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木の家づくりに役立つ 草野鉄男建築工房 のブログ
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2007/06/18のBlog
[ 17:51 ] [ 地域情報 ]
以前(4月27日の記事)、ご紹介しましたローカルな話題の続きです。
尻垂坂(しりたれざか)古戦場の薄(すすき)地蔵尊の地蔵堂が完成し、昨日入魂式がとりおこなわれました。
前の記事にあるように、お地蔵様のお姿を誰も見たことがなかったのですが、古いお堂を解体して80年(以上)ぶりにそのお姿を見ることができたわけです。
お地蔵(首なし地蔵)様だと思っていたら、実は石碑だったわけですが、石碑に刻まれた文字を解読していくと、安置された年が刻まれていて記念銘があるものとしては、県内最古であることが判明しました。
その年が、このお地蔵様のいわれとなった出来事よりも、古かったことも分かりました。
石碑に刻まれた文字はたくさんあったのですが、まだ解読できていない文字も少し残っていて、学芸員の方だけでなく考古学・宗教学の先生も含めて解読作業が続けられています。
お地蔵様のいわれや解読して分かったことなどにつきましては、新たな報告が届いてからまた書かせていただきます。
昨日は、町内の方がたくさん入魂式に参列されました。
写真でお分かりのように、地元のテレビ局も取材にこられて、夕方からのニュースで放映されたのですよ。
式典の後に、お地蔵様(石碑)の分かっている調査範囲での報告が行われました。
今までのいわれ、新しい事実も含めて、このお地蔵様を大切にし、子や孫に伝えて行こうと話をしておられました。
このお地蔵様、次にお目にかかれるのはまた80年(以上)後でしょうが、見ること知ることができた私たちが、きちんと語り継いでいかなければいけないのです。
2007/06/15のBlog
[ 16:48 ] [ 最近完成した家 ]
今日は、この家の2階にある寝室をご紹介します。
前回ご紹介した吹抜け・ホールから、この寝室がチラッと見えていましたよね。
上の写真では、逆に寝室からホールが見えています。ホールの向こうに、ハシゴが見えている部屋は子供室ですよ。
吹抜け・ホールにも見えていた大黒柱が、この写真でも右側にあるのがお分かりでしょう。
この寝室の広さは10帖あり、それプラス押入れがついてます。
その押入れはどこにあるかといいますと、寝室とホールを仕切る大きな引戸が見えていますよね。(2枚の戸があるようにも見えますが、これで1枚の引戸なのです。)
写真では、この引戸を開放して撮影していますが、戸をガラガラッと閉めると、そこに押入れ(の戸)が出てくるのです。
下の写真をご覧下さい。寝室の上には、ハシゴで上っていく4帖分のロフトがあります。ハシゴでの出入り口以外は、壁で仕切ってあるロフトですので、物置的な使い方の空間にされました。
写真でいいますと、ハシゴより右側部分が4帖分のロフトですが、それだけではなくハシゴの左側(ホールの上部)にも、4帖分の小屋裏物置があるのです。
つまり、このハシゴを上っていくと、合計8帖分の物置スペースになっているということです。これだけあれば、結構な物を収納しておくことができますよね。
ロフトや物置などの小屋裏空間を設けるのは、屋根裏の有効利用というだけでなく、建物を構造的に強くする目的も兼ねています。
ここでいう強くとは、弱いものの補強ではなく、強いものをより強くという意味です。ロフトがないと弱いということではありませんし、逆にロフトがあるだけで強いとはいえませんよ。
あくまでも、強くするやり方と施工の良し悪しが重要です。(小屋裏空間が要る要らないはお客様次第であり、不要な場合には、違う方法で強くします。)
つまり、あまり意識されない小屋裏空間までしっかり造るということです。強いのはもちろん、より強く・・・です。とにかく、大きな地震が来ても安心して住める家でありたいですね。
次回は、寝室の隣にある部屋(空間)をご紹介させていただきます。
2007/06/13のBlog
[ 16:30 ] [ 地域情報 ]
