ニックネーム:   パスワード:
| MyDoblogトップ | Doblogポータル | Doblogガイド | ユーザ登録 | 使い方 | よくある質問 | ツールバー | サポート |
木の家づくりに役立つ 草野鉄男建築工房 のブログ
Blog
[ 総Blog数:573件 ] [ このMyDoblogをブックマークする ] [ RSS0.91   RSS1.0   RSS2.0 ] [ ATOM ]
2008/03/28のBlog
さあ、新しい家の現場報告がスタートします。苗加の家です。
この家の柱・梁といった構造材の天然乾燥が終わり、大工さんの作業小屋に運ばれてきました。
機械に頼る人工乾燥でしたら、1週間や10日間では乾燥を終えますが、天然乾燥ですからもっと月日を要します。
この家の構造材の準備が始まったのは、昨年の暮れ頃からです。家の間取りと空間が決まると、必要な柱・梁を木拾いして、山(林業家)に準備を始めてもらいます。
山(林業家)では、図面と木拾い書を見ながら、たくさんある丸太から適材適所に選別して、必要な大きさに製材します。そして最低3ヶ月間、天然乾燥されるのです。
上の写真で、左側に太い正方形の材料が4本積んであるのが、お分かりいただけますでしょうか。この材料が、この家の通し柱です。太さは、6寸(18cm)角あります。
その隣(右)に、これも4本積んでありますが、この家の吹抜け(この家には、吹抜けがあります。)の廻りに取り付く大きな梁で、大黒柱と同様にこの家の中心の見せ場になり材料と言えます。
そのまた右隣(写真中央より右)に、長い梁が何本も置いてあります。手前から奥まで、ずっと1本の長ーい梁ですよ。こういう長い材料を製材してくれるのも、この山の特徴の一つなのです。
下の写真、これらもこの家の材料ですし、この2枚の写真以外にもまだまだあります。
下の写真の奥の方に、通し柱よりも太い材料が2本積んであるのが見えています。これがこの家の大黒柱で、8寸(24cm)角というとても太い柱です。
ここでご紹介したことは、他の家も同じです。しかし唯一違うことは・・・、木の表情(色味や節や木目など)です。(自然素材の本物の木ですから、当たり前のことです。)
太さや長さは、構造的にどの家も共通なのですが、この家だけの世界中で1本しかない材料なのですね。
最後に、人工乾燥すれば早いのに、時間をかけて天然乾燥する理由は・・・。
人工乾燥すると水分が早く抜けるのですが、木の良い成分(色艶・香り・防腐効果など)まで一緒に抜けてしまうのです。それに対して天然乾燥は、水分は抜けているが木の良い成分がちゃんと残っているからなのですよ。
新しい家の木が運ばれてくると、ワクワクして早く見に行きたくなります。それは、他の家も同じ山の木であっても、いつも同じような構造部材だとしても、世界に1本しかない木だからです。私よりもっとワクワクするのは、この家のお客様でしたね。
この家は、どんな家に出来上がっていくでしょうか。では、このあとの現場報告もお楽しみに!
2008/03/21のBlog
[ 17:31 ] [ 最近完成した家 ]
今日は、東石金の家の茶の間をご紹介します。この家では、茶の間という昔風の部屋の名称にしましたが、普通の家でいうリビングです。
今はもう、ほとんど使われなくなってしまった茶の間ですが、でも何か趣を感じさせる言葉ですよね。一家団欒というイメージに、ピッタリだと思いませんか?
