のブルースには独特の味があります。聴いていると「深い空間」を時々感じるのです。それは音と音の「間(ま)」だったり、各楽器の絡みが創り上げたスリリングな瞬間だったりします。特にモッタリとしたパターンの曲、マディーでいうと「ローリン・ストーン」とかジミー・ロジャースの「ザッツ・オールライト」とかに顕著な気がします。

「深い空間」=想像力が刺激される空間だと思います。黒いヘビです。ゆえに、聴く者の耳や心に得難い魅力として残るんだと思います。私見ですが、この「深い空間」が如実に現れているのは50年代シカゴが最後のような気がします。ブルースがロックンロールを経てロックに吸収される事で「深い空間」より前に「熱い空間」や「渋い空間」が先立ったと思います。しかし、それは時代が生み出したものであり、決して本物ではなくなったという問題ではないでしょう。チャック・ベリーを<チェス>に推薦したのはマディーですが、やがて自分達の首を絞める遠因になったといえます。

今回YouTubeでマディーの動画を検索していた時、後期のマディーの映像も多数有りましたが、やっぱり「黄金期」に近いものの方に惹かれました。私はジョニー・ウィンターとか非常に好きなんですが、それでも「深い空間」までは感じませんでした。
マディのアルバムは『ベスト・オブ・・・』『リアル・フォーク・ブルース』の2枚は最低ほしいところ。どちらも「深い空間」に存分に浸れます。バックの演奏も含め完璧な世界が展開する『ベスト・オブ・・・』、マディーというブルースマンの姿がベスト盤より透けてみえる『リアル・フォーク・ブルース』。微妙に味わいに違いがある2枚です。聴き比べるという意味でも是非どうぞ。これに加え“デルタ時代”のギター一本のマディーも、機会があれば聴いて頂きたいところです。

♪60年ニューポートでの「ローリン・ストーン」

♪ウィリー・ディクソン、オーティス・スパン、ジェイムス・コットン、サニーランド・スリム!らと出演したテレビ番組
2007/10/07のBlog
[ 20:23 ] [ Life is... ]
10月7日(日)

ヨメさんの実家でちょぼ焼きパーティー。腹いっぱい食べて私だけ一時帰宅。パソコンする。mixiの「mixiミュージック」というヤツに手持ちのアルバム2枚アップしてみる。これで時間かかり、記事はあまり更新できず。<チェス>レーベルの雑誌記事を読み、マディーねたが思いついたので、考えてみる。明日ジックリ時間が有れば良いが・・・。
[ 13:42 ] [ Life is... ]
10月4日(木)

何週間か前に、ヨメさんが家の掃除をしていたら、ビニール袋に文庫本が入っていたと持ってきた。

レイモンド・チャンドラー『長いお別れ』、小林信彦『ちはやふる奥の細道』、ウォーレン・マーフィー『二日酔いのバラード』、カート・ヴォネガット・ジュニア『スローター・ハウス5』、S・L・トンプソン『A-10奪還チーム出動せよ』。

恥ずかしい話だが、読んだものかどうか記憶がない。『長いお別れ』とか有名な物が有るのに分からない。たぶん読んでいないんだろうと判断し、今週通勤時から読む事にした(先ず『長いお別れ』)。今日で60ページぐらい読んだけど、どうも初めてのようだ。

ミャンマーで殺されたジャーナリストの長井さん。私と同い年のせいもあるが、悔しくて悲しくてたまらない。盟友の通信社社長が、彼の死を無駄にはしないと思うけど、政府も毅然とした態度で臨んでほしい。裏で糸を引いている大国も含めての話。
10月5日(金)

今週は疲れが溜まった。毎日眠気がなかなか取れなかった。一週間の止めにトラブル発生。通常一つの物件の作業が40分弱なのが、メーカーさんにも参上いただき、4時間ぐらい張り付くはめに・・・明日から3連休だからと自分に言い聞かせなんとか乗り切った。