初夏の風物詩の一つ・・・イチゴ狩り。ここは、福光の「立野原(たてのがはら)観光農園」です。
富山県西部にある南砺市内の福光地域、東海北陸自動車道福光ICから一般道を南へ約3km行くと、県道沿いにこの農園があります。(イチゴ狩りの赤い旗が見えてきます。)
この農園は、イチゴ狩りとして富山県で一番有名(多分)で、摘みたてのイチゴをその場で味わうことができます。
時間制限はなく、しかも食べ放題です。料金は、大人800円・小学生700円・園児500円。ただし、持ち帰ることはできません。
この農園の広さは、約1.7ヘクタール。ここで作付けしているイチゴは、宝交早生(ほうこうわせ)という品種だそうで、鮮赤色の丸みがかった円錐形で、やわらかく強い甘味の果肉が特徴です。
今年は好天に恵まれ、平年をやや上回る出来で、作付け面積も若干増やしたとのことです。
開園期間は、5月24日~6月14日まで。
もう、終わりに近かったですね。本当は、もっと早く行きたかったのですが、ようやく先日の日曜日に行ってきました。
あることはありましたが、小粒なのが残っているのと傷んでいるのもありました。しかし、葉っぱをよけて探してみると、大きくて綺麗な赤色のイチゴも見つかりましたよ。
食べてみると、本当に「甘ーい。」でした。周りの人たちからも、「甘くって、おいしーい。」という声が。

写真ですが、雰囲気だけでも・・・。
「おひとつ、どうぞ。」
2007/06/11のBlog
全国建具フェアを見に行ってきました。こういうフェアがあるとは、知りませんでした。
それもそのはず、全国持ち回りで行われている催し物であり、今年度の開催地が富山だったのです。
正式には、第52回全国建具組合連合会業者大会と第41回全国建具展示会の2つを合わせて、全国建具フェア。
もともとは、全国建具組合連合会業者大会から始まり、以前に富山で開催されたのは昭和40年の第10回大会だそうです。(42年ぶりの富山大会となります。)
その時に、第1回富山県建具展示会を開催し、百数十点の建具を全国の建具業者に見学してもらったのがきっかけとなり、翌年度から全国建具展示会が開催されるようになったのです。
ということを、後から知りました。
ですから、会場となった富山テクノホール(産業展示館)の駐車場には、県外から来た観光バスでいっぱい!、大勢の人が見に来ていらしたのでビックリ!
新聞などで知り、見にこられた一般の方もいらっしゃると思いますが、全国から建具職人さんが集合していたのでした。
私も、何か参考になる建具でもあるかな、と思って見に行ったのですが・・・。
まったく参考にならないということもないのですが、一般的な建具というより建具職人の技を競うコンテストのために造られた建具でした。1枚目・2枚目の写真に写っているような、創意工夫・手間ひまかけて造られた素晴らしい建具ばかりです。
建具によっては、販売あり・無しがあるのですが、ちゃんと価格も付けられていて、数万円のものから一番高価なものは・・・何と、1千2百万円!
こういうのは別として・・・家の中の建具も建材による既製品の建具が増え、本物の木で造る建具が減っています。
このブログに出ている家の建具は、すべて建具屋さんに造ってもらっています。複雑な(手の込んだ)建具にすると高価になりますが、シンプルなものにすれば決して高くありません。(高価にならないように造るのも工夫次第です。)
やはり、建材・既製品にはない職人手づくりの味がありますから、なるべく建具屋さんで造っていただきたいものです。建具職人さんたちの匠の技を残していくためにも・・・。
ところで、この展示会には建具以外の物もあり、衝立や飾り棚、机など。
3枚目の写真に注目!、何と自動車です。名前は木製スーパーカー「真庭」。
本当に動くんですよ。公道を走っている写真も展示してありました。
曲線を多用した車体は、幅1.3メートル、長さ2.5メートル、高さ1.1メートル。
フレームはもちろん金属で、ボディーは堅く粘りのあるタモ材。内装には地元産モミの木と正目のヒノキ。
エンジン:175cc、最高速度:80km、乗車定員:3人。お値段は390万円~で、製作は(株)佐田建美(岡山県)。
車好きの方、1台いかがですか?