リビングはタタミ敷きで、茶の間に卓袱台(ちゃぶだい)を置いて、みんなでご飯を食べるような・・・、というこの家のお客様のご要望をそのままに、茶の間という部屋の名称にさせていただきました。
茶の間の奥に、前々回ご紹介したキッチンが見えています。キッチン側から引戸が見えていて、その戸を全開し向こうにある部屋とつないで使う・・・、と書いていた部屋がこの茶の間だったのです。
茶の間は8帖の広さがありますが、上の写真のようにキッチン側だけでなく、茶の間の左右にある引戸も開けた状態にすると、8帖どころではないとても広々とした部屋になるのですよ。
この家も、1~2階のほとんどに床暖房してあります(タタミの下も)ので、冬だからといって戸を閉める必要もなく、ほとんどは上の写真のように開放して使っておられます。
下の写真は、卓袱台ではありませんが、家の構造材から床・天井などの板と同じ山の木で造ったテーブルです。
上の写真を撮影した完成時には、ありませんでした。しばらくしてから、やはり同じ山の木でテーブルを・・・と、木を山に注文して大工さんに造ってもらわれました。
これ以外に、書斎の机なども同じようにして造ってもらったことは、以前にも紹介しましたが、今現在お子様用の本棚兼ランドセル入れを造る計画中です。
それは、家を建てるときだけでなく、その後に置く家具なども、いろいろ考えておられるということですね。
見た目の色やデザインもそうですが、有害物質のことや環境に優しい材料を使うことにこだわっておられるお客様なのです。
タタミが敷いてあって、本物の木のテーブルを囲んで食事をしたり、一家団欒の時間を過ごしておられる・・・、茶の間でした。
2008/03/18のBlog
[ 17:51 ] [ 地震の話・地震情報 ]
久々に、地震のお話です。今日は、震源と震央について。
地震に関する雑学的な話ですが、興味のある方はお読み下さいね。
震源は、誰でも耳にされたことがあると思いますが、震央は聞きなれない言葉です。
震源とは想像されている通り、地震が発生した地点を指し、地面の中(深さはそれぞれ)にあるのは当然ですね。そして、地点の真上になる地表部分を、震央と呼んでいます。
ですから地震が発生した時、震央の被害がとても大きくなるように思えるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。実際にも、震央と被害の大きかった中心とは、一致しないことも多いのです。
それは、被害の度合いが地盤の性質などの影響を受けるから、と言えます。したがって、地盤の弱い地域では、震央から離れていても地震の被害が大きくなることもあるのです。
1995年に起きた阪神大震災も、震源は明石海峡でしたが、地震を起こした震源断層は神戸の芦屋市付近まで延びていたため、震源から30kmほど離れていた東灘区で被害が大きかったことも、その一例です。
写真は、能登半島地震の時の門前町道下地区です。地盤の弱い地域であったために、被害が大きくなってしまったのもこの地震の特徴でした。
自分の家の地域は、地盤がどうなのか? を知っておくのも大事なことですね。
そのうえで、きちんと地震対策をしておきましょう!
2008/03/14のBlog
前回、トイレをご紹介した蓮町の家です。
今日は、またリビングの方に戻ってきて、リビング横のダイニングキッチンから眺めてみましょう。
以前は、リビングから板の間・和室方向やキッチン方向を見ていた写真を見ていただきましたが、ダイニングキッチンから眺めるとこんな感じです。
キッチンの向こうに、分厚い板で造ったテーブルが置いてありますが、そこがリビングの中心であり、そのまた向こうに板の間・和室と並んでいます。
上の写真と下の写真の違いは・・・、板の間と和室の境の戸が開放されているか、閉められているかの違いですね。
写真であっても、向こうまで見えているのと、戸が閉まっているのとでは、広さの感覚が違うことがお分かりいただけますでしょうか。
以前にも書いていますが、上の写真のようにすべて開放するとLDK+板の間・和室全部あわせて34帖の広さになり、下の写真のように閉じると20帖のLDKになるのです。
実際には、リビングの上が吹抜けになっていますので、またその分よけいに広く感じるLDKなのですよ。
どちらの写真もシステムキッチンが見えていますので、女性の方はそちらの方が気になるのでは?
この家のお客様は、こういうシステムキッチンを選ばれました。
でもこの写真では、システムキッチンにシンクはありますが、コンロがありませんよね。実は、写真の左側にあるのです。
キッチンに関しましては、次回にまた違う写真でよーく見ていただくことにしましょう。
では、次回をお楽しみに!