10月6日(土)

ヨメさんの姪御さんの、息子&娘の保育園の運動会にお邪魔する。年長さんならともかく、よくもまあ、あんな訳も分からん子供達を走らせたりお遊戯させたり出来るもんだなあと感心しきり。

姪御さんの旦那さんはプロの料理人なので、お弁当も美味しかった。運動会の弁当に海老チリというのも凄い。

昼からヨメさんと娘は美容院に行ったので、私は近所の中古CD&本屋へ。CDは今いちだったが、文庫本が50円というのが有り、ラインナップも悪くなかった。辺見じゅん『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』、帚木蓬生『閉鎖病棟』、辺見庸『もの食う人びと』、中上健次『岬』の4冊を購入・・・値段はセコイが中身は深いんじゃ?
デニス・ラサール『イッツ・ライイング・タイム・アゲイン』を聴く。“ブルーズン・ソウル”のお手本。クワイエット・エレガンス『アフター・ユー』を聴く。キレもあるけどコクもある。

台風がグイッと曲がって微妙に近付きつつある。勢力は衰えているようだが、どうなりますやら。一雨来て涼しくなってほしい思いもある。
2007/10/03のBlog
[ 22:18 ] [ Life is... ]
9月30日(日)

9月も終わりなのに、暑い日は続いている。熊本では57日ぶりに30℃を下回ったとの事だが、あまり違いは感じない。

鹿児島に居た時に聞いたラジオによると、10月の鹿児島で30℃を越えた日は過去2日だという。それが今年は第一週で記録が破られるらしい。

かと思うと東京は16℃ぐらいで、ニュース画面に映る女性は薄手のマフラーをしていた。日本列島に季節が混在している。
午前中は近くのショッピングセンターに行く。私はCD屋と本屋へ。ベイビーフェイスの新作とエイミー・ワインハウスという新人を試聴。

娘は文化祭の「打ち上げ」があるとかで、夕方前から市街地へ出たのでパソコン出来た。

ロビー・マイケルズ『ステイ・バイ・マイ・サイド』を聴く。打ち込みサウンドが、基本的に苦手なので、バラードに耳がいく。タイトル曲はよく出来ている。

10月1日(月)

熊本に帰り、レイアウト変更後の初勤務なので、あっちへこっちへと無駄な動きが多かった。

ああ、やっぱり鹿児島に比べると余裕が有る。

10月2日(火)

朝方は冷え込むので夏布団をかけるが、日中の日差しは強い。秋の空気は時々感じる。

時津風エリカ・・・なんとなく組み合わせてみた。自分の言動がどういう波紋を巻き起こすか分からないのは何故だろう?理解に苦しむ。

仕事の運用変更に伴う作業で、帰りがやや遅くなる。

10月3日(水)

今日も、遅い時間からスタートの仕事が有るので残業必至。

最近の天候は、8月下旬のものに相当するらしい。一体どういう事だ・・・人間も天気もおかしくなってる。
2007/09/30のBlog
[ 23:59 ] [ 掲示板 ]
♪「はじブラ」とは・・・「ブラックミュージック」を軸に音楽についてあーだこーだと考えているブログです。決してマニアックでは有りませんので気軽に遊んでやって下さい。どうぞご遠慮なく、ご意見等有りましたらこちらにコメントして下さい。

♪「はじブラ」のデザインはbooさんから頂いてます。

♪タイトル部分のデザインはOkadaさんに創って頂きました。

♪文中、色が変わっている部分はクリックできます。

♪アース、ウィンド&ファイアーは日頃聴くことはあまり無いですが、「セプテンバー」は9月の声を聞き、空気が澄み始めると妙に聴きたくなる曲です。気持ちがウキウキする曲を選んで夏にサヨナラしましょう!今月も宜しくお願いします。