2007/06/08のBlog
[ 17:14 ] [ 最近完成した家 ]
今日は、最近完成した家シリーズです。また新しい家、「蓮町の家」のご紹介をスタートします。
最初に・・・。この他に、何軒も完成した家をご覧いただいていますが、これは決して展示場ではありません。
お客様によって、家づくりのこだわり部分は違っていて当たり前です。どのお客様も、自分(と家族)のこだわりをもって建てられた家を、拝見(ご紹介)させていただいているのです。
ただ、お客様によるこだわりの違いはあっても、丈夫で長持ちする家づくりの根本は、どの家も共通です。その根本部分とは、頑丈な基礎や、太い柱・大きな梁を使った骨組みなどです。
特に長持ちという点では、それにふさわしい適材適所に用意された木であることと、木が見える(木が呼吸できる)ことも重要なことです。
さて、この家のお客様はどこにこだわられたのでしょうか。では、玄関から見ていただきましょう。
1枚目の写真、この家の玄関ポーチです。玄関戸が見えていますね。(アルミ製の戸ではなく、本物の木でつくった玄関戸。)
玄関戸(ドアを除いて)の多くは、引き違いという形式です。右側か左側のどちらかの戸を開けると半分空くのが、引き違いです。
この家の玄関戸は、引き分け戸の形式になっていて、右の戸は右に左の戸は左に開いて、この2枚分が全開するのです。2枚の戸を全開している状態が、2枚目の写真です。
玄関が、見えてきましたね。玄関の広さは、タタミ4帖分あります。横長に4帖分とってある形式ですので、靴を脱いで1段上がっている部分が長いですよね。
お客さんや近所の人が、ここに腰掛けて話しをするような、昔風の玄関といえるかもしれません。玄関ポーチと玄関の床が、玉砂利の洗い出し仕上げになっていますので、よりその雰囲気を醸し出しています。
3枚目の写真は、玄関の中から玄関戸側を見ています。2枚目・3枚目の写真どちらにも、片側に見えている戸(これは引き違い戸)は、玄関収納(下足入れ)です。
2枚目の写真、正面にも木製の戸がありますね。これも玄関戸と同じで、半分だけ空く引き違い戸ではなく、全開する引き分け戸なのですよ。
こういうデザインの戸も、昔風ですね。昔は、帯戸(おびど)と呼んでいました。でも、昔だと黒や茶色系などの塗装がしてありましたが、こういう風に白木(素木)のままだと、あまり古くさくなくモダンな感じになりますね。
こういう感じで、この家のお客様は建具やリビングの雰囲気などに、こだわられたのです。(でも、この家のお客様は、30歳台になられたばかりのお若い夫婦なのですよ。)
この引き分け戸の向こうは、どんな空間(部屋)があるのでしょう? 
次回を、お楽しみに!
2007/06/06のBlog
前回、構造材として重要な強度・乾燥・耐久性の3点の話を書きました。そして、この山はその3点にこだわった材木であり、適材適所に製材されて、写真のように天然乾燥しているという紹介をしましたね。
この他にも、この山ならではのこだわりがあります。今日は、それを書かせていただきます。
木材にも規格寸法があり、柱、梁・桁などその部位に応じた太さ・幅・高さや、その材料の長さのことです。
柱なら、4寸(12cm)角とか3寸5分(10.5cm)角などの太さ、長さは通し柱なら6m、管柱(通し柱でない短い柱)は3mが一般寸法。
梁・桁の幅は、通常柱に合わせて4寸または3寸5分で、高さは5寸(15cm)から1尺2寸(36cm)程度まで。梁・桁の長さは、4mまたは6mまでというのが規格。
ほとんどの山や製材所では、この規格に則って製品として製材しており、規格から外れると特注品という扱いになるのです。(価格もぐんと高くなる。)
しかし、この山ではその家に合わせて、または設計者の要望に応じて、いろいろな寸法に製材してくれます。もちろん、特注品扱いではありませんよ。(価格も規格品とほぼ同じで。)
例えば、家の間口が4間(7.28m)あったとしましょう。その場合の梁・桁は8m必要ですから、規格でいうと4mを2本、または6mと2mの2本を使って継ぐのが一般的です。
でも、2本の材料を継ぐよりも、継がない方が強いに決まっています。そうするには、規格にない8mという梁・桁が必要になってきます。
この山の林業家たちは、ここら辺も考慮して規格外の寸法の製材も、当たり前と考えているのです。8mまで、ではありませんよ。9、10、11、12mでも大丈夫なのですが、ここまで長くなると製材できないのではなく、大工さんがそれだけ広い作業小屋を持っているか、大きなトラックが現場に入れるかの方が問題になってきます。