2008/03/11のBlog
[ 15:34 ] [ 東照宮と日光周辺 ]
今日は、東照宮シリーズ。大猷院の最終回となってしまいました。その最終回に登場するのが、皇嘉門です。
その前に・・・。前回は、大猷院の拝殿と本殿をご紹介しました。その拝殿・本殿の周りの回廊の塀が上の写真です。
外に出て、拝殿と本殿の外観とともに、この回廊の塀を見ながら進んでいきます。
この回廊は、鳩づくしの回廊と呼ばれていて、欄間部分に百態百様の鳩が彫られているのが見ものです。ちょっと足を止めて、ご覧になってみて下さい。
本殿回廊を出ると・・・。
あれっ、今までの東照宮シリーズの中にはなかった様な門が見えてきました。(下の写真)
パッと見ると、竜宮城の門のような感じでもあり、中国風でエキゾチックなことから、別名竜宮門とも呼ばれているのですが、正式には皇嘉門と言います。
実際に、今までの他の門と違い、中国・明朝の建築様式で竜宮造りがしてあります。
外側上部が、大猷院の基調である黒と金で、下部はまばゆい白さの漆喰壁になっていて、内側はろう色をしていて、またその天井には竜宮門と呼ばれるにふさわしい、あでやかな天女の絵が描いてあるそうです。
ただし、この門は立ち入り禁止のフェンスから見ることができるだけで、中に入ることはできません。
この門の向こうに何があるかと言いますと、大猷院の奥院(家光公の墓所)があるのです。残念ながら、そこは非公開となっています。
さて、これで東照宮シリーズの中の大猷院をすべて見終わりました。
あとは、東照宮のみとなりました。東照宮も残りわずかですが、お楽しみに!
2008/03/07のBlog
[ 17:17 ] [ 最近完成した家 ]
前回は、キッチンをご覧いただきました東石金の家です。今日は、脱衣室をご紹介しましょう。
シンプルな脱衣室ですね。これが、本当の脱衣室と言えます。
写真の右端はちょうど木の縦枠部分で切れていますが、そのすぐ右側には、浴室のドアがあるのです。(この家の浴室は、ユニットバスです。)
ここでは、お風呂のための服を脱いだり着たりと、洗濯機が置くスペースのある部屋にされました。
普通なら、ここで顔を洗ったりする洗面カウンターや洗面化粧台も、ここに設置するパターンが多いのですが、その場合のいわゆる洗面脱衣室に対して、洗面の無い本当の脱衣室だということです。
広さはタタミ2枚分ありますが、洗面がないのでその分広いです。写真では、まだ洗濯機を置いていない状態なので、余計に広く感じました。
この部屋も、天井が斜めになっています。以前にご紹介した、物置や子供室でも天井について書いていますが、屋根の野地板をそのまま見せています。
デザインとして見せる目的だけでなく、木が調湿してくれるからです。それは、脱衣室だからではなく、うちじゅうがそうなのですが。
でもやはり脱衣室なので、お風呂上りの時にたくさんの湿気が発生しますが、換気扇を回して湿気を排出する必要がないほどです。床板に天井板(野地板)・柱梁などが、呼吸をしてくれますので。
こういう部屋は一般的に家の北側にあって、湿度が高い状態になりやすい部屋ですから、洗濯機や置いてある物の後ろにカビが生えたりしますよね。
本物の木の家では、そんな心配はありません。これも、住まい手・家そのものにも良い働きをしてくれている本物の木の効果の一つなのです。
そうそう、この家の顔を洗ったりする洗面はどこに? いずれ登場してきますので、お楽しみに!