♪今月のリリース。ベイビーフェイスが本名で創った『プレイリスト』。秋に似合う曲をセレクトし、ロマンチックに歌っているようです。ジム・クロウチの「タイム・イン・ア・ボトル」とか、彼にピッタリ合いそうです。

♪mixiにもいます。同じ名前でうろついてます。

♪tessさん主催の「ホテル・ニューハンプシャー・じゃぱん」にお店を出しています。
リンク先から入り、ジャンルの「音楽レストラン・ブラック&ブルー」へお越しください。

♪表記基準・・・アーティスト名・曲名は基本的にカタカナ表記です。データ中心の場合は英語表記を使ってますけど。もし、検索される場合はカタカナが良いかも知れません。文中でアルバムは『』、曲名は「」、レーベル等は<>で囲みます。基本的に採り上げるのはCDで、LP等の場合は特記しますが、何しろ旧い音楽が多いので、気配りが及ばない場合があるかも知れません。あらかじめご了承下さい。

♪「はじブラ」を読み解くキーワード・・・●セルフ・プロデュース能力 ●コール&レスポンスもしくはインタープレイ ●変わりゆく変わらぬもの ●人を聴く ●オールドスクール ●シンコペーション ●エンターテイナー ●大衆の目線 ●せつない気持ち ●モノサシ
アルバムの帯の部分に「激女(げきおんな)」の文字。さぞかしパンクなお姉ちゃんかと思いきや、この表現はサウンドに適していないと思います。破天荒な人生を送り、マスコミ嫌いを通す姿勢から考えられたキャツチフレーズ?なんでしょうが、彼女の音楽を知るには意味の無いものです。

リズム&ブルース期~60年代ソウル~さらには昭和歌謡の趣を残すサウンドに、真っ直ぐな歌い方。時々リトル・エスターを思い起こさせるクセのある部分も感じます。たまにズーンというドープなベースも入りますが、基本的には古臭い音創りです。

しかし、2、3曲続けていくと興味が続きません。歌い方も深みが足りず平板に聴こえ、サウンドも飽きがきます。とはいえ、とても才能と個性がありそうな人なので今後大きく成長するかも知れません。惜しい惜しい。ボーナス曲の最後がリミックス物とゴーストフェイス・キラー参加作なので面白いかなと思いましたが、ヴォーカルとは距離感がありました。ちょっとドープ度を増したらクラブ・ミュージックとして面白かったかも知れないけど、目指すものがあるでしょうしね。今のままでもクラブで掛かっておかしくはないけど、メインは張れないでしょうね。

イギリス物でオールドソウル的サウンドを時々聴くんですが、私の耳には合わないですね。やはり時代や地域というのは底の部分で影響している気がします。もし、逆にオールド感覚に拘らなかったら彼女も気になる存在になったかも知れません。これはあくまで私見ですね。

♪サイト

♪動画

♪マイスペース
ベイビーフェイスって人は淡白な印象があるんですが、実はものすごく「頑固者」なのではないでしょうか。もちろん石頭的頑固者ではなく、自分の音楽表現に関して周りに惑わされず、自分の思いに基づいて作品を創っていく姿勢に“ぶれ”がないのです。

前作『グロウン&セクシー』では、現代R&Bに寄り添わず尚かつ前進している「ベイビーフェイス・ワールド」を展開して見せ、安心感と次作への期待感をもたせてくれました。

そして、新作ジェイムス・テイラーやブレッド、ジム・クロウチといった70年代白人シンガー・ソングライター~ソフト・ロック系のカバーで構成されていると知り、驚きながらも納得できる歩みだなあと感じたのも事実です。『グロウン&セクシー』の路線が好きな人にとってはこのアルバムは“毛色”が違います。しかし、このアルバムもベイビーフェイスらしさを十二分に発揮したものである事は間違い有りません。