こういう木が手に入るおかげで、どの家でも8mや9mの長さの梁・桁を、ごく当たり前に使うことができます。
次に、柱です。普通の家では、短い柱も通し柱までもが4寸(12cm)角という太さが一般的ですが、私は、通し柱は6寸(18cm)角、大黒柱は8寸(24cm)角としています。
この山でも、通し柱の5寸(15cm)・6寸(18cm)位なら当たり前ですが、さすがに8寸(24cm)は・・・というより、大黒柱のある家が少ないので製材することもあまりないようです。でも、完成した家の写真にあるように、太くても要望に応じて、大黒柱に適した丸太を選別して製材してくれます。
最後にもう一つ、細かい部分ですが。柱の太さ4寸(12cm)角とか、梁・桁の幅4寸(12cm)と言っていますが、一般的に多いのは製材された寸法(荒削り状態)が12cmなので、きれいに削った仕上がり寸法は11.5cm位になってしまうのです。
この写真にある柱・梁・桁は、12.5cmで製材してありますので、最終的な仕上がり寸法がきちんと12cmあるのも特徴なのです。
現場に運ばれてきた材木を見ただけでは、こういうことは分からない(気付かない)と思います。しかし、前回の構造材に重要な3点もそうですし、今日の寸法や長さの話もとても大事なことなのです。
前回も書きましたように、ここら辺のこだわりは木の値段とまったく関係なく、あくまでも一般的な構造材と同じ価格です。同じお金を出すのであれば、本物の木として構造材として、少しでも理想的な良い木材を使いたいものです。
写真に写っている、ここに積んである材木が、このお客様の家に使われる構造材なのです。○○様と、木にお客様の名前がチョークで書いてありますよ。
2007/06/04のBlog
[ 17:01 ] [ 地域情報 ]
富山市内で一番大きなお祭りである、山王まつりが開催されました。
富山市の中心街、山王町にある日枝神社の秋季例大祭が山王まつりで、毎年6月1日・2日に行われます。
地元では、「山王さん(さんのさん)」と呼び、毎年このお祭りが来るのを楽しみにしています。
富山市内はもちろん、富山県内近辺からも多くの人が訪れ、大賑わいとなる盛大なお祭りなのです。
神社の境内から周辺には、今年も800軒ほどの露店が軒を連ねたそうです。
子供のころからの思い出と言えば、金魚すくいをしたことや、くじを引いておもちゃをもらったうれしさもそうですが・・・。
やはり印象深いのが、お化け屋敷ではありませんか?
この看板を見ると、子供の時に感じた恐怖感を思い出しますし、懐かしさも・・・。
呼び込みをしているお化け屋敷のおばちゃん(正確には、昔おばちゃん今おばあちゃん)、も子供のころからずっと一緒です。(代わっているのかもしれませんが。)
お化け屋敷の呼び込みは、マイクを使って周りにに響き渡り、その変わらない声が聞こえてくると、山王さんのお祭りに来たんだな、と感じさせます。
お化け屋敷へ子供と一緒に、何十年かぶりに入るのを楽しみにしているのですが、うちの子供はまだ怖がって少し離れた所から、恐る恐るお化け屋敷をの様子を伺っています。
山王まつりも終わって、富山も夏本番を迎えるのですね。
2007/06/01のBlog
能登を応援する記事 第4弾、今日で最終回です。
今日は、日本海らしい迫力ある景観の能登金剛です。
ここは、1ヶ所だけでなく何ヶ所もある見どころの総称として、能登金剛と言います。その何ヶ所とは、巌門・ヤセの断崖・義経の舟隠し・関の鼻です。
ここら辺は、日本海側最大のカルスト地形が続く海岸線であり、朝鮮の金剛山に似ていることから、能登金剛と言われるようになったそうです。
パッと4枚の写真を見ると、テレビのドラマなどに出てきそうな風景ではありませんか?、そうなんです。実際によく使われている場所なのです。
1枚目と2枚目の写真は巌門です。高さ15m・幅6m・奥行き60mという、荒波が岩を削ってできた自然の洞門。
このすぐそばまで行けるように遊歩道が整備されていて、洞窟の中を歩いていくと1枚目の写真の場所にたどり着きます。この岩の穴、小さな船であれば通ることができるのですよ。
このように砂浜ではなく、岩だらけのところを歩きながら、海と自然が作った迫力ある岩・断崖絶壁の景色を見ることができます。
巌門から車に乗って20分ほど行くと、ヤセの断崖・義経の舟隠し・関の鼻があります。この周辺が、3枚目の写真と4枚目の写真。