2008/03/05のBlog
[ 16:25 ] [ 木の家の住み心地を検証する ]
前回からスタートしました、実際に住んでおられるお客様の声・データーを基に、「木の家の住み心地を検証する」の2回目です。
今は冬なので、上の写真の家(吹抜けのある木の家)の温度をご紹介しています。(この家の間取りや暖房器具については、1回目をお読み下さい。)
1回目の前回は、外気温が少し暖かい場合として、この家に置いてある温度計を見ていただきましたね。外気温が4.6℃の時、1階リビングの温度は23.2℃・そのずっと上にあるロフト(棟木)の温度は22.5℃でした。
2回目の今日は、外気温が氷点下の場合です。(下の写真)外気温が-1.9℃の時、1階リビングは19.3℃、ロフト(棟木)16.7℃になっています。
前回の温度より下がっていますが、それでも1階リビングで20℃近くありますね。
前回書いていませんでしたが、いつの温度(撮影された時刻)なのかについて、付け加えておきます。
1回目の外気温が4.6℃の時は、午後9時。まだ、家族みんな起きている時間帯ですね。そういう意味では、人が活動している熱や夕飯の調理の熱・照明器具の熱なども、少しは影響しています。
それに対して、2回目の外気温-1.9℃の時は、午前6時。一日のうちで一番冷え込む明け方であり、朝起きた直後の温度ですね。当然、1回目の室温より低くて当たり前です。
外気温が低いからというのもありますが、起きるまでみんな寝静まっているため、上記の熱の影響がない分も含めて、1回目と2回目の温度差になっています。
その後、みんなが起きて活動を始めて朝食を作ったりすると、室内の温度がだんだん上がってくるそうです。
それにしても、朝起きて19.3℃もあれば暖かいですよね。
もう1つは、前回1階リビングとロフト(棟木)の温度差が、非常に少ないと書きましたが、今回は少し温度差が生じていますね。前回の温度差0.7℃に対して、今回は2.6℃あります。
やはり、1階リビングの熱は上にあがっているのです。寝静まっていると、上記にあげたような熱がないので上にあがる分が少ないが、それが発生してくると上にあがってロフトの温度を上げているということです。
ただ、それにしても2.6℃の温度差しかないというところが凄いです。(高低差6mもありながら。)
普通なら、吹抜けの下のリビングの室温の方が低くて、上にあるロフトの方が高くなってしまうのに対して、1階リビングもロフトもほぼ同じか、温度差が生じても下の方が暖かいのですからね。
このように、大きな吹抜けがあっても、とても快適に暮らしておられる、本物の木の家でした。
2008/03/03のBlog
[ 18:17 ] [ 地域情報 ]
久々の地域情報ですが、明るい話題ではありません。
2月24日、富山県黒部市生地から入善町芦崎で、日本海の発達した低気圧の影響で高波が発生し、建物の全半壊・浸水や人的被害を受けてしまいました。
その後のまとめによりますと、黒部や入善だけでなく朝日町や伏木なども含めた富山県全体の被害は、下記の通りです。
人的被害が、死者2名・重軽傷者16名。建物の被害が、全壊8棟・半壊~一部損傷46棟、床上床下浸水が197棟という大きな被害でした。
入善町のお客様の家は、大丈夫であることを確認済みで安心していたのですが、何軒か仕事をしてくれた大工さんの家がこのすぐ近くにあり、多分大丈夫という情報は聞いていましたが心配しておりました。
それも含めて、被害を受けられた方々には申し訳ありませんが、高波が建物・構造物に及ぼす被害とはどういうものなのか、見に行ってまいりました。
大工さん宅をめざして行くと、やはりそこは入善町芦崎だったのですが、幸い大丈夫でした。しかし、その先にはたくさんの車が道路に駐車してあり、その向こうには仮設テントも見えてきました。
そこを進んで行くとすぐ海に出て、そこに信じられない光景が目に入ってきたのです。
地域住民の方、消防隊・ボランティアなど多くの方が、跡片付けをしておられました。幸い昨日の富山は、青空が広がり気温も10℃を越えて3月下旬波の暖かさでした。
車を降りて、護岸堤防から海側を見たのが1枚目の写真です。海の波打ち際に造られたコンクリートの構造物が、いとも簡単に破壊されたかのように、あちこちに転がっています。どこにあったコンクリートなのかも、分からないほど。