♪JT

ニーヨや他の若手ブラック・アーティストがフェイバリットにジェイムス・テイラーを結構上げています。現代R&B~アコースティック系ネオ・ソウルにとって注目のサウンドではあるんでしょう。私は70年代にはロックを聴いていましたが、ブリティッシュ主導で、この手のサウンドにはさほど馴染みがないです。しかし、派手さはないけど自然体で落ち着きのある「大人のロック」だなあと感じていました。稀代の美メロ師であるベイビーフェイスのルーツにジェイムス・テイラーが存在するのも不思議ではなく、そのベイビーフェイスの存在がニーヨを生んでいる面もあると思います。
アルバムの内容でいくと、カバーは比較的オリジナルに接近していて、自らのオリジナルは美メロ・アコースティック版の趣で色合いの変化が良い方向に働き、どれも秀逸な出来です。しかし、個人的には「タイム・イン・ア・ボトル」に期待していたんですが、これは正直言ってジム・クロウチの方が独特の弱々しさみたいなものがあり、近づけない領域のような気がします。日本盤にはオリジナル曲が2曲追加され、これも良い出来なので日本盤買いです。期間限定の安値でもあります。

今後の黒人音楽の方向性の流れの一つ「アコースティック系」にまた一つ重要なアルバムが加わりました。教科書的意味合いも感じられメモリアルな一作といえるでしょう。このアルバムは『プレイリスト』というタイトルですが、重要な“時間”を一箇所に集めて他人に披露するという意味では「タイム・イン・ア・ボトル」というタイトルが似合う気がします。形が良く、中身が透き通ってキレイに見える瓶に入れられた時代の傑作たち・・・もちろん瓶に入れたままで終わらせないのは、現代のアーティストの“使命”といえるかも知れません。

※ジェイムス・テイラーの近影を見ましたら、前額部が東国原状態で、かつてのイケメン風貌が伺えません。でも、これも自然体を崩さないJTらしさの表れなんでしょうね。
2007/09/29のBlog
[ 21:10 ] [ Life is... ]
9月29日(土)

空腹のまま人間ドックへ。待ち時間に置いてある雑誌の食い物記事をやたらと見てしまう。

バリウム嫌いの人が多いが、私はそんなに気にならない。それより機械でひっくり返されそうになるのが若干辛い。視力も落ちたなあ。腹回り87で他の条件が揃えばメタボちゃんだし。例年、各数値はセーフだが、年波は確実に寄っている。空腹を感じるだけ幸せな感じがしてきた。

昼間パソコンが起ち上がらずBSを観ていた。関口知宏の『中国鉄道大紀行』。中国大陸を各駅停車で巡るもの。カメラが入るのが初めてじゃないかと思えるほど馴染みの無い、しかし、生活感を得られる風景が展開される。関口の“のんびり度”も和める。地元のお年寄りに「何してるんですかあ?」などと積極的に近寄らず、風景に見惚れながらお互い見つめ合い、向こうからボソッと話しかける感じ・・・この飾り気のなさが人気シリーズである所以だろう。


母を見舞いに行く。薬は出ておらず食事制限中心らしい。気は元気。

スリム・ハーポ『エクセロ・セレクション』を聴く。今の季節より真夏の夕方の方がよく似合うかな。ジェラルド・アルストン『オープン・インヴィテイション』を聴く。涙腺より先にハートにくる。
最近音楽雑誌はあまり買わないんですが、これは即手が伸びました。『レコード・コレクターズ』の10月号、<チェス>レーベル特集です。必ずしも現段階(CD)で手に入る物を並べているわけではなく、オリジナル作をそのまま紹介しているパターンで、昔買い漁った身としては懐かしい気がします。

目の付けどころが面白いなあと思ったのは、<チェス>に影響を受けたブリティッシュ・ロック盤10枚と、アメリカン・ロック盤10枚。英国と米国のブルース(&黒人音楽)の取り入れ方の違いがよく分かります。その後のロックの歴史に思いを致すと、中々参考になるレビューです。全音楽を総括する『レココレ』らしい視点です。