ヤセの断崖は、海に突き出す高さ55mの断崖絶壁で、松本清張の「ゼロの焦点」のクライマックスシーンの舞台として有名です。
このすぐ横にあるのが、義経の舟隠し。義経が、船で奥州へ逃げる途中に時化を避けて船を隠した入り江を、上から眺めることができます。
関の鼻も義経伝説の地であり、荒波に削られた変わった造形の奇岩が多く点在する海岸です。大河ドラマ「源義経」のロケ地に使われました。
ここも、遊歩道で下に降りていくことができ、洞窟の中に弁才天が祀られていますし、ヤセの断崖を横から眺めることができます。
ヤセの断崖・義経の舟隠し・関の鼻それぞれの写真を撮って載せたかったのですが、3枚目と4枚目の写真は、このすぐ近くの道路から撮影した風景です。
なぜ道路からの撮影かというと、地震の影響です。能登金剛のうち、巌門は大丈夫だったのですが、ヤセの断崖・義経の舟隠し・関の鼻周辺に被害があったようです。駐車場まで行きましたら、危険のため立ち入り禁止になっていたのです。
ここら辺も、地震の被害の大きかった門前町のとなりの、富来町なのです。しかし、周辺の道路は大丈夫であり、すぐ近くまで行くことができて、写真のような景色を眺めることができます。
以上、4回にわたり「ガンバレ、能登半島!」という能登を応援する意味で、能登の観光スポットをご紹介しました。
これは、ほんのごく一部の観光スポットであり、この他にもたくさんの名所があります。
能登半島地震から2ヶ月が経過しましたが、被害のひどかった地域の復興はまだまだであり、能登半島に訪ねる観光客が激減している状態です。
交通機関・道路や宿泊施設などは、ほぼ大丈夫な状態に戻っていますので、ドライブや旅行の候補にしていただければと思います。
能登のみなさんが、少しでも早く地震前の生活に戻れることを願っています。
2007/05/31のBlog
能登を応援する記事 第3弾は、見附島です。
能登を代表する景色のひとつとして知られていますから、一度位は雑誌や何かで見たことありませんか?
その姿が軍艦のように見えることから、別名軍艦島とも呼ばれています。
見附島は、弘法大師が佐渡から能登へ渡る際に見つけたのが、名前の由来とされているそうです。
この見附島のおとなりには、恋路海岸があります。見附島から恋路海岸までは約3kmの「縁結ビーチ」が続いています。その両端に鐘が設置されていますので、鳴らして縁結びを祈願するのだそうです。カップルには、人気のデートスポットでもあります。
周辺は、海水浴場として整備されていますので、夏には海水浴客でにぎわう場所でもあります。
この見附島、島は島でも岩礁を渡って行けるようになっているのも特徴ですね。
目の前まで行くと、やはり向こうの島まで渡ってみたくなります。いざ渡ってみると、ゴツゴツした岩の道なので歩くのは容易ではありません。踏み外すと、海に足が落ちてしまいますから、ご注意を!
ここは、能登半島の先端とだいぶ近いところに位置します。(と言っても、車でまだ1時間ほど。)
見附島だけ見に来るということはないでしょうから、海沿いの道をずーっと能登一周、夏休みの旅行にいかがですか?
能登半島の先端までは結構時間がかかりますが、時間をかけていったなりの景色を見ることができますよ。
2007/05/30のBlog
能登を応援する記事 第2弾。今日は、白米の千枚田です。
これは、すごい絶景だと思いませんか?(上の写真は、ぜひクリックして拡大してご覧下さい。)
海に流れ込むような斜面に、地形を生かしたたくさんの田んぼ、すぐ目の前に海の青色とアクセントになる岩・・・。
名前の由来は、1000枚を超すからという説と、狭い田だから千枚田という説もあるようです。正確には1004枚の田があり、一番小さいのはわずか0.2㎡。
ここの棚田に「蓑隠しの話」というのがあります。昔、ある百姓夫婦が田植えを終えて、水田の数を数えてみた。千枚あるはずなのに、どうしても2枚足りない。
日も暮れたのであきらめて帰ろうと、そばにあった二人の蓑をとりあげると、そこに2枚の田が隠れていた・・・。
こういう田んぼでの農作業、よく続けて来られたと感心します。今の機械はもちろんのこと、昔の道具も使えないような田んぼですからね。
先日、富山県八尾町の棚田をご紹介しました。(光栄なことに、この記事はピックアップブログに取り上げていただきました。それに対するコメントも頂戴しました。皆様ありがとうございました。)
八尾町の棚田では、耕作地としての悪い条件を整備しながら、地域で農業をきちんと継承しておられます。