海においてあるテトラポッドを見ると、部分的に数が少ないところがあることが分かります。何と、ここにあったテトラポッドも、あちこちに散らばっているのです。
それは、堤防より海側だけでなく、堤防を乗り越えて陸側の歩道・道路にまで、コンクリートの断片やテトラポッドがありました。
2枚目の写真に、歩道に大きなコンクリートが落ちていますね。写真を写している私の背中には、テトラポッドが3個ほどあったのですよ。本当は、道路にもいろいろなものが散らばっていたのでしょうが、車が通れるように片付けられたから何も落ちていないのです。
こんな重たいものが、高波にのって浮いている状況を想像すると、とても怖くなってしまいました。
建物の方は、2枚目・3枚目の写真でお分かりのように、一番海側の家はほとんど全壊だったのでしょう。もう綺麗に片付けられています。
その次に建っている家が、半壊や一部損傷しているのが、ここから見ていても分かりました。そこから向こうの家は、大丈夫なように見えますが、床上床下浸水した家が多数あるのです。
ここら辺は、ほとんど海と同じ状態になっていたのでしょう。そして、高波をまともに受けてしまった家は一瞬で、もしくは何回か押し寄せる高波のせいで崩れてしまったのでしょう。その破壊力は、大地震の揺れも比べものにならないほどですね。
昔に比べると、このように護岸整備されたおかげで、こういう高波の被害が減っています。
しかし、今回の高波の原因となった低気圧、そして温暖化による海面上昇など、地球の環境破壊によって異常気象になりやすく、こういうことが起きやすくなっているとも言えます。
海の近くに住む人だけの話でなく、環境のためにできるだけの多くのことを実践していくことを誓い、被災地をあとにしたのでした。
2008/02/26のBlog
[ 18:51 ] [ 木の家の住み心地を検証する ]
今日から、新しいジャンルをスタートします。タイトルは「木の家の住み心地を検証する」です。
木の家は暖かいとか涼しいとか、他にも本物の木が、いろいろな面で住まい手に優しい言いますが、実際はどうなのでしょうか?
これに関しては、住んでおられる本物の木の家を訪ねて、体験することが一番です。(体験されたい方は、メールなどにてご連絡下さい。)
しかし、体験することができない方のためにも、このブログを通してお伝えすることができればと思い、このジャンルを作りました。
実際に、本物の木の家を建てて住んでおられる方の声を基に、木の家の住み心地について書いていきますので、興味のある方はお読み下さいね。
「木の話」のジャンルでも、木は五感に優しいなど書いており似たような内容も出てきますが、このジャンルではあくまでも実際に住んでみられたお客様の声・体験談です。
さて、今は冬ですから、木の家は暖かいのかどうか?
今年は、いつまでも寒いですね。富山でも、例年よりも雪は全然少ないですが気温が低いです。週間天気予報でも、最低気温が氷点下になる日がまだ続きそうです。
本物の木には、温もりや暖かさを視覚・触覚で感じる効果があるのは事実ですが、家そのものが暖かくなるかどうかは、間取り・暖房器具・諸条件など家によって違ってきますのでご了承下さい。
ここでは、上の写真にある家の例という意味でのご報告です。
この家は1階の中央にリビングがあって、その回りにダイニングキッチンや座敷・おばあちゃまの部屋が並んでいて、写真のようにいつも開放的に使っておられます。
また、リビングの上は吹抜けになっていて、2階の寝室・子供室までつながっており、うちじゅうで一室の大きな部屋という感じです。(家族それぞれが、寝る時だけ戸を閉めます。)
こんな大きな吹抜けがあると、寒そうに感じるかもしれませんね。現実的にも、こういう家で暖房器具がファンヒーターやエアコンだと、暖かい空気が上に行ってしまい1階リビングは寒くていられないでしょう。
この家の暖房は・・・床暖房です。床暖房のみで、それ以外に補助的な暖房器具なども一切ありません。ただし、1階の部屋も2階の部屋も床暖房してあるのはもちろん、廊下・脱衣室・トイレなどもすべて床暖房してあります。
どの家にも吹抜けがある訳ではありませんが、吹抜けのある間取りにされた場合は、床暖房か薪ストーブで暖房することが必須条件です。
では、この家の温度は・・・下の写真に、この家に置いてある温湿度計が写っています。1回目の今日は、外気温が少し暖かい時の温度を見ていただきましょう。