こちらの白米は・・・やはり作業性ではなく、地形による独特の景観美を保護すべき棚田ですよね。
ですから、この棚田ではそのほとんどを、オーナー制度にしたりボランティアの方々に手伝ってもらい、春と秋に田植えと稲刈りを行うのが大々的なイベントです。
日本の棚田100選に選ばれているのはもちろんのこと、平成13年には国の名勝にも選ばれています。
ここは、輪島から車で15分ほどです。輪島まで来られたら、ぜひお立ち寄り下さい。この棚田のすぐ横に、道の駅(千枚田ポケットパーク)があり、その駐車場からこの風景が見れるのです。
田植えの前後だけでなく、四季折々の景色を見たいと思わせる、白米の千枚田でした。
2007/05/29のBlog
昨日、能登半島地震から2ヶ月経った様子をお伝え(地震情報で)しましたね。被害のひどかった地域はまだまだ大変ですし、観光地もいつもの活気がない状態です。
そこで、能登を応援する記事 第1弾です。
輪島の朝市は、ご存知でしょう。日本三大朝市の一つです。
地震直後は出店していませんでしたが、4月11日から平常通り朝市が行われています。
朝市通りと呼ばれる本町通りの両側には、200~250もの露店がずらりと並び、おばちゃんたちの「こう(買う)てって!」の呼び声があちこちで響きわたっています。
ここで売られている主なものは、その日の朝に輪島漁港に水揚げされた魚介類、とれたての野菜果物類やおばちゃんの作った梅干・漬物、そして輪島塗のお箸やおわんなど。
買い物のポイントは・・・その1、店によって値段や味が違うので、まずは一通り見て回り品定めをする。その2、値札が付いていても、交渉で値引き可能。(交渉しなくても、安くしてくれました。)
その3、鮮魚や野菜などは、時間が遅くなるほど安くなる。しかし、数に限りがある物などは早く買っておかないとなくなる場合も。(以上、朝市買物ガイドより。)
私は、カニを買いました。値段もそうですが、甘エビをたくさんおまけしてくれましたし、それにイカの塩辛までサービス。(この日の晩ご飯は、もちろんコレ。)
写真で分かるように、歩いているお客さんが少ないです。地震以降、めっきり減ってしまったそうです。
でも、地震のことなど忘れてしまったかのように、笑顔で元気なおばちゃんたちでした。
この朝市はもちろん、情緒あふれる町並みを見て回るのも良い輪島なのですよ。
2007/05/28のBlog
[ 17:35 ] [ 地震の話・地震情報 ]
能登半島に行ってきました。
3月25日の能登半島地震から2ヶ月が経過。能登の方は、もう落着きを取り戻して・・・、ではありませんでした。
この地震で、震度6強を観測した地域のうち、門前町と輪島市を見てきました。具体的には、どこがどのくらいの被害なのか、よく分からずに行ったのですが。
まずは、輪島市。車の中から見ても、大きな地震があったとは思えないくらい建物などは普通でした。しかし後で町の中を歩いてみると、ごく一部の建物で被害があったことが分かりました。
町の人に聞きましたら、輪島では建物の被害は大したことなかったそうです。倒壊などの被害はほとんどなく、それより建物の中で、物が飛んできて壊れて、建物の中の補修が多かったそうです。
次に、門前町。建物の倒壊などの被害が、特にひどかったのがここでした。町と言っても小さな町ではなく、いくつも地区があるので、どの辺が?と思いながら門前町方面へ。
車を走らせているうちに、屋根をシートで覆った家が少しずつ増えていきました。(倒壊は免れたが瓦屋根が壊れる。そのほとんどは瓦屋根の棟部分がくずれ落ちている。)
大半の家にシートが見られるようになり、車を降りて遠くを見渡してみると、そこに傾いた家が見えてきたのです。
1枚目と2枚目の写真、門前町はまだまだこんな感じです。完全に倒壊した家は、もう片付けられて更地になっていましたが、こういう家はこれからなのでしょう。
自分で自分の家を何とかするというより、地区みんな力を合わせて順番に後片付けをしておられるような感じでした。この作業、まだまだ残っているのです。
3枚目の写真、ごく一部の道路にまだこんな亀裂が残っています。すぐ横に迂回路が設けてありますので、通行止めの場所はありません。
この写真の場所は、富来という所です。実は、富来の具体的な場所を知らなかったのですが、門前町のすぐ隣でした。建物の被害のひどかった門前町や富来では、道路や地面の被害もかなりひどかった、ということも分かりました。