外気温が、4.6℃ですから暖かい日とも言えませんが、氷点下に比べるとだいぶ違いますよね。この時の室内温度は、1階リビング(吹抜けの真下)で23.2℃もあって、とても暖かいですよね。
もう1つの温度は、ロフト(棟木)と書いてありますが、リビング上の吹抜けの一番高い所にあるロフト部分のことです。そこにこの家の棟木がありますので、そこに温度計がセットされているのです。(そのロフトとは、上の写真にも写っていないまだ上の方。)
そこの温度も、22.5℃もありますね。(ロフトは、床暖房してありません。)1階リビングとロフト(棟木)とは、高低差約6mもあります。これだけの高低差がありながら、温度差が0.7℃しかありません。
この上下の温度差が少ないのには、私もビックリしました。真夏も、温度差がほとんど無いのです。(夏にまたご紹介しますが。)
本当に、吹抜けがあるとは思えないほど、暖かい家ですよね。
では、外気温が氷点下になったらどう変化するのでしょうか? 次回は、それをご報告します。
2008/02/22のBlog
[ 18:17 ] [ 最近完成した家 ]
今日は、蓮町の家のトイレをご紹介しましょう。
上の写真と下の写真の両方を見ていただきますと、トイレ全体の感じが分かると思います。
広さは、タタミ1帖にもうタタミ半分を足したスペースになっていますので、いわゆる0.75坪という大きさです。
本物の木を天板に使用したカウンターの上に、信楽焼きの手洗い器が取り付けれれています。
天板は厚さが6cmあり、端っこ(手前側)は丸太の丸みが残っている板を使っています。家の構造材(柱梁)から床板・天井板もそうですし、こういう造り付けの板まで、うちじゅうの材木に同じ山の木を使用しているのです。(他の家も同じです。)
信楽焼きの手洗い器は、インターネットで購入することも可能な商品ですが、このお客様は写真だけでなく実物を見てから購入しようと、作っている工場というかお店まで行って買って来られました。
こういう、分厚い本物の木の天板に信楽焼の手洗い器が取り付けられているパターン、他の家でも似たような感じのトイレが登場していますが、こういうカウンター形式を望まれるお客様が多いです。広さにゆとりがあって、本物の木のぬくもりもありますからね。
ただし、トイレの入り方や便器の向き、カウンターの取り付く位置がその家によって違いますから、その辺がちょっと変わっただけでも雰囲気は違っています。
この家のお客様は、トイレの床をタイルにされました。黒い石調の大きなタイルが見えています。
黒い石調のタイルにすると、より和風の感じと高級感があり、料亭か居酒屋のトイレみたいではありませんか。
ただタイルの場合、冬は冷たい・寒い感じがするということもありますが・・・、ご心配なく。このタイルの下にも床暖房してありますので、とても暖かいトイレなのです。
この家のお客様は、こんなトイレにされたのでした。
2008/02/20のBlog
[ 17:34 ] [ 東照宮と日光周辺 ]
今日は、東照宮シリーズ。東照宮の方は、前回で唐門~本社まで行きました。
本社を拝観した後は、その横にある新たなゲートをくぐって、いよいよ家康公が眠っておられる東照宮奥社へ行くことになります。
ここだけは、一番最初に買った拝観券とは別料金になりますのでご注意を。別料金のところだから、見なくていいやと通り過ぎてしまうと、せっかく行った東照宮の一番肝心なところを、見逃してしまうことになりますよ。
奥社は次回ご紹介しますが、その前にも必見のポイントがあるのです。ゲートをくぐってすぐの、回廊の欄間部分にはめ込まれている眠り猫です。(上の写真)
東照宮に膨大な数のある彫刻の中でも、一番有名な彫刻なのです。作者は、左甚五郎と伝えられています。
これ以外にも、欄間部分に彫刻がたくさん施してありますから、知らないと見逃してしまいそうにも思えますが、ここで眠り猫の写真を撮っている人が必ず何人かいますので、何を撮っているのだろうと気付くはずです。
先ほども書いたように、東照宮の数ある彫刻の中で猫はこの一匹だけであり、また眠っているというのもこれだけなのです。
そして、この眠り猫の裏側には雀の彫刻があります。雀が遊んでいる姿が、彫られています。(下の写真)
眠り猫の裏に、遊んでいる雀・・・その意味するものは、猫が起きていれば雀は食べられてしまうが、眠っているので安心して遊んでいられる。