4枚目の写真は、廃材・ゴミの山。これが、実は門前町ではなく輪島市の海沿いで、輪島市は建物の被害が少なかったのに、どこから運ばれたのでしょう。
写真のすぐ左側に輪島市街があり、すぐ右側に海が面しています。地震による廃材だけでなく、それ以外の一般ゴミまで持ち込まれていると、問題になっていますが・・・。
それにしても、やはり同じ震度6強でも門前町と輪島市では、ずいぶん違うものですよね。
そこで、以前の記事にも書きました地震の加速度を思い出して下さい。この被害状況と加速度の数字を見てみましょう。
富来=945ガル、輪島=547ガル 震度が同じでも、加速度はこれだけ違っていたのでした。もちろん、これ以外に地盤などの影響もありますが。(ちなみに、富山=110ガル)
ところで、被害の大きかった地域の皆様には、後片付けや仮設住宅での生活など、まだまだ大変でしょうが頑張って下さい、という言葉をかけてあげることしかできませんでした。
私は、今年のGWの旅行がやむを得ない事情で中止になりましたので、その代わりの旅行も兼ねて能登に行ってきました。(旅行に行くことで、ほんの少しでも復興のお役に立てれば・・・。)
宿泊した輪島の旅館もそうでしたが、能登の観光スポットに行っても、普段の観光客より全然少ない現状も、目の当たりにしました。
みんなで、能登を応援しましょう。「ガンバレ、能登半島!」
そこで、明日より能登の素晴らしい観光地をPRしたいと思います。(ジャンルは地域情報。)
では、お楽しみに!
2007/05/25のBlog
[ 17:24 ] [ 最近完成した家 ]
最近完成した家シリーズに、新しい家の登場です。現場報告を見ていただいていた方はご存知でしょう、「東石金の家」です。
写真だけ見ると、どの家も同じような仕様に見えますが、実はその家によって結構違う部分があるのです。それは、写真では判別できない部分であるか、仕上がると見えなくなる部分などです。
家づくりで肝心なのは、基礎・骨組み・耐力壁などの構造部分や長持ちする作り方で、ここら辺は最初に建てるときにきちんと作っておかないと、後からでは直せない(直せたとしても大変な)部分であり、丈夫で長持ちする家の根本と言えます。
それ以外は、年月の経過と共に傷んだり壊れたりしたら、補修・メンテナンスしていかなければいけない部分なのです。ですから、どの家も根本部分は同じですが、それ以外の部分はお客様の予算や好みに合わせて選択していただきます。
ただ、たくさんある材料どれでも良いわけでなく、どんな物でも必ず一長一短ありそれを良く理解し、自分の求めるものに合っているのか、それにお金をかける価値があるのか、などまで考えることが大事です。(無駄なところにお金をかけるより、本当に自分のこだわりたい部分にお金をかけた方が良いからです。)
その一部分だけ見れば良さそうでも、家全体で考えるとあまり意味のないこともありますし、カタログに書いてあるほど・・・の場合も。
この家のお客様のこだわりも、仕上げ材だけでなく下地材にいたるまで。いろいろな材料を比較検討しながら決めていきました。構造面で伝統工法の部分にこだわられたのは、現場報告を見ていただければ分かります。
完成写真で言うと、写真で見える部分はシンプルに、写真では分からない部分にこだわりがたくさんある家なのです。
前置きが長くなりましたが・・・。では、この家では順番にというより、ランダムに見ていただきたいと思います。まずは、2階の寝室からです。
どの家もそうですが、無駄な屋根裏空間などはありませんので、屋根なりの勾配天井になっています。部屋の大きさは8帖ですが、勾配天井により空間が大きいので、平面(間取り)的な広さよりゆったり大きく感じます。
天井の真ん中にある太い材は、屋根の棟木(むなぎ)です。部屋の端っこの方で、棟木の下にもう1本の材で支えてありますね。肘木(ひじぎ)といい、格好(デザイン)だけでなくちゃんと力を受け止めている構造部材なのですよ。これがあると、力強さを感じさせます。
上の写真で、真ん中辺りにある部屋の角の柱が出っ張っていますが、この柱は通し柱で6寸(18cm)角の太さがあり、他の4寸(12cm)角の柱より太いので、飛び出ています。
下の写真の右端、同じく部屋の角の柱も飛び出していますが、こちらの柱は大黒柱で、通し柱よりも太く8寸(24cm)角あります。大黒柱に壁が取り付いているので、そんなに太く見えないと思いますが、1階でこの大黒柱を見るとその太さが分かりますよ。
では、次の部屋のご紹介を、お楽しみに!
2007/05/23のBlog
前回は、この家に使う木材の準備が始まっていて、それをお客様が見に行かれたご紹介をしました。
今日は、ここで準備している木材の特徴などについて書かせていただきます。
建築の構造材に使う木材として重要なことは、強度・乾燥・耐久性の3点です。(木の話にも、この3点について書いてありますので、興味のある方はそちらもご覧下さい。)この3点にこだわった木を用意してくれるのが、ここの山(林業家)の木です。
強度という点では、年輪が詰まっている(密度が細かい)方が強いです。ここの木は、その土地柄から年輪が細かくなる育ち方をしますので、一般の杉より強いのです。
乾燥と言うと、普通の家の木材は人工乾燥、つまり機械で木を乾燥させます。しかし、ここの山では機械に頼らず、すべての木を天然乾燥しているのです。
何故かと言いますと、人工乾燥の方が早く木を乾かせるのですが、木の中の水分だけでなく、木が持つ良い成分まで抜けてしまうからです。木の良い成分とは、香り・色艶・腐りにくい成分などのことです。
人工乾燥された木は、香りと言うより変な匂いがしますし、せっかくの木の色があせて艶もありません。大事な腐りにくい成分がないと・・・。
耐久性は、一本の長い丸太から製材するのにも、家の使う場所によって木の取り方があり、芯材(赤身)や辺材(白太)も使う場所に応じて、正しく木を使うことが大事なのです。これを適材適所と言い、どこに使うか関係無しに寸法だけ満たすよう製材された木材では、適材適所とは言えません。
ですから、ここの山に必要な木を言うときには、設計図面と木材リストを渡し、どこに使う木なのかを良く把握した上で、たくさんある丸太から選別され、正しく木取りされるのです。
当たり前のことだと思われるかもしれません。昔は当たり前でしたが、今は・・・。しかし、昔も今も関係なく木を使うからには、また木の本質を生かすためには重要なことであり、この山(林業家)はそれにこだわっているのです。
では、このこだわりの木は高いのか?と言うと、そうではなく普通の杉と同じです。木の値段の話は改めて書きますが、上記の強度・乾燥・耐久性が木の値段に反映されることはほとんどなく、そういった木の本質とは違う見方で木の値段が決められているからです。
自分の山の木を、なるべく安く、木の見える家に使って欲しいという林業家の願いから、こういう風に木を用意してくれるというわけです。家を建てる側からすると、どこのどんな木がくるのか分からないという心配がなく、信頼できる木が割安に手に入るという安心感があります。(と言う声が多いです。)
写真は、このお客様の家のために丸太を選別して製材され、天然乾燥しているところです。ここに積んである構造材(柱・梁など)は、3ヶ月間ほど天然乾燥されます。
これらの木が乾燥を終えて運ばれてくるのが、お客様も私もとても楽しみです。
2007/05/21のBlog
[ 16:10 ] [ 地域情報 ]
富山県の田植えのピークは、5月中旬です。県内のほとんどの田んぼで、田植えが終わっています。
田植え前、田んぼに水が入ると田園風景がガラッと変わりますよね。
今日ご紹介するのは、八尾町三乗(みのり)地区の棚田です。日本の棚田100選にも、選定されているんですよ。
三乗地区という名称は地図にはありません。この棚田が、いくつかの部落にまたがっているからつけられた地区名であり、八尾町の三和・乗嶺あたりに位置します。
ここの棚田は、広範囲に広がっているのですが、田んぼの面積より畦部分の占める面積の方が大きく、耕作地としては決して好ましい場所とは言えないのだそうです。
棚田といえば、地形なりにくねくねの田んぼというイメージもありますが、ここは四角い形の田んぼが斜面なりに段々とあるという感じです。
条件が悪いことを整備されたのであり、地域の組合が中心になり維持管理が行き届いていますので、しっかりとした営農が続けられているのです。
また、周辺地域を含んだ農村風景としての美しさが、八尾町の重要な景観となっています。
棚田には、食料の生産という目的の他にも大事な役割があります。
自然環境の保全・洪水などの災害防止、水の貯留・水質浄化、稲作技術・民族文化の継承、そして独特の景観美などなど。
森林も大事ですが、棚田・田んぼも含めて、後世のためにきちんと守っていくべきなのですね。
富山市の中心部からでも、ここまで(車で)30~40分ほどで来れますので、たまにはドライブがてらに、のんびりとした農村風景を見に行くのも良いですよ。