つまり、東照宮では猫も居眠りして雀と共存共栄できるという、平和のシンボルだったのです。
さて、次回は東照宮奥社へと進んでいきますね。
2008/02/18のBlog
現場報告で紹介してまいりました、下新町の家が完成です。家が完成して引越しする前に、どの家でも行う恒例の行事があります。
以前から、このブログをご覧いただいている方は、もうお分かりでしょう。そうです、床に米ぬかワックスを塗るのです。
既に何度か書いていますが、この米ぬかワックスは、米ぬかから抽出した油に杉の油などもブレンドし、100%自然素材の液体ワックスなのです。
この家の木を用意してくれた山(林業家)が、材木だけでなくワックスにまでこだわって出来上がったものであり、杉の良さをより引き出してくれます。
このワックスを、この家(木)と共に長く暮らしていくお客様に塗っていただくのです。
ただ、タタミ以外のほとんどの床は杉板ですから、塗らなくてはいけない面積がとても多いため、この家を造ってくれた大工さんなど職人さんたちに手伝ってもらって、みんなで米ぬかを塗るという恒例行事になっています。
上の写真は、この家の旦那様が塗っておられるところです。収納の扉を開けて、その下まで塗り残しのないように、力をこめて塗っておられます。
下の写真は、この家の奥様がお子様と一緒になって、「ヨイショ、ヨイショ。」とリビングテーブルに塗っておられる姿が微笑ましいですね。
もちろん、小さなお子様は力もなくすぐに飽きますが、少しでも体験させることはとても良いことです。
そしてこのお客様のように、まず親が家を大事にする姿を見せることも、もっと大切なことであり、その後姿を子どもは見ています。
この家に一番長く住むのは、このお子様です。この両親以上に、この家を大事に長ーく使ってくれることでしょう。
このお客様だけの、本物の木の家が完成しました。では、完成写真をお楽しみに!
2008/02/15のBlog
前回に引き続き、造り付け家具のご紹介です。
早速ですが、前回の問題の答えを見ていただきましょう。
1枚目の写真・・・信楽焼きの手洗い器の横においてあった、木でできた小物が壁に付いています。
答えは、タオル掛けでした。
コメントにも書いていただきましたが、トイレットペーパーを取り付ける紙巻器だと思われた方が多いようです。
最初から、タオル掛けと分かっていたので、そう思わなかったのですが、そう言われると似ていますね。
2枚目の写真・・・バルコニーで使うものとは、ご覧のように物干し竿を掛けるための木でした。
これを2個取り付けて、物干し竿を掛け渡すのです。木に、2つの欠きこみがありましたが、1つはバルコニーの板に取り付けるためのもので、もう1つは竿を掛けるための欠きこみだったという訳です。
こういうところに取り付ける金物もあるのですが、できれば木で造ってほしいというお客様のご要望で出来上がった物干し竿掛けなのです。
これを造らなければ、ただ捨てられるだけの木の切れ端が、こういう風に役立ってくれました。
おまけに、もう少しご紹介しましょう。
3枚目の写真・・・見てお分かりの通り、脚立ですね。
この家の中に、この脚立が2個あります。脚立専用で使うものと、脚立兼椅子として使う場所もあります。どこにあるかと言うと、脚立が必要になる高いところまで物を置ける収納の中にこの脚立があるのです。
4枚目の写真・・・前回もったいぶってチラッとだけ見ていただいたキッチンの全体です。
これは、大工さんが造ってくれたキッチンで、IHヒーターや食洗器が組み込まれているのはもちろんですが、引出しなどの収納部やオープンのまま使う部分などのレイアウトは、この家の奥様が自分の使いやすいように考えらました。
キッチンの反対(写真ではキッチンの右)側には、大工さんが造った大きなキッチン収納もあるのですよ。
これらの他にも、ご紹介したいものがたくさんあるのですが、また徐々にご紹介していきますね。
2008/02/14のBlog
現場報告でご紹介している「下新町の家」が、完成間近となりました。
この家も、天然乾燥された国産材を使い、伝統的な工法の良さをとりいれた、丈夫で長持ちする、本物の木の家です。
構造見学の案内にも書きましたが、大きなタイコ梁が縦横に架け渡された小屋組みが力強さを感じさせ、とても見ごたえのある空間になっています。
本物の木だけで造る家、伝統的な工法の家を、ご覧になってみたい方・興味のある方は、お見逃しなく!
「下新町の家」完成見学のお知らせ
場所 富山市下新町
現場の詳しい場所につきましては、お申し込み後にご案内させていただきます。
期間 2008年2月9日~2月14日まで

都合により、見学会という形式ではなく、見学希望のお申し込みをされた方のみの見学とさせていただきますのでご了承下さい。
見学期間は上記の通りで、土曜日曜・平日を問わずご希望の日時をお申し込み下さい。
お申込み・お問合せは、草野鉄男建築工房までメールまたはお電話でどうぞ。

上の写真は、この家の外観をチラッとだけお見せします。
この家のお客様、こだわりの和風の外観が特徴です。家全体では、どんな感じに出来上がっているのでしょう?
下の写真は、リビングにそびえ立っている大黒柱です。この家のリビングは、2階にあるのです。
2階のほとんどがLDKになっていて、なおかつ屋根の裏まで空間が広がっています。とにかく、広いの一言!
家全体の外観・広い内部空間は、完成した家を見てのお楽しみ・・・です。
2008/02/12のBlog
現在、完成見学を開催中の下新町の家です。工事は、細かい部分を残してほぼ完成しています。
この家では、テーブルや収納などはもちろんのこと、それ以外にもいろいろな物を大工さんに造ってもらいました。
アイディア満載の家という感じで、完成後に家具屋さんやホームセンターで買ってくる物は何も無い、と言ってもよいほどです。
それらのすべては、いずれ完成写真で詳しくご紹介していきますが、ここでは少しだけご覧いただきましょう。
リビングテーブル(床に座布団で座る低いテーブル)を造ったのはもちろん、1枚目の写真の食堂テーブルも造られました。テーブルの横には、ベンチがありますね。
このベンチだけでも、3人座ることができます。反対側に置く椅子は当初家具屋さんで買われる予定でしたが、やっぱり同じ木で造った方が・・・と考えておられるようです。
ただし、テーブルや棚などは問題ないのですが、椅子やベンチというのは座り心地という点もあって、大工さんの手造りでは難しい部分もあります。単純な形式であればいいのですが、座り心地や複雑な椅子を要求するのであれば、家具屋さんの方が良いでしょう。
1枚目の写真で、食堂テーブルの奥に白い天板のキッチンが見えていますよ。これも、大工さんに造ってもらったキッチンなのです。
ダイニング側から見ると、キッチンの左にある飾り棚(これも大工さんによる造り付けです。)と一体化しています。この家のお客様のご要望で、そういう風に造りました。
これをキッチン側から写しているのが、2枚目の写真です。(もったいぶって部分的に写しています。)大工さんの手造りであっても、食洗器やIHヒーターが組み込まれているんですよ。
3枚目の写真は、トイレの中にあるカウンターに信楽焼きの手洗い器が取り付けられています。このカウンターは、テーブルと同じで厚さ12cmの板で造ってあります。
さて、ここで突然問題です。
1問目・・・手洗い器の左側にに木で造られた何か小物が置いてあります。ここに取り付いているのではなく、ただ写真を撮る時にここに置いただけです。
さて、これは何でしょう?(ヒントは、あくまでもトイレ内に取り付けるものです。と言えば分かってしまうかな?)
2問目・・・4枚目の写真のタタミの上に置いてあるものは、何でしょう?(これは、タタミの上に置いて写しましたが、実際にはバルコニーで使うものですよ。)
こんな風に、現場で出る木の切れ端も有効利用しながら、たくさんの物を造った家なのです。
こういう類の物は、その家のお客様のご要望にあわせて造りますので家によってさまざまですが、どの家も共通なのは、柱梁の構造材から床や天井の板に今日ご紹介しているテーブルや小物まで、すべて同じ山の木で造ってあるということです。
では、問題の答えは、次回に!